新幹線開業1年前イベント「つるがフェス」開催中!

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3月18日(土)、JR各社が一斉に行なったダイヤ改正。
 
JR東海では、定期「のぞみ」が東京〜新大阪間の所要時間を3分短縮、JR西日本では、北陸新幹線「かがやき」「はくたか」の大宮〜高崎間の最高速度向上(240km/h→275km/h)により、北陸〜首都圏の所要時間が最大2分短縮となったほか、様々な見直しがされており、JR各社の飽くなき利便性向上に向けた取り組みに感心したところです。
 
このダイヤ改正、にわか知識で恐縮ですが、「土曜日」に行うのが原則とのことで、その理由は主に「通勤客の混乱を防ぐため」と土曜・日曜は同一の「土休日ダイヤ」であることにあるそう。
 
確かに、平日と平日の間でダイヤ改正をすれば、通勤客の混乱を招く可能性がありますし、日曜日に改正を行うと、土日でダイヤが違ってしまうことから、なるほどと納得した次第です。
 
過去の例からも、3月第3週の土曜日にダイヤ改正がされるとすると、来年2024年は「3月16日(土)」になろうかと思いますが、いよいよ北陸新幹線敦賀開業もカウントダウンに入ったものと認識するところです。
 
さて、このように1年後に迫る開業に向けて、金沢〜敦賀間の沿線駅周辺では、昨日から多くのイベントが開催されているところですが、ここ敦賀では、「つるがフェス」が開催されています。
 
このイベントは、観光物産イベントやつるが鉄道フェスティバル、市内まちづくり団体や商店街等の各プレーヤーが主催するイベントがJR敦賀駅から金ヶ崎緑地までのエリア各所で開催されるもので、本日も午前10時から午後4時まで賑やかに行われることとなっています。
 
敦賀駅西広場公園(TSURUGA POLT SQUARE「otta」)周辺での「つるが鉄道フェスティバル2023」から白銀広場、本町1丁目商店街、神楽町1丁目商店街、博物館通り、金ヶ崎緑地などでは、観光物産やキッチンカー、そして音楽やマルシェなど各地域のプレーヤーが様々な形で参加されているのが、この「フェス」の特色かと思います。
 


【「つるがフェス」のイベントチラシ】
 
また、市HPによると、アル・プラザ敦賀店では「全国駅弁大会」を開催とあり、ご協力に感謝するところです。
 
こうして、新幹線開業効果として期待されるのは、とりわけ首都圏と一本で「つながる」ことですが、同時に、敦賀市内においては、駅前から氣比神宮、そして金ヶ崎へと「つながる」ことが重要であり、今回のフェスもその動線を意識したものとなっています。
 
あいにく昨日は雨と寒さでしたが、今日は晴天。
 
皆様におかれましてはぜひ、新幹線開業の息吹を感じつつ、中心市街地を歩かれ、「つるがフェス」をお楽しみいただければ幸いに存じます。

北陸新幹線敦賀駅の発車メロディは「来い来い敦賀」♬

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今週、主要産別が交渉の山場を迎えている「春闘」。
 
ネットニュースに流れてくる主要産別の交渉状況を拝見するに、三菱重工業では、労働組合が要求していた賃金を底上げするベースアップ(ベア)月額1万4千円について、昭和49年以来、49年ぶりとなる満額回答する方向とのこと。
 
また、パナソニックホールディングスでも同じく、10年連続で、引き上げ幅は10年間で最大となる、労組要求通りのベア月額7千円を、JR東日本は、平均5千円を超える水準は29年ぶりという月額平均約5957円のベアを実施する旨、組合側に回答したなどとあり、高騰する物価上昇や全体で賃上げに向かう気運の中での判断がされていると受け止めるところです。
 
今日以降も山場は続きますが、必死の交渉を続ける労組側の主張が受け止められ、早期の有利回答につながることを切に期待するとともにエールを送る次第です。
 
さて、そうしたなか、私のほうは議会対応が続いており、昨日午後は「新幹線対策特別委員会」に出席。
 
調査事項に、①北陸新幹線の整備状況、②敦賀駅前広場整備、③並行在来線についての3項目を挙げ、所管する都市整備部より説明を受けました。
 

【東口からの敦賀駅全景(令和5年2月:鉄道・運輸機構HPより)】
 
①②に関しては、先週の一般質問の中で工事の進捗を確認したこともあり、私から特段質問することはありませんでしたが、③を含め、他の委員からはいくつかの質問があったところです。
 
また、その他として説明があったのが、先般発表された2024に開業する北陸新幹線各駅の発車予告音(メロディ)について。
 
各駅とは、小松、加賀温泉、芦原温泉、福井、越前たけふ、そして敦賀の6駅となりますが、使用される実際の音源も拝聴することができました。
 
敦賀駅に関しては、市民らからの応募を踏まえ、これまで2次選考まで行ってきたところですが、JRとの協議を経て、最終的に決定したのは「来い来い敦賀(オリジナル曲)」。
 
作曲は、佐淡豊(さわゆたか)氏で、曲のイメージは「明るく爽やかで聞きあたりのよい音調とし、敦賀駅のデザインイメージである『煌めく大海から未来へ飛翔』及び新幹線の疾走感を連想できる曲。」(敦賀市HPの記載を抜粋)とありました。
 
恥ずかしながら、私にとってはあまり馴染みのない曲ではありましたが、音源を聞けば確かに、明るい雰囲気を感じたのと、タイトルの「来い来い敦賀」はまさに、敦賀の思いを表すものであり、今後は市民にとってシンボリックな曲となるよう広めていかねばとの思いをもって意見もしたところです。
 
さて、この発車メロディについては早速、市のホームページにも掲載され、音源を聴くことが可能となっています。
 
以下に当該ページをリンクしますので、皆さんもぜひお聴きいただき、「来い来い敦賀」の気持ちを盛り上げていただければ幸いに思います。
 
 →「北陸新幹線敦賀駅発車メロディ」はこちらから

任期中最後の一般質問を終える

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昨朝の辻立ちは、北陸電力敦賀火力発電所前にて。
 
原電労組1名、北陸電力労組2名の役員にご協力いただき、8時から30分間、門の前に立たせていただきました。
 
発電所の状況をお伺いすると、現在はほぼ定格出力で運転しているとのことでしたが、多くの協力企業の車両が出入りする状況に、運転プラントの活気を感じつつ、電力の安定供給を支える皆さんに敬意と感謝を込めご挨拶した次第です。
 
今後も、各支援労組の事業所前に立たせていただく予定ですが、明るく元気に活動していきたいと思います。
 

【北陸電力敦賀火力発電所前での活動風景】
 
辻立ちを終えた後は議場へ。
 
昨日ご案内しました通り、私は、一般質問2日目のトップバッターとして、いよいよ敦賀開業1年前にあたる今定例会では、以下の項目をテーマに質問に臨みました。
 
1.北陸新幹線敦賀開業に向けた進捗確認と機運醸成について
(1)ハード整備
(2)「行動計画」の進捗状況
(3)官民の体制と連携
(4)市内の機運醸成
(5)真の開業効果に向けて
 
(1)〜(3)は現時点における状況確認、(4)(5)は今後に視点を置いた構成としましたが、理事者からは概ね方向性ならびに認識の合った答弁をいただけたものと受け止めます。
 
「新幹線のあるまちづくり」に関しては、将来に向けてまだまだ思考を続けていくべきものとの認識のもと、まずは開業に向け、来年度行う膨大な事業(新幹線関係で41事業)を庁内横串さして、関係団体との連携良く進めていただくとともに、市民の機運醸成を高めていくことをお願いした次第です。
 

【質問時の様子。北陸新幹線かがやき号に近いネクタイを締めて臨みました。】
 
任期中最後の一般質問を終え、以降4名の質問を拝聴しましたが、今期をもって勇退される議員さんらが、集大成の思いで最後の質問に臨む姿に感銘を受けました。
 
一般質問最終日の今日も同じく、勇退される先輩議員が登壇されますので、しかと耳に留めたいと思います。
 
最後になりますが、お気づきの通り、いつものような「文字起こし」報告までできませんでしたので、今回は、私が質問の締めくくりで述べた、新幹線開業に向けた思いを以下に掲載いたします。
 
市民の皆様とは、思いを共有のもと、「新幹線のあるまち敦賀」の将来に向け、ともに創造し、前に進んでいければと考えます。
 
<以下、締めくくりの言葉>
 
最後になりますが、先に述べました水嶋智氏(後の鉄道運輸機構副理事長で、当時は国道交通省鉄道局長)の講演でありました、「ハードをまちづくりにどう生かすかは、その土地に住む皆さんの思いと心意気」、そして「成功の答えが敦賀にはある」との言葉は、今でも私の胸に刻まれています。
新幹線が開業する来年(2024年)は、1884(明治17)年の金ヶ崎〜長浜間全線開通から140年となります。
今を生きる私たちが、交通の要衝のまちとしての歴史、先人たちの思いをつなぎ、新たな時代を築いていく気概と気骨を持つことこそ、未来にレールを延ばす、つまりは、この敦賀がさらに発展するための「原動力」であると信じて止みません。
そうした思いのもと、「100年に一度のまちづくりのチャンス」の意味はつまり、新たな新幹線開業をどう最大限活かしていくか、地域を見詰める指標をみんなでつくり直し、悩みながらでも一緒に未来を探す。新幹線開業は、地元の人たちが幸せになるとはどういうことかを突き詰めて考えるチャンスだと考えます。
市におかれましては、こうした思いを共有のもと、まずは確実な開業、そしてその先にある敦賀を創造した取り組みを市民とともに進めていただけるようお願いし、任期中最後の私の一般質問を終わります。
ありがとうございました。
 

【ともに未来へ!出発進行!】

北陸新幹線開業1年前イベントと敦賀以西

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刻一刻とカウントダウンが進む北陸新幹線敦賀開業。
 
昨日も所用にてJR敦賀駅前に行くと、遠近感がおかしくなったかと感じるほど巨大な新幹線駅がJR駅の背後にそびえ、開業の息吹を実感したところです。
 
なお、いよいよ1年後に開業を控えるなか、敦賀では、3月18日(土)、19日(日)の両日、JR敦賀駅から金ヶ崎緑地までのエリア各所で開業1年前イベント「つるがフェス」が開催されます。
 
観光物産イベントやつるが鉄道フェスティバル、市内まちづくり団体や商店街等の各プレーヤーが主催するイベントであり、各イベントの詳細については、敦賀市ホームページでも随時更新していくとのこと。
 
 →北陸新幹線敦賀開業前1年前イベントが開催されます!(敦賀市HP)はこちら
 
市内外を問わず、多くの方にお越しいただき、皆さんとともに開業に向けた機運を高めていければと思います。
 

【つるがフェスのひとつ「つるが鉄道フェスティバル」のチラシ】
 
さて、開業に向けた期待高まる一方、気になるのは敦賀以西ルートに対するお隣、石川県の動向。
 
政府の新年度当初予算案で調査費12億3500万円が計上されたものの、今春着工が見送られた「小浜ルート」に対し、24日の石川県議会代表質問で知事の見解を質す場面があったとのこと。
 
質問では、北陸新幹線敦賀以西ルートの見直しを求める声が出ていることに関し、馳浩知事は敦賀以西の今春着工が先送りされたことに触れ、「そのことのみをもって、直ちにルートの再考となるものではない」と慎重な認識を示すとともに、まずは政府・与党で課題解決に向けた議論を積み重ねることが重要と指摘したとありました。
 
過去をたどれば、敦賀以西を巡っては、2015年に石川県議会が米原ルート実現を求める決議を可決した一方、北陸三県は小浜ルートで足並みを揃えた経過があり、その火種が再燃しているようにも受け止めるところですが、正直、今さら「ちゃぶ台返し」の議論は勘弁して欲しいところです。
 
今は何より、関西圏を含めた沿線地域で一致団結し、大阪までの早期全線整備に向けて取り組むべきであり、お膝元の北陸三県がガッチリとスクラムを組むことが何より重要。
 
北陸本線との分岐点となる敦賀においても重要な問題であることから、隣県の動向には注視するとともに、「京都問題」が早期に解決に向かうよう願う次第です。
 

【北陸新幹線敦賀駅3階(新幹線ホーム)より西側を望む。この先、左カーブすれば車両基地、真っ直ぐは着工を待つ「小浜ルート」。】

「ユリカモメ」は未来に羽ばたく敦賀の姿

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昨日招集された第211通常国会。
 
衆院本会議で施政方針演説を行った岸田首相がひときわ力説したのが、年頭に「異次元の少子化対策」と語った子育て政策でした。
 
国民生活に直結する子育て政策は政権浮揚のカギを握るとも言われていますが、決してポイント稼ぎとするのでなく、真に安心して子どもを産み、育てようと思える社会の実現に向け取り組まれることを切望する次第です。
 
「異次元」というからには、この子育て政策では、所得制限撤廃なども視野に議論がされることと思いますが、昨日出席した会議でも少しこの話題に触れたところ。
 
その会議とは、主に連合福井の各級推薦議員で構成する「福井総合政策フォーラム(F-TOP21)」の議員懇話会であった訳ですが、この懇話会は定例会前など定期的に開催され、連合運動とも連携した課題共有や県、各市町議会間相互の情報交換を行う、大変有意義な場と感じるもの。
 
昨日盛り上がったのは、北陸新幹線開業に向けた福井県の観光誘致の取組み(PR活動が足りない等)、各新幹線駅周辺の開発、準備状況で、例えば福井駅は工事の遅れで開業に間に合わないことやテナント募集が進んでいないこと、越前たけふ駅では、駅前の用地買収で一部反対があり、当初描いた開発計画通りに進めない可能性があるなどの話しがありました。
 
敦賀のほうは特段、こういった物理的な問題がないことから発言はしませんでしたが、それぞれに抱える課題、当該議会に所属される議員の考えを伺えたことは、自身にとって勉強になった次第です。
 
新幹線以外にも、教育や議会活動などについて情報共有もしたところですが、いずれにしてもこうした貴重な場で得たことを新たな知見とし、今後自身の活動にも活かしていければと思います。
 
福井での会議が終わり、敦賀インターを降りると、目の前には夕陽をバックに浮かぶ新幹線敦賀駅が。
 
木の芽川側の、いわゆる「やまなみ口」(東口)からの眺めは久々であったため近くまで行ってみると、既に「JR敦賀駅」の文字が取り付けられるなど、順調に完成パース図の姿に近づいていることが確認できました。
 

【夕陽をバックに浮かぶ新幹線敦賀駅。ちょうど橋の上あたりに「JR敦賀駅」の文字が。】
 
近くで見ればなお、巨大な要塞といったところですが、中央屋根に設置された「ユリカモメ」がひときわ特徴的で、広がるウィングはイメージ通り、未来に羽ばたく敦賀の姿を表すようで、素直に「カッコいい駅」と感じた次第です。
 
反対の「まちなみ口」(西口)側から見ても絵になる、この敦賀駅。
 
まずは無事の完成を心待ちにするところでありますが、開業効果を最大限に発揮するためには、今後より一層、レールでつながる県内の市町と連携のもと、相乗効果で機運を高めていくことが不可欠と考えるところです。
 
敦賀開業は1年2ヶ月後。
 
「新幹線開業は、目的ではなく手段」
 
この言葉を念頭に、真に敦賀が飛躍を遂げられるよう、引き続き私自身も思考してまいります。

敦賀〜新大阪間の来年度初め認可着工は「先送り」

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昨日のブログでは「進む北陸新幹線敦賀駅工事」のタイトルにて、2024年春の敦賀開業に向け順調に進捗していることをご紹介しましたが、奇しくも同じ日に、同じ新幹線の話題で地元にとってショッキングなニュースがありました。
 
いわゆる敦賀以西の「小浜ルート」と呼ばれる北陸新幹線の敦賀・新大阪間について、国土交通省は、自民・公明与党のプロジェクトチームに、来年度初めの認可着工は厳しいと報告しました。
 
国交省は理由について、京都府内で行われている環境影響評価が遅れていることを挙げたとのこと。
 
来年度以降の〝切れ目ない着工”を求めきた地元の一員として、敦賀ー新大阪間の認可着工の先送りに忸怩たる思いでありますが、会合では国交省から、京都駅と新大阪駅の地質調査や設計、京都市内の地下水の影響調査などが、認可の前にできる作業として提示されたとあり、与党はさらにできることがないか求めていくとあります。
 
認可着工の先送りに、地元の松崎晃治小浜市長は、「いつ認可・着工されるのか、見通しを示していただきたい。駅の位置、詳細なルートもまだわかっていないので、まちづくりもなかなかできない。早く明らかにしてほしい」と話されており、私もまったくもって忸怩たる思いをともにするものであります。
 
機を逃さぬよう、国に求め続けてきたのは沿線自治体や議会、住民である一方、ブレーキを掛けるのもまた沿線住民であるのも確か。
 
まさに「難解」の文字が浮かぶところでありますが、この場面を打開していくのが政治の役割。
 
この先一日も早く、敦賀から先へレールがつながるよう願って止みません。
(希望めいた言葉のみとなり申し訳ありません)
 

【北陸新幹線敦賀駅の3階新幹線ホームからの眺め。この先Y字の高架を左に行けば車両基地、まっすぐ向かうは小浜方面。】

郷土への思いも背に、進む「北陸新幹線敦賀駅工事」

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昨日のブログでご紹介した、敦賀市役所で開催されている「拉致問題の早期解決を願うパネル展」。
 
昨日9時から行われたパネル展開会式に私も出席し、主催者代表として「北朝鮮に拉致された日本人を救う福井の会」(以下、救う福井の会)の森本会長、開催地より渕上市長、そしてご来賓として、20年前に北朝鮮から帰国した地村保志さん(小浜市)からのご挨拶を拝聴しました。
 
地村さんからは、「帰国してから20年が経ち自分も67歳。拉致被害者自体が高齢となっていることを考えれば時間がない。悲しい歴史にすることのないよう、皆様にはご理解とご協力をお願いしたい」との切実な思いに共感。
 
繰り返しとなりますが、この問題を動かすのは国民の意思であり、拉致問題の事実と被害者家族の思いを、一人でも多くの方にご理解いただきたく存じます。
 
なお、私は、元敦賀市議会であり、同会参与を務められている北條正先輩からバトンを受け継ぎ、救う福井の会に携わらせていただくこととなりました。
 
今後は、森本会長、地村さんらとともに、早期の解決に向け活動してまいります。
 
さて、後半戦の敦賀市議会は昨日から特別委員会が開催され、私は所属する新幹線対策特別委員会に出席。
 
以下3項目について調査を行いました。
 
【調査項目】
1.北陸新幹線の整備状況について
2.駅前広場整備について
3.並行在来線について
 

【特別委員会で配布された資料】
 
金沢-敦賀間の工事の中で最も難所といえる敦賀駅ですが、クリティカルの外壁工事等についてやや前倒しで進んでいるとの説明がありました。
 
また、駅東側の駅前広場工事に関しては、鉄道運輸機構、福井県(主に道路整備)、敦賀市(盛土や駐車場、公園整備)の針を縫うような3者間の調整を要する中、大型クレーンが解体される来年2月より本格的な盛土などが始まるとのこと。
 
スケジュール表を見ると、完成は2024年3月ギリギリまで引かれており、相当タイトな工程であることは容易に想像できる訳ですが、遅延リスク管理をしっかり行いながら、何を置いても安全最優先で進めていただきたいと思います。
 
こうして把握したことをTwitterに投稿しましたところ、嶺南出身で今は関東圏にお住まいのフォロワーの方から「東京で敦賀行きと表示されてる新幹線や表示板が見れると思うと胸が熱くなります」との嬉しいコメントがありました。
 
こうして県外にお住まいの方からの郷土への思いも背に、期待と希望膨らむ敦賀開業。
 
現場の皆さん、関係者の皆さんのご尽力に感謝しつつ、2024年春の敦賀開業に向け、今後も確実に工程を進めていただくことをお願いする次第です。

新幹線開業に向け「広告付年賀はがき」でPR

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毎定例会後に開催している各職域での活動報告会も終盤。
 
昨日は敦賀発電所にて実施しましたが、お昼休みに関わらず、多くの皆さんに参加いただき感謝。
 
私からは、9月定例会で採択した「原子力政策の明確化を求める意見書」の内容についても報告させていただきましたが、先日の原子力規制委員会で敦賀発電所2号機の「審査再開」が確認されたことも踏まえ、引き続き職場の皆さんと連携を図り、再稼働に向けて一歩づつ前に進めればとの思いを強くした次第です。
 
さて、早いもので今日から11月。
 
徐々に広がる紅葉を見るにつれ、秋の深まりを感じるところですが、今年も残り2ヶ月となり、そろそろ準備をしておかないといけないのが年賀状。
 
この年賀状、敦賀市においては、2024年春の北陸新幹線敦賀開業に向け、敦賀市の認知度向上、開業のPRを推進するために制作した広告付年賀はがきが今日から発売となります。
 
発売開始日の今日は8時45分より、敦賀市役所1階市民ホールにて販売記念セレモニーが行われた後、9時より同ホールでの出張販売(10時まで)、併せて市内の全郵便局にて発売となります。
 
なお、昨年の売れ行きや開業1年前を迎えることなどを踏まえ、昨年より2万枚増やし、今年は7万枚としたとのこと。
 
広告付年賀はがきの詳細は以下。
 

 
実は昨年買いそびれた私ですが、ちょうど今日は朝から市役所で公務があるため、その際に立ち寄り、購入する予定です。
 
新幹線の絵柄入り、「東京ー敦賀開業!!」と書かれた7万枚が、年明け全国各地に届くPR効果は大きいと思う次第でありますが、大事なのは、市民の皆さんに関心をもっていただき、自ら行動することで、開業に向けた機運を高めることと考えます。
 
言わば、「市民皆が広告塔に」といったところでしょうか。
 
ついては、私の立場から申し上げるのも恐縮ですが、皆さまにおかれましても是非、広告付年賀はがきの存在を広めていただくとともに、ご活用いただけますよう宜しくお願いいたします。

半世紀の悲願「西九州新幹線」が開業

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秋分の日から始まるこの3連休ですが、前半はグズついたお天気のよう。
 
それどころか昨日は、台風15号の接近に伴い東海地方を中心に線状降水帯が発生し、これにより大動脈の東海道新幹線が停止するなど大きな影響が出たところであり、いつどこで発生するか分からない自然の脅威をテレビ映像から感じた次第です。
 
さて、そうした中、昨日の明るい話題といえば「西九州新幹線」の開業。
 
福岡と長崎を結ぶ長崎ルートの整備計画は、およそ50年前の昭和48年に決定したもので、長崎県新幹線対策課の担当者が「整備計画から半世紀。県にとって悲願の開業だ」と興奮気味に話すのも分かるというもの。
 
もちろん地元も歓喜に沸いているとのことであり、一番列車の発車を祝うシーンに、約1年半後に開業を迎える敦賀の姿を重ねた次第です。
 

【「かもめ」の出発式を祝う新幹線ホーム】
 
なお、昨日開業したのは武雄温泉(佐賀県武雄市)-長崎ですが、整備計画のうち佐賀県の一部区間(新鳥栖―武雄温泉)は整備方式が決まらず、着工の見通しが立っていないことから、新幹線と在来線特急を乗り換える「リレー方式」で運営され、全線が直通するかどうかが今後の焦点とありました。
 
小浜ルートでの「切れ目ない着工」を目指す北陸新幹線の状況が似ているなと思った訳ですが、こちらは政財界、関係者の総力を結集し働き掛けを強めている最中であり、来年度の予算化を大いに期待するところです。
 
知人のSNSによると、敦賀駅交流施設「オルパーク」に設置してある、北陸新幹線敦賀開業までのカウントダウンボードの数字が「555」を切ったとありました。
 
一日一日と数字が小さくなるにつれ、開業の息吹近づくところですが、この開業効果を一過性にせぬよう知恵を絞るのが政治の役割。
 
市民の皆さんには開業を「自分ごと」と捉えていただき、「開業の先」にある敦賀の姿をともに創造する中で、自身の考えにも具体的な道筋をつけていかねばと、旅立つ「かもめ」の姿に思いを重ねた次第。

順調に進む北陸新幹線敦賀駅新築工事

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敦賀市議会は昨日より特別委員会を開催。
 
私は午後に開催された新幹線対策特別委員会に出席をしました。
 
この日は、調査事項として北陸新幹線敦賀駅部工事の現場視察を行う予定としており、開会の後、マイクロバスに乗り込み現場に向かいました。
 
北陸新幹線の整備状況については、本年2月より行われていた新幹線敦賀駅ホームを覆う旅客上家の鉄骨建方工事が完了することを示す「上棟式」が6月19日(日)に執り行われたところであり、自身、現場を拝見するのはそれ以来。
 
この日も駅舎全景を望みながらの全体計画の説明から始まり、既に屋根が張られた3階の新幹線ホーム、2階の乗換えコンコースを順次進み、途中には運転士や乗務員が待機・宿泊することエリアまで見せていただくことができました。
 
待機・宿泊室に関しては、終着駅ということもあって、その数「40」との説明に驚きましたが、中々見ることのできない場所まで知ることができました。
 

【木の芽側から見た新幹線駅建屋全景】

【3階の新幹線ホーム】

【2階の乗換えコンコース】

【運転士や乗務員が待機・宿泊するためのエリア】
 
なお、高さ37m、幅41m、ホーム全長312mの敦賀駅は、完成すれば全国の整備新幹線の駅として高さ、容積とも最大規模となります。
 
また、いわゆる改札口は米原駅の「7」に対し、敦賀駅は「19」もあるとの説明にも驚きました。
 
まさに交通の要衝敦賀に相応しき駅舎ということになりますが、それだけに難工事であることは事実。
 
視察の最後には、新幹線対策特別委員会副委員長の北村議員から関係者の皆さんに対し、この日の対応への感謝と2024年春の開業に向け、今後も安全第一で工程を進められるようお願いした次第ですが、年度内の外観完成を目指し進められるこの工事に関してはまさに、私も同じ気持ちで祈念した次第です。
 
その後は市役所に戻り、他の報告事項を確認し委員会を閉会。
 
私の方は、市内で所用を済ませた後、恒例となりつつある粟野交番前での街頭活動報告会に立ち、先週行った一般質問の内容やこの日確認した新幹線整備状況、さらには18日にありました国民民主党・玉木雄一郎代表による街宣の内容などをお伝えした次第。
 
街頭活動はちょうど粟野中学校の生徒が帰宅する時間帯と重なり、複数の中学生が交差点の向こうから元気に手を振ってくれました。
 
冷やかし半分?かもしれませんが、私の存在を承認してくれただけでも嬉しく、元気が出るもの。
 
次代を担う、彼ら彼女らのためにも、今の政治がしっかりせねばとネジを巻いて報告を続けた次第です。
 
昨日は台風一過で冷たく強い風が吹く日でしたが、今後もそうした天気に負けず、継続は力なりで活動する所存です。
 
この後も恒例の西浦(名子地区)での辻立ちに出掛ける関係から、本日のブログはこれにて閉じさせていただきますが、皆様方におかれましては、引き続き叱咤激励賜りますよう宜しくお願いいたします。

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