「二十歳の集い」でお伝えした「政治の役割」

ブログ 働く仲間とともに

昨日の産経新聞。
 
阪神大震災で最愛の母を亡くした落語家の桂あやめさんの話が掲載されていました。
 
◉深い悲しみから、自身をすくい上げてくれたのは「笑い」だった。震災5カ月後に神戸で開いた落語会で、超満員の会場に響いた笑い声が今も耳に残る。「しばらく笑うことは不謹慎だという空気がありました。でも『笑って立ち直る』も、私は正解だと思う」
 
◉当時はテレビもバラエティー番組を控え、社会に「笑ったらあかん」という空気があったんです。でも来てくれた神戸のお客さんたちはきっと、ずっと笑いたかったんやと思います。震災という非日常の中で「笑う」という日常を取り戻すためにも。
 
◉震災で神戸の人は深く傷ついた。私も元気でいる母の夢を見て、目が覚めたときに何度も号泣しました。でも、神戸には自分の被災体験を面白く語る人がいっぱいいました。辛い経験を笑いにかえて話すことが自分の救いになることもあると思う。
 
そして、結びには、「震災から30年。だんだん遠いものにはなっていくけれど、その日がくるたびに思い出すことがあります。私は母を思い、そして落語という人を笑わせる仕事をしていてよかったなと思うんです。」と。
 
ご自身が被災者だからこそ言える言葉なのかもしれませんが、悲しみを乗り越え、立ち上がる人間の力、源泉とは何かを考えさせられたところ。
 
阪神淡路大震災から30年が経ちましたが、周年の日にこうした思いを人々の胸に留め置くことが、震災を風化させないことにつながるとも思った次第です。
 
さて、そうした心境のなか、昨日は東洋紡労組敦賀支部「二十歳の集い」、F-top21議会報告会、連合福井嶺南地域協議会敦美地区「2025新春の集い」に出席し、働く仲間の皆さんと大いに連携を図ることができました。
 
昨年もお声掛けいただいた「二十歳の集い」では、二十歳を迎えた24名の組合員さんに対し約30分間、政治に関しお話しする機会を頂戴し心から感謝。
 

【労組旗が掲げられた会場の様子】
 
私からはまず、二十歳になられたことへのお祝いを申し上げたうえで、パワーポイント資料をもとに、①敦賀市のトピックス、②自身の活動、③政治に求められること、④二十歳の皆さんに期待すること の順に自分なりの考えと思いを伝えました。
 
なるべく身近に感じる話題を噛み砕いてと意識しお話ししましたが、少し難しい部分もあったかと反省。
 
とはいえ、この30年で変化した数値(以下参照)も紹介したうえで、このままの状況が続けば私たちの暮らしや日本はどうなるのかと問題提起し、各級選挙の投票率の低さからも、若い世代の皆さんが政治に参画する意義については分かっていただけたのではと。
 

【平成の30年で苦しくなった国民生活(各種データをもとに国民民主党が作成した資料)】
 
このような場を機に、政治に対する意識や関心が少しでも高まればと思うとともに、最後は、自身も大事にしている言葉を伝え、若い皆さんの今後さらなる飛躍を祈念する旨エールを送った次第です。
 

【これからの人生をどう生きるかは自分次第】
 
その後は、プラザ萬象で開催された「F-top21議会報告会」にて、推薦議員団として北川博規県議に続き、私からも活動報告。
 
続いて、連合福井嶺南地域協議会敦美地区「新春の集い」では、参加された各産別労組のテーブルを回り(昨日は全テーブル回れました)、ご挨拶と意見交換。
 
まちづくりのこと、意外やふるさと納税の状況についてもご質問があり、敦賀市の状況をお伝えするなど、日頃疑問に思われていたことについてお話ができ、私にとって大変有意義な場となりました。
 
少子高齢社会という大きな流れから来る、各産業ともに人手不足、担い手不足等の課題が顕著化する中にあって、連合が掲げる「働くことを軸とした安心社会の実現」は不変のものと思うところ。
 
先ほどの「二十歳の集い」で若い皆さんにお伝えした“古からの政治の役割”は、
 
・自分の国(まち)は自分で守る
・業を興し民を豊かに
・国(まち)づくりは人づくり
・国民(市民)に寄り添う政治
 
これらの基本的考え方を胸に、働く仲間の皆さんの声をしっかりお伺いしながら、本年も活動にあたってまいります。

JR西労組敦賀地区支部 分会合同旗開き 〜分会旗は7枚から9枚に〜

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平成7年(1995)1月17日 午前5時46分。
 
6434人が亡くなり、3人が行方不明となった阪神・淡路大震災が発生した時刻。
 
あの時、敦賀でも感じた大きな揺れを今でも思い出すところです。
 
大震災から今日で30年となり、このブログを書いている途中に迎えた発生時刻には、静かに黙祷を捧げた次第です。
 
まさかの大地震、加えて発生した大規模火災などにより命を奪われた方々のご冥福をお祈りするとともに、突如として大切な人を失ったご家族の皆様に心からお見舞い申し上げます。
 
追悼行事「1.17のつどい」が開かれる神戸市中央区の東遊園地には未明から多くの人が訪れるとともに、本日は、兵庫県内各地で50以上の追悼行事が予定されているとのこと。
 
県公館(同市中央区)で開かれる「阪神・淡路大震災30年追悼式典」には天皇、皇后両陛下が出席されることも含め、改めてこの震災を振り返ることはもとより、ここから得られた教訓、生まれた対策を思い返す日にしたいと思います。
 
さて、昨晩は、大震災のあったエリアを管轄とするJR西労組の「敦賀地区支部 分会合同旗開き」にお招きいただき、出席してまいりました。
 
旗開きは、コロナ禍、昨年は能登半島地震を踏まえ中止が続き、5年ぶりの開催。
 
ちょうど私が議員になった翌年(2020年)に出席して以来ということで感慨深く思ったところです。
 
会場に入ると若い方からベテランの方まで約140人が集い、大変な熱気。
 
聞くところによると、新幹線開業による組織改正により、敦賀地区支部の組合員がかなり増えたということで、この熱気も理解した次第です。
 
開会に先立ち、敦賀地区支部委員長からのご挨拶があった後、来賓として辻英之衆議院議員(福井2区)に続き私も挨拶の機会を頂戴。
 
先に述べた経過から、5年ぶりの開催を心からお慶び申し上げるとともに、昨今では自然災害リスクが高まる中においても、昼夜を問わず交通インフラを支えていただいていることに心から感謝申し上げました。
 
また、北陸新幹線開業により、市内の主要観光施設では開業前の約1.4倍の方が訪れるなど、中心市街地ににぎわいが生まれてきていることやこの開業効果を持続的な新幹線効果につなげていくことが重要であることをお伝えしたうえで、新幹線駅東西の行き来、敦賀以西の延伸についても触れ、JR西労組さんと連携、協力をいただきながら、課題の解決に尽力する旨申し上げた次第です。
 
それにしても、5年前の「7分会」でも圧巻でしたが、北陸新幹線開業で「9分会」に増えた労組旗はさらに迫力を増し圧巻。
 
これだけの分会(職場)の皆さんのお力があって、強く正確な交通システムが維持されていることに、改めて敬意を表した次第です。
 

【圧巻の分会旗。挨拶でもこの気持ちをお伝えしました。】
 
その後の懇談では、金沢地区本部の委員長さんや敦賀駅長さんともお話しでき、大変有意義な意見交換をさせていただきました。
 
また、各分会ごとに分かれたテーブルもさることながら、若手組合員の成人を皆で祝福したり、抽選会当選者には温かい言葉が飛び交ったりと、大変アットホームな雰囲気に、以前に教えてもらった鉄道関連産業で働く人を表す「レールマン」の「鉄の輪(団結力)」を強く感じた次第。
 
電力関連産業で働く人を「電力マン」と呼びますが、同じインフラ産業で働く「レールマン」と「電力マン」。
 
両者ともに、欠くことのできない重要なインフラを支えているとの気概と誇りを持つ者同士、今後もしっかりと連携を図り、活動を進めていければと存じます。
 
なお、日本海側で初めて鉄道が開通した敦賀。
 
柳ケ瀬隧道(トンネル)から敦賀港駅までの開通は明治15年(1882)ですが、明治17年(1884)の長浜ー敦賀港駅間全線開業からか数え、今年は141年目。
 
明治の息吹以降の歴史を思い返すとともに、魂を込めて作り上げ、維持してきた敦賀機関区をはじめ、鉄道インフラに関わってこられた先人に深く敬意を表する次第です。

2025連合福井新春旗開き

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日本製鉄による米鉄鋼大手USスチールの買収計画をバイデン米大統領が禁止した問題について、経団連会長、日本商工会議所会頭、経済同友会代表幹事が7日の記者会見でそろってバイデン氏を批判し、日米関係悪化への懸念を表明したところ。
 
政治サイドでは、岩屋毅外相が同じく7日、来日したブリンケン米国務長官と会談。
 
本件について問題提起し、「国家安全保障上の懸念を理由として買収を禁止する判断がなされたことは極めて残念だ」との考えを伝えました。
 
岩屋外相は、ブリンケン氏の発言などについては明らかにしなかったものの、会見で「日米双方の経済界、とりわけ日本の産業界からは、今後の日米間の投資について強い懸念の声、心配の声が上がっており、これは重く受け止めざるを得ない」と強調したうえで、会談では「懸念の払拭に向けた対応を米国側に求めた」と説明。
 
一方、日本製鉄会長は「諦める理由も、必要もない」とし、長期戦覚悟の法廷闘争に踏み切っており、経済界や政治側からの声を踏まえ、米政府が今後どう動くのかに注視するところです。
 
さて、長く労働組合の役員を務めていたこともあり、このシーズンに続くものといえば「旗開き」ですが、これは労働組合で一年間の活動を始めるにあたり年始に開く懇親の場のことで、年末にたたんであった労働組合の旗を改めて年始に開き飾って、新年の決意を表明することから「旗開き」と言われるようになったもの。
 
昨日は、その皮切りとなる「2025連合福井新春旗開き」が福井市内にて開催され、連合福井推薦議員団の一人として出席してまいりました。
 
昨年は元日の能登半島地震発生により急遽中止としたことから、1年空いての開催となりましたが、県内各地から連合福井加盟産別労組の役員が集い、演壇の晴れやかな雰囲気と掲げられた連合旗、そして何よりそこに集う皆さんの笑顔から、無事の開催を心から嬉しく思った次第です。
 
会のほうは、まず主催者を代表して矢野義和・連合福井会長、ご来賓を代表して杉本達治・福井県知事、西行茂・福井市長、などからのご挨拶があり、「持続的な賃上げへの取組み」、「成長と分配による好循環」といった言葉が共通する点であったと認識した次第です。
 
続いて、辻・波多野両衆議院議員(ともに立憲民主党)、立憲民主党福井県連代表、国民民主党福井県連代表、労働福祉団体代表からの挨拶で、我が国民民主党からは川畑孝治幹事長より、「訴え続けている所得税やガソリンの減税は、国民の皆さんの声から始まったものであり、今後も働く者の目線、国民に寄り添った政治に邁進する」旨、力強い言葉がありました。
 
先の衆院選を経て、福井県選挙区の勢力分布がガラリと変わりましたが、今後の国政選挙・地方議会選挙においては、我が方もしっかりと候補者を擁立し戦うことを確認しており、そのことを含め、川畑幹事長の言葉を胸に置いたところです。
 

【壇上で挨拶する川畑孝治 国民民主党福井県連幹事長】
 
その後の懇親の場では、久しぶりにお会いした先輩や同志の皆様と歓談をし、互いの近況報告などで盛り上がり、あっという間の約2時間。
 
最後は、矢野会長の「がんばろう三唱」で締めくくり、互いの健闘を誓い合った後、会場を後にしました。
 
昨日は公共交通機関利用ということで、福井駅から新幹線で帰りましたが、改めて、20分で敦賀に着くのは本当に便利。
 
一昨年の旗開きの際はまだ、未来に向かう新幹線の息吹を感じるところであったことを考えると、現実となった今に時代の進化を思った次第です。
 
車中で思いにふける間はなかったものの、こちらも改めて、真面目に汗して働く同志、仲間に感謝。
 
連合福井推薦議員団の一員として役割を果たせるよう、決意を新たにする一日となりました。

原電総連東海総支部の皆様に活動報告

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13日のBSフジ番組で、与党入りの可能性を問われた国民民主党の玉木雄一郎代表(現在、役職停止中)。
 
答えは、「まったくなる気はない」。
 
きっぱりと否定する通り、国民民主党の考えは「どの政党とも等距離。政策が合致する党とは連携。」という、あくまで政策主義に基づくものであり、「与党にすり寄っている」との批判には当たらないことをご理解いただきたく存じます。
 
その国民民主党は、昨日も3つの法案を提出。
 
◉教育国債法案
【目的】
教育費の無償化等、教育のための予算をつくる。
※国債とは国が主に国民に借金をして集まった予算を政策に使い将来返済する仕組みのこと。
 
◉ダブルケアラー支援法案
【目的】
子育てと介護の両方を同時に担う人を助ける。
 
◉サイバー安保法案
【目的】
サイバー攻撃(コンピュータやインターネットへの不正アクセス、データ流出、システム破壊)から日本を守る。
 
いずれも従前から主張してきたものであり、所得税やガソリン税と同様、実現に向けて、地方からも後押ししていく所存です。
 
さて、議会が休会中の合間を縫って、昨日は茨城県東海村へ。
 
目的は、原電総連東海総支部の皆様を対象とした、寺門さだのり東海村議会議員との合同報告会。
 
約1年ぶりに訪れた東海第二発電所(以下、東海第二)は現在、安全性向上対策工事を進めており、敷地内を歩くと、大型クレーンが幾台も立ち並ぶ風景に、改めて想像を上回る大規模な工事であることを認識した次第です。
 
報告会は、テラパーク(原子力館)のホールで開催され、お仕事上がり、或いはお仕事中にも関わらず、多くの皆様にお集まりいただき感謝。
 

【会場のテラパークの様子】
 
寺門議員に続き、私からは、敦賀市のトピックス、敦賀発電所2号機の状況や自身の活動などについてご報告。
 
一緒に仕事したことのある同僚や労組役員時代にともに活動した仲間など、旧知の方々にお会いできたうえ、再稼働に向けご尽力されている皆さんに対し、直接エールを送ることができ、私にとって大変良い機会となったところです。
 
2014年5月20日、原子力規制委員会に新規制基準適合性確認審査の申請を行ってから数えて10年。
 
再稼働に向けた安全性対策向上工事を進める東海第二。
 
何をおいても優先すべきは「安全」。
 
引き続き、安全を第一義に、発電所構内で働く皆様のご協力のもと、着実に工事が進むことを心より祈念し、テラパークを後にした次第です。
 

【再稼働に向け、一丸となって頑張ろう!】

若手組合員の皆さんと思いをともに 〜原電労組中級組合員研修〜

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二十四節気では「大雪(たいせつ)」に入った昨日。
 
文字の通り、暦の上ではたくさんの雪が降る頃を意味していて、山では峰々が雪をかぶり、平地でも雪が降る時季とされていますが、これに合わせたかのように寒気が流入。
 
今回の寒気のピークは本日8日とありますが、北海道の日本海側から北陸は雪や雨で、山沿いを中心に大雪となる所があるとの予報となっています。
 
さすがに皆さん、タイヤ交換はお済みかと思いますが、11日(水)頃からは再び冬型の気圧配置が強まり、日本海側は降雪量がこの時期としてはかなり多くなる恐れともありますので、雪の降り始めに多い交通事故など、十分注意して過ごしましょう。
 
そんな昨日、曇天且つ冷たい雨が降るなかでしたが、母体の原電労組「中級組合員研修(Phase-3)」にて活動報告の機会をいただき、一路東京へ。
 
時間の関係から東海道回りで移動すると一転、米原あたりからは青空広がる天気に。
 
残念ながら、富士山は山頂が雲に覆われていて、「絶景!」とまではいきませんでしたが、久しぶりの雄大な姿に元気をもらった次第です。
 

【新幹線の車窓より。雲は被れど、存在はやはり雄大であり。】
 
さて、研修のほうは、東京駅から約15分ほど歩いた八重洲のビルにて、入社7年目の組合員34名を対象に開催。
 
午前中は、原電労組本部委員長による講話と電力総連派遣役員からの活動紹介。
 
午後は、富士社会教育センター講師による「政治セミナー」と続き、その後、組織内議員である寺門定範・東海村議会議員と私からの活動報告というスケジュールで進められました。
 
「政治セミナー」では、なぜ労働組合が政治活動を行うのか、政治活動とは、組合員と政治の関わりなどについて、税に関する分かりやすい例などもあり、改めて私も勉強になったところですが、参加者の皆さんは熱心に聞き入っていたほか、グループワークでも真剣に話し合う姿が印象に残りました。
 
こうして、組織内議員の必要性についても事前にお話しいただいたため、我々も話しに入りやすかった訳ですが、その後は、寺門議員から東海村政の状況や東海第二発電所を巡る対応、私からは敦賀市政のトピックスやエネルギー政策、敦賀発電所2号機に関する取組などについてご紹介した次第です。
 
それぞれ、持ち時間は15分であったため、十分深い内容とまではいかなかったものの、組織内議員としての活動や発電所が立地する地域の事情を少しでも知っていただけたなら幸いと思うところ。
 
研修会の後は、コロナ禍前から数えると久々の懇親会が開かれ、東海、本店(東京)、敦賀の同期が集まる場はやはり良いものと感じるとともに、各テーブルを回る中で、若い組合員の思いや課題認識なども聞くことができ、私にとっても大変貴重な機会となりました。
 
実は、入社7年目というと、高卒の組合員はちょうど私の長女と同じ歳。
 
実際、娘と小学校からの同級生ともお話しできましたが、すっかり成長した、次代を担う彼ら彼女らの存在は頼もしいもの。
 
昨日は、東北電力の女川原子力発電所2号機が中間停止(計画的な)を経て再稼働、中国電力の島根原子力発電所2号機が原子炉を起動し、沸騰水型軽水炉(BWR)の朗報が続きました。
 
同じBWRの東海第二発電所、そしてPWRの敦賀発電所2号機の再稼働はもとより、青森をはじめ各原子力事業においても献身的に従事する若い皆さんとは、「原子力発電で社会に貢献する」との思いをともに、私自身、今後も使命感をもって活動にあたる所存です。

12月10日・11日は「連合全国一斉集中 労働相談ホットライン」

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敦賀市議会は昨日、一般質問2日目を迎え、初日と同じく6名が登壇。
 
市庁舎、デジタルツイン、新規職員確保の取組、観光へのカニ活用、プレコンセプションケア、マイナンバーカード・マイナ保険証の普及と利用促進など(各議員が一番最初に挙げた質問項目を記載)に関し、質問されました。
 
お恥ずかしながら、女性やカップルを対象として将来の妊娠のための健康管理を促す「プレコンセプションケア」は初めて聞きましたが、厚生労働省やこども家庭庁のホームページを見るに、こうしたケアの実施などの支援を求める者や、支援が必要と認められる成育過程にある者等に対して適切に支援を実施するなど、需要に適確に対応した切れ目のない支援体制を構築することが求められるものであり、理事者とのやり取りの中で勉強させてもらった次第です。
 
なお、昨日は議長を務めていたため、詳しいメモまでは取りませんでしたが、勤務間インターバル、男性職員の育児休暇や逝去した職員への対応、本市の職場風土の改善についてなど、初日の項目と併せ、市職員の働き方に関する質問が多いのが今定例会の特徴と感じるところ。
 
「勤務間インターバル」制度については、1日の勤務終了後、翌日の出社までの間に、一定時間以上の休息時間(インターバル)を設けることで、働く方の生活時間や睡眠時間(心身の健康)を確保するものであり、質問者の「時間外労働削減の方策として」との趣旨はいささか違うのではと思って聞いていましたが、労組役員出身の私としては、「働き方」や「職場の課題」に関しては本来、労働組合があるところはまず、解決・改善に向けた労使間の協議を尊重すべきであり、そこで解決に至らない課題・問題こそ政治の出番であるとの考え。
 
民と官の違いや、とりわけ行政職員の働き方や職場環境は、ひいては住民サービスにも影響するとの観点から、一概に上記のような杓子定規な話ではないのかもしれませんが、いずれにしても、越権行為とならないよう、政治・議員の立場が介入すべきところとそうでないところの峻別を、自分の中で整理して今後も対応していきたいと思います。
 
さて、一般質問を終えた後は、アルプラザ敦賀前の白銀交差点へ。
 
12月10日(火)・11日(水)に開設時間を延長(9:00〜19:00)して実施する「連合全国一斉集中 労働相談ホットライン」の周知街宣を行いました。
 
街宣は、連合福井嶺南地域協議会(以下、嶺南地協)の皆さんが主体となって実施するもので、この日は18時より、連合福井推薦議員団として北川博規 福井県議会議員、そして私も参加し活動。
 
主題は「あなたの働き方は大丈夫?STOP!長時間労働 」。
 
まさに、前述の議会であったこととも関係する訳ですが、街頭では、嶺南地協役員の方々、議員団とマイクをつなぎ、順次呼び掛けるとともに、併せて、アルプラザ敦賀の各出入口では、他の役員の皆さんでチラシ入りのティッシュ配布しました。
 

【ティッシュと同封の呼び掛けチラシ】
 
私も街頭で、長時間労働や残業代未払、休憩時間やメンタルヘルスなど、労働に関するあらゆるカテゴリーにおいて、「これっておかしいんじゃないか?」と感じていらっしゃる方、働く環境でお悩みの方はご遠慮なく、フリーダイヤル「0120-154-052(いこうよ れんごうに)」までご相談くださいとお伝えした次第です。
 
もちろん、労働組合がある方は組合への相談が先ですが、組合がなく、一人で悩んでおられる方は「泣き寝入り」で終わらせず、ぜひお電話いただけますようお願いいたします。
 

【私も街頭にてマイクを握りました】
 
活動は、用意したティッシュを全て配り終えたのを合図に終了。
 
こうして連携いただいている連合の仲間との活動は私の原点。
 
引き続き、日々汗して働く皆さんの視点、目線をもって取り組んでいきますので、“労働組合のあるなしに関係なく”、何かお困りごと、悩みごとがあればご遠慮なく、私までお寄せいただけるようお願いいたします。
 

【グッと冷え込んだアルプラ前。参加された皆様お疲れ様でした。】

原電総連本店総支部にて市政報告会を開催

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昨日は、母体の原電総連本店総支部で開催いただく市政報告会に向け上京。
 
報告会は定時以降の開催でしたので、余裕をもって移動し、一路衆議院第二会館へ。
 
上京の機会があれば行こうと思っていた、先の衆院選で初当選した小竹凱(おだけかい)衆議院議員(石川1区)の会館事務所を訪問しました。
 
ご本人に事前連絡をした際、会議のためちょうど入れ違いになるかも?と伺っていましたが、案の定一歩遅く、残念ながらご本人とはお会いできず。
 
議員から秘書さんにはその旨お伝えいただいていたようで、お伺いすると丁寧にご対応いただき、暫し秘書さんと歓談、議員室の雰囲気も見せていただき、会館を後にした次第です。
 
なお、小竹議員は、北信越ブロックで唯一の国民民主党国会議員であり、若きナイスガイ。
 
引き続き、私たちの代表としてガッチリ支えてまいります。
 

【議員会館側から国会議事堂を見る。それにしてもこの時期、黄色に染まる銀杏並木が美しかった。】
 
その後は、本来目的である原電総連本店総支部での市政報告会へ。
 
国会周りから一転、人で混み合う秋葉原を抜け、東上野の会場まで移動。
 
報告会には、日本原電ならびに原電エンジニアリングの本店にお勤めの方にお集まりいただき、私からはまず、敦賀市政のトピックスとして新幹線開業後の状況をはじめ、人口減少や財政上の課題、現在進めている大型プロジェクトなどについてご紹介。
 
その後は、敦賀発電所2号機の審査不許可に対する私の考えや地元関係者の皆さんの受止め、次期エネルギー基本計画に向けては、敦賀市議会6月定例会にて意見書を採択し、国に送付していることなどをお話ししました。
 
報告会には、以前に敦賀で一緒にお仕事した同僚や労組活動をともにした仲間も駆け付けていただき、若干感無量でしたが、その後、いくつか頂戴した質疑も含め、参加された皆さんと理解を深め合えたことを嬉しく感じた次第です。
 

【報告会の様子。お忙しい中、またお仕事でお疲れのところお集まりいただき感謝。】
 
「活動の原点は職場の声にあり」
 
これまで何度もブログに書いている言葉ではありますが、労組役員時代からの思いを大切に、昨日頂戴した声、期待を胸に引き続き頑張ります。
 
報告会を終え、昨晩のうちに帰敦。
 
22時半前に到着した際、「やまなみ口」(東口)のエスカレーターで降りる客は私だけでしたが、駐車場に向かう際に振り向くとこの風景。
 

【夜の灯りに浮かぶJR敦賀駅】
 
その巨大さから「敦賀要塞」と呼ばれるJR敦賀駅ですが、昼間の堂々とした姿から一転、夜のこうした雰囲気(銀河鉄道?)を実は自慢に思うところ。
 
これからは開業して初めて迎える冬。
 
青と白のコントラストに、雪の白が加わるとどんな風景になるのか。
 
豪雪は困りますが、私の中の楽しみにとっておきたいと思います。
 
結びに、先に述べた小竹議員。
 
留守中の訪問を伝えた私のX(旧Twitter)ポストに、小竹議員が次の引用リポスト。
 
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
会えなくてすみませんでした🙇
 
かにパイ、大変おいしかったです!
ありがとうございます!
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こうした礼儀正しさと細かなお気遣いが、彼が親しまれる魅力のひとつ。
 
初めて迎えている臨時国会も「ガンバレ!おだけかい!」。
 
身長186cmの彼が、身も心もさらに大きく飛躍されますこと、心から応援いたします。
 
(おまけ)


【小竹議員がポストしたXの写真。「かにパイ」が小さく見えます。】

嶺南地協の活動スローガンは「地域に根差した顔の見える活動」

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昨日午後は、中道恭子文教厚生常任委員長と福井県自治会館(福井市)へ。
 
敦賀市議会では、副議長の私と文教厚生常任委員長が議員を拝命している「福井県後期高齢者医療広域連合議会」の定例会に出席しました。
 
全員協議会に続き行われた定例会では、前年度決算や今年度補正予算案、条例改正案などが議題として供され、いずれも全会一致で可決しました。
 
なお、福井県内において、第4次広域計画の基点とする令和3年9月末時点で、75歳以上の被保険者は120,499人と県内人口の約15.9%を占めており、国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」では一貫して人口減少が続く中で、被保険者数は令和12年(2030)まで増加(148,392人、同20.9%)すると見込まれています。
 
現役世代の負担を抑える目的とした法改正により、窓口での負担割合が2割になる人も出てきている状況にあって、令和5年決算ベースの後期高齢者医療特別会計(保険給付費など)歳出は、前年比3.5%増の1110億円規模となっており、医療保険制度を取り巻く環境が一層厳しくなっている中で、県内市町が連携する広域連合が果たす役割は大きいものと、改めて感じた次第です。
 
福井から戻り、夜は若狭町レピアで開催された「連合福井嶺南地域協議会 第16回定期総会」へ。
 
嶺南各地より、加盟組合の代議員が集うとともに、開催地からは渡辺英朗 若狭町長が来賓としてお越しになられ、大会に花を添えていただきました。
 

【定期大会会場の来賓席より】
 
開会の後、香田議長からは日頃の活動へのご協力に感謝する旨述べられた上で、先の第50回衆議院議員選挙を振り返り、「政治を変える力が私たちにはある。諦めている場合ではない。」と力強い言葉がありました。
 
また、嶺南担当の山内正人 連合福井副会長からは、自己主義ではなく、慈心(思いやり)ある活動をしていきたい。
 
渡辺町長からは、生活や政治が不安定な中で、連合の皆さんの活動が意味するところは大きく、地域の発展にもつながっている。
 
推薦議員代表として北川博規 福井県議会議員からは、日頃の活動への敬意と感謝が伝えられるとともに、「人づくり」の重要性についてご挨拶があり、それぞれ思いが込められたご来賓の方々が語る言葉をじっくり拝聴した次第です。
 
その後、祝電披露を終え、会場を後にしましたが、嶺南地域協議会の活動スローガンは「地域に根差した顔の見える活動」。
 
議員活動にも通ずるこうした考えを共有のもと、連合の仲間の皆さんとは引き続き連携を図り、職場で解決できない課題こそ政治の出番と思い、そばにいる存在として役割を果たしていく所存です。

問題なのは「ジェンダーギャップ」ではなく「ジェネレーションギャップ」

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昨日午前中は福井市へ。
 
連合福井男女共同参画社会推進委員会主催の「地域協議会委員 合同会議」に推薦議員として参加してまいりました。
 
福井、丹南、嶺南の3地域協議会から集う同委員会では、2024〜2025年度の運動方針に、
 
 1.労働組合における男女平等参画の取り組み
 2.職場・社会におけるジェンダー平等の推進
 3.行政の意思決定機関への女性参画の促進と意見反映
 
を掲げており、昨日行うグループワークのテーマが「女性の政治参画向上に向けて」ということで、推薦議員団にもお声掛けいただいたもの。
 
参加した推薦議員は、県議1名、私を含む市議3名の計4名でしたが、ちょうど4グループに分けたテーブルに各1名が座る形で進められました。
 
女性の社会参画率を高め、性別により偏った社会構造からの変革を方針とする中、日本全体では、世界経済フォーラム(WEF)が6月に発表した「※ジェンダーギャップ指数」は、146カ国中118位で、先進国では最低となっていることに加え、特に経済と政治分野における女性参画率が低い(他国と比べ、女性管理職や女性議員が少ない)状況が続いています。
 
※ジェンダーギャップ指数とは?
グローバル・ジェンダー・ギャップ指数(The Global Gender Gap Index:GGGI)とは、 世界経済フォーラムが毎年発表している世界におけるジェンダー格差指数。各国を対象に、政治・経済・教育・健康の4部門について、男女の間にどれだけの格差が存在しているかを分析してスコア化し、そのスコアを元に各国のジェンダー平等達成度の順位をつける。(指数は女性/男性で算出、平等なら1、最低は 0)
 
以下のレポート、推移を見ていただくと、顕著な傾向がお分かりいただけるかと存じます。
 

 ※Economyは経済、Politicsは政治
【出典:The Global Gender Gap Report 2024 p.219】
 

【各年のThe Global Gender Gap Reportを基に作成した日本の順位推移(朝日新聞記事を引用)】
 
なお、政治分野において、国会議員の男女比は11.5%で、経年変化は極めてわずかであるとしています。
 
このような背景のもと、グループワークではさらに「実生活と政治の関わりについて」をテーマに置き、女性から政治はどのように見えるのか、実生活の困りごとと政治の関わりなどについて話し合いました。
 
1テーブル5名程度ということで、話し始めるとすぐに打ち解け、私の方からは自身の議員経験で感じたことをお話しするとともに、敦賀市議会の女性比率や、例えば公人であっても、昨今のプライバシー保護の観点から特に女性への配慮が必要と、公開している住所や電話番号などの表記を選択制にしたことなどをご紹介しました。
 
なお、この際、私自身は最初「公人はすべてオープンにすべき」の「べき論」を主張していたことを反省している旨、率直な気持ちもお伝えした次第です。
 
お話しの中では、周りの女性を見ていても政治への関心は低い、(各級議員ともに)選挙の時の公約がどれだけ果たされているのか疑問、政策が抽象的で身近に感じにくい、子育て政策に地域間格差があるなどの声があったほか、関心の低さは、議員の活動が見えていないことにあるのではとのご指摘もいただいた次第。
 
また、最後にグループごとに発表した中で、「今の子ども達は、小中高大と(性別に関し)フラットに進んでくる中で、社会に出た途端ギャップを感じるという状況になっている。問題にすべきは、ジェンダーギャップではなくジェネレーションギャップなのではないか。」との意見に仰る通りかもと感じたところです。
 
自身も労組役員時代に男女平等参画の活動をしていた際の経験から、ある若い人から「今は学校でも男女の区別や順位を競うことがないし、結婚しても男性が家事・育児をやるのは当たり前。なので、世代が変われば自然にジェンダーギャップは無くなるのではないか。」と言われたことを思い出しました。
 
とはいえ、自然に変わるの待っていては受動的ですので、ジェンダーギャップを埋めるには特に、私たち世代以上の「オジさん」が女性の立場や視線をより理解し、意識を変えることに尽きると思いますので、以降「能動的に」思考し、行動していきたいと思います。
 
こうして直接、女性役員の皆さんとお話し、ジェンダーのこと以外でも様々知ることができ、非常に有意義な時間となりました。
 
結びに、同じグループになった妊婦さんの組合役員さん。
 
出産を控えた立場から貴重なお話しを聞かせていただきありがとうございました。
 
何をおいても母子ともに健康で、元気な赤ちゃんを出産されることを心より願っています。
 
ではでは、本日のブログはこれまでに。

10月5日から福井県の地域別最低賃金は「984円」

ブログ 働く仲間とともに

案件は伏せるものの、一昨日の晩に市民の方から相談の電話。
 
その方曰く、ある案件で市の対応に疑問を感じ、話を聞いてもらいたいと私の方に掛けてこられたとのこと。
 
状況を詳しくお伺いした上で、早速昨日、当該部署の方とお話ししましたところ、市では相談された方のご意向に添えるよう検討を進めているところとあり、問題が解消される方向で対応されていることに安堵した次第。
 
私が何か申し上げる前に、市が真摯に耳を傾け対応されていることが知れて良かった訳ですが、このように問題がすぐに解決するケースばかりではないにせよ、まずはこうして私を頼っていただいたこと自体嬉しいこと。
 
「議員は頼られてナンボ」と言いますが、何かお困りごとなどあれば、お気軽にご相談いただければ幸いに存じます。
 
さて、話しは変わり、10月は色々なものが値上がりする月であることは、新聞やニュースでお知り置きのところ。
 
9月30日に発表した帝国データバンクの調査結果によれば、10月に値上げが予定されている食品は2911品目。
 
値上げ品目を分野別にみると、ペットボトル飲料を中心とした「酒類・飲料」が1362品目で全体の半数近くを占め、続いてハムやソーセージなどの「加工食品」が673品目、「菓子」は237品目で、このうち半数超をチョコレート関連製品が占めたとのこと。
 
値上げの主な要因は原材料高の長期化で、そのほか物流費や円安の影響が出たとしています。
 
値上げはさらなる増加が見込まれる一方、年末にかけて沈静化するとの見通しもあり、今後の推移を注視する次第です。
 
一方、同じ値上げでもこちらは「賃上げ」。
 
8月29日には、都道府県別の2024年度最低賃金改定額が出そろったところであり、27県の地方審議会で、全国一律で時給を50円引き上げるとした国審議会の目安額を上回っていたところ。
 
これにより、福井県の地域別最低賃金は現在の「831円」から53円増の「984円」となります。
 
見直しは10月5日からということで、連合福井ではこれを広く周知すべく、昨晩は嶺南地域協議会の皆さんと若葉町ハーツの交差点にて街頭行動を実施しました。
 

【連合福井作成の「地域別最低賃金」周知チラシ】
 
また、チラシにもあるよう、最低賃金額は深夜勤務の場合、この額を基礎額として少なくとも深夜割増25%が加算されるほか、時間外割増や休日割増が加算されるケースもあることをご認識いただきたく存じます。
 
言うまでもなく、適用は正規・非正規の雇用形態に関係なく、つまりはパートやアルバイトの方もすべて対象ですので、ぜひご自身でも10月5日からの賃金をご確認いただけますようお願いいたします。
 
なお、福井県においては、最低賃金「984円」を満足していない場合、法令違反となりますので、雇用主の皆様におかれては十分ご留意くださいませ。
 

【街頭行動の様子。私からは「手取りを上げる」重要性も訴えました。】

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