エネルギー危機を眼前にして何故「限定的」にするのか

ブログ 原子力

以前より、議会運営員会にて検討を進めている敦賀市議会の「業務継続計画(BCP)」。
 
昨日午後も委員会が開催され、素案を元に協議を行いましたが、本BCPが対象とする災害が発生した際の「議員の基本的役割」の部分で委員間の認識が一致せず、かなりの時間を掛けて議論となりました。
 
結果、文言修正により「双方納得する方向」が得られましたが、委員各位のBCPに対する視点や捉え方をまとめるには熟議が必要と、改めて勉強になった次第です。
 
自然災害などが発生した際に、いかに議会の機能を維持するか、また市の災害対応が円滑に進むよう、例えば被災状況・情報を議会側で一本化することなどの取り決めを策定する議会BCP。
 
行政視察で得た知見を最大限生かすことも念頭に、引き続き、より良い計画となるよう積極的に意見していきたいと思います。
 
さて、前述の「双方納得する方向」ですが、またこうなるのかと感じることが昨日の新聞にありました。
 
年末に政府が決定した「GX実現に向けた基本方針」ですが、原子力発電所の次世代革新炉への建て替え(リプレース)について、「まずは廃止決定した炉の建て替えを対象とする」としていたものを「廃止を決定した原子力発電所の敷地内に限る」よう条件を明確化するとのこと。
 
当初の方針よりも限定的な見直しになる訳ですが、公明党で「地元から強い要望があり、安全性が向上する場合に限り、例外的に考えるべき」との意見があるよう、与党内の原子力慎重派に配慮した形との見方がされています。
 
以前に公明党からは、対象となる具体的な地点として「敦賀や美浜」の名前が挙がっており、まさにそのことを示すものと受け止めるところです。
 
一方、そもそも「次世代革新炉とは何ぞや」(とりわけ「次世代軽水炉」のことを指す)ということが明確になっていない中で、建て替えの物理的条件だけを限定的にしていくのはいかがなものかとも思う次第ですが、これが「双方納得する方向」、いわゆる「落とし所」なのでしょうか。
 
エネルギー安全保障の観点において、脱炭素電源による「安定した」電力供給力を高めることが、いまの我が国にとって必要不可欠であることは明白ですが、こうして先に立地点を絞り込んでしまって大丈夫なのか。
 
私は甚だ疑問であり、エネルギー危機を眼前にしても「空気」で決まるかのこの見直しに違和感しかありません。
 
なお、話題に挙がる敦賀3,4号機は、2004年3月に原子炉設置変更許可申請を行なった「申請済」プラントであることに加え、もちろん敷地内であること、今後策定されるであろう次世代革新炉の規制基準を踏まえつつ、現設計の改良型加圧水炉(APWR)の安全性をさらに高めることによって、当然リプレースの対象になるものと、「私の中では」確信するところです。
 

【防波堤・護岸及び埋立地の状況<埋立地全景>(2022年12月21日 撮影)ー日本原電HPより引用ー】

【原子炉背後法面の状況 (2022年12月21日 撮影)ー日本原電HPより引用ー】

歩けば分かる地域の課題

ブログ まちづくり

28日から降り続いた雪は、ようやく昨朝には止み、意外やその後は青空広がる一日に。
 
昨日発行の「やまたけNEWS」に、朝陽に照らされる美しき野坂山のことを書きましたが、まさに昨日はその再現。
 
写真は、青空広がる前のものですが、敦賀のシンボルマウンテンから元気をもらった次第です。
 

【この後、朝陽が差込み、神々しき姿に。写真を撮れなかったのが残念…。】
 
また、心配していた積雪は敦賀で約30センチ。
 
早朝からの除雪対応に加え、市民の皆さんのご協力、さらには気温上昇による溶雪により、大きな混乱は無かったものと認識するところです。
 
そんな天候の昨日、私のほうは、朝から後援会の共同作業と会議に出席した後、町内のお宅へのNEWS配布を再開。
 
積雪のお陰といっては語弊があるかもしれませんが、在宅率の高さに加え、除雪で外に出られている方も多く、様々なお話しを伺うことができました。
 
市政や議会に対するご意見はもとより、家族の介護や認知症のこと、高齢化や一人暮らしの不安、中学校の部活動、除雪対応のことなどでしたが、どれも大事な視点であり、メモに留めた次第です。
 
そうして歩いている途中、知り合いのおばちゃん達が、一人暮らしのお宅の前を除雪するというので、スコップを借りてこれに参戦。
 
小さなことかもしれませんが、こうしたことがまさに「近助」ですね。
 
続けて回ると、実家を離れた息子さんが、一人暮らしのお母さんでは無理だからと除雪に来ていたりと、雪を通じて色々な形での「助け合い」を感じた次第です。
 
こうして過ごした結果、肝心のNEWS配布は少し残ってしまいましたが、町内の皆さんと交わした会話や実体験はすべて自身の活動の糧。
 
さらには、掛けていただいた「頑張ってや」、「応援してます」などの声は、何にも代え難い「元気の素」であり感謝。
 
議員活動の基本は、各地域に足を運び、そこにある実態や現実を知ることにあり。
 
そのことを改めて痛感する一日となりましたので、職場と同様「地域の声が活動の原点」との思いのもと、より広い範囲に足を運び、歩いてまいります。

大雪に伴う「予防的措置」にご協力を

ブログ 防犯/防災

先ほどの【お知らせ】に記載しました通り、昨日は雪が降る中でしたが、町内の皆さんに「やまたけNEWS」を配布。
 
途中、玄関先で見事にすっ転ぶというハプニングもありましたが、皆さんも凹凸のないタイルに積もった雪は相当滑りますので、重心の下に足を置くなど、十分ご注意くださいませ。
 
降りしきる雪に加え、途中会話が弾んだりと、今朝の新聞折込みまでに町内すべてのお宅に届けられませんでしたので、今日も頑張って歩きたいと思います。
 
さて、今現在、大雪警報発報中の敦賀ですが、道路の関係でいけば、国道8号は1月29日午前0時30分から疋田交差点(福井県敦賀市)~塩津交差点(滋賀県長浜市)の区間が大雪のため上下線とも通行止め。
 
また、北陸道の木之本IC(滋賀県長浜市)~敦賀IC(福井県敦賀市)間、舞鶴若狭道の若狭美浜IC(福井県美浜町)~敦賀JCT(同県敦賀市)も28日23時15分から、上下線とも通行止めになっており、滋賀県と福井県を行き来する主要な道路が両方とも不通となっています。
 
国土交通省近畿地方整備局福井河川国道事務所によれば、大雪に伴う予防的措置で、雪が収まり次第、集中除雪を行うとしていましたが、国道8号疋田交差点~塩津交差点に関しては、集中的な除雪作業が完了し、29日5時に通行止め解除となったとのこと。
 

【1月29日5時現在の通行止め実施区間(福井河川国道事務所HPより)】
 
夜を徹しての作業、監視対応と関係者の皆さんのご苦労に感謝申し上げる次第ですが、大規模な立ち往生、渋滞が発生した、先の新名神高速の状況を見れば、やはりこの「予防的措置」は混乱回避の観点から有効な策と受け止めるところです。
 
もちろん、この策を講ずるにあたっては、地域住民の皆さんを始め、とりわけ荷主企業・運送業者さんのご理解とご協力なくして成り立たない訳ですが、ひとたび大混乱が発生した際の影響を踏まえ、皆で協力し合い、未然防止に努められればと思います。
 
外を見るとまた、積もりそうな雪が降っています。
 
本日は、不要不急の外出を控えるとともに、雪かきの際のギックリ腰などにも十分ご注意のうえお過ごしくださいませ。

【お知らせ】やまたけNEWS(第15号)発行

ブログ 活動報告

本日「やまたけNEWS(第15号)」を発行しました。
 
敦賀市内においては、今朝の新聞に折込みさせていただきましたので、ご覧いただければ嬉しく思います。
 
また、新聞を取られていない方、市外にお住まいの皆様におかれましては、ホームページにも掲載しておりますので、以下よりアクセスいただければ幸いです。
 
 →やまたけNEWS(第15号)はこちらから
 
今回から、携帯番号およびメールアドレスを掲載しています。
 
NEWSをご覧いただいてのご意見等ございましたらご遠慮なく、連絡いただけますよう宜しくお願いいたします。
 
それでは、今後も「NEWSレターはラブレター」の想いのもと、発信を続けてまいりますので。
 

【雪でペースが上がらず、町内への配布はまだ半分。何とか今日中にお届けします。】

連合福井嶺南地域協議会の皆さんとともに

ブログ 働く仲間とともに

昨日は、敦賀にとって明るいニュース。
 
第95回選抜高校野球大会の出場校を決める参考委員会にて、見事、敦賀気比が北信越代表として選出されました。
 
福井県からは北陸と併せて2校出場となり、これは昨年の丹生、敦賀気比に続き2年連続で5度目になるそうですが、最早、甲子園常連校となった敦賀気比。
 
来る春には、さらなる朗報を敦賀に届けてくれることを期待するところです。
 
さて、昨日午前中は、市議会の広報広聴委員会、夜は連合福井嶺南地域協議会の県政・市政報告会、新春の集いに出席。
 
広報広聴委員会では、昨年11月に開催した議会報告会にて挙げられた意見の取り扱いや「議会だより(12月定例会号)」の校正を確認しました。
 
「議会だより」については次号より、各議案に対する「賛否」を掲載するほか、一部誌面レイアウトも変更することとしていますが、「賛否の公表」については市民の方からの声をもとに、議会運営委員会で協議のうえ掲載決定したもの。
 
今後もこうした市民ニーズを把握のうえ、より分かりやすく、興味が湧く議会広報に向け、改善に努めていきたいと思います。
 
また、連合福井嶺南地域協議会の県政・市政報告会、新春の集いではまず、推薦議員団3名それぞれから活動報告。
 
持ち時間はひとり5分でしたので、私からは12月定例会における一般質問や補正予算のトピックスに加え、年末にあったGX実行会議における基本方針を踏まえた、自身のエネルギー政策に対する考えをお伝えしました。
 

【市政報告会の様子】
 
その後の新春の集いは3年ぶりの開催でしたが、コロナ感染対策を講じつつ、各産別労組役員の皆さんと懇談することができ、私にとって大変有意義な場となりました。
 
昨晩集った皆さんは今後、春闘交渉に入る訳ですが、国民民主党が「賃上げ〝実現”国会」にすると主張しているよう、政労使の共通認識のもと、それぞれの労組が有利回答を得ることを期待する次第です。
 
そしてその先には、皆様からのご支援のもと迎える統一地方選挙となります。
 
既に、これまでのお支えに感謝しかありませんが、ある先輩が「選挙はルールに則った戦争だ」と仰られていたよう、私自身、そうした覚悟のうえ、再び敦賀市政発展のため働けるよう、一層気を引き締め、取り組みを進める所存です。

これからも「政策先導」「対決より解決」

ブログ 政治

メディアでも大きく取り上げられている衆院代表質問ですが、昨日、国民民主党からは玉木雄一郎代表が登壇。
 
冒頭、今年の通常国会こそ「賃上げ“実現“国会」にしようと述べたうえで、日本だけが25年以上賃金が上がっていない現状から、この賃金デフレこそが日本経済の最大かつ本質的な課題と考え「給料が上がる経済の実現」を公約として訴え続けてきたこと。
 
そして、昨年2月のロシアのウクライナ侵略以降、原油価格高騰などにより30年ぶりの物価高となっており、賃金も30年ぶりの上昇にしないと国民の生活は苦しくなるばかりか賃金が上がらないと消費も落ち込み、年金も上がらないことから、「結局、問題は賃金なのです。」と主張。
 
だからこそ、労使のみならず政府もあらゆる政策を動員して賃上げの流れを支援すべきであり、もはや賃上げは、単なる個別企業の労使交渉という枠を超えた日本経済最大の課題とし、岸田総理の考えを問いました。
 
これに続き、以下の重要課題について、党の考えも提起しながら質問がされました。
 
質問項目のみご紹介します。
 

【代表質問に立つ、国民民主党 玉木雄一郎代表】
 
・今年こそ賃上げ“実現“国会に
・「賃上げ」の基本認識
・今は増税の時期ではない
・電気代のさらなる値下げ
・特別高圧の電気代値下げ
・賃上げはエネルギーの安定供給が大前提
・電力システム改革・電力自由化の検証
・「インフレ手当」支給
・消費税減税と社会保険料減免
・保育士、介護士、教員、公務員の給料アップ
・製薬業界の賃上げのために薬価の毎年改定見直しを
・「年収の壁」の見直し
・異次元の少子化対策とは
・子育て支援策の所得制限撤廃
・障害児福祉の所得制限撤廃
・年少扶養控除の復活
・N分のN乗による多子支援の導入
・給付型奨学金の対象拡大
・「教育国債」発行による予算倍増
・イージス・システム搭載艦などの歳出見直し
・外為特会の積極活用
・Web3.0推進で所得税増収
・「自分の国は自分で守る」
・水田活用直接支払交付金
・憲法改正
・これからも「政策先導」「対決より解決」
 
内容もすべてご紹介したいところですが、到底叶いませんので、以下にリンクします「質問全文」から、関心のある項目だけでもご覧いただければ幸いです。
 
 →玉木代表の質問全文はこちらから(国民民主党HPより)
 
全国47都道府県を回りご意見を伺ったほか、代表質問にあたっては、ネット上で寄せられた2400件にも及ぶコメントにすべて目を通し、ひとつでも多く反映する姿勢で臨まれたこの機会。
 
福井での街頭演説で、「批判するなら対案を持て。それが無い議員はバッジを外せ。」と語った玉木代表の言葉を今も胸に刻み込んでいる私ですが、代表質問で最後は声を枯らしながら訴える姿に、政策で日本を変えるとの本気度がひしひしと伝わってきた次第です。
 
さて、玉木代表の質問からパワーを得た後は、北陸電力労組敦賀分会での活動報告会のため敦賀火力へ。
 
代表質問でも「賃上げはエネルギーの安定供給が大前提」とありましたが、まさにこの寒波の中においても、フル出力で安定供給を守る現場の皆さんに感謝の気持ちをお伝えしました。
 
石炭を燃料とする敦賀火力ですが、5%のバイオマス混焼により、CO2削減にも取組むところであり、今後はさらに混焼比率を15%に高める計画ともお聞きしました。
 
新たな技術にチャレンジする敦賀火力の皆さんに敬意を表するところ、こうして現場で奮闘する皆さんの声を原点に、私自身引き続き尽力する旨お伝えし、発電所を後にした次第です。
 

【北陸電力敦賀火力発電所での報告会の様子】
 
一日を振り返るに、昨日国会で議論されたことは、すべて私たちの生活や経済活動に直結することであり、「我がこと」として関心を持っていただくことが何より重要と考えます。
 
地方議会においても然りであり、より政治や議会への関心を高めていただくことが、結果、政治をより良いものにするものと思い、こちらも引き続き、自身ができる精一杯の発信に努めてまいります。

衆院代表質問で「所得制限を撤廃すべき」との明言あり

ブログ 政治

昨日行われた衆議院での代表質問。
 
立憲民主党 泉代表の質問では、敵基地攻撃能力に関する発言を巡り、一部物議を醸しているようですが、国家観という意味で注視したのはやはりエネルギー政策。
 
これに泉代表は、「私達の行った、過去数年の電力消費量に基づいた試算でも、省エネ・再エネ・蓄電技術などを活用すれば、将来は電力の安定供給、原子力に依存しない社会は実現可能」としたうえで、「将来、再エネか原子力いずれを選択するかが問われている」と意見されました。
 
エネルギー危機とも言える状況において、正直「まだそんなことを言っているのか」と呆れましたが、「再エネか原子力か」の不毛な二項対立議論から早期に脱し、「S+3E」の考えのもと、あらゆる電源を活用した極めて現実的なベストミックスに進むのが、我が国が採るべき政策と考える私からすると違和感しかありませんでした。
 
敵基地攻撃能力や防衛費も然りですが、国家安全保障に深く関わるのがエネルギー政策であり、まさにこうした点が相容れない点と改めて認識した次第です。
 
なお、日本経済新聞社の2022年郵送世論調査によれば、原子力を10年後の主力電源の一つと位置づける割合は39%と21年調査から11ポイント上昇。
 
昨今のエネルギー市場の混乱を受けて、原子力の活用へ傾く世論の変化が浮かび上がったとありましたが、国民の皆さんは「二項対立」から脱しつつあるものと受け止める次第です。
 
また、代表質問では、自民党の茂木幹事長も登壇され、特筆すべきは、子育てに関する「所得制限を撤廃すべき」と明言されたこと。
 
質問では、フランスのN分のN乗方式(※1)やシラク3原則(※2)にまで言及されましたが、これらは国民民主党の矢田わか子、伊藤孝恵参議院議員が何度も国会で提案してきたもの。
 
※1 N分N乗方式
フランスにおける所得税の課税方式。夫婦や子どもなどの世帯を構成する家族全員の収入を合算し、その人数で割った金額を一人当たりの収入とみなして各種控除を適用し、一人当たりの納税額を計算する。子どもが多ければ多いほど子育て世帯の所得税負担が軽くなり、少子化に効果があるとされる。
 
※2 シラク3原則
同じくフランスの少子化対策に関わる考え方。
①子どもを持っても新たな経済的負担を生じさせない。
②無料保育所の完備。
③育休から女性が職場復帰する際、育休前の職階や給与を担保する。
この3原則に加えて、婚外子を差別しないことをセットにした政策。
 
さらに言えば、国民民主党は「所得制限撤廃法案」を国会に提出している唯一の政党であり、以前より並々ならぬ意欲をもって取り組んできたことは、以下の流れからもお分かりいただけるかと思います。
 
【国民民主党の取り組み】
 
◉2022年6月10日
所得制限撤廃法案提出(1回目)
◉2022年7月(参院選公約)
所得制限撤廃を主要政策に掲げる
◉2022年10月3日
所得制限撤廃法案提出(2回目)
◉2022年12月23日
小倉大臣に所得制限撤廃を申し入れ
◉2023年1月31日
障害児福祉の所得制限撤廃法案提出(予定)
 

【国民民主党の主要政策より抜粋】
 
こうした政策提言を与党が採用の方向に舵を切ったこと=真の少子化対策に結びつくこととなり、大いに歓迎するところです。
 
こうしてお二方の質問だけで、感じることが多々あった訳ですが、すべて国民生活に直結することであり、一人でも多くの方に関心を持ってご覧いただきたいと思う次第です。
 
さて、いよいよ今日は玉木雄一郎代表の代表質問となります。
 
玉木代表は、ご自身のTwitterで以下のように呼び掛けています。
 
「明日(26日)の代表質問は、賃上げに必要な10の政策、そして茂木幹事長も言及した児童手当の所得制限撤廃、N分のN乗方式についても正面から岸田総理に聞きます!また障害児福祉の所得制限撤廃については法案を提出するので、そのことも取り上げます。中継をご覧ください!」
 
「対決より解決」、「現実的な政策提言政党」を地で行く質問になろうかと思いますので、皆様方におかれましては是非ご覧いただけますよう、所属議員の立場からお願い申し上げます。
 

嶺南と嶺北を結ぶ道路すべての通行止めを「解除」

ブログ 防犯/防災

日本列島を襲う最強寒波。
 
全国各地で降雪や吹雪などのニュースが流れるところ、ここ敦賀でも昨夕には、横殴りの猛吹雪、地べたから舞い上がる雪で前が見えなくなる、まさに「ホワイトアウト」発生。
 
ちょうど帰宅時間帯と重なったこともあり、事故など心配しましたが、皆さん「超」がつくほどの安全運転車に徹していただいたお陰か大きな災害情報は無く安堵した次第です。
 
こうなると、心配なのは道路を始め、各交通機関の乱れ。
 
とりわけ過去に何度も苦い経験をしている雪による立ち往生、大渋滞ですが、国土交通省近畿地方整備局では昨日0時の段階から、同整備局管内の高速道路及び並行する直轄国道において、1月24日12時以降に通行止めの可能性があるとを発表。
 
積雪・凍結道路ですべり止めの措置をとらない運転は法令違反となることや、とりわけ荷主企業および運送事業者の皆様に対しても、今後の気象予測をご確認のうえ、広域 迂回の実施や通行ルートの見直し、運送日の調整などのご協力をお願いされていました。
 
こうした事前予告と状況周知が第7報まで続いた後、実際、昨日17時からは通行止めを開始。
 
幹線道路の分岐点・接続点である敦賀においては、以下の道路が通行止めとなりました。
【国道関係】
・国道8号の馬上免交差点(越前市)ー曙交差点(敦賀市)・川崎交差点(滋賀県)
・国道27号の遠敷交差点(小浜市)ー岡山町1丁目交差点(敦賀市)
・国道161号の野口交差点(滋賀県)ー疋田交差点(敦賀市)
・国道365号・476号の余座交差点(敦賀市)ー行松交差点(越前市)
【高速道路】
・北陸道の武生IC(越前市)ー長浜IC(滋賀県)
・舞鶴若狭道の敦賀JCT(敦賀市)ー小浜IC(小浜市)

【国土交通省近畿地方整備局ホームページより】
 
ご覧の通り、「嶺南と嶺北を結ぶ全て」の主要道路が通行止めとなった訳ですが、除雪や安全確認を行なった後、同日23時30分に通行止めは解除となりました。
 
同整備局のホームページやツイッターには「ご協力ありがとうございました」との言葉がありましたが、大きな混乱が生じなかったことに対し、私の立場からも皆さまのご協力に感謝する次第です。
 
また、敦賀市では、車道の積雪深さが10cmを目安に除雪作業を行うこととなっていますが、今朝は今季初のブルドーザーの走る音が聞こえました。
 
緊張感のもと、昼夜を問わず対応されている道路河川課を始めとする行政機関、除雪業者さんを含む関係者の皆さまに対しても感謝と敬意を表する次第です。
 
なお、敦賀市においては、ホームページトップのバナーに「雪に関する情報」とし、福井県・敦賀市からの情報に加え、気象、道路、交通各機関などのサイトをリンクしたページを置いていますので、何か知りたい際には、一度アクセスいただければと思います。
 
 →敦賀市ホームページ「雪に関する情報」はこちらから
 
今朝は、雪こそ小降りになったものの気温は氷点下で、一日の最高気温も2℃の予報となっています。
 
既に行動を開始されている方もいらっしゃるかと思いますが、峠を越えるまでは、降雪や路面凍結等に十分注意しての行動をお願いいたします。

「ユリカモメ」は未来に羽ばたく敦賀の姿

ブログ 北陸新幹線

昨日招集された第211通常国会。
 
衆院本会議で施政方針演説を行った岸田首相がひときわ力説したのが、年頭に「異次元の少子化対策」と語った子育て政策でした。
 
国民生活に直結する子育て政策は政権浮揚のカギを握るとも言われていますが、決してポイント稼ぎとするのでなく、真に安心して子どもを産み、育てようと思える社会の実現に向け取り組まれることを切望する次第です。
 
「異次元」というからには、この子育て政策では、所得制限撤廃なども視野に議論がされることと思いますが、昨日出席した会議でも少しこの話題に触れたところ。
 
その会議とは、主に連合福井の各級推薦議員で構成する「福井総合政策フォーラム(F-TOP21)」の議員懇話会であった訳ですが、この懇話会は定例会前など定期的に開催され、連合運動とも連携した課題共有や県、各市町議会間相互の情報交換を行う、大変有意義な場と感じるもの。
 
昨日盛り上がったのは、北陸新幹線開業に向けた福井県の観光誘致の取組み(PR活動が足りない等)、各新幹線駅周辺の開発、準備状況で、例えば福井駅は工事の遅れで開業に間に合わないことやテナント募集が進んでいないこと、越前たけふ駅では、駅前の用地買収で一部反対があり、当初描いた開発計画通りに進めない可能性があるなどの話しがありました。
 
敦賀のほうは特段、こういった物理的な問題がないことから発言はしませんでしたが、それぞれに抱える課題、当該議会に所属される議員の考えを伺えたことは、自身にとって勉強になった次第です。
 
新幹線以外にも、教育や議会活動などについて情報共有もしたところですが、いずれにしてもこうした貴重な場で得たことを新たな知見とし、今後自身の活動にも活かしていければと思います。
 
福井での会議が終わり、敦賀インターを降りると、目の前には夕陽をバックに浮かぶ新幹線敦賀駅が。
 
木の芽川側の、いわゆる「やまなみ口」(東口)からの眺めは久々であったため近くまで行ってみると、既に「JR敦賀駅」の文字が取り付けられるなど、順調に完成パース図の姿に近づいていることが確認できました。
 

【夕陽をバックに浮かぶ新幹線敦賀駅。ちょうど橋の上あたりに「JR敦賀駅」の文字が。】
 
近くで見ればなお、巨大な要塞といったところですが、中央屋根に設置された「ユリカモメ」がひときわ特徴的で、広がるウィングはイメージ通り、未来に羽ばたく敦賀の姿を表すようで、素直に「カッコいい駅」と感じた次第です。
 
反対の「まちなみ口」(西口)側から見ても絵になる、この敦賀駅。
 
まずは無事の完成を心待ちにするところでありますが、開業効果を最大限に発揮するためには、今後より一層、レールでつながる県内の市町と連携のもと、相乗効果で機運を高めていくことが不可欠と考えるところです。
 
敦賀開業は1年2ヶ月後。
 
「新幹線開業は、目的ではなく手段」
 
この言葉を念頭に、真に敦賀が飛躍を遂げられるよう、引き続き私自身も思考してまいります。

今日から通常国会。国民民主党にご注目を。

ブログ 政治

ここまでほぼ雪がない敦賀ですが、それだけに、警戒感を強めるのは明日24日から25日に掛けて襲来する寒波。
 
近年で最も強いレベルの寒気とあり、日本海側では北陸から山陰を中心に大雪や猛吹雪など、大荒れの天気になると予想されています。
 
寒気の中心の南側にJPCZ(日本海寒帯気団収束帯)が形成され、短期間で一気に積雪が増加するともあり、日本海側では広範囲で鉄道の運転見合わせや道路の通行止めなど、生活に支障が出るおそれがあります。
 
大雪に関しては、過去に十分な経験を有する敦賀ですが、とりわけ行政においては、その経験を振り返るとともに各関係機関と連携のもと、市民への情報発信なども含めた的確な対応をお願いする次第です。
 
さて、そうした警戒感のもと始まる今週ですが、政治においては、今日から通常国会が始まります。
 
本日召集される第211回通常国会は、6月21日までの150日間の会期で開催され、岸田政権が打ち出した防衛費の増額などを巡り、与野党の論戦が交わされる見通しとされています。
 
政府・与党は、防衛力の強化や少子化対策などを含んだ歳出総額が過去最大のおよそ114兆円となる来年度予算案を年度内に成立させ、4月の統一地方選挙などに向け弾みをつけたい考えに対し、立憲民主党などの野党は、いわゆる「防衛増税」に反対姿勢を示しているほか、原子力発電の運転期間の延長を可能にする原子炉等規制法改正案などを徹底追及するともあります。
 
一方、同じ野党でも、「対決より解決」を掲げる国民民主党は、この国会を「給料が上がる経済」の実現につながる「賃上げ国会」にしたいとしています。
 
また、玉木雄一郎代表は、岸田総理に対する代表質問を支援者の皆さんと一緒に作りたいとし、「ぜひ総理に聞いてほしい、言って欲しい」ということをフォームやツイートへのリプライで収集。
 
昨日のツイートでは、「代表質問に向けて皆さんから募集した約2400のコメントを、今、全部読み終わりました。これから質問原稿作り始めます!まずは、感謝申し上げます。ありがとうございます!」と報告しており、これらを反映した代表質問がどのような内容となるのか楽しみなところです。
 
この国民民主党、随分前から「異次元の少子化対策」を主張するほか、憲法改正、外交防衛、エネルギーなど、国家の根幹に関わる課題に対し、「現実論」で具体的な意見提起を続けていることはこれまでも述べてきた通りですが、どれもこれも「待ったなし」の課題ばかりであり、玉木代表は「足の引っ張り合いをしている時間はない」とも述べています。
 
※ちなみに、防衛費拡充分の費用については、増税せずとも「賄える」と主張しています。
 
なお、野党の中でも一線を画す同党に対し、「政権入りしたいがため」と揶揄する声も聞こえますが、寄り添うのはあくまでも「国民」です。
 
今日から始まる国会。
 
国民生活、地方政治と直結するこの国会が、本質的な「論戦」の場となることを期待するとともに、皆様におかれましては、現実的な政策提言政党「国民民主党」に注視いただけますようお願いいたします。
 

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