若手組合員の皆さんと思いをともに 〜原電労組中級組合員研修〜

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二十四節気では「大雪(たいせつ)」に入った昨日。
 
文字の通り、暦の上ではたくさんの雪が降る頃を意味していて、山では峰々が雪をかぶり、平地でも雪が降る時季とされていますが、これに合わせたかのように寒気が流入。
 
今回の寒気のピークは本日8日とありますが、北海道の日本海側から北陸は雪や雨で、山沿いを中心に大雪となる所があるとの予報となっています。
 
さすがに皆さん、タイヤ交換はお済みかと思いますが、11日(水)頃からは再び冬型の気圧配置が強まり、日本海側は降雪量がこの時期としてはかなり多くなる恐れともありますので、雪の降り始めに多い交通事故など、十分注意して過ごしましょう。
 
そんな昨日、曇天且つ冷たい雨が降るなかでしたが、母体の原電労組「中級組合員研修(Phase-3)」にて活動報告の機会をいただき、一路東京へ。
 
時間の関係から東海道回りで移動すると一転、米原あたりからは青空広がる天気に。
 
残念ながら、富士山は山頂が雲に覆われていて、「絶景!」とまではいきませんでしたが、久しぶりの雄大な姿に元気をもらった次第です。
 

【新幹線の車窓より。雲は被れど、存在はやはり雄大であり。】
 
さて、研修のほうは、東京駅から約15分ほど歩いた八重洲のビルにて、入社7年目の組合員34名を対象に開催。
 
午前中は、原電労組本部委員長による講話と電力総連派遣役員からの活動紹介。
 
午後は、富士社会教育センター講師による「政治セミナー」と続き、その後、組織内議員である寺門定範・東海村議会議員と私からの活動報告というスケジュールで進められました。
 
「政治セミナー」では、なぜ労働組合が政治活動を行うのか、政治活動とは、組合員と政治の関わりなどについて、税に関する分かりやすい例などもあり、改めて私も勉強になったところですが、参加者の皆さんは熱心に聞き入っていたほか、グループワークでも真剣に話し合う姿が印象に残りました。
 
こうして、組織内議員の必要性についても事前にお話しいただいたため、我々も話しに入りやすかった訳ですが、その後は、寺門議員から東海村政の状況や東海第二発電所を巡る対応、私からは敦賀市政のトピックスやエネルギー政策、敦賀発電所2号機に関する取組などについてご紹介した次第です。
 
それぞれ、持ち時間は15分であったため、十分深い内容とまではいかなかったものの、組織内議員としての活動や発電所が立地する地域の事情を少しでも知っていただけたなら幸いと思うところ。
 
研修会の後は、コロナ禍前から数えると久々の懇親会が開かれ、東海、本店(東京)、敦賀の同期が集まる場はやはり良いものと感じるとともに、各テーブルを回る中で、若い組合員の思いや課題認識なども聞くことができ、私にとっても大変貴重な機会となりました。
 
実は、入社7年目というと、高卒の組合員はちょうど私の長女と同じ歳。
 
実際、娘と小学校からの同級生ともお話しできましたが、すっかり成長した、次代を担う彼ら彼女らの存在は頼もしいもの。
 
昨日は、東北電力の女川原子力発電所2号機が中間停止(計画的な)を経て再稼働、中国電力の島根原子力発電所2号機が原子炉を起動し、沸騰水型軽水炉(BWR)の朗報が続きました。
 
同じBWRの東海第二発電所、そしてPWRの敦賀発電所2号機の再稼働はもとより、青森をはじめ各原子力事業においても献身的に従事する若い皆さんとは、「原子力発電で社会に貢献する」との思いをともに、私自身、今後も使命感をもって活動にあたる所存です。

12月10日・11日は「連合全国一斉集中 労働相談ホットライン」

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敦賀市議会は昨日、一般質問2日目を迎え、初日と同じく6名が登壇。
 
市庁舎、デジタルツイン、新規職員確保の取組、観光へのカニ活用、プレコンセプションケア、マイナンバーカード・マイナ保険証の普及と利用促進など(各議員が一番最初に挙げた質問項目を記載)に関し、質問されました。
 
お恥ずかしながら、女性やカップルを対象として将来の妊娠のための健康管理を促す「プレコンセプションケア」は初めて聞きましたが、厚生労働省やこども家庭庁のホームページを見るに、こうしたケアの実施などの支援を求める者や、支援が必要と認められる成育過程にある者等に対して適切に支援を実施するなど、需要に適確に対応した切れ目のない支援体制を構築することが求められるものであり、理事者とのやり取りの中で勉強させてもらった次第です。
 
なお、昨日は議長を務めていたため、詳しいメモまでは取りませんでしたが、勤務間インターバル、男性職員の育児休暇や逝去した職員への対応、本市の職場風土の改善についてなど、初日の項目と併せ、市職員の働き方に関する質問が多いのが今定例会の特徴と感じるところ。
 
「勤務間インターバル」制度については、1日の勤務終了後、翌日の出社までの間に、一定時間以上の休息時間(インターバル)を設けることで、働く方の生活時間や睡眠時間(心身の健康)を確保するものであり、質問者の「時間外労働削減の方策として」との趣旨はいささか違うのではと思って聞いていましたが、労組役員出身の私としては、「働き方」や「職場の課題」に関しては本来、労働組合があるところはまず、解決・改善に向けた労使間の協議を尊重すべきであり、そこで解決に至らない課題・問題こそ政治の出番であるとの考え。
 
民と官の違いや、とりわけ行政職員の働き方や職場環境は、ひいては住民サービスにも影響するとの観点から、一概に上記のような杓子定規な話ではないのかもしれませんが、いずれにしても、越権行為とならないよう、政治・議員の立場が介入すべきところとそうでないところの峻別を、自分の中で整理して今後も対応していきたいと思います。
 
さて、一般質問を終えた後は、アルプラザ敦賀前の白銀交差点へ。
 
12月10日(火)・11日(水)に開設時間を延長(9:00〜19:00)して実施する「連合全国一斉集中 労働相談ホットライン」の周知街宣を行いました。
 
街宣は、連合福井嶺南地域協議会(以下、嶺南地協)の皆さんが主体となって実施するもので、この日は18時より、連合福井推薦議員団として北川博規 福井県議会議員、そして私も参加し活動。
 
主題は「あなたの働き方は大丈夫?STOP!長時間労働 」。
 
まさに、前述の議会であったこととも関係する訳ですが、街頭では、嶺南地協役員の方々、議員団とマイクをつなぎ、順次呼び掛けるとともに、併せて、アルプラザ敦賀の各出入口では、他の役員の皆さんでチラシ入りのティッシュ配布しました。
 

【ティッシュと同封の呼び掛けチラシ】
 
私も街頭で、長時間労働や残業代未払、休憩時間やメンタルヘルスなど、労働に関するあらゆるカテゴリーにおいて、「これっておかしいんじゃないか?」と感じていらっしゃる方、働く環境でお悩みの方はご遠慮なく、フリーダイヤル「0120-154-052(いこうよ れんごうに)」までご相談くださいとお伝えした次第です。
 
もちろん、労働組合がある方は組合への相談が先ですが、組合がなく、一人で悩んでおられる方は「泣き寝入り」で終わらせず、ぜひお電話いただけますようお願いいたします。
 

【私も街頭にてマイクを握りました】
 
活動は、用意したティッシュを全て配り終えたのを合図に終了。
 
こうして連携いただいている連合の仲間との活動は私の原点。
 
引き続き、日々汗して働く皆さんの視点、目線をもって取り組んでいきますので、“労働組合のあるなしに関係なく”、何かお困りごと、悩みごとがあればご遠慮なく、私までお寄せいただけるようお願いいたします。
 

【グッと冷え込んだアルプラ前。参加された皆様お疲れ様でした。】

原電総連本店総支部にて市政報告会を開催

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昨日は、母体の原電総連本店総支部で開催いただく市政報告会に向け上京。
 
報告会は定時以降の開催でしたので、余裕をもって移動し、一路衆議院第二会館へ。
 
上京の機会があれば行こうと思っていた、先の衆院選で初当選した小竹凱(おだけかい)衆議院議員(石川1区)の会館事務所を訪問しました。
 
ご本人に事前連絡をした際、会議のためちょうど入れ違いになるかも?と伺っていましたが、案の定一歩遅く、残念ながらご本人とはお会いできず。
 
議員から秘書さんにはその旨お伝えいただいていたようで、お伺いすると丁寧にご対応いただき、暫し秘書さんと歓談、議員室の雰囲気も見せていただき、会館を後にした次第です。
 
なお、小竹議員は、北信越ブロックで唯一の国民民主党国会議員であり、若きナイスガイ。
 
引き続き、私たちの代表としてガッチリ支えてまいります。
 

【議員会館側から国会議事堂を見る。それにしてもこの時期、黄色に染まる銀杏並木が美しかった。】
 
その後は、本来目的である原電総連本店総支部での市政報告会へ。
 
国会周りから一転、人で混み合う秋葉原を抜け、東上野の会場まで移動。
 
報告会には、日本原電ならびに原電エンジニアリングの本店にお勤めの方にお集まりいただき、私からはまず、敦賀市政のトピックスとして新幹線開業後の状況をはじめ、人口減少や財政上の課題、現在進めている大型プロジェクトなどについてご紹介。
 
その後は、敦賀発電所2号機の審査不許可に対する私の考えや地元関係者の皆さんの受止め、次期エネルギー基本計画に向けては、敦賀市議会6月定例会にて意見書を採択し、国に送付していることなどをお話ししました。
 
報告会には、以前に敦賀で一緒にお仕事した同僚や労組活動をともにした仲間も駆け付けていただき、若干感無量でしたが、その後、いくつか頂戴した質疑も含め、参加された皆さんと理解を深め合えたことを嬉しく感じた次第です。
 

【報告会の様子。お忙しい中、またお仕事でお疲れのところお集まりいただき感謝。】
 
「活動の原点は職場の声にあり」
 
これまで何度もブログに書いている言葉ではありますが、労組役員時代からの思いを大切に、昨日頂戴した声、期待を胸に引き続き頑張ります。
 
報告会を終え、昨晩のうちに帰敦。
 
22時半前に到着した際、「やまなみ口」(東口)のエスカレーターで降りる客は私だけでしたが、駐車場に向かう際に振り向くとこの風景。
 

【夜の灯りに浮かぶJR敦賀駅】
 
その巨大さから「敦賀要塞」と呼ばれるJR敦賀駅ですが、昼間の堂々とした姿から一転、夜のこうした雰囲気(銀河鉄道?)を実は自慢に思うところ。
 
これからは開業して初めて迎える冬。
 
青と白のコントラストに、雪の白が加わるとどんな風景になるのか。
 
豪雪は困りますが、私の中の楽しみにとっておきたいと思います。
 
結びに、先に述べた小竹議員。
 
留守中の訪問を伝えた私のX(旧Twitter)ポストに、小竹議員が次の引用リポスト。
 
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
会えなくてすみませんでした🙇
 
かにパイ、大変おいしかったです!
ありがとうございます!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 
こうした礼儀正しさと細かなお気遣いが、彼が親しまれる魅力のひとつ。
 
初めて迎えている臨時国会も「ガンバレ!おだけかい!」。
 
身長186cmの彼が、身も心もさらに大きく飛躍されますこと、心から応援いたします。
 
(おまけ)


【小竹議員がポストしたXの写真。「かにパイ」が小さく見えます。】

嶺南地協の活動スローガンは「地域に根差した顔の見える活動」

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昨日午後は、中道恭子文教厚生常任委員長と福井県自治会館(福井市)へ。
 
敦賀市議会では、副議長の私と文教厚生常任委員長が議員を拝命している「福井県後期高齢者医療広域連合議会」の定例会に出席しました。
 
全員協議会に続き行われた定例会では、前年度決算や今年度補正予算案、条例改正案などが議題として供され、いずれも全会一致で可決しました。
 
なお、福井県内において、第4次広域計画の基点とする令和3年9月末時点で、75歳以上の被保険者は120,499人と県内人口の約15.9%を占めており、国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」では一貫して人口減少が続く中で、被保険者数は令和12年(2030)まで増加(148,392人、同20.9%)すると見込まれています。
 
現役世代の負担を抑える目的とした法改正により、窓口での負担割合が2割になる人も出てきている状況にあって、令和5年決算ベースの後期高齢者医療特別会計(保険給付費など)歳出は、前年比3.5%増の1110億円規模となっており、医療保険制度を取り巻く環境が一層厳しくなっている中で、県内市町が連携する広域連合が果たす役割は大きいものと、改めて感じた次第です。
 
福井から戻り、夜は若狭町レピアで開催された「連合福井嶺南地域協議会 第16回定期総会」へ。
 
嶺南各地より、加盟組合の代議員が集うとともに、開催地からは渡辺英朗 若狭町長が来賓としてお越しになられ、大会に花を添えていただきました。
 

【定期大会会場の来賓席より】
 
開会の後、香田議長からは日頃の活動へのご協力に感謝する旨述べられた上で、先の第50回衆議院議員選挙を振り返り、「政治を変える力が私たちにはある。諦めている場合ではない。」と力強い言葉がありました。
 
また、嶺南担当の山内正人 連合福井副会長からは、自己主義ではなく、慈心(思いやり)ある活動をしていきたい。
 
渡辺町長からは、生活や政治が不安定な中で、連合の皆さんの活動が意味するところは大きく、地域の発展にもつながっている。
 
推薦議員代表として北川博規 福井県議会議員からは、日頃の活動への敬意と感謝が伝えられるとともに、「人づくり」の重要性についてご挨拶があり、それぞれ思いが込められたご来賓の方々が語る言葉をじっくり拝聴した次第です。
 
その後、祝電披露を終え、会場を後にしましたが、嶺南地域協議会の活動スローガンは「地域に根差した顔の見える活動」。
 
議員活動にも通ずるこうした考えを共有のもと、連合の仲間の皆さんとは引き続き連携を図り、職場で解決できない課題こそ政治の出番と思い、そばにいる存在として役割を果たしていく所存です。

問題なのは「ジェンダーギャップ」ではなく「ジェネレーションギャップ」

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昨日午前中は福井市へ。
 
連合福井男女共同参画社会推進委員会主催の「地域協議会委員 合同会議」に推薦議員として参加してまいりました。
 
福井、丹南、嶺南の3地域協議会から集う同委員会では、2024〜2025年度の運動方針に、
 
 1.労働組合における男女平等参画の取り組み
 2.職場・社会におけるジェンダー平等の推進
 3.行政の意思決定機関への女性参画の促進と意見反映
 
を掲げており、昨日行うグループワークのテーマが「女性の政治参画向上に向けて」ということで、推薦議員団にもお声掛けいただいたもの。
 
参加した推薦議員は、県議1名、私を含む市議3名の計4名でしたが、ちょうど4グループに分けたテーブルに各1名が座る形で進められました。
 
女性の社会参画率を高め、性別により偏った社会構造からの変革を方針とする中、日本全体では、世界経済フォーラム(WEF)が6月に発表した「※ジェンダーギャップ指数」は、146カ国中118位で、先進国では最低となっていることに加え、特に経済と政治分野における女性参画率が低い(他国と比べ、女性管理職や女性議員が少ない)状況が続いています。
 
※ジェンダーギャップ指数とは?
グローバル・ジェンダー・ギャップ指数(The Global Gender Gap Index:GGGI)とは、 世界経済フォーラムが毎年発表している世界におけるジェンダー格差指数。各国を対象に、政治・経済・教育・健康の4部門について、男女の間にどれだけの格差が存在しているかを分析してスコア化し、そのスコアを元に各国のジェンダー平等達成度の順位をつける。(指数は女性/男性で算出、平等なら1、最低は 0)
 
以下のレポート、推移を見ていただくと、顕著な傾向がお分かりいただけるかと存じます。
 

 ※Economyは経済、Politicsは政治
【出典:The Global Gender Gap Report 2024 p.219】
 

【各年のThe Global Gender Gap Reportを基に作成した日本の順位推移(朝日新聞記事を引用)】
 
なお、政治分野において、国会議員の男女比は11.5%で、経年変化は極めてわずかであるとしています。
 
このような背景のもと、グループワークではさらに「実生活と政治の関わりについて」をテーマに置き、女性から政治はどのように見えるのか、実生活の困りごとと政治の関わりなどについて話し合いました。
 
1テーブル5名程度ということで、話し始めるとすぐに打ち解け、私の方からは自身の議員経験で感じたことをお話しするとともに、敦賀市議会の女性比率や、例えば公人であっても、昨今のプライバシー保護の観点から特に女性への配慮が必要と、公開している住所や電話番号などの表記を選択制にしたことなどをご紹介しました。
 
なお、この際、私自身は最初「公人はすべてオープンにすべき」の「べき論」を主張していたことを反省している旨、率直な気持ちもお伝えした次第です。
 
お話しの中では、周りの女性を見ていても政治への関心は低い、(各級議員ともに)選挙の時の公約がどれだけ果たされているのか疑問、政策が抽象的で身近に感じにくい、子育て政策に地域間格差があるなどの声があったほか、関心の低さは、議員の活動が見えていないことにあるのではとのご指摘もいただいた次第。
 
また、最後にグループごとに発表した中で、「今の子ども達は、小中高大と(性別に関し)フラットに進んでくる中で、社会に出た途端ギャップを感じるという状況になっている。問題にすべきは、ジェンダーギャップではなくジェネレーションギャップなのではないか。」との意見に仰る通りかもと感じたところです。
 
自身も労組役員時代に男女平等参画の活動をしていた際の経験から、ある若い人から「今は学校でも男女の区別や順位を競うことがないし、結婚しても男性が家事・育児をやるのは当たり前。なので、世代が変われば自然にジェンダーギャップは無くなるのではないか。」と言われたことを思い出しました。
 
とはいえ、自然に変わるの待っていては受動的ですので、ジェンダーギャップを埋めるには特に、私たち世代以上の「オジさん」が女性の立場や視線をより理解し、意識を変えることに尽きると思いますので、以降「能動的に」思考し、行動していきたいと思います。
 
こうして直接、女性役員の皆さんとお話し、ジェンダーのこと以外でも様々知ることができ、非常に有意義な時間となりました。
 
結びに、同じグループになった妊婦さんの組合役員さん。
 
出産を控えた立場から貴重なお話しを聞かせていただきありがとうございました。
 
何をおいても母子ともに健康で、元気な赤ちゃんを出産されることを心より願っています。
 
ではでは、本日のブログはこれまでに。

10月5日から福井県の地域別最低賃金は「984円」

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案件は伏せるものの、一昨日の晩に市民の方から相談の電話。
 
その方曰く、ある案件で市の対応に疑問を感じ、話を聞いてもらいたいと私の方に掛けてこられたとのこと。
 
状況を詳しくお伺いした上で、早速昨日、当該部署の方とお話ししましたところ、市では相談された方のご意向に添えるよう検討を進めているところとあり、問題が解消される方向で対応されていることに安堵した次第。
 
私が何か申し上げる前に、市が真摯に耳を傾け対応されていることが知れて良かった訳ですが、このように問題がすぐに解決するケースばかりではないにせよ、まずはこうして私を頼っていただいたこと自体嬉しいこと。
 
「議員は頼られてナンボ」と言いますが、何かお困りごとなどあれば、お気軽にご相談いただければ幸いに存じます。
 
さて、話しは変わり、10月は色々なものが値上がりする月であることは、新聞やニュースでお知り置きのところ。
 
9月30日に発表した帝国データバンクの調査結果によれば、10月に値上げが予定されている食品は2911品目。
 
値上げ品目を分野別にみると、ペットボトル飲料を中心とした「酒類・飲料」が1362品目で全体の半数近くを占め、続いてハムやソーセージなどの「加工食品」が673品目、「菓子」は237品目で、このうち半数超をチョコレート関連製品が占めたとのこと。
 
値上げの主な要因は原材料高の長期化で、そのほか物流費や円安の影響が出たとしています。
 
値上げはさらなる増加が見込まれる一方、年末にかけて沈静化するとの見通しもあり、今後の推移を注視する次第です。
 
一方、同じ値上げでもこちらは「賃上げ」。
 
8月29日には、都道府県別の2024年度最低賃金改定額が出そろったところであり、27県の地方審議会で、全国一律で時給を50円引き上げるとした国審議会の目安額を上回っていたところ。
 
これにより、福井県の地域別最低賃金は現在の「831円」から53円増の「984円」となります。
 
見直しは10月5日からということで、連合福井ではこれを広く周知すべく、昨晩は嶺南地域協議会の皆さんと若葉町ハーツの交差点にて街頭行動を実施しました。
 

【連合福井作成の「地域別最低賃金」周知チラシ】
 
また、チラシにもあるよう、最低賃金額は深夜勤務の場合、この額を基礎額として少なくとも深夜割増25%が加算されるほか、時間外割増や休日割増が加算されるケースもあることをご認識いただきたく存じます。
 
言うまでもなく、適用は正規・非正規の雇用形態に関係なく、つまりはパートやアルバイトの方もすべて対象ですので、ぜひご自身でも10月5日からの賃金をご確認いただけますようお願いいたします。
 
なお、福井県においては、最低賃金「984円」を満足していない場合、法令違反となりますので、雇用主の皆様におかれては十分ご留意くださいませ。
 

【街頭行動の様子。私からは「手取りを上げる」重要性も訴えました。】

はじまりの合図だ!ヨシふみだそう!

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「東京電力パワーグリッド(以下、東京電力PG)供給区域において、想定以上の高気温に伴う需要増加により、需給ひっ迫のおそれが認められるため。」
 
これは、昨日15時30分に、電力広域的運営推進機関(OCCTO)において、中部電力PGから東京電力PGに対し行われた「電力融通指示」の理由。
 
電気事業法第28条の44第1項(及び業務規程第111条第1項)には、「推進機関(OCCTO)の指示」として「当該電気の需給の状況の悪化に係る会員に電気を供給すること。」と規定されており、これに基づき、東京電力PG供給区域の需給状況改善のため行われたものですが、指示の内容は「9月12日の16:30から17:00の間、50万kWの電気を供給すること」
 
なお、東京電力PG管内においては、一昨日も30万kW(中部PG→東京PG)の電力融通指示がされており、東京電力PGでは両日とも、発動指令電源の発動、安定電源への電気の供給指示、余力活用契約を結んでいる火力発電所の増出力運転を織り込んだ上でのことであり、今はあらゆる電源を総動員して「安定供給」を守っている状態と言えます。
 
このように電源が足りていない深刻な状況を思えば、136万kW/基の発電量を有する柏崎刈羽原子力発電所6、7号の再稼働をなぜ早期に判断しないのか忸怩たる思いが募るところです。
 
また、需給ひっ迫は東京電力PG管内のみならず、東北や関西でも。
 
9月11日16時48分には、北海道電力ネットワーク、東京電力PG、北陸電力送配電、関西電力送配電から東北電力ネットワークに対し、同日の17:30から19:00の間、最大45万kW。
 
9月12日16時37分には、中部電力PGから関西電力送配電に対し、同日17:30から18:30の間、最大42万kWの電気を供給することが指示されていることをお知りいただきたく存じます。
 
さて、こうした危機的とも言える電力需給となった原因の大きくは、原子力発電の長期停止と電力自由化の歪みにあると考える次第ですが、この状況においても一心に、「低廉で安定した電力供給」を守るため、日夜現場で奮闘いただいているのが電力関連産業に勤める皆さん。
 
ちょうど昨日、一昨日と、電力関連産業で働く組合員が集う「電力関連産業労働組合総連合」(以下、電力総連)の「第44回定時大会」が札幌のカナモトホールで開催されたということで、関係者のSNSでもその模様を拝見したところです。
 
原電総連事務局長時代は毎年、この大会に出席をし、全国の仲間と顔を合わせることを楽しみにしていたことを思い出しますが、今回の大会では、来夏の参議院議員通常選挙に向け、電力総連組織内候補予定者である「浜野よしふみ」現参議院議員(2期)のご挨拶から必勝セレモニーまでが行われたとのこと。
 

【電力総連第44回定時大会会場の様子(浜野よしふみ議員のFaceBookより引用)】
 
浜野議員のFaceBookを拝見すると、文面からもご本人の熱意と覚悟が伝わってくるところであり、参考まで以下掲載いたします。
 
以下、浜野議員の投稿。
 
《電力総連第44回定時大会で挨拶をさせて頂きました!》
大変ありがたい事に私の必勝セレモニーを実施頂きました。
昨日は札幌のカナモトホールで開催されました電力総連第44回定時大会で、大変ありがたい事に私の必勝セレモニーを実施頂きました。
業種別の代表者の皆さんに先導頂きながら、会場におられる皆さんも総立ちで出迎えて頂き、本当に心を打たれました。
壬生(みぶ)電力総連会長をはじめ、全国の副会長、部会長の皆さまのマイクリレー形式で力強いお言葉を頂き、改めて身の引き締まる思いです。電力関連産業で働く皆さんの職場を守り、現実的な政策で我が国を守っていくためには国民民主党の党勢拡大が必要不可欠です。私も全力で走り抜けて参ります!
 
同じ電力総連組織内議員としてはもとより、国民民主党所属議員の一人としても尊敬する「浜野よしふみ」議員。
 
会場にはいなくとも必勝に懸ける思いは同じであり、今後は仲間の皆さんとともにしっかりとお支えする所存です。
 
結びに、FaceBookに投稿されていた写真を見るとこのようなフレーズが。
 
合図だ!ヨシふみだそう!」
 
全国で働く仲間の皆さんと力を結集し、さあ頑張ろう!
 

【掲げる拳と皆さんの表情から、会場の気合いが伝わってきました!】

ふるさとの 輝く未来へ 地域とともに

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「迷走」を続けた台風10号。
 
次第に勢力を落とし、9月1日(土)12時にようやく熱帯低気圧に変わりました。
 
東海地方から真上に進路を変え、一時は福井県を直撃する見込みであったことから警戒感が高まりましたが、これで少し安堵。
 
但し、気象情報では、別の低気圧が日本海に発生し北陸地方を通過するとあり、2日に掛けて大気の状態が非常に不安定となるとのことから、引き続き注意・警戒しておきたいと思います。
 
さて、この台風10号の行方に敦賀市民が「ヤキモキ」していると、8月31日のブログに書きましたが、昨日は無事に「敦賀まつり」のスタートを飾る「カーニバル大行進」が行われました。
 
なお、北陸随一の長祭りとしても有名な「敦賀まつり」ですが、9月4日までのスケジュールは以下の通りとなっています。
 
足を運んでいただく際の参考に、ご覧いただければと存じます。
 

【敦賀まつり振興協議会作成のチラシ】
 
神楽一丁目通りから相生通りを舞台に開催された「カーニバル大行進」では、敦賀まつり振興協議会によるオープニングパレードを皮切りに、マーチング、パレードの部、ラストは仮装・電飾パレードの部と、学校や企業、団体それぞれが会場を盛り上げ。
 
雨足が強くなり、一時中断もあったものの、小雨が降り続く中でも何のその。
 
皆さん思い思い、練習の成果を披露されている姿に元気をもらった次第です。
 
私はといえば、日本原電、原電エンジニアリングで構成する「原電ファミリー」の一員として「ひょっとこ踊り」に参加。
 
昨年に続き、獅子舞の任を務めました。
 
最近は、敦賀2号機審査のこともあり、市民の皆様にはご心配をお掛けしているところですが、踊っている最中のお声掛け、ドリル会場などでいただいた拍手を嬉しく感じた次第です。
 
そうして思えばやはり、地場で企業を営むものは皆、地域の方に支えられているということを決して忘れてはならないと、改めて思いを強めましたが、原電ファミリーの先導車にあった言葉は「ふるさとの 輝く未来へ 地域とともに」。
 

【カーニバルでの原電ファミリー先導車の掲示】
 
本日以降も、お祭り会場のどこかで「げんでん」のブースを目にされるかと存じますが、社員の思いはこの言葉の通り。
 
昨日のカーニバル大行進でいただいたご声援を糧に、地域社会に貢献できるよう、引き続き取組む次第です。
 

【(おまけ)ひょっとこ踊りを終えて @相生通りにて】

エネルギー安全保障の一翼を担うという揺るぎなき信念

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台風10号に伴う大雨が続き、雨量の規制値を下回る見通しが立たないとして、JR東海は昨日、東海道新幹線の29日の運転を全線で取り止めると発表。
 
また、本日30日始発から三島-名古屋間で終日計画運休することも発表しています。
 
こうした状況となれば、選択肢は北陸新幹線。
 
X(旧Twitter)を見ると、「東京方面からの迂回客が北陸新幹線に殺到し、敦賀駅の切符売り場に長蛇の列。このままじゃ最終のサンダーバードに乗り継げないから、特急券なしでそのまま乗れと。こういうときのJR西日本の対応しびれる。」とのポスト(投稿)がありました。
 
それ以外にも、乗換改札を開放する様子もポストされるなど、臨機応変に、混雑する乗客をいかにスムーズ且つ安全に移動いただくかに尽くす、JR西日本の皆さんの姿が目に浮かぶ次第ですが、こうしたことも想定し、東京駅と並び整備新幹線最多の「19」もの改札がある意味に納得するとともに、さらに言えば、敦賀以西を小浜・京都ルートで1日も早くつなぐことの重要性、必要性を強く感じるところです。
 
国土交通省においては、北陸新幹線(敦賀・新大阪間)各駅の詳細位置を発表することと合わせ、新規着工に要する経費について、令和7年度事項要求を行うとしていますが、敦賀以西の嶺南各市町がより連携をし、早期着工、早期開業を後押しできればと考えます。
 
さて、私のほうは先週より、定例会ごとに実施している職場での活動報告会を継続。
 
昨日は、ちょうど良いタイミングで敦賀発電所にて開催ということで、市政のトピックスや自身の活動紹介に加え、本格的な論議が展開されている「第7次エネルギー基本計画」見直しの現状、そして28日に原子力規制委員会にて審査書案が了承された敦賀発電所2号機(以下、敦賀2号)審査に対する私の思い、日本の原子力規制における課題等についてお伝えしました。
 

【お昼休みに関わらず、多くの方に集まっていただいた昨日の報告会】
 
お話しした内容は、先般発行した「やまたけNEWS(第21号)」に沿った項目ですが、より具体的な図や写真、審査に関しては、発言された生の言葉などもスライドに盛り込み、思いの丈をお話しした次第です。
 
お聞きいただいた方には暑苦しく感じたかもしれませんが、私にとって、活動報告会の場は「熱伝導」の場でもあり、その熱量を感じていただけたのであれば幸いです。
 
先に「ちょうど良いタイミングで」と書きましたが、その意味は、敦賀2号審査書案が了承された直後に、こうして当該職場の皆さんと顔を突き合わせてお話しすることができたこと。
 
審査はこの後のパブリックコメントを踏まえ、最終決定の運びとなりますが、結果はどうあれ、日本原電としては追加調査のうえ再申請することを明言している訳であり、今後も引き続き、敦賀2号は、わが国のエネルギー安全保障の一翼を担うとの誇りをもって稼働をめざす。
 
そうした揺るぎなき信念を共有する場となったのであれば、これも幸いに存じます。
 
電力関連産業はもとより、冒頭述べたJR各社の皆さんなどインフラ産業をはじめ、各産業や行政の方々にあるのは「信念と誇り」。
 
「もうそんな考え古い」と思われる方もいらっしゃるでしょうが、献身的に業務遂行されているご尽力があって、昔も今も日本は成り立っている。
 
当たり前のことではありますが、そうしたことへの敬意と感謝を忘るることなく、今なお職場で汗して、真面目に働く方々の姿を思い浮かべ、本日も活動にあたる所存です。

夏場の「電力の安定供給」に感謝の言葉ばかりなり

ブログ 働く仲間とともに

言っても仕方ないことは言わないよう心掛けているものの、思わず口に出てしまうのは「暑い…」。
 
敦賀は、一昨日の最高気温37.5℃に続き、昨日は37.4℃で体温並み。
 
何とも言えぬ湿気と相まって、たまらぬ暑さとなっている一方、来週は台風10号が直撃の予報となっており、熱中症にも台風にも警戒を強めるところです。
 
こうして猛暑がぶり返す「残暑」のなか、昨日は夏の甲子園大会の決勝戦が行われ、京都国際高校が延長タイブレークを制し、京都勢では68年ぶり5度目の全国制覇を果たしましたが、これと並行して敦賀市総合運動公園野球場で行われたのが全国中学校体育大会(全中)の「第46回全国中学校軟式野球大会」の決勝戦。
 
観戦できなかったのが残念でしたが、こちらも甲子園に劣らぬ大接戦だったようで、激闘の末、佐久長聖中(長野)を1-0で制したのは高知中学校。
 
優勝を決めた高知中ナインの皆さん、誠におめでとうございます。
 
また、出場された全チームの皆さんに保護者の方々、大会関係者の皆様、猛暑のなか大変お疲れ様でした。
 
これから高校野球に進むであろう球児たちが、ここ「球都つるが」で、仲間と中学野球最後のプレーをしていただけたことを嬉しく思う次第です。
 
さて、私のほうは昨日、「第34回 北陸電力労働組合敦賀分会定時大会」にお招きいただきご挨拶の機会を頂戴。
 
会場の北陸電力敦賀発電所内のホールで開催された大会では、分会委員長のご挨拶に続き、私から敦賀分会の皆様に対し、令和6年能登半島地震発生後の献身的な電力・通信設備の復旧対応をはじめ、夏季電力需要ピークを前に、地震で大きな被害を受けた七尾太田火力1・2号機(計120万kw)の起動を間に合わせていただいたこと、そして地元の敦賀火力発電所1・2号機の安定運転(同じく120万kw)により支えていただいていること等々への感謝を申し上げました。
 


【大会でのご挨拶の様子】
 
現場で汗して働く皆さんを前に、日頃の私への活動へのご支援も含め、感謝の言葉ばかりとなりましたが、現在議論が本格化している「エネルギー基本計画」見直しにおいて、原子力発電のみならず、今の日本の主力電源として電力需給を支える火力発電の必要性が明確に示されるとともに、自身も声を挙げていくことをお約束した次第です。
 
今の電力需給を見るに、昨日の北陸エリアでんき予報(北陸電力送配電HP)では、使用率ピーク時の使用率は94%となっており、決して余裕があるとは言えないところ。
 
この猛暑、残暑とあれば尚のこと、北陸管内において安心して暮らせるのは電気の安定供給あってこそであり、改めて心から感謝と敬意を表した次第です。
 
日頃より連携をいただいている北陸電力労働組合の皆さまには、何を置いても安全第一での業務遂行をお願いするとともに、電力の安定供給は「国民生活の血液」であるとの思いを共有のうえ、今後さらなる連携をお願いいたします。
 

【フルパワーで安定運転を続ける敦賀火力発電所。今後もよろしくお願いいたします(写真は2023年3月に撮影したもの)。】

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