嶺南6市町の「人と思いをつなぐ」こと

ブログ まちづくり

「仲良く手をつないでいこうと思えば、まずは相手の特徴を知ること」
 
以前よりご紹介しています、嶺南6市町の有志議員や職員にて構成する「嶺南未来構想会議」については、北陸新幹線敦賀・小浜開業を契機により近い関係になる「嶺南全体」を捉え、その将来像を描くことを目的に活動を進めていきているところ。
 
構想会議にて策定した将来像の原案をベースに、多方面へのプレゼンテーションや意見交換を通じ、より理想に近づけるべく作業を行なってきている訳ですが、冒頭に書きましたように、これから手をつないでいくための共通点を見出す観点においても、嶺南6市町それぞれの特徴や課題を知ることが必要ではとのメンバーからの意見。
 
つまりは、その市町の最上位にある「総合計画」の内容を把握していこうということで意見が一致。
 
この構想会議の良いところは、考えたことは即行動。
 
早速、手分けをして各市町に趣旨説明のうえアポイントを取ると、どこも快く受け止めていただき、トントン拍子で日程調整完了。
 
昨日は、第1陣として小浜市、おおい町、高浜町に伺ってきました(敦賀市、若狭町、美浜町は別日に設定)。
 
それぞれ2時間の枠をいただき、前半の1時間は、市町の皆さんから総合計画のご説明と質疑、後半は構想会議より原案のプレゼンテーションとそれに対する行政視点での感想を頂戴する形で進行。
 
「総合計画」に関しては、小浜市と高浜町がちょうど今年度策定に向けた作業を行なっているところであり、ホットな審議状況などを聞かせていただきました。
 
また、おおい町においては、策定した計画の冊子をコンパクト化し、町職員の皆さんは日頃から携帯しているともお伺いし、計画に対する意識の高さを感じました。
 
相手もあることですので、全ての内容をオープンにすることは避けますが、北陸新幹線開業という視点で見ると、小浜は通過駅になるということで、受け皿づくりや開業効果について計画に滲み出ていたのに対し、おおい・高浜はそこまでのトーンでなかったり(まだ先の話しとの感覚)、人口減少対策に関して、おおい町では「若者」に重点を置いた取り組みを進めるとの姿勢が如実に表れていたりと、基本施策やアプローチの仕方が大変参考になりました。
 
後半の構想会議が考える嶺南の将来像プレゼンは、これまたこの会議の特徴で「全員参加」の「分業制」。
 
各議員がパートパートで登板し、会の趣旨や策定案の考え方について説明させていただきました。
 

【私も司会やプレゼンなどでマイクを持たせていただきました(写真は高浜町での様子)】
 
密かに楽しみにしていた策定案に対する市町の皆さんの感想、反応については次の通りでした(職員さんからの主なご意見)。
 
◉もっと職員を呼べば良かったかな。また機会があれば設定いただきたい。
◉各市町が新幹線開業に向けて取り組んでいるが、まずはこの地域に目を向けてもらうことが大事であり、次に各市町に目を付けてもらう。一枚岩になることが大事。
◉福井県の「WAKASAリフレッシュエリア構想」と方向性が合致していると感じた。新幹線開業効果として、嶺南スタイルとして発展していければと思う。
◉嶺南が一体となって進めていくことは必要なことと感じた。
◉舞若道開通の時もまだ先と思っていたことがすぐに来た。将来に向かって先んじて準備を進めることが大事だと認識している。
◉「関西から一番近い海のあるまち」との構想会議のフレーズは、「近畿のふるさとであるまち」(平成元年の高浜町総合計画)と似ている気がした。
◉関西から来た人にとっては、見える景色に大きな差がなければ、小浜も大飯も高浜も同じ。企業誘致も然り、全体で連携して取り組んだほうがやり易いという面もある。
 
行政視点でも、嶺南が一体となって取り組んでいく必要性の認識や大きな方向性としては同じであることは大きな収穫であったと同時に、「もっと職員を呼べば良かった」と言ってもらえたことは喜ばしいことでした。
 
最後の高浜町役場を出る時には、外は真っ暗でしたが、言うまでもなく「充実した一日」。
 
高浜から敦賀までがつながる将来を頭に浮かべつつ、1日の議論を振り返りながら下道で帰路につきました。
 
こうして昨日だけでも、多くの職員の皆さんとのつながり、思いの共有が図れたことを思えば、この構想会議の役割は「人と思いをつなぐ」ということにもあるのかもしれません。
 
我がまち「敦賀」の持続的発展への尽力は勿論のこととし、視野広く、視点を先に置いて、引き続き活動にあたっていきます。
 
(追伸)
嶺南未来構想会議の考える「嶺南の将来構想」に興味のある方は是非、連絡いただけますようお願いいたします。
人数に関係なく、どこでもお伺いいたします。
 

【小浜市役所】

【おおい町役場】

【高浜町役場】
 

祝!「東浦コミュニティ運営協議会」設立!

ブログ 地域コミュニティ

26日に召集された203回国会(臨時会)は、本日より菅首相の所信表明演説に対する各党の代表質問が行われます。
 
衆議院が28、29の両日、参議院が29、30両日の予定となっている訳ですが、本国会に臨む野党の姿勢を見ると、立憲民主党がGoToキャンペーンの影響などコロナ対策の追及に加え、日本学術会議が推薦した会員候補のうち6名の任命が見送られたことについて「徹底的に撤回を求めて戦う」構えだそう。
 
次期衆議院選挙での連携を念頭に、共産党も立憲民主党と同一の歩調を取るとされています。
 
一方、立憲民主党との共同会派を離脱した国民民主党は、新型コロナに関し、「11月中に追加の現金給付を含む新たな追加経済対策をまとめ政府にぶつけていく」としたほか、立憲民主党が慎重な国会での憲法審査会の開催についても「基本的な立場は違っても議論をしっかり積み重ねていくことが大切だ」と積極姿勢を見せ、政策提案を通じて独自色を出す考えとのこと。
 
正直申し上げ、立憲民主党が共産党とタッグを組み、追及と称した「揚げ足取り」や国税を投じながら国益を失するかの日本学術会議の問題をヒステリックに叫ぶ姿が目に浮かびますが、言論の府にあるまじきこの構図にはもううんざり。
 
このコロナ禍において臨時国会の開催を要求してまで行うべきは何かを考えれば、政権の失点稼ぎやパフォーマンスに時間を費やしている場合ではありません。
 
コロナ対策など近視眼的な課題、憲法改正など我が国の長期的課題に対し、言論を持って論ずる真の国会の姿に足るのはどの政党か、本国会を通じ、しっかり見極めることが出来るものと考えます。
 
以前にも述べた通り、政治の力は「数」であれど、国民の信頼を得るのは「信念を貫く」姿。
 
皆さんにおかれましても、その点ご留意いただき、今後の国会の動向に注視いただきたく存じます。
 
話しを身近なことに置き換えますが、さる10月23日、敦賀市の東浦地区にて「東浦コミュニティ運営協議会」が設立しました。
 
実は私、議員になって初めての一般質問で取り上げたのが「人口減少対策と地域コミュニティの維持について」でありまして、既にコミュニティ運営協議会を設立している粟野地区に次いで、他の地区も続けるよう行政としての支援のあり方などについて意見提起するなど、自身としては一丁目一番地のテーマともしているところ。
 
東浦地区においては、以前より区長会長さんとも連携させていただいていました。
 
そうした経過のもと、本協議会は、昨年11月に検討会を立ち上げて以降、5回の会議を通じ、地域の活力源である若手リーダーを事務局に配置するなどの体制構築のもと、晴れて設立を迎えたもの。
 
この東浦地区は、少子高齢化に加え、過疎化も進み、地域の行事運営の基礎的活動や歴史文化の継承までもが困難になっていることを踏まえ、地域全体の人のつながりと互いに支え合い、補い合うことで、豊かで温もりのある地域としていくとの目的のもと、本協議会がその役割を果たしていこうというものであり、生まれ育った地域への強い思いと新たな組織にてチャレンジする姿勢に敬意を表するとともに、私自身、大変嬉しく思うところであります。
 
今後は、市の「コミュニティ事業運営交付金」なども活用しながら、11地区の区長さんを中心にスポーツ協会、老人クラブなど様々な地域団体が補完し合うスタイルで来年度の東浦夏祭りに向け活動を進めるとのことであり、私にとって第二の故郷とも言えるこの東浦地区のため、出来うる限り活動に協力していく所存です。
 
この日は、現状の地区全体の課題などもお伺いした訳ですが、これとは別に以前から気になっていた場所の現場調査も行うことが出来、大変有意義な時間を過ごしました。
 
その気になる場所とは「杉津」にあったのですが、ちょうど同級生が関係している場所でもあり、連絡したところ急遽ガイドに駆けつけてくれ心より感謝。
 
赤裸々に申し上げることは控えますが、地域の歴史に加え、自慢のスポットの紹介、そして互いの夢まで語り会うことが出来ました。
 
古から変わらぬ東浦からの景観は、敦賀の宝のひとつだと思います。
 
こうした自慢の宝を持つ地域にお住まいの方が、こうして新たな組織を立ち上げ故郷を維持していこうとしている今、この地域を守り、持続的発展につなげるために私自身何をすべきか。
 
地域の皆さんの声を原点に、今後も連携のもと活動にあたっていきます。
 
以上、東浦地区への思いを込めて、素晴らしき杉津からの眺めをご紹介し、本日のブログとさせていただきます。
 





秋に咲く花あれば散り行く花もあり

ブログ

昨日は、県内各市町の議会議員が集まっての合同研修会。
 
敦賀市議団は、会場の福井市フェニックスプラザまでバス移動ということで、12時出発の10分前に市役所駐車場に到着すると1本の電話が…。
 
実は、集合は11時45分だったらしく、「いまどちらですか?」と議会事務局さんからの心配の電話でした。
 
時計を見ると当然、既に5分遅刻状態ということで、そこからバスまで全力疾走。
 
出発には間に合ったものの、集合時間に遅れるというのはやはり申し訳ないもの。
 
家に帰って確認すると1週間ほど前のファックスに、しっかり「11時45分集合」と書かれた詳細案内が届いていました。
 
連絡事項に十分留意し、「時間を守れ」の基本行動遵守を念頭に、今後一層注意していかねばと反省。。。
 
さて、その議会議員合同研修会については、座席指定、十分な離隔距離をとるなどコロナ対策を講じての開催。
 
1部は早稲田大学マニフェスト研究所招聘研究員からの「議事機関としての質疑・質問のあり方とは」、2部も同じく早稲田大学大学院教授による「最新の国際情勢と日本の針路」と題した講演を拝聴しました。
 
評価する立場にはないのですが、1部の方では、講演者の過去の負のご経験を、さも旧態依然と言わんばかりに、今でもあるかのように話されるシーンや気分を害するような言葉遣いがあり、正直、この場で講演いただくのに相応しい方なのかと率直に思いました。
 
そう感じたのは、私だけでなかった様子でしたので、議会改革が進んでいるところとそうでないところの差はあるにせよ、嫌悪感を抱くような内容は慎むべきと感じた次第です。
 
2部のほうでは、主の題目に加え、コロナの実情など新たな知見が得られました。
 
前述の通り、県内各市町の議員、これに議会事務局さんも同行される一同に介しての研修会であり、バス代や会場費含め税金で賄われることに加え、皆の「時間」を使うもの。
 
今後も「費用対効果」をしっかり念頭に置いた内容に構成いただきたいと思ったところです。
 
話しは変わりまして、昨晩は「運命を決めるクジ」。
 
この時期恒例のプロ野球ドラフト会議が開催されました。
 
私世代のドラフト会議といえば、江川卓、桑田と清原など社会現象にもなった当時を思い出す訳ですが、ちょうど高校3年で高校球児であった長男と同世代の選手がドラフトにかかるとあって、テレビの生中継を観ていると、上位で複数球団が競合する選手もいれば、最後の最後に育成選手で指名される選手もあるなど、やはりそこには人生ドラマがありました。
 
地元敦賀からは、敦賀気比高校の笠島選手(投手)が巨人、長谷川選手(野手)が西武にそれぞれ育成選手で指名されました。
 
笠島選手は大学進学との報道もありますが、長谷川選手を含め、今後プロ行きの選択をされた際には、敦賀から巣立ちチャレンジする姿を応援したいと思います。
 
こうして、希望や夢に向かい進む姿がある一方、約100人の選手がこのシーズンで現役引退されるのだそう。
 
秋に咲く花あれば、散り行く花あり。
 
先日見た、鮮やかに咲き誇る莇生野のコスモス畑と重なり、浮かんだ言葉です。
 
引退の理由も様々あれど、「やり切った」、「悔いはない」と思えたのであれば、それに勝るものはありません。
 
そうした人生模様を見るに、我が身に置き換えてもいつ散ることとなっても悔いなきよう、一日一日、その一瞬一瞬を大切にし生きるべしと秋の夜に思う一日となりました。
 

「文化の秋」編集思考で広がる視点

ブログ まちづくり

24日、核兵器の保有や使用を全面的に禁じる「核兵器禁止条約」の批准数が、条約発効に必要な50ヶ国・地域に達したと国連が発表。
 
これにより、条約は90日後の来年1月22日に発効されることとなりました。
 
核兵器を違法とする、いわゆる国際的な「法的措置」となる訳ですが、条約に加盟しなければ遵守義務がないことや、米露を始めとする核保有国の参加は絶望的であることから、実効性に課題が残るとも報じられているところです。
 
本件に関しては、先の9月定例会において、「日本政府は核兵器禁止条約に批准し、米の核の傘から離脱せよ」との請願が提出されたことから、私は、「核不拡散防止条約(NPT)の中で、まずは核兵器の量を低減させていくべきであり、核兵器禁止条約によって核保有国と非核保有国との対立構図を作ることは、逆に核兵器の使用リスクを高めることになる」、「米の核の傘から離脱することは、国民の命と財産を他国からの脅威に晒すこととなり、我が国の安全保障の観点において現実的でない」との考えを持って、「原案不採択」の立場で討論したところであります。
→→→やまたけの討論全文はこちらから
 
同禁止条約に関しては、日本のみならず世界各国の受け止めも様々となりますが、今後はそうした国際情勢の中で対立や緊張感が高まらないことを切に願い、注視をしていきたいと思います。
 
さて、話しは変わりまして、好天に恵まれた昨日は、私にとって「文化の秋」の一日。
 
ひとつは、以前に市の職員さんから「是非参加を」とお誘いいただいた、駅西地区社会実験の一環で開催された「才能をひらく『編集思考』ワークショップ」。
 
オルパーク2階にて開催されたワークショップには、約15名が参加され、主催者である編集工学研究所さんの講師のもと、大変楽しく、そして大変価値のある1時間半を過ごさせていただきました。
 

【ワークショップの様子】
 
この編集工学研究所さんのパンフレットを拝見すると、「『情報社会の編集』を『日本という方法』によって、地域や企業の『本来』と『未来』をむすび、経済と文化がともに支え合い発展する。新しい時代のモデルを創出していきます」とあります。
 
正直、サンドイッチマンではありませんが、「何言ってるか分かんない」感じだと思いますが、私自身も最初はピンと来ませんでした。
 
ワークショップでは、「編集思考」という見方を通じて、「ひろば」をテーマにアイデアや考えを整理していくというものでしたが、4つの演題を通して学んだことは次のようなものでした。
 
◉演題1「アテンションとフィルター」
・情報を取り扱う行為は全て「編集」である。
・注意を向けている情報は飛び込んでくる、すなわち何を見ようとしていることが大事。
 
◉演題2「連想ネットワーク」
・人は放っておいても勝手に頭の中で連想している。
・イメージサークルを作る。あることを考える時に、そこからつながっていることを同時に考えると広がる(例:ひろば→ベンチ)
 
◉演題3「情報の地と図」
・まさに連想の「コツ」。
・普段はひとつの方向しか見れていないものに多面性を持たせ、情報の多様性を引き出していく。
・分母に地「何(誰)にとっての」、分子に図「何(どういうもの)になる?」と考えることで、イメージが湧く。
・分母の「主体を変えてみる」ことや「助詞(が、は、も、を)を切り替えてみる」ことによって、さらに思考が広がる。
 
演題4「アナロジカル・シンキング」
・最終ステージでは、「◯○みたいなひろば」を考えてみる(その心は?まで)。
・各人、隣同士で話し合って出てきた考えが大変面白く、以下、主なものをご紹介します。
 ①ニューヨークの公園みたいなひろば→(その心は?)→多種多様な人が集まります
 ②温泉みたいなひろば→(その心は?)→リラックスが出来ます
 ③新幹線みたいなひろば→(その心は?)→新しい技術で快適に、あっという間に時間が過ぎます
 ④ディズニーランドのようなひろば→(その心は?)→様々なキャラクターで楽しませます
 ⑤お寿司屋さんのようなひろば→(その心は?)→新鮮なネタを提供します
 
ご覧のように、さながら「大喜利」大会のようでしたが、会場の皆が楽しく盛り上がりました。
 
こうして、自然と敦賀駅西地区のひろばのイメージを多面的視点をもって考えることが出来たものと思います。
 
最後に講師の方からあった「新しいものを考える時には、一旦原点に戻って考えることが大事」との言葉も印象に残りました。
 
過去・現在・そして未来と考える際、大きく捉えれば、この敦賀のまちの原点に立ち戻って思考を深めることが大切なのかもしれませんね。
 
貴重な機会と新たな知見を提供いただきました編集工学研究所の皆さん、参加者の皆さん大変ありがとうございました。
 
ちなみに、駅西地区の「知育・啓発施設」設置に関しては、丸善雄松堂さんと編集工学研究所さんが協力をし、「人と知との出会いをつなぐ場づくり」に向け、鋭意取り組みを進めておられますので、乞うご期待ください。
 
1点目に力が入ってしまい長くなりましたが、もうひとつの「文化の秋」は、地元粟野地区の文化祭。
 
こちらは、中学生からご高齢の方まで、グループや個人で出展された力作が所狭しと展示されており、毎年拝見しているもの。
 
この日も、様々なジャンルでコロナに負けぬ力強い作品があり、パワーを頂戴しました。
 


【コロナ終息祈願の折り鶴は、何と銅板製】

【こちらの恐竜?は、何とプルタブをつないで作られていました】
 
粟野公民館の外に出ると、他の地区から足を運んでいただいている石橋さんや粟野スコップサウンズが丹精を込めて手入れされた花壇やコキアが美しく風に揺らいでいました。
 


 
こちらには心癒されるとともに、普段のお手入れに感謝です。
 
粟野地区文化祭は10月30日(金)まで開催されていますので、お時間ある方は是非足を運んでいただければと思います。
 
こうして2つの事柄に触れ、頭の中も少し柔らかく、気持ちもリフレッシュすることが出来ました。
 
やはり、充実した人生を送るためには、音楽や本などを含めた多彩な「文化」が必要不可欠。
 
深まる秋、コロナ禍においてもそれぞれの楽しみ方を持ってお過ごしいただければと存じます。

やっぱりスゴい!敦賀と鉄道の歴史!

ブログ 敦賀の歴史

昨日は、あいにくの雨模様と強い風。
 
敦賀駅前で開催の駅西地区社会実験イベントのほうも、朝の準備の際に雨に降られ大変だったそうですが、それでも日中は時折日が射す時間帯もあり、土砂降りでないだけ良かったと思うべきでしょうか。
 
まずは、そのような悪天候の中、終日運営対応にあたられたスタッフの皆さんに感謝です。
 
イベントの方は、私の参加した夕刻も、あらゆる年代の方が会場を訪れ賑わいを見せていましたが、やはりお昼時は結構な人数が足を運んでいただけたと聞き嬉しい限り。
 
昨日のブログでもご紹介しましたように、この社会実験は、令和4年の北陸新幹線開業に向けてゾーンニングした駅西エリアをどう有効活用していくかの視点のものであり、例えば、公園の芝生は天然か人工どちらが相応しいか?このエリアに必要なのは何か?など、来場いただいての感想をアンケートにてお答えいただくことが重要でもあります。
 
「こういう場所なら普段も行こうかな」「こういうふうに活用すれば賑わうのでは」などの声をお聞かせいただきたいと思いますので、天気が回復する今日はぜひ会場に足を運んでいただけますようお願いいたします。
 
さて、社会実験はこれからの新幹線開業に向けてでありますが、昨日午後は、同じ鉄道ネタでも「敦賀と鉄道の歴史」を学ぶ場に参加してきました。
 
「観光ボランティアガイドつるが」さんが主催する「鉄道カフェ」の今年度第1回目が松原公民館で開催され、定員40名に枠があるということで事前申込みしたうえで参加させていただいた訳ですが、改めて、敦賀は鉄道のまちと言われる所以を知ることが出来ました。
 

 
「日本遺産認定へのアプローチとその魅力について」と題し、前半は敦賀市の観光交流課の職員さんから、日本遺産認定までのプロセスや苦労話しを、後半はボランティアガイドさんの方から、明治15年に開通した長浜〜敦賀、さらには今庄までの旧北陸線トンネル群を映像ベースにて解説をいただきました。
 
本年6月に日本遺産に認定された長浜、敦賀、南越前とつながる鉄道トンネル群に関しては、第1回目に文化庁に申請した際には「ただのトンネルじゃないか」と酷評され、敢えなく落選。
 
しかしながら、その際に文化庁側からあった、「コアな内容のストーリーを万人受けするように」、「実際に訪れてみたいと思えるように工夫を」とのコメントをもとに、各市町が協力し課題改善のうえ再度チャレンジしたところ、めでたく認定を勝ち得たとの裏話しを聞くことが出来、その苦労の大きさが伺えました。
 
また、改めてこの敦賀の鉄道の歴史を聞くに、日本の鉄道の歴史はここにありと言っていいほどの「貴重な財産」であることが良く分かりました。
 
その始まりは、何と1869年(明治2年)、明治新政府が「鉄道敷設計画」を決定した際、東京〜横浜、京都〜大阪〜神戸と並び「琵琶湖畔〜敦賀」が整備すべき支線として、日本初の鉄道路線の1区間に挙げられていたこと。
 
これは、いかに明治政府が、敦賀を日本海側の物流拠点として見ていたかを表しています。
 
その後、難工事を経て、1883年(明治17年)に敦賀線「長浜〜敦賀」が全線開通する訳ですが、何せ「日本一」のものが満載。
 
◉柳ヶ瀬越えの1,352mのトンネルは、当時国内最長。
◉D51型(デゴイチ)蒸気機関車の国内初配備。
◉明治14年開通の小刀根トンネルは、日本人技術者による工事では国内2番目、現存する日本最古のトンネル。
◉その後の今庄側への山中越えを含め、日本一の難所と呼ばれた。
◉連続する魔のトンネル、急勾配の難所の運転は一級品の腕を要した。
◉国際港へ舵を切った敦賀港からつながる欧亜国際連絡列車。
 
などなど、ここでは書き切れないほど盛り沢山の記録やエピソードがありました。
 

【旧北陸線トンネル群のひとつ「樫曲トンネル」。通行するとレトロな灯りが点灯します。】
 
とりわけ、敦賀から今庄に抜ける山中越えの30kmは、12ものトンネルを掘る必要があり、硬い岩盤の部分では1日に15cmしか掘り進めることが出来なかったそう。
 
このような貴重なお話しをお聞きした後、会場にいらっしゃった86歳の元鉄道マン(運転手?)の方がこのような感想を述べられました。
 
「20歳から勤めていた職場が、こうして脚光を浴びるというのは本当にありがたいこと。これで安心して死ねる。」
 
100年も前に、石も手積みで作られたトンネル群がこうして今も使用されていること自体が驚きな訳ですが、感想を述べられた方のように、先人たちの挑戦と想像を絶する苦労があって成し得たこの鉄道遺産に思いを馳せ、これからも大切にせねばと胸に誓った次第。
 
それから約140年の時を経て、D51蒸気機関車から新幹線へ。
 
古き良きものを大切にし、新たな時代に挑戦していく。
 
これは、歴史的に「交通の要衝」として栄えてきた敦賀のまちに与えられた使命であり役割であると、思いを再確認した1日となりました。
 

【駅西地区社会実験の会場で見た、子ども達が描く新幹線からは「新たな時代」を感じました】

市民力で「敦賀駅西地区社会実験」を盛り上げよう!

ブログ まちづくり

ここ最近、福井県内では、クマの出没情報が相次いでいたところ、一昨日からは敦賀市でも。
 
出没情報だけならまだしも、23日8時半頃、市内の長沢で会社員の50代男性がクマに襲われ、顔を引っ掻かれるケガをしたほか、8時40分頃には数百メートル離れた樋ノ水町の北陸新幹線工事現場の40代男性作業員も襲われ、左足を折るなど重傷を負う被害が発生。
 
その後、2人にケガを負わせたクマは11時頃に猟友会により射殺されましたが、このクマは22日夜に同じく長沢で確認された成獣であったそう。
 
昨日は、大野市でも70代女性が襲われケガをするなど、クマが大きなニュースとなった1日でした。
 
以前の福井新聞によれば、10月12日に県庁で開催した臨時のツキノワグマ出没対策会議では、県内の4~9月の出没件数は517件と過去最多を更新し、引き続き行動が活発化していることを確認。
特に市街地や日中の出没など大胆な行動が目立ち、県は「例年にも増して危機的な状況」と対策に万全を期すよう呼び掛けたとあります。
 
各市町も鳥獣被害対策を講じてきているものの、こうして被害が現実となっている以上、敦賀も然り、どこでも出没する可能性があるとの認識のもと、まずは注意して行動するしかないかと思うところです。
 
さて、そうした中ではありますが、敦賀では今週末以降3週連続でイベントが続きます。
 
内容は以前のブログで紹介した通りでありますが、本日24日(土)、25日(日)はトップバッターとして「敦賀駅西地区 社会実験」が開催されます。
 
令和4年度末の北陸新幹線敦賀開業に向けて、本年3月に公表した敦賀駅西地区のゾーニングに基づき、エリアの中央に配置される「公園・広場」整備後の民間活用を想定した社会実験となり、敦賀駅西地区社会実験実行委員会(敦賀青年会議所が主体となって構成)が主催するものであります。
 →→→駅西地区社会実験の詳細はこちらから
 
ケータリングエリアでは多くのキッチンカーが集っての飲食提供、親子ひろばの開催や本を活用したワークショップ、夜にはスカイランタン打上げなど、民間中心で多様な楽しみ方が出来る企画になっています。
 

【スカイランタンの打ち上げイメージ】

【本を使ったイベントでは、このような企画もあります】
 
また、訪れる市民の皆さんが、今後整備される「公園・広場」を創造し、利活用方法についてアイデアを頂戴出来るような契機にしたいとの狙いもあることから、是非足を運んでいただければと思います。
 

 
もちろん、コロナ対策も万全に行われますが、やはりリスクがあるのはマスクを外した飲食時。
飲食の際は、他との距離を十分に確保するほか、極力話さないなど少しの我慢をしていただき、個々の注意で感染予防に努めていただければと思います。
 
「医療と経済は両輪」であると、先般の福井医師会 池端会長のお話しにあった通り、恐れて何もチャレンジしないのではいけません。
 
コロナ禍にあっても、明るく賑わいを取り戻していくために、本日を皮切りに開催されるイベントを「市民力」で盛り上げていきましょう。
 
最後に、私も両日どこかの時間帯で参加する予定としておりますので、会場で見掛けましたら気軽にお声掛けなど頂ければ幸いに存じます。
 
ではでは、本日はこれまでに。
 

【参考まで!生まれ変わる駅西地区のイメージ図です!】

ムゼウムも総合計画も、市民の皆さんにとって魅力あるものにせねば、その先の繁栄なし

ブログ まちづくり

東北電力が令和4年度以降の再稼働を目指している女川原子力発電所2号機について、宮城県議会は22日の本会議で、再稼働への同意表明を求める請願を賛成多数で採択。
 
これで県議会、地元2町議会による再稼働への同意が出揃ったこととなり、再稼働条件としては、県知事の判断を待つのみとなりました。
 
東日本及び沸騰水型原子力発電所(BWR)では、東京電力の柏崎刈羽原子力発電所6,7号機(新潟県)、日本原子力発電の東海第二原子力発電所(茨城県)も原子力規制委員会の審査に合格済みであるものの、地元同意を得るまでのステップに進んでいる女川は再稼働の一番手となることは間違いありません。
 
これまでに再稼働したプラントは、いずれも西日本、加圧水型(PWR)であり、そうしたことからも意味合いが大きい訳ですが、あくまでも冷静且つ科学的な立場のもと、来月になろうかという宮城県知事の判断に期待するところであります。
 
さて、昨日は、11月3日にリニューアルオープンを控える「人道の港敦賀ムゼウム」の運営方法に関する議員説明会、午後は、第5回となる敦賀市総合計画審議会を傍聴させていただきました。
 
ムゼウム議員説明会では、そもそもの目的や費用の面で未だ理解出来ないとの意見があった一方、市民の声を踏まえ、その存在価値を評価する声も挙がるなど、様々な意見がありました。
 
私は、議員対象に開催された内覧会以降もムゼウム側の取り組み状況について話しを聞く機会があったほか、指定管理者方式でなく直営方式で運営するにあたり最も心配していた発信力、誘客のネットワークの点に関し、テレビCMやラジオ、るるぶやジパングなど全国クラスの雑誌、地元紙への記事掲載、市や福井県観光協会HP、大手旅行代店とのチケット委託契約など、あらゆる媒体とルートを活用し、周知・PRされている状況は評価に値するものであり、多くの方に見ていただくには、これら撒いた種を、今後いかにつなげ育てていくかに掛かっていると受け止めています。
 
さらには、ちょうど昨日の新聞記事に掲載されていた敦賀高校生が訪れたことなどを勘案するに、次世代層へのアプローチと実際の声からすれば、ある種、本施設の存在価値というのは、これから走り出しながら、広がりを見せるのではないか、いやそうしなければならないとの考えに基づき、特段の意見はしませんでした。
 
所管する人道の港発信室の皆さんは、限られた人員の中奮闘されておりますが、直営で運営することのメリットを最大限に生かし、自分自身も発信を続けながら、有効活用に向け尽力していく所存です。
 
午後からの総合計画審議会については、先の定例会で自身も一般質問の場で意見提起したこともあり傍聴をした訳ですが、この日は高校生4名(全て敦賀高校生)、大学生1名(福井大学)も出席のもと開催。
 

 
議会やパプリックコメントで挙げられた意見への対応方針の確認から、中期事業計画(案)の概要についての審議がされました。
 
私の意見提起のうち、敦賀が誇る歴史や産業を生かし「世界に向けて発信」していくとの点については、市長答弁において「審議会にぶつけてみて、やわらかく接していきたい」とあったものの、昨日の資料には記載なしということで、私としては拘った部分でもあるため、追って担当課に確認しておきたいと思います。
 
各委員さんからは様々な視点でご意見がありましたが、とりわけ原子力に関しては、女性の委員から「賛成反対ではなく、原子力発電と半世紀をともにした敦賀市として、そもそものエネルギーにおける位置づけを学ぶ場があっても良いのでは」、福井大学の学生さんからは、「大学は地域と産業をつなぐ架け橋。原子力に関しても中立な立場で出来ることがあると思うので、市民のために役に立てたら良い」と、何とも素晴らしき意見がありました。
 
本審議会に関しては、今後、新たな事業案などについてアイデア出しなども行いながら、取りまとめに進む訳ですが、定例会でも求めたように、専門性を要する部分については、掘り下げ論議にて意見集約が出来るよう工夫した取り組みをお願いするところです。
 
ムゼウム、総合計画然り、市民からの関心や興味なくば、その先に魅力あるまちづくりにはつながりません。
 
これに向けては、もちろん自身も汗をかいていきますが、市の各部署の皆さんにおかれては「ホームページに掲載してあります」で終わらすのでなく、高齢者など情報弱者の皆さんを含め、いかに隅々まで行き渡る情報発信が出来るかが鍵となることを念頭に、今後の取り組みいただくことをお願いし、本日のブログを閉じさせていただきます。

F-TOP21敦美支部「議会報告会」を開催、議員は使われてこそ価値あり!

ブログ 働く仲間とともに

今日から天気は下り坂。
 
秋晴ればかりを望んでいては贅沢というものですが、敦賀駅西エリアでは今週末、社会実験として各種イベントが開催されることもあり、ここは予報を覆す回復を期待したいものです。
 
さて、一昨日、昨晩とF-TOP21主催の行事が続きました。
 
F-TOP21とは「福井総合政策フォーラム21」の略称で、連合福井の各構成組合と推薦・連携議員で作る団体。
 
この日は、敦美支部主催の「議会報告会」が開催され、同支部推薦議員である北川県議会議員、今川敦賀市議、そして私の3名にて出席。
 
振り返れば、前回の開催は年明けでしたので、コロナ禍もあって約10ヶ月ぶり。
 
会場は、ニューサンピア敦賀で除菌・喚起装置も備えた部屋でありましたが、コロナ対策に留意し、労組からの参加者は代表者20名程度に絞った形式にて開催されました。
 
冒頭、支部会長さんからのご挨拶の後、私たちの方から各人20分程度づつ時間を頂戴し、それぞれのスタイルにて活動報告をさせていただきましたが、北川県議と今川議員が既に9月定例会の報告ニュースを準備されていたのに対し、私はというと、まだ校正中の段階。。。
 


 
別の資料を準備はさせていただいたものの、こうした点はさらにスピードアップせねばと反省した次第です。
 
その後の意見交換では、北陸新幹線工事の工期逼迫の関係、コロナ禍における労組としての支援活動のあり方、総合運動公園野球場のスコアボード故障、エネルギー政策に関する県と嶺南の方向性、鉄道遺産のPR不足など、様々な視点でのご意見を頂戴しました。
 
とりわけ、新幹線工事の件に関しては、現場実態をどこまで把握しているか分からないが、政治の側から「決めた工期だから守れ」だけでは、そのしわ寄せは現場の労働者に来るばかりであり、究極に追い込まれた環境による労働災害発生や過重労働による心身の健康、最悪命の問題にもつながり兼ねないことから、そうした働く者の視点に立って声を伝えて欲しいとのご意見は、まさに仰る通りと受け止めました。
 
工期が遅れた場合の影響は当然生じる訳ですが、経済を優先し、当初の水際対策に失敗したと言われる新型コロナとも掛け合わせた発言もあり、認識を強めたところ。
 
この点に関しては、国や県マターとせず、私の立場においても現場実態や労働環境を把握のうえ、しっかり対応していきたいと考えます。
 
敦賀市の関係では、以前にブログでも書きました総合運動公園野球場のスコアボード故障に関し、やはり多くの野球関係者、野球をしている子を持つ親御さんからの嘆きと修理を求める声がかなり大きくなっています。
 
本件に関しては、市の方にこれまでの対応状況を確認したところでありますが、再度アクションしていきます。
 
このように、対話をすれば現場目線、働くものの視点での貴重なご意見が聞けるもの。
 
議員側の考えもクリアにお伝えすることが出来るため、今回の再開を機に、今後も定期的に開催していければと思います。
 
私自身、労組の役員時代に良く言ってましたが、議員の立場からするとその裏返しで「議員は使われてなんぼ」。
 
各職域の皆さん、そしてもちろん地域の皆さんに何かあれば「やまたけ」の顔を思い浮かべていただき、「使って」もらえるよう、引き続き活動を進めて参ります。

「Act Now for the Future 〜未来のための今〜」福井県医師会会長のご講演から得たこと

ブログ

新たなことへの挑戦や新たな知見を得ることは、前に進む力が生まれるもの。
 
昨日はまさに、2つの前進する活力を得た1日でした。
 
まずひとつ目は、午後に開催された敦賀市議会の広報広聴委員会。
 
こちらのほうでは、今年度の「議会報告会」の進め方と「議会だより」の内容確認を協議した訳ですが、とりわけ「議会報告会」については、コロナ禍に鑑み、これまでの集合形式を止め、初の議会チャンネル放映とYouTube掲載にて開催することとしており、この日は収録・編集をご担当いただく嶺南ケーブルネットワーク(RCN)さんにお越しいただき打ち合わせを行いました。
 
RCNさんとは細かな収録方法などを確認した後、パワーポイントでの報告資料作成後、1月中旬には各委員会ごとの収録、2月中旬に放映、YouTube掲載することまでを確認しました。
 
市議会基本条例にも年に1回以上開催するとしている「議会報告会」ですので、コロナ禍とはいえ簡単に止めるだけではいけないと新たな試みを提案したものであり、各委員会、議員各位の協力のもと具現化に向け、引き続き進めていきたいと考えます。
 
ふたつ目は、18時30分より福井ユニオンププラザで開催された「2020・F-TOP21講演会」。
 ※F-TOP21とは「福井総合政策フォーラム21」の略称
 
講師に福井県医師会会長の池端幸彦氏をお招きし、「福井県における新型コロナウイルス感染症のこれまでの経緯と今後の対策 〜いかにして福井県の医療崩壊を防いだのか〜」と題した講演を聞けるということで、福井県の新型コロナ対応に関し、いわば第一線で修羅場をくぐられた方のお話しとあって大変楽しみに出席をしました。
 
4月の第1波ピーク時には、一歩間違えれば医療崩壊の危機すらあった福井県内医療において、リーダーシップを発揮され福井県・各医療機関との連携のもとその危機を回避した実体験と医療のプロとしての知見を聞くことが出来たことは、私にとって目から鱗の内容ばかりでした。
 

【ご講演される福井県医師会の池端会長】
 
ここでは要約して記載しようかと思いましたが、このお話しは皆さんにも是非お知り置きいただきたいとの思いから、私が疑似メモとして記録したものをそのまま掲載することにさせていただきます。
 
以下、乱文はお許しいただき、お読み取りいただければ幸いに存じます。
 
◉感染症・新型コロナ全般
・医療を守るためには経済が回らないといけない、経済を回すためにも医療を守らなければならない。即ち、医療と経済は両輪。
・感染症にゼロリスクはない。ゼロリスクを求めるのであればロックダウンするしかない。
・COVID-19(コービッドナインティーン)と呼ぶのが医師流。
・コロナ=王冠。突起を持った形のウイルスであることから「コロナ」と名付けられた。
・最近のウイルスは変わり身が早く、捉えにくいという特性がある。
・ウイルスと細菌の違い。細胞膜、細胞質、核がそろったものが細胞。ウイルスは細胞ではなく、核酸の回りをエンブローブと呼ばれる膜で覆われている。
・細胞は一人で生きていけるが、ウイルスは寄生しないと生きていけない(いわゆる寄生虫)。
・ウイルスは単独では増殖できないので、人の細胞の中に入り込んで増殖することでしか生きられない。
・SARS-1は威力が強すぎて、人が死んでしまうため失敗した(ウイルスの立場で言えば)。人とともにウイルスも死ぬため消滅した。
・COVID-19は、その反省からか(ウイルスの立場で言えば)比較的弱いため、寄生しやすくなっている。
・来年のオリンピックまでに撲滅させることは不可能と考えており、コロナとは上手に付き合っていくしかない。
・Go-Toを批判してもCOVID-19は死なない。正しく怖がることが重要。
・ワクチンは人体実験もしないといけないので、少なくとも2年は要する。
・子宮頸がんワクチンを例にすると、副作用をどこまで考えるかが問題。日本ではワクチンを止めてから子宮頸がんは増えている。
・スペイン風邪は4,000万人死亡。エボラ熱で1万1,000人が死亡。5〜10年に1回はこうした新たな感染症が発生している。
 
◉福井県の新型コロナウイルス 感染症第1波を振り返って
・3月18日に福井県第1号発生。
・4月10日のピークでは病床占有率が72.1%まで上昇し、本当に医療崩壊の危機になる可能性もあったが、検査の分担をするなど県内医療機関の協力体制のもとその後低下させることが出来た。
・4月12日に開設した「入院コーディネートセンター」で管理を一元化できたのも効果的であった。
・4月15日からは、県医師会長、看護協会長、DMAT、県担当者による定例ミーティング(隔日)にて意思決定スピードを早めた。
・医療関係者を守るためにも情報は開示すべきとの思いで記者会見も行うこととした。報道関係者の認識を正す意味合いも含め、質問対応は徹底的に。正直に話すことで途中からは良い関係性のもと、事実そのままの記事が掲載されるようになった。
・医療科学の世界は確率の問題であり、ミスがあれば必ず引くという勇気が必要。
・福井県は全員入院が基本。実態として、人工呼吸器管理などが必要な重症者は全体の5%。軽症のまま治癒が80%。
・全国ではECMOで2〜3割を救うことが出来たが、福井では3名に使用したが救えなかった。
 
【第1波を振り返ってのまとめ】
・初動の遅れは致命的であったかもしれないが、情報共有の重要性、多職種の意思疎通の重要性、D-MAT(入院コーディネーター機能)と「福井県感染制御ネットワーク」の活躍、風評被害への対応などにより、厚労省内でも「福井県はよくやった」と言われる対応が出来た。
・出口戦略を含む今後の課題、広報活動の重要性とそのあり方、コロナ禍後の医療機関の経営の見通しなどについては、現在進行形で考えている問題。
 
◉今後の取り組み
・医学統計的にはまだ言えるまでにないが、ウイルス弱毒化の可能性はある(若年層は重症化しないなど感染状況の傾向から)
・感染症法における入院勧告等の権限の運用見直し(軽症者の自宅療養など)がされたが、福井県は原則入院を続ける。
・検査体制の抜本的な拡充として、一般の医療機関等がPCR等行政検査委託契約を締結。県内全医療機関(530)の約半分にあたる246医療機関が協力してくれたことは大変ありがたいこと。これにより各地域のかかりつけ診療所や地域外来・検査センターに電話予約のうえ、相談・検査することが可能となる。
・PCR検査をすることで医療機関も安心できる。
・検査する医療機関については、風評を懸念し公表していないが、地域の医師会にて把握のうえ、患者に迷惑が掛からないよう(たらい回しなど)相互に紹介する医療機関は決めてある。
 
◉まとめ
・感染率が低い集団のスクリーニング検査(全員PCR検査)の功罪。感染率については、全世界で約0.435%、日本国内は約0.068%、福井県内では約0.033%。県内人口を全員検査したとすると感染者総数763人、PCR検査陽性者数534人、偽陽性者数229人、偽陰性者数763人となり、統計的に試算される偽陽性者、偽陰性者の数に鑑みた意味合いを考えなければならない。
・コロナで死ぬ人をなくすことが大事で、コロナの人を見つけることは本質ではない。
・何も感染リスクのない人を全員検査することはナンセンスである。
・これからは、「あれはダメ、これはダメではなく」、「ここまではいいよ」と示唆をしていくことが重要。
・感染症を制するものは経営を制する。
・CHANGE!or DIE!!など、COVID-19感染対策の極意
 

【前カルビー社長の松本晃氏の「経営学語録」を池端会長が改編したもの。確かに経営と感染症対策は通ずるところありですね。】
 
こうしてお話しを聞き、COVID-19との付き合い方について一層理解することが出来ました。
 
さらに前を向いて、進む力を与えてくれた池端会長、医療関係者の皆さん、この場を設定いただいたF-TOP21にこの場を借りて感謝申し上げます。
 
最後に、池端会長が大切にしているとお話しされたこの言葉に、私自身元気付けられたことから、そのことをご紹介し、本日のブログを閉じさせていただきます。
 
「Act Now for the Future 〜未来のための今〜」
 
あらゆる「今」は「未来」につながっている、「今」を懸命に生きれば、明るい「未来」はあると。
 

【福井に向かう途中の杉津パーキングからの眺め。夕陽の沈んだ敦賀湾を照らす立石岬灯台の灯りは未来へと導く道標か。】

withコロナ時代の新幹線開業に向けて、敦賀の「アツい」3週間が始まる

ブログ まちづくり

興業収入が公開から最初の3日間だけで46.2億円、観客動員数324万人、いずれも土日・平日の過去最高を記録。
 
これは、16日に公開されたアニメーション映画「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」の数字ですが、テレビアニメから人気に火がつき、漫画の単行本の発刊部数は累計1億部を超える「空前のブーム」となっているもの。
 
作品のストーリーや時代背景などから、人気は子どもからお年寄りにまで及んでいるのが特徴だそう。
 
これだけ多くの皆さんが共感するものですので、自分も映画館に足を運び体感したいと考えていますが、何かコロナを吹き飛ばすかのようなパワーを感じる次第です。
 
さて、やや強引ながら、この「鬼滅の刃」の人気やパワーなどと結びつけて考えますと、敦賀市ではこの週末以降、3週連続で大きなイベントが開催されます。
 
このコロナ禍でイベント開催か!と思われる方もいらっしゃるとは存じますが、withコロナの時代に突入し、Go-To旅行にイートなどの経済施策にもあるよう、そこは行政であろうと民間であろうと十分な感染対策(入場口の制限、入場者受付・検温、人数により入場制限など)を施しながら開催していくということでご理解いただきたく。
 
まず、1週目の10月24日(土)、25日(日)に掛けては、敦賀駅西地区(駅に向かって右手の空き地ゾーン)社会実験実行委員会が主催しての「敦賀駅西地区 社会実験」。
※敦賀駅西地区土地活用事業者と敦賀市が協力
 
北陸新幹線敦賀開業に向けて、本年3月に公表した駅西地区のゾーンニング(エリアの使い方)に基づき、エリアの中央に整備される「公園・広場」の整備後の民間活用を想定した社会実験として、ケータリングやスカイランタン打ち上げ、親子広場や本を使ったワークショップなどが行われます。
→→→詳しくは、リンク先の敦賀市ホームページにてご覧ください
 
2週目の11月1日(日)は、国道8号空間利活用イベント(社会実験)。
 
こちらは、敦賀市が主催、先般整備を終えた国道8号2車線化により創出された公共空間(拡張した歩道エリア)において、「国8空活」と題した利活用イベントを開催するというもの。
 
イベントでは、気比神宮前交差点では22店舗が参加しての「OSANPO SANDOU」(飲食や雑貨ブース)、本町通り沿いでは「まちなか音フェス」とした音楽イベントやフードフェス、さらに17時30分からは気比神宮境内においてライトアップフェスと興味をそそる内容。
 
なお、社会実験として行うということで、新たに出来た空間の使い方提案や、利用者等へのアンケートを通じての課題抽出を通じ、「より使いやすく、もっと楽しい」魅力的な空間づくりにつなげていくとしています。
→→→詳しくは、リンク先の敦賀市ホームページにてご覧ください
 
最後の3週目は、11月3日(火・祝)の「人道の港敦賀ムゼウム」リニューアルオープンです。
 
こちらに関しては、これまでに何度もご紹介していることもあり内容は経過や内容は割愛しますが、既に市民内覧会なども行われ、いよいよオープンとなります。
→→→詳しくは、こちらも敦賀市ホームページにて
 
当日は、10時からのオープニングセレモニーの後、12時より一般開放されるほか、午後1時30分からは、きらめきみなと館にてポーランド広報文化センター所長による講演会やパネルディスカッション、さらには金ヶ崎緑地などでは「人道ウィーク」や「日本遺産(鉄道・北前船)」に因んだ誘客多角化促進事業に関わるイベントも催されます。
 
また、この日の夜からは「ミライエ」も始まり、港と星空、そして光のコラボレーションが彩りを添えてくれます。
 
このように、これから11月中旬に掛けては、敦賀駅から金ヶ崎エリアに掛けての賑わい創出、動線をどう描いていくか、市民の皆さんに楽しんでいただけるエリアにしていくためのヒントやアイデアを頂戴出来る機会として、私自身、大いに楽しみにしているところであります。
 
これら事業の整備目的は、北陸新幹線敦賀開業に向けた受け皿づくりというのが大きな部分としてありますが、これに伴う絶好の機会は、コロナ禍にあっても前を向き、市民の皆さん自身が楽しみ、自分たちでまちを盛り上げていく機運を高める契機でもあると考えます。
 
ちなみに、私の持論は「そこに住む人(市民)が笑顔で楽しんでいれば、周りから自然と人(他市町からの観光客)は集まる」であります。
 
そうした思いを押し付けてはいけませんが、皆さまにおかれましては是非現地に足を運んでいただき、まずは楽しんでいただくこと、そのうえで、これからの敦賀や将来構想など、思い浮かんだ感想などは私まで頂戴出来ればと思いますので、どうぞ宜しくお願いいたします。
 

【一昨日、夕陽に照らされる新幹線車両基地工事用の大型クレーンの姿に、力強く未来に進む敦賀の姿が重なり合いました(一昨日、赤信号停車中に撮影したもの)】

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