学び多き最終日。6月定例会は閉会。

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6月8日より、22日間に亘り開催された敦賀市議会第4回定例会(6月定例会)が閉会しました。
 
最終日となった昨日は、先週金曜日に送付のありました理事者からの追加議案、議員提出議案(両方とも27日のブログで説明したものです)が加わったこともあり、時間を延長し18時過ぎまでの審議と中身の濃い1日となりました。
 
議会で過ごす時間は、議員となって1年ちょっとの私にとっては、すべて学びの場であると言っても過言ではないのですが、最終日もやはり勉強になることが多々ありました。
 
1点目は、議案の審査方法について。
 
この日、正式に提出された新型コロナウイルスに関する補正予算案2議案は、審査を予算決算常任委員会に付託され、その委員会(全体会)の冒頭、当該委員会運営要項の規定にある「緊急の追加補正予算案等を審査する場合は、委員会に諮り設置しないことが出来る」に照らし、分科会の設置を省略し委員会(全体会)にて討論・採決までを行う旨、委員長から委員にお諮りしたところ、1名の委員が挙手し「分科会を開催してください」との意見。
 
敦賀市議会においては、前述の「設置しないことが出来る」との記載を踏まえ、委員会での運営についての諮りごとについては「全会一致」で決定することが理想であるとの考えのもと、全員の了解を得ることが出来なかったことを踏まえ、通常通り分科会を開催することとしました。
 
当たり前と思われるかも知れませんが、私はこの「全会一致」で決定するとの理想に沿って判断されたこと自体に、民主的且つ審査の過程を重んじる議会であるとの認識を強く感じた次第です。
 
2点目は、審査の深さについて。
 
1点目で述べたように、全体会での基本質疑の後、所管する「文教厚生分科会」並びに「総務民生分科会」が開催された訳でありますが、通常ですと自分自身も「産経建設分科会」に出席するところ、この日は所管案件なしということで、両分科会の傍聴をさせていただきました。
 
他の分科会での審査をじっくりと見聞きするというのは中々無いことなのですが、とりわけ審査する事業の多かった「文教厚生委員会」では、福祉保健部、教育委員会、病院事業に関わる案件に関し、提案プロセスなども含め、各委員からより詳細に多角的な視点から質疑がなされていました(学校ICTとネット依存症との関連を問うていた点は、少し本筋からズレた論点と感じたりしましたが…)。
 
もちろん自身も「手を抜かない」と肝に銘じ審査にあたっておりますが、分科会を開催する意味合い、つまり「徹底的な深掘り審査」の例を改めて見た気がしました。
 
最後3点目は、議会運営について。
 
共産党敦賀市会団以外の4会派連名で提出された議案「原子力発電施設等立地地域の振興に関する特別措置法の期限延長等を求める意見書」に関しては、本会議を前に開催された議会運営委員会にて、今大地晴美議員が「反対」の立場から、和泉明議員が、まさにそれを受けて立つ形で「賛成」の立場から討論を行う旨通告のあったところ。
 
正直、このお二人の討論、論戦を期待していた訳ですが、何と今大地議員が体調不良で議場にいらっしゃらないとの事態に。
 
討論通告もしている状況でこういった場合どう対処するのか、自分としては敦賀市議会「申し合わせ」にある「欠席などによる討論者の変更は議会運営委員会にて決める」に沿って行うべきかとも思っておりましたが、いざ討論の段に入ると、田中和義議長は淡々と「今大地晴美君」と呼び、返事なし(もちろん席にいないので)を受け、「通告の効力を失った」と宣告。
 
では、賛成討論だけ行うのかと思いきや、次に控える和泉議員に対しても「和泉明君」と呼び、すかさず挙手の無いことをもって「効力を失した」ととの宣告。
 
和泉議員はもちろん議場にいらっしゃったので、賛成討論だけ行うことも出来たのでしょうが、そこは「受けて立つ」形で通告された背景や和泉議員の心情も慮り(これは推測ですが)も踏まえつつ、臨機応変に機転を利かせて対応されたことに、習熟と申しますか熟練された議会対応であると胸の中で感嘆の声を挙げた次第です。
 
後で聞けば、やはり議長、議会事務局の連携プレーがあってこそということで、改めて敬意を表するところです。
 
私が学んだことを述べてきましたが、今定例会にて提案された議案は全て可決、請願1件(リラ・ポート早期再開)は不採択とし、議会を閉じました。
※リラ・ポートに関する請願不採択についての考えは20日のブログに記載しています。
 
渕上市長の閉会のご挨拶に「今年は海水浴場を開設しないなど、市民の健康に配慮した判断をしたところでありますが、身近にある敦賀の自然に触れていただく機会にもしていただければと思います。」との言葉がありました。
 
首長としての責任のもと苦渋の判断をされてきている様子とともに、「こういう時こそ、敦賀の良さをじっくり見つめよう」との市民に向けた前向きなメッセージと受け止めました。
 
この習熟された議会、そして理事者が緊張感を持ちつつ、ギヤを合わせて両輪として回転すれば、必ずや敦賀市は発展するとの思いをさらに強く持つことが出来ました。
 
定例会は終わりましたが、今日からの1日1日を大切に、ひとつでも多くの市民の皆さんからの声を反映出来るよう頑張ります。
 

【定例会を終えた本会議場。次回の定例会開会は9月1日となります。】

今定例会も残すところあと1日

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梅雨本番とばかりに、どんより曇り空が続く敦賀。
 
朝からジメジメ感漂う空気に、昨日は今シーズン初の半袖シャツに袖を通しました。
 
決してヤセ我慢して長袖を着ていた訳ではないのですが、やはり熱のこもる脇から下が開放されている半袖は気持ち良いもの。
 
今年に限っては、口周りの熱気もいよいよ気になってきましたので、人と話すという仕事柄、この週末あたりで清涼感マスクでも探してみようかと思うところです。
 
さて、議会の方は調整日のため休会。
 
この調整日は、最終日に行われる常任委員会や特別委員会報告の準備などのため充てられており、私も副委員長の立場にて予算決算常任委員会と市庁舎建設特別委員会の報告資料の確認をさせていただきました。
 
また、この日は、理事者より新型コロナに関する追加の議案2件の送付と議員提案(B議案)の提出がありました。
 
追加議案のうち、一般会計補正予算については、ひとり親世帯臨時特別給付金や学校の感染症対策防止強化など新型コロナウイルスに係るものに加え、学校ICT環境の整備(タブレット端末購入)など。
 
敦賀市病院事業会計補正予算については、PCR検査機器の購入など感染症対応設備整備に係るものであり、いずれの予算も国庫支出金や県支出金の特定財源を充てるとしています。
 
議員提案は、「原子力発電施設等立地地域の振興に関する特別措置法の期限延長等を求める意見書」で共産党以外の4会派連名での提出となっています。
 
本特別措置法に関しては、平成12年のJCO臨界事故を契機に、原子力防災対策への一層の充実が求められたことを踏まえ、広域的な振興や防災インフラ整備に資することを目的に同年12月に議員立法により成立、平成13年4月施行(平成23年3月まで10年間の時限措置)の後、さらに平成33年3月までの10年延長がされ(議員立法)、来年3月31日をもって失効を迎えることとなっています。
 
これを踏まえ、本特別措置法による支援措置が今後とも重要であること、現状に即した制度の拡充が不可欠であるとし、期限延長などを求めるものであり、同じ原子力発電所を有する美浜町、おおい町、高浜町議会と足並みを合わせた動きとしたいところであります。
 
夕刻、帰宅前に駅前立体駐車場屋上へ久々の寄り道。
 
車を停め屋上に降り立つと、何と新幹線のコンコース部分は目の高さまで到達しており、6階建てと同じレベルまでそびえ立つ状況になっていました。
 
右を見ても左を見ても並ぶ高架群を眺めていると湧いてくるのは将来へのワクワク感。
やはり「お気に入りの場所」に来ると鋭気を養えます。
 


 
今定例会も最終日を残すのみとなりましたが、今ある現実的課題を受け止め、ひとつづつ丁寧に対応するのみです。

【お知らせ】敦賀市議会インターネット中継(録画)について

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先週3日間に亘り開催された一般質問の録画が「敦賀市議会インターネット中継」にアップされました。
 
新型コロナの中ではありましたが、敦賀市議会の一般質問は通常通り、質問者や質問項目を限定することなく実施したことから内容も多岐に亘っております。
 
リンクを開いていただくと、質問者ごとに通告内容も確認出来ますので、関心のあるテーマだけでもご覧いただければと思います。
 
→→→敦賀市議会インターネット中継はコチラから
 

着実に進む市庁舎建設工事

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敦賀市議会の日程は後半戦に進み、昨日は自身の所属する「市庁舎建設対策特別委員会」が開催されました。
 
本年1月から工事を開始し、現在は基礎鉄筋工事まで進捗している新市庁舎建設。
 
今回の特別委員会に先立ち、全議員を対象とした「現場見学会」を開催いただく旨、総務部さんからお声掛けがあり、現在までの工事の進捗説明や現場の状況を見る機会を得ました。
 

 
全員協議会室での机上説明では、総務部長及び担当の方から以下の説明がありました。
 
◉現庁舎は昭和49年築であり半世紀ぶりの建て替え。人生に一回あるかないかの貴重な経験である。
◉工事エリアは7工区に区切り管理。
◉杭工事では、プレボーリング根固め工法(メジャーな工法)により111箇所の杭を打設。
◉工程に関しては、8月までに基礎躯体工事を完了予定。10月中旬には低層棟、11月には高層棟の地上躯体工事を完了する予定。
◉新型コロナの影響に関しては、インドネシアやマレーシアでの合板工場が稼働しておらず、再稼働の目処も立っていないものの、今の型枠を再流用するなど、工程に影響の出ないような対応を考えている。
◉新型コロナ感染対策に関しては、清水建設さんがGWの県外移動自粛に加え、作業員を含め徹底した感染防止対策を実施している。
◉春休み、学校休校中と「現場見学会」を開催したが、結果は春休みの4組12名(親子参加)の参加に留まった。新型コロナの関係で周知をHP等のみにしたためと考えられるが、今後は状況も見つつ、学校側とも連携し案内をしていきたい(夏休み見学会など)。
 
その後は、5階のベランダより工事現場を見下ろし、全体を確認。
 

【東側(防災庁舎側)の工区】

【中央の工区】

【西側(ヨーロッパ軒側)の工区】
 
7工区に区切られた現場は、工区によっては杭打ちをしているエリアもあれば、基礎鉄筋コンクリート打ちまで完了しているエリアもあり、さながら工事の過程を見るようでした。
 
それにしても整然とした現場の状況と二台の大型クレーンを始め、様々な重機が稼働する姿は見ていて頼もしく感じるほどでした。
 
説明会の冒頭であったように、半世紀に一回の工事ですので、是非多くの市民の皆さんにもご覧いただきたく思います。
 
説明会終了後は、本番の特別委員会を開催し、詳細工程や費用、庁内レイアウト、議場の仕様などについて確認しました。
 
以前に掲載しました北陸新幹線敦賀開業工事と同じく、敦賀にとってビッグイベントの市庁舎建設工事でありますが、こちらも同じく新型コロナ感染防止を徹底しつつ、着実に進捗していることを把握しました。
 
昭和47年生まれの自分とほぼ同世代の現庁舎に、同じ時代を過ごした親しみを感じつつ、次代を担う新庁舎への「世代交代」を今後も見守っていきたいと思います。

【お知らせ】一般質問の再放送について

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嶺南ケーブルネットワーク「議会チャンネル(CH093)」にて、先週の一般質問の模様が再放送されています。
 
自己アピール的で恐縮ですが、私の質問の再放送日は、本日23日(火)と28日(日)になります。
 
順番が最後につき、時間が遅くなってしまうのですが、興味のある方は是非ご覧いただければと存じます。
 
なお、質問で述べた意見に対しますご意見につきましては、賛同・否定を問わず、ドシドシ受け付けておりますので、ご遠慮なくお申し付けくださいませ。
 

常任委員会、所管事務調査(リラ・ポート)と続く

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昨日投稿しました一般質問の件については、数名の方より賛同する側でのご意見をいただき嬉しい限り。
 
ただこれに甘んずることなく、自身の考えが思いこみによるものや偏向的とならないよう、賛同されない側のご意見なども頂戴しながら今後も対応していきたいと思うところです。
 
そのうえで、いただいたご意見を踏まえ1点補足説明。
 
昨日、写真を掲載しました「市指定ごみ袋」を用いた医療行為について、私の説明不足もあって、さも「今も防護服が無い」との印象を与えてしまったかも知れないのですが、正確には「防護服自体は在庫もあり、今後も国や県から補充されてくるものもある中ではあるが、本当の必要時に残しておけるよう(無駄に消費しないよう)、リスクの低いドライブスルーによるPCR検体採取時のみ、ごみ袋を使用している」ということとなります。
 
誤解を招く発信では逆に不安を煽ることになりますことから、改めて正しくお伝えさせていただきます。
 
さて、一般質問を終えた翌日の昨日は、所属する産経建設常任委員会、これに続き、敦賀きらめき温泉リラ・ポートに係る所管事務調査が行われました。
 
常任委員会においては、今定例会にて提案されている、リラ・ポートの未利用回数券を市が払い戻すことを可能とすることや本年10月1日に予定していた、上水道・集落排水に関わる料金改定(値上げ)を新型コロナの影響に鑑み令和3年4月1日まで延期するとすることなど計4件の条例改正案について審査し、いずれも原案通り認めるべきと決定しました。
 
また、本委員会に付託されたリラ・ポートの早期再開を求める請願1件に関しては、委員間でも意見が分かれるところ、不採択としました。
 
討論において、私は不採択の立場から、請願趣旨は理解するものの、百条委員会報告など議会の総意として既に市側に伝えている内容であること、自身も含め早期再開に向けては議員個人でも繰り返し求めていたり、本会議でも複数の方が一般質問で取り上げ質疑をしていることなどを踏まえ、これ以上同じ内容を採択までをし理事者に何か伝えることの議会にとっての意味合いは低いとの判断であることを発言させていただきました。
 
不採択との言葉だけを聞くと「市民の声に寄り添わないのか!」と思われるかと存じますが、採択に挙手しなかった議員は自身と同様「早期再開に向け責任を持って対応するから任してください」との覚悟のもと判断されたのかと思うところであります。
 
その後は、請願にもあったリラ・ポート並びにリラ・グリーン(市グラウンド・ゴルフ場)の現状と今後の方針を確認する所管事務調査を行いました。
 
先行して再開すべしと既に条例改正をし、市直営での運営を整えつつあるリラ・グリーンについては、「遅くとも8月中旬」に営業再開することが明らかとなりました。
 
良好な芝のコース環境を売りにしていた当該施設だけあって、今後どのレベルまで芝の管理を行うべきか、そのレベルに応じた利用料金設定、実際の運営体制の詳細はどうするのかなど、今ある課題を早急に詰め1日も早い再開に向け取り組むとの市の考えも示されました。
 
新型コロナも第1波終息の現状において、元気な愛好家、利用者の皆さんからの「まだかまだか」と待ち望む多くの声が私のところにも届いていることや、当該施設はもちろん、近隣(若狭町)の「さとうみパーク」まで足を運び、施設管理や運営体制などの実態を確認してきたことの裏付けを持って、この日も市の担当部さんにはいくつかの質問、意見提起をさせていただきました。
 


【写真は6月12日時点のリラ・グリーンのコースコンディション。今週手入れをされているとも伺いました。】
 
心待ちにしている多くの皆さんの顔や思いを受け止め、今後も「再開」という結果に向け、しかと対応していく所存です。
 
リラ・ポートについても同じ思いで質疑対応にあたりましたが、こちらはコンサル業者に委託しての運営費用精査や過去の不正経理などの運営面を確認する第3者委員会を設置し調査を行うなど、これに3〜4ヶ月を要することなどにより、本定例会での一般質問に対する答弁と同様「再開時期は未定」とのことでありました。
 
一連の対応に関しては、やはり「早期再開に向け」と市も思って対応されているのであれば、そろそろ目標とする再開時期を示したうえで、目標に向け、「いつまでに何を確認する」ことを明示していただかないと、議会はもとより市民の皆さんからの不安(本当に再開する気持ちがあるのか)や不安(本当に早く再開する気があるのか)が募るばかりであり、即ちスケジュール感を持って対応願いたいと強く求めた次第です。
 
先ほどの請願審査の際の思いとして述べたように、百条委員会に参画し調査してきた立場なども踏まえ、私にも責任があります。
 
この施設を市にとってどのような位置づけにするのかという根本的な問題に対し、方向づけをするのもこの機を捉えてでしか出来ないとの考えも重々汲みながら、責任の無い「言いっぱなし」とならないよう、私自身今後も自覚を持って対応していきます。
 
本日も思いのあまり長くなってしまいましたがご容赦のほど。。。
 
議会は来週以降も続きますので、引き続き頑張ります!

言葉は語らずとも心に響く答弁

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29分56秒。
 
昨日の一般質問における私の質問時間です。
 
敦賀市議会の一般質問で与えられる質問時間は「自分の質問時間で30分」でありますから「残り4秒」。
時間をほぼフルに使い、思いの丈を伝えました。
 
質問の項目は、昨日も事前通告の内容をお伝えした通りですが、最も拘り確認したかったのは「県内一円での感染発症を想定した医療体制」。
 
敦賀の医療に関する質問に関しては、これまでの一般質問を通じ、米島敦賀病院事業管理者が鬼気迫る現場実態を踏まえ、思いを込めた答弁をされてきた訳ですが、この日の私の質問に対する答弁はさらに熱く、心に響くものとなりました。
 
順を追い質問を進める中、医療人的資源確保の観点から、「感染症に向き合いストレスを抱える医療従事者のメンタルヘルス対策はどのようにされているのか?」との問いに対し、答弁に立った事業管理者は、途中肩を震わせ、言葉に詰まり、議場の空気が一瞬止まったかのような静寂に包まれる中、そこには涙がありました。
 
静寂の後に絞り出されるように発せられた言葉は、極度の緊張感や自身も感染するかも知れない状況の中、医師や看護師、病院スタッフのまさに感染症と戦う姿、そして、そうした苦しい医療従事者の気持ちを救ってくれたのは患者さん、市民の皆さんから掛けられる感謝や励ましの言葉であり、病院に届けられるあたたかい物資であったと。
 
私が思うに、そんな状況が痛いほど分かる中でも、敦賀の医療を守る、院内感染は絶対に発生させないとの強い思い、そのため苦しくとも医療従事者を鼓舞し、士気を高めるため、厳しい言葉も掛けざるを得なかった、責任者であり陣頭指揮を執る立場である事業管理者の想像を絶するプレッシャーをも思い返されての涙ではなかったのかと。
 
静寂の中にあって、米島病院事業管理者の姿は、言葉は語らずとも私の胸を打ちました。
 
また、これに続く医療物的資源の確保に関しての質問に対しては、議長の許可を得て持ち込んだという「医療防護服」を用いて説明いただいたことに加え、いわゆる「前開き」のカッパのようなものは着脱時にウイルスが付着する恐れがあり相応しくないことを説明するため、ご自身の背広の上着を脱ぎ、前後ろ逆にまで着る「実演」までされ、その実情をお伝えいただきました。
 
衝撃的であったのは、在庫管理をしつつも防護服は全国的に供給が追いついていない現状では、市の指定ゴミ袋をカットして使わざるを得ない状況にもあるということでした。
 

【議場にて、ごみ袋を手に答弁される米島敦賀病院事業管理者(左は織田病院事務局長)】
 
これに関しては非常に重要な問題であるため、後フォローもしっかり行いたいと思いますが、いずれにしても、この日の質問のためにここまでの準備をされたこと、先に述べた通り、心から気持ちを込めた答弁をいただいたことに感謝するとともに、この医療現場の状況を踏まえ、時間軸の視点を持って何をすべきか対応にあたりたいと考えます。
 
私自身も、時間内すべての質問に情熱と思いを込めましたが、「最悪のケースを想定し、嶺北・嶺南のダブル感染により、県内医療がパンクするような事態に備え、滋賀県湖北エリア(高島市や長浜市)との医療連携をしていくべきではないか」との提言に対しては、市長より「県内で対応するため考えていない」との答弁。
 
これは既に政府の対策本部からの「県境を越えての広域連携を考えよ」との対処方針が示されていることや、感染患者を嶺北に搬送しないといけない地理的リスクなどを踏まえ、何故現時点で可能性すら否定するような断定答弁になるのか甚だ疑問であり、「正常バイアス」に掛かってはいないだろうかとの思いも持ちつつ、敦賀の、いや嶺南地域にとっても大変重要な問題であるため「引き続き検討をお願いしたい」と求めました。
 
さらには、「こんな時だからこそ、難局を乗り越えるための原動力となる市民イベントを開催すべきではないか」との提言に対しては、「行政として行うことは考えていない」とのこれまた一蹴の市長答弁。
 
単に中止となっている行事の代替えではなく、今だからこそ行政として行う意味合いや3密とならない、告知をすることなどを条件とすることもお伝えしたうえでの「ゼロ回答」に正直、言いたいことがキチンと伝わっているのかと疑問を覚えました(通告後、担当部局とのヒヤリングも丁寧に行っているつもりではありますが…)。
 
もちろん、私の伝え方が言葉足らずだっただけなのかも知れませんし、検討にも値しないという判断だっただけなのかも知れませんが…。
 
後半述べた「ゼロ回答」の点については、実はテレビ中継などで視聴いただいていた数名の市民の方から「あの答弁は何や」、「意味通じとるんか」との声もいただいた訳ですが、私としては「何故不要と判断するのか」の市の考えをさらに深掘りすべきであったと反省。
 
これも経験ということで、時間配分も含め次に必ず生かします。
 
「言葉は語らずとも心に響く」ものもあれば、「言葉で語っても心に響かないもの」もあることを感じた、今回の一般質問。
 
昨日学んだことを自身に置き換え、「言葉でも語っても語らずとも、皆さんの心に響くような」言動に努め、根っこに「情熱」を持って引き続き精進したいと思います。
 
一般質問は終わりましたが、議会はこれから終盤。
最後まで責任と使命を胸に頑張ります。

本日、一般質問を行います

ブログ 敦賀市議会

昨日、敦賀市議会は一般質問2日目を迎え、初日と同じく6名の議員が登壇。
 
気付けば、後半に質問された3名から本日のトップバッターまで4名連続女性議員の質問順となっていて、議席でも話題に。
 
その議席も右隣は今大地議員、左隣は中道議員と女性2人に挟まれる形となっていて、今議会での質問内容もさることながら、24名中5名の女性議員有する敦賀市議会の多様性(もちろん大いにプラスという意味)を改めて感じた次第です。
 
一般質問のほうは、新型コロナ、医療、財政、農業、地域福祉、いじめ問題、一般廃棄物など様々な角度からのテーマが取り上げられ、質疑が交わされました。
 
先日粟野中学校にお伺いし、現場実態を確認させていただいた学校給食の関係についても取り上げられ、簡易給食としている背景の説明に加え、「6月第4週には通常メニューに戻します」との教育委員会事務局長答弁もあり安堵。
 
学校に行く楽しみのひとつが戻ってくるということで、生徒さんの笑顔につながればと思います。
 
さて、この2日間、他の議員の皆さんの質疑を拝聴しつつ、自身の質問準備を進めてまいりましたが、最終日の今日いよいよ自身の出番となりました。
 
改めて、通告している質問項目は以下の通りです。
 
【やまたけの質問項目】
================================
1.危機意識を高めた新型コロナウイルス感染への備えについて
 (1)敦賀市新型インフルエンザ等対策行動計画の検証と反映
 (2)県内一円での感染発症を想定した医療体制
2.難局を乗り越えるための原動力となる市民イベントについて
================================
 
「次の波に備える」との観点を踏まえ、より市民の皆さんの安心や安全につながるよう、建設的な議論に努め質問にあたりたいと思います。
 
順番はラスト(本日の4番目)。
時間帯は午後、14時前後になろうかと思います。
 
なお、質問の模様は、嶺南ケーブルケットワーク議会チャンネル並びに敦賀市議会インターネット中継よりご覧いただけますので、お時間のある方は是非ご覧いただければ嬉しく思います。
 
インターネット中継は、以下のアドレスよりご覧ください。
→→→敦賀市議会インターネット中継はコチラ
 
それでは、気持ちが空回りしないよう元気に頑張ってまいります。
 

一般質問初日。鬼気迫る医療現場の実態を共有する。

ブログ 敦賀市議会

敦賀市内でもようやくアベノマスクが届いたとの話しをチラホラ聞いておりましたが、昨夜帰宅すると我が家にも。。。
 
賛否両論のこのマスクですが、以前に菅官房長官が仰っていた通り「次に備えるため」にもしっかり保存しておきたいと思います。
 
さて、敦賀市議会は昨日、本会議を再開し一般質問の第一日目が行われました。
 
繰り返しになりますが、敦賀では新型コロナ感染防止には配慮しつつ、質問人数や質問内容を制限することなく通常通りでの一般質問形式としており、質問通告をした16名のうち、この日は6名の議員が登壇されました。
 
この一般質問の3日間というのは、出番を待つドキドキ感もありつつ、他の議員さんが取り上げる多角的なテーマに対する理事者の答弁を聞くこと自体、自身の「知」につながる時間でもあり、誤解なきよう言えば「楽しみな時間」。
 
この日も興味深く拝聴した次第です。
 
特に、自分の質問に関係する内容に関しては、一言一句聞き逃さない気持ちでメモする訳ですが、昨日ありましたのは「敦賀の医療」について。
 
3番目に登壇された立石武志議員、6番目の中野史生議員の質問に対し、米島敦賀市病院事業管理者が「今定例会で新型コロナウイルス感染に対する医療について質問される方に対しては、今回の実態を説明しておかないと理解されないであろう」との前置きの後答弁された内容は、新型コロナに対峙した責任者としての生の言葉として鬼気迫るものがありました。
 
その医療現場の実態は議場で聞いた我々だけではなく、市民の皆さんにも知ってもらうことで認識の共有が図れ、ひいては感染防止に対する意識高揚や心づもり、気持ちの備えにもつながるものと思い、以下に状況のポイントをご紹介させていただきます。
 
【県内第1波への対応実態について 〜米島敦賀市病院事業管理者の答弁より〜】
 
(これまでの実態)
◉敦賀市内で感染者ゼロに抑えられていることは、市民の皆さんのご理解とご協力の賜物であり心より感謝。
◉二州においては、2月7日に帰国者・接触者相談センターを設置。センターからつなぎ、敦賀病院では6月10日までに80の検体を採取している。
◉県内感染者のピークは、4月11日から21日までで約80名が入院。
◉嶺北の30数床の感染病床では受け入れ切れず、嶺南に搬送し受け入れ。敦賀病院では4月2日から5月9日に掛けて計5名の患者を受け入れた。
◉福井では県立病院、赤十字病院がコロナ感染者対応により、救急受け入れやICU治療が出来ない状況に陥り、救急外来の受入れ停止、救急車は済生会病院や大学病院へ搬送される事態となった。
◉二州の救急医療に関しては、年間発生数3,000件のうち、2,000件を超える救急患者が敦賀病院へ搬送(受入率は76.1%)。
◉唯一集中治療室を有している敦賀病院であるが、感染者を受け入れればあっという間に医療崩壊につながる。
 
(では今後どうするのか)
◉福井県においては、重・中・軽症合わせ感染病床として「321床」を準備。余程大きな波でない限り病床は確保されていると受け止めている。
◉感染発症の際は、県の入院コーディネートセンターが一元的に患者の搬送先を決めることとなるが、嶺南で確認された場合は、重症者は県立病院や赤十字病院(医師も沢山いるため)へ、中症以下はその他の病院へ搬送されることになるであろう。
◉こういった二州エリアの医療状況に鑑み、敦賀医療センターなど各病院と緊密に連携。
◉敦賀病院は役割として、救急医療を始めコロナ以外の通常医療を最優先することとしている(病院間での医師の応援体制等も構築)。
◉感染病床に関しては、結核病床しかなかった敦賀医療センターに6床の感染病床設置。既存の敦賀病院(2床)、小浜病院(10床)と合わせ嶺南では18の感染病床となっている。
◉敦賀病院に関しては、スペース的に感染病床の増床を行うことが困難であることに加え、院内感染を絶対に起こさないよう本館の一般病棟には感染者を入れないこととしている。
◉その代わり、敦賀医療センターに敦賀病院から医師を派遣し感染者を診ることや嶺北からの医師派遣を求めるなどにて対応することとしている。
 
(医療スタッフについて)
◉入院患者対応をされた医療関係者は、ただでさえ緊張感のある対応の中、家族感染を考慮し家に帰らずホテル泊(市が準備)を続けるなど大変なストレス環境のなか、励みになったのは市民の皆さんからのあたたかい言葉であった。心から感謝いたします。
 
以上が、答弁にありました医療実態の概要となります。
 
この機会を捉え、極力情報開示をオープンにし答弁されようとのお考えを持って、おそらく関係機関とも入念に事前調整されたであろう米島病院事業管理者に対しては、そのことで得られる効果の大きさや意味合いからも、その対応に感謝申し上げる次第であります。
 
もう多くを語ることは止めますが、これまでの調査により知っていた部分もありましたが、まさに新たな脅威に対応した壮絶な医療現場であったことを改めて把握することが出来ました。
 
そしてその脅威に対しては、さらにあらゆるリスクを想定して、より多重化、幅を持って今後に「備える」ことが重要とも感じました。
 
今日は一般質問2日目。
 
昨日と同じく自己の「知」にもつなげつつ、明日の自身の質問が深堀りの議論となるよう、こちらもしっかり「備え」たいと思います。
 

一般質問の順番はラストバッター

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昨日の敦賀市議会は休会(調整日)。
 
開会したばかりなのにお休みなの?と思われる方もいらっしゃることと思いますが、来週16日から行われる一般質問の「通告締切」となっており、議員の立場からしますと節目の日なのであります。
 
以前にお伝えしました通り、新型コロナ感染には配慮しつつ、敦賀市議会の議会運営は基本通常通り、一般質問も人数制限やテーマ限定することなく開催することとしており、通告締切の13時までに通告があったのは16名。
 
議長を除く23名のうち、16名ということですので、大凡いつも通りの質問者数ということになります。
 
議会事務局によるチェックと受付を済ませ、通告書を提出した後は、質問順番を決めるクジ引き(敦賀はガラポン方式)。
 
今回は、質問の重複を避けるべしとトップバッター狙いでガラポンを回すと、出た番号は何と「23」。
 
つまりは、最終ラストバッターということになりました。
狙って当たらないのは、普通のクジと同じですね。。。
 
とはいえ、ここはポジティブ思考で頭を切り替え。
 
ラストのメリットは、まず3日ある質問日程のどの日になるか考える必要がなく、どっしり構えていられること。
質問の準備をする時間が増え、より精度を上げた質疑につなげることが出来ること。
そして何より、自分の順番までに行われた同様テーマの質疑を聞けることにより、さらに深堀りの議論につなげることが出来ることですね。
 
肝心の私の質問通告内容は以下の通りです。
 
【やまたけの質問通告】
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1.危機意識を高めた新型コロナウイルス感染への備えについて
 (1)敦賀市新型インフルエンザ等対策行動計画の検証と反映
 (2)県内一円での感染発症を想定した医療体制
2.難局を乗り越えるための原動力となる市民イベントについて
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1.は、感染者ゼロの敦賀であっても、懸念される嶺北・嶺南の感染ダブル波が襲うことを想定し「備える」ことが必要との観点から、法に基づき各自治体が策定している市の「行動計画」や「医療体制」について確認、意見提起するもの。
 
2.は質問に組み込むべきか悩みましたが、自身の考えとしてはやはり「必要なこと」であること、言わずして悔いることはやめようとの思いから、質問することに決めたもの。
敦賀の行事やイベントを中止する代わりに何かすべきという単純なことでは決してなく、ここまで感染防止対策に真摯に取り組んでいただいた市民の皆さんへの労いと感謝、新型コロナの影響を受けつつ奮闘されている方に対する激励と支援の思い、長期戦が予想されるウイルスとの関係を市民一体となって乗り越えることなど強い思いを込め、機を捉えて市民向けイベントを開催してはどうかとの提案です。
 
一般質問は、6月16日(火)から18日(木)3日間。
私の出番は18日(木)となります。
 
新型コロナの中、これまで考えてきたことを理事者に正確に伝わるよう、思いを込めて質問原稿の作成にあたります。

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