9月定例会は本日最終日

ブログ 敦賀市議会

注目の自民党総裁選は、決選投票の結果、岸田文雄氏が新たな総裁に選出され、来月召集される臨時国会で、第100代の首相に就任する運びとなりました。
 
選挙につき、必ず明暗がある訳ですが、今回、戦いを制して主役となった岸田文雄新総裁の明は当然として、一気に次の主役候補に駆け上ったのは、当初マスコミが泡沫候補扱いしていた高市早苗前総務相。
 
こちらも敗れはしたものの、次につながる明の結果なのかと。
 
これに対し、暗となったのは、本命視されていた河野太郎ワクチン担当相であり、党員票で44%を得票しながら、議員票では2位の高市氏を28票も下回ったのは大きいことかと思うところです。
 
ここまで述べておいて何ですが、私自身は論評する立場にありませんので、今後は、総裁選での支援や結果を踏まえた組閣がされていく中において、新型コロナ対応を始め、外交防衛、エネルギー政策などの大きな課題に対し、理想論ではなく現実的な考えをもった方を要職に据えていただき、国政の舵取りをお願いしたい。
 
この1点だけ述べさせていただきたく存じます。
 
さて、こうして自民党総裁選一色となった昨日ですが、私のほうは定期的に行っている朝の辻立ちからスタート。
 
台風16号の影響からか、やや風が強く、後で調べてみると、辻立ち時間の7時から8時では、5.0m〜8.5mの南南東の風であったとのこと。
 
そんな状況ではありましたが、昨朝ブログで書いた「今を一生懸命」の言葉通り、ともに立ってくれる労組役員の仲間の存在に感謝をしつつ、通過する1台1台に対し、思いを込めてご挨拶させていただいた次第です。
 
引き続き、コツコツと活動してまいります。
 

【辻立ちでの一コマ。仲間のサポートに感謝です。】
 
そして本日は、敦賀市議会9月定例会の最終日を迎えます。
 
今定例会に提出された議案に対し、各常任委員長からの審査報告の後、討論、採決へと進む、まさに決定権者の任を果たす日であり、いつも身が引き締まる思いでこの日に臨む訳ですが、本日、自身としては、産経建設常任委員長としての報告に加え、会派を代表し、「第68号議案 令和2年度敦賀市歳入歳出決算認定の件について」討論する予定としております。
 
とりわけ、この決算認定に関しては、次年度予算編成に反映する意味合いをもって、この9月定例会にて審査・審議するとした経緯があるため、そうした認識のもと、数字のみならず、市の取り組み姿勢なども踏まえた判断根拠を明確にお示ししたうえで採決したいと思います。
 
本会議は10時開会。
 
会議の模様は、嶺南ケーブルネットワーク(RCN)議会チャンネル(CH093)並びに敦賀市議会インターネット中継にてご覧いただけますので、お時間許す方は是非ご視聴いただけますよう宜しくお願いいたします。
 
 →→→「敦賀市議会インターネット中継」はこちらから

結論は「今を一生懸命生きる」こと

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意識不明の重体が続いていた福井県議会議員の辻一憲さんが、26日午後8時46分に入院する越前市の病院内でお亡くなりになりました。
 
辻県議は、2015年に越前市・今立郡・南條郡区から県議に初当選され、現在2期目。
 
県議会の第2会派であり、連合系会派である「民主みらい」に所属し、今年3月からは会長の重責を担われていた方。
 
私は、市議になってからのお付き合いでしかないのですが、それでも連合福井推薦議員団の懇談会などで顔を合わすといつも優しく声を掛けていただいたり、政策的なアドバイスを個別に電話で頂戴したりと、年齢や議員の期数に関係なく、誰とも分け隔てなく、同じ目線で接する「紳士」であり「人格者」というのが辻県議に対する印象でした。
 
また、お付き合いが深い方のお話しを伺っても、世のため人のために尽くす実直な思い、バランス感覚の取れた政治姿勢は誰からも信頼され、次は国政へと期待もされるほどであったとのことであり、そのお人柄、能力、期待の大きさからも、その存在を失ったことの影響の大きさは計り知れず、ただただ残念としか言いようがありません。
 
享年56歳。
 
私も短いながらも政治の場に身を置く立場として、辻県議のこれまでのご活躍、ご功績に敬意を表するとともに、心よりご冥福をお祈りいたします。
 
さて、このような内容の後に私ごと切り替えるべきではないのかもしれませんが、昨日は長男が4月からお世話になった福井県消防学校の初任教育卒業式がありました。
 
第56期となるこの初任教育は全寮制にて行われ、同校が掲げる校訓「誠実、責任、規律」のもとに、公共の安全に尽くす消防職員としての必要な知識、技術の習得及び公務員としての心構え等の教育訓練のほか、校外でも40キロに及ぶ強歩訓練、風雨の中の山岳訓練等が実施され、長男の顔つき、体つきの変化からも、心身両面から鍛え上げるご指導をいただいたことに感謝申し上げたいと思います。
 
卒業式のほうは、コロナ対策から保護者の出席は1名のみということで、私は議会中でもありましたので、妻のみ出席。
 
撮影してくれた写真からは、厳粛な式典の様子を伺うことが出来たところです。
 

【皆の後ろ姿が、春よりたくましく見えるのは訓練の成果でしょうか】
 
4月5日から9月28日の118日間、敦賀美方消防組合から出席した長男含む4人を始め、同じ志を持って県内から集い、ともに精神力、体力を鍛え上げ合った39人の仲間は同志であり、各消防署に配属されて以降も、ここでのつながりを大切に成長してくれることを期待し、応援したいと思います。
 
こうして彼ら彼女らが自らの目標に向け力強く進む姿を見るに、やはり人生に「志」を持つことの大切さを学ぶと同時に、1日1日、1分1秒を大切に過ごさねば、その志に到達できないのではないかと考えるところ。
 
冒頭の辻県議、ご本人もさぞかし志半ばで無念であったであろうと人は言ったとしても、県議自身は、いつ何があっても悔いなきよう日々過ごしてきたから大丈夫と仰るかもしれない。
 
もう聞くことは出来ないので想像の世界でしかありませんが、あの辻県議であれば、そう生きて、生きた証、人生の爪痕をしっかりと残されたのだと私は思います。
 
「身はたとひ武蔵の野辺に朽ちぬとも留め置かまし大和魂」
 
吉田松陰が「留魂録」の冒頭に記された、我が身が亡くなってもその魂や考えは受け継がれる(つまりは生き続ける)との意を持つ辞世の句ですが、辻県議にもそう思っていただけるよう、思いを我が身の中に生かし続けなければならないとも思うところです。
 
まさかとは言え、若くして人生の幕を閉じた辻県議、そしてこれから新たに実戦の場で研鑽を積む消防学校卒業生、その両面から悔いなき人生とは何かを考えた時、それは人間に唯一平等に与えられている「時間」を精一杯大切に使うことに尽きると思う次第。
 
こうして今も時は過ぎていて、過ぎた時間は二度と返ってこないし、未来は放っておいてもやってくる。
 
結論は、「今を一生懸命生きる」こと。
 
知って行わざれば知らぬことと同じなり。
 
自分自身、ただただ実践あるのみです。

「竹詰ひとし」候補予定者(第26回参議院議員通常選挙)が来敦!

ブログ 政治 敦賀市議会

8月30日に開会した敦賀市議会9月定例会も、今週は最終盤。
 
昨日は、予算決算常任委員会(全体会)を開催し、今定例会に提出された補正予算案ならびに令和2年度各会計決算認定の件について、3分科会長報告から採決までを行いました。
 
私のほうは、産経建設分科会長として、12ページ分の審査経過を報告。
 
報告後の質問にも備え、報告に掲載までしなかった事業の審査内容も頭に入れるとともに、該当する資料も準備のうえ登壇しておりましたが、結果質問まではなく、報告を終えました。
 
また、総務民生分科会においては、277億円を限度額とした債務負担行為を計上した補正予算案(今年度は905.1万円)「清掃センター整備事業費」に関してなど、文教厚生分科会では、補正予算「修学旅行キャンセル料補填金」や決算では「市民文化センター運営事業費」に関し、指定管理者に対するコロナ減収分補填の妥当性などについて、先の基本質疑から、さらに深堀りの審査がされた様子が、それぞれの分科会長報告より把握することが出来ました。
 
その後の討論、採決においては、日本共産党敦賀市会議員団の議員より議案6件中4件について「反対」の討論が行われましたが、結果、いずれの議案も全員あるいは賛成多数をもって可決、認定されました。
 
この審査結果については、最終日30日の本会議において、予算決算常任委員会委員長より報告のうえ採決に向かうこととなります。
 
なお、この日は、本会議での採決にあたっての討論通告締切。
 
会派内で協議のうえ、市民クラブからは、「第68号議案 敦賀市歳入歳出決算認定の件」について、「賛成」の立場で討論する旨通告しました。
 
討論者は私とさせていただきましたので、議員各位のご賛同をいただくとともに、理事者、市民の皆さんにも分かりやすい討論となるよう努めていきたいと考えます。
 
午前中の予算決算常任委員会を終え、午後は自身が委員長を努める広報広聴委員会にて、「議会だより」の次号に関してや今年度もオンラインで開催することとした「議会報告会」の内容等について、委員各位からの積極的な意見提起のもと、有意義な協議の場となりました。
 
こうして、議会のスケジュールを終えた1日でしたが、実はこの日は並行して、来夏に施行予定の第26回参議院議員通常選挙に電力総連組織内候補予定者として擁立した「竹詰ひとし」さんが、ここ敦賀に来訪され、日本原電並びに北陸電力関連の職場回りを行っており、本来、同行する立場の私としては、一目お会いし、激励したいと思いながら過ごしていたところ。
 
なお、「竹詰ひとし」候補予定者のお人柄や私との関係については、以前のブログにて記載をしておりますので、以下リンクをご覧ください。
→→→全国の同志とともに(2021年5月13日ブログより)
 
公務を終え、敦賀駅にて帰路に着く前の竹詰候補予定者にお会いすることが出来ました。
 
東京でともに活動させていただいた時と全く変わらぬ、快活でお元気な姿に、激励する立場の私が元気をもらった形にもなってしまいましたが、暫し現況も含め歓談の後、最後は来敦された記念にと、敦賀気比高生が描いた名所氣比神宮をバックにツーショット撮影をさせていただきました。
 

 
コロナ禍に十分配慮をしながら全国行脚をされる竹詰候補予定者の顔は、日に焼けて精悍さを増しており、大変頼もしく感じるばかりか、来夏に向けて気合十分といった印象を受けました。
 
改札口までお見送りをしましたが、その後ろ姿に「頑張れ竹詰さん!」と思いを込めつつ、働く者の目線、私たち電力関連産業の代表を国政に送るべく最後までの支援をすることを誓いました。
 
竹詰ひとしホームページを見ると、「知って行わざるは知らぬことと同じなり」の「知行合一」の言葉が書かれています。
 
その信条通り、これまでも勇気ある決断と行動をされてきた「竹詰ひとし」さん。
 
そんな竹詰さんを、今後広く知っていただく活動が始まりますので、組織とともにしっかり活動していきたいと思います。
 
 →→→「竹詰ひとし」オフィシャルホームページも是非ご覧ください
 

【この日職場でご挨拶される「竹詰ひとし」候補予定者(随行者より写真提供)】

アルマ望遠鏡の成果から思う、今の日本を生きる世代の責任

ブログ 政治

先週21日(旧暦8月15日)は、地球と月、太陽の位置関係から、8年ぶりの満月となった「中秋の名月」が話題になりました。
 
完全に解明ができていないこの宇宙に神秘を感じつつ、天体に思いを寄せるというのは、日本人にとって古からの習わしでもあると思うところですが、その「宇宙の謎」を解き明かすため日本の技術が大いに貢献しているとのニュース。
 
自然科学研究機構「国立天文台」などの研究チームが、南米チリの高地にあるアルマ望遠鏡を用いた探査で、約130億年前の宇宙で塵に埋もれた銀河を複数発見、このうちのひとつは「観測史上最古」の隠れ銀河だったとのこと。
 
このアルマ望遠鏡について、国立天文台のホームページを見てみると、正式には「アタカマ大型ミリ波サブミリ波干渉計」と言い、南米チリ共和国北部、標高5000メートルのアタカマ砂漠に建設された電波干渉計のことで、2011年に科学観測を開始し、日本を含む東アジア、北米、欧州南天天文台の加盟国と建設地のチリを合わせた22の国と地域が協力して運用しており、口径12メートルのパラボラアンテナ54台と口径7メートルのパラボラアンテナ12台の、合計66台を結合させることで、1つの巨大な電波望遠鏡を作り出しています。
 
日本は計画全体のおよそ4分の1の貢献をしており、パラボラアンテナは66台のうちの16台、電波をとらえる受信機は10種類のうち3種類を開発したうえ、日本製の16台のアンテナで集められた信号を処理するためのスーパーコンピュータも日本が開発したものであり、アルマ望遠鏡には、日本の最先端技術が惜しみなく投入されています。
 
アルマ望遠鏡は、人間の目には見えない電波(波長数ミリメートルの「ミリ波」やそれより波長の短い「サブミリ波」)を観測でき、ガスや塵は恒星や惑星の材料であるため、恒星や惑星がどのようにして生まれるのか、それらの集合体である銀河がどのように生まれ、進化してきたのかを調べる研究がアルマ望遠鏡を使って盛んに行われていることに加え、宇宙を漂うガスの成分を調べ、生命の起源に関連するアミノ酸のような有機分子を探索する研究も進められています。
 
視力6000に相当する高い分解能と、従来の電波望遠鏡を100倍上回る高い感度で、アルマ望遠鏡は「私たちの起源」を宇宙に探ります。
 

【アタカマ砂漠に並ぶアルマ望遠鏡(国立天文台ホームページより)】
 
つまりは、宇宙初期における銀河の形成や進化への理解に役立つと見られ、世界各国が運用に参加する「理想の望遠鏡」アルマ望遠鏡は、2019年のブラックホール撮影にもつながるなど、「宇宙の謎」解明に欠かせない存在の中心に日本の技術があるということは大変誇らしいことと感じた次第です。
 
こうして世界に誇る日本の技術を見るに、どうしても民主党政権下で時の蓮舫行革大臣が述べた「2番じゃダメなんですか」の言葉が蘇ってくる訳ですが、やはり「2番じゃダメ」なんです。
 
宇宙の起源や天体観測とスケールの大きなことと比較にならないのかもしれませんが、世界に誇る日本のものづくり産業、原子力産業などに関しては、コスト至上主義やエネルギーコストの増大(再エネ賦課金による電気料金高騰)で既に失われたものが多くあることに加え、2050年CO2実質排出ゼロに向けたカーボンニュートラルの流れの中で、今後は鉄鋼、化学、セメント等のエネルギー多消費産業は特に、国内での操業を止めていくことが予想されるとの指摘がされています。
 
日本の成長を支え、屋台骨である産業力、技術力、(安定で低廉な)電力供給力が低下することは、即ち国家の衰退に直結することは誰が考えても明らかであるのに、「イノベーション」と「野心的」の言葉でごまかし、将来に淡い期待を寄せるかの現状を心の底から危惧するところです。
 
先人たちが長い年月をかけて培われてきたものを外的要因で「捨てさせられる」のではなく、このままでは「自らの手で放棄する」ことになることだけは、今を生きるもの、将来世代に責任を持ってバトンタッチすべき世代として何としても阻止せねばならず、それを変えられるのはただひつ「政治判断」でしかありません。
 
私自身、そこに携わるものとして何の貢献もできていないことに忸怩たる思いですが、それを嘆いていても仕方ありません。
 
自分ができることは、こうした危機的状況にあること、選択すべき道は何かをひとりでも多くの方にお伝えし、世論から変えていくことしかないと思い、今後も引き続き、その部分においての役割を果たす所存です。
 
本日は、アルマ望遠鏡の成果から今の日本を生きるものの責任という、妙な流れとなってしまいましたが、その点ご容赦いただき、少しでもご理解をいただければ幸いに存じます。

海陸交通の要衝「敦賀」は、芸術への関心も高かった

ブログ 敦賀の歴史・文化

胸が澄くような秋晴れが続いた敦賀ですが、今日は残念ながら雨模様。
 
気になる台風16号はフィリピンの東を進み、27日には一番上のランクの「猛烈な」勢力となる予想とのこと。
 
今日からは南西諸島や西日本・東日本の沿岸部では、次第に影響が出始めるとありますが、今後の進路には十分留意しておきたいと思います。
 
さて、様々な楽しみのある「秋」ですが、昨日は令和3年度第3講となる気比史学会主催の市民歴史講座に参加し、「敦賀の芸術」に触れることが出来ました。
 
「地域史を掘る」と題し、全5講で行われる今年度の講座ですが、昨日のテーマは「敦賀コレクションの魅力と敦賀ゆかりの絵師たち」。
 
郷土ゆかりの画家はもちろん、江戸時代から近代にかけて京都で活躍した画家たちの作品を豊富に集めた「敦賀コレクション(敦賀市立博物館館蔵絵画)」について知り、学ぶことが出来ました。
 
正直、この分野の知識は皆目ありませんでしたが、講義のまとめにあったよう、敦賀は海陸交通の要衝であり、町人文化の発展、芸術への関心の高さから「町絵師」への支援につながったこと、みなとまちであったことの影響は間違いないが、人もモノも集まる敦賀であったからこそ、今のコレクションがある。
 
つまりは、「敦賀コレクション」は、みなとまち敦賀の文化、歴史の豊かさを語るものだということを知り、ますます敦賀というまちの奥深さを感じた次第です。
 
先週の「鉄道カフェ」に続き恐縮でありますが、この市民歴史講座の内容も私だけの知識に留めておくにはもったいないことから、概略メモを掲載させていただき、皆さんへのご紹介と情報共有に変えたいと存じます。
 
以下に、私が書き留めたメモを記載しますので、宜しければご覧ください。
 
【敦賀コレクションの魅力と敦賀ゆかりの絵師たち】
 
1.日 時 : 令和3年9月25日(土)14時〜16時
2.講 師 : 敦賀市立博物館 学芸員 加藤 敦子氏
3.内 容 :
(1)はじめに
・敦賀コレクション(敦賀市立博物館館蔵絵画)は、1978年8月の市立歴史民俗資料館開館の翌年の1979年に絵画作品の第1号を購入。
・1983年より絵画収集を本格化し、312点を収集。
・コレクション収集にあたっては、調査研究員・美術購入選考委員会の故田邊昌平氏が多大な貢献をされた。
・コロナ禍で開催した「ふつうの系譜おかえり展」には3,817人が来館。市内外の来館者の多くからは「癒しになった」との声を頂戴した。
 
(参考)敦賀市立博物館の江戸絵画の一部は、府中市美術館の「春の江戸絵画まつり」でもたびたび展示され、「やまと絵や円山四条派など、ひたすら美を追求した画家たちの作品によって、ひたすら美しい「非奇想」の世界に浸っていただきます」と紹介されている。
 
(2)コレクションの構成
・収集方針
 ①第1項 郷土ゆかりの作家の作品
 ②第2項 前項の師弟関係にあたる作家の作品
 ③第3項 郷土作家に影響を与えたと考えられる作家の作品
 ④第4項 前1〜3に掲げた以外の郷土との人縁・地縁で結ばれる作品
・コレクションを構成する主な流派のうち、弟子が千人居たと言われるくらい人気であった「丸山応挙」、応挙の影響を受けた「呉春」らを総称する円山四条派は、バラエティーに富んだ画風を築いた。 
・狩野派や土佐派は、世襲により流派の画風を重んじた。
・コレクションの流派別では、円山四条派が32%、狩野派が12%を占める。
・絵師の活動エリア別では、京都が55%、東京25%、敦賀は6%。
・活動時期では、江戸時代中期が51%で大半を占める。
 

【円山応挙 《狗子図》 安永7年(1778年) 敦賀市立博物館】
 
(3)江戸時代の敦賀の文化情勢について
(江戸時代前期)
・敦賀の経済は、幕藩体制の下、上方と北前をつなぐ港が栄え、かの井原西鶴は「敦賀は北国の都」と呼んだ。
・敦賀の絵師、橋本長兵衛(初代)は現在の相生町に住み、権力者に重宝されたほか、学雄、中村幽甫、橋本仙桂らがいた。
 
(江戸時代中期・後期)
・国全体が活気付き、町人が台頭。絵師たちの活躍の場も広がり、画壇でも新しいものへのニーズの高騰から個性化、人々の好奇心、知識欲の高まりから「真写」の動きとなった。
・敦賀の経済は、西回り航路が開発されたため、入船数が以前より減少したものの、近江商人の松前物の荷役が増加。
・敦賀の絵師、内海元孝は円山応挙に学んだのは確実と言われ、スケッチが八幡神社に残されている。
・今村公龍の作品は貴重で氣比神宮に保存されていたが消失。市立敦賀病院のロビーに掛かっている敦賀湾の絵は、公龍のものである。
 
(近代)
・近代国家体制の中で「美術」の概念や制度化が進められる。
・フェノロサらによる日本画の近代化。京都画壇の近代化も進められ、流派は消滅し、美術学校や美術団体が設立、展覧会などで競い合う時代に。
・東京や京都と違い、敦賀はおおらかな雰囲気の中で、上方絵師の来敦により、京都画壇の影響が広まる。
・豪商、財界人らが学問的な教養として、芸術分野への関心を高める。
・敦賀出身の内海吉堂は、南画家として活躍し、鯉の絵が有名。
 
(4)地域を超えた人的交流
・敦賀に来た絵師は、狩野永敬、円山応挙、山口素絢、横山華山など著名人が多数。
・こうした環境から、敦賀の商人も絵師の襖絵などを所有していた。
敦賀では、多岐に亘る寺子屋や私塾での教育が発達していたこともあり、絵や芸術に対する関心や教養が高かった。
・寺子屋以外でも「文化サロン」があり、大和田荘兵衛が立ち上げた「揮毫会」は、後に「文殊会」として地域を超えた文化交流がされた。
 
(5)まとめ
・敦賀は海陸交通の要衝であり、町人文化の発展、芸術への関心の高さから「町絵師」への支援につながった。
・みなとまちであったことの影響は間違いないが、人もモノも集まる敦賀であったからこそ、今のコレクションがある。
・つまり、敦賀コレクションは、みなとまち敦賀の文化、歴史の豊かさを語る。
・こうした土壌があって、全国でも有数のコレクションとなっている。
・当時の人々が愛した「美しさ」が伝わるコレクションから「美」を感じる心は昔も今も同じである。

 
講師の加藤さんが説明いただいたパワーポイントのスライドをお見せ出来ないのが残念ですが、江戸時代からの絵師の作品を始め、ゆかりのあるエピソードの紹介などから、当時の敦賀の賑わいや一歩先を行く芸術文化に触れる風土があった情景を浮かべることが出来た次第です。
 
こうして、私にとっては未知の角度から敦賀のことをより知ることが出来たことは貴重な財産でしたが、より多くの市民の方に知っていただきたいとの思いとなるのも事実。
 
次回の市民歴史講座(4講)のテーマは、「氣比神宮と朝倉宗滴 〜天文十年造営・遷宮事業を中心に〜」(講師:福井県立歴史博物館主任 有馬香織氏)となります。
 
11月27日(土)14時より、敦賀市立図書館3階にて開催されますので、興味のある方は是非お気軽に参加いただければと思います。

「ワクチン接種」も「海洋放出」も理解に必要なのは“客観的事実”       

ブログ 原子力 新型コロナウイルス

ちょうど1週間、新型コロナ新規感染者が無かった敦賀ですが、昨日は2名の感染と発表。
 
いずれも県外滞在歴なしの新規系統ということであり、濃厚接触者もそれぞれ2人、3人となっておりますので、本日も引き続き、県の発表に注視していきたいと思います。
 
コロナ感染対策に関しては、私も先の一般質問において、「客観的データを捉えた実効性ある対策の実施を」とお願いしたところですが、そのことと関係あるのかどうかは分かりませんが、昨日、敦賀市長から発出された、「新型コロナワクチン接種に関する市民の皆さまへのメッセージvol.2」は、それに属する、現況を数字で表したうえで、なぜ20代、30代のワクチン接種が必要なのかが良く分かる内容となっていました。
 
是非、こちらは敦賀市民の皆さんにもお読み取りいただきたいと思い、以下に市長メッセージをリンクいたします。
 
 →→→「(市長コメント)新型コロナワクチン接種に関する市民の皆さまへのメッセージVol.2(令和3年9月24日)」はこちらから
 
こうして見るとやはり、同じ感染対策の呼び掛けでも、数字なき抽象的なものと客観的データを踏まえた定量的なものとでは明らかに説得力が違うことが分かりますので、市においては是非、今後もこうした形での呼び掛け、対策に取り組んでいただきたいと思います。
 
さて、客観的データ、科学的データにこそ真実はあるということは、これまでの自身のブログでも述べてきているところですが、9月21日の福井新聞論説に少し気になる記載がありました。
 
「福島原発(正しくは「福島第一原子力発電所)の処理水放出 東電任せでは済まされぬ」とのタイトルで書かれた論説で、詳細は割愛するものの、“懸念されるのは、東電が責任を持って海洋放出を問題なくやり切ることができるか否かだろう”など、東京電力に対する不信感、進め方に対する意見といったところの内容だった訳ですが、私が「気になった」のは結びの部分。
 
“海洋放出については、韓国や中国など周辺国が批判し方針転換を求めている。東電任せでは済まされず、国際原子力機関(IAEA)の調査団受け入れなど、透明性の高い手法が問われる”
 
まず、先般開催された国連の会議でも、韓国側と日本側が本件に関し応酬したとのことですが、そもそも韓国や中国が方針転換を求めていること自体、「科学的データ」を踏まえれば言われなきこと。
 
また、「透明性の高い手法」に関しては、既に福島第一原子力発電所に保管されたALPS処理水(トリチウム以外の核種について環境放出の規制基準を満たす水)の安全性に関するレビューの本格実施に向け、IAEAのリディ・エヴラール事務次長ら、原子力安全・核セキュリティ局の幹部が9月6~9日に来日し、経済産業省他、関係省庁と、今後のスケジュールやレビュー項目について議論しています。
 
政府は4月に「2年程度後にALPS処理水の海洋放出を開始する」とする基本方針を決定しており、今回のIAEA側との議論を踏まえ、(1)放出される水の性状、(2)放出プロセスの安全性、(3)人と環境の保護に関する放射線影響――について、IAEAの安全基準に照らした評価が行われるとし、まずは12月を目途に評価派遣団が来日することで日本側と合意しています。
 
また、エヴラール事務次長は9日、フォーリン・プレスセンターにてオンラインを通じ記者会見に臨み、中国、フランス、ドイツ、インドネシア、ロシア、シンガポール、韓国、英国、米国の海外メディアを含む計78名の記者に対し、来日の成果について説明したほか、福島第一原子力発電所も視察。
 

【福島第一原子力発電所のタンクエリアを視察するエヴラール事務次長(東京電力ホームページより引用)】
 
今後、IAEAでは専門家で構成されるタスクフォースを立上げ、数週間以内にも東京電力による海洋放出実施計画に関し、規制、安全性、環境モニタリングの面からのレビューに着手し、最初の評価報告書を放出開始前までには公表するとあります。
 
同事務次長は、「包括的に客観性・透明性を持つことにコミットし、国際的にも明瞭に情報発信を行っていきたい」と強調し、梶山経産大臣は、9月10日の閣議後記者会見で、「IAEAによる評価を丁寧に発信し国際社会の理解を得ていきたい」と述べています。
 
つまりは、海洋放出に関しては、実際にこのようなプロセスを経て、まさに「IAEA調査団の受け入れ」、「透明性の高い手法」によって国際社会に発信していこうとしている訳でありますので、あたかも対応していないかの疑問が残る書き方に違和感を覚えた次第です。
 
もちろん、原子力立地県の地元新聞ですので、こうしたことを把握されたうえで、表現がこうなったものと受け止めますが、書くならこうした事実も併せて書かないと、読者にフェアでない情報をインプットすることになると考えるところです。
 
冒頭のコロナはウイルス、そして海洋放出に関しても、見えないことによる不安は確かにあるのでしょうが、こうした事実を知ることや、くどいようですが「数字から見えること」でそうした不安を少しでも取り除くこと、実行的な対策につなげることが極めて重要であると思います。
 
私にできることは小さいかもしれませんが、皆さんが感じる「恐れ」や「不安」を、せめて「正しく恐れる」となるよう、今後も知り得た「客観的データ」や「科学的データ」を正確にお伝えしていければと考えます。
 
(参考掲載)
海洋放出に関しては、過去のブログで客観的事実として述べていますので、以下にリンクさせていただきます。
 ①→→→「40年超運転」と福島第一原子力発電所の「海洋放出」(2021年4月8日ブログ)
 ②→→→科学が風評に負けてはならない 〜福島第一の処理済水問題を煽っているのは誰か〜(20021年4月19日ブログ)
 ③→→→ALPS処理水について知って欲しい3つのこと(2021年4月25日ブログ)

「秋の交通安全県民運動」展開中!〜自身のヒヤリハット事例より〜

ブログ 防災

昨日は「秋分の日」にちなみ、「暑さ寒さも彼岸まで」と書きましたが、夏を思い出したかのように、全国では30度を超える地点もあったようです。
 
とはいえ、朝夕の涼しさ、虫の鳴き声、そしてなんと言っても、一段と日が暮れるのが早くなってきており、やはり季節の変わり目を感じる今日この頃。
 
そのような中、9月21日(火)から9月30日(木)までの10日間は、全国的な運動と連動し、福井県においても「秋の交通安全県民運動」が展開されています。
 
既に多くの方がブログやSNSなどで協力を呼び掛けている中で恐縮ですが、福井県のホームページを見てみると、本運動の主唱は福井県交通対策協議会、実施機関・団体として福井県や福井県警察、福井県教育委員会、市町および福井県交通対策協議会の構成機関・団体となっており、まさに県全体で取組んでいるもの。
 

【今年度の啓蒙ポスター】
 
具体的な「運動の重点と取組み」では、「1.子どもと高齢者を始めとする歩行者の安全の確保」など4つの項目を挙げている訳ですが、冒頭述べた早い日暮れなどを考えると、季節柄、特に留意しておきたいのが、「2.夕暮れ時と夜間の事故防止と歩行者等の保護など安全運転意識の向上」です。
 
私ごと、しかもローカルな体験談となりますが、昨日18時過ぎの出来事。
 
お通夜に参列するため、車でバロー敦賀店(市野々)前のT地路付近を通ると、ユニクロ方面からの対向車、バローから出てくる車、アオキ側から出てくる車の3つのライトが交錯する向こうに何と、対向車の陰からご高齢の方が乗った自転車の陰が現れました。
 
薄暮の時間は過ぎ、既に真っ暗になったT地路、しかも錯綜する状況から、私も十分警戒、一旦停止したため、何事もなく自転車も横断を終えた訳ですが、もし私がスピードを緩めることなく、このT地路に突っ込んでいたらと思うと背筋が寒くなりました。
 
確かにここはバローとアオキの間には横断歩道があり、まさに県民運動の取組みで言えば、2番のケースに該当する訳ですが、「歩行者優先」の認識を強く持ち、「だろう運転」ではなく、常に「かもしれない運転」でリスク想定する運転を心掛けねばと痛感した次第です。
 
ちなみに、運動の取組みのあと2つは、
3.自転車の安全確保と交通ルール遵守の徹底
4.飲酒運転等の悪質・危険な運転の根絶
となっています。
 
「注意1秒、けが一生」とは良く言いますが、実際に加害者、被害者どちらの立場になったとしても、加害者であれば、一生懸けても償い切れない心の傷、被害者であれば自身の心身はもとより、ご家族などへの心身の負担は計り知れないばかりか、失われた命や肉体の機能は戻ってはきません。
 
便利な自動車は、時に「凶器」になります。
 
しかも勝手に「凶器」になるのではなく、すべて操作するドライバーの慢心や不注意、技術不足がそうさせてしまうのであり、今一度そのことを肝に銘じるとともに、自分だけではなく、まずは身近な家族、そして職場や地域で認識共有することが、この県民運動の趣旨にあると思うところです。
 
なお、県民運動における「交通事故死ゼロを目指す日」を9月30日(木)としています。
 
ゼロリスクはこの世にないと言いますが、ほぼ人為的に発生する交通事故死は、皆の意識、取組みでゼロにできると思いますので、是非とも皆さまも、この運動週間にご留意いただくとともに、醸成した高い意識のもと、今後も運転にあたっていただきますようご協力を宜しくお願いいたします。
 
本日は、自分への戒めも含めて呼び掛けさせていただきましたこと、ご理解いただければ幸いです。
 

【参考まで、「運動の重点と取組み」も掲載いたします】

辻立ち再開。継続は力なり。

ブログ 活動報告

定例会の会期中ということもあってか、日が経つのが一層早く感じる今日この頃。
 
トントンと日は過ぎ、今日は「秋分の日」となります。
 
「暑さ寒さも彼岸まで」と良く耳にしますが、その言葉の如く、春分の日や秋分の日を境に、暑さ寒さがだんだんとやわらぎ、次の季節の始まりを感じるという意味。
 
今年は長雨などもあり、例年より短い夏であったためか、既に秋の雰囲気を感じているところですが、暦の上では一年の中でも特に過ごしやすい秋の始まりを知らせる日となります。
 
また、季節の変わり目だけではなく、お彼岸とも相まって、本来は先祖を敬い、この世界に生かされていることに感謝するありがたい日ということもあります。
 
敬老の日に続く祝日の今日は、季節の節目に先祖に思いを馳せながら日常の幸せに感謝する。
 
そのような思いを持って過ごしたいと思います。
 
さて、時間が前後しますが、昨朝は約1ヶ月ぶりに辻立ちを行いました。
 
議員になる前から、最初は花城で、その後は名子のヨットハーバー前に場所を変えて行ってきており、私の場合は、「山本さんを一人で立たせる訳にはいかない」と、母体の原電労組敦賀分会の役員の方が毎週交代で付き添い立ちをしていただけるという、本当にありがたい環境で続けさせてもらっているところ。
 
一方、原子力発電所は大変厳しい新型コロナ感染対策を講じている関係から、8月6日から9月12日まで発出されていた福井県独自の緊急事態宣言下では、同席しての辻立ちは控えるべきとの判断により、母体労組とも相談のうえ、宣言解除となるまでのここ1ヶ月は休止していた次第。
 
そのような経過もあり、先ほど述べたよう約1ヶ月ぶりの再開となった訳ですが、この日付き添ってくれた彼は、敦賀高校普通科から技術系で入社し、保修関係の部署に所属している、私と全く同じ経歴を辿る、いわゆる「可愛い後輩」。
 
しかもその彼は「晴れ男」なのか、これまで彼と立つ日に雨が降ったことがないという巡り合わせの持ち主ということで、昨朝も開始時は曇天ながらも徐々に晴れ間が覗くという天気の中で活動できた次第です。
 

【可愛い後輩の付き添いを得て、元気に辻立ち!」
 
やや余談が過ぎましてが、この「辻立ち」。
 
辞書を引くと、
1.道ばたに立って、物売りをしたり遊女の道中を見物したりすること。
2.政治家などがする街頭演説のこと。
とあります。
 
もちろん、私の場合は2.な訳ですが、これまでに3度、ヒッチハイクと間違えられ停車いただいた方がおられたことを考えると、あながち1.も無いとは言えないのかもしれません(遊女は別として…)。
 
私の場合は、どこにも名前を掲げておらず、キャッチフレーズを書いた「のぼり」しか使っていない訳ですが、名前を入れたのぼりや看板を使用することは、私の解釈では「文書図画の違反」にあたるとすることから、疑わしきは行わないの鉄則に基づき、一切使用してませんし、この後も後援会活動の範囲においては使うつもりはないのですが、裏を返せば、「立ってるあいつは誰なのか?」、「何のために立っているのか?」と疑問を感じながら通過されている方も少なくないのだと思います。
 
「選挙前だけ立っている」と揶揄されるようではいけないとの私のわがままから続けさせていただいている活動で、サポートいただいている役員さん、毎週車内から手を振ってくれる支援者の方のご理解は心から感謝の気持ちしかない訳ですが、この4年間の任期中継続することで、最後には通行する皆さんにご理解いただければありがたいなと思う次第です。 
 
今日は、私ごとを長々と述べ恐縮ですが、辻立ちひとつとっても、アイコンタクト、手を振り返していただくことでコミュニケーションは図れますし、何より元気や一日の活力をもらえます。
 
「継続は力なり」、「元気があれば何でもできる」をモットーに、もらうばかりでなく、私からも朝の元気を与えられるよう、これからも明るく笑顔に活動を続けていきます。
 

分科会での決算審査を終える

ブログ 敦賀市議会

やや強い風が吹くものの、秋晴れが続く昨日。
 
敦賀市議会のほうは予算決算常任委員会(分科会)を開催し、令和2年度各会計の決算審査を行いました。
 
自身が所属する産経建設分科会においては、産業経済部、観光部、建設部、都市整備部、水道部が所管する部分を対象に審査。
 
一般会計、水道事業会計、下水道事業会計の各項目に関する質疑においては、9月17日に行った同委員会(全体会)での基本質疑の内容に関連するもの、また別の視点からの質問など様々でしたが、総じて言えば、事業の成果や問題を指摘する意見はなかったものと認識するところです。
 
議員になって、これで決算審査は3回目ということになりますが、言わずもがな税金が生きたお金として使われたのかを審査・審議する訳ですので、個々の事業に成果指標を置き、当初(補正)予算や前年実績との相対評価などをしながら、ひとつ一つ丁寧に確認していく意味合いの大事さを、回を重ねるごとに感じる次第です。
 
私自身は現在、分科会長を拝命している関係から、自ら質問することは控える立場にあるのですが、分科会でありました内容を分かりやすく報告する出来るよう副分科会長とともに対応を図り、役割を果たしていきたいと思います。
 
また、議員個人或いは会派(市民クラブ)として、本決算を認定するか否か判断せねばなりませんので、審査経過を踏まえ、こちらについても会派内で議論していきたいと考えます。
 
8月30日から始まった9月定例会も早や終盤。
 
残すところ、27日の予算決算常任委員会(全体会)と30日の本会議を残すのみとなりましたが、最後まで気を抜くことなく丁寧な審査・審議に努めていきます。
 
さて、話しは変わり、昨晩は月見に適した頃とされる「中秋の名月」。
 
国立天文台によると今年は特別で、地球と月、太陽の位置関係から、中秋の名月が満月の時期と重なるのは平成25年以来8年ぶりになるとのこと。
 
私も一目見ようと、玄関から或いはベランダから空を見上げるも、常にタイミング悪くお月様は雲の中。
 
粘り強く待つことまでしなかったため、結局見ず仕舞いの中秋の明月となりました。
 
敦賀の地で「明月や北国日和定めなき」と詠んだ芭蕉さんの気持ちを思えば、この諦めの早さは叱られるかもしれませんが、そこはお許しいただき、今は便利な時代。
 
今年は、皆さんのSNS投稿などで満足したいと思います。
 
以下、インターネット掲載の写真を拝借し、本日のブログを閉じさせていただきます。
 

【中秋の名月と手前は不忍池の弁天堂、スカイツリー。東京ではこんなロケーションも撮れたようです】

「郷土の風景」も「原子燃料サイクル」も決して無くしてはならないもの

ブログ 政治 敦賀の自然

昨日は、敬老の日を祝うかのような見事な秋晴れの一日。
 
午前中、少し散策をすると、稲刈りを終えた田の畦には鮮やかに咲く彼岸花。
 
野坂山をバックに映える鮮やかな赤とこの日の青空が重なり、どこか心洗われる気持ちになりました。
 
と、こうしたことをSNSに投稿したところ、隣町にお住まいの大先輩から、「彼岸花は、正確に季節を知らせてくれます。しかし、粟野地区の彼岸花は少なくなりましたね。」とのコメント。
 
確かに、田畑だらけだったところから、敦賀の人口の3分の1が住むようになった粟野地区は、どんどん宅地に変わっていっていますので、大先輩の感想は現実として違いないものかと。
 
開発と保全の関係は永遠の課題であるに違いありませんが、この野坂の田園など、私にとって大切にしたい郷土の風景は、決して無くしてはならないものと思った次第です。
 

【彼岸花が色を添える、大切にしたい郷土の風景】
 
午後は、思考の整理を兼ねてパソコンに向かっていた訳ですが、平日の祝日とあって、いわゆるワイドショーから流れてくる大半は、新型コロナウイルス感染と自民党総裁選について。
 
世の関心事なので致し方ないのですが、特に自民党総裁選に関しては、福井新聞にも県内選出の国会議員の支持動向などが記事にもなっていたり、SNS上でも自民党員の方が、投票用紙を前にどなたを書くか悩んでいるなどの投稿もあり、投票する権利のある方にとっては、まさに日本の総理を決める責任重大な1票。
 
ただ、新聞を見ても、SNS投稿を見ても、福井県の方が決め兼ねているのは、4候補のうち2人(岸田氏、高市氏)のどちらかのようであり、党員外で論評する資格の全くない私が言うのも何ですが、賢明なご判断をいただいているものと受け止める次第です。
 
以前のブログで、この総裁選に関しては、中国、韓国などが多く取り上げる人物こそ、日本にとっては、総裁にさせてはなならない人物と書きましたが、どうやら徐々にその傾向が見えているようです。
 
9月19日の韓国中央日報(ネット版)では、「HOT ISSUE 韓国も注目する自民党総裁選」のコーナーで、「『河野突風』に全組織フル稼働…「隠居」の危機に追いやられ安倍前首相は緊張」と題し、河野氏の顔写真のみを掲載した記事が掲載されており、詳細は割愛しますが、優位に立つ河野氏に安倍氏が肝を冷やしているとの論調で、最後には、「河野氏当選を阻止するための安倍氏の全方向の努力が果たして成功するのかに今後の日本政治10年がかかっているといっても過言ではない。」と結んでいました。
 
正直、余計なお世話という気がしますが、このあたりの報道は今後も把握に努めていきたいと思います。
 
先に述べた県内選出国会議員や地元の党員の方が、河野氏を推さない大きな理由は、エネルギー政策にあることに違い無いようでありますが、とりわけ「原子燃料サイクル」を無くすという点に関しては、私も大いに異論があるところです。
 
これに関しては、政策アナリストの石川和男氏が、自身のtwitterで以下のように述べています。
 
私が核燃料サイクル(原子燃料サイクル)に賛同する理由は、
①国が竣工(来年度上期)を許可
②国と地元(青森県と六ヶ所村)の長年の努力と約束が実る直前
③本事業に係る歴史的経緯と地政学的意義
④我が国安全保障水準の飛躍的向上
首相が変わったくらいで反故にしていいものではない。

各方面への裏切りにもなる。
 
この言葉に、必要とされる全ての意味合いが含まれていると、私も思う次第ですが、この原子燃料サイクルのように「無くしてはいけないもの」というものがある訳であり、深き思考なく「直接処分」だと主張されているのであれば言語道断かと思います。
 
こうして考えれば、冒頭に述べた「大切な郷土の風景」と同様、日本の大事な何かを、この総裁選、次に控える衆議院選挙で失ってしまわぬよう、肝に銘じておかねばならないと改めて感じる次第です。

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