2025年1月17日
JR西労組敦賀地区支部 分会合同旗開き 〜分会旗は7枚から9枚に〜
平成7年(1995)1月17日 午前5時46分。
6434人が亡くなり、3人が行方不明となった阪神・淡路大震災が発生した時刻。
あの時、敦賀でも感じた大きな揺れを今でも思い出すところです。
大震災から今日で30年となり、このブログを書いている途中に迎えた発生時刻には、静かに黙祷を捧げた次第です。
まさかの大地震、加えて発生した大規模火災などにより命を奪われた方々のご冥福をお祈りするとともに、突如として大切な人を失ったご家族の皆様に心からお見舞い申し上げます。
追悼行事「1.17のつどい」が開かれる神戸市中央区の東遊園地には未明から多くの人が訪れるとともに、本日は、兵庫県内各地で50以上の追悼行事が予定されているとのこと。
県公館(同市中央区)で開かれる「阪神・淡路大震災30年追悼式典」には天皇、皇后両陛下が出席されることも含め、改めてこの震災を振り返ることはもとより、ここから得られた教訓、生まれた対策を思い返す日にしたいと思います。
さて、昨晩は、大震災のあったエリアを管轄とするJR西労組の「敦賀地区支部 分会合同旗開き」にお招きいただき、出席してまいりました。
旗開きは、コロナ禍、昨年は能登半島地震を踏まえ中止が続き、5年ぶりの開催。
ちょうど私が議員になった翌年(2020年)に出席して以来ということで感慨深く思ったところです。
会場に入ると若い方からベテランの方まで約140人が集い、大変な熱気。
聞くところによると、新幹線開業による組織改正により、敦賀地区支部の組合員がかなり増えたということで、この熱気も理解した次第です。
開会に先立ち、敦賀地区支部委員長からのご挨拶があった後、来賓として辻英之衆議院議員(福井2区)に続き私も挨拶の機会を頂戴。
先に述べた経過から、5年ぶりの開催を心からお慶び申し上げるとともに、昨今では自然災害リスクが高まる中においても、昼夜を問わず交通インフラを支えていただいていることに心から感謝申し上げました。
また、北陸新幹線開業により、市内の主要観光施設では開業前の約1.4倍の方が訪れるなど、中心市街地ににぎわいが生まれてきていることやこの開業効果を持続的な新幹線効果につなげていくことが重要であることをお伝えしたうえで、新幹線駅東西の行き来、敦賀以西の延伸についても触れ、JR西労組さんと連携、協力をいただきながら、課題の解決に尽力する旨申し上げた次第です。
それにしても、5年前の「7分会」でも圧巻でしたが、北陸新幹線開業で「9分会」に増えた労組旗はさらに迫力を増し圧巻。
これだけの分会(職場)の皆さんのお力があって、強く正確な交通システムが維持されていることに、改めて敬意を表した次第です。
【圧巻の分会旗。挨拶でもこの気持ちをお伝えしました。】
その後の懇談では、金沢地区本部の委員長さんや敦賀駅長さんともお話しでき、大変有意義な意見交換をさせていただきました。
また、各分会ごとに分かれたテーブルもさることながら、若手組合員の成人を皆で祝福したり、抽選会当選者には温かい言葉が飛び交ったりと、大変アットホームな雰囲気に、以前に教えてもらった鉄道関連産業で働く人を表す「レールマン」の「鉄の輪(団結力)」を強く感じた次第。
電力関連産業で働く人を「電力マン」と呼びますが、同じインフラ産業で働く「レールマン」と「電力マン」。
両者ともに、欠くことのできない重要なインフラを支えているとの気概と誇りを持つ者同士、今後もしっかりと連携を図り、活動を進めていければと存じます。
なお、日本海側で初めて鉄道が開通した敦賀。
柳ケ瀬隧道(トンネル)から敦賀港駅までの開通は明治15年(1882)ですが、明治17年(1884)の長浜ー敦賀港駅間全線開業からか数え、今年は141年目。
明治の息吹以降の歴史を思い返すとともに、魂を込めて作り上げ、維持してきた敦賀機関区をはじめ、鉄道インフラに関わってこられた先人に深く敬意を表する次第です。