2019年10月31日
エネルギー ブログ
「観測史上最大」「過去最大級」と耳にして思い浮かべるのは、日本では台風。
相次ぐ猛威を目の当たりにした日本人にとっては、あまり聞きたくない言葉でもあります。
この台風。
調べてみると東経180度より西の北西太平洋、南シナ海で日本の分類。
ハリケーンは北太平洋、カリブ海など西経180度より東の北太平洋東部、タイフーンは北太平洋西部、サイクロンはベンガル湾、北インド洋に存在する熱帯低気圧を指すとのこと。
例えば、東太平洋で発生したハリケーンが東経180度を跨ぐと台風になるということになります。
アラビア海に目を向けると、先週発生したサイクロンは、台風19号が発生した時点とほぼ同じ中心気圧915hPaの「観測史上最大級」のスーパーサイクロン。
そして何と、このサイクロンの名前は「キャー(Kyarr)」。
「キャー」とは何ぞや?ということですが、ベンガル湾とアラビア海を起源とするサイクロンの名前は、インド、バングラデシュ、ミャンマーなど8か国が集まって作成した合計64の名前リストから発生順に名付けられるそうで、今回は「キャー」になったそう。
ミャンマー語で「トラ」の意味があるとのことです。
話しを元に戻すと、この相次ぐ「観測史上最大」の更新、つまり近年の自然発生事象の大型化の要因は、海水温度上昇によることが明らかになってきています。
因みにロスの山火事ではありませんが、北米の山火事の回数増加と大規模化の要因は、気温上昇と言われています。
つまり、気候変動がこのような自然事象とそれによる大規模災害をもたらしていることからすれば、我々に出来ることは何か。
先般参加したエネルギーフォーラムでの講師の言葉を借りれば、「今最も有効な温暖化対策のエネルギー源は、水力+原子力の組み合わせだ」とのこと。
私もそのことに全くもって異論はありません。
刻一刻と進む温暖化のスピードを緩めるため、大袈裟ではなく地球規模の将来と人類のためにも、今出来ることを速やかに判断し実行すべきと考える次第。
2019年10月30日
ブログ 政治
突然ですが、敦賀の皆さんは、この写真の光景にお気づきでしょうか?
違和感なくプラザ萬象前の交差点に設置されている「平和の女神象」ですが、これはこれまで、市役所入口に設置されていたもので、今後の庁舎建替工事との干渉もあり、この場所に移設されたものです。
家族に聞いても「言われればそうだったかも」ということからすれば、「座りが良かった場所」なのかとも思いますが、「市内のプチねた」として気に掛けてご覧いただければと思います。
さて、相次ぐ自然災害発生のせいか、このところ特に気になるのは天気予報。
今日からは全国的に晴れ間が続くとのことで、やや安心といったところ。
そのような中、報道で槍玉に挙げられていたのが、河野太郎防衛大臣の「雨男」発言。
ご自身の政治資金パーティーにおいて、「私はよく地元で雨男と言われた。私が防衛相になってから既に台風は三つ」と発言し、会場からは笑いも起こったことに対し、発言は軽率との「問題視される可能性もある」との報道。
私も以前は「雨男」と呼ばれていたことから、どうなることやと注視していましたが、これに見事な対応をされたのが、熊谷俊人千葉市長。
ご自身のTwetterにおいて、「被災地の首長として全く気になりません」「問題視される可能性もある。等の世論誘導的な文末の悪癖を治した方が良いと思います」とピシャリと発信。
被災地の首長がそう言うのだから、それ以上のことはないと言うことでしょうし、一日も早い復興に取り組む中、そんな発言一つに構っていられないというのも本音の部分と推測するところ。
そして、ここで露呈されたのは、「ご都合主義の切り取り報道」。
以前にも述べました熊谷市長の毅然とした対応と行動に敬意を表するとともに、特にテレビのニュースで流れる「問題」の本質を見抜くことが肝要と改めて認識次第。
「報道の真実」の言葉が過去のものとなることのなきよう、一国民としても切に願うところである。
2019年10月29日
ブログ 働く仲間とともに
昨日は文句なしの秋晴れ。
やはり青空と凛とした空気は気持ちが良いものです。
そんな晴天の中、午前中は2回目となる「敦賀きらめき温泉リラ・ポートの指定管理に係る調査特別委員会」(いわゆる百条委員会)に出席。
提出のあった調査資料や今後の進め方などを確認しました。
午後は、福井県市議会議長会、町村議会議長会主催による「市町議会議員合同研修会」のため福井市の自治会館へ。
一同に市町村議員が介するこの研修会では、第1部として首都大学東京の山下祐介教授による「2040年問題を考える」、第2部ではノンフィクション作家の石井妙子氏による「現代の政治家、その光と影」と題し、ご講演いただきました。
そして、夜は「連合福井結成30周年記念レセプション」と続きました。
私が社会人になったのが1990年、初のナショナルセンターである連合の発足は1989年ということで、同じ時を駆けたということもありますが、その間、時代の流れや課題を汲み取りつつ、課題解決に向け工夫を凝らした活動を展開されながら迎えた30周年に心から敬意を表するところ。
かくゆう私が活動に携わったのは約15年前ということで、月日の経つ速さを感じるところ。
この日は、連合福井発足からの歴代会長、事務局長を初め、多くの先輩方も参加されてのレセプションとなりました。
主催者側の計らいで、歴代会長、事務局長の先輩方は皆マイクの前に立たれ、連合運動に対する経験談や思い、そして何より今後の連合福井に期待するところを力強く述べられました。
私も労組役員OBの一人として、連合福井推薦議員の立場としても元気づけられる時間となりました。
電力関連産業労組から第5代会長を務められ、私の尊敬する人物である山岸克司氏からは「野に出よ、鍬を持て」「組合員一人ひとりが輝くため、自分の理想や夢(のある職場、社会)に近づけるための工夫と努力を」との言葉。
つまり「評論家になるな。目標に向かって行動せよ。」とのメッセージ。
政治の世界も同じ。今一度その言葉を胸に掲げ、新たに歩みを進める連合福井の仲間の皆さんとともに活動にあたる所存です。
2019年10月28日
ブログ まちづくり
市内では、地元粟野公民館では「粟野地区文化展」、プラザ萬象では「敦賀市民文化展」が開催されているということで、昨日も選択したのは「芸術の秋」。
まず、冒頭の作品。
粟野地区文化展で目に飛び込んできたこの大仏は、なんとボールペン1本で描かれたもの。
実際、離れて見ると大仏が浮かび上がってくるような立体感あるもので、繊細で緻密なラインと発想に驚きました。
このような作品のみならず、書道、水墨画、手芸、トールペイントに写真など、粟野公民館でのクラブ活動で培った様々なジャンルの力作が展示。
中には、知り合いの方のお名前もあり、何だか嬉しい気持ちになりました。
その後は、初の文化祭の梯子でプラザ萬象へ。
敦賀市文化協会創立60周年記念と併せて開催される市民文化祭は59回目を迎える伝統的なもの。
ここでは書道、水墨画、絵画、写真に加え、俳句や盆栽まで多岐に亘る作品が展示。
粟野地区と較べスケールの大きい作品が多く、迫力がありました。
いずれの作品も素晴らしいもので思わず感嘆の声の連続でしたが、気に止まったのは俳句のブース。
時世を表す作品も興味深く詠ませていただきましたが、この一句は元気に運転していた頃の原子力発電所に思いを寄せる先輩が詠まれたものかと推測したところ。
会場を出る際、水墨画を描く会社のOBの方とお話しするに、社員時代から定年以降に続けられるような趣味をと描き続けてきたことが、今や一芸になるとともに、趣味を通じ多くの仲間が出来たと生き生きとした表情で話されていました。
確かに、会場にいらっしゃった皆さんは和気藹々、豊かな表情をされており、年齢は何のそのといった感じでありました。
このようなお姿を拝見するに、文化・芸術面の活動をしっかりとバックアップしていくことも、生涯イキイキ人生を過ごしていただくための取り組みであると肌で感じた一日となりました。
2019年10月27日
ブログ まちづくり
雨足も止んだ昨日、県内各地では様々な催し物が開催。
地元の粟野公民館に足を運ぶと、本日からの粟野文化展開催に向け、書道、水墨画、トールペイントなどの各クラブに所属する多くの方が集い、設営や作品展示の準備をされていました。
研鑽を重ねた皆さんの作品を今日は拝見させていただきたいと思います。
そして、私はというと、公務がない休日を有意義に過ごすべく悩んだのは、「御食国(みけつくに)」小浜で開催されている「食のまつり」か鯖江サンドーム福井で開催されている「テオ・ヤンセン展」か。
結果、以前よりTVコマーシャルで見て大変興味があったのと、開催期間が今日までということが決め手となり、「テオ・ヤンセン展」に行ってまいりました。
現在のレオナルド・ダ・ヴィンチと呼ばれるオランダのアーティスト、テオ・ヤンセン氏が制作する「ストランド・ビースト(砂浜の生命体)」は、風を受けて生きているように動くアート作品であり、世界的にも高い評価を受けているもの。
芸術家の発想力と思考回路は私には理解し兼ねる訳ですが、ヤンセン氏がこの作品を作る切っ掛けとなったのは、故国オランダの海面上昇問題を解決するため、作者が没したとしても自立して砂浜で生き延びることが出来るよう、物理工学を駆使して様々な環境に適応するシステムとし、芸術と科学という既存のカテゴリーを結び付け、新たな可能性を私たちに示しているとのこと。
現に会場には、同氏の作品が15店が展示され、うち2体は、福井が誇る「越前和紙」を帆に使用した、世界初の伝統工芸とのコラボ作品であり、子どもから大人まで興味深々で見入り、手に触れていました。
実際に風を送り機体が動くデモンストレーションもあり、本当に生きているような動きは、まさに作者が意図する「生命体」であり、芸術と科学の見事なマッチングを感じることが出来ました。
会場で聞くと、ヤンセン氏はこの作品を世界中に広めるため、同じ会場では2度と展示することがないとのことで、福井での展示は本当に今日が最後。
興味のある方は、是非このチャンスを逃さずに。。。
食に文化、芸術、スポーツ。
興味の赴くままに楽しむ「秋」ですね。
2019年10月26日
ブログ 働く仲間とともに
一日中降りつづいた雨も止み、今日から天気回復の敦賀。
やはり、雀の囀りが聞こえる朝のほうが目覚めが良いものです。
一方、千葉市などでは、復旧作業を進める中での冠水等のニュース。
これ以上の被害拡大なく、一日も早い完全復旧と生活再建を願うばかりであります。
さて、昨日は8月に引き続き、福井県教職員組合主催の第2回政策懇談会に出席。
本懇談会は、福井県教職員組合の県内各ブロックから集まった役員・組合員の皆さんと連合福井の推薦議員が集い、各現場の現況や課題を共有し、改善に努めていくとする場。
この日は、県議・市議合わせ15名の議員が出席しての会となりました。
全体会でのご挨拶の後、各地域に別れてのブロック別協議に移り、私は嶺南ブロックに参加。
嶺南各市町の状況をお伺いするに、やはり一番大きな課題は、教員の不足。
ある市では、週30コマの授業のうち空いているのは1ないしは2コマ、部活対応も含めると本当に教員の時間がないとの声もあり、一人でも配置してもらえれば大きく改善されるとの声もありました。
その他にも、学校支援員、異動、働き方改革、ハード面ではエアコン未設置やシステム管理の課題についても挙げられ、前回同様に細かな課題まで把握することが出来ました。
教育に関しては単一で解決していくことがやや難しく、県、市、県教組それぞれがスクラムを組んで対応を図るべきとも認識しましたので、今後、連携を図り、子ども達の教育環境のさらなる向上と教員の皆さんがより働きがいとやりがいを持って教育に専念することが出来るよう、微力ながら尽力していきたいと思います。
昨日、参加されていた中に、長男が中学時代にお世話になった部活の顧問の先生がおられ、ご挨拶と暫し歓談。
いつまで経っても教え子の成長が気に掛けてくれるのが先生だと改めて感じました。
そして、今やこういった先生方をサポートしていくのは政治の役割でもあると。
今後その思いで取り組むことは、恩師への恩返しにもつながるものと認識した次第。
2019年10月25日
ブログ まちづくり
多くの被害をもたらした今シーズンの台風。さすがにもう終わりかと思っていたところの台風21号。小笠原諸島では猛烈な風の映像が飛び込むとともに、この台風の湿った空気と低気圧がぶつかり本州でも非常に強い雨が降るとのこと。
離れていても油断せず警戒したい。
さて、有難いことに、これまで色々な場で活動報告をさせていただいている訳でありますが、時間があれば必ずご紹介しているのが、6月末に利用を開始した敦賀駅前立体駐車場の屋上からの眺め。
6階にあたるこの場所に登ると、全方位遮るものがなく、北から南に伸びる北陸新幹線敦賀駅開業に向けた延伸工事の様子が一気通貫で見ることが出来ます。既に高架は要塞のように並び、南はゴール地点にあたる車両基地エリアまでつながってきており、頭の中ではここを走る新幹線の様子が浮かぶようです。
立体駐車場は、最初の1時間無料ということもあり、私も駅前に行く用事があると極力寄るようにしています。
一昨日も屋上に上がると、写真を撮影している方がいらっしゃいました。
タイムラプス的に記録に留めている方もいらっしゃるかも?
既存駅とラップする姿、北陸新幹線敦賀開業の息吹を最も感じられるこのスポットに是非足を運んでいただければと思います。
本日はご紹介まで。
2019年10月24日
ブログ 敦賀の歴史・文化
即位の礼を滞りなく終えられたことを祝うかのような見事な秋晴れ。
昨日は、気持ちも晴れやかに朝の挨拶立ちからスタート。
もう何度もご紹介している訳ですが、朝日に照らされる敦賀湾は季節により表情を変えて美しく、わが町自慢の景色です。
さて、敦賀の自慢といえば、この風光明媚な自然と歴史、港と鉄道。
そして、敦賀で歴史といえば、地域史研究団体として長年地道な活動を続けられている「気比史学会」。
私自身、歴史を生かしたまちづくりの考えを持っており、この度、同会の糀谷会長より会の生い立ちや取り組み内容、歴史に対する思いなどについてお話しを聞かせていただきました。
1977年に発足した当会は、今年で42年を迎え、敦賀の歴史再発掘に向けた調査や研修の内容を学び合う「市民歴史講座」を30年以上継続するほか、出版活動や疋田舟川などの文化財保護、北陸最古とされる深坂古道の整備復元と幅広い活動を展開されている市民団体。
回顧型の「郷土史」ではなく、越前や近江を結ぶ横断的且つ発展型の「地域史」と名付けた先見思考に対しては、学識者も一目置くほどとのことでした。
また、活動を通じ、誇りあるまちづくり、歴史を生かしたまちづくりにつなげるとの趣旨により、「生きた歴史」にするとの言葉が印象に残りました。
一方で、会員数の減少や高齢化、財政面の後ろ支えなど、会の継承性にも影響する課題が生じてきているともお聞きしました。
会が思いや情熱をもって長年積み上げてきた実績と功績は大変大きく、敦賀の財産とも言えるこの活動が停滞、縮小することのなきよう、次代を担う世代の参画はもとより幅広い市民の理解と参加が重要と課題認識した次第。
会長の揺るぎない思いであり、結成時からの会是でもある言葉。
「過去に学び、未来に期待し、今日に生きる」
言葉の意味合いを噛み締めつつ、私自身も「歴史と市民をつなぐ」史学会の活動に携わっていきたいと思います。
2019年10月23日
ブログ
令和時代幕開けの5月1日。
「即位後朝見の儀」で述べられた天皇陛下のお言葉は、まさに我が国の歴史と文化を表しており、国民のひとりとして、この国に生まれたことを幸せに、そして誇りに感じたのは5ヶ月前のこと。
時を経て、昨日は「即位の礼」の中心儀式として「即位礼正殿の儀」が行われました。
テレビに映る東京は雨空。
打って変わって敦賀は雲ひとつない青空。
この日ばかりは東京と敦賀の空を交換してあげたいと思うくらい、天候を心配しましたが、そんな心配を他所に静かに降る雨は逆に厳かさを増し、儀式が進むにつれ弱まる雨足の先、終盤には一光の陽が差し込むという自然の演出となりました。
「即位礼正殿の儀」にて天皇陛下は、「国民の幸せと世界の平和を常に願い、国民に寄り添いながら、憲法にのっとり、日本国及び日本国民統合の象徴としての務めを果たすことを誓います」と宣明されました。
陛下のお言葉を胸に、我々国民一人ひとりも弛みない努力と共助、恒久平和を願う思いをもって行動せねばと感じた次第。
陛下は第126代天皇にあたられます。
他に類を見ない、万世一系で継承される日本。
しかも、戦いや争いで時代が変わるのでなく、粛々と厳かに皇位継承がされる我が国の尊さと、先人たちが築き上げた国民性は世界に誇れるもの。
国民皆で祝うこの国事行為をひとつの契機に、抱える課題を「ONE TEAM」で乗り越え、次の時代にバトンを渡す一員として、先に述べた思いのもと尽力していきたいと思います。
2019年10月22日
ブログ 働く仲間とともに
昨日は、47回目を迎える福井県電力総連代表者会議にお招きいただき、活動報告をさせていただきました。
この会議は、名前の通り福井県内の電力関連産業で働く労働組合代表者が集うもの。
各労働組合の職場は、火力・水力・原子力のエネルギー源に属するほか、職種も発電・配電・送電や営業など多種多種であり、確実に電気を届ける体制の基盤がここにあるといったところです。
私のほうは、会議の一部お時間を頂戴し、議員任期開始からの活動内容や敦賀市政・議会のトピックスなどについてご報告。
質疑においては、きらめき温泉リラ・ポートの「ヘビーユーザー」を自負する役員の方から、「今後のリラ・ポートはどうなるのか?」とのご質問をいただき、所管事務調査から携わってきた立場として、事象の経過や百条委員会設置などについて回答させていただきました。
特に百条委員会の調査目的に関しては、「あくまでも行政事務の不作為がなかったか」、「今後のリラ・ポートの適正運営」に向けたものであることをご説明させていただきました。
この役員さんのように、ご家族で「ヘビーユーズ」され、温泉を楽しんでおられる皆さんへのサービス低下とならないよう対応せねばと改めて認識した次第。
その後も、労組役員時代からともに活動してきた方、新たに知り合うことが出来た方などと有意義に語らい、ヒントと元気をもらいました。
アットホームで結束力が強く、いざという場面で必ず力を発揮する福井県電力総連。
今後もこの心強い仲間とともに、活動を進めたいと思います。
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