「山中しゅんすけ」事務所開き式を開催

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30日午後、自民・公明・立憲民主の3党などの賛成多数で衆議院を通過した年金制度改革法案。
 
この法案の最大のポイントは、厚生年金の積立金を活用した基礎年金の底上げであり、法案には、4年後の財政検証で将来的に基礎年金の給付水準が下がりそうな場合は、厚生年金の積立金の一部と税金を使って底上げすることが盛り込まれています。
 
これに国民民主党は同日、衆議院厚生労働委員会に「国民年金法国民民主党修正案」(社会経済の変化を踏まえた年金制度の機能強化のための国民年金法等の一部を改正する等の法律案に対する修正案)を提出。
 
その提案趣旨は以下。
 
“基礎年金と厚生年金のマクロ経済スライドの早期同時終了措置の実施による将来の基礎年金の給付水準の確保のみならず、年金制度における重要な諸課題について、幅広く検討を進めるべきとの認識の下、本修正案を提出することとした。”
 
なお、同委員会において、日本維新の会が、修正案の審議は28日に議論が始まったばかりだとして、議論が不十分だと訴えたほか、衆院本会議では、今回与党と修正協議を行った立憲民主党に対しても批判の声が上がり、国民民主党の浅野哲(さとし)議員からは、「野党の総意を与党に伝える筆頭の立場の野党第一党である皆様が、重要な広範議案の審議で他の野党との協議を横に置き、真っ先に与党との協議に突き進んだ一連の行動には強い違和感。」と強く批判しました。
 
結果は冒頭のとおり、自公立の案が賛成多数となった訳ですが、年金という国民から見ても極めて重要な制度であり、衆議院の取り扱いも重要広範議案に指定されているにもかかわらず、あまりに拙速に審議が打ち切られたこともあり、国民民主党は原案に反対、自民・公明・立憲が提出した修正案に反対しました。
 
私も思いは、浅野議員と同じであり、これまで、強行採決をあれだけ批判してきた立憲民主党がそれをやっていることを甚だ遺憾に思うとともに、自公が立民の修正案を飲んだことによって、解散したくない石破総理と内閣不信任議案を提出したくない野田代表(立民)の利害が一致したとの見方も強くあり、こちらも政権交代する気概はどこに行ったのかと言わざるを得ないと考える次第です。
 
さて、終盤を迎える通常国会が、こうしてまた「政局」になっていることを憂うところ、昨晩は、国民民主党福井県連所属議員、党員・サポーター・ボランティアをはじめ、多くのマスコミ各社にお集まりいただき、同党参議院福井選挙区第1総支部長である「山中しゅんすけ」の事務所開き式を開催しました。
 
福井市大名町交差点のビルに構えた事務所ではまず、主催者を代表し、総合選対本部長である川合孝典県連代表(全国比例:参議院議員)よりご挨拶。
 
結党以来、政策主導の改革中道政党として、ブレることなく筋を貫き通してきたことが、今の支持を得ていることや、現在の国会情勢にも触れ、先の年金制度改革法案をめぐる与野党の思惑について批判。
 
そうした中で、勇気と覚悟をもって、今夏の参院選に立ち上がった山中氏に対しエールを送るとともに、自身が先頭に立って全力で取り組んでいくことを約束されました。
 
続いて、現地選対本部委員長の川畑孝治県連幹事長(坂井市議会議員)からの挨拶ののち、山中しゅんすけ氏から決意の訴え。
 
「救急医の仕事を続ける中で、運ばれてくる患者さん、診療する患者さんの多くに経済的理由があることを身をもって知った」、「この30年間手取りが増えず、GDPでは圧倒的なトップを誇っていた時代から、今ではアジアの中でも韓国や台湾にも抜かれ、後ろには中国が迫るなど、日本は確実に貧しい国になっている」、「そうした状況の中で、自分の6人の子ども、次代を担う皆さんが、これ以上苦しむような日本にしてはいけないと、人任せ、文句を言うだけでは絶対に後悔すると思い、自分が変える気概をもって挑戦することを決断した」と立ち上がった理由を説明。
 
続けて、「この国の根幹にある問題は経済の弱さであり、所得税の課税限度額の引き上げやガソリン税暫定税率の早期撤廃などによる減税と科学技術分野への投資などの積極財政で豊かな日本を取り戻す」と、自身の考えを力強く訴えました。
 

【静かなる闘志の下、政策を訴える山中しゅんすけ氏】
 
その後は、地元後援会長様、ボランティアで活動をお手伝いいただいているお二方より、心あたたまる激励メッセージを受け、結びは「ガンバロウ三唱」。
 
会場にお集まりの皆さん全員で拳を固めました。
 

【皆で力を合わせて「ガンバロウ!」】
 
私は司会役を務め、側から山中さんの表情や会場の様子を観察していましたが、ピリリとした緊張感の中に笑いありの、どこかアットホームな雰囲気を感じた次第。
 
考えてみれば、いわゆる「動員」をしていない、いわば「自発的に」山中さんを応援しようという方の集まりだったから、そう感じたのかもしれません。
 

【アットホームな雰囲気を感じた会場風景】
 
事務所開き式終了後、会議を行い帰路につきましたが、暗い夜道を走りながら思ったのは、あらためて、素晴らしき候補予定者「山中しゅんすけ」に出会えた喜びと希望と、日本の将来のため、全力で支えるという強い思い。
 
「手取りが増える夏」、「日本の政治を変える夏」に向け、エンジン全開で取り組んでまいります。

原子力分野の”世界の潮流”は「事業環境整備」と「規制改革」

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昨日の福井新聞1面には、関西電力高浜発電所の敷地内で使用済燃料を一時保管する乾式キャスク貯蔵施設について、原子力規制委員会が5月28日に設置を許可(2ヶ所中の1ヶ所目)したとの記事。
 
いわゆる「ドライキャスク」と呼ばれる乾式キャスク貯蔵施設に関しては、既に日本原子力発電の東海第二発電所をはじめ、国内でも複数のプラントで設置されていることも踏まえ、今後、円滑に計画が進むことを期待するところです。
 
原子力に関しては、このように日々、何かしらのニュースが掲載される訳ですが、国内はもとより、世界各国の動向をまとめて読めるのが「原子力産業新聞(以下「原産新聞)」。
 
ネットで、会員登録なくともほぼ全文が読めるため、私も常日頃から勉強のため利用している訳ですが、「世界の潮流」は、原子力開発を着実に、かつスピード感をもって進めるための「事業環境整備」や「規制改革」を具現化しているということ。
 
 →「原子力産業新聞」HPはこちら
 
ここ数日の原産新聞を見ても、例えば、「事業環境整備」に関してはスウェーデン。
 
スウェーデンおいては現在、家庭や企業向けの不安定な電力価格と電力システムの不均衡という大きな問題に直面しており、これに対処し、化石燃料を使わないベースロードを拡大する必要から、2023年11月には、原子力発電の大規模な拡大をめざすロードマップを発表。
 
これには、カーボンフリーの電力を競争力のある価格で安定して供給することを目的に、社会の電化にともない総発電量を25年以内に倍増させるため、2035年までに少なくとも大型炉2基分、さらに2045年までに大型炉で最大10基分の原子力発電所を新設することなどが盛り込まれています。
 
また、スウェーデン議会(リクスダーゲン)は5月21日、国内の新規原子力発電プラントの建設を検討する企業への国家補助に関する政府法案を採択し、新規建設への投資が収益を生み出すまでの長いリードタイムを勘案し、政府の低い借入コストにより、信用リスクを政府に転嫁することで、資金調達コストの削減、ひいては原子力発電自体のコスト削減につなげるとしています。
 
また、大統領令により「新設の促進」や「原子力規制委員会(NRC)改革」を指示したのは米国。
 
米トランプ大統領は5月23日、原子力エネルギー政策に対する連邦政府のアプローチの再構築を目的とした一連の大統領令に署名し、人工知能(AI)産業、製造業、量子コンピューティングなどの最先端のエネルギー集約型産業での電力需要増に対し、豊富で信頼性のある電力を供給するため、エネルギー安全保障を確保するとともに、米国の原子力業界の世界的な競争力維持と国家安全保障の強化のため、2050年までに原子力発電設備容量を現在の約1億kWeから4倍の4億kWeとし、このために必要となる原子力の規制緩和を迅速に行う方針を示したとのこと。
 
なお、一連の大統領令は以下の4つ。
 
① 原子力産業基盤の再活性化
② エネルギー省(DOE)における原子炉試験の改革
③ 原子力規制委員会の改革
④ 国家安全保障強化のための先進的原子炉技術の導入
 
DOEに対しては、原子燃料の海外依存を回避するため、国内のウラン採掘と転換・濃縮能力の拡大計画や国内燃料サイクルの強化にむけた勧告を指示するほか、原子力拡大政策を支える労働力の拡大、NRCの改革の必要性を示しています。
 
特にNRCに対しては、許認可申請の迅速な処理と革新的な技術の採用を促進するため、政府効率化省との協業によるNRCの再編成、さらに民生用原子力発電の認可と規制に際し、安全性、健康、環境要因に関する従来の懸念のみならず、原子力発電が米国の経済と国家安全保障にもたらす利益を考慮するよう指示
 

【先進試験炉炉心 Ⓒ Idaho National Laboratory(原産新聞より引用)】
 
NRCにタイムリーな許認可を出すように要求することで規制上の障壁を取り除くとともに、新規炉は原子炉の種類に関わらず、建設と運転の認可プロセスの簡素化により、数年かかる審査プロセスを18か月に短縮、既設炉の運転期間延長の最終決定は1年以内と期限を定めるなど、許認可の迅速化を指示しています。
 
実際、先に施行されたADVANCE法は、原子力規制委員会(NRC)に対して、安全性を確保しつつ、審査プロセスの効率性も重視するよう求めており、NRCが昨年、2021年以来初となる第2回目の運転認可更新(subsequent license renewals)を承認したエクセル・エナジー社のモンティセロ原子力発電所(BWR, 69.1万kW)は、当初24,000時間を要すると予想されていた審査時間を、最終的に16,000時間で完了。
 
審査時間は3分の1に短縮されましたが、このような効率性は「例外」ではなく「ルール」とする必要があるとしています。
 
翻って日本。
 
原子力発電の最大限活用を掲げたものの、早期の再稼働が期待される既設炉の審査期間は10年を裕に超え、次世代革新炉の開発スピード、あるいは新設する際の事業環境整備はどこまで進んでいるのか。
 
第7次エネルギー基本計画にもある「国が前面に出て」との言葉が虚しく響くばかりと思うところですが、上記のスウェーデンや米国の例をはじめ欧州各国のように、国家経済や安全保障などの国益を踏まえた原子力規制や新設に対する国の資金支援など、そうした実が伴ってこそ、国の本気度が示されるのではないかと強く思う次第。
 
先の大戦がそうであったよう、世界は昔も今も「エネルギー獲得競争」であり、ロシアのウクライナ侵略以降、いわば「エネルギー戦争」状態にあるいま。
 
世界が自国の確実な電力供給、エネルギー自給率を上げるため「猛スピード」で原子力開発を進める一方、「掛け声だけ」のままでは、日本は遅れどころか、取り残されることになることは火を見るより明らかなこと。
 
日々、原産新聞を見る中で、こんな悠長にやっていて良いのかと、焦りは募るばかりです。

米政策「9年越しの宿題」回答やいかに 〜衆院農林水産委員会で玉木代表が小泉大臣に問う〜

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早速ではありますが、昨日のブログで「注目の」と書きましたので、本日はまずその結果をご紹介したいと思います。
 
小泉進次郎農水大臣と国民民主党の玉木代表が「9年前」に、日本農業新聞の対談で「米政策」について語り合ったことを振り返り、玉木代表曰く、「9年越しの宿題を聞いてみたい」と臨んだ、昨日の衆議院農林水産委員会。
 
ライブでは観れませんでしたが、後追いで録画版を確認したところ。
 
質問時間は、約25分間であったものの、大臣、代表ともにほとんど原稿を見ることなく議論し合う、見応えのあるものでした。
 
実際のやり取りに関しては、主要な部分をいくつか抜き出しましたので、以下ご覧ください。
 
玉木代表
やっぱり将来ひょっとしたらやっぱり海外の米がいっぱい入ってきて、それをきっかけにまた国内産米が下がっちゃうんじゃないのかという心配があると思うので、何が言いたいかというと、海外から入ってくる、そこを一つ頼るのも一つかもしれませんけども、農政の王道は、国内でちゃんと生産できるようにして、安定的な主食たる米の供給に政治が国家が責任持つことだと思うんですよ。そのために必要な財源を確保すること。これが農水省なり財務当局に求められる、私は今責任だと思ってるんですね。このことをまず申し上げておきたいと思います。
 
玉木代表
農林水産大臣として、トータルとしての米の値段ですね、今4300円ぐらいになってる値段を、大臣としてはどれぐらいに持っていくつもりで、今取り組んでおられるのか。適正価格との関係でも教えていただければと思います。
 
小泉大臣
もちろん1番いいのは、4000円であっても消費者の皆さんが不安なく買えるような、日本の経済につくっていくこと、これが間違いなく大事なことです。玉木代表がおっしゃるような、生産者の皆さんも安心して営農が続けていけるような、適正な水準というものが、しっかりと冷静に消費者の皆さんも含めて議論できる、そんな環境をつくる上で、やはりまず今は下げていかなければいけないと、そんなふうに考えております。
 
小泉大臣
私はそのこと(総理発言)を受けまして、今、4200円のものを、総理がおっしゃる3000円台、こういったところに落ちつかせていくためには、3000円のものを入れて、3000円台になるとは思えません。この備蓄米で2000円、そしてこれから1800円、こういった形で、棚に届けていくことによって、今の状況を冷静になって、消費者の皆さんの行動も、促していくような環境をつくれたらと思います
 
玉木代表
3500円ぐらいがですね、一つは、今のことだけを言うと、少なくとも最低限それぐらいにならないと、2000円台だときついと思いますね。だから、2000円にするということで、何かその銘柄米も含めて引下げようというメッセージを私は余り出されないほうがいいんではないかなというふうに思います
 
(昨日ブログに記載した「9年越しの宿題」を問われ)
 
小泉大臣
今後、総理ともよくお話をしながら、令和9年に向けて米政策も変えていこうと。こういった中で、先ほど申し上げたとおり、様々な課題をテーブルにのせて、与野党の皆さんとも垣根を越えて議論をしなければいけないと申し上げたとおり、やっていくべきことがあると思いますので、まず目の前この米の価格を落ちつかせて、そして今御指摘の、中長期でこれからどのような米政策に転換をしていくべきなのか、ここは、これからも、重要な課題として取り組ませていただければと思います
 
玉木代表
生産者はこれまで大規模とか効率化とかで頑張ってきました。消費者もある意味、その供給を絞るという形で、高い生産物を買うということで、消費者も協力してくれてるので、生産者も消費者もこれ頑張ってたんですよ。頑張ってないのは国だけなんですよ。だから、新しい制度をつくって双方の努力をしっかり補うような国の努力をですね、今こそやることが、安いお米を届ける。でも再生産可能所得を保障する。このトレードオフを解消する唯一の道だと思いますので、大臣のリーダーシップを期待申し上げて質問を終わりたいと思います。
 
主なやり取りは以上。
 
なお、やり取りの全文は以下にリンクします「TBS NEWS DIG」、映像はYouTube「たまきチャンネル」よりご覧いただければ幸いです。
 
 →TBS NEWS DIG「2025年5月28日 衆議院農林水産委員会 小泉農水大臣と国民民主党・玉木代表のやりとり全文」はこちら
 
 →たまきチャンネル「農林水産委員会 小泉農水大臣にたまき雄一郎が問う どこから備蓄米を調達?」はこちら

 
「令和の米騒動」の言葉が一人歩きし、米の価格を下げることばかり焦点化されますが、異例中の異例の措置である「備蓄米放出」をやらざるを得なくなった背景や根本原因はどこにあるのか、小泉大臣との「9年越し」に及ばず、これまでの政策を振り返り、これからの日本の米政策をどうすべきか語るお二人の議論は大変勉強になった次第。
 
エネルギーと同様、米をはじめ食料の「自給率」を上げることは、まさに「自分の国は自分で守る」に直結することであり、引き続きこの議論、政策の動向をウォッチしていく所存です。
 
さて、快晴の昨日は、水曜恒例の名子での辻立ちからスタート。
 
活動している約40分間に2、3回、「しかしイイ景色やなー」と口にした風景はこちら。
 

【名子のヨットハーバー前から望む敦賀湾】
 
朝日が照り返る敦賀湾は美しく、釣り船がゆっくりと進む郷土の風景に心癒されました。
 
また、辻立ちでは、ご通行中の皆様からお手振りや会釈などいただき感謝。
 
今年は参院選もあり、別の意味で“アツい”夏がやってきますが、こうして頂戴する応援の声を力に変え、引き続き頑張ってまいります。

小泉農水大臣に聞く、9年越しの「宿題」

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直接、活動報告や意見交換をする機会というのは、本当にありがたいこと。
 
昨日は18時30分より、敦賀市「あいあいプラザ」にて「2025・F-top21敦美地区議会報告会」が開催され、私は北川博規県議会議員とともに、連合福井嶺南地域協議会(以下「嶺南地協」)推薦議員団の一人として出席。
 
嶺南地協に集う組合役員さんを対象に各級議会の報告を行ったのち、意見交換を行いました。
 
今回は事前の意見・質問の集約もいただいたことから、敦賀市の関係では、敦賀駅の東西連絡通路や新幹線開業後のまちづくり、市議会の情報発信などについて、あらかじめ資料も準備することができ、より理解を深めていただける報告会になったかと思うところです。
 
今回は、労組役員さん対象でしたが、久しく実施していない「地域」にお住まいの皆様に対しても同様、政治を身近に感じてもらえるような取り組みを実施してまいる所存です。
 
さて、昨晩の報告会でこの件の質問はありませんでしたが、連日大きく取り上げられているのは「令和の米騒動」。
 
本日28日は、小泉進次郎新大臣のもと衆議院農林水産委員会が開催されることから、そこでの議論に注目するところです。
 
これに委員を差し替えて、直接、小泉大臣に質問する国民民主党 玉木雄一郎代表。
 
予習を兼ねて、代表のXポスト(投稿)を見るに、以下のとおり、政策の「本質的な部分」に関しる考えが示されていましたので、皆様とも共有致したく。
 
5月26日付けのポストを引用しますのでご覧ください。
 
<以下、玉木代表のXポスト(全文引用)>
 
農水省から以下のとおり、備蓄米放出の条件が発表された。
 
<随意契約の方法>
国が提示した販売価格で販売
8月までに消費者に提供される分を申込み
 
<売渡価格>
小売価格が税抜で2,000円程度/5kgとなるよう892円/5kg(10,700円/60kg)で売り渡し
 
2,000円/5kgで店頭に並ぶように、マージンを勘案して892円/5kgで売り渡すのだから、6月、7月の備蓄米の販売価格は2,000円台に下がるだろう。
 
ただ、問題は中長期的なコメの値段だ。
 
9月以降の新米の値段が下がるかどうかは定かではない。
 
すでに概算金として23,000円/60kgを買い入れ価格として提示しているところもあるので、新米は2,000円台/5kgには下がらないだろう。
 
そもそも、コメの値段を下げればいいというものでもない。
 
物価高騰で生産コストも高くなっているので、適正な価格転嫁は不可欠だ。農水省は農産物の適正価格の形成を促す法案も提出している。
 
問題は、「農家の再生産可能な所得を確保しつつ、適正価格のコメを消費者に届ける」、この政策目標をどうすれば達成できるのか。その政策が問われている。
 
まず、国が生産量を抑制して人為的に価格を高く保つ「価格政策」から卒業することである。そして同時に、農家の再生産可能な所得を国が直接支払いによって補償する「所得政策」に転換することが不可欠である。
 
デフレの時代ならともかく、インフレの時代に、人為的に価格を高く保ち、「消費者負担で」農家所得の確保を図る政策には無理がある。消費者が高過ぎる価格に耐えられないからだ。
 
2018年に、自民党(安倍政権)は、米政策の歴史的転換と称して「減反廃止」を打ち出しながら、その内実は、生産数量目標の配分を継続したり、飼料用米への転作を積極的に奨励したり、事実上の減反政策を継続したことが、今回の令和の米騒動の遠因になっていると考える。
 
小泉大臣には、10年越しの「宿題」に解答を出してほしいし、その解答は、農家の所得を直接補償する新たな直接支払いの導入だ。
 
28日の衆議院農林水産委員会で直接議論させてもらいたい。
 
<引用終わり>
 
さらに同日、「10年越しの宿題」に加え、小泉大臣とは「9年越し」の宿題と、続けて以下ポストあり。
 
<以下、全文引用>
 
28日の農林水産委員会の質問準備をしていたら、9年前に日本農業新聞で小泉大臣と紙上対談した資料が出てきました。
 
お互い3期生でしたが、当時、農政に関する与党の政策責任者だった小泉大臣は、
 
「2018年は米政策の歴史の大きな転換点となる」
 
「国が生産数量目標の配分をやめ、需要に応じた生産をしてもらえる環境づくりをしていく。何としてもやり遂げる」
 
と語っていましたが、
 
実際には、事実上の生産数量目標の割り当てや飼料用米への転作奨励など主食用米の生産抑制政策は続けられました。
 
私からは
 
「価格は市場で決まるべきで、人為的に関与する政策は長続きしない。特に、土地利用作物は、どうしても販売価格が生産費を下回る。そこは所得を補償して営農継続できるようにすべきだ」
 
「自由貿易と整合的な農政にしていかなければならない。価格のコントロールから卒業すべきで、何らかの所得補償が必要になる。米に対する直接支払いの在り方で、ある程度一致できれば農家も安心する」
 
と述べています。
 
あの時やるべき改革ができなかったことが、今日のコメ不足や価格高騰を招く遠因になっているのではないか。
 
9年越しの「宿題」を小泉大臣に聞いてみたいと思います。
 

 
<引用終わり>
 
「9年前」のご自身の考えと重ね、今度は大臣としてどうお答えになるか。
 
注目の衆議院農林水産委員会は、本日9時開会。
 
玉木代表の登壇時間までは把握していませんが、以下の衆議院インターネット中継にて、リアルでも録画でも視聴が可能です。
 
 →「衆議院インターネット審議中継」はこちらから(農林水産委員会を選択ください)
 
皆様におかれましてもぜひ、先にご紹介した視点もお含み合わせ、ご視聴いただければ幸いです。

タブレット本格導入の令和7年第2回(6月)敦賀市議会定例会が告示される

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榛葉幹事長・山中しゅんすけ氏の「魂揺さぶる演説」から一夜明け、昨朝はいつもの街頭へ。
 
やや冷んやりとした空気の中でしたが、熱量はそのままに、国民民主党の政策ならびに来週から始まる敦賀市議会定例会のご紹介など、約30分お話ししたところです。
 
正直、お車で通行中の方は、信号待ちや通りすがり時にワンフレーズしか聞こえないかと思いますが、その一言だけでも何か耳に残るよう、演説も工夫をしながら今後も続けてまいる所存です。
 

【のぼり旗も「山中しゅんすけ」街頭演説会告知用にチェンジ】
 
そののちは市役所へ。
 
9時からは、市役所2階講堂で開催された「敦賀市国際姉妹都市等友好協会定例総会」、10時からは「議会運営委員会」、13時30分からは「各派代表者会議」に出席しました。
 
このうち、6月2日開会の令和7年第2回(6月)敦賀市議会定例会の告示日(1週間前)に開かれる議会運営委員会は、通称「告示日議運」と呼ばれ、定例会の会期日程や市長提出議案の付託先、運営方法などについて協議するもの。
 
いつもであれば、議会事務局のカウンターに並ぶ、議案が入った分厚い封筒を受け取り、委員会に向かうところ、昨日それはなし。
 
先般ご紹介したよう、今定例会からは「タブレット本格導入」により、“完全ペーパーレス化”となることから、議案書はすべてタブレット内で配布(ファイルに格納)。
 
正直、「告示日」モードの雰囲気が薄くなった感があるものの、これも慣れの問題。
 
いずれにしても、タブレットさえ持っていれば、いつでもどこでも議案の確認ができることは非常に便利であり効率的。
 
また、紙媒体と併用しての試験運用期間を経て、一般質問や予算決算常任委員会での発言通告書、討論通告書などもすべて電子申請となりました。
 
電子化に関しては、議員の中でも得手不得手があるのが実態かと存じますが、ここはまず、会派内の議員間でしっかりサポートし合っていくことを、昨日は我が会派内でも確認した次第です。
 
加えて、6月定例会からは、「予算決算常任委員会のインターネット配信(YouTube)」も始まります。
 
新たなことに取り組むことにワクワクするところでありますが、とりわけ、委員会での質疑の様子はぜひ、一人でも多くの市民の皆様にご覧いただきたく存じます。
 
なお、議会運営委員会では、長らく協議をしてまいりました「敦賀市議会ハラスメント防止条例」について、議員提出の“B議案”として今定例会に提出することを確認。
 
議員間で熟議のもと、“プロセス”を踏んで成案となったことを嬉しく思うとともに、これが議会のあり方と、あらためて感じた次第です。
 
こうして6月2日から始まる6月定例会の会期は、6月23日までの22日間。
 
任期後半最初の定例会。
 
事前の準備を整え、しかと臨んでまいります。

山中しゅんすけ福井県参議院選挙区第1総支部長が榛葉幹事長と街頭演説!

ブログ 政治

「雨降って地固まる」
 
まさに昨日は、そう感じた一日に。
 
先日来、ご案内しておりました、国民民主党 榛葉賀津也幹事長(参議院/静岡)をお招きしての福井県連街頭演説会。
 
雨が降ったり止んだりの中ではありましたが、会場の福井駅西口の恐竜広場には約300名にお集まりいただき、無事にかつ盛大に開催することができました。
 

【街頭演説会に臨む榛葉幹事長と山中しゅんすけ総支部長】
 
私は司会役を務め、演説会ではまず、川畑孝治県連幹事長(坂井市議)が主催者を代表して挨拶したのち、山中しゅんすけ福井県参議院選挙区第1総支部長より、政治の場に挑戦するとした理由や思いが語られました。
 

【熱く思いを述べる山中総支部長】
 
山中総支部長は6児の父であり、救急医として医療現場の第一線で働いてきた経験に触れつつ、「患者さんが経済的な理由で必要な医療を断るようになってきた」と述べ、こうした現場の変化を実感する立場から、「私たちは10年前より確実に貧しくなっている」と強調しました。
 
また、山中氏はカナダのバンクーバーに留学した際、日本との給与格差を痛感したとし、30年もの間「手取りが増えていない」こと、「経済政策こそが国の未来を決める」と訴え、「命を守るには、まず経済を立て直すこと。経済がなければ、安心して医療も教育も子育てもできない」と語りました。
 
そして、現在の日本が抱える様々な課題の根幹にあるのは「経済の弱体化」だと指摘。
 
「国民民主党は経済を再生させる政策力を持った政党だ」と述べ、「減税と積極財政で国の未来をつくる」と力を込めて訴えました。
 
次に、榛葉幹事長は、この日の天候と掛け、自称「嵐を呼ぶ男」と自己紹介し登壇。
 
聴衆の方々への感謝を表したのち、昨年の衆議院選挙において、国民民主党は前回比で議席を4倍に増やす大きな躍進を遂げたとし、「北陸信越ブロックで1議席(石川1区:小竹凱)を獲得できたのは、福井の皆さんの力添えによるものだ」と振り返りつつ、「それは、物価高や手取りの減少といった生活の厳しさに直面する福井の皆さんの声が私たちに託された結果だ」と語りました。
 

【迫力の演説で聴衆を引き込む榛葉幹事長】
 
また、2020年の結党以来の経過に触れ、結党直後に行った新橋SL公園前の街頭演説で、「この30年間、日本を成長させられなかったのは力のない我々のせいだ」と聴衆に頭を下げる玉木雄一郎代表をそばで見た瞬間、「玉木を全力で支えるのが自分の使命。その気持ちは今も微塵も変わらない」との話には、感極まるものがありました。
 
榛葉幹事長は、自分が選挙で通ることばかりを考えて、都度政党を行き来する風見鶏のような議員もいるが、「選挙を政治家の就職活動にしてはならない」と訴え、「政党や候補者の事情ではなく、国民の生活に寄り添う姿勢が何よりも重要だ」。
 
続けて、党の原点として2020年の結党時に掲げた「対決より解決」の政治姿勢を改めて強調。
 
政策に関しては、「福井も車社会だが、静岡は一人一台に軽トラがないと生きていけない」と笑いを誘いつつ、田中角栄の時代に「暫定」と称して徴収を始めてから、51年間も続いてきたガソリン税の上乗せ分、いわゆる暫定税率(25.1円)の即時廃止を求めました。
 
そして最後に、参議院選挙に向けて福井県から立候補予定の山中しゅんすけ総支部長を紹介し、「医療という専門分野を持つ即戦力となる重点候補者であり、全面的にバックアップする」、「山中さんと一緒に、日本の政治を変える夏にする」と演説を締めくくりました。
 
演説は「熱伝導」だと教わりましたが、榛葉幹事長の演説は「魂を揺さぶる」もの。
 
時折ユーモアも交え、聴衆を惹きつけつつも、あの迫力と、心の底から思っているからこそ浮かぶ「榛葉節」に正直、胸を打たれました。
 
司会で「炎の幹事長」、失礼ながら「国民民主党の番犬」と紹介しました榛葉幹事長。
 
その後の山中氏との撮影会には、多くの皆さんが列をつくり、「正論パンチ!」と拳を突き出しながら次々とスリーショットを撮る姿もまた印象に残りましたが、党にとっても、日本にとってももはや無くてはならない存在であり、今後も政治の中心でいかんなくご活躍されることをご祈念申し上げる次第です。
 
こうして何より、悪天候の中、無事に街頭演説会を終えることができたことに安堵するところであり、お集まりいただいた皆様に心より感謝申し上げるとともに、冒頭の「雨降って地固まる」。
 
県連所属議員はじめ、メンバーで力を合わせ、党勢拡大に向け、より一層ネジを巻いて活動してまいる所存です。
 

【雨の中、お集まりいただいた皆様に感謝】
 
さて、今日は月曜日。
 
「魂を揺さぶる演説」に鼓舞された勢いそのままに、この後は街頭演説に出かけてまいります。
 

【(おまけ)恐竜とのツーショットでもこのポーズ。幹事長、またの来福をお待ちしております。】

【金ヶ崎プロジェクト】公園・駐車場の基本設計平面図を公表

ブログ まちづくり

昨日午後は、気比史学会の第49回定期大会を開催。
 
議案では、2年任期の役員体制も承認され、私は引き続き事務局長を務めることとなりました。
 
昭和52(1977)年の設立から約半世紀続く、市民歴史団体「気比史学会」を何としてでも継承していこうと、同世代の皆さんで立ち上がった時の気持ちそのままに、豊富で悠久の敦賀の歴史を“楽しく学ぶ”とともに、より多く、そして多世代の市民の皆様に知っていただける活動を展開してまいる所存です。
 
また、設立以来の会是「過去に学び 未来に期待し 今日に生きる」は、今では私の人生訓。
 
この考えを基にしてから、私自身、ポジティブ思考になったと感じるところであり、人生を生きる上において、また議員活動にも活きるものと考えるところ。
 
そうした思いの中で、今後も活動を展開していきますが、皆様方におかれましてはぜひ、当会の活動にお気軽に参加、あるいは会員として入会いただけますようよろしくお願いいたします。
 
さて、歴史にも大いに関係する、古より交通の要衝である敦賀を表す代名詞は「鉄道と港のまち」。
 
意味はこれまでのブログでも述べているため詳細は割愛いたしますが、古墳時代から大陸に開けた港を有する敦賀は、近代にあっては日本の発展と国益につなげるべく、敦賀港と鉄道を結ぶべしと、実際、明治政府が立案した鉄道敷設計画に「琵琶湖より敦賀に至る」と計画され(新橋ー横浜間と並ぶ3支線に挙げられる)、明治15(1992)年に日本海側では初の鉄道が開通(柳ヶ瀬隧道入口〜金ヶ崎)したことから、その歴史をまさに表す、言わば敦賀の歴史を体現する言葉となっています。
 
ここに挙げられる「金ヶ崎」は、明治期には欧亜国際連絡列車により、新橋からヨーロッパまでを結ぶ発着点となった、「鉄道と港のまち」を語る意味で、歴史や趣を残す最も重要な場所といえ、現在、市が進める、金ヶ崎周辺魅力向上デザイン計画(令和5年11月22日策定・公表)に基づく、旧敦賀港線跡地を中心とする公園及び駐車場の整備に高い注目が集まるところです。
 
そうした中、23日には敦賀市まちづくり観光部長名にて、『金ケ崎周辺魅力づくり事業における公園・駐車場の基本設計平面図について(報告)』のタイトルで、先の整備に関し、本年2月5日の基本計画(案)に関する市民説明会で挙げられた意見等を参考に取りまとめた「基本設計」をとりまとめたとの報告がありました。
 
なお、公園・駐車場の基本設計平面図については、北公民館において展示するほか、市ホームページでも掲載し、広く市民に周知を図るとしており、実際、掲載された平面図については以下のとおり。
 

【市HPにも掲載された「金ヶ崎エリア基本設計平面図」(Copyright)OMA無断複製転載を禁止します】
 
市HPにも記載のあるよう、「基本設計平面図のレイアウトは、今後の実施設計により変更となる場合があります」としており、2月5日の説明であった意見の中でも、比較的影響の大きい事項については、取り扱いを検討している段階と伺っている訳ですが、私自身、2月5日の説明会資料、そして上記の案を拝見するに、旧敦賀港線のレールや転車台など、鉄道遺産を保存・配置することを評価するものの、他のコンテンツを含め、いずれも静的なものばかりであり、先の「鉄道と港をつなぐ」歴史を再現、当時の情景が浮かぶ場所にするためには、動的なものが要るのではないか。
 
また、公園の魅力や集客力向上という観点からも、子どもが楽しめる(=親も楽しめる)コンテンツを加えることで、より一層価値が高まると考えることから、ぜひとも「ミニ鉄道」施設の設置をと、具体的な案をもって市に直接要望しているところ。
 
なお、私が「ミニ鉄道」に拘るのは、2022年6月に、金ヶ崎エリアへの「ミニ鉄道」設置を視野に行った、同緑地エリアでの社会実験(私も運営を補助)により、ある種の成功体験と必要性を確信したからであります。
 
その時の様子は写真でご覧いただいた方がお分かりいただけるかと思いますので、以下に数点ご紹介いたします。
 




 
こちらは、2月5日の説明会はもとより、従前から要望の声が挙がっていたほか、聞き取り調査をするに、「敦賀・鉄道と港」まちづくり実行委員会からも20年近く前に市に要望した経過があるとのこと。
 
こうした経過や趣旨を踏まえ、市においては、設置に向け前向きに検討いただけるものと認識していますが、いずれにしても重要なのは、敦賀の代名詞となるエリアは、説明書きなどなくとも「敦賀の歴史を感じる」ものでなくてはならず、ひいては敦賀市民が誇れる、シンボリックな場所にしなければならないと思う次第。
 
基本設計から詳細設計に入る段階で、ここからさらに良い計画にしていくため、私自身、市民の皆様の声も踏まえ、趣旨に則した提案をしていく所存です。
 

【先般発行の「やまたけNEWS(第24号)」にも掲載した、昭和初期の金ヶ崎桟橋。「ミニSL」があることで当時の情景が浮かび、古から大陸とつながる敦賀の歴史を感じることができると思うのは、私だけでしょうか?】

いずれも重要な道路・河川に係る「4つの総会」

ブログ 防犯/防災

2日連続の真夏日から、昨日は一転、気象庁アメダスでの最高気温は21.2℃(12時23分)。
 
服装も長袖シャツに戻し、体温調整したところ。
 
さらにこの土日は雨模様ということですが、明日、福井駅西口で開催する、国民民主党「しんば賀津也」幹事長をお招きしての街頭演説会は余程の暴風雨にならない限り「決行」。
 
覚悟を決めれば、雨も気になりませんので、安全にかつ盛り上がるような運営に務める所存です。
 
さて、昨日午後は、いわゆる「連続総会」。
 
①13:15~ 敦賀-高島連絡道路整備促進期成同盟会総会
②14:00~ 敦賀バイパス道路建設促進期成同盟会総会
③15:00~ 国道8号敦賀・南越前バイパス建設促進期成同盟会総会
④16:00~ 二級河川笙の川整備促進協議会総会
 
と、4つの総会が開催され、私は副議長としてすべて出席。
 
上記の同盟会・協議会の会長である米澤光治 敦賀市長は、規約に沿い、議長もお務めになられたことから、冒頭のご挨拶から息つく間もなくしゃべりっぱなしで大変お疲れ様でした。
 
地域の安全性・利便性向上につながる道路ならびに河川整備はいずれも重要なものばかりですが、とりわけ、ほぼ毎年、大雨や雪により福井県の南北が寸断される状況が発生している中において、③の「国道8号敦賀・南越前バイパス建設」を一日も早く進めることは、地元地域のみならず、福井県はもとより中京・関西圏全体のリスク低減と経済的利益にもつながるもの。
 
最初に事業化された「敦賀防災」(敦賀市田結〜挙野間)に関しては、国土交通省福井河川国道事務所様より、五幡地区などで改良工事を進めていることや、用地取得が完了したのは8割との説明がありました。
 
用地の未取得が「まだ2割」もあるのかと、この件について私から質問したところ、国においては、期限までは言えないが、残りの用地取得を鋭意進めること、トンネル工事においては勾配の低い方から行うセオリー(排水などの関係による)があるが工夫して対応していく旨の回答があった次第です。
 
 
【総会後、決議文を国土交通省福井河川国道事務所長宛に手渡す米澤会長。一番左は仲倉典克 南越前町長、右は中山誠仁 東浦地区国道8号バイパス建設促進期成同盟会会長。】

【総会で確認された決議文と現在の事業概要】
 
また、④二級河川笙の川整備については、ご来賓として挨拶された力野豊 福井県議会議員のお話によれば、ここ最近、笙の川に堆積する土砂が少なくなっているのは、河口で実施した矢板などの効果であることを知りました。
 
加えて、整備事業の説明では、来迎寺橋架け替えのネックになっていた用地取得に関しては、92%が完了(令和6年度末)しているとのこと。
 
意見交換では、来迎寺橋に関してある議員から、「時間の経過とともに、今の状況(仮設の自転車・歩道橋)のままで良いのではとの声もある」との意見がされましたが、県も市も鋭意用地取得を進め、架け替えに向け尽力される中、これにハッパをかけるならまだしも、逆に「不要論」をここで出してどうなるのかと、甚だ疑問に感じた次第です。
※ハッパをかける意味で、逆説的に発言されたのかもしれませんが・・・。
 
実はこの意見は昨年も同様に挙がっていたものですが、いざという時、河川の東西を連結するルートを自動車道路として確保・副軸化しておくことは極めて重要と考える次第です。
 
こうして、この時期恒例の「連続総会」を終えましたが、あらためて地域の安全を守り、利便性を向上させるためには、地元が一丸となって、道路や河川の整備促進に声を挙げていくことであり、今後も構成員の一員として、また地元議員の一人としても微力ながら尽力してまいる所存です。

進む敦賀市議会のデジタル化

ブログ 敦賀市議会

昨日は終日公務。
 
9時からの議員説明会では、福祉保健部を皮切りに市民生活部、お昼を挟み、水道部、企画政策部からそれぞれの案件について説明を受けたのち、次週開催される議会運営委員会や各派代表者会議に向けた事前打ち合せ、来客対応と続きました。
 
議員説明会の内容に関しては、次の定例会で提出予定の議案に関わるものが含まれるため割愛いたしますが、伺った内容を踏まえ、慎重に対応してまいる所存です。
 

【議員説明会が行われた全員協議会室の自席より】
 
なお、これだけの部にまたがる説明会となると、従来であれば紙資料がどっさり配布されていたところ、昨日の自席には何もなし。
 
各自、タブレット(一人一台配布)に収納された資料をもとに説明を受けるとともに、メモも画面(PDFファイル)に書き込んだり、キーボードを叩く音が聞こえてきたりと、すっかりペーパーレス化が進んでいるところ。
 
小さなことかもしれませんが、市職員の方が、議員分資料のコピーをする必要がなくなっただけでも効率化。
 
もちろん紙代の削減とも合わせ、人的資源・物的資源ともに省力化が図られています。
 
また、加えて申し上げれば、令和7年第2回(6月)定例会からのタブレット本格導入においては、議案自体もペーパーレス化、試験運用中の一般質問や予算決算常任委員会における発言通告書もデータの提出にて行うとともに、討論・分離採決の申し出に関しても同様に電子化。
 
つまりは、タブレット1台で凡そすべての手続きを行うことができることになります。
 
さらに、この6月定例会から始めることといえば「委員会のインターネット中継」。
 
現在、本会議に関しては、市議会インターネット中継や嶺南ケーブルネットワークでの放映がされるものの、“委員会中心主義”の敦賀市議会としては、常任委員会での議論を見ていただくべきと、以前から実施に向けた検討・準備を進めてきたところ。
 
まずは、議長を除く全員が委員である「予算決算常任委員会(全体会)」のYouTube放映をこの6月定例会から開始することとしています。
 
放映に向け、昨日は説明会の合間に、全員協議会室に設置したカメラの画角などを皆で確認し、準備万端といったところ。
 
記念すべき初中継(YouTube)は、6月3日(火)10時からとなりますので、ぜひご視聴いただければと存じます。
 
こうしてデジタル化を進める敦賀市議会。
 
議員、議会事務局や市職員の皆さんそれぞれの省力化・効率化の効果はもとより、最大の目的は、市民の皆様にとって「開かれた、分かりやすい議会」につなげること。
 
今後も、新幹線と同様、タブレット導入は「目的ではなく手段である」との認識のもと、さらなる利活用策を考えていきたいと思います。

5/25(日)榛葉賀津也 国民民主党幹事長が来福!

ブログ 政治

議員になる前から数えると、これで6年以上続けている西浦地区名子のヨットハーバー前での辻立ち。
 
当初、「私一人でやるので」と母体の原電労組にお断りを入れたところ、「武志さん一人でやらす訳にはいかない」と、以来、労組役員の皆さんが交替で、一緒にのぼり旗を持って立っていただいており、正直、涙が出るほど嬉しく、毎回感謝しきりのところ。
 
ただし、出勤前の活動であることに配慮をし、降雨予報の時にはやらないなど、ある程度の「緩さ」をもって続けてきており、ここ1ヶ月は天候不良や出張などで中止が続いていましたが、昨日は快晴。
 
若手役員さんと活動するところ、久しぶりの辻立ちにも関わらず、ご通行中のお車からは、お手振りや会釈、中にはウィンドウを開けてのガッツポーズなど頂戴しありがたい限り。
 
引き続き、仲間、そしてご支援いただいている方々への感謝を忘るることなく、熱伝導の活動を続けてまいります。
 

【強い日差しに負けぬ「熱さ」で頑張ります!】
 
さて、のぼり旗に掲げる国民民主党においては昨日、第27回参議院議員選挙石川県選挙区に党公認の「はまべ健太」候補予定者を擁立。
 
記者発表、会見にて、擁立に向けた経過やご本人の思いが述べられました。
 
「はまべ健太」さんの擁立決定により、富山選挙区の「庭田ゆきえ」さん、福井の「山中しゅんすけ」さんと合わせ、北陸三県すべてで候補予定者擁立が整いました。
 
三県揃い踏みは何とも心強く感じるところであり、「手取りを増やす夏」、「日本の政治を変える夏」に向け、福井県総支部連合会(以下、福井県連)としてもしっかり準備を進めてまいる所存です。
 
そうした中、昨日は吉報が飛び込んできました。
 
4月29日(祝・火)に400名を超える方にお集まりいただき開催した「玉木雄一郎代表」を招いての街頭演説会に続き、今度は「榛葉賀津也幹事長」が福井に来られることが決定しました。
 
榛葉幹事長といえば、毎週金曜日に行われる定例記者会見での記者とのやり取りが面白いと人気ですが、「熱量と情熱」の政治家であることは言うに及ばず、「趣味は玉木雄一郎」、「お酒は何を飲むかではなく、誰と飲むかだ」などの「榛葉節」、さらにはプライベートでは「ケビン君とボビー君」という名のヤギを飼っていることでも有名。
 
欠かさずYouTubeをご覧になっているという方からは以前に、「下手なテレビドラマより面白い」と言わしめた人物であります。
 
 →榛葉幹事長の定例会見は、こちらの国民民主党公式YouTubeチャンネルからご覧ください
 
その榛葉賀津也幹事長が来福しての福井県連街頭演説会を、5月25日(日)11時20分より行います。
 

【支援者の方が作ってくれた告知画像。何ともありがたい。】
 
場所は、福井駅西口を出て右側の恐竜がいる広場となりますので、福井県内外を問わず、榛葉幹事長ファンにはぜひお集まりたく。
 
また、国民民主党参議院福井県選挙区第1総支部長の「山中しゅんすけ」の思いもぜひお聞きいただきたく、25日のお昼前は知人・友人お誘いのうえ、お越しいただければ幸いに存じます。

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