令和4年も大変お世話になりました

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ここ数日は曇天、雨続きの敦賀ですが、昨日も年末の「やり仕舞い」と自分に課した町内へのポスティングを決行。
 
終始降り続く雨に、途中やや気持ちが凹んだものの、二日間で何とか全戸に届けることができました。
 
今回お届けしたのは速報版の「やまたけNEWS」でしたが、一番身近な町内の皆さんに、少しでも議会や市政に関心を持っていただければ幸いです。。
 

【約500軒に届けたニュースに思いを乗せて(写真は一昨日のもの)】
 
また、夜は最終日にふさわしい?一段と強い雨が降るなかでの特別警戒パトロール。
 
27日から4日間に亘り参加しましたが、役員の皆さんと回り終え、どこか清々しい気持ちになりました。
 
毎年のことながら、この特別警戒パトロールが終わってようやく、年末の行事が一段落。
 
大晦日の今日は、気持ちを鎮めこの一年を振り返るとともに、思い新たに進むための日にしたいと思います。
 
最後になりましたが、このブログをご覧いただいている皆さんにはこの一年大変お世話になりました。
 
皆様から頂戴した励ましの声やご意見は私の活動の糧であり、ここに厚く感謝申し上げます。
 
一層の寒さに加え、コロナ感染第8波が続くなかではありますが、皆様方におかれましては、お身体ご自愛いただき、穏やかな新年をお迎えになられるとともに、来たる年が笑顔あふれる一年となりますようご祈念申し上げます。
 
これにて、令和4年最後のブログを閉じさせていただきますが、来年も変わらぬご厚情を賜りますようお願いいたします。
 
今年一年、本当にありがとうございました。

ソ連建国から100年と我が郷土の風景

ブログ 政治

昨朝は、久しぶりに愛犬きゅうとの気ままな散歩。
 
「気まま」というのは、きゅうの気の向くままのコースという意味ですが、砂流の農道を歩いていると「逆さ野坂」に遭遇。
 
この時期貴重な晴れ間に映える景色に、思わず「ナイスチョイス」と声を掛けた次第です。
 

【敦賀のシンボルマウンテンは昨日も雄大】
 
散歩を終えると、その後は「THE北陸の冬」を思わせる天気となり、目まぐるしく変化する空模様のなか、午後は町内へのポスティング。
 
雨を凌ぎながらでは効率が悪く、届けられたのは約半分でしたので、何とか今日のうちに全戸に届けたいと思います。
 
さて、話しは変わりますが、今日はソビエト社会主義共和国連邦(以下ソ連)が建国されてから100年の日となります。
 
12月20日にJR小浜線全線開業から100周年を迎えましたが、それと同じ時代であったことをどこか意外に感じたところ。
 
そのソ連が誕生したのは、1922年(大正11年)12月30日。
 
ロシア帝国による圧政を打倒すべく行われたロシア革命から5年後、革命指導者の筆頭だったレーニンを元首に据え、
・ロシア
・ウクライナ
・白ロシア(ベラルーシ)
・ザカフカース(アゼルバイジャン,アルメニア,ジョージアの3共和国に該当)
の4カ国が互いに平等な立場で加盟する「ソビエト社会主義共和国連邦の樹立を宣言。
 
ソ連の建国は、世界初となる社会主義国の樹立となりました。
 
また、レーニンの後を継いだスターリンによってマルクス・レーニン主義が提唱されると、その足場はより強固なものになっていき、広大な国土をも利点にした高度な中央集権体制が築かれていき、世界の覇権を争うまでになったことは周知のところ。
 
その後、約70年間体制を維持したものの、社会主義からの体制転換の末、1991年にソ連解体。
 
それから四半世紀を経て、「歴史を繰り返す」かの如くウクライナ侵略を続けるロシアの姿に、大陸の地政学の難しさと同時に人間の愚かさを強く感じる次第です。
 
なお、戦闘の続くウクライナでは、戦禍で美しき景色が一変するばかりか、国外避難を余儀なくされているウクライナ国民が、一日も早く祖国に戻れる状況になることを願うとともに、四季折々の表情を見せてくれる我が郷土の風景があるのも、領土と財産を守り抜いてくれた先人達の気概と尊い犠牲に立っての「平和」であってのことであり、野坂の御嶽に重ね、改めて感謝して止みません。

「不屈の闘志」のもと早期回復を願う

ブログ 敦賀市議会

仕事納めの昨日は、ちょうど毎週水曜日の辻立ちと重なり、西浦県道(名子)では今年最後となる活動を行いました。
 
議員になってから約3年8ヶ月。
 
この間、雨が降ったら止めるという「緩い」スタンスではあるものの、こうしてこの場所で元気に活動を続けてこられたのも、会釈で挨拶いただける方、笑顔で視線を向けていただく方、手を振り返して応援いただける方など、通行される皆さんのリアクションのお陰だと、しみじみ感じる朝となりました。
 
そして何よりありがたいのは、早朝より一緒に立って、旗持ちをしてくれる原電労組敦賀分会役員の皆さんのサポート。
 
引き続き、こうして皆さんに支えられていることへの感謝の気持ち、初心を忘るることなく、この先も続けてまいります。
 

【辻立ちは「明るく元気に!」をモットーに、昨日も笑顔の活動を心掛けました。】
 
さて、そんな年の瀬の昨日、心配な情報がありました。
 
こちらは、ご本人もFacebookにて公表されていらっしゃることなので実名とさせていただきますが、立石武志議員が入院されたとのこと。
 
投稿によりますと、治療により既に体温は平常に戻ったものの、おそらく正月は病院暮らしになるであろうとあり、暫くFacebook投稿は休まれると記載されていました。
 
私からすれば、議員経験も年齢も大先輩の立石議員ですが、今年は年初から病気入院され、退院後も治療を続けながら議会活動にあたられ、先の12月定例会で一般質問に立たれる姿からはまさに、「不屈の闘志」なるものを感じたところ。
 
また、私に対しては、同じ「武志」の名を持つ関係もあってか、これまで何かとお声を掛けていただいたり、議員としてあるべき姿や議会運営のことなどでご教授いただいたりと、私にとっても議会にとっても存在感ある方であることは言うまでもありません。
 
立石議員におかれましては「不屈の闘志」のもと、まずは治療に専念され、年明け早期に回復されることを心より願っています。

「御用」も「仕事」も納めの日 〜1年間お疲れ様でした〜

ブログ 社会

いよいよ年末と感じる行事は「年末特別警戒」。
 
私の住む町内では毎年、12月27日から30日までの4日間を年末特別警戒期間としています。
 
初日の昨日は、拍子木を合図に「火の用心!」の呼び掛けるとともに消化水栓やホース格納箱の点検も行いました。
 

【年末特別警戒の表示が掲げられた会館前】

【あまり見ることができない消化水栓もご紹介します】
 
コロナ禍により、町内の皆さんの参加はお控えいただき、区役員と防災部・防犯部メンバーのみの活動としていますが、30日まで私もしっかり呼び掛けていきます。
 
年の瀬で何かと気忙しいところですが、皆様もどうぞ火の元には十分ご注意ください。
 
さて、今日は官公庁では「御用納め」、民間企業の多くは「仕事納め」となります。
 
文字通り、今日の一番は今年の仕事の整理、そして身の回りの整理整頓をすることかと思いますが、さらにコロナ前にあったのは職場単位での納会や、仕事上がりの忘年会ではなかったかと。
 
つまりは、普段とは違う節目の一日ということになろうかと思います。
 
コロナ第8波により、大勢でこぞっての納会とはいかないものの、この一年、何かと厳しい環境のなか頑張って働いてきたことを職場内で感謝し、新たな年も頑張ろうと確認し合う、そんな「御用納め」、「仕事納め」の日になればと。
 
なお、仕事納めに関係なく、年末年始も勤務される業種の方もいらっしゃいますが、どちらかといえば私も同じ。
 
大晦日まで出来ることを精一杯こなし、悔いのない気持ちで新たな年を迎えたいと思います。
 
では、この後は西浦県道では今年最後となる、朝の辻立ちに行ってまいります。

韓国のNGO団体が福島第一原子力発電所を視察

ブログ 原子力

「科学が風評に負けるのは国辱だ」と言ったのは故石原慎太郎氏。
 
今や懐かしい東京都の築地市場から豊洲市場への移転問題を巡っての発言でしたが、これと同義の「科学が風評に負けてはならない」との言葉は、とりわけ福島第一原子力発電所事故以降に同発電所敷地内に貯留するALPS処理水の海洋放出を巡り、吉村大阪府知事や松井前大阪市長が、科学的根拠や事実に基づいて判断することの重要性を世に問うたもの。
 
とかく本件に関する「風評」については、国内はもとより、周辺国からも揶揄する声が飛び交ってきた訳ですが、その中でも酷いと感じたのはお隣韓国の前政権による福島第一原子力発電所の敷地に保管された汚染処理水は放出してはならない危険物質」という主張。
 
原子力発電所から出るトリチウム水については、韓国を含む世界の発電所が同様に希釈して海洋放出しているほか、福島第一においては多核種除去設備(ALPS)で処理された「処理済水」であるのに対し、これを「汚染処理水」と称すること自体、「風評の流布」と感じるところですが、この前政権の主張は、まだ多くの韓国人の脳裏に強く残っているのだそう。
 
そうした中、26日付の原子力産業新聞に、韓国のNGO団体「The Fact and Science」が12月13日、福島第一原子力発電所を訪れ、廃炉作業の進捗やALPS処理水の放出に向けた準備状況などを視察したとの記事がありました。
 
同団体は、「事実と科学に基づく合理的な問題解決を通じた先進的な社会構築」を目指し、2018年に韓国内で設立されたネットワークであり、処理水がどのように管理されているか直接確認し、正確な情報を韓国政府、国会議員、韓国国民に伝えることを目的に、同団体ディレクターのパク・ギチョル氏(元韓国水力・原子力会社〈KHNP〉副社長)ら7名が福島第一原子力発電所を訪れたとのこと。
 
一行は、1〜4号機全景の他、原子炉建屋内の冷却に伴い発生する汚染水を浄化処理するALPS、ALPS処理水の海洋放出に係る設備の建設現場、測定・確認用タンクエリア、環境モニタリングの一環として行う海洋生物飼育試験の施設などを視察。
 

【敷地内のタンク群を視察するご一行(東京電力ホームページより引用)】
 
視察後、「ALPS処理水の海洋放出については、まずは地元の方々の理解を得なければならない。大変なことだが、信頼を得られるよう願っている」とコメントしたほか、現場を訪れた所感として、「数千人もの人員が復旧のために黙々と働く姿はとても感動的だった」と述べました。
 
そのうえで、ALPSで取り除くことのできないトリチウムに関し、韓国他、多くの国の原子力施設で排出されている事実に触れた上で、「韓国では海洋放出に反対する人々がまだ大勢いる。福島第一原子力発電所に対する歪んだ情報を正し、事実と科学に基づき原子力発電と放射能に対する誤解と恐怖を払拭していきたい」と意気込みを語りました。
 
こうした行動を大いに歓迎するところですが、既に視察のIAEA始め、国外からのレビューにより、安全で適切な処理方法であることの証明が重ねられ、より一層「科学的根拠」に基づく理解が進むよう期待する次第です。
 
なお、国内においては経済産業省が本格的な理解活動を開始し、「みんなで知ろう。考えよう。ALPS処理水のこと。」と題したインターネットサイトやテレビコマーシャルの放映を行っています。
 
とかく、日本は大事なことまで「空気」で決まる風潮がありますが、このALPS処理水のことを契機に、自分たち自身で「科学的」に思考することにつながれば、放射線も「正しく怖がる」、さらにその先には、「原子力か再エネか」といった不毛な二項対立議論とも決別できるのではと考えるところです。
 
考えが飛躍し過ぎかもしれませんが、皆様方におかれましても、まずは以下のリンクより「ALPS処理水」のことについて再確認いただければ幸いです。
 
→みんなで知ろう。考えよう。ALPS処理水のこと(経済産業省サイト)

「電力スピリット」のもと停電復旧にあたる皆さんに心よりエールを送る

エネルギー ブログ 防犯/防災

寒波による大雪の話題が続きますが、各地で発生したのは交通機関等の混乱だけではなく、暴風雪の影響による電柱折損、倒木による断線、鉄塔倒壊などによる停電。
 
昨日お昼前に流れたニュースでは、厳冬の北海道で発生した停電のため、クリスマスを避難所で過ごすご家族へのインタビューシーンがあり、いま一番欲しいものは?との問いに「電気!」と答えるお子さんの姿がありました。
 
とりわけ大きな被害が発生した北海道、東北、北陸、四国の各電力管内においては、折れた電柱の建て替えや切れた電線の張り替え、倒木によるかかり木除去作業、当該送電線の健全性を確認するための巡視など、懸命な作業が続けられました。
 
各地の対応状況に関し、まず北海道電力管内では、送電線(66kV紋別線)の補修作業など、道路から現場までの積雪量が多く、資機材運搬に時間を要しながらも天候の状況を確認しながら慎重に作業が進められ、12月23日(金)19時00分現在で約25,733戸あった停電は12月25日(日)23時40分に解消。
 
北海道電力ネットワーク(株)からは、Twitterなどで「長時間にわたる停電により多くのお客さまにご不便、ご迷惑をおかけしましたこと、心よりお詫び申し上げます。」とのコメントが発出されています。
 

【深い積雪と厳しい寒さのなか、送電線の復旧にあたる現場の皆さん(北海道電力Twitterより引用)】
 
次に東北電力管内では、12月20日15時現在であった青森県602戸、岩手県680戸、秋田県4,975戸、宮城県2,750戸、山形県17,531戸、福島県7,070戸の停電が復旧。
 
新潟県59,222戸に対しては、佐渡市へ青森、岩手、秋田、宮城、福島支社より、村上市へは岩手、宮城支社より応援隊が入り、現在も復旧に向け作業が進められています。
 
北陸電力管内では、19日より能登地域で発生していた停電が22日に概ね解消。
 
四国電力管内では、愛媛県4,800戸、高知県5,800戸について、一部復旧がされたものの、12月25日(日)21時00分現在で、あと1日程度を要する見込みとしています。
 
冒頭、欲しいものは「電気!」と答えたお子さんのことを書きましたが、楽しみにしていたご家族とのクリスマスを返上し、こうして厳しい環境のなか、1秒でも早く電気を届けるため、現場で奮闘されている皆さんの姿を誇りに思う次第ですが、残る復旧作業に対しては何をおいても安全第一で進められ、無事にご家族のもとに帰られることを願うばかりです。
 
電力の安定供給のみならず、こうした自然災害に対しても「ライフラインを守る」との高い使命感のもと献身的に対応するのが「電力スピリット」。
 
設備を持たずに電気だけを売買し、調達価格が上がれば顧客を切り離すような、いわゆる新電力と違うのは「プライド」であり、今なお「早期復旧」の思い一途に各地で対応にあたる仲間の皆さんに、心よりエールを送る次第です。

政策を先導する国民民主党

ブログ 政治

日本海側のみならず、太平洋側でも降雪のあった昨日。
 
名古屋では10cmを超える積雪となり、各交通機関が混乱するなか、新幹線など鉄道はダイヤの乱れ、幹線道路では名古屋高速が全面、名神高速道路では岐阜羽島以東が通行止めになるなど、大きな影響が発生しました。
 
周囲でこのようなニュースが飛び交うところ、敦賀に積雪がないというのが不思議なくらいですが、この日曜日も不要な外出は控え、やまたけニュースの原稿作成や何といっても年末の掃除など、効率的に時間を使っていきたいと思います。
 
さて、臨時国会が終わり、昨日は過去最大規模の予算編成とのニュースが報じられていましたが、本日は少し国民民主党のご紹介を。
 
与党入りを目指しているの如く揶揄される国民民主党ですが、そう見えるのは「対決より解決」、「政策で政治を動かす」との考えのもと、「国民に寄り添う政治」を第一義として行動している所以からと認識するところ。
 
現に国民民主党においては臨時国会にて、7月の参院選で公約に掲げた電気代値下げの実現(再エネ賦課金の徴収停止は今も求め続けています)に加え、自動車の補助金継続など、経済対策として訴えた政策の拡充、法整備を果たせたと評価しており、そのことを以下の国民民主党PRESS・号外「臨時国会実績版」(令和4年12月23日)にて発信しています。
 


 
また、一昨日ありましたGX実行会議の基本方針に関しても、原子力政策について、これまた参院選において唯一、「リプレース(建て替え)が必要」と公約に明記したのは国民民主党であり、そのことがまさに「政府の追っ掛け」で反映されたところです。
 
なお、本件に関しては、党より談話が出されておりますので、以下リンクよりご覧いただければと。
 
→【国民民主党】政府の新たな原子力政策について(談話)
 
この談話の結びには「現実的なエネルギー政策を構築していく」とあり、この言葉がすべてを物語っている訳ですが、私自身が目指す「現実的「な政策に向け、原子力立地地域の議員として、今後もしっかりと声を挙げていく所存です。
 
PRESSにもある「国民民主党が政策を先導!」との言葉は、決して自己満足のものではないことを少しでもご理解いただきたくご紹介しましたので、引き続き我が党に注視いただければ嬉しく思います。
 
なお、党勢拡大のため、国民民主党は来春の統一地方選挙において、地方議員を倍増させるべく取組みを展開しています。
 
「我こそは!」という方がいらっしゃいましたら遠慮なく、私にお声掛けいただけますよう、重ねてお願い申し上げます。

日本海側は大雪に警戒

ブログ 防犯/防災

JPCZ(日本海寒帯気団収束帯)に伴う活発な雪雲の帯は、日本海をゆっくりと南下。
 
動きが遅いため、同じような場所で強い雪が続き、特に山形県から新潟県下越、石川県で積雪の増加が目立っています。
 
夜半に降雪ありと予想された敦賀は、今朝窓を覗くと屋根がうっすら白くなった程度で安堵したところですが、北信越エリアでは先日、国道8号と国道17号で55キロにわたって断続的に立ち往生が発生し、新潟県柏崎市の国道8号ではおよそ38時間通行止めが続いたとのニュースがありました。
 
国道に車が集まった要因の一つと考えられるのが高速道路の通行止め。
 
NEXCO東日本によると、通行止めの直接の原因は事故で、18日夕方に北陸道の柿崎インターから中之島見附インターの上下線を通行止めとしましたが、その際の国土交通省北陸地方整備局の見解は、「高速道路の通行止めとなった段階に関しては、除雪としては対応可能な状況であり、国道上では滞留も発生していなかったという状況もあって、国道を通行止めにはしていなかった」とのことでした。
 
その後、19日の15時半過ぎに国交省は国道8号を通行止めにしますが、それまでに大量の車両が国道8号に入り、すでに滞留が発生していたとあります。
 
今後の大雪に備え、国交省とNEXCO東日本は「情報連絡本部」を設置し、さらなる連携の強化を図るとしていますが、この経過を聞いて思うは、過去の教訓は生かされたのかということ。
 
その教訓とは、福井県で2021年1月に発生した、大雪による北陸自動車道での1500台にも及ぶ立ち往生の件。
 
これは全国ニュースにもなりましたが、この際、国交省やNEXCO中日本、福井県を始め、沿線自治体にて再発防止対策としたのが、高速や国道の予防的通行止めや各関係機関の情報連携強化、幹線への車両流入制限の呼び掛けなどではなかったか。
 
比較的雪の少ない柏崎という土地柄もあって、「大事には至らないだろう」との「正常性バイアス」が働いたとまでは申し上げませんが、同じ北信越エリアで発生した過去事例を予防的に反映していれば、ここまでの規模にはならなかったのではと考じた次第です。
 
こうして、今回の件がまたひとつの事例となる訳ですが、予測が難しい近年の豪雪、豪雨とあらば尚のことであり、ここ敦賀においても今回の件を教訓とし、我がこととして捉えておかねばと認識するところ。
 
今は強烈な風雨ですが、このクリスマス寒波。
 
日本海側では大雪が続くとされる27日(月)夕方まで警戒を強めておきたいと思います。
 

GX実行会議の「基本方針」は真の「政策転換」と言えるのか

エネルギー ブログ

上皇さまは本日、89歳の誕生日を迎えられました。
 
今年7月には「右心不全」と診断され心配したものの、その後は治療にて改善傾向にあるとのことで安堵。
 
譲位から3年以上が経過をしましたが、これからも上皇后さまとともに穏やかに過ごされることを願う次第です。
 
さて、昨日「転換なるか」と注目したのは、政府のGX実行会議。
 
このGX実行会議ですが、改めて内閣官房のホームページを見ると「産業革命以来の化石燃料中心の経済・社会、産業構造をクリーンエネルギー中心に移行させ、経済社会システム全体の変革、すなわち、GX(グリーントランスフォーメーション)を実行するべく、GX実行会議を開催します。」と書かれており、改めて歴史的な意味合いを持つものであることを再認識したところ。
 
午後開かれた会議では、GX実現に向けた今後10年間のロードマップ(工程表)を含む基本方針が取りまとめられ、原子力発電所の60年を超えた運転を認めるルールの新設や建て替えなど、足元のエネルギー安定供給に向けた対策と、企業の二酸化炭素の排出に負担を求める「カーボンプライシング(CP)」の導入が2本柱で、日本の産業・エネルギー政策の大転換を目指すとされました。
 
なお、基本方針については、国民から意見募集をした上で閣議決定し、原子炉等規制法など関係法令の改正案を来年の通常国会に提出するとのこと。
 
とりわけ、8月末に岸田総理から検討指示のあった原子力発電に関しては、工程表において、安定供給と脱炭素化の両立に向け「重要な役割を担う」と明記したうえで、既存の原子力発電所を最大限活用するため原則40年、最長60年という運転期間のルールは、東京電力福島第1原子力発電所事故後の審査対応などで停止した期間を除外し、60年を超える運転延長を可能にすること。
 
また、持続的な原子力の活用のため、原子力発電所の建て替えにも踏み込み、廃止が決まった発電所を対象に次世代型原子力発電所に建て替える方針も示しました。
 
私が特に注目していた、この「建て替え」に関し、実際会議に提出された、西村経産大臣からの「GX 実現に向けた基本方針(案) 〜今後10年を見据えたロードマップ〜」には、次のように記載されています。
 
「将来にわたって持続的に原子力を活用するため、安全性の確保を大前提に、新たな安全メカニズムを組み込んだ次世代革新炉の開発・建設に取り組む。地域の理解確保を大前提に、まずは廃止決定した炉の次世代革新炉への建て替えを対象として、六ヶ所再処理工場の竣工等のバックエンド問題の進展も踏まえつつ具体化を進めていく。その他の開発・建設は、各地域における再稼働状況や理解確保等の進展等、今後の状況を踏まえて検討していく。」
 
さらには、同じく経産大臣からの「GX実現に向けた基本方針(案)参考資料」で示された、各産業・分野ごとの「今後の道行き」では、以下のスライドが示されています。
 

【第5回GX実行会議(令和4年12月22日)資料より抜粋】
 
このスライドで分かる通り、時間軸を考えるにおいては「技術熟度に合わせた開発の加速」とし、事業者等からの個別のヒアリングを踏まえて、「研究開発を進めていく上での目標時期」として策定したもの(実際に建設を行う場合の運転開始時期等は、立地地域の理解確保を前提に、事業者の策定する計画に基づいて決定されることとなる。)と定義づけられています。
 
あくまでも開発目標であり、商業用としての設置時期は事業者に委ねられているところが味噌と受け止めたところですが、そもそも「革新軽水炉」とはどの炉型を指すのかは明記されていないため、これを受けて審査基準を整備する原子力規制委員会としても動きようのないところ。
 
なお、敦賀にとって関心の高い日本原電敦賀3、4号機に関しては、これら条件に勝手に当てはめると、
・新規制基準に適合させる改良型加圧水型炉(APWR+)は、新たな安全メカニズムを組み込んだものであること
・過去経過を辿れば、敦賀発電所1号機の廃止決定との関係を踏まえ、増設計画を進めたものであり、いわば「建て替え」といえる
・現在、敦賀2号の審査を優先するため、後回しとしているものの、敦賀3、4号は既に申請済みプラントであること
・従前に地域の理解が得られていること
となり、GX実行会議に示す「建て替え」の対象になるものと考えます。
 
あくまでも自論ということですが、ひとつの考えとしてご理解いただければ幸いです。
 
最後に、原子力発電のことが取り立たされているGX実行会議「基本方針」ですが、中身は、原子力の活用の前に「徹底した省エネルギーの推進」、次に「再生可能エネルギーの主力電源化」について書かれています。
 
蓄電池開発などを含め、再エネを活用していくことに異論はないものの、欧州の事例や我が国の国情を考えれば、「主力電源化」することには反対するものであるとともに、「原子力依存度を可能な限り低減」とする現行「エネルギー基本計画」との齟齬を現実論で見直すまでは、真の「政策転換」とまでは言えないものと肝に銘ずる次第です。

PAS労組役員の皆さんに活動報告

ブログ 働く仲間とともに 活動報告

今日は二十四節気のひとつ「冬至」。
 
釈迦に説法ですが、1年で夜が最も長く昼が短い日となります。
 
また、冬至の別名は「一陽来復(いちようらいふく)の日」だそうで、中国や日本では、太陽の力が一番弱まった日であり、この日を境に再び力が甦ってくるという前向きな意味合いを含んだ言葉ともあります。
 
確かに、これからは昼が長くなると思えば、単純な私なんかは自然と気持ちもポジティブになる訳ですが、今日はかぼちゃを食べて栄養を付け、この寒い冬を何とか乗り切っていきたいと思います。
 
さて、定例会会期中も夜はほぼフリーということで、各支援労組さんを中心に挨拶、活動報告を続けてきたところですが、昨晩はパナソニック オートモーティブシステム(PAS)労組若狭支部にてその機会をいただきました。
 
今回新たに支援の輪に加わっていただいたPAS労組さんですが、今後取組みを進めていただくにあたり、まずは私の活動や考えを知って欲しいと、こちらからお願いしたところ、タイムリーにこのような場をセットいただき感謝した次第です。
 
また、この日はパワポまでは使用しませんでしたが、市政や活動のトピックスを記載したワンペーパーをもとにお話ししたところ、お集まりいただいた職場役員の皆さんには真剣に耳を傾けていただき、これまた感謝。
 

【真剣に耳を傾けていただきありがとうございました】
 
併せて、整然と整理され、チリひとつないかの構内や事務所を拝見するに、勝手に「さすが松下イズム」と感心したところですが、敦賀に根差す企業のひとつ、PAS労組の皆さんとは今後、定期的に連携を図っていきたいと思います。
 
PASといえば、有名なのは工場の敷地を囲うように植えられている桜。
 
毎年見事な咲きっぷりで、敦賀の桜見の名所のひとつと思うところですが、来年のその頃は選挙直前。
 
満開の桜を楽しむ余裕はあるかな?と、ふと思いながら帰路につく、冬至前夜となりました。
 

【芝生の刈り込みを含め、本当綺麗な工場でした】

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