令和5年も大変お世話になりました

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27日から実施していた、町内の年末特別警戒パトロールが昨晩終了。
 
毎年このパトロールに参加している経験上、本当に珍しいことですが、一度も雨に降られなかったばかりか、4日間とも月が輝くコンディションのもと活動することができました。
 
まずはお天道様に感謝ですが、さらに、役員のみで実施していたコロナ禍を経て、今回は述べ約250名と多くの町民の方々に参加いただき感謝。
 
防災部員の皆様の丁寧な声掛けに加え、「4日間のうち1度は参加を」との呼び掛けに応じていただいた結果ですが、昨晩は親子連れでも参加いただくなど、この子たちがまた大人になって協力してくれるといいなとも思った次第です。
 
こうして多くの町民が参加し、防火・防災意識を高めることはまさに「地域コミュニティ」であり、今後もわが町の「地域力」を高めるため、私自身、汗をかいていきたいと思います。
 
パトロール後は、特別警戒の看板を取り外し、会館前もいよいよ新年モード。
 

【「謹賀新年」の横断幕が設置された会館前】
 
毎年、年末と新年が交錯するこの風景を見て、年の瀬を感じるところであり、「良いお年を!」と声掛けしつつ解散した次第です。
 
一夜明け、今日は大晦日。
 
今年を振り返れば、何といっても4月の市議選では大きな負託をいただき、2期目に当選させていただいたこと。
 
5月には、未曾有の経験をした新型コロナウイルスが感染法上の2類から5類に見直され、その後、敦賀まつりを始め、各地域での行事が再開されたことや着々と進められる北陸新幹線開業の準備などが思い返されるところです。
 
また、プライベートで言えば、存続の危機にあった敦賀の市民歴史団体「気比史学会」を、思いをともにする仲間の皆さんと継承したことも、私にとって大きな出来事でした。
 
「過去に学び 未来に期待し 今日を生きる」
 
これは結成以来の気比史学会の会是ですが、今では私の人生訓ともなっているもの。
 
悠久の歴史を有する敦賀だからこそなお、この言葉の重みを感じる次第ですが、引き続きこの言葉を胸に、公私ともに取り組んでまいる所存です。
 
結びになりますが、初当選以降、毎日綴ってきたブログは、今日の更新で1,748回となります。
 
元来、三日坊主の私がここまで続いているのも、拙いこのブログをご覧いただいている皆様からの「ブログ見てるよ」の言葉であり、心より感謝申し上げます。
 
ブログでの発信のみならず、来年も精一杯頑張りますので、変わらぬご厚情、ご指導を賜りますようお願いいたします。
 
寒さも厳しさを増す中でありますが、皆様方におかれましては、お身体ご自愛いただき、穏やかな新年をお迎えになられるとともに、来たる年が笑顔あふれる一年となりますようご祈念申し上げます。
 
今年一年、本当にありがとうございました。
 

【今年最後の写真は、昨日夕方の金ケ崎緑地のデッキボードからの沈み行く夕陽。皆さま良いお年を!】

ありがたき「X」からの出会い

ブログ 人生観

北陸新幹線金沢-敦賀間開業まで、今日であと77日。
 
26日までの国土交通省による完成検査を終え、JR西日本では昨日から、金沢―白山総合車両所敦賀支所間約125キロでの、新幹線車両「W7系」の試験運転を始めました。
 
県内区間を営業運転と同じ最高時速260km/hで走行し、開業前日まで1日当たり最大21往復するとのこと。
 
一方、開業を機に無くなるのは、敦賀以北の北陸線特急。
 
嶺北出身の皆さんにとって、「しらさぎ」や「サンダーバード」で帰省するのは今年で最後となる訳ですが、これも時代の転換期。
 
これまでの思い出とともに、特急車両の乗り心地を味わっていただければと思う次第です。
 
さて、かくいう我が家も、本日は長女の帰省を楽しみにするところですが、昨日はその前に嬉しいことが。
 
X(旧Twitte)でつながっている、アカウント名「超こくみんうなぎ」(@Sappololugger)さんより、年末敦賀に行くので会えないかとの連絡をいただき、ちょうど時間が空いていた昨日お昼に合わせてお越しいただき、敦賀市内をご案内した次第。
 
名前から想像するとおり、所属政党「国民民主党」の支持者で、京都にお住まいの「うなぎさん」(以降、こう呼ばせていただきます)。
 
敦賀に向かう途中、JR湖西線での車両トラブルにより「近江今津駅」で足止めを喰らっているとの報を受け、同駅までお迎えに上がるというハプニングスタートでしたが、お会いするなりすぐに打ち解け、敦賀に着くまでの車中では、互いの自己紹介や現況について会話が弾みました。
 
聞けば、何度か敦賀に遊びに来たことがあるということでしたので、まずは敦賀のソウルフード「ヨーロッパ軒」をと切り出したところ、これまた何と、初めて食べた時に「こんな美味いものがあるのか」と衝撃を受け、「カツ丼」を食べる目的だけで敦賀に来たことがあるとの驚きの言葉。
 
これはもう「ヨーロッパ軒」に行くしかないと、本店に滑り込みで入店し、帰省客らで混み合う盛況ぶりのなか、しばし順番待ちした後、「愛する」ヨーロッパ軒の味を堪能いただきました。
 

【私はカツ丼(手前)、うなぎさんはパリ丼(奥)のそれぞれセットを注文。ペロリと平らげました。】
 
こうして、ソウルフードを高く評価いただくことだけで地元民にとっては嬉しいことですが、その後は、気比の松原や氣比神宮、金ケ崎界隈には既に行ったことがあるという「うなぎさん」を、少しレアな私のコースへご案内。
 
「鉄道と港、エネルギーのまち敦賀」をコンセプトに、日本人が作った現存する国内最古の「小刀根トンネル」に始まり、疋田舟川、北陸新幹線敦賀駅(やまなみ口より)、向井山古墳、途中美浜町の水晶浜に関電美浜発電所を経由し、白木の浜から高速増殖炉「もんじゅ」を望み、敦賀半島トンネルを抜けて北陸のハワイ「水島」、気比の松原に最後は鉄道遺産「眼鏡橋」へとご一緒しました。
 

【新幹線駅をバックに俳優さん?と間違うほどキマった「うなぎさん」の後ろ姿。】
 
私の都合で16時過ぎまでの限られた時間でしたので、その後は駅前でお別れしましたが、次はゆっくりと福井の酒を酌み交わしながら、じっくり語りましょうと再開を誓った次第です。
 
なお、「うなぎさん」はご自身のXにて、次々と敦賀と私のことをポスト(投稿)。
 
以下、ポストをいくつかご紹介。
 
◉途中ランチもご一緒させていただきました。敦賀といえばなんといってもヨーロッパ軒のカツ丼!ボリュームたっぷりのカツに味わい深いソースが染み渡る!
目的の半分はパ軒のカツ丼を食べるために来たと言っても過言ではないうなぎ、本日はパリ丼(ミンチカツ)を注文(奥の山本市議はカツ丼)。うまい!😋
 
◉工事はほぼ完成し開通間近の北陸新幹線敦賀駅を東側から望むこくみんうなぎ氏。
今後、利便性を増した陸運と海運の相乗効果で敦賀は旅客輸送・物流拠点としての役割をさらに発揮していくことでしょう。市内各地での再開発の様子についても山本市議よりご説明いただきました!
 
◉山本市議には敦賀市内各地の見どころ、近代の遺産など普段なかなか赴くことのないスポットを案内していただきました。さすが地元敦賀を愛しその歴史にも詳しい山本さん!
港と鉄道のまち敦賀には鉄道関連の遺産・遺構の数々が残っています。日本海と琵琶湖をつなぐ水運の試みもあったそうです。
 
◉古くから交通の要衝として栄え、尚飛躍的に発展する可能性を秘めた敦賀。
山本市議には今後さらなるご活躍をご期待申し上げます。本日はご多忙の中ご対応いただき誠にありがとうございました!
ご覧の皆さんもぜひ敦賀にお越し下さい!越の国だけに!(越の国だけに!)
 
(ポスト紹介は以上)最後にダジャレで決めるところはいつもの「うなぎさん」でしたが、客観的視点から敦賀の可能性にも言及いただけたのは、ガイド冥利に尽きるというもの。
 
年末の貴重なひと時に、敦賀を選択いただいた「うなぎさん」。
 
お越しいただき、本当にありがとうございました。
 
なお、振り返りますと、Xでのつながりをキッカケに敦賀にお越しいただいた方は、うなぎさんで5人目。
 
こうして私なんぞに会いに来てくれるだけでも感無量であり、加えて郷土の良さを知っていただけることは何より嬉しいこと。
 
たかがSNS、されどSNS。
 
自身が敦賀の宣伝マンであるとの気概をもって、今後も発信を続けていきます。

生きがいに命燃やして

ブログ 人生観

プロ野球オリックスからドジャースと2035年まで12年契約した山本由伸投手が昨日、本拠地のドジャースタジアムで入団記者会見。
 
報酬の総額は、投手で過去最高の3億2500万ドル(約465億円)と、破格の評価をされた山本投手ですが、背番号「18」のユニホームに袖を通し自己紹介した後、「「今日からはワールドチャンピオンになるために、もっと野球が上手くなれるよう新しい毎日を過ごすことをファンの皆さまに約束します。本当の意味で憧れるのをやめなければいけません。自分自身が憧れてもらえるような選手になれるよう、頑張ります」と、今年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で大谷翔平選手が檄を飛ばしたフレーズを使って活躍を誓いました。
 
タイトルを総なめし、文句なしの日本No.1の投手でありながら、「もっと野球が上手くなれるよう」と努力する姿勢に、No.1たる由縁を感じた次第ですが、来シーズンの活躍を心から応援する次第です。
 
さて、メジャーに挑戦する選手だけでなく、スポーツの世界に共感し、感動するのは、「人生を懸けて」目標に向かって挑戦する姿、それを成し遂げるストーリーにあるのだと思います。
 
私自身、そうして一心に、「生きがい」をもって打ち込む人生模様に励まされ、勇気をもらうことはこれまで何度もあった訳ですが、ちょうど昨日の福井新聞に「生きがいに命燃やして」とのタイトルでコラムが掲載されていました。
 
記事には、医者嫌いで有名な養老孟司さんが、緊急手術で一命を取り止めた後、好きな昆虫採取に出かけられるほど回復したものの、入院時の検査で発見されたがん化の恐れがあるポリープなどを放置することにしたことを例に、担当医師が「養老さんは医者嫌いというより、生きがいを奪われることが何より嫌なんですよね。現代の医療システムに組み込まれることへの強い警戒があるんだと思います。」と述べたこと。
 
つなりは、養老さんの生きがいは、森や林に分け入り、汗をかきながら虫を追うこと。持ち帰った虫たちを顕微鏡で観察しながら思索に耽ること。それが出来ないなら、生きていても仕方ない…と。
 
また、かの漫画家 手塚治虫さんも大病を患った際に、プロダクションの社長に言った言葉は「頼むから仕事をさせてくれ」だったとあり、理屈ではなく、漫画を取り上げられたら死んでしまう、そんな感覚であったとも。
 
現に手塚さんは、入院中も連載を続け、最後の日記には、がん患者が死を前に病室のトイレに天井絵を描くという漫画のあらすじが記されていたとのこと。
 
コラムは、「手塚さんにとって、漫画を描くことと生きることは同義だったんでしょうね。」との言葉で結ばれていましたが、タイトルにあったよう、「生きがいに命燃やして」送った人生は、まさに生きた証であり、充実した幸せなものであると、改めて感じた次第です。
 
いま51歳の私ですが、孔子の『論語』では、「五十にして天命を知る」とあります。
 
直訳すると、50歳になって天から与えられた自分の使命を悟ることができたという意味ですが、悟りにまで辿りついていないのが現状。
 
このコラムに出会ったことも何かの思し召しと受け止め、この年末年始によく考えたいと思います。
 

【昨晩の特別警戒パトロールで見た夜空。星一徹の「あの星のように」ではありませんが、雲間に輝く月にコラムの言葉を重ねた次第。】

大切なものを火事で失うな

ブログ 防犯/防災

テロ対策不備で事実上の運転禁止命令が出ていた東京電力柏崎刈羽原子力発電所について、原子力規制委員会は昨日、追加検査で指摘した改善項目の是正が図られたとして命令を解除するとともに、原子力発電所を動かす事業者としての適格性も認められると判断しました。
 
以前にご紹介したよう、6/7号機の建設時に半年間、研修でお世話になった柏崎刈羽原子力発電所は、私にとって「第2のマイプラント」。
 
規制委員会が判断したことにより、再稼働に向けてのハードルは地元同意を残すのみとなりましたので、とりわけ東日本の電力需給に貢献するため一日でも早く、これを乗り越え再稼働を果たせるよう敦賀の地から応援する次第です。
 
こうして年末の朗報に胸を撫で下ろすところですが、気付けば今年も今日を入れてあと4日。
 
皆さん、それぞれ年の瀬を感じる催しがあろうかと思いますが、私にとっては、昨晩から始まった町内の「年末特別警戒パトロール」。
 
昨年までは、コロナ禍につき、区の役員と防災部・防犯部にて20時から1回だけ回ることにしていましたが、今年は従来のやり方に戻し、各班からの住民参加を依頼、パトロールも20時と21時頃の2回とし、1回目の後は休憩を兼ねて、区からのお知らせ事項を伝える場とするスタイルに。
 

【従来のスタイルに戻した「年末特別警戒パトロール」には、多くの方に参加いただきました。】
 
初日の昨日は、拍子木に合わせた「火の用心!」の声掛けに加え、消火栓及びホース格納箱をすべて開けて点検するなど、皆で防火意識を高めました。
 
また、お楽しみは、1回目のパトロール後にいただける「豚汁」と「やかん酒」。
 
コロナ前の味とあたたかさが蘇る、最高の組み合わせでした。
 

【心も体もあたたまる、休憩時間のご褒美】
 
なお、再掲となりますが、この「火の用心」の歴史は古く、徳川家康の家来である本多作佐衛門が、1575年長篠の戦いの際に家族へ送った一筆啓上「火の用心 おせん泣かすな 馬肥やせ」の手紙が由来とのこと。
 
これは、「火事に注意して、おせん(3歳の愛娘)と馬の面倒をよく見よ」との意味で、「大切なものを火事で失うな」とのメッセージはその後、江戸時代初期に出されたお触れにより、夜番・夜警による「火の用心」の夜回りにつながったと言われています。
 
町内の活動は30日まで続きますが、そうした由来も念頭に、4日間しっかり呼び掛けていく所存です。
 
結びに、年末最後といえば、毎週水曜日の名子での辻立ち。
 
この場所で辻立ちを始めてから迎える5回目の年末となりますが、昨朝は、一年の感謝を込めてのご挨拶。
 
「選挙前だけ」と言われるようでは政治への信頼や関心は高まらないと、初当選後からここで始めた活動ですが、「たかが辻立ち」であっても、それはある種私の原点。
 
来年もまた「初心忘れず」の思いのもと続ける所存です。
 

【ご通行の皆様、またいつも一緒に活動していただいている原電労組敦賀分会の方々、1年間ありがとうございました!】

わが国の「3E」に資する「原子力再稼働」

エネルギー ブログ

週末の大雪に伴い、石川県を中心に発生した停電については、関係者の皆様の必死の復旧作業により、今朝の段階で10戸未満にまで減少。
 
12月21日(木)10時〜12月26日(火)9時に発生した述べ約17,670戸の停電に対し、北陸電力株式会社および北陸電力送配電株式会社では「非常災害対策本部」を設置のうえ対応された訳ですが、改めて献身的且つ迅速な業務遂行に敬意を表する次第です。
 
一方、福井県では、関西電力高浜発電所3号機が定期検査の最終段階である調整運転に入り、27日0時現在で75%出力に到達したところ。
 
今後も順調に100%出力到達(その後は定格熱出力一定運転へ)のうえ、冬期の電力需給に貢献されることに、こちらも安全運転を守る現場の皆さんを始め、関係者の皆様に敬意を表するところです。
 
さて、こうして私たちの生活や産業活動と切っては切れない「電気」ですが、日本エネルギー経済研究所が12月20日に発表した、2024年度のエネルギー需給見通しでは、一次エネルギー国内供給は、対前年度比0.6%減となり、3年連続で小幅な減少が続く見通しとのこと。
 
内訳を見ると、化石燃料については、石炭が対前年度比0.5%増、石油が同1.6%減、天然ガスが同8.3%減。
 
再生可能エネルギー(水力を除く)は、同3.3%増で一次エネルギー国内供給の7%を占め、原子力については、計16基が再稼働し同36.0%増となる見通しとあります。
 
エネルギー起源CO2排出量は、3年連続で減少し、2024年度は9億900万トンで、同26.4%減となるものの、2013年度比では26.4%減と、“野心的”に掲げた「2030年度に2013年度比45%削減」の目標には及ばず、排出量削減進捗は遅れると見ているとも。
 
なお、原子力発電に関するシナリオとしては、2024年度末までに、
 
・現在再稼働しているプラント12基のみが稼働する「低位ケース」
・16基が稼働する「基準シナリオ」
・17基が稼働する「高位ケース」
・既に新規制基準適合性審査が申請された計27基がすべて稼働する「最高位ケース」
 
を想定し評価したところ、経済効率性では、化石燃料の輸入総額が、「高位ケース」では、「基準シナリオ」比1,300億円節減、「最高位ケース」で同9,100億円節減されるとの試算結果とのこと。
 

【原子力発電量の影響(基準シナリオ比)・・・原子力産業新聞掲載を引用】
 
特に、ウクライナ情勢に伴う地政学リスクに鑑み、原子力発電のシナリオに応じたLNG輸入量については、「基準シナリオ」に比して、「高位ケース」で140万トン減、「最高位ケース」では960万トン減となると見込んでいる。
 
また、CO2排出量については、同じく、「高位ケース」で400万トン減、「最高位ケース」では2,800万トン減となると見込んでいます。
 
同研究所では、「個々のプラントの状況に応じた適切な審査を通じた再稼働の円滑化が、わが国の3E(経済性、環境適合、エネルギー安定供給)に資する」と結論付けていますが、こうして数字を見れば貢献度は明らか。
 
本日の原子力規制委員会で正式なスタンス(停止命令に対する)が示されるであろう東京電力柏崎刈羽原子力発電所を始め、日本原電東海第二発電所など、遅々として進まないBWR(沸騰水型)プラントの再稼働はもとより、ポテンシャルを有しながら停止状態にある原子力発電所を眠らせたままでは国益に失することは言うまでもありません。
 
「原子力か再エネか」の議論は不毛であり、「原子力も再エネも」進めていくことが重要との考えは、幾度もこのブログでも書いてきましたが、やはり鍵を握るのは「原子力再稼働」。
 
一日も早く、前述の「最高位ケース」に進むことを期待して止みません。
 
もちろん、3Eの前には、第一義である「S(Safety:安全)」の文字がつくことを申し添えたうえで。

「日本の水産品を食べよう」 台北でのイベントに感謝

ブログ 人生観

今日は「プロ野球誕生の日」。
 
1934(昭和9)年11月に、元祖二刀流のベーブ・ルースやルー・ゲーリックなどが参加した全米選抜野球チームが来日。
 
全日本チームと全国各地で対戦した興行が成功したことを受け、この年の12月26日にプロ野球チーム「大日本東京野球倶楽部」(後の読売巨人軍)が創立されたことにちなむのだそう。
 
それから89年が経過し、日本からアメリカに渡ったサムライ(イチロー)がメジャー最多安打を記録し、さらには二刀流でホームラン王を獲得し、メジャー最高と称される選手(誰もが知るオオタニサン)が生まれるなど、WBCでも証明したよう、日本の野球が世界一のレベルに到達していることを感慨深く思うところです。
 
これも、「憧れ」から「追い付け追い越せ」となった米との良き関係があったからこそと思いますが、良き関係といえば、こちらのニュース。
 
東京電力福島第一原子力発電所のALPS処理水海洋放出を受け、中国は日本の水産品をすべて輸入禁止にして以降、ホタテなど中国市場への依存度が高い水産事業者に大きな影響が出たことはご承知置きのところ。
 
このことを報道で知った複数の台日友好団体と台湾の水産商社の関係者らが、北海道からホタテなどの水産品を輸入し、台北市内の大きな結婚式場を借りて日本の海鮮料理を楽しむ大宴会を企画し、約3ヶ月かけて準備のうえ、昨25日夜に開催されたとのこと。
 
「日本の水産品を食べて、台日友好を推進しよう」と銘を打ったこのイベントは、前立法院長(前国会議長に相当)で、台湾日本関係協会の会長、蘇嘉全氏、安倍晋三友の会の会長、陳唐山氏、日本台湾交流協会台北事務所代表(駐台湾大使に相当)の片山和之氏ら約1200人が出席。
 

【イベントで和太鼓を披露する日本と台湾の子どもたち(THE SANKEI SHIMBUNより引用)】
 
「日本海鮮祭、千人の宴」と名付けられた今回のイベントは、日本の水産業者を支援することを目的としており、イベントに参加した安倍晋三友の会の陳唐山会長はこう言ったそう。
 
「2年前、台湾がコロナウイルスのワクチンが足りなかったとき、日本が真っ先に提供しくれたことは多くの台湾人を感動させた。今回は台湾が日本を支援する番だ」
 
こうした行為、お気持ちに、日本人の一人として心から感謝いたします。
 
なお、コロナ禍において、このような見返りを求めて提供した訳では決してないものと思いますが、22日の自身のブログに書いた「情けは人の為ならず」(「人に情けを掛けておくと、巡り巡って結局は自分のためになる」との意)の言葉を思い返した次第です。
 
台湾は、私も過去に二度訪れたことがありますが、大東亜戦争時代に日本が行った行為への感謝を始め、電車の中でも本を読むことを例に「勤勉な日本人」を尊敬している、台湾にとって「お手本は日本だ」と言われたことが強く印象に残っています。
 
そうした日本への思いが、今回の企画にもつながったものと理解するところですが、改めて台湾とのこうした関係を嬉しく感じた次第。
 
一方、対中との関係の中では、今後の「台湾有事」も想定されているところ。
 
この時、日本は覚悟をもって対応できるのか。
 
次に支援するのは日本の番であり、そのための備えが急務であると、同時に頭をよぎった次第です。

「地道にコツコツ」は芸人も議員も同じ

ブログ 社会

これまで幾度となく、このブログでも紹介してきた敦賀のシンボルマウンテン「野坂山」。
 
春夏秋冬と、季節の移り変わりに合わせて見せる表情は、時には癒され、時には励まされたりと、私にとって「心のオアシス」とも言える郷土の風景。
 
そんな野坂山ですが、昨日は見たことのないロケーションに出会いました。
 
青空の天気と相まって、雪化粧した野坂山が映える景色が家から見えたため、近くのグラウンドに行ってみると何と、地面に積もった雪が解け始め、一面「雲」のよう。
 
あまりの美しさに、「雲海に浮かぶ野坂山」と称し、すぐにSNSにもアップしましたが、神々しくも雄壮な姿に心洗われた次第です。
 

【雲海に浮かぶ野坂山】
 
一緒に連れて行った「きゅう」(我が家のワンコ)も嬉しそうに「雲」の上を歩いていましたが、ますます厳しくなる北陸の冬にあって、こうして見せる「白と青」のコントラストを楽しみに、今シーズンも乗り切りたいと思います。
 
さて、世間はクリスマスイブのなか、楽しみにしていたのは漫才コンクール「M-1グランプリ2023」。
 
実はお笑い好き、しかも王道は「漫才」だと思っている私ですが、結成15年以内であれば、プロ、アマを問わず出場でき、No.1を決めるのがこのコンクール。
 
これまで毎年欠かさず見てきており、昨晩も大いに楽しませていただきましたが、昨晩行われた決勝戦で見事優勝したのは、お笑いコンビ「令和ロマン」。
 
「最も面白い」称号とともに、賞金1000万円を手にしました。
 
個人的には、関西勢の「さや香」を応援していましたが、最後なぜあの数学ネタを選んだのか…。
 
実力だけではなく、運や戦略までハマらないと優勝できないのがまた、グランプリの醍醐味かと思いますが、大いに笑わせていただいた「令和ロマン」さん、優勝おめでとうございました。
 
なお、今年で19回を迎えるM-1グランプリには、史上最多の8540組がエントリー。
 
中川家が優勝した第1回(2001年)のエントリー数1603組と比べると、一芸を磨き、名を挙げようとする若者の多さに驚く次第ですが、その中から選ばれる1組はまさにアメリカン・ドリームですね。
 
こうして年末の風物詩と言える番組がひとつづつ終わり、いよいよ今年も最終週となりました。
 
名誉と一角千金を狙う芸人とは違えど、評価(信頼)を得るに欠かせないのは、地道にコツコツ練習(活動)を続けることであり、それは議員の私とて同じ。
 
本日は月曜日。
 
この後は、今年最後となる朝の街頭演説にて、しっかり思いを伝えてまいります。

国防は国民への最重要・最大の福祉

ブログ 政治

一昨日夜から降り続いた雪。
 
昨日午後になってようやく止みましたが、車の屋根に積もった雪を計測するとちょうど「30センチ」。
 
山に近いとはいえ、意外やまとまった雪となりました。
 
なお、同じ北陸地方では、能登地域を中心とした大雪による停電被害が発生しており、北陸電力送配電株式会社においては、他事業所や協力会社による応援を含め約330名体制で、立入り困難となっている一部地域を除き、本日(12月24日)中の復旧を目指して全力を尽くしておられます。
 
積雪や倒木による交通途絶などにより、復旧に時間を要すなか、12月21日(木)10時00分以降、述べ件数で約14,100戸となっている停電戸数は、23日(土)17時00分時点で約1,700戸まで減っています。
 
写真は、北陸電力送配電のX(旧Twitter)より、夜間の高所、しかも猛吹雪のなか復旧作業にあたる様子を捉えたものですが、夜を徹して「1秒でも早く」の思いで作業にあたる皆様に最大限の敬意を表する次第です。
 

【猛吹雪のなか停電復旧にあたる様子(北陸電力送配電のXより)】
 
さて、こうして度々発生する自然災害に対し、ライフラインを守る方々はもとより、過酷な状況でも任務を果たすといえば自衛隊の皆さん。
 
災害派遣され、献身的に任務を遂行される姿にはあれだけ感謝しつつ、いざ防衛費を増やすと言えば、戦争と結びつけ反発することに違和感しかない訳ですが、22日に閣議決定した令和6年度予算案に関する産経新聞記事に「良かった」と思えることが。
 
令和5年度から5年間で43兆円を投じ、戦闘継続能力の強化を決め、自衛隊員の中途退職の抑制、新たな人材を確保するため、待遇改善に向けた具体的な予算が検討され始めたところ、防衛力強化の2年目を迎える来年度の防衛費概算要求は過去最大7兆7385億円になったとのこと。
 
防衛費に関しては、1976(昭和51)年、三木武夫内閣の閣議決定で、「防衛費のGNP(国民総生産)1%枠」が基準となり、その後、高額な装備品を買えば、予算内に収めるため、何かを犠牲にすることで帳尻合わせをしてきました。
 
被害を受けたのは、真面目に働く自衛隊員たちで、隊員の生活や待遇が二の次となり、官舎や備品なども老朽化したまま放置され、劣悪な生活を隊員たちは強いられることになった結果、自衛隊員の充足率は大幅に低下。
 
防衛省の人的基盤の強化に関する有識者検討会によると2021(令和3)年度の中途退職者は5,742人、昨年の新規自衛官候補生も採用計画の4割台まで落ち込んだほか、既に冨士総合火力演習(総火演)の一般公開中止など、行事縮小が続くほどの人員不足に陥っている。
 
高額な装備品をそろえても、隊員がいなければただのガラクタでしかない。
 
これは、米軍でも「軍人が最も高額で重要だ」と認識していることを表す言葉であり、人をおろそかにする職場に人は定着しない。
 
「モノ」(装備品)だけでは国は守れないとの意味。
 
私も驚いたのは、これまで遠方の演習場や射撃場への移動の際、高速道路の通行料には上限があったそうで、疲れて早く帰りたい時などは隊員たちが不足分を自腹負担で通行していたこと。
 
その自腹通行が規則で禁止された後は、どんなに疲れていても一般道を長時間走行するしかありませんでしたが、この問題にも予算がつき、改善の兆しが見えてきました。
 

【陸上自衛隊今津駐屯地で乗車した車。幌に覆われ、ベンチシートに向かい合って座るだけでも過酷ですが、この状態で一般道をひたすら走るなんて…(2023年9月27日 やまたけ撮影)】
 
陸上自衛隊の幹部自衛官からの、「変わりました!おかげで移動時間が短縮されるから、長く訓練時間がとれます」とのメッセージが切実さを物語るところですが、こんなことまで切り詰めさせてはいけないと思った次第です。
 
なお、記事の結びにはこうありました。
 
「防衛省概算要求に盛り込まれた生活改善予算が成立すれば、さらに自衛隊員が生き生きと活動できるはずだ。国防は国民への最重要・最大の福祉だ。この変化が、わが国の平和と安全につながるのだ。」
 
まったくもって私も同感。
 
このブログをご覧いただいた皆様におかれては、「防衛費の増額」は、高い志をもって国を守っていただいている自衛隊の方々のモチベーションアップにつながり、そのことは、私たちが平和で安全に暮らすことに直結するものと、ご理解いただけますようお願いいたします。

課題認識を強めた「嶺南広域行政組合定例会」

ブログ まちづくり

冬至の昨日。
 
福井県嶺北地方に「顕著な大雪に関する気象情報」が発表される一方、敦賀以西(嶺南地方)は見事な青空広がる天気。
 
嶺北と嶺南の境には「木の芽峠」がありますが、峠ひとつでここまで違うものかと話題になったところです。
 
とはいえ、その後は徐々に曇り空となり、夜には雪に。
 
今朝は10センチほどの積雪になっているため、車の運転など十分注意して過ごしたいと思います。
 

【うっすら雪化粧した野坂山が輝く昨朝の景色】
 
さて、先ほど述べた「嶺北」と「嶺南」ですが、その呼称は、現在の福井県が設置された1881年(明治14年頃)に、北陸道(北国街道)の難所である木ノ芽峠(木嶺)より北側を「木嶺以北」(もくれいいほく)、南側を「木嶺以南」(もくれいいなん)と呼び始めたことに由来するもの。
 
昨日は、その嶺南2市4町の首長、議員で構成する「嶺南広域行政組合」の定例会が開催され、私も敦賀市議会選出議員の一人として出席してまいりました。
 
今定例会の主議題である「令和4年度嶺南広域行政組合一般会計歳入歳出決算」に関しては、全会一致で認定した後、一般質問では1名、敦賀市議会の北條正議員が登壇。
 
「嶺南広域行政組合の課題と今後のあり方」と題し、今後の事業展開や北陸新幹線開業も踏まえたインバウンド対策、JR小浜線の存続などについて質問されました。
 
答弁では、インバウンド対策に関し「まずは誘客だが、この先の(京都や大阪などの)オーバーツーリズムの受け皿となるよう嶺南地域の魅力を一体でアップしていきたい」、JR小浜線については、「今までの住民の足から、観光客の2次交通としての役割も踏まえ、維持・活性化していくことが重要。6市町一体となって利用協議会と連携して取り組む」などの答弁が、米澤管理者(敦賀市長)からありました。
 
私も過去に二度、この場で一般質問していますが、2021年12月の定例会では、①嶺南鉄道整備促進基金活用候補事業の検討状況について、②嶺南一体のPR戦略について、③歴史でつなぐ小浜線利活用について 質問したところ。
 
②と③は、今回の北條議員の質問と重なるところがあった訳ですが、とりわけ③に関しては、JR小浜線の利用者数が年々減少するなかにあって、昨年、敦賀〜新舞鶴(今の東舞鶴)全線開通から100年を迎えた歴史を大切にしつつ、維持・保存に取り組む沿線の団体、地域住民の皆さんとともに利用向上に取り組んでいかねばと、課題認識を強めた次第です。
 
こうして、年内節目となる公務を終え、本日は上皇さま90歳のお誕生日。
 
昨年7月に診断を受けた右心不全のご症状は、治療で安定した状態が続いており、お住まいでは夕食後に側近の職員とオセロや将棋を楽しまれることもあるとのこと。
 
上皇さまの卒寿を祝うとともに、今後も上皇后さまとゆっくり過ごされることを祈念する次第です。

情報とは差異(ちがい)を産み出す差異(ちがい)である

ブログ 社会

世間は政治資金パーティーの裏金問題に続き、ダイハツ工業の品質不正問題と、社会からの「信頼」が揺らぐ事案が相次ぐところですが、本日22日は二十四節気の「冬至」。
 
一年で最も昼の時間が短くなる日のことであり、逆に言うと、この日を境に日照時間が延びていくことから、陰の気が極まって陽の気に向かう折り返し地点とも位置づけられています。
 
前述の事案については徹底解明のうえ、抜本的な改善を求めるのは言うに及ばずですが、年の瀬を迎えているいま、来年こそは日本全体が明るい方向に進むことを願う次第です。
 
さて、話しはガラリと変わり、敦賀駅西地区の知育・啓発施設「ちえなみき」を運営する指定管理者は、丸善雄松堂株式会社・編集工学研究所の共同事業体ですが、以前に登録したメールマガジン(以下、メルマガ)「編集工学研究所 Newsletter」から学んだことをご紹介します。
 
このメルマガは、編集工学研究所を取り巻くさまざまな話題を配信するお便りで、代表・安藤昭子さんのコラム「連編記」では、一文字の漢字から連想される風景を、編集工学研究所と時々刻々の話題を重ねて編んでいくもの。
 
vol.4 となる「連編記」のテーマは「『情』:この複雑な世界を巡るもの」。
 
この「情」の文字をめぐり、まず、私も完全に解釈を間違っていた「情けは人の為ならず」の言葉。
 
誰もが聞いたことがある現代社会に溶け込んでいるフレーズですが、皆さん、その意味は以下の(ア)(イ)どちらと思われるでしょうか?
 
(ア)人に情けを掛けておくと、巡り巡って結局は自分のためになる 
(イ)人に情けを掛けて助けることは、結局はその人のためにならない
 
私は、これまでの人生、ずっと(イ)だと思ってきましたが、本来の意味は(ア)が正解。
 
令和4年度「国語に関する世論調査」(文化庁)によると、(ア)を選んだ人は全体の46.2%、辞書にある意味からすれば間違いである(イ)を選んだ人が47.7%となり、全体の半数を超えたとのこと。
 
つまりは、日本人の半分以上が元の意味と違って理解している訳ですが、言葉の意味や使われ方が世に連れ変化していくのはいつの時代も自然なことではあり、誤用が半数を上回るという現象には、なにか文法的な解釈のズレとはまた別の次元の背景があるような気もいたしますとの編集工学研究所の見方。
 
余談ですが、例えば、先の裏金問題で(イ)と思い込んで、当事者に「情けは人の為ならず」と言った場合、とんでもないことになってしまうことから、この大変な間違いに気付かせてくれただけで感謝した次第ですが、メルマガでは続けてこうありました。
 
「巡り巡って自分のため」という含意の裏には、この世は「因果応報」であるという、長らく日本人の意識の基層をつくっていた仏教的な循環感覚があったことと思います。それが、近代以降に流れ込んできた西洋的合理主義と線形の時間感覚によって徐々に上書きされ、「巡り巡って」という複雑系としての世界像を描きにくくなっていることにも要因があるのかもしれません。一つの言葉の理解の変化といった断片に、気が付かないところで進行している文化的OSの書き換えが現れているようにも思えて、人間の世界認識のうつろいやすさのようなものを考えさせられた(文化庁の)調査記事でした。
 
現代を生きる私たちは、この循環する複雑な世界をどんなふうに受け止めているのでしょうか。情報端末が行き届き、世界中の出来事が瞬時に手元に届く時代にはなりましたが、世界の複雑性を前に、社会構造やそこに生きる人々の意識の分断はますます進んでいるようにも思います。
 
また、「情」に一文字を加えた「情報」に関しては、「情報」の歴史を遡れば、生命の歴史にたどり着くとし、この「情報」という捉えがたいものを「意識」との関係で考えていこうとしていること。
 
さらには、様々な学問分野に大きな影響を残した20世紀後半の人類学者「グレゴリー・ベイトソン」が、「情報(information)」を「any difference that makes a difference./差異(ちがい)を生む差異(ちがい)」と定義したこと。
 
その定義とは、単に差異があるだけでは情報にならず、それを差異と認識する生物主体があって情報が存在する、という見方であり、「世界をいかに知るか」という態度につながるとしています。
 

【編集工学研究所 Newsletter vol.4より引用】
 
「情報」を最小の単位とし、自然界の生物の形から部族のコミュニケーション・モデルまでを、この生きた世界に「共通するパターン」として読み解いていったのがベイトソン。
 
著書「精神と自然 生きた世界の認識論 」のなかで、ベイトソンをもってしても、「しかし1979年の時点では、この巨大なもつれを記述していく方法は確立されていない。どこから始めたらいいかも分かっていない。」と。
 
ベイトソンが生きていたら、さぞかし驚くであろう現代社会の膨大な情報のなかで、埋もれ、惑わされないよう生きるには、自己の意識や規律、判断基準をしっかり持つことに尽きると思う次第です。
 
そうした意味において、前述の「世界の複雑性を前に、社会構造やそこに生きる人々の意識の分断はますます進んでいるようにも思います。」との言葉は、著しく進んだ情報社会が抱える「大きなリスク」であり、そのことに気付かせてくれたメルマガに、改めて感謝する次第です。
 
なお、このように、普段の世間と離れた視点で物事を考えられる場所が「ちえなみき」です。
 
編集工学研究所の世界に触れたい方はぜひ、訪れてみてはいかがかと。

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