北陸新幹線 金沢〜敦賀間の開業日「決定」!

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昨日、地元敦賀を始め、福井県にとって最も大きなニュースは、北陸新幹線 金沢〜敦賀間の開業日決定。
 
JR西日本ならびにJR東日本が、北陸新幹線 金沢〜敦賀間開業に伴う運行計画の概要を発表し、開業日は「2024年3月16日(土)」となりました。
 
これまで「2024年春」と表現してきましたが、具体的な日が決まったことで、一気に開業に向けた機運が高まるものと感じるところです。
 
また、車両編成は、E7系・W7系の12両編成で、運転本数に関しては、
◉東京から敦賀へ直通する「かがやき」「はくたか」を計14往復運転。
※かがやき(東京〜敦賀間直通列車)9往復、はくたか(東京〜敦賀間直通列車)5往復
◉敦賀駅で、特急「サンダーバード」や「しらさぎ」と接続する「つるぎ」を25往復運転。
 
停車駅パターンに関しては、下表の通りとなるとのこと。
 

【JR西日本ホームページより引用】
 
なお、最速達車両の到達時間では、東京〜福井間で2時間51分(36分短縮)、東京〜敦賀間で3時間8分(50分短縮)となります。
※短縮時間はいずれも、北陸新幹線利用時との比較
 
一方、開業に伴い、「しらさぎ」「サンダーバード」(敦賀〜金沢間)など特急列車の運転終了も、併せて発表されていることを申し添えておきます。
 
こうして、新幹線開業への期待がより一層膨らむところですが、敦賀の現況を見ると、お盆時期やイベント時でさえ、タクシーや駐車場の需要供給バランスが取れていない(不足している)ことや、中心市街地の賑わいづくりに関しては、まだ道半ばといったところと認識するところ。
 
福井新聞の記事にあった、開業日発表を踏まえた県内17市町首長の決意で、米澤光治・敦賀市長は「敦賀開業までいよいよ199日となった。引き続き、開業機運の醸成やおもてなし力の向上に努め、市民とともに魅力あるまちづくりに取り組み、新幹線の開業効果を最大限に引き出していく。」と述べられています。
 
17市町の中でも米澤市長だけが使った「市民とともに」の言葉が印象的でしたが、先に挙げた課題を含め、その言葉通りの方向に進むよう、市長の手腕に期待する次第です。
 
なお、同じ記事で杉本博文・池田町長からは、こんな言葉がありました。
 
「われわれ自治体にとって、北陸新幹線の延伸・開業は気付け薬であっても特効薬、万能薬ではない。何をものにするか、私たちは試されているといえる。頑張ろう。」
 
まさに「新幹線は目的ではなく手段」。
 
新幹線を使ってどんなまちにしていきたいか。
 
行政や議員の政策力とともに、創造力をもとにした「市民力」が成功の鍵を握るものと、私は考える次第です。

新たな視点で「敦賀」継承 〜気比史学会と双蝶のギョーブ〜

ブログ 敦賀の歴史・文化

昨日の福井新聞に「敦賀の歴史」に関する嬉しい記事が2つ。
 
ひとつは、敦賀まつりの武将演舞に出演する地元のご当地ヒーロー「双蝶(そうちょう)のギョーブ」と、岐阜県関ケ原で活動する「古戦場おもてなし武将隊関ケ原組」の大谷吉継の武将キャラクターが8月28日、敦賀市役所に米澤光治市長を表敬訪問したとの記事。
 

【米澤市長を表敬訪問した「双蝶のギョーブ」(左)と大谷吉継の武将キャラクター(福井新聞WEBより引用)】
 
双蝶のギョーブは、敦賀城主大谷吉継をモチーフとした戦隊ヒーローで、吉継が「大谷刑部」とも呼ばれることから命名。
 
地元有志の皆さんが地域を盛り上げようとコスチュームを手作りして制作されたヒーローで、私、実は誕生の時からのファンで応援しているもの。
 

【ギョーブ誕生の際に撮っていただいたツーショット(2021年11月)】
 
2人の吉継は「歴史の転換期で戦った武将として、新幹線で転換期を迎える敦賀を盛り上げる」と意気込みを語ったとありましたが、まずはキャラクター姿での面会を受け入れていただいた米澤市長に敬意を表します。
 
これまでギョーブとお話しする中で、大谷吉継を始め、敦賀の歴史を大事にし、今回も、戦国時代の歴史でつながる北陸新幹線沿線の武将とともに開業を盛り上げようとの意気込みをヒシヒシと感じてきたところですが、こうして市長にその思いを伝えられたことは本当に良かったと嬉しく思った次第です。
 
その武将演舞「大谷吉継 大出陣」は、敦賀まつり(9月2~4日)の3日10時~13時に神楽町1丁目の神楽広場で開かれますので、皆さんぜひお越しいただければと思います。
 
もうひとつは、私が事務局を務める「気比史学会」に関する記事。
 
記事といっても、こちらは何と、「論説」に書いていただいたので、感激もひとしおな訳ですが、まずは以下のリンクより、本文をご覧いただきたく。
 
 →気比史学会ネクスト(2023年8月29日 福井新聞「論説」)はこちら
 
論説では、気比史学会がこれまで果たしてきた役割や活動を「郷土史のみならず考古、民俗、自然などを生きた社会学問として追求し、大きな功績を残した。」、今年度「ネクストステージ」として再スタートした「市民歴史講座」を「『懐古趣味の研究会ではいけない。歴史を街の創造に生かす』をモットーにしてきただけに、転換点を迎える今年の敦賀にふさわしいシリーズといえる。」と高く評価いただきました。
 
結びにあるよう、全国的にもこれだけ長く活動している市民歴史団体は稀有な存在であることに加え、これを支える原動力は、探求するにキリがないほど豊富な「伝えるべき深遠な歴史が敦賀に多くある」ということ。
 
地域史を楽しく学び、敦賀の「歴史ファン」を増やすことは、郷土への誇りや愛着につながり、ひいては敦賀の持続的発展に向けた源泉になると考えるもの。
 
そうした思いのもと、会の45年の歴史を振り返りながら、自分たち世代のやり方でしっかり活動していきたいと思います。
 
なお、気比史学会の活動に関しては、従来のFacebookに加え、インスタグラムやX(旧ツイッター)での発信を始めるとともに、YouTubeでの配信も検討を進めておりますので、ぜひそちらもご覧いただければ幸いです。

思いを共有する仲間との「充実」した一日

ブログ 働く仲間とともに 政治

夏休みが終わり、敦賀市内の小中学校では1学期後半が始まった昨日。
 
私のほうは、ちょうど月曜日ということで、朝の街頭活動では、ツルガ薬局前の交差点を渡る粟野中学校生に挨拶するとともに、「1学期後半のスタート頑張ってください」とエールを送ることができました。
 
また、こうして久しぶりに見る、生徒たちが登校する姿からはやはり元気をもらえるものですね。
 

【私は引き続き、熱伝導で頑張ります!】
 
その後は、敦賀市議会の広報広聴委員会に出席。
 
前年度の資料(パワポ)を振り返ったうえで、今年度の「議会報告会」について議論しました。
 
改選により、メンバーの半数が変わった広報広聴委員会。
 
これまでも改良を重ねてきている議会報告会ですが、新たな若い委員の意見も取り込み、引き続き、市民の皆さんにとってより身近で、分かりやすい場となるよう検討を重ねていきたいと思います。
 
そして午後は、北陸三県で唯一開催される「国民民主党代表選2023」の街頭演説会のため金沢へ。
 
共同記者会見から街頭演説会まで、一騎打ちで論戦を展開している玉木雄一郎代表、前原誠司代表代行の熱き討論を拝聴しました。
 


【聴衆に熱く訴える玉木代表(上)と前原代表代行(下)の両候補】
 
両候補の、アプローチの仕方は違えど、国民民主党が「日本の政治を変える」との本気の思い、そしてそれを実現するための具体的な政策に感銘を受けた次第。
 
また、私自身、党所属議員の一人として、こうした考えをさらに広めていかねばと刺激を受け、会場を後にしたところです。
 
目白押しの予定の最後は、19時から若狭町レピアで開催の「F-TOP21敦美・若狭地区 合同議会報告会」。
 
※F-TOP21:正式名称は、福井総合政策フォーラム21。連合福井と連携議員団で構成する政策団体。
 
福井県嶺南地方を活動エリアとするF-TOP21敦美・若狭地区では、ほぼ定例会ごとに報告会を開催いただいており、昨晩も北川博規・福井県議会議員、小幡憲仁・高浜町議会議員とともに出席。
 
それぞれから約15分間、議会や活動の報告した後、意見交換をさせていただきました。
 
嶺南地域ということで、原子力に関連し、関西電力の中間貯蔵の件も意見として挙がりましたが、私からは、関電の対応に賛同する旨、お答えするとともに、地層処分を含めたバックエンドの問題は、原子力立地、電力消費地に関わらず、「自分ごと」として取り組まねばならないとの自身の考えをお伝えした次第です。
 

【議会報告会の様子】
 
こうして全ての予定を終え、21時過ぎに帰宅しましたが、1学期後半のスタート(私は関係ないのですが…)は、金沢から若狭町までの移動など充実した一日となりました。
 
と同時に、議会、政党、労働組合と様々な分野の方とお話しできた一日。
 
皆さんそれぞれポジティブで、「今よりさらに良く」との思いを共有できる仲間がいることは幸せなこと。
 
今後も一日一日の時間と、こうした仲間を大切に活動に励んでいきます。

今日から1学期後半スタート

ブログ 社会

公務も地域の予定もなかった日曜日。
 
暑さが続いていることもあり、身体を休めることも大事と、昨日はゆっくりと過ごすことにしました。
 
といっても、生活のリズムは同じく、ルーチンの朝散歩(ワンコとの)から始まり、昨日は夕方も散歩に。
 
近所の田園風景から元気をもらっていることは、これまでも紹介してきましたが、昨夕は夕陽に照らされる景色に心癒されました。
 

【黄金色の稲穂と青い空。これだけで十分なコントラスト。】
 
と同時に、朝夕こうして農道を歩き、どこか夏の終わりを感じつつ、やはり心身ともにエネルギーチャージができましたので、今日からまた頑張ってまいります。
 
さて、夏の終わりといえば、昨日で「夏休み」も終わり。
 
今日からは、1学期の後半が始まります。
 
敦賀市内の小中学校は、9月2日(土)に始まる敦賀まつりに合わせ、9月3日(日)と4日(月)が「ふるさと休業」となることから、夏休みの終わりが少し早い訳ですが、子ども達の心境やいかに。
 
私の母校、粟野小学校のホームページを拝見すると、夏休みに入る直前の投稿にこうありました。
 
(以下、ホームページ引用)
ここまで、勉強に運動に全力でがんばってきた子どもたち。
夏休みは38日間。ゆっくり休み、たっぷりエネルギーチャージして、8月28日に、また元気に登校してくださいね(終)
 
先生の期待通り、沢山の夏の思い出とともにエネルギーチャージした子ども達が、元気に登校する姿を、私も期待するところです。
 
今日はこの後、私も月曜朝の街宣。
 
ちょうど、粟野中学校の生徒達の通学時間と重なりますので、負けずに元気良く、挨拶を交わしてきたいと思います。
 
ではでは、今日はこの辺で。

働くことでしか得られない幸せ

ブログ 人生観 社会

昨日午前中は、気比の松原で開催された、連合福井嶺南地域協議会の「家族ふれあい行事」に参加。
 
4年ぶりに開催されたこの行事には約90名の親子が集い、前半は地引網体験、その後はBBQと楽しい時間を過ごされました。
 
私は、冒頭にご挨拶の機会を頂戴した後、地引網の途中で次の予定に行かせていただきましたが、自然の中で子ども達がワイワイとはしゃぐ姿は見ていて嬉しいもの。
 
7月21日に始まった夏休みもあと僅か。
 
敦賀の海を満喫し、夏の思い出づくりができたのであれば幸いです。
 


【行事のひとつ、地引網体験の様子と美しき敦賀湾】
 
さて、私も長きに亘り参画をしています「連合」運動ですが、掲げる一番の政策は「働くことを軸とする安心社会の実現」。
 
この意味とは、連合のホームページによれば、「連合は、めざすべき社会像として『働くことを軸とする安心社会』を掲げ、『働くこと』に最も重要な価値を置き、自立と支え合いを基礎に、誰もが公正な労働条件のもと多様な働き方を通じて社会に参加できる社会の実現にむけた取り組みを推進しています。」とあります。
 
この運動理念に、私は大いに共感をするところですが、昨晩放送されていた、日本テレビ系「24時間テレビ46」のスペシャルドラマ「虹色のチョーク 知的障がい者と歩んだ町工場のキセキ」では、これに通ずる言葉がありました。
 
このドラマは、社員の大半が知的障がい者というチョーク会社が、会社の存続を賭けて新商品の開発に挑み、窓に描ける魔法のチョークを開発した町工場の奇跡の物語を、実話を元にドラマ化されたもの。
 
同テレビの番組紹介ページでは、物語のモデルとなった「日本理化学工業株式会社」は日本のシェア約70%を占めるチョーク製造販売会社で、まだ障がい者雇用が義務化されていなかった1960年に初めて知的障がい者を雇用して以来一貫して障がい者雇用を推し進め、1975年には神奈川県川崎市に日本初の心身障害者多数雇用モデル工場を設置。
 
2023年現在、91人の社員のうち66人が知的障がい者(障がい者雇用割合約7割)となっており、製造ラインを知的障がい者だけで稼働できるよう工程にさまざまな工夫を凝らし、「日本でいちばん大切にしたい会社」として経営と福祉の両方の面で注目されている。
 
“粉の飛散が少ないダストレスチョーク”や“窓にかけるキットパス”など、SDGsや地球環境に配慮した商品を生み出し、今も進化を続けているとのこと。
 
ドラマでは、チョーク会社社長の息子が、やりたいことが見つからないまま海外に短期留学するが、流されるままに父が経営するチョーク会社に就職したものの、工場の危機的な経営状況を目の当たりにし、社長である父と障がい者雇用をめぐって衝突を繰り返しながらも、障がいがある社員たちの労働への真摯な姿勢から「働くことの幸せ」を学んでゆく姿が描かれていました。
 
たまたま回したチャンネル(この言い方は死語かも)で出会った番組でしたが、思わず見入ってしまい、途中では涙、最後には「うん。そうだ。」と感動する自分がいました。
 
ドラマで学んだことは、障がい者も健常者も関係なく、「働くことでしか得られない幸せ」があるということ。
 
人生の大半を費やす「働く」時間を、単に対価をもらうがためにイヤイヤ過ごすのか、やりがいをもって過ごすのかでは大違い。
 
ひとり一人の価値観は違うと思いますが、働くことに達成感や充実感、あるいはドラマにあったよう、一緒に困難を乗り越えた時の仲間との結束力。
 
今一度、そうしたことの大切さを思い返し、まさに「働くことを軸とする安心社会の実現」に向け取り組まねばと感じた次第です。
 
ありがたいことに私は、「働くことで得られる幸せ」を感じまくってこれまで人生を送ってこれました。
 
自分自身、今後もそうあるだけでなく、社会全体がそう感じていけるよう、連合がめざす運動に参画しつつ、政治の側面から取り組んでいきたいと思います。

熱き政策論争の「国民民主党代表選2023」

ブログ 政治

「処暑」を過ぎたものの、小中学校が夏休みに入った7月21日以降、猛烈な暑さに見舞われている福井県内。
 
ここ敦賀市も猛暑日は17日(8月25日現在)を数え、年間最多の2010年の18日に迫っているほか、夜間も25度を下回らなかった熱帯夜は24日現在33日間続き、過去最長となっています。
 
とはいえ、今朝も散歩に外に出ると、涼しげな風が吹く心地良さ。
 
森山直太朗の「夏の終わり〜🎵」の歌詞が浮かんだところですが、この暑さももう少しとネジを巻き、頑張っていきたいと思います。
 
さて、暑さは暑さでもこちらは「熱き」戦いが繰り広げられているのが「国民民主党代表選2023」。
 
8月21日に告示された代表選に、玉木雄一郎代表と前原誠司代表代行が立候補。
 
9月2日の臨時党大会に向け、現在は全国の主要都市にて両候補による街頭演説会が行われるなど、熱気を帯びてきているところです。
 
なお、両候補のプロフィールや政策に関しては、以下の代表選特設ページをご覧ください。
 
 →「国民民主党代表選2023」特設ページはこちら
 
両候補の会見や街頭演説会の様子、さらにはSNSでの発信を拝見するに、真に国民に寄り添う政治、日本の国力を取り戻すべく、この国の政治を「国民民主党が」変えるとの本気の思いがビシビシと伝わってくる訳ですが、こうした政策論選は所属議員の一人としても本当に見応え、聞き応えあるもの。
 

【両候補の一騎打ちとなった国民民主党代表選】
 
細かな政策の違いはあれど、私としては、代表選の大きな論点は、「今後の党運営」、「めざす方向性」にあると考えるところ、
 
これに関し、玉木雄一郎代表は、「国民民主党は国会議員だけの政党ではない。他党との合流に安易に頼らず、国民民主党を国民民主党として大きくしていく。」
 
一方、前原誠司代表代行は、「日本の『大転換』のために、政策本位で野党結集を進め、政権交代への道筋をつくる」。
 
と、党勢拡大、大きな力にしていくアプローチの仕方が異なるものとなっています。
 
こうした論点を鑑みつつ、党所属議員、党員・サポーターによる投票が進められている訳ですが、この党の良いところは、両候補の「ここがいい」と主張することはあっても、「ここはダメ」と揶揄したり、誹謗中傷することが「一切」と言ってもいいほど見受けられないところ。
 
これは、これまでの「対決より解決」、「批判だけの野党は要らない」との考えが、党員・サポーターに至るまで浸透しているからに違いないと思う次第ですが、こうした冷静な政策論争にあって、「熱さ」が増してきていることに、まさに「民主主義」の根幹を感じるところです。
 
代表選の結果がどうなろうと、国民民主党がこの国の政治のキャスティングボードを握る存在になることは間違いないと考えますので、皆様におかれましてもぜひ、この代表選に注視いただき、両候補の政策に耳を傾けていただければ幸いに存じます。

ALPS処理水の海洋放出「開始」

ブログ 原子力 社会

今週になって、全漁連との意見交換、岸田首相の表明から閣議決定に至るまで、一気に進んだ福島第一原子力発電所で発生するALPS処理水の海洋放出の件。
 
東京電力は8月24日13時過ぎ、海洋放出を開始しました。
 
2023年度の計画では、約7,800㎥ずつ計4回の放出が行われ、トリチウム総量は約5兆ベクレル(事故前の放出管理値は年間22兆ベクレル)。
 
初回放出分は1日当たり約460㎥、約17日間で実施する見通しとするほか、東京電力では、データ公開に努めるべく、ALPS処理水の海洋放出における各設備での状況を1つにとりまとめたポータルサイト「ALPS処理水 海洋放出の状況」を開設しました。
 

 
ここには、海洋放出に至る各工程のモニタリング結果を表示するなど、透明性をもって公開されていますので、ぜひ一度ご覧いただければと思います。
 
 →「処理水ポータルサイト」(東京電力ホールディングスHP)はこちらから
 
なお、これを報じるニュースを見ておりますと、どこかおどろおどろしく、いかにも「いけないことをやっている」かの如く編集されている感が否めませんが、何故、自国を貶めるようなトーンなのか、私には理解できません。
 
再度申し上げておきますと、ALPS処理水は、トリチウム(*1)以外の放射性物質の告示濃度比総和(*2)が1未満となるまで浄化したものであり、福島第一原子力発電所では、こうしたALPS処理水をトリチウム濃度が1,500ベクレル/リットル未満となるよう、海水で100倍以上に希釈して海洋へ放出します。
 
この濃度は、排出にかかる国の規制基準値である60,000ベクレル/リットルの40分の1未満と十分に低い濃度であるため、環境や健康への影響は考えられません。
 
*1 トリチウムは「水素」の仲間であり、自然界でも生成されています。雨水や水道水、大気中にも含まれており、放射線を発しますが、とても微弱で紙1枚で防げる程度です。
 
*2 告示濃度比総和:施設から放出される水や空気に対し定められている放射性物質ごとの濃度の限度を告知濃度限度といいます。複数の放射性物質を放出する場合は、核種毎に告示濃度限度が異なることから、それぞれの告示濃度に対する比率を計算し、その合計値を「告示濃度比総和」と呼んでいます。
 
また、海洋放出開始で、一段とボルテージを上げて批判、反対している筆頭が中国ですが、これに対し、国民民主党の玉木雄一郎代表は「科学的根拠を欠く極めて政治的な対応であり、国際社会の理解を得ることはないだろう。日本国政府は科学的根拠をもって冷静に反論するなど毅然とした対応を取るべき。中国の国内経済が悪化する中、関心を外に向けさせようとする意図もあるのではないか。」とツイートしています。
 
岸田首相までとはいかずとも、林外務大臣くらいは、毅然と反論してはいかがかと、私も同じ気持ちであります。
 
なお、これも繰り返しとなりますが、トリチウムの海洋放出は、中国や韓国はもとより、世界各国で同じように行われており、まさに「おま言う」(お前が言うか)状態であることを申し上げておきます。
 

【近隣アジア諸国の年間トリチウム放出量(経済産業省HPより)】
 
世界各国のトリチウム放出量など、詳細は以下リンクをご覧ください。
 →外国の各発電所のトリチウム放出量(資源エネルギー庁:ALPS処理水資料集より)
 
福島の廃炉作業を進めるうえで大きな課題であった、ALPS処理水の海洋放出がこうして開始されましたが、科学的且つ客観的視点をもって対応し、そして冷静に見守りつつ、私は今後も福島県で獲れた魚を美味しくいただきたいと思います。

GX関連「投資促進策」の具体化方針と「敦賀の産業振興」

ブログ まちづくり

日本の夏の風物詩といえば、何といっても「甲子園」。
 
猛暑の中の大会で、選手への肉体面の負担軽減対策も図られた大会でしたが、第105回全国高等学校野球選手権記念大会は昨日、決勝戦が行われ、仙台育英(宮城)と慶応(神奈川)が対戦。
 
圧巻の戦いぶりを見せた慶応が8-2で勝利し、前回優勝から1世紀を経て、107年ぶり2度目となる夏の甲子園優勝を果たしました。
 
まさにドカベンの「神奈川を制す者 全国を制す」の言葉通りとなりましたが、その言葉を書いた水島新司先生も、天国から「ニンマリ」喜んでいるのではないでしょうか。
 
優勝した慶応高校の終始変わらぬ「エンジョイベースボール」のプレー、107年ぶりの快挙に向け満員のアルプス席から後押しする怒涛の大歓声が記憶に残りましたが、今大会も高校野球の醍醐味を味合わせてくれた、出場したすべてのチームの皆さんに感謝する次第です。
 
さて、毎度前置きが長くなり恐縮ですが、ALPS処理水の海洋放出や燃油価格高騰対策など、次々と判断を求められる政治の世界ですが、政府は23日、脱炭素社会の実現に向けたグリーントランスフォーメーション(GX)実行会議を開き、省庁横断で総額2兆円を超える2024年度予算の概算要求案を示しました。
 
 →第7回 GX実行会議の資料はこちら(内閣官房HPへ)
 
複数年度に亘り予算を使えるようにし、岸田首相は「脱炭素と経済成長の両立に取り組む企業に、思い切った投資促進策で応えていく。(5月に成立した)GX推進法によって、これまでの単年度予算ではできなかった中期的な投資促進策に政府がコミットできるようになった」と述べています。
 
2兆円超の予算のうち1.2兆円を2024年度分とし、残りは3〜5年程度かけて使うとのことですが、蓄電池や水素設備のほか、原子力の次世代革新炉、次世代型の薄型太陽電池や洋上風力発電、電気自動車(EV)などに搭載するパワー半導体の国内生産を促すほか、鉄鋼など生産工程で二酸化炭素(CO2)排出量の多い業種が、排出削減につながる工程の見直しも支えるとのこと。
 

【令和6年度のGX関連概算要求の内容(第7回 GX実行会議資料抜粋)】
 

【投資促進策の具体化に向けた方針(第7回 GX実行会議資料抜粋)】
 
主要な部分を抜粋紹介しましたが、ここだけを見ても、GX関連の技術開発やこれに対応する企業の予見可能性を高めるための環境整備に力を入れていることが分かります。
 
また、産業分野のみならず、断熱窓への改修や効率性の高い給湯器の導入、EVの購入などを対象に24年度に合わせて100万件の支援を見込むなど、暮らしの分野の脱炭素にも予算を手当てすることも明らかにしています。
 
政府は、年末にかけて産業ごとの投資計画をまとめ、具体的な支援内容を詰めるとの考えを示していますが、「GX実行計画」の策定を機に、世界との競争環境に勝つためにも本腰を挙げ、取り組みを加速させているものと受け止める次第。
 
私はこうした動きも睨みつつ(特に産業分野)、先の6月定例会において、「脱炭素に取り組む市内事業者への支援をスピード感を持って進めるべき」と意見しましたが、市からは「まずは市内企業の脱炭素に対する意識醸成を高める」ことを優先したうえで、「必要な支援を聞き取り、検討していく」との答弁がありました。
 

【6月定例会で意見した要約版(自身の市政報告会パワポ資料より抜粋)】
 
その後さらに私は、敦賀の産業振興を考えるにおいても、優位性を発揮することが大事であり、とにかく「スピード感」を求めましたが、やはりこうした国の動きを早期にキャッチし、先取りして仕組みづくりをするくらいの気持ちで取り組んでいただくことを求めるもの。
 
昨日のGX実行会議の内容を拝見し、その認識を一層強めた次第であり、とりわけ「エネルギーのまち」敦賀として、この分野においては他市町の後追いでなく、先進的な施策が講じられるよう、引き続き意見していく所存です。

もう一歩踏み込んだ「ガソリン価格値下げ」措置を

ブログ 政治

岸田首相は昨日午前、東京電力福島第一原子力発電所の処理水の海洋放出に関する関係閣僚会議で、24日に放出を開始すると表明しました。
 
併せて、風評被害対策や漁業者支援に政府を挙げて取り組む姿勢も強調しましたが、国内の対応はもとより、未だ科学的事実を無視し、「核汚染水」との言葉を用いて反対する中国に対しては、毅然とした態度で反論いただくことを強く求めておきたいと思います。
 
海洋放出決定のニュースが報じられた昨日お昼はちょうど、敦賀発電所での市政報告会開催ということで、冒頭、私からもこの件について触れ、「科学が風評に負けることは国辱」であり、同じ原子力産業に勤める我々は、そうした思いをもって、家族や周りの方に説明することが、結果して福島復興につながる旨、お伝えした次第です。
 

【貴重なお昼休みにお集まりいただいた市政報告会】
 
報告会では、改選後の議会構成や6月定例会の内容、市政のトピックスに続き、最後は所属政党である国民民主党の取り組みとして、物価高騰対策と合わせて「ガソリン価格の値下げ」に声を挙げていることも紹介。
 
とりわけ、9月末に迫る現行の補助期間延長とトリガー条項の凍結解除を求めていることをお伝えし、こうした声を踏まえて、政府がどう動くか注視願う旨お話しし、報告会を終えましたが、ちょうどその後、夕方のネットニュースに「岸田首相は9月末に期限を迎えるガソリン価格を抑制するための激変緩和措置について、10月以降の延長も視野に対応策を実施する方向で調整に入った」との報道がありました。
 
原油相場の高騰に対応するため、昨年1月からガソリンや灯油などの家計負担を軽減する激変緩和措置を実施し、相場がピーク時よりも落ち着いたため、政府は補助率などの段階的な縮小に入っていましたが、経済産業省が今月9日に発表した7日時点のレギュラーガソリンの全国平均小売価格は180.3円/lで平成20年8月以来約15年ぶりの高値となっていたところ。
 

【「税金の塊」と言われるガソリン価格の構成】
 
国民民主党は、6月の段階からまさにこのことを予測し、ガソリン価格の高騰は、車が移動の中心の地方などでは特に家計に深刻な打撃を与えかねないものとして、経産大臣に申し入れもしてきました。
 
玉木雄一郎代表の言葉を借りれば、「とにかく遅い」と評される岸田政権の対応ですが、こうした措置がされることはつまり、国民生活への影響、負担を軽減することにつながり、また国民民主党の政策がまたひとつ実現したことは良かったと受け止めるところです。
 
しかしながら、国民民主党の主張で言えばまだ「トリガー条項の凍結解除」(上のグラフでいう25.1円の暫定税率分を除くこと)が残っています。
 
さらにもう一段階、踏み込んだ対策が講じられるか否かが今後の焦点かと思いますので、引き続き、こうした点においても注視いただければ幸いです。
 
結びに、こうしてお伝えする内容からお分かりのとおり、誤解なきよう、国民民主党が寄り添っているのは自民党でなく、「国民」であることだけ申し添えておきます。

ALPS処理水の海洋放出を「事実上容認」

ブログ 原子力

「雨が降ろうが、風が吹こうがやる」との思いで続けている月曜朝の街頭演説ですが、実は先週お休みしました。
 
ちょうど先週月曜日は8月14日にあたり、各ご家庭で静かに御魂をお迎えするお盆に騒がしくするのもいかがなものかとの自己判断でそうさせていただいたことをご容赦いただく訳ですが、お盆明けの昨朝は再開。
 
朝から湿度の高い暑さのなか、約30分間、近況活動報告と敦賀でも「180円」の文字が現れているレギュラーガソリンの価格に関し、国民民主党は、政府が動くまで声(9月末までが期限の現行補助金の延長やトリガー条項の凍結解除など)を挙げ続ける旨、お伝えしました。
 
なお、国民民主党においては、昨日から玉木雄一郎代表と前原誠司代表代行の一騎打ちでの「代表選挙」が始まりましたので、その点に関しても注視いただければと思います。
 
さて、街頭演説でも少し触れました東京電力福島第一原子力発電所の処理水海洋放出の件に関しては、既に報道されているとおり、岸田首相は本日午前に関係閣僚会議を開催し、放出開始日を決定すると発表しました。
 
首相は開始日こそ明言しませんでしたが、政府は24日にも放出する方向で最終調整しているとのこと。
 
昨日は、その前提となる「全国漁業協同組合連合会(全漁連)」の「理解」について、西村経済産業大臣、岸田首相が相次いで面会し、「放出への理解」を求めましたが、これを高度な交渉というのか、正直、日本語は難しいと感じた次第です。
 
と申しますのも、首相との面談において、全漁連会長はまず、処理水放出については「反対であるということはいささかも変わりない」と述べたうえで、放出計画は国際的な安全基準に合致すると評価した国際原子力機関(IAEA)の包括報告書などに触れ、政府の支援策や科学的な安全性に関し「われわれの理解は進んできている」との認識を示しました。
 
これに対し首相は、漁業者支援などの十分な予算措置を求めた全漁連に対し、「(農林水産省の)水産予算とは別に、今後数十年の長期にわたろうとも政府全体で責任を持って対応する」と、政府が設けた風評被害対策300億円、漁業継続の支援500億円の基金を活用し、廃炉完了まで対策を続ける考えを伝えました。
 
この発言を受け全漁連会長は、「非常に重い発言だ」と評価。
 
報道では、十分な予算措置と安全性確保の継続を条件に、放出開始を「事実上容認した」とあります。
 
首相との面談に同席した西村経産相は終了後の記者会見で、「一定の理解を得たと判断した」と述べ、一方、同じく面会に同席した福島県漁連幹部は「約束は果たされていないが、破られたとは考えていない」と語ったとあります。
 
これまで「科学が風評に負けるのは国辱だ」と主張してきた私ですが、「反対であるということはいささかも変わりない」と前置きがあったうえでの一連のやり取りを伺うに、そのこと(科学>風評)を認識しつつも、「YES」か「NO」かの単純な答えで表せない、苦渋に苦渋を重ねた漁業関係者の方々の心中を察した次第です。
 
そして、「承知した」とまでは発しないものの、こうして関係者の皆さまが「一定の理解」と考えを示された以上、今後重要なのは、単に不安を煽る「風評加害」に加担してはならないということ。
 
今朝の朝刊各紙がどのように報道しているか、すべてに目を通した訳ではありませんが、とりわけマスメディアの存在は大きいことから、福島の復興を進めるうえにおいて、私たちは今後も表層的なことに惑わされることなく、科学で証明されたことをもとに思考し、対応をしていくべきと今一度認識する次第です。
 

【海洋放出を待つ、ALPS処理水が貯留するタンク群。これまでの、またこれからの関係者の皆様のご尽力に敬意を表します。】

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