猛暑の中にあっても「電力の安定供給」を守る仲間に感謝

ブログ 働く仲間とともに 敦賀市議会

昨日のブログでお知らせしましたとおり、敦賀市議会は7日、「令和8年第3回臨時会」を開催。
 
議案2件を可決し、閉会しました。
 
議案や報告案件の概要も昨日お伝えしたとおりですが、臨時会における市長提案理由では、以下のように説明されました(一部、言い回し修正)。
 
<第54号議案>
台風6号通過後の6月4日、沓見地係の市有地である敦賀気比高校敷地において判明した土砂崩れに係る応急工事及びこれまでに実施した地質調査を踏まえた追加設計に要する経費を計上した補正予算。
あわせて、この土砂崩れにより住宅設備に被害を受けられた住民の方に対する損害賠償額(※)の決定及び和解について、専決処分を行ったので、報告第12号により御報告するもの。
 
※損害賠償額は、33,000円
 
<第55号議案>
西公民館建設事業の電気工事に係る契約議案については、これまで2回の入札を実施していたが、いずれも最低制限価格を下回ったため不成立となっていた。この度、3回目の入札を実施した結果、落札者が決定したため、地方自治法第96条第1項第5号の規定により、議会の議決を受け、契約を締結するもの。
 
これらの議案については、早期に議決を賜り、一日も早い契約締結及び工事着手等を進めたいとの考えから、本臨時会に提案したものである。
 
「臨時会」とした理由は、前述最後の2行となるわけですが、この言葉にあったよう、とりわけ西公民館の新築工事が遅延なく進むよう工程管理をお願いする次第です。
 
こうしてお昼前には臨時会が終わり、午後は、敦賀高校模擬請願審査WGと敦賀高校の先生による打ち合わせに出席。
 
今年度で3回目となる同校との取り組みを11月に予定しており、これに向けて協議をしましたが、前年度よりさらに良い内容にするため、言い換えれば、より生徒のためになるようにと建設的に見直しを図る先生の姿に、この思いに応えねばと、こちらも意気が上がったところです。
 
なお、こうした企画に携われること自体、ありがたくもやり甲斐あるもの。
 
高校、議会双方にとって、よりプラスの効果が得られるよう、引き続き取り組んでまいります。
 
打ち合わせの後は、福井市へ。
 
福井市内で開催された北陸電力労働組合の「ユニオン研修」にお招きいただき、活動報告とご挨拶の機会をいただきました。
 
この研修は、北陸三県の同労組分会役員約50名がご出席。
 
富山・石川会場とはオンラインでつないでの開催ということで、一同に会した場で話す機会を頂戴できるのは大変ありがたいこと。
 
7月23日に敦賀火力発電所で開催された同労組敦賀分会「第36回定時大会」の際に申し上げたことと重なるものの、電力融通が26回(昨年は7回)にも及ぶほど厳しい今夏の電力需給にあって、現場の方々の献身的な努力によって安定供給を守っていただいていることに、心からの敬意と感謝の気持ちをお伝えすることができました。
 

【対面ならびに画面越しで、仲間の皆様にご挨拶】
 
加えて申し上げたのは原子力のこと。
 
長期停止したままの、我が敦賀発電所2号機、そして北陸の志賀原子力発電所(石川県)。
 
一日も早い再稼働を目指し、原子力発電によって再び社会に貢献するため、「ともに頑張りましょう!」とお声かけした次第です。
 
なお、本日の北陸電力送配電「でんき予報」における、広域ブロック使用率は「91%」(使用率ピーク時)。
 
猛暑の中にあっても電力の安定供給を守るため、休日、昼夜を分かたず、こうして今も現場で汗して働く仲間の皆様に、あらためて感謝する次第です。

「立秋」の今日は、令和8年第3回敦賀市議会臨時会

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今朝は嬉しい“ひとこと”から。
 
きゅう(我が家の愛犬)の散歩中、すれ違う男性と挨拶を交わした際、その方がニコッと笑い、「TikTok見てますよ」とお声かけいただきました。
 
突然のお言葉に、「あ、ありがとうございます!」とお礼のひと言しかお返しできませんでしたが、私と認識してお声かけいただいたことを嬉しく思うとともに、こうして見てくれている人がいると思えば、発信していれば必ずや届くものと、やる気がみなぎってきた次第です。
 
なお、まだ投稿数はさほど多くないものの、私のTikTokアカウントは以下となります。
 
→やまたけ「TikTokアカウント」はこちら
 
ボチボチと発信しておりますので、フォローなどいただければ幸いです。
 
さて、梅雨が明けたばかりですが、今日は二十四節気の「立秋」。
 
暦の上では秋の始まりとされる日で、この日を境に「暑中お見舞い」から「残暑お見舞い」に切り替わります。
 
日中の猛暑からすると到底期ズレにしか思えないかもしれませんが、朝散歩をしていると心地良い風に、ウロコ雲など秋の空。
 
日の出は遅く、日の入りはどんどん早くということで、朝夕は少しずつ漂う“秋の気配”を感じつつ、徐々に進む、季節の移り変わりを愉しむところです。
 
そうした中、敦賀市議会では今日、令和8年第3回臨時会が開催されます。
 
臨時会の名のとおり、年に4回、定期的に開催される定例会とは別に行われるもので、急な案件など必要な時に限り開催されるもの。
 
なお、本臨時会に上程される議案は2件。
 
1件は、先の6月定例会で調査費用等の費用を可決した、大雨により敦賀気比高校敷地内の一部で発生した土砂崩れについて、調査結果を踏まえた本復旧工事の再検討などを行う補正予算案(第54号議案)。
 
もう1件は、西公民館新築に関わる電気工事の契約案件(第55号議案)。
 
報告も2件あり、1件は、先に専決処分した敦賀気比高校の甲子園出場に伴う激励費、もう1件は、上述の土砂崩れにより生じた損害に係る損害賠償額の決定と和解について。
 

【敦賀市議会ホームページに掲載の、本臨時会の会期日程】
 
本日は、これらに関する審議を行うため、10時より本会議を開催することとしています。
 
開催のお知らせが当日となってしまい恐縮ですが、定例会と同じく、嶺南ケーブルネットワーク議会チャンネル(ch093)や敦賀市議会インターネット中継にてご覧いただければ幸いです。

「秦野市議会」及び「藤沢市議会」の取り組みを学ぶ

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敦賀市議会 議会運営委員会の行政視察2日目は、神奈川県秦野(はだの)市と藤沢市へ。
 
それぞれの市議会における視察項目は以下のとおり。
 
<秦野市>
①委員会主導の政策提言について
②議会運営におけるICT利活用について
 
<藤沢市>
①カフェトークふじさわについて
②オンライン委員会について
③ハラスメント防止について
 
上記にあるよう、項目が盛りだくさんということもあり、概要のみとなりますが、本日も視察報告いたします。
 
<秦野市>
・昭和30年に市政施行。昨年70年を迎える
・令和8年7月1日現在の人口は、161,253人
・面積103.76平方キロメートル
・北は丹沢連峰、南は渋沢丘陵があり、神奈川県唯一の盆地
・地下には芦ノ湖の4倍ほどの水資源がある
 

【視察会場は、なんと本会議場でした】
 
議会改革に関しては、「議会基本条例」制定に向けて協議する「議会活性化特別委員会」を平成21年に設置して以降、継続的に取り組まれており、平成24年からは議会報告会を開催。
 
平成27年には、「委員会中心主義への転換」により、例えば特別委員会で決算審査してきたものを分科会審査方式に変更したり、平成28年には、全議員にタブレット配布と同時に資料投影のための大型スクリーン(150インチ)を本会議場に設置したこと、かなり砕けたものでPRしないと市民の関心は寄せられないとの思いで、議員自らマンガを作成し発信したところ、当該ページへのアクセス数が約100倍にするなど、積極的な取り組み展開がされていました。
 
①委員会主導の政策提言について
◉令和4年1月からの通年会期制の導入に伴い、常任委員会の機動性を活かし、各常任委員会で選定したテーマについて所管事務調査や関係団体等との意見交換を踏まえた調査研究をして、その成果を執行部に対して政策提言を行なっている。
◉メリットとしては、①議員個人による政策提言(一般質問等)よりも、議会の相違として提案することになるため、二元代表制のもと市長と議会が相互に抑制と均衡によって緊張関係を保つことができる、②議会による取り組みとして、メディアや市議会ホームページにおいて、市民に対して積極的に発信することで、市議会の存在意義をさらに高めることができること。
◉令和5年3月には、「議会からの政策提言書」を視聴へ提出する「第1回政策提言手交式」を実施。
◉以降、令和7年5月に第2回を実施。令和9年6月に第3回の政策提言を予定。
◉政策形成サイクルを回していく上においても、提言したことに対する「フォローアップ」をしており、確認結果は市長に提出している。理事者との最初の話は、提言に留めるということであったことも踏まえ、実施されるまで追いかけるようなことはせず、提言1年後に実施の状況を確認・検証し、市長に提出するところで一旦区切りをつけている。
 
②議会運営におけるICT利活用について
◉前述のとおり、平成28年にタブレット導入。
◉導入目的は、「議会機能の向上」と「市民サービスの充実」のための活用手段であり、議員・事務局双方の業務負担を軽減や市民に開かれた議会運営の実現に向けて取り組んでいる。
◉インターネット中継(ライブ・録画アーカイブ)は現在、本会議のみだが、今後は委員会も実施する方向で検討中。
 
<藤沢市>
・一言で説明すると「江ノ島」のあるまち
・年間観光客数 2,149万人(2025年)
・財政力指数1.08
・議員の平均年齢は53.1歳(若い)
・期数を重ねた議員と若い議員が切磋琢磨をし、円滑で活力ある議会づくりに取り組んでいる。
 

【藤沢市議会での視察の様子】
 
①カフェトークふじさわ
◉議会報告会にワールドカフェ方式を取り入れたもの。
◉経緯としては、2015年に牧瀬先生(法政大学大学院 公共政策研究科兼任講師)より、議会報告会に関して、対話型のワールドカフェ方式での実施を提案いただく(報告会というより意見収集・交換の位置付けに)。
◉議会報告会では、議会活動の報告や市政の課題について、議員と市民で情報や意見交換を行う場としてきたが、カフェのようなくつろいだ雰囲気の中で少人数のグループに分かれて自由に対話を行う手法に切り替えた(2016年に導入し、これまで11回開催)
◉議会基本条例上は、「議会報告会を」となっていため、「等」を加える形で改正した。
◉チラシや会場の飾り付け、議員の服装もカジュアルに。
◉議会費予算から支出し、飲み物やお菓子も提供。議員個人ではなく、市議会として提供するため問題ない。
◉カフェの各テーブルホスト(仕切り役)は大学の(牧瀬)ゼミ生、書記役は議員、一般参加者とゼミ生、議員が対話に参加する形式。
◉カフェトークふじさわは解答を出すことが目的ではない。
◉開催ポスターも昨年は市内中学校に募集。10点ほど集まった。
◉託児サービスを設けているが、ここ2年は同じ方がお一人利用。
◉カフェトークに変更して、若い世代の参加者が増えた。
◉実施後のアンケートにおける満足度は、「満足・少し満足」が、29%から89%に大きく向上。
 
②オンライン委員会について
◉令和2年6月に新型コロナ禍における会議のあり方が提起され、半年の議論を経てオンライン委員会開催の条例改正(同年10月)
◉令和3年10月には「オンライン委員会開催要綱」を承認。
◉オンライン委員会の開催形式は、【パターンI】として、一部オンライン型(大多数の委員、市職員が招集場所に参集できる場合)と【パターンII】の全オンライン型(参集できない場合)の2種類がある。
◉藤沢市議会においては、新型コロナ禍において、常任委員会、特別委員会等、多数のオンライン委員会開催実績あり。
◉オンライン委員会の開催決定は委員長が行い、オンラインでの出席を希望する委員は、事前に委員長に申請、これを許可するルール。
◉毎年、実施後にアンケートを行い集約・検証をしており、次年度に活かしている。
 
③藤沢市議会ハラスメントの防止に関する条例について
◉2023年頃、全国的に議会でのハラスメントが問題化。
◉藤沢市議会でも市職員の管理職者を対象にアンケートを行ったところ、322人中、「ハラスメントを受けた」が23%、「見聞きした」が18%の結果に。
◉この状況を踏まえ、議長から条例制定に向けた提案があったものの、議会運営委員会で協議を進めるとの合意に至らず(全会派の賛同が得られなかった)。
◉このため、有志議員での検討会(3会派)を立ち上げ、条例制定に向けて協議。
◉2024年12月定例会にて、32対2の賛成多数で可決され、2025年4月に条例施行。
◉条例施行後、相談窓口への相談は“0件”ながら、アンケートでは「ハラスメントを受けた」10%、「見聞きした」が22%であり、相談のあり方等について再考も必要かと認識している。
◉ハラスメントの対応にあたっては、相談者の意向を最大限尊重している。
◉条例は、議員提案ということもあって、まずは「自分たちの条例をしっかり作る」というのが基本的考えにあったことから、対象はあくまでも議員同士あるいは議員から市職員に対してのものとしている(理事者と一緒にという考えはない)。
◉アンケートは4年に1回実施しているが、先進地の柏市議会は毎年実施とあるので、個人的には(説明者である議会運営委員長の)そうした頻度も必要かと考えている。
 
まだまだ質疑の内容等もありますが、ご報告はこれまでに。
 
神奈川県の二つの議会にて大いに学ぶ一日となりました。
 
「知って行なわざれば、知らぬことと同じなり」
 
「知行合一」の考えに基づき、これらの取り組みを持ち帰り、敦賀市議会の議会改革と議会力向上、ひいては市民の皆様にとって身近で分かりやすく、そして「頼られる議会」となるよう、議会の一員として取り組んでまいります。

磐田市議会にて「オンライン委員会」を学ぶ

ブログ 敦賀市議会

連日報道されている令和8年熊本地震の被災と復旧の状況。
 
まだ決して手放しで喜ぶものではないことをお断りした上で、昨日は、熊本市内で発生していた断水が全て解消したとの報を嬉しく思ったところです。
 
また、一昨日の朝に敦賀を出発した応急給水活動支援のことをSNSに投稿すると、当選同期で、同じ電力総連組織内議員の島津哲也 熊本市議会議員から「全国から沢山のご支援をいただき、心から感謝です。暑い日が続いていますが、なんとか乗り切りたいと思います。引き続きのご支援をよろしくお願いします。」とのメッセージがあり、これにエールをお返しした次第です。
 
こうして現地で奮闘されている同志の姿を思えば、「平穏」な中にあっても、今できることを精一杯やらねばとの思いが募るところ、敦賀市議会では、議会運営委員会の行政視察に。
 
たまたま、先週の産経建設常任委員会に続いての視察となったわけですが、1日目の昨日は静岡県磐田市議会をお伺いし、主に「オンライン委員会」について学んでまいりました。
 

【到着した磐田市役所】
 
今ではすっかり、サッカーJリーグの「ジュビロ磐田」で有名な、人口163,321人(令和8年6月末現在)の磐田市は、同市議会の秋山勝則副議長のご紹介によれば、歴史的には国府が置かれた地であり、浜松市などを含むこの地域の中心であったこと。
 
また、ヤマハの本社があるなど、産業のまちとして発展してきたことに加え、サッカーやラグビーのプロスポーツを始め、2002年東京オリンピックでは、卓球の混合ダブルスで水谷隼、伊藤美誠の磐田市出身ペアが金メダルを取ったりと、全国No.1か2を争うスポーツが盛んな街であるとの紹介がありました。
 
視察においては、議会運営委員会委員長、ならびに議会事務局様にご対応いただき、「オンライン委員会」と、これに関連する「磐田市議会業務継続計画(以下、議会BCP)」についてご説明いただきました。
 

【磐田市議会での視察の様子】
 
議会BCPに関しては、磐田市において大きな被害があった令和4年9月の台風15号襲来時の状況、当時定例会中であったため、会期日程を変更して対応したこと。
 
翌年の令和5年台風2号では台風襲来があったものの、被害は限定的で会期日程の変更等はなし。
 
磐田市議会においては、これらを契機に議会BCPを策定し、災害等発生時におけるルールを明確にしたとありました(議会BCPは、敦賀市議会も制定済)。
 
また、議会BCPにおいて、発災時に議会運営委員会で開催方法(オンライン)を検討するとされる委員会審査に関しては、主に次の事項について説明があった次第です。
 
・オンライン委員会は、Zoomを使って開催。
・オンライン開催の対象とする条件は、自然災害発災や感染症などにより、委員が議会に召集が困難な場合(本会議は除く)。
・開催条件に「その他、やむを得ない事由」とあるが、現状、出産や育児、介護は対象としていない。
・表決は「挙手」により、画面で確認する。
・制定以降、「オンライン委員会」を実際に開催したことはないが、操作演習は行なっている。
・操作演習は、委員会単位で、それぞれ別の場所にてZoomをつなぐ形で実施したことあり。
・新型コロナが明けて、今ではオンラインからやや離れている感があるため、平時時より「オンライン委員会」(または演習)を実施することを検討している。
・前述の「オンライン委員会」とする対象に関しては、“多様性に配慮した議会運営”について協議する中において、育児・介護等の事由により委員会室に来ることができない委員への対象拡大について検討中。
 
ご説明いただいた後の質問タイムでは、私からも何点か質問いたしましたが、議会運営委員長様からの回答を拝聴するに、自然災害発生時など、いざという時に機能するよう、「平時から」いかにオンラインの手法に馴染んでおくかが重要であるものと、あらためて認識したところです。
 
敦賀市議会においては、議会BCPは制定してあるものの、ここから派生すべき「オンライン委員会」の位置付けがルール化されていないことから、今回視察に参ったわけですが、昨日お伺いした内容を踏まえ、持ち帰り具現化に向けて検討していく所存です。
 
二日目の今日は、神奈川県秦野市議会で「委員会主導の政策提言」等について、同藤沢市議会では「カフェトークふじさわ」ほかについて、視察して参ります。
 
(おまけ)
市役所前には、オリンピック卓球混合ダブルス金メダルにかけ、ゴールドポストが設置されていました(何故か、名前が刻まれているのは伊藤選手のみ)。

新潟県佐渡市の「学校蔵」を視察

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28日に発生した熊本での地震。
 
熊本県の発表によれば、30日時点での死者は34名、重症者5名。
 
亡くなられた方々には心よりお悔やみ申し上げるとともに、被害に遭われた皆様にお見舞い申し上げます。
 
また、行方不明者の捜索や物資輸送にあたる自衛隊、警察や消防、ライフラインの復旧にあたるすべての皆様におかれましては、この酷暑の中、さらにはご自身も被災された方もいらっしゃる中での献身的な業務遂行に敬意を表する次第であり、何卒ご自身の安全も大事にと願うばかりです。
 
そうした思いの中、自分は自分のやるべきことと、昨日は行政視察の2日目。
 
新潟県佐渡市の「学校蔵」を視察してまいりました。
 
佐渡市の説明は不要と思い、割愛いたしますが、学校(廃校)を活用した酒蔵「学校蔵」に至る経緯をまずご説明しますと、きっかけは平成の大合併で10市町村が合併。
 
その後の人口減少も相まって、市内の小学校を約半分に集約する状況の中、2010年に旧三河小学校が廃校。
 
この小学校がある旧真野町(西三川)は、以前は4つの酒蔵があり、現在では佐渡市内の5つの酒蔵のうち、2つが真野にあるということで、「アルコール共和国」と銘打ってまちづくりをしていました。
 
そこで、酒蔵のひとつ「尾畑酒造」の社長さんが、廃校となった旧三河小学校を“酒づくりの拠点”として利用できないかとの話があり、廃校を酒蔵として再生する「学校蔵」のプロジェクトを2014年にスタート。
 
新しい特区制度ができないか、佐渡市から国に相談を続け、2002年には構造改革特区制度 特例措置「清酒の製造場における製造体験事業」が整備され、これを活用(大分県宇佐市も同メニューを活用とのこと)。
 
佐渡市役所にて説明いただいた、佐渡市総合政策課さんのお話しによれば、
 
・2020年5月 内閣府 日本酒特区第1号に認定
・2020年9月 The Japan Times」SATOYAMA大賞受賞
 
など、従来のルールでは、単独60kl以上の清酒を製造しないといけないところ、新たな特区制度により、学校でも清酒を製造することが可能となったことで、酒造りを学ぶ方々が長期間滞在しての「佐渡ファン」育成、リピーター増加などの効果が出ているとのこと。
 
なお、酒造り体験(滞在型)実績は以下のとおり。
 ・令和2年 体験回数 1、人数 3
 ・令和3年 体験回数 3、人数 14
 ・令和4年 体験回数 5、人数 17
 ・令和5年 体験回数 7、人数 23
 ・令和6年 体験回数 7、人数 30
 
体験される方には外国人も多く、母国に帰って清酒造りする人がいたり、学校のプールに設置した再生可能エネルギー(太陽光パネル)で酒造りをするほか、学校蔵で「特別授業」を開催するなど、今では佐渡の発信の中心の地になってもらっているとの評価の言葉もありました。
 
ここまで書いておきながら、実際の視察順は逆で、先に「学校蔵」の現地を拝見したところ。
 

【「学校蔵」の看板が掲げられているのは、旧小学校の玄関】
 
廃校リノベーション「学校蔵」を提案し、手がけたのは創業1892年の老舗酒蔵「尾畑酒造」(代表銘柄:真野鶴)で、この日は先代の社長の娘さんにご説明いただきました。
 
ここでは夏場に酒造りを行っており、「酒造り」だけではなく、学校内の教室をふんだんに活用し、「共生」「交流」「学び」の4つの柱で運営。
 
生物多様性を保全する原材料(カキ殻を利用)と太陽光パネルによる再生可能エネルギーを使った酒造りを行い、副産物の酒粕や麹は、施設内の学校蔵カフェで地元生産者の食材と合わせた発酵メニューとして提供。
 
長期滞在型『酒造り体験プログラム』やワークショップ『学校蔵の特別授業』等では国内外から参加者が集まり、かの養老孟司先生なども講師として登壇されるほか、NTTなど様々な分野の企業も運営に参画するなど、毎年コミュニティが広がっているとの概略説明があった上で、こちらも10数年来、この場所をサテライト拠点とする芝浦工大の学生さんたちがリノベーションした各教室を案内いただきました。
 
以下、学校蔵内の様子を写真にてご紹介します。
 

【玄関を入った案内表示は黒板】

【概要説明を聞く産経建設常任委員。右手の説明者は尾畑さん。】

【芝浦工大と東京大学も拠点を置く】

【特別授業が行われる教室。講師陣は各界トップクラス、参加者は国内外から。】

【その名も「癒しBAR」。窓の外は桜の木。】

【図書室には、酒造り体験のカリキュラムを表示。なお、本はポプラ社など数社が取り組みに共感し寄贈。】

【校内の雰囲気】

【母校の粟野小学校もこんなんだったなぁと思い出す階段】
 
※肝心の酒蔵は、写真撮影を控えました。
 
また、メモをとった、尾畑さんが仰られた「気づきのワード」はこちら。
 
・これまで、26カ国210名以上の外国人が参加
・資源、エネルギー、人を循環させる場所
・学校も酒蔵も“まちのランドマーク”
・両者ともに長くつながるもの
・ここには、数字では表せない価値がある
・色んな人が訪れる場
・尾畑酒造と学校蔵が掲げるのは「幸醸心」
・佐渡の山、川、海のハーモニーを奏でる意味を込めて、学校蔵で造ったお酒は「かなでる/KANADEL」と名付けた
・酒蔵は昔からある古い業界だが、進化している
 
この言葉に、先代からのすべての思いが詰まっていると受け止めた次第であり、まちづくりを考える上で自身も大切にしている「今あるものを最大限生かす」がまさにこの「学校蔵」だと感じました。
 

 
こちらは、最後にご案内いただいた、海に面する角の教室で、同じくリノベーションされたもの。
 
黒板に書かれている文字や絵は、廃校前の児童たちが書き残したもので、以前にここを訪れた卒業生たちが、自分の書いたものがまだ残っていると感激し、今の姿と重ねて写真撮影していかれたとのこと。
 
建物を利活用するに留まらず、こうした思いと歴史をつなぎつつ、国内外に新たなつながりをつくる「学校蔵」。
 
一昨日の三条市では感嘆、昨日は感銘を受ける視察となりました。
 
「空き家対策」も「学校蔵」も、先進的に取り組み、成功している事例に共通するのは、すべて「人」。
 
「地域づくりは人づくり」
 
いにしえからの政治の役割と重なるキーワードを思い、帰路についた次第です。
 
対応いただいた皆様、誠にありがとうございました。

新潟県三条市の空き家対策事業について

ブログ 敦賀市議会

昨日、今日の2日間は、所属する産経建設常任委員会の行政視察。
 
行政視察とは、自分たちのまちの課題等と照らし、他の自治体等の先進的な取り組みや地域の実情を調査・研究することで、自らの地域政策や議会活動に活かすための公務活動であり、敦賀市議会の各常任委員会では、おおよそ年に一回、視察しているもの。
 
第1日目の昨日は、新潟県三条市にお伺いし、「空き家対策」について調査してまいりました。
 
新潟県のちょうど真ん中あたりに位置する三条市は、三条地域、栄地域、下田地域から成り、人口は89,078人(7月1日現在)。
 
三条鍛治の伝統を受け継ぐ、包丁や利器工匠具などの作業工具を始めとし、測定工具、アウトドア用品など金属加工を中心とする産業の集積地であり、伝統の技と最先端技術が調和する新技術、新商品開発が盛んな金属産業都市として知られています。
 
なお、アウトドア用品に関しては、スノーピーク(Snow Peak)やキャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG)、ベルモント(Belmont)が三条市に本社を置いていると知り、驚いたところです。
 
その三条市においては、全国的な課題と同じく、令和5年時点の空き家は、住宅総数38,410戸に対し、4,590戸(11.9%)。
 
今後控える空き家予備群にも対応すべく、危険空き家の解体促進とともに、1年以上放置される「空き家を発生させない」こと、「流通に乗せる」ことが空き家の抑制につながるとし、とりわけ、行政と民間空き家活用促進団体が連携のもと、あらゆる取り組みが展開されているということで、それらを中心に視察した次第です。
 
三条市役所では、三条市市民部環境課ならびに一般社団法人燕三条空き家活用プロジェクトのご担当者様より、
 1.三条市の概要
 2.空き家を巡る現況
 3.「段階に応じた総合的な空き家対策」実施概要
 4.これまでの主な取組内容
 5.民間空き家活用促進団体の設立
 6.空家等管理活用支援法人の指定
 7.一般社団法人燕三条空き家活用プロジェクトへの委託事業
 8.空き家対策の成果
の項目に沿って説明いただきました。
 

【分かりやすい資料を提供いただきありがとうございました】
 
すべてを記載できないものの、3.「段階に応じた総合的な空き家対策」実施概要では、①空き家になる前(発生抑制)、②空き家になった直後(流通促進)、③その住宅になった時(公的財源を投入した危険回避)の3ステージに応じた「段階に応じた総合的な空き家対策」を展開。
 
「特命空き家仕事人」(市長が命名)を配置し、PRすることで、まずは「空き家の発生抑制」として、空き家の流通を促進する「空き家バンク」の登録を増やし、すぐに解体の見積もりや解体方法を提示できる体制整備などに取り組み、令和5年に624件であった相談件数は、令和7年では倍の1,268件まで増加しているとありました。
 
4.これまでの主な取組内容に関しては以下。
・令和4年に外部人材を配置し、「特命空き家仕事人」(株式会社ジェクトワンとの協定締結)着任。
・空き家相談BOX(公民館など計12箇所)設置 ← 存在を知ってもらうことを目的に町中にアイコンを設置
・空き家対策啓発イベント開催やポスター掲示
・空き家自治会ローラー作成(222自治会すべてを職員等が回って情報収集) ← 確認した約1,500件の空き家について、税情報から所有者に連絡し、空き家バンクに登録してもらう→結果、その1割程度が空き家バンクに登録
・自治会による空き家管理(モデル自治会を募集)
 
なお、自治会ローラーは、空き家放置の問題を啓発してからやらないと門前払いになる可能性があることや、空き家整理にあたり直面する残置物も回収し、「REYOO」と称する古物再生事業により、必要としている方の元を巡るような活動も展開しているとのこと。
 
5.民間空き家活用促進団体の設立では、
・「特命空き家仕事人」として着任し、最初の1年目(令和4年10月)に民間団体「一般社団法人燕三条空き家活用プロジェクト」を設立し、官民連携
・専門知識が必要な空き家対策は民間で、官はルール整備等を対応することで役割を線引き
・令和7年には、運営を市から委託(委託料は年間500万円)
・市役所の人的リソースを割かず、外を走り回る業務はすべて委託に
・国土交通省の取り組みも視野に、一昨年あたりから二地域居住施策(TWIN GATE)も実施(昨年1800万、今年600万円は国からの補助金)
・事業承継して欲しい案件なども把握し、首都圏でニーズのマッチング ← 移住施策としてツアー化
 
なお、質疑時間を含めて、これら以外にも、様々な取り組みやお考えを聞くことができました。
 
・空き家活用プロジェクトには、地域おこし協力隊、集落支援員それぞれ2名が体制に加わっている
・プロジェクトはこの先「自走」を目指す
・空き家流通に関しては、家としての利用が7割、店舗3割
・三条市は、移住施策と絡めた取り組みとしても実施している
・更地にすることを求めるのではなく、建物があるうちにさばいた方が良い
・不動産屋ではない中間組織が仲介役になった方が上手くいくと考えている
・儲けを考えると空き家物件を選り好みしてしまうので、すべての物件を受けることにしている
・空き家総合窓口は「最後の砦」
・労力はかかるが、市内全域をカバーする方が、一元的に把握・トータル的な対策ができる
 
結びに、取り組みの成果は以下スライド。
 

【資料中の「空き家対策の成果」】
 
すべて右肩上がりの成果に対し、燕三条空き家活用プロジェクトご担当者様の「空き家の流通を150件/年できたとしても、2,000戸をなくすには10年以上を要し、予備群が追っかけてくるので、どんどん新しい取り組みを展開していく」との言葉が印象に残りました。
 
こうして新たな知見や気づき、取り組む皆さんの“熱量”と“実践力”に感嘆の域となる視察になったものであり、敦賀市にとっても大いに参考になる内容でした。
 
ここまでを書き留め、本日2日目は佐渡市の「学校蔵」を視察します。
 
調査したことはまた、明日のブログでご報告いたします。

議会報告会『議員と語ろう!駅前カフェ』を開催しました

ブログ 敦賀市議会

国勢調査の速報値を踏まえ、人口に関する様々な推計が新聞報道にもあるところ。
 
昨日の福井新聞1面には、『477市区町村 人口1割減』とあり、477の市区町で、2020〜2025年に10%を超える人口減少が進んだことが分かったとありました。
 
これに該当するのは、全国の約1/4に当たり、福井県は17市町のうち、3市町(減少率の高い方から、高浜町、大野市、南越前町)。
 
敦賀市は5.7%で、池田町と並び減少率の低い方から数えて6番目。
 
それでも5年間で3,695人減っているわけであり、「自治体の予算規模縮小で公共サービスが低下しかねず、早急な対策が求められる」との見出しの結びに、「そりゃそうやけど」と一人呟いた次第です。
 
いずれにしても、“人口減少対策”を第8次総合計画の最重点課題に置く敦賀市においては、米澤市長が仰るよう「みんなで」知恵を絞り、取り組むことが重要と考えることから、まずは減少の勾配を緩やかに、そしてどこかで「反転スイッチ」が押せるよう、私自身も考え、提案してまいります。
 
さて、こうした状況の中で大事な役割を果たすのは各市区町村議会かと思いますが、敦賀市議会では昨日、令和8年度の議会報告会『議員と語ろう!駅前カフェ』を開催しました。
 

【会場のオルパークに設置した案内表示】
 
報告会に関しては、これまで再三にわたりご説明しているため、詳細は割愛しますが、一人でも多くの市民に参加いただきたいとの思いのもと、オープンなイメージの場所に(オルパーク2階)、いつでもお気軽に(報告と意見交換を6回/日開催)をコンセプトに、展示パネルやシールアンケートも実施するなど、これまでと方法を変えて実施したところ。
 
結果、参加者は40人をわずかに超える程度であったかと思いますが、何をおいても、足を運んでいただいた皆様に心より感謝申し上げます。
 
2部制で実施した報告会は、議員も2グループに分け、1部メンバーは9時に集合。
 
設営、リハーサルを整え、10時30分より第1部をスタート。
 
初回には、約20名の方にお越しいただき、3常任委員会からの報告に続き、意見交換会では、参加者の方々から積極的にご意見・ご質問を頂戴したところです。
 

【第1部1回目の会場の様子(オルパーク2階 休憩室)】
 
これを3回繰り返し、第2部はメンバーチェンジをし、14時スタート。
 
同じく3回実施し、16時半を目途に終了。
 
この間、当該の部に属していない広報広聴委員にて、屋外にて“シールアンケート”を実施しました。
 
アンケートでお声かけした方を報告会会場に誘導するという狙いで、私も大石修平議員とペアで14時から担当しましたが、これが何とも楽しく、市内外、老若男女を問わず、多くの皆さんとお話しすることができました。
 
市外からこれだけ多くの方が敦賀にお越しいただいていること(遠くは、若い男性が千葉県から)をまず嬉しく思いましたが、市民の方は「敦賀が好き」、市外の方は、敦賀に来て「良かった」の枠にシールを貼る方ばかりで、ダブルで嬉しい気持ちに。
 

【オルパーク前でのシールアンケート(大石議員の笑顔がやさしい♬)】
 
こちらもご協力いただいた皆様に感謝する次第であり、約6時間実施したアンケートは集約の上、今後に生かしたいと思うところです。
 
意見交換会であったことの詳しくは省略し、雰囲気だけのご報告となっておりますが、敦賀市議会公式YouTubeでは、その模様をショート動画で掲載していますので、よろしければ以下リンクよりご覧くださいませ。
 
→YouTube「敦賀市議会公式チャンネル」はこちら
 
こうして報告会を終え、一人でも多くの参加をとの思いに対しては課題が残るものの、これまでとガラリと変えたやり方を、議会として「やってみよう」とトライしたことは大変良かったと受け止めるところです。
 
今後は、頂戴したご意見を整理し、対応方法を確認するとともに、報告会全体の結果を取りまとめることとなりますので、そこまでしっかりと進めていく所存です。
 
結びに、広報広聴委員の皆さん、ならびに議会事務局の方々におかれましては、これまでの企画検討・段取りはもとより、昨日も朝の集合前準備から、最後の後片付けまで、丸一日の対応、大変お疲れ様でした。
 
引き続き、報告書作成までよろしくお願いいたします。

最後のお知らせ!7月12日(日)は『議員と語ろう!駅前カフェ』を開催します!

ブログ 敦賀市議会

ちょうど今日、知り合いの鯖江市議会議員さんにお会いする機会があるので、その際お伺いしようと思いますが、今朝の福井新聞“れいほく版”にあったタイトルは、『鯖江市会、定数削減応じず』。
 
議員定数を2減の18にするよう要望していた市区長会連合会に対し、鯖江市議会は、現在の定数を「妥当」と回答し、削減しない方針を示したとありました。
 
先の敦賀市議会6月定例会では、鯖江と同じく市区長連合会から提出された「議員定数削減を求める請願」(定数22名を20名に削減)を不採択としたばかりであり、関心をもって記事を読み進めたところ。
 
記事では、市区長会連合会は1月、議員の質低下などを指摘する声が多いとして経費削減などの点から定数の1割減を要望し、議長は「真摯に受け止めたい」と述べ、来年の改選までに回答する考えを示していた。
 
議長からの回答書では、各会派代表者会(非公開)を4回開き、対応を協議した上で、鯖江市の人口は6万7千人余りで「同規模の他市議会の議員定数と比較しても20人の定数は妥当な水準」と強調。
 
人口減少が進む中で定数の在り方は調査、研究していきたい。
 
「議員活動が見えにくい」との指摘には、新型コロナ禍後、議会報告会の対象を各地区から市内各種団体に見直し、年1、2回の議会報告会を続けていると反論したほか、各区長が行ったアンケートなどの資料提出を求めたが連合会から提出されなかったとして「議論を深め、十分検討することには至らなかった」ともありました。
 
これに、区長連合会側は、議論を本格化させる構えが見えないと反発。
 
区長連合会長は取材に対し、「提出できる書類は出したが、定数削減を議論しないための理由を並べているだけで回答になっていない」と批判も。
 
市議会が抱える課題の検証が公開の場でされていない点も指摘し、「各地区の意見を聞き、会長会で今後の対応を決めたい」と話したと一連の経過を把握した次第です。
 
敦賀に置き換えると、区長連合会が20名への削減する根拠としてよく挙げられるのが、「人口が同規模の鯖江が20名だから」ということ。
 
敦賀市議会として、前回提出された請願を「不採択」としたこと、また自身も本請願に「反対」した立場から、私には市民の皆様に対する“説明責任”があるとし、現在校正中の「やまたけNEWS」にも記載するところですが、いずれにしても、鯖江も敦賀も、こうして「それだけの議員は要らない」と言われる本質的な部分を、全議員が深く胸に留めなければならないと思うところです。
 
なお、福井新聞の紙面で、奇しくも議員定数削減の記事の隣にあったのは『鯖江市会の報告会 あすから順次開催』のタイトル。
 
「市民と議員のおしゃべり会」と題し、市内10地区の公民館で、議員4〜5人が担当し、市民とざっくばらんに語り合うとあり、たまたまにしては、何とも言えぬタイミングと思った次第。
 
敦賀市議会も昨年は、市内9地区の公民館で開催したことや、お気軽に参加いただきたいとの思いを込め、タイトルにも知恵を絞ったのであろう(ちなみに、敦賀は「議員と語ろう!駅前カフェ」)ことは、同じ議会に属する者として共感するわけですが、両議会ともに、議員定数削減を求められる中での議会報告会であり、なおのこと多くの市民の皆様にお越しいただけるようお願いするところです。
 
ひるがえって敦賀市議会。
 
これまで何度もお伝えしてきたため、「もう分かってる」とお感じかもしれませんが、これが最後の告知。
 
敦賀市議会では、公式YouTubeにて、議長以下、全議員にて「議会報告会にお越しください」と呼びかけていますので、以下リンクよりご覧ください。
 
→敦賀市議会公式YouTube「議会報告会お知らせ」はこちら
 

【敦賀市議会YouTubeのショート動画。チャンネル登録もぜひお願いします。】
 
なお、報告会のお知らせは、YouTubeは一例で、広報つるがや嶺南ケーブルネットワークなどの各媒体はもとより、市内全区にチラシを回覧板で回しています。
 
そのため、市区長連合会長様をはじめ、区長各位にもお越しいただけると思っておりますが、市民の皆様におかれましては、「議会(議員)は何をしているのか」「市民の代表としてちゃんと働いているのか」確認する意味も込めて、ご家族、知人・友人、ご近所お誘い合わせの上、ぜひお気軽にお越しいただけますようお願いいたします。
 
告知はこれで最後にしますので。
 

三重県紀北町議会の皆さまに「議会による主権者教育」についてご視察いただく

ブログ 敦賀市議会

昨日は、“超”のつく嬉しい出来事あり。
 
議会に行くため、車を停めて市役所駐車場を歩いていると、車中から「やまたけさん!」の声。
 
見ると長男の同級生(24になる歳)で、高校時代は野球部で苦楽をともにした仲間の子と、助手席には彼女らしき女性。
 
野暮かとは思いつつ、「何の用事で市役所来たの?」と聞くと、ストレートに「婚姻届を出しに来ました!」との返答。
 
奇跡の如く、このタイミングで彼らと遭遇したこと、そして何より若い二人の結婚が我がことのように嬉しく、思わず「ホンマか!」と興奮の声を挙げてしまった次第。
 
その後は、父親気分で彼女にもご挨拶をし、保護者が連れ立つように三人で市役所庁舎内へ。
 
市民課の窓口を案内しつつ、何とも仲睦まじい二人の記念写真を撮った後、届けの提出まで見届けようかと思いましたが、それこそ野暮というもの。
 
「おめでとう!お幸せに♬」の声をかけて別れた次第。
 
「あーそうか!」と、「七夕に合わせて婚姻届出すなんてロマンチックやん」と冷やかすと、ハニカミながら「全然関係ありません」と答えられたのが一番のオチでしたが(笑)、同級生の結婚に“幸せのお裾分け”をしていただいたところです。
 
こうして、サラダ記念日の一昨日から、幸せ感に包まれる日が続くところ、昨日はその後、行政視察対応のため議会へ。
 
三重県紀北町議会議員(14名)、副町長や教育長をはじめ理事者(6名)の合計20名の皆さまにお越しいただき、「議会による主権者教育」を項目に挙げ、ご視察いただけるということで、敦賀市議会からは浅野議長、議会運営委員会の馬渕委員長、そして同委員である私の3名、議会事務局の方々とで対応しました。
 
紀北町議会さまにおかれましては、以前に議会関係の機関誌に掲載された、敦賀市議会と敦賀高校で連携して実施した「模擬請願審査」の取り組みに着眼いただき、「主権者教育」の視点で視察先に選んでいただいたとのことであり、私は、この取り組みに際し議会運営委員会内に設置した「敦賀高校との模擬請願審査ワーキング(WG)」のメンバー(3名)を代表して出席した次第。
 
ご一行様には、ご到着後まず本会議場をご見学いただき、その後、視察会場の全員協議会室に。
 
浅野議長から歓迎のご挨拶の後、紀北町議会の入江康仁議長より視察にあたってのご挨拶を頂戴し、視察スタート。
 
まず、馬渕委員長より、事前にいただいた質問事項に基づき、パワーポイント資料を用い、
・模擬請願審査実施までの経緯
・学校との協議
・模擬請願審査実施内容
・議会内での協議
・今後の展開
の順でご説明。
 
続いて私からは、請願審査に至るプロセスのイメージを持っていただけるよう、写真スライドを用いて状況をご紹介しました。
 

【全員協議会室でのご視察の様子】
 
以降は、入江議長の仕切りで質疑時間に入りましたが、町議の皆さまから教育長に至るまで、大変積極的にご質問いただきありがたい限り。
 
質問の回答は、高校側との連携などや企画の実情を把握している私の方からさせていただきましたが、やり取りする中で、紀北町の皆さまの本取り組みに対する関心の高さ、小中学校しかない町においてどう生かしていけるか、しっかりとした目的意識をもって質問いただいていることをヒシヒシと感じたところです。
 
回答に集中していたこともあり、約1時間半の時間は「あっ」という間に過ぎましたが、今回のご視察が紀北町における主権者教育、また教育行政にとって参考になったのであれば幸いに存じます。
 
視察対応を終え、昨日は17時過ぎから東洋紡労組敦賀支部よりお声かけいただき、若手組合員との意見交換。
 
こちらも長男世代の組合員たちとざっくばらんに、敦賀市の取り組み(ある特定の事業)などに関して意見を交わし、私にとっては大変貴重なことをお伺いすることができました。
 
今後は、頂戴したご意見をもとに改善を図るべく、建設的に提案していきたいと存じます。
 
こうして昨日は、嬉しい出来事から始まり、高校生との取り組みを話し合い、若い方と接点を持てた一日となりました。
 
七夕は年に一度ですが、このような機会は何度あっても良いもの。
 
なお、機会は受け身ではなく、能動的につくってかねばとも思った次第です。

【請願第2号】日本政府に核兵器禁止条約への署名・批准を求める意見書提出に関する請願 に対する討論(全文)

ブログ 敦賀市議会

以下、私が行なった標記請願に対する討論(不採択とする委員長報告に賛成、すなわち原案に反対)の全文を掲載いたします。
 
<やまたけ討論(全文)>
 
私は、会派を代表し、請願第2号「日本政府に核兵器禁止条約への署名・批准を求める意見書提出」に関する請願を不採択とする委員長報告に賛成、すなわち原案に反対の立場で討論をいたします。
 
まず、核兵器廃絶と平和建設のための活動は、「核兵器の惨禍を二度と繰り返してはならない」という被爆者の方々、そしてこれを希求する日本国民の願いが原点にあります。このことは、世界唯一の戦争被爆国である日本外交の根幹であり、また日本が率先して世界に示すべき使命であると考えます。
 
そのため、「核兵器のない世界」に向けては、日本が牽引役となって各国に示していくべく、日本政府においては、具体的な手段として、核兵器使用の非人道性に対する正確な認識と厳しい安全保障環境に対する冷静な認識という2つの認識を踏まえた上で、核兵器国と非核兵器国双方を巻き込んだ現実的かつ実践的な措置を積み上げていくことが重要であり、そしてこれが最も効果的であるとし、核軍縮・核不拡散をめぐる国際的議論の中心を担ってきた核兵器不拡散条約(いわゆるNPT体制)の中で、その役割を果たしてきたと認識しています。
 
一方、核兵器禁止条約に関しては、条約検討段階の平成29年3月、核兵器禁止条約交渉第1回会議ハイレベル・セグメントにおける髙見澤軍縮代表部大使によるステートメント(共同声明)によれば、「これまでの議論や検討の結果、現時点において、この条約構想について、核兵器国の理解や関与は得られないことが明らかとなっています。また、核兵器国の協力を通じ、核兵器の廃絶に結びつく措置を追求するという交渉のあり方が担保されておりません。このような現状の下では、残念ながら、我が国として本件交渉会議に建設的かつ誠実に参加することは困難と言わざるを得ません。」。
続けて、「むしろ、我が国が一貫して重視してきた、核兵器国と非核兵器国双方を巻き込んだ現実的かつ効果的な措置の追求が必要と考えています。我が国は、核兵器のない世界の実現を真に願うからこそ、核廃絶のための具体的かつ効果的な措置の積み上げを追求し、核廃絶を可能にする安全保障環境の整備にも努力していきたいと思います。」と述べています。
 
私は、こうした経過や考えに照らし、核兵器禁止条約に対しては、その存在自体を尊重した上で、今すぐすみやかに日本が署名・批准することは、核兵器国と非核兵器国との亀裂、非核兵器国間の離間といった、国際社会の分断を一層深めることにつながるものと考え、まずは締結国会議へのオブザーバー参加についての検討や、同条約への参加のための条件について議論していくなど、極めて慎重な対応が必要と考えます。
 
そして、核兵器廃絶の道筋としてはやはり、NPTの維持・強化を通して可能な核軍縮策を積み上げ、日本は核保有国と非核保有国との橋渡し役を担い、長期的に核なき世界を目指すとの考えが、現実的な対応と考える次第です。
よって、日本政府に対し、「すみやかに核兵器禁止条約に署名し、国会で批准することを求める」意見書を提出すべきとする本請願には賛成できません。
 
以上、請願第2号「日本政府に核兵器禁止条約への署名・批准を求める意見書提出」に関する請願を不採択とする委員長報告に賛成の立場の討論といたします。
 
議員各位の御賛同をよろしくお願いいたします。
 
以 上

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