「核兵器廃絶・平和建設国民会議(KAKKIN)女性懇談会」の皆さんが敦賀発電所を視察

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「政治資金規正法の一部を改正する法律案」(自由民主党・無所属の会提出)が成立「してしまいました」。
 
これに先立つ参議院では、浜野よしふみ議員(電力総連組織内議員)が国民民主党を代表し、本改正法案に対する反対討論を行い、冒頭、
 
「今や、幾多の先人の努力の積み重ねにより築き上げられてきた議会制民主主義や政党政治は、その土台を大きく突き崩されかねない極めて憂慮すべき事態となっている。政治家にとって国民の尊敬と信頼が最高の基盤であることを忘れ、政治家が政界内部にのみ配慮するようになると、国民の常識と遊離することになる」
 
「これは、現状のことを言っているのではありません。平成元年、リクルート問題等による政治不信が高まる中、竹下総理から諮問を受けた『政治改革に関する有識者会議』がまとめた提言の一部です。平成の時代が過ぎ、令和の世になっても、またもや政治が、先達の警告した『憂慮すべき事態』に陥ってしまっていることを遺憾に思います。」
 
との言葉から始まり、真相究明や政策活動費などの点を挙げ、法案に反対する理由を述べられました。
 
なお、浜野議員の反対討論全文は以下リンクをご覧ください。
 
 →【国民民主党HP】浜野よしふみ議員が政治資金規正法改正案に対する反対討論」はこちら
 
また、昨日は3年ぶりの党首討論が行われ、同じく国民民主党の玉木雄一郎代表からは、
 
世界に冠たる日本をつくっていくためには、世界に範たる日本である必要がある。
そのためには、政治が規範を見せていかなければならない。
いまの日本政治は規範が失われている。
日本政治に規範を取り戻すために、総理に職を辞することを改めて求め討論を終わります。
 
と結び、四面楚歌の岸田首相にレッドカードを突きつけました。
 
今国会の会期末は6月23日。
 
さて、私のほうは昨日、水曜日恒例の辻立ちからスタートした後、3月定例会で新たに設置した「新幹線開業後まちづくり特別委員会」の傍聴、「核兵器廃絶・平和建設国民会議(核禁会議:KAKKIN)」の敦賀発電所視察対応と続きました。
 
核兵器廃絶に関しては、今定例会において、原水爆禁止福井県協議会から「日本政府に核兵器禁止条約の参加・調印・批准を求める請願」が提出されているところですが、「脱原子力社会」を熱望する原水禁と違い、私は、結成から今日まで、一貫して「核兵器廃絶」「被爆者支援」「原子力平和利用推進」に向けた活動を進め、平和建設の実現に取り組んでいる「KAKKIN」の考え。
 

【日本原電 敦賀原子力館にて説明を聞く「KAKKIN」の皆さん】
 
核兵器廃絶運動に関しては、1954年3月1日に発生した第五福竜丸ビキニ被災事件の後、日本国内での原水爆禁止に向けた機運の高まりを受け、原水爆禁止署名運動全国協議会が結成され、全国で2000万もの署名を集めたものの、早々に共産党がこの運動を仕切るようになり、その活動は本来の趣旨から外れた反米闘争強化路線となり問題視されました。
 
このような状況下の1961年11月15日、核兵器禁止平和建設国民会議(核禁会議)は「いかなる国のいかなる理由による核兵器も許さない」「特定政党および政治勢力の干渉と支配を受けない」「人道主義を基調とする」という立場に立つ学者・文化人・民間団体・婦人団体・労働組合等が結集し「再び核兵器が使用されることのない平和な社会の建設」を目指し結成。
 
そして、2014年1月に、名称を核兵器廃絶・平和建設国民会議(KAKKIN)と変更して今日に至っています。
 
・自由と民主主義を育て、守り、人間の尊厳を最重視する。
・社会正義の追及によって公正、安全な社会の実現を目指す。
・左右の全体主義に反対し、特定イデオロギー及び政治勢力の支配をうけない。
・いかなる国の核兵器、核実験に反対するとともに、原子力の平和利用を推進する。
・平和建設の意思を堅持し、日本の平和、世界の平和に寄与する。
 
の運動理念を掲げ、運動を推進しているKAKKINに、私も以前から考えをともに活動に参画する次第であり、先の請願についても当然反対する立場。
 
このタイミングでKAKKINの皆さんと意見交換できたことを有意義に感じるとともに、昨日視察いただいたことが、今後のKAKKINの活動、発展に資することを祈念する次第です。
 
中国が核兵器の増強を進めるとのニュースもあったところですが、同じ「核兵器廃絶」においても「KAKKIN」と「原水禁」では考えが異なるもの。
 
参考まで、両団体のホームページをご覧いただければ、トップバナーでその違いが分かるかと思います。
 
以下にリンクしますので、以下ご覧いただければ幸いに存じます。
 
 →核兵器廃絶・平和建設国民会議(KAKKIN)
 →原水爆禁止日本国民会議(原水禁)

敦賀発電所2号機の審査に係る「多くの疑問」

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敦賀以西は「小浜・京都ルートしかない」。
 
昨日注目の、北陸新幹線の大阪延伸を議論する与党の整備委員会で、敦賀から先は現行の「小浜ルート」を堅持し、2025年度の着工を目指すと改めて確認。
 
石川県の一部関係者などから、東海道新幹線の米原(滋賀県)につなぐルートへの再考を求める声が上がるなか、与党の姿勢を明確にするとともに、西田昌司委員長(参議院・京都府選出)は会合後の取材で「米原ルートは、システムや東海道新幹線の容量の問題がある」と述べ、再考を否定しました。
 
会合では、来年度着工に向け、年内に駅位置などを含む詳細を決める方針を共有したともあり、いよいよ敦賀以西の計画が具現化することを期待する次第です。
 
さて、北陸新幹線開業は、ここ敦賀にとって「歴史の転換点」となった訳ですが、産業基盤という観点からも、地元にとって欠かせないのは「原子力」。
 
先のGX実行計画にあった「最大限活用」を踏まえ、さらには電力需要が増加予想の中で迎える次期「エネルギー基本計画」見直しにおいて、「原子力発電」は将来に亘るベースロード電源として明確に位置付けられるべきと考える次第ですが、日本原電の敦賀発電所2号機(敦賀2号)もその一助を担うべく、早期の再稼働が待たれるところ。
 
敦賀2号に関しては現在、原子力規制委員会の審査が進められており、状況はこれまでもお伝えしている通りでありますが、ある方からのご紹介で関連記事が掲載されていることを知りました。
 
その記事とは、国際環境経済研究所理事・主席研究員の竹内純子(すみこ)氏が,敦賀2号審査(共同通信記事)について「NewsPicks」に投稿したもので、有識者からの本質を捉えたご意見と拝見いたしました。
 
こちらは皆様とも共有できればと思い、以下記事を引用掲載いたします。
 

【敦賀2号審査において「活動性を否定できる地点ではない」とされた「D-1(破砕帯)トレンチ」はこれほどまでの調査規模(2023年12月1日の視察時に許可を得て撮影)。】
 
<以下、竹内純子氏の記事引用>
 
原子力規制委員会の行政機関としての活動に、かなり課題があることは以前から繰り返し指摘していますが、日本原電への審査活動を詳細にみると、多くの疑問が出てきます。
 
まず、審査活動の頻度ですが、敦賀2号機の審査は、2023年9月以降、9ヶ月で6回の審査会合と現地調査、現地確認が実施されるなど、他地点と比べ短期間に集中しているように思えます。手厚く審査している、と言うことかもしれませんが、事業者側が規制委員会の宿題に応えるには時間もかかるので、短期間に審査を集中させた理由を聞きたいところです。
断層の活動性と連続性を並行で審査するとされて、連続性については、3月の審査会合で日本原電側から説明、4月現地確認、6月と7月の審査会合でコメント回答という同時並行という慌ただしさ、6月6、7日の現地調査では、連続性のコメントを当初の回答予定時期より早めて7月中旬までに回答するよう求めたようですが、ここにきて何を急に急いでいるのか。
新規制基準への審査については全般的に時間がかかりすぎているのは事実ですが、ここにきて急に半月、1か月を急がせるというのは、何かあるのでしょうか?
 
また、5月で確認は終えた、と規制委員会側から議論打ち切りととれる通告があり、事業者としては、追加調査の結果など説明の継続を主張したとのこと。規制委員会は、「事業者が追加調査を実施するのは否定はしないが、確認は終了したという姿勢を崩さなかったようです。「事業者が追加調査を実施するのは否定はしないが」というのはずいぶんな言い草で、行政機関としての規制委員会に対して、国会がきちんとガバナンスすべきことを示しています。米国の原子力規制では、議会が規制委員会に対してきちんとチェック機能を果たしています。
 
よもや国会閉会中にこれほどの重大な決定がされることはないと思いますが、この不安定な国際情勢の中で、エネルギーという生命線を確保する上で、極めて重大な判断であり、政府・国会でもきちんと議論していただきたい。
 
自民党の「原子力規制に関する特別委員会」が以前出された安全規制に関する提言は極めてよく考えられたものでしたが、改めてあの提言を活かして、より良い規制活動にしていただくことを祈ります。
 
<引用終わり>
 
立場上、これ以上言及することは控えますが、米国の原子力規制と日本とで大きく異なるのは「経済合理性」や(独立性の高い第三者委員会であるが故の)「議会との関係」。
 
皆様におかれましても、この分野の第一人者とも言える竹内氏の「多くの疑問」を胸に留めていただければと存じます。

敦賀2号は「信頼と安心」のマイプラント

ブログ 原子力

本日の福井新聞1面には「活断層否定は困難 建屋直下との連続性焦点」のタイトル。
 
昨日行われた原子力規制委員会の「第1256回 原子力発電所の新規制基準適合性に係る審査会合」に関する記事で、日本原子力発電株式会社(日本原電)敦賀発電所2号機(敦賀2号)の「K断層の活動性評価」に係る審査の結果を報じたもの。
 
私自身もちろん注視していた審査会合であり、敦賀2号原子炉建屋の直下を通る「D-1破砕帯」が活断層か否かについて、①D-1破砕帯の延長線上にある敷地内断層「K断層」の「活動性」、②K断層が原子炉建屋まで延びているかの「連続性」 を論点に審査が進められており、昨日の会合ではまず①について、日本原電からのコメント回答がされた上で、規制委員会の審査チームとの共通理解として確認されました。
 
専門性が高く、膨大であるため、細かな内容まで記載することは控えますが、会合の最後に両者で確認された内容のトピックスだけ掲載いたします(YouTube画面のスクリーンショットより文字起こし)。
 

【原子力規制委員会・原子力規制庁のYouTube画面。昨日の審査会合は約5時間半。】
 
<以下、抜粋引用>
 
日本原電のコメント回答及びK断層の連続性評価に係るスケジュール等について議論を行い、以下の事項について、審査チームと事業者との間で共通理解となっていることを確認した。
 
[I.本日の審議結果]
 
1.K断層の活動性評価に係る事業者からのコメント回答
(1)事業者からのコメント回答に関し、審査チームから、以下の事項について確認した。
 ・事業者が、地層の堆積年代で示している凡例のうち、「不整合境界」については、時間間隙の程度に関わらず、堆積構造の観察結果で認定していること…など他3項目
 
(2)審査チームは、これまでのK断層の活動性評価に係る指摘事項について、事業者として全て回答していることを確認した上で、設置変更許可申請書及び補正申請書(以下、「申請書」という。)の内容について、事業者から説明を終えたことを確認した。一方、事業者からは今後引き続き、調査等 に取り組みたい旨の申し入れがあった。
 
(3)審査チームは、申請書におけるD-1トレンチの北西法面、原電道路ピット及びふげん道路ピットにおけるK断層の活動性評価について、3層の堆積年代が後期更新世以降である可能性が否定しきれていないこと等から、活動性を否定する地点として妥当とはいえないことを言及した。
 
2.今後の審査の進め方
今後の審査会合の進め方に関し、審査チームとしては、以下の事項について確認した。
・現地調査について、K断層の連続性評価に係る地質データの確認を目的として、6月6日及び7日に実施すること。
・K断層の連続性に係る規制庁職員による現地確認(4月17日、18日及び25日)の確認できなかった事項については、基本的には6月の現地調査において説明すること。
・K断層の連続性に係るコメント回答について、事業者は、できる限り6月中旬までに回答するとしていること。また、6月中旬までに回答できないものは、7月中旬までに全て回答するよう努力するとしていること。
・次回審査会合では、K断層の連続性に係る審査会合での未回答コメントへの回答についての議論を予定していること。
 
[II.K断層の活動性評価に係る審査チームの確認状況]
 
K断層の活動性評価に係る設置変更許可申請書及び補正申請書については、これまでの審査会合(6回)において、事業者から申請内容の説明及びコメント回答を確認し、また、D-1トレンチの現地調査(1回)を行った。これまでの審議を踏まえ、事業者が行っているK断層の活動性評価に係る審査チームの確認状況は、次のとおりである。
 
1.K断層の分布及び性状
(1)割愛
(2)K断層の走向・傾斜については、D-1トレンチ内で一様ではなく、一部大きく異なるものがみられること。また、K断層による変位については、基盤岩より上位の地層では複数に分岐し、上方に向かって断続的に出現するという特徴を有し、また、K断層による地層の変形については、元の堆積構造が分からない状況において、確かに変形によるものであると科学的に判断することは困難であること。
 
(主要な確認事項)
K断層の活動性評価について、審査チームの主要な確認事項は次のとおり。
i)北西法面でのK断層の活動性評価について、3層中の細区分層は、2.に記載のとおり、地層の分布は面的な拡がりがなく局所的であり、地層境界も複雑で様々な方向に傾斜している。また、変形を受ける前の元の堆積構造がわからないこと等から、これらの地層に認められる傾き等が、変形を受けた 結果なのか、初生的なものか評価することはできないため、K断層による変形を受けた地層と、変形を受けていない地層を明確に分類してK断層の活動性を評価できないことから、3層中のK断層による変位・変形に基づき、K断層の活動性を否定することは困難であると評価できること。
 
ii)北西法面でK断層の上方に見られる割れ目については、K断層の位置や形状が連続的ではなく、変位は上方に向かって断続的に出現するという特徴等を踏まえると、当該割れ目がK断層に関連していないことが十分に示されていないこと。
 
iii)原電道路ピットでK断層の上方延長上に見られる割れ目については、K断層の位置や形状が連続的ではなく、変位は上方に向かって断続的に出現するという特徴を踏まえると、当該割れ目がK断層に関連していないことが十分に示されていないこと。
 
iv)ふげん道路ピット東法面(下段)で基盤面に向かって1層中でせん滅しているK断層については、付近のボーリング孔で確認した結果、基盤岩中で確認したK断層と一連のものであると評価していること。
 
v)K断層の第四系の1層堆積以降の活動回数については、スケッチが限られた範囲しか示されていないこと、鉛直変位量が適切に評価されていないこと等から、断層変位の累積性は認められないとは言えず、K断層の活動回数が1回と評価することは困難であること。
 
以上が、共通認識とされたことの抜粋であり、これをもって①「活動性」に関する審査を一旦終える形となりました。
 
なお、これに関し日本原電は、同じく昨日夜にプレスにてコメントを公表。
 
内容は以下のとおり。
 
(日本原電コメント)
 
敦賀発電所2号機の新規制基準適合性審査に係る当社の対応について
 
当社は、本日、第1256回原子力発電所の新規制基準適合性に係る審査会合において、敦賀発電所2号機の敷地内のD-1トレンチ内に認められるK断層の活動性について、これまでの審査会合や現地調査でいただいたコメント全てに対して回答しました。
 
本日の審査会合において原子力規制庁から、「D-1トレンチの北西法面、原電道路ピット及びふげん道路ピットにおけるK断層の活動性評価については、3層※の堆積年代が後期更新世以降である可能性が否定しきれていないこと等から、活動性を否定する地点として妥当とはいえないこと」との確認結果が示されました。
 
当社はこれまでに、K断層の活動性を否定するために様々なデータを提出してきました。原子力規制庁の確認結果に基づき、追加調査について検討してまいります。
 
当社は、引き続き、今後の審査に真摯に対応してまいります。
 
※3層:D-1トレンチの北西法面において、当社がK断層の活動性を評価した地層
 
以上
 
私の立場から言及することは控えますが、ちょうどこの日のお昼休みは敦賀発電所での活動報告会を開催したところ。
 
ここでは、見直し議論が本格化する次期「エネルギー基本計画」において、今後増加する電力需要をいかに脱炭素電源で賄っていくのか(ベストミックスをベースに)が最重要ポイントであり、この役割を担うのは原子力発電。
 
午後に審査会合が行われますが、日本のこうした現状からも、敦賀2号の再稼働に向け頑張っていきましょうと声掛けした次第です。
 
精神論でどうなるものではないことは百も承知ですが、敦賀2号は私たちにとって、ともに育ち、社員から協力会社の方々まで、皆で大切に運転保守してきたマイプラント。
 
「可能性を否定できない」の一言で、愛車を廃車にすることはできません。
 
今回の審査会合で示された確認結果は極めて残念無念ではありますが、原子力発電を通じて社会に貢献するという意義は不変。
 
これまで幾多の難局を乗り越えてきたよう、「ネバーギブアップ」と「不屈の精神」で科学的・技術的データをもって立証し、審査を突破するのみです。
 

【敦賀発電所での報告会の様子。いかなる状況になろうとも、「信頼と安心」の敦賀2号は誇るべきマイプラントです。】

玄海町が「文献調査」の受入れを表明

ブログ 原子力

昨日の敦賀市議会は広報広聴委員会を開催。
 
主に、市議会だより次号の内容確認と今年度の議会報告会について協議しました。
 
とりわけ、議会報告会に関してはここ2年、全議員が出席し、市民の皆さんにお越しいただく「参集型」と、議員を3グループに分け、市内の団体等に足を運ぶ「出前型」のハイブリッド方式で開催してきましたが、これを踏襲するのか、見直していくのかなどについて様々な意見がありました。
 
まだ内容が固まった訳ではないので、ここで詳細に記することは控えますが、めざす「開かれた議会、より身近に感じる議会」の考えのもと、一人でも多くの市民に参加いただき、関心を高めていただけるよう知恵を絞るのが本委員会の役割かと思いますので、引き続き委員の一人として、趣旨や原則論、ルールを重んじつつ、協議に参画してまいる所存です。
 
さて、同じく昨日の注目は、佐賀県玄海町の脇山伸太郎町長が、高レベル放射性廃棄物等の最終処分地選定に向けた文献調査の実施を受け入れると表明したこと。
 
同町がこれに応募した場合、高知県東洋町(2007年に応募後、取り下げ)、北海道寿都町(2020年10月に応募、調査実施中)、同神恵内村(同時期に国から申入れ・受諾、調査実施中)に続くものとなります。
 
元々、町内団体からの請願があったことからすれば、地域の皆様が特定放射性廃棄物の最終処分と文献調査に高い関心を持っていただいたということであり、また、その後も町議会で議論を重ねたうえでの請願採択、そして脇山町長が前向きなご判断をされたことに心から敬意を表する次第です。
 
この判断に、マスコミはまたまた「核のごみ」のオンパレードですが、さすが正しく表記しているのが「原子力産業新聞」。
 
記事には、脇山町長の判断を受け、林芳正官房長官が記者会見で、玄海町による判断に対し敬意・謝意を表したうえ、「最終処分という国家的課題に対し、社会全体で議論を深めていく上で、非常に重要な一石を投じるもの」と、その意義を強調。海外の処分地選定プロセス事例にも言及し、日本においても「文献調査実施地域の拡大が重要」と、引き続き全国規模で議論していく必要性を述べたとあります。
 
また、地層処分事業実施主体の原子力発電環境整備機構(NUMO)の近藤駿介理事長は、「最終処分は日本社会全体で必ず解決しなければならない重要な課題」との認識をあらためて示すとともに、引き続き「全国のできるだけ多くの地域に文献調査を受入れて欲しい」とするコメントを発表。
 
続いて、電気事業連合会の林欣吾会長からは、「発生者としての基本的な責任を有する立場から、国やNUMOとも連携しつつ、地域の皆様との対話活動を通じて、できるだけ多くの皆様との関心や理解が深まるよう取り組んでいきたい」とのコメントを発表したとありました。
 
以下の図(※1)に示すよう、文献調査は、高レベル放射性廃棄物等の処分地選定に向け、最終処分法で規定された最初の段階であり、関心を示した市町村を対象として、地域の地質に関する文献・データについて机上調査するもの。
 
(※1)資源エネルギー庁「総合資源エネルギー調査会 電力・ガス事業分科会 特定放射性廃棄物小委員会 第3回地層処分技術ワーキンググループ」(2024年5月2日開催)において、資料3としてNUMOが提出した「文献調査段階の評価の考え方」に基づいた評価及び検討のプロセス
 

【文献調査は、3段階の第1ステップ】
 
なお、地域には2年程度の文献調査期間中、国から最大20億円が交付されることを補足しておきます。
 
結びに、原子力立地自治体では初となる玄海町での文献調査受入れを皮切りに、今後、全国の多くの自治体でも手が挙がることを期待するとともに、ここ敦賀市、あるいは嶺南の立地自治体においても果たす役割があるものと、改めて認識を強める次第です。

「だから何」と言いたいタイトル

ブログ 原子力

水曜日の昨日は、名子での辻立ちからスタート。
 
霧雨が降ったり止んだりの天気に、傘もさしたり畳んだりでしたが、ブログでご紹介した石川1区で出馬を決めた「小竹凱(おだけかい)」さんにエールを込め、国民民主党の旗を掲げご挨拶した次第です。
 
なお、私の熱量の原動力の一番は、郷土敦賀をより良いまちにしたいとの思いですが、同時に停滞する日本を動かすのは国民民主党だという自負と、同じ思いをもって全国で日々コツコツ活動されている仲間の姿。
 
今後も2本の旗を掲げ、活動を続けていきます。
 

【辻立ちの様子。終わり際には青空が覗きました。】
 
さて、原子力をめぐる一部報道に対しては、これまでも苦言を呈してきたところですが、今回は呆れるレベル。
 
「海水からトリチウム検出 原発処理水放出口付近」
 
※「原発」と書くこと自体抵抗がありますが、ここでは記事をそのまま引用します。
 
共同通信社が昨日ネット記事に掲載したタイトルがこちら。
 
記事には、「東京電力は7日、福島第1原発周辺で6日に採取した海水から、1リットル当たり13ベクレルの放射性物質トリチウムを検出したと発表した。世界保健機関(WHO)の飲料水基準(1万ベクレル)は大きく下回っている。検出したのは処理水の放出口に最も近い場所で採取した海水。他の場所では検出下限値未満だった。東電は7日、4月19日に開始した5回目の処理水放出を完了した。」とあります。
 
一方、あたかも「問題があった」ように受け取られるタイトルに対し、産経新聞は以下のように指摘しています。
 
「『検出下限値未満』ではなく、トリチウムが検出されたのは事実として、『基準を下回る」の文言を入れず不安をあおりかねないタイトルに対し、SNSでは「海水から塩分を検出したレベル」など報道に対して苦言を呈すコメントが相次いでいる。」
 
私が「呆れる」と表現したのはまさに、この指摘のことですが、そもそもトリチウムは自然界に広く存在し、体内にも微量ながら含まれているほか、同様に海洋放出している国内外の原子力施設周辺で人体や環境に与える影響は確認されていません。
 
産経新聞では続けて、「電力、エネルギー、環境問題について情報発信するアカウント『分電でんこFC』は8日、Xで『だから何といいたいようなタイトルです。福島が危険であるといいたいのでしょうか。だとしたらこの記事は風評加害です』と指摘した。」とあります。
 
「分電でんこFC」さんは、私もXのアカウントフォローしており原文(以下添付)も読んだところですが、産経に掲載されていない続きにはこうあります。
 
「福島が正常な状態に戻っていくことは彼らにとって不都合なのでしょうか?」
 

【「分電でんこFC」さんの当該ポスト】
 
共同通信社であるが故、おそらく各地元紙にもコピペで掲載されていくのが恐ろしい訳ですが、今回、こうしたタイトルの記事に、SNS上で多くの苦言や批判の声が挙がったのは心強いところ。
 
苦言を受け、風評加害となるような表現は本当にやめていただきたいと申し上げるとともに、新聞記事を鵜呑みにせず、科学的に理解せねばならぬと、併せて強く思う次第です。
 
特に原子力に関しては、こういったタイトル、記事が散見されます。
 
皆様方におかれましても十分ご注意ください。

経済産業省が玄海町に「文献調査」の実施を申し入れ

ブログ 原子力

話題がない日がないと言っても過言ではない「原子力」ですが、昨日のニュースは佐賀県玄海町から。
 
原子力発電所から出る高レベル放射性廃棄物の最終処分場選定に向けた文献調査の実施をめぐり、4月26日には玄海町議会が調査受け入れを求める請願を採択したことを受け、昨日は経済産業省が玄海町に申し入れ。
 
玄海町役場を訪れた経済産業省 資源エネルギー庁の松山首席最終処分政策統括調査官が、脇山伸太郎町長に対し、調査を受け入れるよう申し入れる齋藤健経済産業相からの文書を手渡しました。
 
文献調査は市町村の応募か、国からの申し入れ受諾により実施が決まりますが、申し入れは北海道神恵内村に続いて2例目となります。
 

【申入書を手渡す松山調査官(右)と脇山町長(NHK NEWS WEBより引用)】
 ※NHKのテロップも「核のごみ」。公共放送がこれではいけません。
 
文書ではまず「庁内での議論に深く感謝します」とした上で「特定放射性廃棄物の最終処分は原子力発電の賛否にかかわらず、日本の社会全体で必ず解決しなければならない重要な課題です」として理解と協力を求めました。
 
これに対し、脇山町長は「議会の採択は大変重いものだと感じています。今回の申し入れに関して、これを踏まえて今後の検討として対応していきたいと考えています」と回答。
 
また、調査を受け入れるかどうか判断する時期について町長は「本会議で採択され、議会が決めた中であまり先延ばしにするのは失礼だろうと考えていて5月中には判断したい」と述べ、改めて5月中に態度を明らかにする考えを示しました。
 
国からの申し入れに関しては、町民の理解促進などで国が前面に立つ姿勢を示す狙いがあるとしていますが、そもそも令和5年4月28日に閣議決定された「特定放射性廃棄物の最終処分に関する基本方針」において、最終処分事業は、国のエネルギー政策を推進していく上での最重要課題の一つであるとともに、長期にわたる事業であることから、概要調査地区等の選定に関しても、選定の円滑な実現に向け、国が前面に立って取り組むことが必要であると明記しています。
 
なお、こうした認識に立った上で、私自身は、先の3月定例会代表質問で、「原子力立地自治体も自ら取組む必要がある」と意見しており、その際、敦賀市長からは「国が覚悟をもって取り組んでいただければならない」とのお考えとともに、「高レベル放射性廃棄物の最終処分は、電力の供給を受けてきた国民全体で共有しなければならない課題で、立地、立地以外の区別なく、多くの地域で建設的な議論が進められることが重要と感じています」と答弁されています。
 
国家的課題と位置付けるこの問題の解決は「待ったなし」であり、まずは文献調査の実施に全国で数多く手が挙がることが肝要であり、私は敦賀を含む、嶺南の原子力立地地点も例外ではないとの考えです。
 
そうした考えのもと、先にあった同じ原子力立地である玄海町議会の判断に敬意を表するとともに、今後の町長の前向きなご判断を切に期待する次第です。
 
もちろん、政府が全面に立ち、引き続き主体的に進められることは言うまでもありません。

福井県原子力平和利用協議会 第53回定期総会

ブログ 原子力

昨日は午前中に議会運営委員会、午後は福井県原子力平和利用協議会定期総会、夜は青少年健全育成敦賀市民会議定期総会に出席と中身の濃い一日。
 
議会運営委員会では、今年度予定しているタブレット導入や議員個人情報の公表などについて協議しましたが、昨今の社会情勢(プライバシー)や議員のなり手不足の関係から、市議会ホームページでの住所表記を現在の番地までから、選択制で町名までに留めることを可としてはとの提案に対し、議論はまとまらず。
 
議員は公人であり、従前通り住所はすべて公表すべきとの原則論は皆同じであるものの、どこまで配慮するのか、また議会として統一ではなく選択制として良いのか、論点はいくつかあるものの、再度会派に持ち帰り、改めて協議することになりました。
 
議会は「言論の府」であり、わが会派内においてもしっかりと協議をした上で、結論を出したいと思います。
 
また、敦賀観光ホテルで開催された福井県原子力平和利用協議会(以下、原平協)の第53回定期総会においてはまず、山口治太郎氏(元美浜町長)から河瀬一治氏(元敦賀市長)に会長が交代。
 
ご挨拶を聞いていても、まだまだお元気な山口氏ですが、高齢を理由に後任にバトンタッチするとのこと。
 
町長時代を含め、原子力発電の平和利用と理解促進に多大なるご尽力をいただいたことに心より感謝申し上げます。
 
後任の河瀬新会長におかれては、敦賀市長と併せ全国原子力発電所所在市町村協議会(全原協)の会長を20年お務めになられた、ご経験と知識はこの上ないお方。
 
国においては、第7次エネルギー基本計画への見直し論議が本格化する大事な時期からの任期スタートをなりますが、今後はますますリーダーシップを発揮され、会を牽引いただけますこと祈念する次第です。
 
総会では、令和5年度の活動実績や収支決算、令和6年度の事業計画や収支予算を承認した後、同協議会で作成した「福島視察研修ムービー」上映会、京都大学 複合原子力科学研究所所長・教授の黒崎健氏を講師に「原子力の魅力と課題・原子力の未来と人材育成」をテーマとした講演会と続きました。
 

【定期総会の様子】
 
ちょうど25日には、佐賀県玄海町議会が特別委員会で、高レベル放射性廃棄物の地層処分地選定に向けた第一段階の調査にあたる、「文献調査」への応募を町に働きかけるよう求める請願を、賛成多数で可決したところですが、上映された「ムービー」ではこの国家的課題にも触れ、「見て見ぬ振りは続けられない」、「今生きる大人の責任で解決する問題であり、他人ごとではなく自分ごととして考えよう」との言葉に大いに共感。
 
そのことも含め、非常にメッセージ性のあるものと感じた次第であり、ぜひ色々な場で放映いただくことを希望するところです。
 
最後に原平協副会長からありました閉会挨拶の中では、山口前会長からあった提案として、原平協では今後、「原発ではなく原子力発電(所)」、「核燃料サイクルではなく原子燃料サイクル」と言葉を正しく使う旨の周知、呼び掛けがありました。
 
これは、私も以前より、直接あるいはブログなどで申し上げてきたことと同じことですが、付け加えると、「核のごみではなく高レベル放射性廃棄物」であり、「老朽化ではなく高経年化」。
 
何が言いたいかと申せば、「原爆」や「核兵器」を思い浮かべるネガティブワードは使わないということ。
 
たかが呼称ひとつではありますが、非常に大事なことであり、これまた大いに共感をし、会場を後にした次第です。
 
原平協は私が生まれた1972年に設立した団体。
 
敦賀、嶺南に立地する原子力発電所とともに、原子力黎明期からの歴史は半世紀を超え、連綿と原子力への正しい知識と理解を深める活動を続けられていることに敬意を表するところ。
 
同協議会の今後ますますの発展を心より祈念申し上げるとともに、私も微力ながらお役に立てればと思います。

原子力災害時の住民避難は「効果的運用」を

ブログ 原子力

定期検査中の関西電力 高浜発電所4号機が4月23日夜に原子炉を起動。
 
東日本大震災以前も含めて、関西電力の原子力発電プラント全基が稼働するのは、全11基体制であった2008年12月~09年2月以来となるとのことであり、今夏の電力需給に対しても盤石の体制となることを喜ぶとともに、これを支える現場の皆さんに敬意を表する次第です。
 
原子力発電に関しては、こうして西日本のPWR(加圧水型)プラントの再稼働が進むなか、遅々として進まないのがBWR(沸騰水型)プラントですが、先般ブログでエールを送った東京電力の柏崎刈羽原子力発電所7号機を始め、東北電力 女川原子力発電所2号機や中国電力 島根原子力発電所2号機、日本原電 東海第二発電所の早期再稼働に期待が高まるところ。
 
そうしたなか、昨日は茨城県東海村議会の会派「新政とうかい」の皆さんが敦賀市を訪れ、嶺南Eコースト計画を始めとし行政視察をされ、一部私もアテンドさせていただきましたが、当地に設置される東海第二発電所の再稼働に向けた課題は、原子力災害発生時の「避難計画」。
 
この「避難計画」について、原子力規制委員会は4月22日、原子力災害時に屋内退避する場合の、効果的な運用を明確化するための検討チームを始動し、原子力規制庁および内閣府(原子力防災)の担当官に加え、放射線や原子力防災などの外部専門家、地方自治体の関係者をメンバーとして、今年度内に検討結果をとりまとめる方向で検討を進めています。
 
原子力災害対策指針では、原子力発電所が全面緊急事態となった場合にUPZ(概ね5~30km圏)内の住民は屋内退避をすることとしていますが、屋内退避の解除や避難への切替え等の判断は示されておらず、検討チームは2月14日の規制委で了承された、
 
・屋内退避の対象範囲及び実施期間の検討に当たって想定する事態の進展の形
・屋内退避の対象範囲及び実施期間
・屋内退避の解除又は避難・一時移転への切替えを判断するに当たって考慮する事項
 
の3点を検討課題とし、地方自治体等の意見も踏まえて効果的な運用の考え方や必要な事項をまとめるとしています。
 
原子力産業新聞の記事によれば、この課題に関連して、本検討チームの委員となっている敦賀市の藤村弘明危機管理対策課長は「住民への広報のタイミングや範囲も検討に加えていただきたい。能登半島地震以降、住民の皆さんの意識は高まっている」と指摘し、安定ヨウ素剤の確実な配布についても検討に含めることを要望。
 
規制委は、住民への周知とヨウ素剤配布について、検討課題に含めて必要な議論を行う考えを示したとのこと。
 
続く記事には、内閣府では屋内退避についてのわかりやすいリーフレットを作成し、各自治体に配布するなど、地域住民への理解促進につとめているが、今後とりまとめられる検討の結果をどう周知していくかも重要な課題になるとありました。
 

【内閣府の「屋外退避」リーフレット】
 
 →「屋外退避」の詳細はこちらをご覧ください
 
原子力発電所の再稼働に向けては、個々のプラントの安全性向上対策が整うことに加え、周辺自治体の避難計画策定も条件となるところ。
 
とりわけ首都圏に近く、100万人近い対象者を有する東海第二発電所においては、この計画策定が注視される訳ですが、先に述べたよう、「効果的な運用」に主眼を置いた議論が進むことを期待する次第です。

柏崎刈羽原子力発電所7号機が「再稼働」に向けて前進

ブログ 原子力

令和6年3月定例会の代表質問では、項目に掲げた「エネルギー政策」の中で、次期エネルギー基本計画見直し論議に向けて、既設原子力発電所の再稼働促進や次世代革新炉開発への投資支援、さらには「可能な限り原子力の依存度を低減」とする方針を削除することを国に進言いただけるよう、米澤市長に求めたところ。
 
とりわけ既設原子力発電所の再稼働に関しては、原子力産業新聞が電力各社から入手したデータによると、2023年度の国内原子力発電所の平均設備利用率は29.2%、総発電電力量は848億6,690万kWhで、それぞれ対前年度比0.9ポイント増、同51.4%増。
 
いずれも新規制基準が施行された2015年度以降で最高の水準となったことを歓迎する一方、現行エネルギー基本計画で定める2030年の電源構成における原子力比率「20〜22%」に向けては、既設の全プラントが稼働しなければ達成し得ない状況であり、未だ1基も稼働していない沸騰水型炉(BWR)の再稼働が期待されるところ。
 
そうしたなか、東京電力ホールディングス 柏崎刈羽原子力発電所7号機においては、プラントの健全性確認を進めるため、2024年3月28日に使用前確認変更申請書を原子力規制委員会へ提出。
 
あわせて同委員会と経済産業大臣へ使用前検査変更申請書を提出していましたが、4月15日に原子力規制委員会より、原子炉を起動する前までに行う使用前事業者検査を含む設備の健全性確認に向けて、安全対策設備の試験使用の承認を受けました。
 
これを踏まえ、同日より7号機の燃料装荷を開始。
 
同社のホームページでは、16日7時現在で12体/872体まで進んだとあり、慎重に作業を進めている旨、公表されていました。
 
さらに昨日、新潟県は柏崎刈羽原子力発電所の安全管理を有識者で議論する技術委員会を開催。
 
同委員会は専門的な知見をもとに、柏崎刈羽原子力発電所の安全対策について独自に確認している組織ですが、この日は原子力規制庁の担当者が出席し、審査における適合性判断などについて説明を行なったうえで、県や委員からの確認事項について回答。
 

【2時間を超え、説明ならびに質疑が行われた技術委員会(日本経済新聞より引用)】
 
小原座長は今後の方針について、「委員会として報告書など何らかの形で取りまとめることになる」との考えを明らかにしています。
 
なお、新潟県の花角英世知事は同委員会での議論を、同原子力発電所の再稼働を巡る議論の判断材料の一つにすると位置付けており、今後注目が集まるところ。
 
改良型沸騰水型炉(ABWR)の柏崎刈羽原子力発電所7号機。
 
実は、建設中に半年間、研修でお世話になった発電所であり、私にとっては「第2のマイプラント」。
 
今でも、原子炉圧力容器の吊込みやタービンの据付作業など、スケールの大きい建設現場を経験できたことに感謝するとともに、自身の貴重な財産となっているところ。
 
国内原子力プラントメーカーの叡智を結集した最新鋭プラントの早期再稼働を願うとともに、とりわけ東日本の安価で安定した電力供給に貢献されんことを切に応援する次第です。

敦賀の玄関口に彩りを添える「クリアランスポット」

ブログ 原子力

気温が20℃近くまで上がり、絶好のお花見日和となった昨日。
 
日曜と重なったこともあり、皆様方におかれましても、各所で見頃の桜に癒されたことと存じます。
 
敦賀では、金ケ崎宮の「花替えまつり」が終わったものの、桜はこれから満開を迎えます。
 
日本の桜の風情は散りゆくまでということで、今しばらくピンクの彩り、そこにある儚さを感じたいと思います。
 
さて、この時期は主役の桜を始め、様々な花が咲き始めており、まち全体に色彩があふれるところですが、これまでなかった敦賀駅前商店街を歩くと、そこにも彩りが。
 
3月の終わり頃からでしょうか、同商店街アーケードの柱部分に茶色のフラワーポットが設置され、今では植栽も終わり、可愛らしい花が観光客を迎える敦賀の玄関口に彩りを添えています。
 

【敦賀駅前商店街を彩るフラワーポット】
 
実はこのフラワーポット。
 
日本原子力発電株式会社(以下、日本原電)東海発電所(1998年に運転を停止)の解体工事で発生した廃棄物のうち、放射性廃棄物として扱う必要がないものを「クリアランス制度」に基づき、再利用して作られたもの。
 
なお「クリアランス制度」とは、廃止措置などに移行した原子力施設から出る金属製などの廃棄物のうち、極めて放射能レベルが低いものを分別し、原子力規制委員会の厳格な確認を経たうえでリサイクルする制度のことを言います。
 
そうして出来たフラワーポットは、駅からアルプラザ前の白銀交差点までの間に18箇所設置されるほか、柱には「クリアランス制度」に関する説明も掲示されています。
 

【ポットの銘板には「げんでん」の文字とともに、簡単な説明文が記載されています。】
 

【柱に掲示された「クリアランス制度」に関する説明板】
 
これまでは主に「クリアランスベンチ」として、経済産業省や文部科学省,原子力発電所構内や原子力に関わる学術機関、市役所などに設置されてきましたが,2021年4月には、高校では全国で初めて、福井南高校(日本原電から無償貸与)に設置されたところです。
 
さらに今回は、誰でも触れられ、目につく屋外のオープンな場所に設置されることで、広くクリアランス制度に対する周知,あるいは考えていただくきっかけになればと思う次第です。
 
また、敦賀港開港100周年を記念し、1999年に敦賀駅から神楽交差点までに設置された「宇宙戦艦ヤマト」、「銀河鉄道999」など松本零士先生監修のモニュメント28体は、敦賀が「鉄道と港」のまち、そして「科学都市」であることを表していますが、このクリアランスポットが加わることで、またひとつ、その意味合いにストーリー性や深みが増すのではと考えるところ。
 
いずれにしても、そういった意味合いをまずは市民の方、そして訪れる皆さんへと伝えていくことで、敦賀の魅力が一段と高まるのではと、併せて思う次第です。
 
結びに、クリアランスポットの設置を快く受け入れていただいた敦賀駅前商店街の理事長さんを始め、関係者の方々のご理解、ご協力に心より感謝申し上げるとともに、商店街の今後ますますの発展を祈念いたします。

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