ワクワク感の貯金が続く「2024北陸新幹線敦賀開業」

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暦のうえでは今日から夏至。
 
北半球では、夏至(夏至の初日)は、1年のうちで昼の時間が最も長くなる日ですが、文字通り、夏に向かっていくという意味もあり、季節の移り変わりを感じるところです。
 
さて、こちらは中盤から終盤へと向かう敦賀市議会ですが、昨日は二つの特別委員会を開催し、私は所属する「新幹線対策特別委員会」に出席。
 
調査事項を「駅西地区土地活用事業について」とし、北陸新幹線の整備状況、並行在来線の現況などについても報告を受けた次第。
 
順調に工事が進む駅西地区においては、BゾーンのホテルグランビナリオTSURUGA、スターバックスでは什器搬入や内装関係、Aゾーンでは知育・開発施設「ちえなみき」や子育て支援施設「ここるん」が入る複合棟、飲食棟の外装工事がほぼ完了、その間にある駅西広場公園では排水溝の設置などの工事が行われている段階であることを確認しました。
 
気になる物販・飲食に関する店舗出店状況についても説明があり、現在10店舗中、7店舗の出店が決定、残り3店舗についても運営を行う青山財産ネットワークスが鋭意交渉を進めており、「otta(オッタ)」(このエリアの総称)のオープンまでには、何とか契約まで整えたいとの考えも確認。
 
また、8月30日(火)には駅西土地活用事業の完成式典を行う予定としたうえで、いよいよ9月1日(木)には供用開始となる旨の説明もありました。
 
敦賀を訪れる人はもとより、何と言っても「市民の普段使い」によるにぎわい創出を目的とするエリアであり、世代を問わず、敦賀にお住まいの皆さんが自慢に感じる場所になればと、大いに期待するところです。
 
報告事項では、既に「ハピラインふくい」に社名が決定している並行在来線に関し、来月には準備会社から「ハピラインふくい」へ移行することや、沿線市町から2次出資金(敦賀市は2,680万円)を支払う予定であること、来年冬頃には開業時の運賃やダイヤを公表予定であることなど、今後の工程感についても報告あり。
 
なお、福井県並行在来線利用促進協議会では、利用促進に関わる活動に対し、奨励金を交付するとの紹介があり、既に敦賀市ホームページにも掲載されておりましたので、以下リンク掲載します。
 
関心ある方はぜひご覧ください。
 
 →→→敦賀市HP「福井県並行在来線活性化地域活動奨励金交付事業について」はこちら
 
そして、北陸新幹線の整備状況については、本年2月より行われていた新幹線敦賀駅ホームを覆う旅客上家の鉄骨建方工事が完了することを示す「上棟式」が6月19日(日)に執り行われたことに表れるよう、工事は順調。
 
金沢ー敦賀間の工事区間で最も難所と言われる敦賀駅新築工事は今後、年度内の外観完成を目指し進められることとなります。
 
試運転開始時期について質問したところ、「まだ未定」とのことでしたが、工程表を見る限り、2023年10月には電車線の完成検査終了予定であることから、その後にいよいよ新幹線車両が走る姿がお目見えするものと思われます。
 
一年延長した敦賀開業ではありますが、遅れた工程に対して少しでも前倒しで工事を進める姿勢がヒシヒシと伝わってくるものであり、関係者の皆さん、とりわけ現場第一線で奮闘されている皆さんには最大限の感謝と敬意を表するところです。
 
工事完遂まで、今後も「安全最優先」で作業を進めていただくことをお願いする次第です。
 
※私も出席しました「上棟式」の後には現場見学がありましたので、その際の現場状況を共有いたします。

【3階の新幹線ホーム(大阪方面を見る)。この先は、車両基地へ接続される一方、さらに大阪まで延伸するレールまで。期待つながる光景となっています。】

【2階の乗換コンコース。このフロアの天井には北前船をイメージした帆が、柱には敦賀山車の水引幕が設置される予定です。】

【完成すれば、鉄道運輸機構が手掛けた整備新幹線駅の中で最も体積の大きい駅となる「敦賀駅」。近くで見る姿はまさに「要塞」でした。】
 
1年9ヶ月後に迫る「敦賀開業」。
 
これに向けては「ワクワク感の貯金」だと仰った方がいましたが、まさに私の気持ちもそのような感じです。
 
駅西「otta」のオープン、これから本格的に進む駅東口(木の芽側)の工事を始め、賑わいを駅前から市内中心部、さらには郊外にまで波及させること、先の一般質問でも意見した「新幹線開業は目的でなく手段」との考えのもと、その先にある市民生活の利便性向上に向けた効果への期待までを思えば、このワクワク感の高まりはかなり先まで持続するもの。
 
そうした思いも周囲にお伝えし、2024年春の開業に向け、まずは市民の皆さんとともに機運を高めていければと思います。

どれもこれも重要な「4つの期成同盟会」

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屋外を中心に各種イベントが再開されるなど、最近はコロナ禍からアフターコロナへの光明を感じるところ、昨日は敦賀市役所2階講堂において、道路建設や新幹線開業促進に関わる4つの「期成同盟会」総会が開催されました。
 
本年1月に供用開始した新庁舎ですが、振り返ってみれば、講堂を使用してのこうした会議に出席するのは初めて。
 
以前の庁舎に比べると大変明るい雰囲気に感じた訳ですが、それ以上にこの期成同盟会が集合型で開催されるのは3年ぶり。
 
ここ2年は、コロナ禍により書面開催としていましたが、感染対策を図りつつ集合型としたことで得られるのは何と言っても「横のつながり」。
 
昨日も久々に顔を合わせる地域の関係者や隣接町の議員さんなどと顔を合わせ、会話する中で連帯感を感じた次第です。
 
さて、その期成同盟会ですが、昨日開催した4つの総会は次の通り。
 
(1)敦賀-高島連絡道路整備促進期成同盟会
滋賀県高島市と広域的且つ一体的な経済圏、生活圏の構築、敦賀港と滋賀県を始めとした京阪神との交流拡大、そして敦賀市全体の産業活動や観光などの様々な分野のさらなる発展に向け、高島市に至る「敦賀-高島連絡道路」を早期に整備実現することを強く要望するもの。
 
(2)北陸新幹線敦賀開業促進期成同盟会
北陸新幹線敦賀開業については、関係機関が緊密に連携し、経済波及効果を高め、地域の活性化につなげていくことが最も重要だとし、令和6年春の開業を確実に実現すること、敦賀・新大阪間については令和5年度当初の着工及び一日も早い全線開業を実現することなどを強く求めるもの。
 
(3)敦賀バイパス道路建設促進期成同盟会
国道8号バイパス4車線未整備区間(坂下~小河口・田結~余座)の道路整備など、国道8号及び27号のバイパス道路並びに市内乗り入れ道路の建設を促進し、北陸自動車道と相俟ってその早期実現と交通緩和を図り、もって地方産業、文化等の進展を目的とするもの(一部、同盟会規約抜粋)。
 
(4)国道8号敦賀・南越前バイパス建設促進期成同盟会
敦賀市田結から南越前町大谷までの国道8号線(約15.5km)は急峻な地形で、道路幅員も狭く、急カーブや急勾配が連続し、安全な交通に支障がある区間であることから、敦賀市田結ー挙野間の「敦賀防災」、敦賀市挙野から南越前町大谷間バイパスの建設促進と予算確保を強く要望するもの。
 

【敦賀-高島連絡道路整備促進期成同盟会総会の様子(写真は「敦賀市長の活動日誌」より拝借)】
 
上記期成同盟会はいずれも敦賀市長が会長を務められ、昨日も関係自治体の首長を始め、各級自治体議員、国や県の関係機関、地域の皆さんなど、多くの関係者が集う中で、地域全体の利便性や安全性、活性化につながる建設整備促進に向けた意思を確認し合えたことは、大きな意義があったものと感じた次第です。
 
また、これだけ多くの道路や鉄道建設整備に関わる案件があるというのは、敦賀が古より「交通の要衝」と言われる所以であると、どこか誇らしくも感じたところです。
 
改めて「期成同盟会」を辞書で調べると「同じ目標の実現に向かって、結束して活動する人々の組織」とありました。
 
こうして対面で確認し合った「目標」と「意志」のもと結束力を高め、ひとつづつ着実に実現できるよう、私自身、認識を高く持ち、微力ながら尽力する所存です。

「空にうかぶ」新幹線敦賀駅舎が姿を現す〜開業まであと700日〜  

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今日からはゴールデンウィークに相応しい晴れの日が続くようですが、昨日はどしゃ降りの雨。
 
あいにくの天気であった訳ですが、そのような中開催された「第93回福井県中央メーデー」に出席してまいりました。
 
雨中にも関わらず、会場の福井市中央公園芝生広場には、多くの連合福井傘下の組合員さんらが集い、杉本達治福井県知事を始めとする来賓祝辞、今夏の参議院議員通常選挙に候補者を擁立する各産別からの決意表明の後には、パンフレットのQRコードを読み込んでの抽選会が催されるなど、趣向が凝らされた内容で進められました。
 
主催者挨拶で連合福井の矢野会長は、雨の中央メーデーは近年無かったことに掛け、「雨降って地固まる」と仰っていましたが、より結束力を高め、「働くことを軸とする安心社会の実現」に向け、私自身も連携を深め取り組んでいきたいと思います。
 
そうして午前中は福井で過ごし、夕方は帰省する長女の迎えのため敦賀駅に向かうと、以前から進められていた北陸新幹線敦賀駅舎の旅客上家(ホームの屋根)が既存駅の真後ろまで延びてきており、駅前から望む姿は圧巻の様相を呈するまでになっていました。
 

【旅客上家工事が進む北陸新幹線敦賀駅舎】
 
新幹線敦賀駅舎のデザインコンセプトは「空にうかぶ~自然に囲まれ、港を望む駅~」であり、デザインイメージは「煌めく大海から未来へ飛翔する駅」としています。
 
ご覧いただくように、中央に姿を現した両サイドが跳ね上がった屋根は「ユリカモメ」が飛翔する姿をイメージしているとのことですが、私にはまさに大空に羽ばたいていくように映った次第。
 
何を置いても新型コロナ対策や冬季の厳しい気象条件がある中においても、こうして安全に且つ順調に工事を進めていただいている鉄道・運輸機構の皆さんは敬意を表するところであり、工事完遂まで引き続きの安全作業をお願いするところです。
 
電車の到着時間までぐるっと駅前を一周すると、駅西地区の知育・啓発施設や飲食ゾーンの建屋外観はすっかり仕上がっており、中央には芝生が敷かれるこのエリアの完成形を想像するに、老若男女、敦賀の方、観光客を問わず、笑顔あふれるふれあいと賑わいの場になっている姿が頭に浮かんだ次第です。
 
奥にはホテルや「嶺南初」のスターバックスも外観を成しており、エリア全体の完成を心待ちにするところ。
 
せっかくですので駅西エリアもご紹介いたします。

【立体駐車場手前が知育・啓発施設】

【ルートイン側には、約10店舗が入る飲食・物販ゾーン。その先にあるのがスターバックス。】

【駅西エリア全景。中央は、ステージなどが併設された芝生広場となります。】
 
どこか期待で心満たされる中、オルパークに入ると、敦賀工業高生が製作した敦賀開業までのカウントダウンボードはちょうど「700日」を指していました。
 
「もう700日」、「まだ700日」と思いが錯綜するところでありますが、駅舎デザインに込められた意味の通り、古より交通の要衝として栄えてきた敦賀が「新幹線」によってさらに大きく羽ばたけるよう、まずはあと2年を切った開業に向け、受け皿整備を着実に進めるとともに、市民の皆さんが「開業」を「自分ごと」と感じていただけるよう、私なりに取り組んでいきたいと思います。
 

【このカウントダウンに合わせ、機運が高まっていきますように】

新幹線対策特別委員会にて整備状況などを調査

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北陸新幹線敦賀開業まであと2年となり、先週土曜日には敦賀駅前交流施設オルパークにて「北陸新幹線開業7周年記念フォーラム」が開催され、開業そしてその後の新幹線のあるまちづくりに至るまで思考を巡らせる機会に触れるなど、徐々に実感が高まるところ。
 
そうした中、昨日は敦賀市議会の特別委員会「新幹線対策特別委員会」に委員として出席しました。
 
北陸新幹線の整備状況に加え、駅西エリアなどの周辺開発なども調査範囲とする本特別委員会ですが、昨日の調査事項については以下の通り。
 
(調査事項)
1.駅西地区土地活用事業について
2.報告事項
(1)新幹線駅舎建設に伴う地元産品の活用について
(2)北陸新幹線の整備状況について
(3)平行在来線について
 
1.に関しては、現在整備中の駅西地区の公園・広場の管理運営について、理事者からは、管理運営に関しては市の直営(委託)によることとし、6月定例会において、広場の設置及び管理に関する条例及び広場管理に係る補正予算議案の議案提出を行うこと、以前にもあった同地区活用事業(知育・啓発施設、広場)の資金スキームについての説明がありました。
 
この広場に関して、交流・賑わい創出に向けた活用を図るうえでは、民間によるアウトリーチも期待できる指定管理方式が良いのではと質問したところ、様々な活用方法、利便性向上が考えられる中で、まずは迅速な対応が期待できる駅西地区土地活用事業者へ管理委託する方が効果が高いと判断した旨の回答がありました。
 
また、2.(1)の駅舎建設に伴う地元産品の活用に関しては、新幹線駅2階のコンコースの天井を「北前船の帆」をイメージした幕構造とすること、柱には敦賀の文化財「山車水引き幕」ガラスを、やまなみ口側の壁面には「赤レンガ」のタイル貼りとする旨、イメージ図を用いた説明があり、とりわけ「山車水引き幕」については実際使用されるガラス(サンプル)も回覧されたほか、委員からは「敦賀の山車や水引き幕に込められたエピソードが認知されるよう工夫して欲しい」、「山車会館への誘導方策も考えて欲しい」などといった意見が挙げられました。
 

【新幹線敦賀駅2階コンコースのイメージパース】

【山車水引き幕の説明図】
 
(2)の整備状況については、全体工程としては、金沢駅から敦賀車両基地までの全線(約125km)の土木構造物(高架)がつながったこと、クリティカルのひとつでもある敦賀駅工区は令和4年2月からホーム上屋工事に着手するなど、土木工事、建築工事は設定された工期内で進捗している旨の報告がありました。
 
 →→→整備状況の詳細はこちら(鉄道・運輸機構HP:金沢・敦賀間工程・事業費管理連絡会議幹事会(令和4年2月25日)
 
(3)並行在来線に関しては、2月22日に開催した地元説明会に21名の参加があったことに加え、会社名については予想の約3倍にあたる1万2千件もの応募があり、今月末の取締役会にて公表されるとの報告がありました。
 
一通りの説明を終えた後のその他事項では、以前に敦賀駅でも応募し、選定の審査が行われている「ご当地発車メロディー」について、金沢以西の6駅全てで決まった段階で、JR西日本が一括して公表するとの説明がありました。
 
敦賀駅もさることながら、地元らしいメロディーとして各駅が何を選定したかに注目が高まるところであり、公表を楽しみに待ちたいと思います。
 
定例会ごとに開催されるこの特別委員会ですが、今後回数を重ねる=開業へのカウントダウンとなるところ。
 
何を置いても、現場の皆さんが安全第一で計画工程通り工事を進めていただくことをお願いする次第であり、私の議員任期中はおそらく、試運転が始まる頃までになろうかと思いますが、引き続き期待と緊張感を高めながら調査にあたってまいる所存です。

北陸新幹線敦賀開業まであと2年

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先の代表質問でも意見した、今後市民生活と市内経済に影響を与えるであろう、新型コロナと資源価格の急騰に伴う物価上昇によるダブルパンチ。
 
質問の中でも「オイルショックの再来」との言葉を使ったところですが、ロシアによるウクライナ侵攻が続く中、インフレやモノ不足に陥る可能性が現実味を帯びてきており、9日にはフランスのルメール経済・財務相が「この2022年のエネルギー危機は、激しさや粗暴さで、1973年(昭和48)のオイルショックに匹敵するといっても過言ではない」と述べています。
 
1973年と言えば私はまだ1歳でしたが、この第1次オイルショックでは、国際的な原油価格が一挙に4倍に急騰したことで世界経済は大混乱。
 
日本も「狂乱物価」の状態に見舞われ、翌1974年度の経済成長率は戦後初めてのマイナス成長となったことを踏まえればやはり、相当な危機感を持って対応準備を急がねばと思うところ。
 
思い返せば、先の大戦に至った経過(エネルギー資源戦争)やこうした過去の教訓(エネルギー危機)も踏まえ、日本が選択したのが「原子力発電」であった訳であり、この危機を救うため一日も早く政治判断し、再稼働を促進していただきたいと切に願うところであります。
 
さて、話しは変わり、昨日はJR各社のダイヤ改正ということもあってか、福井新聞を開くと大きく2面を割き「開業まであと2年」の言葉とともに北陸新幹線敦賀駅の航空写真が掲載されていました。
 
新幹線敦賀駅は、12月に市議会議員団でも工事現場を視察させていただいた訳ですが、狭隘なスペースに3階建ての駅舎を建設するこの敦賀駅工区は金沢〜敦賀の工事区間の中でも難易度の高い主要工区と位置付けられるもの。
 
以前に工期は1年延長となったものの、その後は順調に工事が進められており、2024年春の開業に向け期待が高まるところであります。
 
また、この日の午後はちょうど、敦賀駅前交流施設オルパークで開催される「北陸新幹線開業7周年記念フォーラム」にお声掛けいただいていたため会場に向かうと、オープンスペースには30名程度、大型スクリーンには各地とオンラインでつないでのレイアウトがされていました。
 
主催する「北陸新幹線沿線連絡会議」は、この3月1日に設立したばかりであり、(株)北信越地域資源研究所代表取締役の平原匡氏、青森大学社会学部教授の櫛引素夫氏、富山国際大学現代社会学部准教授の大谷友男氏の3名が発起人となり、北陸新幹線開業後の様々な影響を継続的に把握をし、それぞれの活動状況や課題を共有することで地域におけるまちづくりの強化・深化を図ることを目的とするもの。
 
敦賀会場には、市の関係部署職員を始め、市内各分野で活動される皆さんが集い、熱気を感じた次第です。
 

【フォーラムの演題】
 
フォーラムの方は3部構成で、第1部は既に開業している北陸新幹線駅のある地域で活動されている4団体からの活動報告、第2部ではご当地敦賀から開業まちづくり推進会議、NPO法人THAP(タップ)、角鹿会の3団体から活動紹介、第3部では櫛引先生が仕切り役となり、オンラインでつなぐ各地域への質問や取り組み事例の引き出しをされ、大変貴重な話しを聞くことができた2時間半となりました。
 
とりわけ印象に残ったのは、第1部で一般社団法人信州いいやま観光局さんからあった、半径20km圏内9市町村で進める広域連携により「地域の目指す方向が明確になった」との言葉(嶺南6市町もそうせねばと)、(株)北信越地域資源研究所からの「新幹線が地域の『自分ゴト』であって欲しい。『自分ゴト』の人が増えていくことが重要。」、NPO法人黒部まちづくり協議会さんからの「当初の観光、おもてなしよりも(新幹線の存在が)自分達の生活とどう関わるかという視点に変わってきた。市民の生活をどうしていくかを考えなければならない。」との言葉。
 
まさにご自身が活動される中で実感された言葉、思いだけに、私の頭にもスッと認識された次第です。
 
また、第3部では、函館から出席された方より「マインドの持続、開業以降も残るリソース(資源)を思考しておくことが大事。開業をお祭り騒ぎで終わらせない。」との指摘、櫛引先生からの「新幹線は観光客のためでなく、地域の住みやすさや生活の利便性向上につなげないといけない」、「新幹線は目的ではなく手段」との言葉にも気付かされる点がありました。
 
まずは開業に向けてということでありますが、私の立場としては尚のこと、その先のまちづくりにどうつなげていくのかを思考しておかねばと強く感じる契機になったこと、また南は鹿児島中央駅の方を含め、先行開業の地域から敦賀に対するエールもあり、こうした機会に出会えたことに感謝した次第です。
 
その帰り、車を停めた私のお気に入りの場所、駅前立体駐車場の屋上に行くと、駅西エリアでは開発が進む各建屋の外観が姿を現し、反対の新幹線駅ではホーム上屋工事の状況を見ることができました。
 
夕陽に照らされる両エリアを見ていると期待とワクワク感しかない訳ですが、浮かれ気分を引き締め、今一度先ほどのことを頭に思い浮かべ、駐車場を後にした次第。
 

【駅西エリア。手前の屋根が知育・啓発施設、奥は飲食・物販、真中は芝生広場となる整備計画。ちなみに左の青シートで覆われているのがホテル、その右は嶺南初出店予定のスターバックス。】

【新幹線敦賀駅工区の状況(福井方面)。クレーン付近が上屋工事。】

【新幹線敦賀駅工区の状況(滋賀県方面)。左カーブの先は車両基地。】
 
JRのダイヤ改正に話しを戻すと、新幹線は東海道など一部を除いて定期列車を削減、在来線は関西や各地方の路線も減便するなど、新型コロナウイルス禍での需要低迷を受けた対応で、走行距離に換算した削減規模はJR発足以降で最大になるとのこと。
 
北陸新幹線敦賀駅から嶺南以西につながる小浜線も「マイレール」。
 
地域の交通機関をいかに大切につなぎ残していくか、課題は尽きません。

敦賀駅西地区のエリア名称は「otta(おった)」に決定!

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奇しくも「立春」のタイミングで襲来した寒波もようやく小休止。
 
敦賀の積雪は想定内であったとはいえ、幹線道路はもとより、細かな路地まで対応いただいた除雪業者の皆さん、これを指揮する市の関係者の皆さんのご労苦に感謝。
 
ここから1週間は雪マークはなく、僅かながら気温も上がる日が続くようですので、次に備えるという意味でも、一旦この雪が消えることを願うところです。
 
さて、そうした厳しい冬の季節においても着実に工事を進めるなど、どこか春の息吹きを感じるのは北陸新幹線。
 
一昨日、寒波の中ではありましたが、用事で駅前まで行ったついでに、久々に駅前立体駐車場の屋上へ上がってきましたが、南北に延びる高架を見渡せば、北陸新幹線敦賀駅ホームでは上屋根の設置、振り返って駅西地区では、「ちえなみき」に名称が決まった知育・啓発施設の工事が進められていました。
 
この場所に来るとやはり、北陸新幹線がこの高架を走り、駅西地区では各施設に人が賑わうシーンが思い浮かぶなど、まさに先ほど述べたよう2020年春開業の北陸新幹線の息吹を感じる次第です。
 
ちなみに、この息吹を感じる場所、駅前立体駐車場屋上は1時間以内であれば無料となっていますので、皆さんもぜひ足を運んでいただけると嬉しく思います。
 

【北陸新幹線敦賀駅工区の状況。左下の建物はオルパーク。】

【駅西地区の状況。鉄骨の枠組みが「ちえなみき」。青で覆われたホテルの右手(基礎鉄筋が見える)にはスターバックスが出店。】
 
敦賀開業は当初から1年延びたものの、見直した工程に対しては計画通り進む工事、そして駅西地区の施設も「ちえなみき」と命名されるなど、徐々に期待とワクワク感が高まるところでもありますが、昨日はさらに明るいニュースが。
 
この駅西地区に関しては、敦賀の玄関口にふさわしい、市民と来訪者の交流や賑わい創出の拠点となるよう、ホテルや飲食・物販施設等を民間事業者が、敦賀市においては複合棟内に知育・啓発施設(ちえなみき)、エリア中心に芝生が広がる広場を整備する全体計画となっている訳ですが、昨日は、このエリアを担当する敦賀駅西地区土地活用事業者(民間事業者)である合同会社敦賀駅西口PJ(代理企業:株式会社青山財産ネットワークス)が、敦賀駅西地区のエリア名称及びロゴを決定したと公表されました。
 
その名は「TSURUGA POLT SQUARE otta(ツルガポルトスクエア オッタ)」
 
所管する敦賀市都市整備部より市議会新幹線対策特別委員会委員に宛てられた通知文書を見ると、まず名前“otta”の由来に関しては、「オルパークから連動した場所として、私(オル)からあなたを見つける(オッタ)という「出会いの場所」という意味を込めている」とあり、続けて“POLT”の部分については、「Place of Ringing Tsuruga(PORT) に愛を加えたPlace of Loving Tsuruga の略でもあり、地元の方には愛称で、来訪者には敦賀と分かりやすい名前です。」との説明がありました。
 
またロゴに関しては、「ottaの頭文字をデフォルメし、あっ、おった!と思わず指をさしてしまうような場所をイメージしたマークです」としています。
 
「あっ、おった!」と聞き、ふと福井駅前の「AOSSA(あおっさ)」の敦賀弁バージョンのような印象も受けましたが、そこは言葉が浮くような都会のスタイリッシュ感でなく、失礼を承知で言えば「ダサかっこいい」を地で(字で)行くこのネーミングをこれから広めていかねばと思った次第です。
 
併せて、民間事業者においては、オープンに先駆け予告を行うためのティザーサイトも公開したとのこと。
 
駅西地区の各施設については、これまで自身のブログやSNS等でも断片的に紹介してきましたが、このサイトで全体像が分かると思いますので、ぜひご覧いただければと存じます。
 

【ティザーサイトのトップ画面】
 
 →→→ティザーサイトはこちら
 
 →→→敦賀市HPでの紹介ページはこちら
 
昨日は、私ごとながら自身の誕生日であり、福井県となった「ふるさとの日」であることを書きましたが、こうした日に命名された「otta」。
 
どこか相通ずるものを勝手に感じてしまうところ。
 
駐車場の屋上でイメージした通り、この駅西地区の「otta」が市民や観光客が行き交う賑わいの場として、さらには敦賀の発展の起点ともなる存在として成長するよう、私自身はどこか親のような気持ちも感じながら、魂と愛情込めて、成長を育んでいかねばと考える次第です。

北陸新幹線敦賀駅部、車両基地の建設現場を視察!

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ちょうど1年前も敦賀市議会にて北陸新幹線整備状況に関する行政視察を行ったところですが、昨日は新幹線対策特別委員会の調査事項として再度現場を確認させていただきました。
 
思えば、1年前の定例会では5人の議員が一般質問で取り上げるほどクローズアップされていたのが、北陸新幹線敦賀開業の工期延期問題であり、当時視察をした際の雰囲気も鉄道・運輸機構の謝罪、議員からも強い批判の声が挙げられるなど、その日の悪天候とも重なり、非常に暗い雰囲気であったと記憶しています。
 
そうして1年前を思い返しながらの昨日の視察でしたが、一年遅れとなった工程に対して順調に工事を進めていること、そして雲ひとつない青空とあって、どこか清々しい気持ちで現場を拝見させていただいた次第です。
 
視察は新幹線対策特別委員、委員外の議員も含めて行われ、敦賀車両基地(仮称)、敦賀駅部の順に移動し、鉄道・運輸機構の各ご担当の方より説明を受けました。
 
車両基地に関しては、以前より順調に工事を進め、総合事務所や検査庫などがほぼ完成。
 
現場のほうは、12両(長さ300m)7編成の北陸新幹線を納める「着発収容庫」、2日に1回検査を行うための「仕業検査庫」(3編成収納)のうち、「仕業検査庫」側を確認。
 
車両を下側からも検査できる構成となっていることや白山総合車両所との違いなどについて説明がありました。
 

【仕業検査庫の内部全景。車両が浮くような形で収納される様子が分かります。】

【敦賀車両基地と白山総合車両所との検査範囲の比較】
 
また、敦賀駅部については、2階コンコース及び3階の新幹線ホームまでを拝見。
 
ちなみに、以前に書いたことの再掲となりますが、敦賀駅工区が難工事であることを示す比較として、例えば、工事の規模感に関して言えば、富山駅と比較し敦賀駅の高さ37mは1.5倍、阪神・淡路大震災、東日本大震災を踏まえ、設計上の強度を増した構造に関しては、鉄筋量が富山駅の3.3倍、コンクリート量は2.6倍、45m地下まで打ち込んでいる柱の太さは2.0m(富山駅は1.2m)。
 
また福井駅との比較においては、1面2線の福井駅に対し、敦賀駅は2面4線、高さは福井駅が19mに対し敦賀駅はほぼ倍の高さであることからも分かるよう建物の規模感が違うことに加え、物理的に狭隘な工事エリアとならざるを得ないということが理由として挙げられるところ。
 
その駅舎を上がると2階の乗換コンコースは200mにも及び、コンクリートの通路は壮大。
 
仮設置されていた上下線を表示する看板の「東京方面」の文字を見て、妙にテンションが上がった次第です。
 

【200mに及ぶコンコース】

【上り線の案内看板。イメージのための仮設置と思いますが、まんまとテンションが上がってしまいました。】

【コンコース階のパース図】
 
そしていよいよ3階新幹線ホーム。
 
まずは何と言っても長大なホーム、そしてそこからの素晴らしい眺め。
 
昨日は澄み渡る青空とあって、敦賀湾を望むと、北陸のハワイ「水島」がクッキリと浮かび上がるように見ることができました。
 
この冬場には大屋根を設置する工事を実施していくとのことでしたが、側面もガラスで覆うため、この美しい景観は開業後も見ることができるとのことでした。
 

【福井方面】

【車両基地方面】

【敦賀市街、敦賀湾方面】

【中央の海に浮かぶのが「水島」】

【ホーム階のパース図】
 
技術的な説明があまり無くて恐縮ですが、工程自体、現在のところ遅延なく進んでいることや、何より昨日対応いただいた各パートで対応いただいた責任者の皆さんの引き締まった表情、そして発せられる言葉からは鉄道・運輸機構の心意気、使命や責任感を強く感じた次第です。
 
約2年3ヶ月後に迫る敦賀開業に向けては、こうして現場の最前線で奮闘される皆さん、都市整備部を始め、懸命に周辺工事の調整を進める市の関係者の皆さんの存在があって成り立っていることから、議員である私の立場においては、進捗状況の把握はもとより、何よりも「安全を第一義」とした環境となっているかを確認しつつ、現場のご健闘を市民の皆さんにお伝えしていくことも肝要なのかと思います。
 
そうした意味で、本日は中々足を踏み入れることができない現場の写真を中心にご報告させていただきました。
 
これからの厳冬期も乗り越え、「ゼロ災害」で工事が完遂されることを強く願うとともに、この日感じた「ワクワク感」を市民の皆さんとも共有をし、開業に向けた機運を高めていければと思いますので、皆さまにおかれましても引き続きご注視いただけますよう宜しくお願いいたします。

「選書」に「魂込め」進む、敦賀駅西「知育・啓発施設」整備事業

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潮が引くかのように感染者数が減った新型コロナ第5波ですが、改めて福井県のデータを見てみると、直近1週間での感染者は「5人」、確保病床数(424床)に占める数は「7床」(使用率1.7%)と数字でも明らかな状況にあります。
 
但し、第6波への警戒は怠ってはならず、それには何といってもワクチン接種率をさらに高めていくことが重要と、ここ敦賀市でも継続して接種の呼び掛けを行っているところ。
 
県内で7月以降に新規感染した方の約9割が「未接種者」であったことからも、対策としての効果は証明されていることから、まだの方は是非、ワクチン接種のお手続きに進んでいただけますようお願いいたします。
 
参考まで、ワクチン接種に関する敦賀市HPをリンクしますので、以下ご覧いただければと思います。
 
 →→→新型コロナワクチンの接種について(敦賀市HPより)
 
こうしてコロナ禍が続く中ではありますが、並行して進めていかなければならないことは数多くあれど、敦賀で大きなことといえばやはり北陸新幹線。
 
新幹線整備に係る工事もさることながら、受け皿整備も同列で重要であり、昨日は敦賀市議会の新幹線対策特別委員会にて、その目玉とも言える「駅西地区土地開発事業」について、所管する都市整備部、事業を進める(株)青山財産ネットワークス、(株)走坂設計事務所、知育・啓発施設の指定管理者である丸善雄松堂(株)、(株)編集工学研究所を参考人としてお招きし、説明を受けました。
 
まず、青山財産ネットワークスからは、A・Bゾーンのエリア整備状況について、主に
 
◉ホテル建設は順調に進んでいる
◉Bゾーンの誘致テナントの状況として、ホテル横に配置するカフェについては、スターバックスと契約の方向で進めている(ほぼ間違いない)
 
との説明がありました。
 
次に、Aゾーンの知育・啓発施設に関しては、丸善雄松堂ならびに編集工学研究所より、主に「選書方針」について説明がありました。
 
「“本屋”でもない“図書館”でもない、新しい知の拠点づくりへ」をキャッチフレーズに計画を進めるこの施設は、「約3万冊」の蔵書となることは以前に説明があった訳ですが、今回はその「本」をどういったコンセプト、方針で「選書」していくかという、全くもってコアな調査事項でしたが、両社の思いのこもった丁寧な説明、そして実際にこういうイメージのものだと実物の本まで持ち込み、手に取って確認できたことにより、理解が深まった次第です。
 

【レアでコアな実物の本が並ぶ委員会会場の様子(委員会終了後に撮影)】
 
選書のイメージを言葉で表すことは非常に難しいのですが、説明にあった概略を記すと以下の通りとなります。
 
◉選書方針(ポリシー)は、
 ①大都市でなくても“本を介し世界の知と遭遇できる書籍空間”
 ②読書の楽しさを知る機会が少ない世代に“本との接点を創出”
 ③より多くの市民の方々に“本を通じた育児や暮らしの支援”
◉書籍構成は3つの「知」、①世界知、②日常知、③共読知に分類し配置
◉それぞれ「知」ごとのジャンルとしては、
 ①世界知:文化・生活、歴史・社会、生命・科学など
 ②日常知:暮らしのヒント、絵本ワンダーランド、稼ぎと努め、アート&ライフなど
 ③共読知:地域関連情報、企画展示、敦賀市民本棚、企画案として、市民参加型でより多くの市民に参加してもらえる空間づくりなど
 
ひとことで言えば、これらジャンルについて、丸善雄松堂や編集工学研究所の知見や経験をフル活用し、都会でも中々手に入らないような「レア」で「コア」な書籍をふんだんに選書していくとのことであり、私的にはこれまでの疑問であった一般の本屋や図書館との「住み分け」について、十分なイメージができた次第です。
 
なお、民業圧迫とならないことも意識し、どこでも売ってる人気の本などは置かないなどの配慮がされているとの補足説明もありました。
 
また併せて、初期3万冊の書籍購入費用約8,000万円は市が負担したうえで、売れた分を順次費用回収、指定管理開始以降の書籍購入費用は指定管理者が受け持つとのスキームであるとの説明がありました。
 
さらに本施設1階に入るカフェについては、ホテル横のスターバックス出店も念頭に、「敦賀ブランド」を前面に押し出すこと、地域の特色が出せる事業パートナーとの連携を探ってきたとしたうえで、神楽町1丁目で日本茶専門店を営む「中道源蔵茶舗」を選定したとの説明があり、私的には、どこにでもあるような全国チェーンでない、生粋の敦賀の店舗が入ることで、他の新幹線駅との区別化、他にないものが「敦賀にある」ことが広がればと期待するところです。
 
こうして、順次説明を終えた最後に、この特別委員会恒例と言ってはなんですが、都市整備部担当から締め括りの説明があり、その彼はこの駅西開発、とりわけ知育・啓発施設に込める自身の熱い思い、さらには連携事業者全ての名前を挙げ、皆同じ熱い思いで取り組んでいることを述べたうえで、「(仕事にも施設にも本にも)魂を込める」、「選書なくして本屋なし」との名言が今回も飛び出しました。
 
一種、「彼の世界」に対しては、皆さんそれぞれの受け止めがあろうかと思いますが、良く行政のやることは「箱作って魂なし」と言われますが、何のその、これでもかと魂を込めて成功させようとの意気込みを十二分に感じたところであり、私はこうした姿勢、こうした若い職員が思いを述べる場があることは大変良いことと思った次第です。
 
私も発電所の保守管理の仕事をしている際は、担当する機器に「魂と愛情込めて」きましたので、仕事に対する気持ちは十分理解しますが、ひとつ注意することとしては、その思いで「突っ走り」過ぎたり、「空回り」しないようにすること。
 
熱い思いで担当される皆さんが今後、客観的視点も踏まえながら、時にはアクセル、時にはブレーキを踏みながら整備を進め、敦賀の「新たな知の拠点」が実現するよう切に期待するものであります。
 
市民の皆さまにおかれましては、こうした状況も少し頭に置いていただき、近づきつつある北陸新幹線敦賀開業の息吹、変わっていく敦賀駅前の姿を楽しみに見守っていただければ幸いに存じます。

コミュニケーションを向上させ、進む「北陸新幹線工事」

ブログ 北陸新幹線

これは私だけかも知れませんが、報道機関としてどう対応するのか密かに注視していたTBSの情報番組「ひるおび!」での発言問題。
 
出演者の八代英輝弁護士が9月10日の放送で野党共闘について取り上げた際、共産党について、「共産党はまだ『暴力的な革命』っていうものを、党の要綱として廃止してませんから」などと発言。
 
これに対して、共産党の志位委員長が「どんな場合でも平和的・合法的に社会変革の事業を進めるということが、日本共産党の一貫した立場です」「『番組としての謝罪と訂正』をきちんと行うことを求めます」などとツイートし、TBSに抗議していた訳ですが、結果、昨日13日の放送の中で、同局のアナウンサーが「日本共産党の綱領にそのようなことは書かれていませんでした。訂正しておわびいたします」と謝罪した後、八代氏が「先週の私の発言についてですが、私の認識は閣議決定された政府見解に基づいたものでした。一方、日本共産党はそれをたびたび否定していることも合わせて申し上げるべきでした。申し訳ありませんでした」と説明し、自身も謝罪されました。
 
私自身が、この件を何故注視していたかといえば、公安調査庁の公式見解として「共産党は、武装闘争を唯一とする戦術を自己批判しましたが、革命の形態が平和的になるか非平和的になるかは敵の出方によるとする「いわゆる敵の出方論」を採用し、暴力革命の可能性を否定することなく、現在に至っています。こうしたことに鑑み,当庁は,共産党を破壊活動防止法に基づく調査対象団体としています。」と位置付けていることから来る訳ですが、確かに「綱領」にはないので反論するに値しなかったにしても、どこかしら圧力に屈した感が残ってなりません。
 
 →→→公安調査庁の見解はこちら
 
なお、付け加えるとすれば、八代氏は、「テレビで発言する者として、今後はより正確に、バランスに配慮し言葉に責任を持っていきたいと思います」と述べていて、これを局(TBS)としての見解を受け止めれば、政治や外交、エネルギーに関してもそのように責任を持って取り扱っていただきたいと思った次第です。
 
前置きが長くなってしまいましたが、本題は昨日開催された敦賀市議会の「新幹線対策特別委員会」。
 
3月定例会より本特別委員会の所属となり、今回で3回目の委員会となる訳ですが、工程遅延により敦賀開業が1年遅れたことの責任をどこか感じながら、毎回出席している次第。
 
つまりは、鉄道・運輸機構が沿線市町と連携のうえ工程管理を行うのが第一義としつつ、議会としても認識高くチェックの視点を持つべきとの考えであり、この日の委員会前には、同機構HPにある「金沢・敦賀間 工程・事業者管理連絡会議」や「同幹事会」の資料などを確認のうえ委員会に臨んだところです。
 
 →→→「北陸新幹線(金沢・敦賀間)工程・事業費の概況」はこちら(鉄道・運輸機構HPより)
 
この日の調査事項は、(1)並行在来線について、(2)北陸新幹線の整備状況についての2項目。
 
それぞれ要点だけご報告しますと、1点目の平行在来線に関しては、
◉営業区間を敦賀駅〜大聖寺駅(石川)の84.3km、18駅とし、資本金は20億円+約6.2億円(開業遅延に伴う鉄道・運輸機構出資分)
◉出資金に関しては、県(70%)、市町(20%)、民間(10%)を拠出者とし、県全体で支える経営体制を構築
◉運行計画については、運行本数を126本/日程度とし、通勤・通学の利便性向上と新幹線へのアクセス向上のため、朝夕の時間帯に快速列車を運行(結果、増便24本、うち快速8本)
◉運賃水準は、近隣先行県(石川など)や利用者負担(運賃収入)と行政負担のバランスを考慮し、営業開始から5年目までを激変緩和措置(定期外1.15倍、通勤定期1.15倍、通学定期1.05倍)としたうえで、6〜11年目を定期外1.20倍、通勤定期1.20倍、通学定期1.05倍(据え置き)に設定。
◉収支見込みは、過去実績から推測する開業年度の利用者2万人/日を維持するとの前提条件のもと、開業から10年後(令和16年)までの収入累計を約437億円。これに対し、支出累計は約507億円で、収支差では約70億円のマイナスと想定。
◉このマイナス約70億円に対しては、経営安定化策として、運賃値上げ抑制のため、収支不足の補填財源として「福井県並行在来線経営安定資金(仮称)」を設置し、基金総額70億円を県(50%)、沿線市町(50%)が拠出する。
◉このうち市町ごとの拠出は、新幹線試算からの固定資産税収入を念頭に、新幹線駅の有無などを総合的に勘案して決定され、これにより敦賀市の負担は6億3800万円となる。
 
(2)の整備状況については、
◉鉄道・運輸機構の工程・事業の概要によれば、敦賀駅工区は、計画工程より特段の遅延は発生しておらず、駅部はホーム桁までの構築が完了。
◉東口棟の建築工事については、令和3年9月より着手。
◉計画工程通り、駅部については令和3年10月末までに土木工事から建築工事に、駅終点部についても令和4年5月末までに土木工事から軌道工事に引き渡す見込み。
◉敦賀駅工区工程表においても、クリティカル(主要工程)に対し遅延なく、逆にいくつかは計画より先行して進んでいる。
◉遅延リスクに関しても特段の問題は確認されていない。
 

【整備状況資料の表紙。高架は延び、一部レール敷設もされてきているとのこと】
 
以上が説明内容であり、私や他の委員からもいくつか質問がありましたが、印象に残ったのが、並行在来線の赤字ありきの経営に関し、運賃など県民目線に立っているかという点に対する都市整備部長からの答弁。
 
「料金(運賃収入)か税金か。ひとつの交通インフラをどう支えていくかという視点で、地方鉄道のあり方、収益性を議論していくべきであり、県とも連携を取って進めていく。」
 
まさにそういうことと、私も理解した次第。
 
高速鉄道網、大動脈である新幹線を敷設することと引き換えに、今まで主役であった並行在来線が衰退していくようではいけませんし、そこには生活の「足」としてのインフラがあることから、負担を一方に押し付けるのではなく、他の民間鉄道会社とも連携のもと知恵を絞っていくしかない訳であり、その点は強く課題認識として持っておきたいと思います。
 
最後になりますが、開業遅れが明らかになった際に指摘された、鉄道・運輸機構の経営体質等に関しては、令和3年7月に公表された「鉄道・運輸機構改革プラン」に基づき、改革が進められるところ。
 
改革プランの中身を読むと、「対外的なコミュニケーションの強化」との項目があり、ここでは「本年4月には北陸新幹線建設局の設置に合わせ、同局職員や渉外担当職員を福井市、小松市に配置したところ、自治体からは、機構が身近になってコミュニケーションが取りやすくなったとの声をいただいている」との記載がありました。
 
この点は質問の中で少し触れさせていただきましたが、まさに敦賀市の担当部職員の声と同様。
 
両者の強い信頼関係なくして大プロジェクトの成功なし。
 
関係者の皆さんには、今後とも連携を強固に安全第一で作業を進めていただくことをお願いするとともに、私自身も役割を果たしていきたいと思います。

期待とワクワク感高まる「“本屋”でもない“図書館”でもない、新しい知の拠点」

ブログ 北陸新幹線

9月にもあろうかと言われる次期衆議院選挙ですが、元衆議院議長でもある伊吹文明議員は、既にこの選挙に不出馬を表明されている議員の一人。
 
この伊吹議員が、不出馬にあたって現在の政治の状況も振り返りながら、「国会議員の責任」として述べられた言葉にはこうありました。
 
「国会議員の責任」は、選挙区の主権を預かっていることに尽きます。国民主権と間接民主制が憲法の精神です。かつて「先生と呼ばれたい」「赤坂の料亭に行きたい」などの発言で批判された人もいましたが、本来の責務を自覚していれば、国会議員の仕事は自己抑制の伴う窮屈でしんどいものですよね。
また、中選挙区から小選挙区になり、衆院議員は各選挙区から1人です。自分に投票しなかった人の主権も預かっていることにもなる。最後は多数決ですが、他党の意見にも耳を傾ける責任と謙虚さだけは失ってはならない。
 
私がこの言葉から感じたのは、太字で強調した二つの認識。
 
この認識は地方議員とて同じことであり、長く国政でご尽力された重鎮の教えと思い、自身の胸にも留め行動していきたいと思います。
 
さて、28日に定例会を閉会した敦賀市議会ですが、昨日は新幹線対策特別委員会が開催され、駅西地区土地活用事業について調査を行いました。
 
具体的には、丸善雄松堂と編集工学研究所が検討を進める「知育・啓発施設に係る内装設計について」ということで、駅西広場の目玉とも言える複合施設内の大部分について、基本設計が整ったことを踏まえ、今後の方向性を確認すべく、設計者である両社を参考人としてお招きしての調査が行われました。
 
丸善さんらからの説明に入る前には、所管する都市整備部の担当から「設計・運営会社として選定した当初から、本施設や敦賀市の発展につなげるとの両社の熱意は変わることなく、今回も自信を持って提示させていただく」(書き留めまではしませんでしたが、このような言い回しであったかと)と、中々、委員会の場でここまで自信満々に、しかも情緒的に熱く語る担当もいないと思いつつ、それだけ彼自身も熱き情熱を持ってこのプロジェクトに取り組み、両社との信頼関係のもと仕事を進めているという自負と誇りの表れと、何か頼もしくも嬉しく感じ、思わずマスク越しに顔がニヤついてしまった次第。
 
一昨日の総合運動公園野球場のスコアボードと同様に、市や担当に強い思いや熱意があれば、それは相手方にも伝播をし、プラススパイラルの相乗効果を生むというもの。
 
まさにこの知育・啓発施設に関しては、私の目にも、所管部署と受注者ががっちりスクラムを組んで前進していると映り、ある種安心感を持って期待するものであります。
 
前置きが長くなりましたが、この施設は、当初より「人が行き交い、文化を育む港 敦賀が響き合う場」とし、「Place Of Ring Tsuruga」の頭文字を取った「PORT」である、「“本屋”でもない“図書館”でもない、新しい知の拠点づくりを目指します」とのコンセプトのもと進められてきているもので、私も幾度となく丸善雄松堂さんよりお話しを聞き、このめざす点については大いに共感しているものであります。
 
今回は、さらに施設の機能・活動の背景となる考え方として、「本を中心に、生き生きとした場が生まれる」との意味を有する「BOOK WARE」(ブックウェア)、「様々な本が行き交い、つながることで新たな体験を生む本棚空間」を表す「BIBLO Terminal」(ビブロターミナル:仮称)を加え、このワードにより、施設の存在意義や存在価値に具体的なイメージを重ねるということ。
 
さらに、施設の空間コンセプトについては、建物躯体の変更に伴い、先ほどの「PORT」というコンセプトを新しい空間に合わせ再編集(再設計と表現しないところが、丸善・編集工学研究所らしいと感じました)し、「World Tree 〜世界樹〜」とのコンセプトを掲げたとのこと。
 
これは、本を通じた市民の成長、多様な価値観、そして市民同士のつながり、敦賀と世界とのつながりを、空間としても表現していくとの意味であり、スケールの大きい、発展性あるものとして理解するところ。
 
プレゼンテーションにおいては、上記の説明に加え、各ゾーンのレイアウトの考え方やパースを用いた各アングルからの館内イメージも確認するなど、大変分かりやすく、熱意の伝わってくる時間となりました。
 
全てまではお見せできませんが、特徴的なパースのみ、以下掲載します。

【公園側から見た施設イメージ。奥の壁面には世界樹。】

【吹き抜け部分。1階面の本棚も上から見ると樹木の形。】

【2階の親子ひろばコーナー。読み聞かせや玩具コーナーを両サイドに配置。】
 
その後の質問時間では、私からは、吹き抜け部分に北前船や敦賀の港をイメージするという当初のコンセプトを踏襲するのであれば、よりダイナミックに表現すべきではないか(より“敦賀ユニーク”をアピールするとの観点)、人の賑わいや市民の日常使いとしての効果が発揮できるようワークショップスペースの位置を外からも人目につく場所にしてはどうかとの意見提起。
 
3万冊としていた蔵書数は躯体変更があっても確保できるのか、選書については市民へのマーケティングなどニーズの汲み取りは行うのか、多様な世代が集う場にしていくためのコンテンツとはなどの質問をさせていただきました。
 
他の委員の皆さんからも、開業後の運営面までを含め、活発な意見が挙がったことは、駅前の目玉になるであろう本施設に対する、期待の表れではないかとも受け止めた次第です。
 
予定では、今秋からいよいよ建築工事に入るこの施設。
 
2022年秋の開業をめざして進められる「“本屋”でもない“図書館”でもない、新しい知の拠点」に私自身、大変期待するところ。
 
7月からは、施設名称の公募も行うとのことであり、そうしたことも契機に、開業までを、ちびっ子からお年寄りまでが心待ちにするような、「ワクワク感の貯金」をタップリ膨らませることが出来る期間にしていければと、終始期待高まる一日となりました。

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