JR西労組敦賀地区支部 分会合同旗開き 〜分会旗は7枚から9枚に〜

ブログ 働く仲間とともに

平成7年(1995)1月17日 午前5時46分。
 
6434人が亡くなり、3人が行方不明となった阪神・淡路大震災が発生した時刻。
 
あの時、敦賀でも感じた大きな揺れを今でも思い出すところです。
 
大震災から今日で30年となり、このブログを書いている途中に迎えた発生時刻には、静かに黙祷を捧げた次第です。
 
まさかの大地震、加えて発生した大規模火災などにより命を奪われた方々のご冥福をお祈りするとともに、突如として大切な人を失ったご家族の皆様に心からお見舞い申し上げます。
 
追悼行事「1.17のつどい」が開かれる神戸市中央区の東遊園地には未明から多くの人が訪れるとともに、本日は、兵庫県内各地で50以上の追悼行事が予定されているとのこと。
 
県公館(同市中央区)で開かれる「阪神・淡路大震災30年追悼式典」には天皇、皇后両陛下が出席されることも含め、改めてこの震災を振り返ることはもとより、ここから得られた教訓、生まれた対策を思い返す日にしたいと思います。
 
さて、昨晩は、大震災のあったエリアを管轄とするJR西労組の「敦賀地区支部 分会合同旗開き」にお招きいただき、出席してまいりました。
 
旗開きは、コロナ禍、昨年は能登半島地震を踏まえ中止が続き、5年ぶりの開催。
 
ちょうど私が議員になった翌年(2020年)に出席して以来ということで感慨深く思ったところです。
 
会場に入ると若い方からベテランの方まで約140人が集い、大変な熱気。
 
聞くところによると、新幹線開業による組織改正により、敦賀地区支部の組合員がかなり増えたということで、この熱気も理解した次第です。
 
開会に先立ち、敦賀地区支部委員長からのご挨拶があった後、来賓として辻英之衆議院議員(福井2区)に続き私も挨拶の機会を頂戴。
 
先に述べた経過から、5年ぶりの開催を心からお慶び申し上げるとともに、昨今では自然災害リスクが高まる中においても、昼夜を問わず交通インフラを支えていただいていることに心から感謝申し上げました。
 
また、北陸新幹線開業により、市内の主要観光施設では開業前の約1.4倍の方が訪れるなど、中心市街地ににぎわいが生まれてきていることやこの開業効果を持続的な新幹線効果につなげていくことが重要であることをお伝えしたうえで、新幹線駅東西の行き来、敦賀以西の延伸についても触れ、JR西労組さんと連携、協力をいただきながら、課題の解決に尽力する旨申し上げた次第です。
 
それにしても、5年前の「7分会」でも圧巻でしたが、北陸新幹線開業で「9分会」に増えた労組旗はさらに迫力を増し圧巻。
 
これだけの分会(職場)の皆さんのお力があって、強く正確な交通システムが維持されていることに、改めて敬意を表した次第です。
 

【圧巻の分会旗。挨拶でもこの気持ちをお伝えしました。】
 
その後の懇談では、金沢地区本部の委員長さんや敦賀駅長さんともお話しでき、大変有意義な意見交換をさせていただきました。
 
また、各分会ごとに分かれたテーブルもさることながら、若手組合員の成人を皆で祝福したり、抽選会当選者には温かい言葉が飛び交ったりと、大変アットホームな雰囲気に、以前に教えてもらった鉄道関連産業で働く人を表す「レールマン」の「鉄の輪(団結力)」を強く感じた次第。
 
電力関連産業で働く人を「電力マン」と呼びますが、同じインフラ産業で働く「レールマン」と「電力マン」。
 
両者ともに、欠くことのできない重要なインフラを支えているとの気概と誇りを持つ者同士、今後もしっかりと連携を図り、活動を進めていければと存じます。
 
なお、日本海側で初めて鉄道が開通した敦賀。
 
柳ケ瀬隧道(トンネル)から敦賀港駅までの開通は明治15年(1882)ですが、明治17年(1884)の長浜ー敦賀港駅間全線開業からか数え、今年は141年目。
 
明治の息吹以降の歴史を思い返すとともに、魂を込めて作り上げ、維持してきた敦賀機関区をはじめ、鉄道インフラに関わってこられた先人に深く敬意を表する次第です。

韓国の現職大統領拘束は「対岸の火事」ならず

ブログ 政治

『韓国は今、銃を持たない内戦状態だ』
 
一方が他方の息の根を止めないと終わらない 心理的殺戮戦が各地で起こっている 内戦をほうふつとさせるこの混乱がどのような結末を迎えるか ただ恐怖を感じるばかり。
 
とのタイトル、書き出しで綴られたのは、1月15日付けの朝鮮日報コラム。
 
問題が起きた時はなるべく当該国の新聞情報をと、朝鮮日報(日本語版です)にアクセスしたところ、このおどろおどろしい文面に当たったところですが、続く内容からさらに不安を余儀なくされることに。
 
<以下、コラム引用>
 
戒厳令事態後の政局で今起こっている現状をこれまで通りの「陣営間の対立」「与野党衝突」程度に考えているなら、それは現状を読み違えている。ソウル・漢南洞の路上で、光化門広場で、汝矣島の国会で、敵意に満ちた激しい対決の悪循環が今も続いているのだ。大統領公邸は鉄条網が張られた都心の要塞(ようさい)となり、流血事態の危機感も高まっている。妥協の糸口も見えない。一方が他方の息の根を止めなければ終わらない、文字通り心理的殺戮(さつりく)戦が各地で繰り広げられているのだ。
 
(中略)
まさに時を同じくして韓国で封切られた「シビル・ウォー アメリカ最後の日」は米国で内戦が起こるという設定の現実告発映画だ。2021年の国会議事堂での暴動で見るように、二つの陣営に分裂した米国もいつ爆発してもおかしくない状況にある。しかし米国には強固な自己防衛システムが存在する。国の中心をつかむエリートグループ、いわゆる「元老たち」に加え、危機的状況では政派を超越する政治家と司法が存在する。このシステムの力で極端な分裂を阻止し、衝突を回避してきたのが米国民主主義の250年の歴史だ。
 
しかし韓国に「元老」は存在せず、政治は政派性を帯びるばかりで、司法への信頼も弱い。そのため今の内戦のような混乱が今後いかなる結末を迎えるか。考えただけで一層恐ろしくなる。
 
<引用終わり>
 
なお、このコラムは、朴正薫(パク・チョンフン)論説室長が書いており、ここぞとばかりに室長がペンを握ったものと想像するところ。
 

【高位公職者犯罪捜査処(公捜処)の捜査官らが漢南洞の大統領公邸検問所から敷地内に入り尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領の逮捕状を執行しようとしたところ、警護処の第55警備団兵力が捜査官らを取り囲んで制止した。1月3日撮影。/朝鮮日報より引用】
 
そして、15日午前10時33分、高位公職者犯罪捜査処(公捜処)と警察によって尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領に対する逮捕状が執行され、尹大統領は韓国史上初、現職大統領として身柄を拘束されました。
 
尹大統領は、逮捕後、大統領官邸を出るに当たって発表した国民向けの映像メッセージの中で、「この国の法が崩れた。捜査権のない機関に令状が発付されること、無効な令状によって(逮捕)手続きを強圧的に進めるのを見て慨嘆に堪えない」、「流血事態を防ぐため、ひとまず不法捜査ではあるが、公捜処への出頭に応じることにした」とし「公捜処の捜査を認めるわけではない」と説明しています。
 
無政府状態の韓国が今後どうなるのか、仮に左派政権が誕生した場合の朝鮮半島情勢、さらには極東アジアの関係、日本への影響はと次々に懸念が浮かぶところですが、韓国の政権交代含みの混乱は、政権移行期の米国にとっても大きな不安要素となっているとのこと。
 
ロイター通信によれば、韓国、日本との3カ国協力を強化したバイデン政権の路線を引き継ぐ見通しのトランプ次期米政権にあって、一方では自国の軍事費を軽減するため、同盟国に対する負担拡大を求める立場を強調するなか、問題は、韓国で対米関係に冷淡な左派政権が誕生し、韓国に安全保障の役割拡大を求める米国と「衝突する恐れが出てくる」(ヘリテージ財団のクリングナー上級研究員)との報道。
 
北朝鮮寄りの韓国左派政権が対北圧力の維持を目指す米国に反発するシナリオも見込まれ、米国の政府高官や専門家には、北朝鮮が韓国の不安定化に付け入り、軍事挑発に出る懸念があるとの見方も根強いとあります。
 
こうした報道を見るに、韓国の問題は、もはや自国に留まるものではなく、日本にとって「対岸の火事」の出来事でないことは明白。
 
中国にロシア、加えて朝鮮半島の関係が崩れた場合、地政学的、さらには対米戦線とした場合の最前線に立つのは日本。
 
周辺諸国との緊張感は過去最高に高まっていることを強く認識し、その中にあっても、わが国の領土と国民の生命と財産をどう守るか。
 
「話せば分かる」のお花畑理論が通じないことは明らかであり、エネルギーと同様、安全保障においても日本は「超現実的な」対応が求められることは言うまでもありません。

来週に迫る初の試み「高校生との意見交換(模擬請願審査)」

ブログ 敦賀市議会

3連休明けの昨朝は、日にちをスライドしての週頭街頭活動。
 
一昨日、日向灘で発生した地震を踏まえ、敦賀においても市民皆で防災意識を高め〝災害に備えるまちづくりを”と呼び掛けたほか、10日に市防災会議であった「敦賀市地域防災計画」の改訂内容等について紹介しました。
 
なお、対面を楽しそうに通学する中学生達のうち、3年生はこれから受験シーズン。
 
感染が拡大しているインフルエンザに注意のうえ、何を置いても体調を万全にして臨まれるようエールを送った次第です。
 
さて、敦賀市議会では、1月23日(木)と24日(金)に「高校生との意見交換(模擬請願審査)」と題し、敦賀高校2年生6クラスの生徒さん達との場を持つこととしており、広報広聴委員会を中心に準備を進めるところ。
 
きっかけは、敦賀高校の授業で作成した「請願」を議員の視点で確認してもらえないかとの、ありがたきオファーであり、これを受け議会として受けることで決定。
 
以降、広報広聴委員会(議会事務局サポート)にて企画や学校側との調整を進め、6つのクラスでそれぞれ1つづつ選抜された「請願」を総務民生、産経建設、文教厚生の3委員会で分担し「模擬審査」を行うことに。
 
23日は2クラスの生徒にお越しいただき、議場の全員協議会室(担当:産経建設)で、24日は逆に総務民生、文教厚生の委員が学校にお伺いし、2クラスづつに分かれ審査を行うまでの段取りが整っているところ。
 
先週9日には、広報広聴委員3名(私は代理で出席)と議会事務局にて敦賀高校にお伺いし、教室で請願の提出者である生徒達にスケジュールなどを直接説明したほか、担当の先生のご案内で、会場の「飛躍」と「AVルーム」の確認までさせていただきました。
 
なお、長女、長男の部活動の関係で「飛躍」には何回か入ったことがあるものの、教室に足を踏み入れたのは卒業以来、約35年ぶり。
 
生徒さんにそのことを言うと笑っていましたが、灯油ストーブのある教室を感慨深く思った次第です。
 

【青春時代を思い出した教室(一番南側の校舎)。プロジェクターやエアコンなど、35年前にはなかったものが設置されていたものの、雰囲気は昔のまま。】
 
前置きが長くなりましたが、そのうえで、昨日午後は所属する文教厚生常任委員会にて、本件に係る事前打合せを実施。
 
同委員会では、本来の議案審査においても活発な質疑、討論が行われていると自負するところですが、模擬審査においても同じく、賛否それぞれの意見を戦わせる議論(ディベート)が盛り上がることにより、「言論の府」である議会の姿を見てもらうこと。
 
また、そのことは議会の「多様性」を示すものであり、請願提出者の視点とは違った角度、知見からの意見が、提出者はもとより、以外で傍聴する生徒さん達の気付きや今後の参考になればと思うところであり、当委員会としては、そうしたこと(ここまで詳しくは言いませんでしたが)を前提条件に、委員の役割分担(賛否どちらか)、請願提出者への質問、討論のポイントなどを確認したところです。
 
委員各位におかれては、そうした趣旨を共感のもと、この場でも積極的に意見が出されましたが、やはり建設的な議論は楽しいもの。
 
大変有意義な打合せとなり、委員会としての一体感を感じた次第です。
 
開催はいよいよ来週に迫ってきましたが、気になるのが、先般お伺いした際に女子生徒がつぶやいた「あー、緊張するなぁ」の言葉。
 
それもそのはず、議員を相手に、しかも約60人の生徒達が見守るなかで説明したり、質問を受けるとあれば、私が同じ立場なら、心臓が口から飛び出るくらい緊張することが容易に想像できるもの。
 
当日は、そうした気持ちを少しでも和らげる雰囲気づくりに最大限留意し、できれば包み込むような包容力を感じてもらえるよう運営に努めたいと思います。
 
いずれにしても、高校にとっても議会にとっても初となる試みを通じ、議会が市民にとって身近で、寄り添う存在であると感じていただくとともに、次代を担う、彼ら彼女らの成長の糧になればと考える次第です。

宮崎県沖の日向灘で震度5強の地震発生

ブログ 防犯/防災

自然の脅威を前に、人間の力はなんと無力なのか。
 
米カリフォルニア州ロサンゼルスの山火事は、近郊の高級住宅地を広範囲に焼き尽くし、発生から7日を経過してもなお、強風と相まった炎の勢いが地域社会を脅かし続けています。
 
消防当局による懸命な消火活動は、延焼を食い止める目的に切り替えられているものの、カリフォルニア州の発表によれば、12日の時点で死者24人、火災により1万2000棟の建物が損傷。
 
ロサンゼルス郡では10万人以上に避難命令が出され、さらに8万70000人に避難勧告が出ているほか、被害総額は既に24兆円に及ぶとも言われています。
 
なお、山火事の原因の主である自然発火による森林火災は、乾燥を起因とするところが大きいとされ、森林などが乾燥することにより、落ち葉や枯れ草の水分が失われ、風が吹くことで枯れ葉同士が摩擦して種火が生まれ、他の乾燥した枯れ葉や枯れ草へと燃え移ることで、火災は広がっていくとあります。
 
専門家によると、今季のカリフォルニアは過去10年間で最も乾燥した冬を迎えており、降水量が平年の半分以下に留まっていたことが主な原因ではないかとされており、まさに“自然現象”で発生する脅威に、何とか早期に鎮火、事態が収束されるよう願うばかりです。
 
一方、日本では地震。
 
13日午後9時19分ごろに宮崎県沖の日向灘で震度5強、マグニチュード(M)6.9の地震が発生。
 
一部の地域で津波警報が発表されたほか、「南海トラフ地震臨時情報(調査中)」も発表されました。
 
気象庁によると、地震の規模は当初、「南海トラフ地震臨時情報」の発表基準とされるM6.8を上回るM6.9とされたことから、昨年8月以来2度目となる臨時情報を発表したものの、その後の調査で地震の規模はM6.7だったことが判明(その後、さらに更新しM6.6に)。
 
“臨時情報”は、東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表するものですが、気象庁は同日、評価検討会を開いて南海トラフ巨大地震との関連について調査し、「発生可能性が平常時と比べて相対的に高まったと考えられる現象ではない」として調査を終了すると明らかにしました。
 
とはいえ、宮崎県と高知県では最大20センチの津波が到達、その後も余震が続いたため、対象エリアにお住まいの方々は心配で寝られなかったであろうと推察する次第。
 

【昨晩のNHK防災ニュースアプリ画面。震度5強以降、何度も地震が起きていました。】
 
気象庁は、南海トラフ地震との調査は終了とする一方、いつ巨大地震が起きてもおかしくないとして、普段から備えるよう呼び掛けています。
 
「災害は忘れた頃にやってくる」の言われが、もはや死語ではないのかと思うほど昨今頻発する自然災害。
 
日本海側に住む私たちも、昨夜の地震を「対岸の火事」、南海トラフ巨大地震も人ごとと決して思うことなく、備えておかねばなりません。

地域力や防災力の源泉は「地域コミュニティ」にあり

ブログ 地域コミュニティ

昨日は、福井県内11市町で、20歳を対象とした記念行事が行われ、敦賀市ではプラザ萬象で開かれた「20歳のつどい」に532人が参加されたとのこと。
 
成人年齢が引き下がったことにより、「成人式」としていた以前とやや趣旨は違えど、大人になる節目の位置付けは変わらないのかと思うところ。
 
今年度「20歳」を迎えた方(迎えられる方)は、中高生時代を新型コロナ禍で過ごした世代。
 
とはいえ、そうした逆境を仲間とともに乗越え、逆に同級生同士の精神的な結び付きは強い世代ではないかと察するところであり、スーツや振袖に身を包んでの晴れ姿をお祝いする次第です。
 
なお、県内17市町の本年度の記念行事対象者は7645人とのこと。
 
次代を担う皆様が健康で、今後ますます飛躍されますこと祈念いたします。
 
さて、式を祝うかの素晴らしい天気に恵まれた昨日。
 
わがまち「ひばりケ丘町」では、新年恒例行事の「どんど焼き」と「新春の集い」を開催しました。
 
早朝からの「どんど焼き」ではまず、区の役員と防災部とで、町の発展と地域住民の無病息災を願い、その後はお正月のしめ飾りやお札を持ってこられた町内の皆さんとご挨拶したりと、バックに映える野坂山の如く、清々しい時間を過ごした次第です。
 

【どんど焼き会場の原子力機構グラウンド。この日も野坂山は神々しく輝いていました。】

【ゆらめく炎に無病息災を祈る】
 
どんど焼きの後、町内会館で催したのは「新春の集い」。
 
どなたでも、いつでも参加OK方式の「新春の集い」には、小さなお子さんを連れた親子からお年寄りまで多くの町民が参加され、会館のホールに準備した席はほぼ満員。
 
冒頭、区長に続き、私もご挨拶の時間をいただき、日頃のご支援への感謝と、皆さんと一緒に町内を盛り上げていきたい旨、お伝えした次第です。
 
お酒と料理を交えての歓談、カラオケやビンゴゲームでも大いに盛り上がり、笑い声と笑顔があふれる時間となりましたが、とりわけ今年は世代を超えて楽しむことができ、私自身がそうであったよう、参加された皆さんも癒され、あたたかい気持ちになったのではと感じたところ。
 

【多くの皆さんに参加いただいた「新春の集い」】
 
思えば、昨年9月の町名地番整理事業にて、長年の悲願であった住所表記の( )書きが取れ、晴れて「ひばりケ丘町」となって迎えた令和7年。
 
大げさにいえば、新たな歴史のページがここから始まるといった感のもと、役員の方々、地域住民の皆さんと協力し合って、「地域力」や「防災力」の源泉ともいえる“地域コミュニティ”の輪を一層広げ、深めていければと思います。
 

【壇上真ん中の絵は昨年の「ふる里まつり」で描いていただいたチョークアート。この2羽のひばりのように、仲良く、そして空高く発展し続けるまちにしていきたいなと。】

ギャンブル依存症に対し、急いで取組むべき「3つ」の対策

ブログ 社会

1月9日のブログでもご紹介した「全国ギャンブル依存症家族の会福井」。
 
昨日は、敦賀市のあいあいブラザにて1月度の会が開催され、初めての参加者(ご夫婦1組)を含む約15名が集い開催されました。
 
司会の方からは、会の性質上、プライバシーに関わる部分の発信は控えるようにとの注意があったため、そうでない範囲で申し上げれば、ご家族の体験談から、お隣の滋賀県においては、家族の会の働きかけ等により、行政や各機関と以下のような関係が構築できていることを学びました。
 
◉弁護士会との連携
・ギャンブル依存症に関わる「県弁護士会研修」の開催
・安心して相談できる弁護士さんとの出会いがあったこと
◉県議会議員との懇談
・ギャンブル依存症対策の推進に関する要望書提出
◉行政・医療機関との連携
・滋賀県依存症関係機関連絡協議会への参画
・県ホームページにアディクション関係団体として掲載
・精神保健福祉センター・保健所との連携
  →依存症相談拠点の保健所と連携強化
・病院から、家族は「家族の会」に紹介
◉県ボートレース局との懇談
・公営ボートレース場を管轄する局と連携し、未然防止を図る
 
その後は2組に分かれ、車座になって「分かち合い」と称する意見交換を行いましたが、ここでも貴重な体験談、対応の実例を拝聴したところ。
 
来月以降は、2月11日(火・祝)、3月8日(土)に、いずれも13時30分より、プラザ萬象 会議室2で開催されますので、そうした懸念やお悩みをお持ちの方はぜひ参加いただきたく存じます。
 
なお、私は議員の立場として、先のような行政・関係各機関とどう連携してこの社会問題に対して取組むべきかとの課題認識をもって参加している訳ですが、「家族の会」の知人から、公益社団法人「ギャンブル依存症問題を考える会」代表の田中紀子氏が書かれたコラムを紹介いただきました。
 
1月9日の「文春オンライン」に掲載されたコラムのタイトルは『ギャンブルで自殺する若者も…オンラインカジノ“無法地帯”日本がとるべき「3つの対策」とは』。
 
全文は以下リンクよりお読みいだければと思いますが、急いで行政が取り組むべき点が挙げられていました。
 
 →2025年1月9日 文春オンライン掲載のコラム(全文)はこちら
 
<以下、引用>
 
オンラインギャンブルは、当然のことながらスマホネイティブの若者の間で蔓延していく。当会の相談でもおよそ4割が20代の相談である。20代の若者は、銀行や消費者金融などで合法的に借金が出来る金額が低いため家族、友人、知人が借金問題に巻き込まれていく。また闇バイトや振り込め詐欺のような犯罪に手を出してしまう確率も非常に高い。さらには20代の若者がギャンブル問題で自殺にまで追い込まれている。
 
『行政が急いで取り組むべき「3つの対策」』
 
では、ギャンブル依存症対策には何が必要か。元依存症者の筆者の実体験からも、次の3つの対策を急いで欲しいと考えている。
 
(1)ギャンブル依存症の啓発
 まずはなんと言ってもギャンブル依存症という「病気」があり、誰でも罹患する可能性があるという基礎知識を国民全体に行き届かせることである。まだまだ病気と認知されていないために、「説教」「行動監視」「金銭管理」などで、家族がなんとかしようともがいているケースが多い。また、当事者も「もっと意志を強く持たなくては」と苦しんでいるが、こういった自己責任論では病気は回復しない。
 
(2)支援体制の強化
 ギャンブル依存症対策には医療だけでなく、闇金や詐欺集団との闘い、家庭内暴力、自殺企図などで警察の理解と連携が非常に重要である。また離婚や多重債務、詐欺や横領などの刑事事件を起こしてしまった場合は弁護士との連携、貧困問題、母子支援では行政との連携など、他機関連携がとても重要だ。省庁間連携を作り支援体制を強化し、予算も確保する必要がある。
 
(3)取り締まりの強化
 オンラインカジノに関しては殆ど無法地帯となっていたが、2024年に入ってやっと決済代行業者、アフィリエーター、YouTuberが逮捕されるようになった。今後も違法オンラインカジノ関連業者の取り締まり強化と厳罰化を進めて頂きたい。
 
同時に「オンラインカジノは違法」という啓発も若者達に広めなくてはならない。
 
 ギャンブル依存症対策は、当会のような支援団体だけでは到底行き届かない。国もギャンブル産業も待ったなしで本腰を入れて取りかかってほしい。
 
<引用終わり>
 
闇バイトや振り込め詐欺のような犯罪に加担したり、最悪の場合、自らの命を経ってしまうギャンブル依存症。
 
ギャンブルのオンライン化、高額化が一層進む中において、自己責任論で片づけるのではなく、社会全体で抜本的な対策を講じていくことが必要不可欠と強く認識する次第です。
 

【昨日の「家族の会」資料にあったチラシ。「やらざるを得ない」となる前にSTOPを!】

「敦賀市防災会議」にて令和6年能登半島地震の教訓を反映

ブログ 防犯/防災

昨日お伝えした、大雪に伴う北陸自動車道・名神高速道路と国道8号の同時通行止めについては、疋田交差点(敦賀市)から辻交差点(滋賀県栗東市)にかけての国道8号は同日10時に、高速自動車道は15時30分になってようやく解除。
 
この間、中日本高速道路(NEXCO中日本)では、懸命な除雪に追われるほか、伊勢湾岸道路や新名神・東名阪道への迂回を呼びかけるなどにより、重大な事故や立ち往生リスクは回避できたものと認識するところ。
 
一方、昨日夜半にかけては、敦賀IC〜米原JCT間などの高速自動車道で通行止め、その後解除と、降雪や路面状況により適宜措置がされており、とりわけ運送業のドライバーの方々には注意とご協力をいただくところ。
 
昨今の自然災害を思えば、大動脈であっても、事前告知により安全を最優先した対応について理解をし、発注者と顧客の関係にあっても許容し合うなど、社会全体で対策を講じる環境になればと考える次第です。
 
さて、雪害に関することから入りましたが、ちょうど敦賀市では昨日、「令和6年度 敦賀市防災会議」が市役所講堂で行われ、令和6年能登半島地震を踏まえた反映事項について議論されるとあって、関心をもって傍聴してまいりました。
 
そもそも「防災会議」とは、『敦賀市防災条例』に定められるもの。
 
同条例には、
 
(目的)
第1条 この条例は、災害対策基本法(昭和36年法律第223号。以下「法」という。)第16条第6項の規定に基づく敦賀市防災会議(以下「防災会議」という。)及び同法第23条の2第8項の規定に基づく敦賀市災害対策本部(以下「災害対策本部」という。)の組織、所掌事務等必要な事項を定めることを目的とする。
 
としたうえで、
 
第2章 防災会議
(所掌事務)
第2条 防災会議は、次に掲げる事務をつかさどる。
(1)敦賀市地域防災計画を作成し、及びその実施を推進すること。
(2)市長の諮問に応じて市の地域に係る防災に関する重要事項を審議すること。
(3)前号に規定する重要事項に関し、市長に意見を述べること。
(4)前各号に掲げるもののほか、法律又は、これに基づく政令によりその権限に属する事務
 
とあり、言わば、敦賀市の防災に関する最上位にある会議体。
 
講堂に入ると委員がズラリと並び、同条例3条で定める、各方面から多くの委員をもって構成されっていることを理解したところ。
 

【防災会議会場の様子(傍聴席より撮影)】
 
会議では、米澤市長からの挨拶に続き、危機管理対策課より所掌事務のトップにある『敦賀市地域防災計画改定(案)』について提案。
 
令和6年能登半島地震での経験を踏まえ、改正された主な項目は以下のとおり。
※( )内は、防災計画の該当項目
 
(1)津波発生時における避難指示区域の設定(津波災害対策編)
(2)津波避難ビルの指定(津波災害対策編)
(3)(仮称)指定避難所開設支援制度の創設(津波災害対策編)
(4)大規模災害時における電力復旧拠点集合場所の確保(一般災害・地震災害対策編)
(5)民間団体との災害協定の締結(資料編)
 
(2)については昨年12月21日のブログでご紹介した対策ですが、(1)については、津波警報及び大津波警報発表時における避難指示区域をあらかじめ設定し、市民への迅速な避難行動の周知につなげるもの。
 
(3)については、指定避難場所の近隣に居住する市職員及び地域の代表者(例:区長など)を指定避難所開設支援員として委嘱し、地震等の災害発生時に、自発的に指定避難場所を開設を行い、迅速な避難行動に繋げるもの。
 
これらを含む今回の改正に関してはまさに、能登半島地震発生時にあったリアルな課題を改善するものであり、私自身、議会で意見提起したことも含まれているとあって、実効性をもって対策されたと受け止めた次第です。
 
続いて提案された、上部計画を踏まえた『防災基本計画改定(令和6年6月)に伴う反映』、『福井県地域防災計画の改定(令和6年6月)に伴う反映』でも数多くの改定項目があり、いずれも質問、意見なく了承されました。
 
さらに、その後は、市から能登半島地震を踏まえた対応状況や昨年開催された市総合防災訓練の実施状況について紹介があったうえで、各機関との意見交換の場では、海上保安部、陸上自衛隊をはじめ、原子力規制庁、嶺南振興局や電力各社などから、それぞれの取組みや行政に求めることなど貴重な意見があり、興味深く拝聴しました。
 
所用のため、私はその後退席しましたが、能登半島地震から1年が経過したタイミングで、そこから得た教訓を皆で確認するとともに、災害に対する意識を一層高める場に同席できたことは、議員の立場として大変有意義であったと感じた次第です。
 
一点要望するとすれば、先般、市防災士会さんとの議会報告会(出前)の中であった、「能登半島地震時の市の対応状況や課題、それに対する対応を市民にも広く周知して欲しい」とのご意見。
 
これは、市や関係者、議員だけが知っているのではなく、一人でも多くの市民に伝えてこそ、市全体の防災意識が高まるとの趣旨からのご発言でした。
 
仰るとおりと受け止めた訳ですが、今回の市地域防災計画改定で反映した内容を含め周知されれば、市民の安心や計画のPDCAが回っていることも理解されると思うことから、市においてはぜひ対応をお願いするとともに、私もまた改めて、担当課にお伝えしたいと考えます。
 
これまでも繰り返し述べているよう、災害対応は自助、共助、公助に近助、それぞれが機能し合ってこそ「災害に備えるまちづくり」につながるもの。
 
私自身も市に言うのみならず、広く市民の皆さんに知っていただけるよう、各SNS媒体やニュースレター、報告会の場等、様々な場を通じお伝えしていく所存です。

北陸自動車道・名神高速道路と国道8号は同時通行止め

ブログ 防犯/防災

敦賀では昨日夕方あたりから降り始めた雪。
 
今朝は除雪の音で目覚めました。
 
市の車道の除雪目安は10センチとありますが、目視ではそれに達するかどうかといった積雪。
 
いずれにしても早朝より対応いただいている除雪業者の方々、市の道路や危機管理関連の職員の皆様におかれては、昼夜を問わず、緊張感をもって対応いただいていることに感謝するところです。
 
さて、今冬一番の寒気は、北西から北風への変化により、今日は福井県、近畿地方及び中部地方の山地、平野で大雪となるおそれがあるとの予報となっています。
 
これを受け、国土交通省近畿地方整備局や中日本高速道路(NEXCO中日本)などは9日午後3時、大雪が予想されるとして福井県敦賀市から滋賀県栗東市にかけて、10日午前2時から北陸自動車道・名神高速道路と国道8号の同時通行止めを行う見込みと発表。
 
大規模な車両滞留を防ぐため、大雪が予想される地域への外出自粛や、通行ルートの見直しを呼びかけています。
 
実際、NEXCO中日本 名古屋支社のX(旧Twitter)を確認すると「降雪等の影響により、10日2時から以下の区間で通行止めを実施しました。」とあり、10日(金)2時現在での福井県、近畿地方及び中部地方における通行止め実施区間は以下のとおり。
 
<高速道路の通行止め区間>
 ◉名神(上下線)一宮IC~栗東湖南IC
 ◉北陸道(上下線)米原JCT~敦賀IC
 ◉舞鶴若狭道(上下線)若狭美浜IC~敦賀JCT
 ◉東海環状道(内外回り)大野神戸IC~養老IC
 

【通行止め区間の範囲図(NEXCO中日本 名古屋支社のXポストより引用)】
 
また、国道8号の疋田交差点(敦賀市)から辻交差点(滋賀県栗東市)にかけての区間に関しても通行止めとなっていますのでご留意ください。
 
最新の道路情報等は、昨日ご紹介した敦賀市HP『雪に関する情報』などを参考に、各機関にアクセスいただけますようお願いいたします。
 
外を見ると今は吹雪。
 
視界不良、滑りやすい路面となっていますので、これからの通勤、通学の際は十分ご注意ください。
 
※国土交通省からは「不要不急の外出は控えて欲しい」とありますので、それぞれご判断を。
 
加えて、特に朝一番の雪かきにおいては、ギックリ腰にも十分注意。
 
しっかり準備運動したうえで、腰だけを屈折させない姿勢を心がけましょう。
 
それでは、いよいよ冬将軍到来ですが、ご家族、職場内でも声掛けあって、皆で北陸の冬を「安全第一」で乗り越えましょう!

「全国ギャンブル依存症家族の会 福井」の定期開催について

ブログ 社会

今日から明日10日(金)にかけ、日本列島は今年一番の寒気。
 
一面真っ白になっていることを覚悟で今朝カーテンを開けると雪はなく、やや安堵したところですが、予報によれば、日本海側だけでなく、瀬戸内側など広い範囲で雪雲が発達し、既に雪が強まっている北陸から東北南部の内陸、山沿いでは局地的に100cm以上のドカ雪になるとのこと。
 
これを受け、国土交通省は気象庁と合同で会見を行い、不要不急の外出を控えるよう呼びかけるとともに、予防的通行止めを行う可能性があることを発表しています。
 
急な積雪による危険や立ち往生を回避するためには、なんといっても正確な情報を早め早めに収集することが肝要であり、そうした観点から、以下の敦賀市HP『雪に関する情報』は、福井県や敦賀市、ならびに気象、道路、公共交通機関に関わるリンク先が集約されていて便利です。
 
 →敦賀市HP『雪に関する情報』はこちら
 
当該ページをご覧いただき、各機関をブックマークしておくなど、「雪への備え」としてご活用いただければと存じます。
 
さて、話は変わり、本日は開催案内を1件。
 
昨年12月15日のブログでご紹介した「全国ギャンブル依存症家族の会 福井」。
 
「ギャンブル依存症」は「病的賭博」といわれる、れっきとした「病気」であり、現在、日本国内において、ギャンブル依存症罹患者は“320万人”と言われており、またこの数と同じくして、ギャンブル依存症者の周囲には、問題に巻き込まれ苦しんでいるご家族がおられ、ギャンブルによって、借金やその他の問題を繰り返すギャンブラーに対して、何とかできる方法はないだろうかと悩み、自分を責め、苦しんでいるという実情があります。
 
「家族の会 福井」は、全国では42番目となるものの、私の知人が、同じ境遇にいる方を一人でも回復させたいと強いをもって立ち上げられました。
 
12月14日に敦賀で「初開催」された家族の会福井には、全国から約65名が参集されるという関心の高さでしたが、同じ苦しみの中にいる家族たちが当事者との適切な関わり方を学び、結果として、当事者にとっても家族にとっても有効な手立てが取れること。
 
ギャンブル依存症の家族が抱える問題を広く知ってもらうことを目的として、啓発活動、情報提供などの活動を。
 
今後は、治療施設やセルフケアサービス、行政機関との連携を図ること、さらには、依存症者の就労機会の確保を図る活動や、ギャンブル依存症問題の啓発と予防教育の推進を図る活動が重要とする会の趣旨を、私自身、十分理解したところです。
 
そのうえで、定期的に催すことによってこそ、ギャンブル問題で悩んでいる方へメッセージが届くとの思いから、以下のとおり「家族の会 福井」を定期開催するとしています。
 

【「全国ギャンブル依存症家族の会 福井」作成のチラシ】
 
1月は11日(土)13時30分より、敦賀市のあいあいプラザで開催されます。
 
福井県内あるいは近隣の府県で悩んでいらっしゃる方に少しでも届くよう、私自身、このブログや各SNSでも発信するところですが、闇バイトや最悪の場合、自死にもつながってしまう「ギャンブル依存症」は性格によるものではなく、回復できる病気です。
 
社会問題を解決するうえで、ギャンブル依存症に対する正しい知識を国民の皆様に知っていただくことが重要であり、そうした観点から、どなたでも参加いただけるとしていますので、関心のある方はぜひ足を運んでいただけますようお願いいたします。

2025連合福井新春旗開き

ブログ 働く仲間とともに

日本製鉄による米鉄鋼大手USスチールの買収計画をバイデン米大統領が禁止した問題について、経団連会長、日本商工会議所会頭、経済同友会代表幹事が7日の記者会見でそろってバイデン氏を批判し、日米関係悪化への懸念を表明したところ。
 
政治サイドでは、岩屋毅外相が同じく7日、来日したブリンケン米国務長官と会談。
 
本件について問題提起し、「国家安全保障上の懸念を理由として買収を禁止する判断がなされたことは極めて残念だ」との考えを伝えました。
 
岩屋外相は、ブリンケン氏の発言などについては明らかにしなかったものの、会見で「日米双方の経済界、とりわけ日本の産業界からは、今後の日米間の投資について強い懸念の声、心配の声が上がっており、これは重く受け止めざるを得ない」と強調したうえで、会談では「懸念の払拭に向けた対応を米国側に求めた」と説明。
 
一方、日本製鉄会長は「諦める理由も、必要もない」とし、長期戦覚悟の法廷闘争に踏み切っており、経済界や政治側からの声を踏まえ、米政府が今後どう動くのかに注視するところです。
 
さて、長く労働組合の役員を務めていたこともあり、このシーズンに続くものといえば「旗開き」ですが、これは労働組合で一年間の活動を始めるにあたり年始に開く懇親の場のことで、年末にたたんであった労働組合の旗を改めて年始に開き飾って、新年の決意を表明することから「旗開き」と言われるようになったもの。
 
昨日は、その皮切りとなる「2025連合福井新春旗開き」が福井市内にて開催され、連合福井推薦議員団の一人として出席してまいりました。
 
昨年は元日の能登半島地震発生により急遽中止としたことから、1年空いての開催となりましたが、県内各地から連合福井加盟産別労組の役員が集い、演壇の晴れやかな雰囲気と掲げられた連合旗、そして何よりそこに集う皆さんの笑顔から、無事の開催を心から嬉しく思った次第です。
 
会のほうは、まず主催者を代表して矢野義和・連合福井会長、ご来賓を代表して杉本達治・福井県知事、西行茂・福井市長、などからのご挨拶があり、「持続的な賃上げへの取組み」、「成長と分配による好循環」といった言葉が共通する点であったと認識した次第です。
 
続いて、辻・波多野両衆議院議員(ともに立憲民主党)、立憲民主党福井県連代表、国民民主党福井県連代表、労働福祉団体代表からの挨拶で、我が国民民主党からは川畑孝治幹事長より、「訴え続けている所得税やガソリンの減税は、国民の皆さんの声から始まったものであり、今後も働く者の目線、国民に寄り添った政治に邁進する」旨、力強い言葉がありました。
 
先の衆院選を経て、福井県選挙区の勢力分布がガラリと変わりましたが、今後の国政選挙・地方議会選挙においては、我が方もしっかりと候補者を擁立し戦うことを確認しており、そのことを含め、川畑幹事長の言葉を胸に置いたところです。
 

【壇上で挨拶する川畑孝治 国民民主党福井県連幹事長】
 
その後の懇親の場では、久しぶりにお会いした先輩や同志の皆様と歓談をし、互いの近況報告などで盛り上がり、あっという間の約2時間。
 
最後は、矢野会長の「がんばろう三唱」で締めくくり、互いの健闘を誓い合った後、会場を後にしました。
 
昨日は公共交通機関利用ということで、福井駅から新幹線で帰りましたが、改めて、20分で敦賀に着くのは本当に便利。
 
一昨年の旗開きの際はまだ、未来に向かう新幹線の息吹を感じるところであったことを考えると、現実となった今に時代の進化を思った次第です。
 
車中で思いにふける間はなかったものの、こちらも改めて、真面目に汗して働く同志、仲間に感謝。
 
連合福井推薦議員団の一員として役割を果たせるよう、決意を新たにする一日となりました。

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