2回目の処理水「海洋放出」と「ホタテ祭り」

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昨日の敦賀市議会は、予算決算常任委員会(全体会)を開催し、補正予算案並びに決算認定の件について、分科会での審査報告から委員会採決までを行いました。
 
9月8日から始まった9月定例会も残すところ来週11日の本会議のみとなり、同日、会派として3件の「討論通告」。
 
最終日は、会派所属議員3人それぞれ討論にて、論点を明確に示したうえで採決に臨む所存です。
 
また、予算決算常任委員会終了後は、議会改革のひとつとして、議会運営委員会のワーキングにて検討を進めている「タブレット導入」に向けた調査。
 
「タブレット導入」に関しては、他市町の議会を見ても既に遅れている感は否めませんが、導入は「目的ではなく手段」との考えのもと、他のワーキングメンバーの皆さんとともに前に進めていきたいと思います。
 
さて、話しは変わり、福島第一原子力発電所ALPS処理水の海洋放出について、昨日2回目の放出が行われました。
 
東京電力は3日に、同処理水の2回目となる海洋放出に向けた準備作業を始め、海水で薄めた少量の処理水を大型水槽に入れて放射性物質トリチウムの濃度を測定のうえ、想定通りの濃度であることを確認した後、放出。
 
2回目の海洋放出に関しては、ネットニュース上でも検索しないと出てこないほど、取り扱いが小さく感じられますが、1回目にあれほど大騒ぎしたのは何だったのかと呆れるところ。
 
メディアにとって、「安全」であることはニュースソースにならないのか、いや、国益に叶うよう逆に、「安全」であることこそもっと発信するのがメディアの役割ではないかと、日本の報道(すべてではありませんが)のあり方を考える次第です。
 
そのうえで、この海洋放出にあたって、最も懸念されたのが「風評」でありますが、実際、日本の国産水産物は「風評」というより「言い掛かり」に近い、中国政府による輸入停止措置の影響により大きな打撃を受けているのが実態。
 
そうしたなか、現在特に、国産ホタテが行き場を失っており、漁業関係者を中心に損害が発生している状況を踏まえ、東京電力ホールディングス(以下、東京電力HD)では、安心・安全な北海道・三陸常磐エリアの水産物をPRし、国内での消費拡大を推進すべく、JR御徒町駅前・おかちまちパンダ広場(東京・台東区)で、「緊急プロジェクト!ホタテ祭り in おかちまちパンダ広場」を10月5日まで開催しました。
 

【ホタテ祭りのチラシ。終了後の掲載となったことを反省。】
 
X(旧Twitter)のポスト(投稿)を見ると、この「ホタテ祭り」会場は連日超満員で、ほとんどフェス状態。
 
フェス開始から2時間ほどで多くの物が完売し、ホタテだけではなく、福島の「常磐もの」も大人気で供給が追いついていないと、大盛況の様子が複数レポートされていました。
 
こうして、都内でも多くの皆さんが、「風評」を払拭し、「食べて」応援しようと来場されていることを大変嬉しく感じた次第です。
 
東京電力HDのホームページを拝見すると、「当社は、事故の当事者として、風評払拭に向けた取り組みを継続的に実施しており、多くの消費者の皆さまに福島県産品の美味しさや魅力をお伝えしてまいりました。このたびのALPS処理水海洋放出に伴い、より一層の風評払拭に向けて、本年は、首都圏や福島県内に加えて、北海道や九州、沖縄県においても福島県産品をはじめ国内水産品の美味しさや魅力をお伝えするため、2023年10月13日(金)~12月17日(日)の期間で「発見!ふくしま」キャンペーン2023 ~食べて応援 ニッポンの幸~ を実施いたします。」と掲載されていました。
 
以前にこのブログでも書きましたが、中国や国内からの言われなき風評に屈しないためにも、鍵を握るのは、日本の水産物の「国内消費」を高めること。
 
キャンペーンならずとも普段から、買うなら「国内水産品」をスローガンに、私自身も微力ながら、国内水産業者の皆さんを応援していきたいと思います。
 

【Xにポストされていた、ホタテ祭りの「ホタテ」。写真からも磯と醤油の香りが漂ってきます🎵】

今日から1学期後半スタート

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公務も地域の予定もなかった日曜日。
 
暑さが続いていることもあり、身体を休めることも大事と、昨日はゆっくりと過ごすことにしました。
 
といっても、生活のリズムは同じく、ルーチンの朝散歩(ワンコとの)から始まり、昨日は夕方も散歩に。
 
近所の田園風景から元気をもらっていることは、これまでも紹介してきましたが、昨夕は夕陽に照らされる景色に心癒されました。
 

【黄金色の稲穂と青い空。これだけで十分なコントラスト。】
 
と同時に、朝夕こうして農道を歩き、どこか夏の終わりを感じつつ、やはり心身ともにエネルギーチャージができましたので、今日からまた頑張ってまいります。
 
さて、夏の終わりといえば、昨日で「夏休み」も終わり。
 
今日からは、1学期の後半が始まります。
 
敦賀市内の小中学校は、9月2日(土)に始まる敦賀まつりに合わせ、9月3日(日)と4日(月)が「ふるさと休業」となることから、夏休みの終わりが少し早い訳ですが、子ども達の心境やいかに。
 
私の母校、粟野小学校のホームページを拝見すると、夏休みに入る直前の投稿にこうありました。
 
(以下、ホームページ引用)
ここまで、勉強に運動に全力でがんばってきた子どもたち。
夏休みは38日間。ゆっくり休み、たっぷりエネルギーチャージして、8月28日に、また元気に登校してくださいね(終)
 
先生の期待通り、沢山の夏の思い出とともにエネルギーチャージした子ども達が、元気に登校する姿を、私も期待するところです。
 
今日はこの後、私も月曜朝の街宣。
 
ちょうど、粟野中学校の生徒達の通学時間と重なりますので、負けずに元気良く、挨拶を交わしてきたいと思います。
 
ではでは、今日はこの辺で。

働くことでしか得られない幸せ

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昨日午前中は、気比の松原で開催された、連合福井嶺南地域協議会の「家族ふれあい行事」に参加。
 
4年ぶりに開催されたこの行事には約90名の親子が集い、前半は地引網体験、その後はBBQと楽しい時間を過ごされました。
 
私は、冒頭にご挨拶の機会を頂戴した後、地引網の途中で次の予定に行かせていただきましたが、自然の中で子ども達がワイワイとはしゃぐ姿は見ていて嬉しいもの。
 
7月21日に始まった夏休みもあと僅か。
 
敦賀の海を満喫し、夏の思い出づくりができたのであれば幸いです。
 


【行事のひとつ、地引網体験の様子と美しき敦賀湾】
 
さて、私も長きに亘り参画をしています「連合」運動ですが、掲げる一番の政策は「働くことを軸とする安心社会の実現」。
 
この意味とは、連合のホームページによれば、「連合は、めざすべき社会像として『働くことを軸とする安心社会』を掲げ、『働くこと』に最も重要な価値を置き、自立と支え合いを基礎に、誰もが公正な労働条件のもと多様な働き方を通じて社会に参加できる社会の実現にむけた取り組みを推進しています。」とあります。
 
この運動理念に、私は大いに共感をするところですが、昨晩放送されていた、日本テレビ系「24時間テレビ46」のスペシャルドラマ「虹色のチョーク 知的障がい者と歩んだ町工場のキセキ」では、これに通ずる言葉がありました。
 
このドラマは、社員の大半が知的障がい者というチョーク会社が、会社の存続を賭けて新商品の開発に挑み、窓に描ける魔法のチョークを開発した町工場の奇跡の物語を、実話を元にドラマ化されたもの。
 
同テレビの番組紹介ページでは、物語のモデルとなった「日本理化学工業株式会社」は日本のシェア約70%を占めるチョーク製造販売会社で、まだ障がい者雇用が義務化されていなかった1960年に初めて知的障がい者を雇用して以来一貫して障がい者雇用を推し進め、1975年には神奈川県川崎市に日本初の心身障害者多数雇用モデル工場を設置。
 
2023年現在、91人の社員のうち66人が知的障がい者(障がい者雇用割合約7割)となっており、製造ラインを知的障がい者だけで稼働できるよう工程にさまざまな工夫を凝らし、「日本でいちばん大切にしたい会社」として経営と福祉の両方の面で注目されている。
 
“粉の飛散が少ないダストレスチョーク”や“窓にかけるキットパス”など、SDGsや地球環境に配慮した商品を生み出し、今も進化を続けているとのこと。
 
ドラマでは、チョーク会社社長の息子が、やりたいことが見つからないまま海外に短期留学するが、流されるままに父が経営するチョーク会社に就職したものの、工場の危機的な経営状況を目の当たりにし、社長である父と障がい者雇用をめぐって衝突を繰り返しながらも、障がいがある社員たちの労働への真摯な姿勢から「働くことの幸せ」を学んでゆく姿が描かれていました。
 
たまたま回したチャンネル(この言い方は死語かも)で出会った番組でしたが、思わず見入ってしまい、途中では涙、最後には「うん。そうだ。」と感動する自分がいました。
 
ドラマで学んだことは、障がい者も健常者も関係なく、「働くことでしか得られない幸せ」があるということ。
 
人生の大半を費やす「働く」時間を、単に対価をもらうがためにイヤイヤ過ごすのか、やりがいをもって過ごすのかでは大違い。
 
ひとり一人の価値観は違うと思いますが、働くことに達成感や充実感、あるいはドラマにあったよう、一緒に困難を乗り越えた時の仲間との結束力。
 
今一度、そうしたことの大切さを思い返し、まさに「働くことを軸とする安心社会の実現」に向け取り組まねばと感じた次第です。
 
ありがたいことに私は、「働くことで得られる幸せ」を感じまくってこれまで人生を送ってこれました。
 
自分自身、今後もそうあるだけでなく、社会全体がそう感じていけるよう、連合がめざす運動に参画しつつ、政治の側面から取り組んでいきたいと思います。

ALPS処理水の海洋放出「開始」

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今週になって、全漁連との意見交換、岸田首相の表明から閣議決定に至るまで、一気に進んだ福島第一原子力発電所で発生するALPS処理水の海洋放出の件。
 
東京電力は8月24日13時過ぎ、海洋放出を開始しました。
 
2023年度の計画では、約7,800㎥ずつ計4回の放出が行われ、トリチウム総量は約5兆ベクレル(事故前の放出管理値は年間22兆ベクレル)。
 
初回放出分は1日当たり約460㎥、約17日間で実施する見通しとするほか、東京電力では、データ公開に努めるべく、ALPS処理水の海洋放出における各設備での状況を1つにとりまとめたポータルサイト「ALPS処理水 海洋放出の状況」を開設しました。
 

 
ここには、海洋放出に至る各工程のモニタリング結果を表示するなど、透明性をもって公開されていますので、ぜひ一度ご覧いただければと思います。
 
 →「処理水ポータルサイト」(東京電力ホールディングスHP)はこちらから
 
なお、これを報じるニュースを見ておりますと、どこかおどろおどろしく、いかにも「いけないことをやっている」かの如く編集されている感が否めませんが、何故、自国を貶めるようなトーンなのか、私には理解できません。
 
再度申し上げておきますと、ALPS処理水は、トリチウム(*1)以外の放射性物質の告示濃度比総和(*2)が1未満となるまで浄化したものであり、福島第一原子力発電所では、こうしたALPS処理水をトリチウム濃度が1,500ベクレル/リットル未満となるよう、海水で100倍以上に希釈して海洋へ放出します。
 
この濃度は、排出にかかる国の規制基準値である60,000ベクレル/リットルの40分の1未満と十分に低い濃度であるため、環境や健康への影響は考えられません。
 
*1 トリチウムは「水素」の仲間であり、自然界でも生成されています。雨水や水道水、大気中にも含まれており、放射線を発しますが、とても微弱で紙1枚で防げる程度です。
 
*2 告示濃度比総和:施設から放出される水や空気に対し定められている放射性物質ごとの濃度の限度を告知濃度限度といいます。複数の放射性物質を放出する場合は、核種毎に告示濃度限度が異なることから、それぞれの告示濃度に対する比率を計算し、その合計値を「告示濃度比総和」と呼んでいます。
 
また、海洋放出開始で、一段とボルテージを上げて批判、反対している筆頭が中国ですが、これに対し、国民民主党の玉木雄一郎代表は「科学的根拠を欠く極めて政治的な対応であり、国際社会の理解を得ることはないだろう。日本国政府は科学的根拠をもって冷静に反論するなど毅然とした対応を取るべき。中国の国内経済が悪化する中、関心を外に向けさせようとする意図もあるのではないか。」とツイートしています。
 
岸田首相までとはいかずとも、林外務大臣くらいは、毅然と反論してはいかがかと、私も同じ気持ちであります。
 
なお、これも繰り返しとなりますが、トリチウムの海洋放出は、中国や韓国はもとより、世界各国で同じように行われており、まさに「おま言う」(お前が言うか)状態であることを申し上げておきます。
 

【近隣アジア諸国の年間トリチウム放出量(経済産業省HPより)】
 
世界各国のトリチウム放出量など、詳細は以下リンクをご覧ください。
 →外国の各発電所のトリチウム放出量(資源エネルギー庁:ALPS処理水資料集より)
 
福島の廃炉作業を進めるうえで大きな課題であった、ALPS処理水の海洋放出がこうして開始されましたが、科学的且つ客観的視点をもって対応し、そして冷静に見守りつつ、私は今後も福島県で獲れた魚を美味しくいただきたいと思います。

8月8日 長崎原爆の日

ブログ 社会

立秋の昨日、9時には南鳥島近海で発達中の熱帯低気圧が「台風7号(ラン)」になりました。
 
8月に入り初めての台風発生ということに加え、今後は発達しながら北上し、ちょうどお盆期間中に日本列島に影響を及ぼす可能性があります。
 
我が家もそうですが、帰省する子らを待つ皆様にとっては、計画運休など交通機関への影響が心配なところですが、何をおいても「安全第一」の考えで対応していきたいと思います。
 
そして、「台風6号」については、今日、九州の西の海上を北上することから、大雨による土砂災害や河川の氾濫、低地の浸水などのおそれがあるとされています。
 
そうしたなか迎えるのが、長崎原爆の日。
 
長崎市は既に、この日に行われる平和祈念式典について、台風の接近に伴い参列者の安全確保を優先するためとして、会場を平和公園から市内の屋内施設に変更したうえで、被爆者のほか岸田総理大臣や各国大使といった来賓の参列を見送るなど大幅に縮小する方針を決定。
 
式典に被爆者が参列しないのは、昭和31年に市主催の式典が始まって以来、初めてとのことですが、長崎市の鈴木市長は記者会見で、「大変残念だが、安全確保が第一なのでご理解をいただきたい。8月9日にかける思いは例年と変わるものではなく、市民一体となって祈りたい」と述べています。
 

【大幅な縮小開催を決めた平和祈念式典(NHK NEWS WEBより)】
 
また、長崎県では、8月9日を「県民祈りの日」と定め、原爆犠牲者のご冥福をお祈りするとともに、恒久平和への誓いを新たにするため、原爆が投下された8月9日の午前11時2分に全県民が一斉に1分間の黙祷を捧げることとしております。
 
私も同様、この趣旨に則り、同時刻には心より哀悼の意を込め、黙祷を捧げたいと思います。
 
原爆の悲惨さを世界に伝えることは日本の責務であることは言うまでもありませんが、犠牲者を悼み、核の脅威から国民を守る取り組みへの決意を新たにする。
 
8月6日と9日は、日本国民にとってそういう日であらねばならないと、台風接近の今日、改めて思う次第です。

夏の甲子園 49代表校が出揃う

ブログ 社会

この週末、知人のFacebookやinstagramを見ていると、市内では多くの地区、町で「夏祭り」が行われたよう。
 
わが町は、準備の関係から、今年は時期をずらして10月に開催予定ですが、日中、暑い中で準備されている様子から、夕暮れからは提灯やぼんぼりに明かりが灯り、ビール片手に語らう姿や盆踊りなどに興じているシーンを見るに、これぞ地域のコミュニティと感じるところですが、コロナ禍を経て、こうして各地で開催されることを嬉しく感じた次第です。
 
まさに「夏の風物詩」復活といったところですが、この後続く、地区や町でも大いに盛り上がって欲しいと思います。
 
さて、全国的に「夏の風物詩」といえば、何といっても「甲子園」。
 
今年で第105回を迎える全国高校野球選手権の出場を懸け、福井大会は一昨日、北陸高校が福井商業との接戦を6-5で制し、7年ぶり4度目の夏の甲子園出場を決めたところですが、昨日は、全国で最後の決勝戦2試合が行われ、大阪は履正社、東東京は共栄学園が勝って49代表校が出揃いました。
 

【福井大会で激戦を制し、喜びを爆発させる北陸高校(福井新聞記事より引用)】
 
今年の夏は、地元敦賀からの出場とはなりませんでしたが、郷土福井の代表「北陸高校」を応援したいと思います。
 
ひと昔前と違うこの暑さの中での甲子園大会に関しては、分散大会やドーム球場での開催など、あり方そのものに様々な意見もあるところですが、やはり球児にとって聖地「甲子園」でプレーすることに意義があると考えるところ。
 
甲子園では、代名詞でもある大屋根の「銀傘(ぎんさん)」を、高校野球のためにアルプススタンドまで拡張する計画が先日発表されたところですが、大の高校野球ファンの私としては、設備や運営の改善を図りつつ、この先も続いていって欲しいと思う次第です。
 
全国選手権大会は8月3日に大阪市内で組み合わせ抽選会が行われ、6日に開幕します。
 
選手の皆様におかれましては、何を置いても体調に留意され、元気ハツラツ「夢舞台」でプレーされますことご祈念申し上げます。

こどもの日は「母に感謝する」日でもあり

ブログ 社会



 
このゴールデンウィークは体を動かそうと、夕食前にジョギングをしていますが、この時間帯は何とも心落ちつく風景に出会えるもの。
 
写真は、1枚目が一昨日、2枚目が昨日出会った野坂山の麓にある田園風景ですが、田植えを待つかのように水が張られた水面には、夕日や月、山並みまでが映り込み、見事な風情を醸し出していました。
 
思わず写真を撮ったり、眺めたりで、ジョギングは暫し中断してばかりでしたが、こうした心癒される風景がある郷土に感謝するところです。
 
さて、新型コロナウイルス5類移行を前に、観光客で賑わう各地の様子が報道されるところですが、そのようなニュースのなか、気になったのは、北朝鮮による拉致被害者、横田めぐみさん(拉致当時13歳)の弟で、家族会代表の横田拓也さんら被害者家族や、超党派の拉致議連メンバーが3日、訪問中の米ワシントンでシャーマン国務副長官と面会したとの報。
 
家族会らの訪米は新型コロナウイルスの影響で、令和元年(2019年)5月の前回から4年ぶりであったそうですが、シャーマン氏は拉致問題解決への支援とともに、家族会と支援組織「救う会」が今年2月に公表した新たな運動方針に関し支持を表明したとのこと。
 
国務省で行われた面会では、拓也さんらが「全拉致被害者の即時一括帰国が実現すれば、日本政府が北朝鮮に人道支援することに反対しない」とする新たな運動方針を説明すると、シャーマン氏は同方針について「よく理解できる」と述べ支持を示すとともに、国連安全保障理事会で北朝鮮の人権問題を扱う公式会合の開催を日本政府と協力して目指す考えも示したとありました。
 
また、拉致問題に関し「できることは全て行って支援する」と語り、拉致被害者の救出を願うブルーリボンバッジを着用していたとあり、まさに思いをともにする姿勢を心強く感じた次第です。
 
なお、ご高齢ということもあってか、この訪米には同行されていませんが、横田めぐみさんの母早紀江さんが今年2月に87歳の誕生日を迎えた際、拓也さんは、2020年に亡くなった父滋さんと同じ年齢になったことに触れ、「母は元気で過ごしているが、時間がない現実に変わりはない。(母娘を)必ず日本の地で再会させたい」と訴えています。
 
「何としてでも取り返す」と、子を思う母の心中は幾ばくかと思うと胸が締め付けられますが、私たち日本人は、早紀江さんら拉致被害者のご家族と同じ思いに立って行動せねばと、改めて強く認識する次第です。
 
さて、今日は「こどもの日)」。
 
言わずと知れた、端午の節句5月5日に制定されている国民の祝日のひとつですが、「国民の祝日に関する法律」の趣旨にはこうあります。
 
「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」
 
早紀江さんのように、どんな時でも子を思い、味方でいてくれる存在は「海なる母」とも称されますが、今日が母親を慈しむ日でもあることを改めて、皆さんと共有しておきたいと思います。

社人研が「日本の将来推計人口(令和5年推計)」を公表

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メールやSNSで頂戴した多くの祝福メールやコメント。
 
ようやく返信をほぼ終え、改めてあたたかいお気持ちに感謝するところです。
 
そんな思いのもと、「選挙は目的ではなく手段」であることを肝に銘じつつ、昨日定時後は、いつもの粟野交番前にて街頭活動を行いました。
 
公職選挙法では、拡声機を用いた「当選御礼」はできませんので、「ご支援ありがとうございました」の言葉はグッと飲み込み、2期目に懸ける思いなどを40分ほど話し、街頭活動を終えると、店舗の前で聞いてくれていたご高齢の女性から「あんたのこと好きになったわ!」と声を掛けられ、暫し歓談。
 
そこまでは良かったのですが、「ところで、あんたの名前は?」と聞かれズッコケました(笑)。
 
でもこうして、お一人の方にお話しを聞いてもらえただけでありがたいこと。
 
引き続き、「継続は力なり」で地道にコツコツ頑張ります。
 
さて、街頭でも課題としてお話しした人口減少社会、※2040年問題ですが、昨日は国立社会保障・人口問題研究所(以下、社人研)が「日本の将来推計人口(令和5年推計)」を公表しました。
 
※2040年問題
少子化による急速な人口減少と高齢者人口がピークに達することで、日本が2040年に直面すると考えられている問題の総称。団塊ジュニア世代が65歳の老齢年齢を迎える2040年頃、20歳代の人口は団塊ジュニア世代の半分であり、社会のあらゆる担い手不足が生じる。
 
結果のポイントは既に新聞報道にもあるよう、「総人口は50年後に現在の7割に減少し、65歳以上人口がおよそ4割を占める。前回推計よりも 出生率は低下するものの、平均寿命が延伸し、外国人の入国超過増により人口減少の進行はわずかに緩和」とありました。
 
社人研によると、令和2(2020)年国勢調査の確定数を出発点とする新たな全国将来人口推計を実施し、その結果を「日本の将来推計人口(令和5年推計)」として公表。
 
日本の将来推計人口とは、出生、死亡および国際人口移動について、実績値の動向をもとに将来について仮定を設け、日本全域の将来の人口規模および男女・年齢構成の推移について推計を行ったもので、外国人を含む日本に常住する総人口を対象としているもので、社人研ホームページの「結果の概要」を見るに、ポイントは以下。
 
【主要な結果】
1 前回推計(平成29年)と比べ、将来の合計特殊出生率は低下、平均寿命はわずかな伸び、外国人の入国超過数は増加。
 
2 総人口は50年後に現在の7割に減少、65歳以上人口は約4割に(出生中位・死亡中位推計)。
・総人口は、令和2(2020)年国勢調査による1億2,615万人が2070年には8,700万人に減少すると推計(出生中位・死亡中位推計、以下同様)。
・総人口に占める65歳以上人口の割合(高齢化率)は、2020年の28.6%から2070年には38.7%へと上昇。
・前回推計と比較すると、2065年時点の総人口は前回8,808万人が今回9,159万人となる。総人口が1億人を下回る時期は2053年が2056年になり、人口減少の速度はわずかに緩む。これは国際人口移動の影響が大きい。
 
3 出生高位および低位の仮定による推計ならびに日本人人口に限定した場合の推計
・2070年の総人口と65歳以上人口割合(高齢化率)は、出生が高位仮定の場合、それぞれ9,549万人、35.3%、低位仮定の場合、それぞれ 8,024万人、42.0%。
日本人人口に限定した参考推計(出生中位・死亡中位推計)では、2070年の日本人人口は7,761万人、65歳以上人口割合は40.9%。
 
なお、令和2年(2020年)と令和52年(2070年)推計の人口ピラミッドは次の図のようになります(同、社人研「日本の将来推計人口(令和5年推計)結果の概要」より」
 

【人口ピラミッドの変化(総人口) ー出生中位・高位・低位(死亡中位)推計ー】
 
→社人研「日本の将来推計人口(令和5年推計)」の詳細はこちらから
 
私は昨年12月の定例会において、2040年問題を取り上げ、今からバックキャスティングで備えなければならないと提言しましたが、今回公表されたことも踏まえ、50年後の姿を想像し、行政や地域経営をいかに維持していくのかを真剣に考えねばならないと、改めて強く認識した次第です。
 
社会保障の問題然り、行政や地域を支える「なり手」が圧倒的に不足する時代が来れば、そこには地域の崩壊はもとより、古より先人が守り続けてきた生業、すなわち歴史や文化(伝統行事など)までもが消滅してしまう危機があります。
 
必ずや訪れる危機に対し、今から何をすべきか。
 
私自身、選挙戦で「政治屋は次の選挙を考え、政治家は次の時代を考える」と申し上げてまいりましたので、今後もその言葉通りの思考、提案をしていく所存です。

祝「20歳のつどい」

ブログ 社会

民法改正に伴い、令和4年4月1日から成年年齢が20歳から18歳に引き下げられましたが、敦賀市では令和4年度以降も、当該年度において20歳を迎える方を対象に、名称を「20歳(はたち)のつどい」として開催する旨、以前に決定しているところ。
 
なお、参考まで、従来の「成人式」から「20歳のつどい」とした理由は以下の通りとなっています(敦賀市HPより)。
 
◉元来、当市では、20歳を迎えた新成人を対象に、新しい人生の門出を祝福し、励ますための場として成人式を開催してきた。20歳という年齢は、飲酒や喫煙も含め、すべての年齢制限がなくなる区切りの年齢であり、責任を持ち自立した社会人として成長した青年を市全体で祝う式典とするため。
◉対象を18歳とした場合、多くの方が大学受験や就職活動の時期と重なり、本人や保護者の負担がかかる恐れがあるため。
 
さて、本日はその「第1回 敦賀市20歳のつどい」が13時より、プラザ萬象にて開催されることとなっており、私ごとながら、我が長男もこれに出席の運びとなっています。
 
3年前の長女の時は、大学生で迎えた「成人式」でしたが、長男は既に働いており、やや感覚は違うとはいえ、こうして節目の日を迎えられたことを一人の親として感謝する次第です。
 
幼少期からの成長を振り返ると、様々なことが思い出されますが、何といってもこの年代は、コロナ世代。
 
高校2年の冬に突如として始まったコロナウイルス感染により、野球部に所属していた長男らは「甲子園」という目標を失いました。
 
インターハイや文化部の全国大会なども然り。
 
これからという最終学年に目標を失い、心が折れるかと思いきや、どこに当てることもできない悔しさや嘆きに堪え、コロナ禍でも出来ることに直向きに取組む、彼ら彼女らの姿がありました。
 
社会に出れば理不尽なことは山ほどありますが、多感な青春時代に、これ以上ないコロナウイルスという理不尽に対峙したことで、強い人間になれたのではと感じていますが、この時の指導者各位、そして、ともに支え合い、乗り越えた仲間の存在はかけがえのない存在であり、一生の宝だと、親として改めて感謝する次第です。
 
今日はそんな感慨に浸りながら、長男の晴れ姿を見送るとともに、同世代のすべての皆さんの今後さらなる飛躍を期待し、エールを送ります。
 
なお、つどいの模様は、YouTubeにて配信されるとのこと。
 
親御さんはお子さんの、おじいちゃん、おばあちゃんはお孫さんの晴れ舞台の様子を、以下リンクからご覧いただければと思います。
 
「20歳のつどい」YouTubeはこちらから
 

【人生のレールを敷いていくのはもう、君たち自身だ】

「御用」も「仕事」も納めの日 〜1年間お疲れ様でした〜

ブログ 社会

いよいよ年末と感じる行事は「年末特別警戒」。
 
私の住む町内では毎年、12月27日から30日までの4日間を年末特別警戒期間としています。
 
初日の昨日は、拍子木を合図に「火の用心!」の呼び掛けるとともに消化水栓やホース格納箱の点検も行いました。
 

【年末特別警戒の表示が掲げられた会館前】

【あまり見ることができない消化水栓もご紹介します】
 
コロナ禍により、町内の皆さんの参加はお控えいただき、区役員と防災部・防犯部メンバーのみの活動としていますが、30日まで私もしっかり呼び掛けていきます。
 
年の瀬で何かと気忙しいところですが、皆様もどうぞ火の元には十分ご注意ください。
 
さて、今日は官公庁では「御用納め」、民間企業の多くは「仕事納め」となります。
 
文字通り、今日の一番は今年の仕事の整理、そして身の回りの整理整頓をすることかと思いますが、さらにコロナ前にあったのは職場単位での納会や、仕事上がりの忘年会ではなかったかと。
 
つまりは、普段とは違う節目の一日ということになろうかと思います。
 
コロナ第8波により、大勢でこぞっての納会とはいかないものの、この一年、何かと厳しい環境のなか頑張って働いてきたことを職場内で感謝し、新たな年も頑張ろうと確認し合う、そんな「御用納め」、「仕事納め」の日になればと。
 
なお、仕事納めに関係なく、年末年始も勤務される業種の方もいらっしゃいますが、どちらかといえば私も同じ。
 
大晦日まで出来ることを精一杯こなし、悔いのない気持ちで新たな年を迎えたいと思います。
 
では、この後は西浦県道では今年最後となる、朝の辻立ちに行ってまいります。

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