敦賀市議会「2025年 議会報告会」開催中!

ブログ 敦賀市議会

父のこともあり、久しぶりの街頭活動となりましたが、昨朝は月曜恒例の粟野交番前交差点へ。
 
自己分析では、悪天候の方が燃えるタイプの私。
 
こちらも久しぶりのカッパ着用のもと、ドシャ降りの雨の中でしたが、元気に約30分、街頭演説を行った次第です。
 
なお、雨は活動を終えた瞬間ピタリと止むという運の良さ…。
 
週初めは、天気に左右されることなく街頭に立つと決めている訳ですが、寒さも加わるこれからの季節。
 
父が闘病で苦しんだ姿を思えば、何のこれしき。
 
「思い込んだら試練の道を」の精神で、引き続き頑張る所存です。
 
さて、本日は重要なお知らせを1件。
 
実は、頃合いを見計らって告知しようと思い、失念していたのですが、毎年開催している敦賀市議会の「議会報告会」について。
 
広報広聴委員会にて実施方法などを協議のうえ、今年度は、議員を3グループに分け、市内9つの公民館すべてで開催することとし、市内全町で回覧をしましたグループごとの議員メンバーと日程は、以下チラシのとおり。
 

【敦賀市議会作成の開催告知チラシ】
 
既に、11月7日(金)の北公民館、8日(土)の東浦公民館が実施済みとなってしまいましたが、以降は上記のスケジュールで開催されます。
 
前年度までは、集合型の報告会を1回、市内の各団体に足を運んでの「出前」報告会を3回開催してきましたが、今年度は趣向を変え、市民の皆様が参加しやすいよう各地域で、開催回数を増やすことで、より多くの方にお越しいただきたいというのが議会としての思い。
 
なお、各公民館で開催するものの、例えば今日であれば、粟野地区住民の方が対象という訳ではありませんでして、市内のどちらにお住まいの方でも参加できます。
 
つまりは、参加機会を増やすというのが主旨ですので、その点ご理解いただきたく。
 
そうした思いを込めて、本日は18時30分より粟野公民館にて開催いたします。
 
たまたま自分もメンバーに入っていることもあり、ぜひとも多くの皆様にお越しいただきたく。
 
会場でお話しできますことを楽しみにお待ちしております。

「敦賀市民文化祭」と「氣比の杜整備構想市民ワークショップ」

ブログ まちづくり 敦賀の歴史・文化

文化芸術に触れ、心満たされる。
 
昨日は11月6日(木)から開催の「敦賀市民文化祭」(敦賀市文化協会・敦賀市教育委員会主催)総合展示が最終日ということで、見逃すまいと鑑賞してまいりました。
 

【会場のプラザ萬象入口】
 
会場のプラザ萬象では、大ホールにて写真や絵画、水墨画、書道、工芸、俳句など、小ホールでは小中高生が描いたポスター原画と、いずれも力作ばかり。
 

【作者の思いがこもった力作はすべて見どころ】
 
ジャンルを問わずじっくりと鑑賞した中に、先輩や知人の作品も多く展示されていましたが、こちらは工芸(漆塗)の分野で、現代の名工に学び、全国レベルの賞を数々受賞されている浅賀貴宏さんの作品とともに、敦賀で立ち上げた「敦賀工藝鹿鳴会」の紹介もあり、鑑賞を通してエールを送ったところです。
 


【浅賀さんの作品(上)と「鹿鳴会」の紹介】
 
また、多目的室(市民ギャラリー)では、創作の部として、市内で活動する「hari hari warks(ハリハリワークス)」さんの作品を鑑賞。
 
手芸にフラワーアレンジメント、ワイヤーアート、押し花、水引など、こちらはよくもまあこんな細かい仕事ができるものだと、感嘆の声を挙げながら見て回ったところですが、なんと知人のご姉妹が、水引・つまみ細工の技術で国際平和美術展に出展されるなど、世界的な評価をされていることを知り、その方から直接じっくりお話しを伺うことができた次第です。
 

【水引とつまみ細工で作ったRaruraさんの作品(同じものが国際平和美術展に出展)】
 
こうして気づけば、1時間半ほど鑑賞した訳ですが、冒頭で述べたとおり、文化芸術に触れることは心癒され幸せな気持ち、そして力をもらったところ。
 
「心をつなぐ 世代をつなぐ 文化のちから」の基に伝統文化の継承と発展に取り組むことはもとより、新しい流れにも目を向けながら、文化でつながる親しみのある町へ会員一同で取り組んでいただいている敦賀市文化協会様に敬意を表するとともに、こうした場を提供いただいたことに感謝申し上げる次第です。
 
その後は、北公民館で開催の「氣比の杜整備構想(けひのもり)市民ワークショップ(WS)」へ。
 
氣比の杜整備構想に関しては、これを調査・検討する委託業務「氣比神宮周辺公有地等の利活用方策検討調査業務」の仕様書を見るに、「本業務は、本市の歴史と文化の中心である氣比神宮の周辺公有地等の利活用について、上位・関連計画の整理や市民意識調査などを実施し、得られた情報の整理・分析を行った上で、氣比神宮エリア一帯の魅力をさらに高める「氣比の杜」構想のコンセプト策定及び望ましい導入機能を検討し、利活用方策をとりまとめることを目的とする。」とされており、その一環として、昨日の市民WSも開催されているところ。
 
既に第1回目のWSは10月12日(日)に同じく北公民館で開催されており、2回目の昨日、傍聴に参加した訳ですが、北地区を中心に参加されている皆さんは、高校生から現役世代、ご高齢の方まで、まさに老若男女が集い、どこかアットホームな雰囲気を感じた次第です。
 

【市民WS会場の様子】
 
市のホームページによれば、このWSは、世代を問わず地域で生活するさまざまな方の意見を聞いて、今後のまちづくりに活かすために実施しており、「将来このような場所になったらいいな!」「こんな活動ができる空間がほしいな…」 などの思いやアイデアについて出し合い、今後の“氣比の杜整備構想”の検討に反映していくとあります。
 
昨日のWSでも、自分たちが欲しいもの、観光客目線ではどうかなどが話し合われ、様々なご意見があったところ。
 
ワークショップは全3回開催する予定であり、次回は11月30日(日)。
 
3回では少ないのではないかとの思いはあるものの、こうした機会を通して、氣比神宮やその周辺の現状や課題、将来のあり方などを地域住民自らが考えることには、大いに意味があると思うところであり、注視していく所存です。
 
今朝は時間がなく、この後追記するかもしれませんが、一旦これまでに。。。

文化的、政治的、芸術的側面から、世界と日本をつないだ「敦賀」は特別な存在であり

ブログ 敦賀の歴史・文化

「人が一番の宝」
 
「自分で自分を知るということは意外に難しい」
 
講演会の冒頭にあった、小倉和夫氏からの二つのキーワード。
 
昨日14時より、きらめきみなと館小ホールにて、約90名の方にお集まりいただき、気比史学会主催(敦賀市共催)第41期敦賀市民歴史講座「シリーズ戦後80年」(最終講)を開催しました。
 
テーマは「ー戦後80年 昭和100年ー 世界の中の日本、そして敦賀」。
 
講師には、祖父母、母が敦賀にゆかりがあり、1938年に東京でお生まれ、東京大学法学部卒業後、外務省に入省。
 
外務省文化交流部長、経済局長、また各国大使、国際交流基金理事長を歴任され、現在は同基金顧問、日本財団パラスポーツサポートセンターパラリンピック研究会代表をお務めの小倉和夫氏。
 
長身で年齢を感じさせない、まさに紳士であり、重責を担ってこられたそのご経験から、質疑を含めて約2時間、ご講演をいただいた次第です。
 
講演では、こちらからのテーマ設定を、「人」に焦点を当て、『「敦賀の人」物語』のタイトルにてお話しいただきました。
 

【投影した資料の表紙】
 
また、歴史上、敦賀を発った人、敦賀を通った人、敦賀に来た人(敦賀を語った人)など、講演の構成は以下スライドのとおりであり、以下概略をご紹介いたします。
 

【資料より抜粋】
 
「敦賀を発った人」ではまず、与謝野晶子。
 
敦賀よりフランスに渡り、流行を追いながら、しかも流行の中から自分の趣味を標準にして、自分の容色に調和した色彩や形を選んで用い、一概に盲従して居ない、言わば「自分らしさや個性」を持つ、フランスの「婦人の姿」に感服した彼女は、一方で当時(明治期)の日本を次のように表現。
 
 堅苦しく、うはべの律義を喜ぶ国
 しかも、かるはずみなる移り気の国
 支那人などの根気なくて、浅く利己主義なる国
 阿米利加の富なくて阿米利加化する国
 疑惑と戦慄とを感ぜざる国
 男みな背を屈めて宿命論者となり行く国
 めでたく、うら安く万万歳の国
 
小倉氏からは、この状態というのは、100年以上経った今の日本も変わらないのではとの問い掛けがありました。
 
また、次に登場した林芙美子の同じくフランスヘの旅立ちは、下関から朝鮮半島、中国を経てウラジオに至り、シベリア鉄道でパリに赴いたもので、敦賀経由ではないものの、パリに芙美子が着いた終着駅「北駅」(ガールドノール)と敦賀を掛け、終着駅にはロマンがあり、敦賀は、現在その状態であることをむしろ思い切ってPRしてはどうか、加えて、駅をつなぐ連絡通路に絵を飾ってギャラリー(文化的なまち)にとのご示唆。
 
「敦賀を通った人」では、ロシアの音楽家プロコフィエフ。
 
プロコフィエフは、かくて1918年5月、ペトログラードを発ち、シベリア鉄道でウラジオストックに着き、そこから船で敦賀に上陸。
 
6月、東京へ赴いた訳ですが、現代的スタイルの音楽家として名をなすようになった彼は、「長唄 越後獅子」からヒントを得て、そのリズムを用いて「ピアノ協奏曲 第3番第3楽章」を作曲したこと。
 
「敦賀に来た人」ではまず、かの有名な建築家ブルノ・タウト。
 
ブルノ・タウトは、1933年5月、ウラジオストックから汽船で敦賀に乗陸して、日本に1936年10月まで滞在。
 
その間、桂離宮などの日本建築に心酔し、日本建築の美と精神を国際的に知らしめる役割を担いましたが、そのタウトが敦賀に入港する際、港の風景に触れて記したのが「気比の松原」。
 

【タウトが表現した「気比の松原」(資料スライドより抜粋】
 
ここでは、小倉氏より「タウトが称賛した気比の松原を世界に」の言葉がありました。
 
続いて、日本人では水上勉。
 
敦賀を訪れた水上が「思いのこもる故郷」として残したのは、これまた「気比の松原」。
 
<以下、水上勉の言葉>
 
何げない松並木でも、山の端道にも、海岸の砂浜にも、その人の心の歴史が落ちこぼれているからにほかならない。私は私で、あの気比の松原から、三松、勢の松原にいたる岸辺を、若い妻と、長くあずけていた子をつれて、さまようた日を懐しいと思う。とりわけ、敦賀の気比の松原は、私にとっては、永劫のものである。
(中略)
そこで走っていた子の耳と髪とワンピースに、松の落葉が、ふきこぼれていた風光も、牛が寝たように見えた立石岬も、糸をひいたようだった波荒い白い沖も、私だけのものだ。
 
小倉氏から特別な言葉はなかったものの、情景浮かぶ水上の文章から、気比の松原が特別な存在であることを感じた次第です。
 
その後は歴史を遡り、「渤海と敦賀」では、古から敦賀が大陸とつながる重要港であったこと、長屋王の例からは、伝統的に陸上交通の要地であったことを紹介。
 
一部、スライドを割愛されたものの、「歴史と人」の視点から、文化的、政治的、芸術的側面から、世界と日本をつないだのが「敦賀」であり、外国人にとっても日本人にとっても「敦賀」は特別な存在であったことを学んだ次第です。
 
ご講演は、その後、数件の質疑を受けた後、司会の私から、世界を俯瞰するお立場から、今後の敦賀に向けた貴重なご示唆をいただいたこと、歴史を大切にし、人は宝であることを再認識できたことに感謝申し上げました。
 
なお、冒頭にありました「自分で自分を知るということは意外に難しい」の意味とは、個に留まらず「自分たちの住むまちを自分たち自身が知るということ」と置き換えれば、こうして、連綿と継承される地域史を学び、知ることの重要性はもとより、「日本」に置き換えても然りと考えるところです。
 
こうして、戦後80年、激動の昭和100年の節目の最後にふさわしい講座になったと思うところであり、ご多忙のなかお越しいただいた小倉氏に感謝申し上げます。
 
そして、秋晴れの行楽日和にも関わらす、参加くださいました皆様にも心より感謝申し上げます。
 
今回お話しいただいたことと重なるのは、気比史学会設立以来の会是。
 
「過去に学び 未来に期待し 今日を生きる」
 
会是を胸に、また豊富で悠久の歴史を持つ郷土敦賀を誇りに、今後も活動してまいります。

11/24(月・祝)は【福井】にて「党員・サポーター集会/候補者募集説明会/街頭演説会」を開催します!

ブログ 政治

毎週金曜14時からの国民民主党幹事長定例会見。
 
冒頭、榛葉幹事長は、「いよいよ待ちに待った高市内閣との本格論戦が、衆参での本会議場での代表質問が終わり、今日からいよいよ予算委員会の審議が始まりました。我々も『対決より解決』でしっかりと提案型の建設的な議論を繰り広げていきたいと思いますし、政治とカネをはじめとして質すべきところはしっかり質していきながら、我々の主張を堂々と発信していきたいと思います。」と党のスタンスから。
 
また、ガソリン暫定税率の年内廃止に触れ、高市首相や自民党の鈴木俊一幹事長をはじめ、頑張っていただいた与党の幹部に対し、心から感謝を申し上げたうえで、約束は「もう1つ」あるとし、いわゆる「103万円の壁」に関し、「これもこれから建設的に、集めた税金を使う側ではなくて働いて税金を払っている納税者の立場に立って、与野党の違いを超えてこれもしっかりと建設的な議論を積み上げて、結果を出していきたいと思います。」と語りました。
 
その後、記者とのやり取りで、高市早苗首相が同日の衆院予算委員会での答弁準備のため、午前3時過ぎに公邸入りしたことについて問われた際には、「首相が3時からなら、事務方は1時半、2時から待機している。体力がもたない」と述べたうえで、「各国首脳は朝一番に安全保障や危機管理のブリーフィングを受けるが、日本では朝3時から答弁で『こうしよう』『ああしよう』と。日本の国会の現実だが、変えられるものは変えていかないと、いい仕事ができない」と語りました。
 
なお、ここからが榛葉節。
 
「さすがに朝3時からはしんどい。おれ、夢の中だったもん。まさかあの時間に首相が頑張っていると思うと申し訳ない」と話した一方で、質問者が政府側に事前に質問内容を伝える「質問通告」の在り方を検討する必要があるとし、「(首相は)野党の立憲民主党の質問に備えたのだろうと思うが、誰かをやっつけるような国会はやめないとだめだ」と述べた点に関しては、まさに「対決より解決」。
 
議員定数削減が取り沙汰される中ではありますが、「国会改革」もまずこうした、すぐにでもできる(通告のあり方等)ところから改善していくべきではと感じた次第です。
 
さて、榛葉幹事長の発言然り、私としては、真の「改革中道政党」は国民民主党との自負をもって所属をし、活動している訳ですが、国会議員、地方議員の数は増えてきているとはいえ、まだまだ少数政党の域を出ないところ。
 
そうした中、さらなる党勢拡大を図るため、「全国キャラバン」と銘打ち、玉木代表や榛葉幹事長など党幹部が全47都道府県に入って、党員・サポーター集会ならびに候補者募集説明会、街頭演説会の3点セットでの開催を続けています。
 
当福井県連においては、11月24日(月・祝)で開催することとしており、昨日から党本部ならびに県連ホームページやSNSでも告知を開始したところです。
 
 →国民民主党HP「11/24(月・祝)【福井】党員・サポーター集会/候補者募集説明会」はこちら
 
 →福井県連HP「11/24(月・祝)【福井】党員・サポーター集会/候補者募集説明会を開催します」はこちら
 

【党本部作成の告知バナー】
 
街頭演説会はどなたでも参加可能ですが、「党員・サポーター集会」ならびに「候補者募集説明会」は、特別党員・党員・サポーターのいずれかの登録がないと参加できませんのでご留意ください。
 
なお、この際、党員・サポーターにご登録いただける方はぜひ、以下リンクよりお願いいたします。
 
 →党本部HP「党員・サポーターを募集中です!」はこちら
 
紙ベースでのお申込みでも良いという方は、以下県連リンクをご覧ください。
 
 →県連HP「国民民主党の党員・サポーター募集」はこちら
 
告知バナーをご覧になってお分かりのとおり、夏の参院選以来で玉木雄一郎代表が来福されます。
 
先に述べた党勢拡大のためには、地方議員の仲間を増やし、足腰を強くすることが必要不可欠です。
 
今後行われる県内の地方選挙に「我こそは!」と思われる方はぜひお申し込みのうえ、ご来場ください。
 
もちろん、玉木代表あるいは国民民主党の政策が聞きたいという方も大歓迎ですので、皆様ふるって参加くださいますようお願いいたします。
 
私は県連役員として、会場でお待ちしていますので。

公私それぞれ活動再開

ブログ 働く仲間とともに 敦賀の歴史・文化

はや本日11月7日からは、二十四節気の「立冬」に入ります。
 
立冬は、秋分と冬至のちょうど中間にあたり、暦の上では今日から冬。
 
いよいよ寒さが本格化する時期となる一方、福井県では昨日「越前がに」の漁が解禁となり、越前漁港や三国漁港に帰港する底引き網漁船から新鮮なカニが次々と水揚げされる、活気に包まれた様子が報じられていました。
 
漁期は雌のセイコが12月31日、雄のズワイが来年3月20日まで。
 
「越前がに」は、言わずと知れた福井を代表する冬の味覚であり、「解禁」をさりげなく妻にPRしつつ、わが家にも早くあの姿(セイコ専門ですが)、あの味が訪れることを楽しみに待つところです。
 
こうして季節の移り変わりを感じる中でありますが、活動のほうは通常に戻り、今は順次、職域での市政報告会を開催しています。
 
一昨日は、日本原電の敦賀発電所で開催したところ、お昼休みの貴重な時間にも関わらず、多くの皆様にお集まりいただき感謝。
 
こちらも度々申し上げているとおり、敦賀発電所は、新入社員時代から私を育ててくれた「マイプラント」であり、1号機は廃止措置、2号機は再申請・再稼働に向けた調査や維持管理など、発電所を運営いただいている所員の方々に敬意を表しつつ、自身の一般質問の内容や敦賀市政のトピックスに関し、思いの丈をお話しした次第です。
 

【多くの皆様にお集まりいただいた市政報告会】
 
質問時間があまり取れず申し訳なかったのですが、感じたのは母体組織のあたたかさ。
 
真剣なまなざしでお聞きいただくとともに、励ましの言葉まで頂戴し、沸々と力がみなぎってきた次第です。
 
「活動の原点は、職場と地域の声にあり」
 
今一度この思いを胸に、引き続き活動にあたる所存です。
 
なお、報告会は職域・地域を問わず、オファーがあればお伺いいたしますので、ブログをご覧の皆様からもぜひお声掛けいただければ幸いです。
 
また、ジャンルは変わりますが、活動を通常に戻すといえば、プライベートで事務局を務める市民歴史団体「気比史学会」。
 
再掲となりますが、明日11月8日(土)14時からは、今年度講座の最終講として、「戦後80年」そして激動の「昭和100年」の節目にあたり、「世界の中の日本、そして敦賀」をテーマに、各国大使を歴任された小倉和夫氏による講演会を開催いたします。
 
 →詳しくはこちらより、11月2日掲載のブログをご覧ください
 

 
世界を俯瞰した立場から、どのようなご示唆をいただけるのか、私自身大変楽しみにするところであり、一人でも多くの方、特に次代を担う世代の皆さんにお聞きいただきたく。
 
入場料無料、事前申込はございませんので、皆様お誘い合わせのうえ、ぜひ参加いただけますようよろしくお願いいたします。

半世紀以上続く「暫定税率」がようやく廃止へ

ブログ 政治

一昨日から行われている衆議院における代表質問。
 
国民民主党からは玉木雄一郎代表が昨日登壇し、高市内閣の発足にお祝いの言葉の後、今回の質問にあたっては首相に聞きたい質問をインターネットを通じて募集し、頂戴した2,000件を超えるご提案やアイデア、その思いを背負って質問すると述べた上で、高市政権は約束を守る政権であることを期待しているとし、質問に入りました。
 
質問事項が多岐に亘るため、すべてを紹介できませんが、「任期中、増税はしないという方針なのか」との問いに対し、高市首相は、「成長戦略の肝は危機管理投資。AI、半導体、造船、量子等の戦略分野において、リスクや社会課題に対し、先手を打って供給力を抜本的に強化するため、官民連携の戦略的投資を促進します。これにより、所得を増やし、消費マインドを改善し、事業収益が上がり、税率を上げずとも税収を増加させることを目指してまいる。お尋ねの具体的な方針については、責任ある財政の考え方のもと、こうした取り組みを進める中で、今後の状況をしっかりと見極めながら検討していくべきものと考えている。」と明言は避けた格好に。
 
また、「高市内閣の成長投資に関する方針」については、「この内閣は、今の暮らしや未来への不安を希望に変え、強い経済を作り、日本の供給構造を強化し、強い経済を実現するための成長戦略を強力に推進してまいります。昨日設置した日本成長戦略本部におきまして、戦略分野における官民投資促進策の検討に加えて、労働市場改革や新技術立国についての戦略策定も指示したところでございます。政府の成長戦略の策定は、国民民主党のご提案も真摯に受け止め、幅広いご意見をいただきながら進めてまいります。」。
 
物価高騰対策については、一人2万円から4万円の所得税減税、ガソリンや電気ガス料金に対する補助、灯油等の油種に関しては、拡充を予定している重点支援地方交付金により、地域ニーズにきめ細かく対応する。
 
エネルギー政策の関連では、東日本の電力需給改善に大きく寄与する柏崎刈羽原子力発電所の再稼働、高い電気代の要因ともなっている再生可能エネルギー賦課金(再エネ賦課金)に関しては、お手本としたドイツが2022年7月に再エネ賦課金を廃止し、原子力回帰に舵を切ったことも踏まえ、日本も再エネ賦課金の徴収をやめて電気代を下げるべきではないかと、高市首相の見解を尋ねたものの、従前を踏襲する当たり障りない答弁であったと受け止めるところです。
 
玉木代表は他にも、憲法改正や皇室、防衛費増額・防衛国債発行、社会保険料負担の増加や年少扶養控除の復活、就職氷河期世代対策、障害児福祉の所得制限、中小企業の賃上げ、全国の病院経営が危機的な状況になっていることなどについて質問した上で、以下の言葉を述べ、締めくくりました。
 
「私たち国民民主党はこれからも対決より解決の姿勢で未来を先取りする政策を先手先手で打ち出してまいります。我が党の掲げる現役世代の手取りを増やす政策や成長志向の経済政策については、高市内閣の掲げる政策との重なりが多いのも確かです。他方、高市政権への期待が高い分、できなかった時の失望も大きくなります。現役世代、若い人たちの期待を裏切らないよう、高市総理にはまさに決断と前進を求めます。私たち国民民主党も、国家国民のためであるならば決して諦めません。これが私たち国民民主党の不動の方針です。これからも対決より解決、政策本位で高市総理に負けず劣らず、停滞する日本経済を再び元気にする政策に全力で取り組むことをお誓い申し上げ、国民民主党を代表しての質問といたします。ご清聴ありがとうございました。」
 
詳しくは以下リンクより、代表質問ノーカット版のYouTube「たまきチャンネル」をご覧ください。
 
 →たまきチャンネル「【代表質問】高市総理 増税なき税収増を目指す方針?今すぐ物価高騰対策を 皆様からいただいた質問をひっさげ玉木雄一郎が問う!」はこちら
 
さて、昨日の高市首相答弁で「今般、与野党6党の間で、本年12月31日の廃止で一致したと承知している。政府としては、政党間のご議論の結果を踏まえて、しっかりと対応してまいります。」とあった、いわゆるガソリンの暫定税率について。
 
暫定税率を巡っては、昨年12月の自民・公明・国民の三党幹事長合意がされ、石破政権下の7月末には、6党国対委員長が年内廃止で合意したものの、自民は「廃止は代替財源の確保とセットだ」との立場を崩さず、早期廃止を求める野党との溝が埋まっていませんでした。
 
しかしその後、高市首相は就任早々、暫定税率を「速やかに廃止する」と打ち出したうえ、自民税調のトップを財政規律派の宮沢洋一元経済産業相から小野寺五郎氏に代え、スピード決着を目指すとした結果、昨日5日、与野党で正式に合意文書を交わすこととなりました。
 
なお、国民民主党においては、いち早くこの税制に切り込み、2021年10月の「トリガー条項凍結解除」に始まり、足掛け4年に亘り暫定税率撤廃を訴えてきた経緯、並びに年末までの廃止スケジュールは以下スライドのとおり。
 


【いずれも国民民主党本部作成。政策実現にこくみんうさぎも笑顔です。】
 
これを受け、玉木代表は記者会見で「(自民党との)約束の一つが果たされた。政権との信頼関係は半歩前進した」と評価していますが、これも政策に共感し、後押しいただいた国民の皆様のお陰と感謝申し上げる次第です。
 
私が生まれる1年前の1971年に始まった「暫定」税率は、半世紀以上を経て、ようやく廃止に向かいます。

泊発電所3号機の再稼働により家庭用電気料金を11%値下げ

エネルギー ブログ

秋晴れ広がる、三連休明け。
 
昨日は、母と一緒に市役所などでの各種手続きに回りつつ、議会での打ち合わせなど、活動も通常モードに切り替え。
 
市役所内や関係各所を歩くと、お会いする方皆から、父の急逝を惜しむ声や感謝の言葉をお掛けいただき、本当にありがたい限りですが、先般も述べたよう、私自身、父からの教えを胸に精進する所存であります。
 
また、昨日の夜は、以前から予定していた「エネルギーを真剣に考える仲間によるオンライン意見交換会」に出席。
 
記憶によれば、元々は東海村議会議員の吉田充宏(みちひろ)議員の声掛けで始まったこの意見交換会。
 
今回で5回目を迎え、私にとって大変貴重な機会となっているもの。
 
意見交換のメンバーは、前述の吉田議員、同じく東海村議会議員の寺門定範議員、水戸市議会議員の佐藤昭雄議員に私の4名の組織内議員と原子力ユニオン(日本原子力研究開発労組の略称)、東京電力労働組合、日本原子力発電労働組合の本店、茨城、敦賀など各支部役員の皆さん。
 
18時30分の開始時には、Zoomの画面に参加者がびっしりと埋まり、関心の高さが伺えたところです。
 
意見交換ではまず、①既設発電所等の再稼働に向けた取り組みの現状や②各発電所等における労働災害への対応に関し、各労組から説明があった上で、それぞれの議員から、説明の内容に対する質問や各議会における取り組みについて紹介。
 
詳細を申し上げることは差し控えますが、今回も課題を共有し、前に進むための意識合わせができたことは大変有意義であったと感じたところであり、以降はぜひ「リアル意見交換会」の開催をと、再会を期してお別れした次第です。
 
さて、こうして意見交換を重ねる中で思うのは、なぜ我々はエネルギー問題を真剣に考えるのか、とりわけ原子力発電を活用する意味合いについて、原点に立ち返って考える訳ですが、ちょうど10月31日に北海道電力が次のようなプレスをしていました。
 
<以下、北海道電力のプレス文引用>
 
当社は、泊発電所の再稼働に向けた取り組みを進めています。
本年7月30日には、泊発電所3号機の原子炉設置変更許可をいただき、再稼働に向けた大きな節目を迎えました。
 
当社は、泊発電所の再稼働後には電気料金を値下げすることをお約束しており、この度、一定の前提を設定し、泊発電所3号機の再稼働後の電気料金の値下げ見通しを取りまとめましたので、お知らせします。
 
泊発電所3号機の再稼働に伴う費用の低減効果を反映したうえで、今後の物価や金利の上昇による影響を緩和するためにカイゼン活動やDX推進等の経営効率化のさらなる深掘りによる費用の削減効果を最大限織り込んだ結果、規制料金では、ご家庭向け電気料金で11%程度の値下げ、自由料金全体では、平均7%(低圧自由料金:平均11%、高圧・特別高圧料金:平均6%)程度の値下げとなる見通しです。
 
エネルギー資源に乏しい日本において「S+3E」の観点を踏まえた泊発電所の必要性について、道民の皆さまにご理解をいただけるよう、安全対策の取り組みに加え、今回お示しした電気料金の値下げ水準についても説明を尽くしていくとともに、早期再稼働に向け総力を挙げて取り組んでまいります。
 
<引用は以上>
 
また、電気料金の引き下げを示す添付資料抜粋は以下。
 


【泊発電所3号機再稼働後の電気料金の値下げ見通しについて(2025年10月31日 北海道電力株式会社)より抜粋】
 
ご覧いただくよう、泊発電所3号機が再稼働した後の電気料金は、泊全基停止に伴う2013年9月の料金値上げ前からは1.2倍となるものの、2023年6月の料金改定(値上げ後)からは上述のとおり、大きく値下げとなることが分かります。
 
なお、2013年9月に「83円」であった再生可能エネルギー発電促進賦課金等(再エネ賦課金)は現在「915円」となっており、これは政府の政策経費として、重く国民負担を強いていることを注視いただかなくてはなりません(ちなみに、電気料金引き下げのため、国民民主党は、この再エネ賦課金の徴収停止を求めています)。
 
話を「なぜエネルギー問題を真剣に考えるのか」に戻せば、北海道電力が答えを述べているよう、エネルギー資源に乏しい日本において「S+3E」の考えを第一義に置いたうえで、特に「低廉な電気の安定供給」のためには、原子力発電を最大限活用していくことが必要不可欠と思うから。
 
九州や関西など、原子力比率の高いエリアは電気料金が相対的に安価であること、今回の北海道の試算を見てもそのことは明らかであり、皆様方におかれましてはあらためて、こうした現実的観点をご理解いただければ幸いに存じます。

テレジン収容所の幼い画家たち展

ブログ 敦賀の歴史・文化

ホロコースト(ユダヤ人大虐殺)の象徴的な場所は、ナチス・ドイツが占領下ポーランドに建設した最大の強制収容所「アウシュビッツ」であることは周知の事実ですが、その歴史の中で、「アウシュビッツという地獄への控え室だった」と言われるのが「テレジン」という小さな街。
 
こちらもドイツの占領下にあったチェコスロバキア(当時)の首都・プラハから北へ60キロほど離れた街に作った収容所は、アウシュビッツへの中継地となり、多くの子ども達までが収容されました。
 
1945年5月8日に解放されたテレジン収容所には、子ども達が書いた4,000枚の絵とともに数十枚の詩が残されていたとあり、現在「人道と港敦賀ムゼウム」で開催中の特別展『テレジン収容所の幼い画家たち展』では、遺された絵の一部が展示されています。
 
アウシュビッツに送られた幼い子ども15,000人のうち、生き残って平和な日を迎えたのは、わずか100人。
 
明日への希望を夢見て書いた絵と照らし合わせ、罪なき子ども達が「ユダヤ人だから」という理由だけで殺されなければならなかった史実を思うに、胸を裂くものがありました。
 
「子どもたちが遺した絵や詩が私たちに教えてくれる」
 
これは、特別展のタイトルに添えられていた言葉ですが、まさに1枚1枚の絵から深く感じるものがありました。
 
また、展示室を出た廊下の壁面には、ポーランド生まれでアウシュビッツができた初日に送られたヤン・コムスキー氏が書いた、自身が経験した同収容所の実態の絵が展示されていました。
 
収容所内では、従順な「被支配者」になりたくないという思いから反抗的な態度をとり、度々「ムチ打ち」や後ろ手に縛られて吊るされるなどの懲罰を受けるなど、苦痛は大きかったものの、そのたびに「自分は生きている」と確認し、さらに「生きのびてこの事実を伝えねば」と、弱った体を奮い立たせていたと、展示パネルに氏のことが紹介されていました。
 
なお、そうして描かれた絵はリアルに、非人道的な扱い、環境を伝えていて、こちらは呼吸が詰まるかのような、ずっしりと胸に重くのしかかるものがありました。
 
私自身、昨日足を運び、じっくりと企画展を拝見したところですが、ちょうど11月3日は、ムゼウムのリニューアルオープンから5周年。
 
この3連休開催された「みる しる わかる ムゼウムDays!」には多くに方々が来館されたとお聞きしたところであり、恒久平和や命、そして人道とは何かを教え、問いかけてくれるムゼウムの存在意義は年々大きくなっており、今後もここ敦賀から世界へ、発信を強めていっていただきたいと願う次第です。
 

【昨日の「人道の港敦賀ムゼウム」。リニューアルオープンの5年前と同じ、青空が広がっていました。】

自由と平和を愛する「文化の日」

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「スポーツの秋」とかけるには、いささか無理があるかもしれませんが、昨日行われた米大リーグのワールドシリーズ(WS)最終戦。
 
大谷翔平選手らを擁するロサンゼルス・ドジャースの相手は、大リーグで唯一、カナダに本拠を置くトロント・ブルージェイズであったため、WSはさながらアメリカvsカナダの国家間対決を彷彿させる緊張感と熱気。
 
試合は、9回2死までブルージェイズがリードしたものの、なんとここで起死回生。
 
9番ロハスのソロ本塁打で追いつくと、延長11回にはスミスのソロで勝ち越し、結果、5-4でドジャースが連覇を達成しました。
 
野球の醍醐味、面白さがすべて詰まった劇的な試合でしたが、圧巻は前日の第6戦で勝利投手となった山本由伸投手。
 
9回から6番手でマウンドに上がり、9回は1死満塁、延長11回は1死一、三塁の手に汗握るピンチをしのぎ、WS4勝のうち3勝を挙げたエースは、シリーズMVPを獲得しました。
 
私も同様「試合が終わるまで」と、テレビの前から離れられなくなった方も多かったかと思いますが、ドジャースの偉業達成をお祝いするとともに、大谷選手、佐々木選手らを含め、世界最高峰の舞台で大活躍した日本人選手を誇りに思う次第です。
 
さて、昨日のブログでは、秋の楽しみとして文化的な講座のご案内をしたところですが、今日は「文化の日」。
 
国民の祝日に関する法律によれば、文化の日の趣旨は「自由と平和を愛し、文化をすすめる」とあります。
 
従前は「明治節」として、明治天皇の誕生日を祝う日であった11月3日を国民の祝日に制定するにあたっては、当時(昭和23年)の参議院本会議における説明で、立法の精神からすれば、日本国憲法が公布された日であり、新憲法において、世界の如何なる国も、未だかつて言われなかったところの戦争放棄という重大な宣言をしていること。
 
これは日本国民にとって忘れ難い日であるとともに、国際的にも文化的意義を持つ重要な日であることから、平和を図り、文化を進める意味で、この日を文化の日と名付けたとあります。
 
つまりは、枕言葉に“自由と平和を愛し”があることの意味合いを、今一度胸におくところであります。
 
祝日の説明が長くなりましたが、そうした趣旨、当時の議論に思いを馳せながら、市内で開催されている文化展などを巡りたいと考えていますが、併せて注目するのは敦賀市立博物館。
 
10月17日から始まっている特別展「つるがのみほとけ~海辺の祈り、山里の祈り~」では、市内でも比較的、戦争の被害が少なかった湊周縁や野坂山麓の地域には、歴史を秘めた仏像が大切に守られてきたことがわかり、こうしたみほとけの像をはじめ、優れた経典など、敦賀の歴史の中で伝えられてきた仏教文物を紹介しています。
 

【敦賀市立博物館ホームページより引用】
 
詳しくは、以下ページよりご覧ください。
 
 →敦賀市立博物館 特別展紹介ページはこちら
 
みほとけこそ、自由と平和を象徴すると思うところであり、私も心安らかに、本日「文化の日」に合わせて訪れてみようと思います。

ー戦後80年 昭和100年ー 世界の中の日本、そして敦賀

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気づけば、秋もグッと深まり、街中や山あいの木々にも紅葉がチラホラ。
 
同じく気温もグッと下がり、ご家庭内では暖房器具が必要な肌寒さとなってまいりましたので、皆様方におかれましては、風邪などひかれませぬよう、ご注意のうえお過ごしくださいませ。
 
また、秋といえば、食欲の秋、読書の秋、文化の秋と様々な楽しみが浮かぶところ。
 
10月28日のブログでは、「人道の港敦賀ムゼウム」において、11月3日のリニューアルオープン5周年を記念して開催中の「みる しる わかる ムゼウムDays!」と題したイベント(開催期間:11月1日〜3日)をご紹介しましたが、そのほか市内で催されている文化展などにもぜひ、足を運んでいただければと思う次第です。
 
さて、本日ご紹介しますのは、上記の「みる しる わかる ムゼウムDays!」と関連して開催する、気比史学会主催(敦賀市共催)の講演会について。
 
あらためまして、当会におきましては、昭和52(1977)年の設立以降、「過去に学び 未来に期待し 今日に生きる」の会是のもとに、豊富で悠久な敦賀の「地域史」をより多くの方に知っていただくべく活動を展開し、愚直ながらも変わらぬ志で今年、結成48年目を迎えています。
 
その上で、当会の中心的な活動であり、今年度41期を迎える「敦賀市民歴史講座」については、先の大戦から80年を迎え、改めて戦争の歴史に思いを馳せ、戦後の歩みを振り返り、平和の意義を胸に刻む1年にすること。
 
また、戦争体験者が減少し、次世代に引き継ぐ難しさが年々増している状況にあって、世界に戦火が絶えぬ中、過去の記憶を掘り起こし、いかに継承できるかが課題と捉え、今年度の年間テーマを「シリーズ戦後80年」に設定し、講座を開催するところ。
 
また、激動の渦中に在って、明日何が起きるのか、非常に不確定な時代に私たちは生きています。
 
かつては“歴史の必然性”を学んできましたが、今やこの歴史観では説明できないのが現実の世界であり、この不確定な時代をいかに生きるのかと言う問いに的確な解を求めていくべく、各国大使を歴任されたご経験から、広い世界観、見識をお持ちの小倉和夫様によるご講演を開催することとしています。
 
なお、開催日時や小倉様のプロフィール等は、以下ご案内チラシをご覧ください。
 

【気比史学会作成の開催チラシ】
 
本講座は今年度講座の最終講になるとともに、「戦後80年」そして、激動の「昭和100年」の節目にどのようなご示唆をいただけるのか、大いに学ぶべく私自身大変楽しみにする一方、事務局の立場といたしましてもしっかりと準備にあたる次第です。
 
チラシのとおり、開催日時は、11月8日(土)14時から。
 
事前申込は不要ですので、ぜひとも多くの皆様にお越しいただけますようお願い申し上げます。

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