節目に届いた、嬉しき「1枚のハガキ」

ブログ 政治

市議会議員1期目、任期満了日の昨日は、福井市フェニックスプラザにて開催された「第94回 福井県中央メーデー」に出席。
 
会場に着く前の僅かな時間ではありましたが、久々にデモ行進にも参加し、シュプレヒコールを挙げてきました。
 
式典では、主催者を代表し、矢野義和連合福井会長からのご挨拶に続き、ご来賓として出席された杉本達治福井県知事、東村新一福井市長からもご挨拶いただいたほか、我々、連合福井推薦議員もご紹介いただき、一言ご挨拶の機会を頂戴しました。
 
メーデー宣言で確認したよう、労働者の地位や労働条件の向上、民主主義の発展や恒久平和を希求する、メーデーの社会的意義は不変。
 
引き続き、働く仲間との連帯を一層深め、活動にあたってまいります。
 
さて、こうして、自分にとって節目の日を迎えるなか、大変嬉しいことがありました。
 
実は、今回の市議選告示日(4月16日)のブログで、前回無投票となった選挙後、とりわけ、私を含む8人の新人議員に対し、「負託を受けていない者が議員をやっている」などと辛辣な声を掛けられる中で、福井新聞の読者投稿欄にあったひとつの記事が目に止まり、切り抜いて、今でも大切に保管していることをご紹介しました。
 
 →4月16日ブログ「政治屋は次の選挙を考え、政治家は次の時代のことを考える」はこちら
 
が、ちょうど一昨日、一枚のハガキが自宅に届き、差出人を見るとなんと、4年前に記事を投稿されたご本人のお名前が。
 
思いが通じたかのような偶然に大変驚きつつ、内容を読むと、「トップ当選おめでとう御座います。誠実一路の結晶です。」、「いつも山武ニュース読ませていただいております。」との嬉しきお言葉。
 
最後にはエールまで贈っていただき感無量になった訳ですが、4年前のご期待に少しは応えることができたかと、改めて切り抜いた記事も読み返したところです。
 

【4年前の切り抜き記事といただいた1枚のハガキ】
 
昨晩、こちらもハガキに手書きで返事を書き、4年前の励ましの記事があって頑張れたことも記載しました。
 
本日、ポストに投函しますが、感謝の思いとともに届けばと思う次第です。
 
平成最後の日から始まった議員任期は、今日から2期目に入ります。
 
選挙の投票は、「その候補者に次の4年に向けた希望を、未来を託すからこそ投じるのだ」と仰られた方がいました。
 
4年前に贈っていただいた「政治屋は次の選挙を考え、政治家は次の時代のことを考える」の言葉とともに、仰られたこの言葉も胸に置き、気持ち新たに、今日からの2期目も活動に邁進してまいります。

これからは原子力の「基本原則」と「3S+E」

ブログ 原子力

今日は敦賀市議会議員任期の満了日。
 
本日をもってご勇退される議員の皆様におかれましては、これまで敦賀市政発展に向け、多大なるご尽力いただいたことに心より感謝申し上げます。
 
今後はそれぞれの方面でのご活躍を祈念するとともに、引き続いてのご指導を賜りたく存じます。
 
私のほうは、ちょうど今書いているブログで更新回数が1500回を迎えました。
 
一番最初の投稿は、4年前に後援会事務所開きをした時のことでしたが、その時の初心忘るることなく、今後も「より議会活動を知っていただきたい」、「自身の政治理念や考えを知っていただきたい」との思いのもと書き綴っていきたいと思います。
 
さて、1500回の投稿をカテゴリー別に見ると、4番目に多い(109回)のが「原子力」。
 
自身の関心度の表れとも思いますが、本日もその話題となります。
 
福井県原子力平和利用協議会(以下、原平協)は昨日、「第52回(令和5年度)定期総会」を開催し、私はこれに出席。
 
この原平協、ホームページの「原平協とは?」には、「原子力発電をはじめとする『原子力平和利用の推進』を目指しています。平和利用を推進するには、住民に原子力を正しく理解してもらうことが重要です。このため、『原子力の正しい理解の輪を拡げる』ことが、原平協の大きな活動の一つになっています。原平協には、こうした考えや活動に賛同する民間の人たちが自主的に参加しています。」とあります。
 
 →原平協ホームページはこちら
 
こうした考えのもと集い、連綿と活動を続けられていることには敬意を表するばかりですが、総会では令和4年度の事業報告や令和5年度事業活動計画などが承認され、新たな年度の活動スタートとなりました。
 

【定期総会会場の様子(敦賀観光ホテルにて)】
 
なお、令和5年度事業活動計画では、「原子力発電を取り巻く多くの課題はまだまだ山積していることに変わりない。私たちはこれからもこの課題に真正面から向き合い、理解促進活動を続けてまいります。」との認識を確認。
 
私も同じ思いで、個人的にも取り組む所存です。
 
定期総会後は、山口彰氏(原子力安全研究協会理事)による記念講演「GX実行会議とこれからの日本の原子力政策」を拝聴。
 
山口先生は、先に衆議院で可決した「脱炭素社会の実現に向けた電気供給体制の確立を図るための電気事業法等の一部を改正する法律案(GX脱炭素電源法案)」の審議にあたっては、委員会に参考人として招致され、同法案に関し、
・「安全最優先」の原子力利用
・脱炭素社会の実現に貢献する基本的政策
・持続的なエネルギー確立の実現
・電気事業の安定性と予見性の確保
の方向性が示されたと強調した方。
 

【記念講演で配布された資料】
 
資料と照らし合わさないと分かりづらいのですが、お話しにあったポイントは以下にご紹介します(メモ的な記載で恐縮です)。
 
・潤沢、低廉、安定の電源を使う時代から「あらゆる電源」を使わなくてはいけない時代になった。エネルギー源の多様化。
・我が国における第1の選択は、国内石炭から輸入石油へ。この時、エネルギー自給率は58%→15%に低下した。
・第2の選択は、輸入石油依存からの脱却。電気料金は高騰(100→203)した。
・1990年代から気候変動に適応性ある電源を使っていく、安定的に供給できるエネルギーが求められ、特にエネルギーの環境適合性が叫ばれるようになった。
・安全最優先に、潤沢・低廉・安定なエネルギーを供給すること、それが環境適合性に備えること。
・ロシアのウクライナ侵攻により、エネルギーを巡っては、世界が「断層的変動」状態となっている(第2回GX実行会議での表現)。
・このエネルギー危機を乗り越えるには「省エネ、再エネ、原子力」が必要。
・原子力基本法改正案の基本方針に(福島第一の事故を踏まえ)「真摯に反省」との文言が書かれたが、法律の記載として、これ自体が珍しいこと。
・現状、日本の原子力発電所33基のうち10基は再稼働済み。7基は未申請、16基は未申請もしくは審査中。活用できる原子力発電所が、制度によって利用できないことが問題。
・フランスのエネルギー政策では「原子力50%、再エネ50%がベスト」との考えが示されている。
・日本では、エネルギー基本計画にある「可能な限り原子力依存度を低減する」との兼ね合いを考えた中での「次世代革新炉によるリプレース方針」となっている(廃止措置を進める同一敷地内での建て替えが条件)。
・三菱重工のSRZ1200を始め、第3+世代の原子炉、第4世代の原子炉の開発が進められている。
・次世代革新炉に関し、我が国において、ナトリウム高速炉を進めるのは極めて効率的。
・各エネルギー源の敷地占有度(同じ量の発電に必要な敷地面積)では、「原子力が最も低い」優位性がある。
・敷地占有度と炭素放出量との関係で見ても原子力は優位。
・原子力発電所の年齢(稼働年数)と設備利用率(世界平均)を見ても、年齢に関わらず80%程度ある。古い発電所がトラブルが多く、停止期間が長いとのデータの裏付けはない。

【稼働年数を「年齢」と称するところに山口先生の愛情あり。確かに年齢に関わらず高い設備利用率である。】
 
・これから21基の廃止措置を進めていかなくてはならない。着実且つ効率的に廃止措置を実現するため、知見・ノウハウの蓄積・共有や資金の着実な手当てを担う主体を創設する。
・高レベル廃棄物最終処分の基本方針が閣議決定された。
・これからは原子力の「基本原則」と「3S+E」
 
従来の考えは「S+3E」でしたが、結論にあった「これからは原子力の『基本原則』と『3S+E』」に「なるほど」と共感した次第です。
 3S:Safety、Security、Sustainability
 E:Economic Efficiency
 

【それを示すスライド】
 
そして何より、根幹にある考え方として持っていなければならないのは、冒頭にあった「潤沢、低廉、安定の電源を使う時代から『あらゆる電源』を使わなくてはいけない時代になった」ということ。
 
とりわけ、資源の少ない我が国においては、エネルギー源の多様化を是とし、「原子力か再エネか」ではなく、「原子力も再エネも」使っていくことが必要不可欠であることから、原平協総会で確認した「この課題に真正面から向き合い、理解促進活動を続けてまいります」との考えのもと、引き続き、自身も役割を果たしてまいります。

渕上隆信 敦賀市長、片山富士夫 副市長が退任

ブログ 政治

原子力発電の最大限活用と脱炭素化を目指すなか、「脱炭素社会の実現に向けた電気供給体制の確立を図るための電気事業法等の一部を改正する法律案(GX脱炭素電源法案)」が27日、衆議院を通過し、原子力発電所の運転期間を現行の原則40年、最長60年から、60年超とする長期利用に大きく近づきました。
 
ただ、運転期間に上限があることには変わりがなく、当面は既存の原子力発電所を活用しつつ、安全性が高く、効率的な発電が可能な次世代革新炉の開発や建て替えを具体化することが急務であることを認識しておかねばなりません。
 
昨今の電力需給逼迫や電気料金高騰も含め、本気で脱炭素社会を目指すのであれば、実現のポイントは「省エネ、再エネ、原子力」であり、とりわけ安定的な「準国産エネルギー」としての原子力発電の活用策、官民一体となって取り組むための仕組みづくりや国の支援策をより明確に打ち出すことが極めて重要であると考えます。
 
また、今回の束ね法案の中にある原子力基本法に新たに規定された「国の責務」のうち、国民の信頼確保・理解獲得に関しては、立地地域だけでなく「電力の大消費地である都市の住民」が追加されたことは、ぜひ皆様にもお知りいただきたいと思います。
 
さて、今ほど述べた原子力基本法への追加事項を含め、政府の原子力政策の動きに関しては、これまで数々の要請を行なってきた「全国原子力発電所所在市町村協議会(以下、全原協)」の存在が大きいものと考えるところ。
 
全原協のホームページを見ると、「市町村に原子力発電所が立地されることによって生じる諸問題に、結束して解決し、住民の安全確保と地域発展を目指す任意団体です」とあり、立地25市町村の首長、議長が会員になっていることが分かります。
 
 →全原協ホームページはこちらから
 
直近では、令和5年4月12日に、総理大臣官邸で岸田総理に表敬訪問したほか、令和4年10月4日には、現実的な観点からの「エネルギー政策に関する要請書」を提出するなど、積極的な意見提起をされてきたところ。
 
そして、会の設立以来、脈々と会長を務めてきているのが敦賀市長。
 

【令和5年4月12日 岸田総理に表敬訪問する渕上隆信全原協会長(左から3人目)(首相官邸HPより)】
 
このことをもってしても、我が国の原子力黎明期から牽引してきた歴史、原子力とともに歩む敦賀の位置付けが分かる訳でありますが、現在、会長を務める渕上隆信市長におかれては、福島第一原子力発電所事故以降に就任され、これまで8年に亘り、その任を務められています。
 
この間、会是としてある「住民の安全確保と地域発展」の高みを目指すとともに、市長の言葉をお借りすれば、「力強いエネルギー政策」の実現を強く、そして繰り返し政府に訴えてこられたことは周知の事実であります。
 
現に、昨年10月の要請では、「エネルギー自給が脆弱な日本において、エネルギー政策は我が国の行く末を左右する最重要政策であり、深刻なエネルギー危機に直面している今こそ、脱炭素エネルギーである原子力発電の在り方について、国民に見える形で議論し、国として明確な方針を示していただく必要がある。」とし、様々な観点からその具現化を求めています。
 
こうして粘り強く、立地地域から声を挙げ続けてきたことが政府を動かす一助になったと認識する次第ですが、その渕上市長が本日をもって退任されます。
 
市長に先んじて昨日は、片山富士夫副市長が退任されたところですが、任期最後の平日となる今日は、渕上市長の退任式が執り行われます。
 
先の定例会でも市長が仰られたよう、敦賀においては、長期化する原子力発電所の停止、未曾有の新型コロナウイルス、大雨・大雪などの自然災害、北陸新幹線敦賀開業に向けた取組み等々、数々の難局に対応されたこの8年間はまさに「激動」であったと思います。
 
「リーダーは孤独である」と言われますが、激動の時代を乗り越えるべく苦悩の日々を送られた市長の心中はいくばくか。
 
これは、その立場に立った者にしか分からないのだと思います。
 
私は議員として4年間のお付き合いであり、議場では時に大変生意気な物言い、態度をしてしまったことを思い返す次第ですが、これも市長と是々非々で真剣勝負の議論を挑んだことの表れとご容赦いただきたく存じます。
 
渕上市長が残された功績は多々あれど、私の中では「人道の港」のエピソード、敦賀の歴史を再発掘し、スポットを当てたこと。
 
「人道の港敦賀ムゼウム」に関して揶揄する方もいらっしゃいますが、世界各国から多くの要人、大型客船の外国人観光客などが訪れ、涙し感銘を受ける姿、そして何より、敦賀に住む皆さんが、敦賀であった「世界でオンリーワン」の史実を知り、今では地元の高校生が語り継ぐまでになっていることは、必ずや「郷土への誇り」につながるものであり、市長の思いとともに、これを継承せねばと胸に刻む次第です。
 
市長の退任式は、本日16時30分より、市役所2階講堂にて行われ、その後、職員の皆さんに見送られ、市役所を後にする予定となっています。
 
あいにく、私は別件がありお見送りすることはできませんが、先に退任された片山副市長とともに、この間、敦賀市政の舵取り役としてご尽力いただいたことに、最大限の感謝と敬意を表します。
 
渕上市長、片山副市長、本当にお疲れ様でした。
 
そして、ありがとうございました。

社人研が「日本の将来推計人口(令和5年推計)」を公表

ブログ 社会

メールやSNSで頂戴した多くの祝福メールやコメント。
 
ようやく返信をほぼ終え、改めてあたたかいお気持ちに感謝するところです。
 
そんな思いのもと、「選挙は目的ではなく手段」であることを肝に銘じつつ、昨日定時後は、いつもの粟野交番前にて街頭活動を行いました。
 
公職選挙法では、拡声機を用いた「当選御礼」はできませんので、「ご支援ありがとうございました」の言葉はグッと飲み込み、2期目に懸ける思いなどを40分ほど話し、街頭活動を終えると、店舗の前で聞いてくれていたご高齢の女性から「あんたのこと好きになったわ!」と声を掛けられ、暫し歓談。
 
そこまでは良かったのですが、「ところで、あんたの名前は?」と聞かれズッコケました(笑)。
 
でもこうして、お一人の方にお話しを聞いてもらえただけでありがたいこと。
 
引き続き、「継続は力なり」で地道にコツコツ頑張ります。
 
さて、街頭でも課題としてお話しした人口減少社会、※2040年問題ですが、昨日は国立社会保障・人口問題研究所(以下、社人研)が「日本の将来推計人口(令和5年推計)」を公表しました。
 
※2040年問題
少子化による急速な人口減少と高齢者人口がピークに達することで、日本が2040年に直面すると考えられている問題の総称。団塊ジュニア世代が65歳の老齢年齢を迎える2040年頃、20歳代の人口は団塊ジュニア世代の半分であり、社会のあらゆる担い手不足が生じる。
 
結果のポイントは既に新聞報道にもあるよう、「総人口は50年後に現在の7割に減少し、65歳以上人口がおよそ4割を占める。前回推計よりも 出生率は低下するものの、平均寿命が延伸し、外国人の入国超過増により人口減少の進行はわずかに緩和」とありました。
 
社人研によると、令和2(2020)年国勢調査の確定数を出発点とする新たな全国将来人口推計を実施し、その結果を「日本の将来推計人口(令和5年推計)」として公表。
 
日本の将来推計人口とは、出生、死亡および国際人口移動について、実績値の動向をもとに将来について仮定を設け、日本全域の将来の人口規模および男女・年齢構成の推移について推計を行ったもので、外国人を含む日本に常住する総人口を対象としているもので、社人研ホームページの「結果の概要」を見るに、ポイントは以下。
 
【主要な結果】
1 前回推計(平成29年)と比べ、将来の合計特殊出生率は低下、平均寿命はわずかな伸び、外国人の入国超過数は増加。
 
2 総人口は50年後に現在の7割に減少、65歳以上人口は約4割に(出生中位・死亡中位推計)。
・総人口は、令和2(2020)年国勢調査による1億2,615万人が2070年には8,700万人に減少すると推計(出生中位・死亡中位推計、以下同様)。
・総人口に占める65歳以上人口の割合(高齢化率)は、2020年の28.6%から2070年には38.7%へと上昇。
・前回推計と比較すると、2065年時点の総人口は前回8,808万人が今回9,159万人となる。総人口が1億人を下回る時期は2053年が2056年になり、人口減少の速度はわずかに緩む。これは国際人口移動の影響が大きい。
 
3 出生高位および低位の仮定による推計ならびに日本人人口に限定した場合の推計
・2070年の総人口と65歳以上人口割合(高齢化率)は、出生が高位仮定の場合、それぞれ9,549万人、35.3%、低位仮定の場合、それぞれ 8,024万人、42.0%。
日本人人口に限定した参考推計(出生中位・死亡中位推計)では、2070年の日本人人口は7,761万人、65歳以上人口割合は40.9%。
 
なお、令和2年(2020年)と令和52年(2070年)推計の人口ピラミッドは次の図のようになります(同、社人研「日本の将来推計人口(令和5年推計)結果の概要」より」
 

【人口ピラミッドの変化(総人口) ー出生中位・高位・低位(死亡中位)推計ー】
 
→社人研「日本の将来推計人口(令和5年推計)」の詳細はこちらから
 
私は昨年12月の定例会において、2040年問題を取り上げ、今からバックキャスティングで備えなければならないと提言しましたが、今回公表されたことも踏まえ、50年後の姿を想像し、行政や地域経営をいかに維持していくのかを真剣に考えねばならないと、改めて強く認識した次第です。
 
社会保障の問題然り、行政や地域を支える「なり手」が圧倒的に不足する時代が来れば、そこには地域の崩壊はもとより、古より先人が守り続けてきた生業、すなわち歴史や文化(伝統行事など)までもが消滅してしまう危機があります。
 
必ずや訪れる危機に対し、今から何をすべきか。
 
私自身、選挙戦で「政治屋は次の選挙を考え、政治家は次の時代を考える」と申し上げてまいりましたので、今後もその言葉通りの思考、提案をしていく所存です。

低投票率と無投票当選は「民主主義の危機」

ブログ 政治

名子に続き、昨朝は東洋紡敦賀事業所前にて、通勤される皆様にご挨拶。
 
この場所での辻立ちもこれで4回目となり、繰り返すうちにお顔を覚えたり、笑顔を交わしたりと、徐々に打ち解けてくる雰囲気を感じるところ。
 
また、何人かの方からは「おめでとうございます」、「良かったです」など、祝福のお声掛けをいただき感謝。
 
まさに、ご支援いただいた皆さんと勝利を分かち合う時間となったことを嬉しく感じた次第です。
 

【東洋紡敦賀事業所前での辻立ちの様子】
 
さて、統一地方選が幕を閉じ、敦賀においては市長選、市議選ともに選挙戦、60.43%の投票率であったものの、全体で見れば、前半戦に続き、後半戦も投票率は低く、無投票当選が目立つ結果となりました。
 
これを踏まえ、今朝の産経新聞「主張」には、「民主主義の危機を示すものとして、改めて深刻に受け止めなければならない。地方自治に民意をより反映させるため、投票率の向上と「なり手不足」の解消が欠かせない。」とありました。
 
記事によれば、後半戦で行われた63市長選(無投票当選を除く)の平均投票率は47.73%と、過去最低の前回平成31年を0.23ポイント上回ったが、2番目に低く、連続で50%を割り込んだ。
 
市議選や町村長選、町村議選は、いずれも過去最低を更新した。厳しい事態である。
 
なり手不足の背景には人口減や高齢化があげられる。過疎化が急速に進む地方だからこそ、各候補者は地域の活性化に向け、政策を論じ合うことが極めて重要であると肝に銘じたい。
 
無投票当選が増えれば、政治への関心はますます薄れ、低投票率に拍車がかかる懸念もある。そうした負の連鎖を断ち切るための工夫と知恵が問われている。
 
とありました。
 
この問題については、自身の選挙戦の中でも触れてきましたが、「なり手不足」の根幹にあるのは「政治なんて誰がやったって同じ」との考えであり、さらに、そうした考えに至る原因は、議会や議員に求めれられる3要素、①行政監視機能、②意見集約機能、③政策提案機能のうち、とりわけ①行政監視機能の印象が強く、行政チェック役の地方議員に魅力を感じないことにあるのではと、以前から私はそう考えるところです。
 
裏を返せば、②と③の機能を高め、より具現化することによって、「民意を反映する」地方議員に対する「魅力」が高まり、「誰がやっても同じ」との認識を払拭できるのではないのかと。
 
今回の敦賀市議選では、複数の若い世代の方が当選され、年齢や視点の観点において多様化されたことは喜ばしいこと。
 
3要素の①はもちろん重要なことで、機能を果たすのは当たり前ですが、②と③の機能を一層高めていけるよう、新人議員の皆さん始め、当選された議員の皆さんと切磋琢磨していく所存であります。
 
低投票率と無投票当選を「民主主義の危機」とするならば、その危機を作り出した側の政治家・議員が汗をかかねば、打開などできるはずはありません。
 
私自身、1期目に続き、2期目もそのことを強く認識のうえ、自らの活動はもとより、議会内での役割と使命を果たしてまいります。

負託の重みを感じる「当選証書」

ブログ 敦賀市議会

当選後から続々と、各方面から大変多くのお電話やメール、各種SNSにてお祝いの言葉を頂戴しており、大変嬉しい限り。
 
あまりの多さに返信が追いついていませんが、必ずお返ししますので、暫しのお時間お待ちいただく旨、ご容赦いただきたく。
 
さて、当選から一夜明け、昨朝はホームグラウンドの名子にて辻立ち。
 
お疲れのところ、労組役員の皆さんにご協力いただいての御礼立ちでしたが、いつもより多くのお車からお手振り、ガッツポーズなどにて祝福いただき感謝。
 
私の当選を皆さんが喜んでくれているようで、改めて、皆で掴み取った勝利であると、気持ちが満たされました。
 
期間中にご示唆いただいた「選挙は誰のために、何のために戦うのか」を思えば、当選したその瞬間からやることは明白。
 
私に投票いただいた皆様の思いを忘るることなく、一層ネジを巻いて活動に励みます。
 
また、昨日午後には「当選証書付与式」が市役所2階講堂にて行われ、市長選、市議選で当選された方々が一同に会しました。
 
新たに当選された方とは、選挙期間中に街宣カーですれ違った際のご挨拶止まりでしたので、改めて顔合わせのうえ、一言二言言葉を交わした次第。
 
今後は、会派構成などの点を含め、またお声掛けしたいと存じます。
 
「当選証書付与」に関しては、前回無投票であったものの、私は届出順1番であったため、市議として最初に当選証書を受領。
 
そして今回は実力で掴んだ1番と、2回連続で最初に受け取らせていただきました。
 

【頂戴した2回目の当選証書】
 
なお、お渡しいただいたのは、市選挙管理委員会の山本竹司委員長。
 
こちらも2回連続、「竹司」さんから「武志」にということで、プチネタとして置いておきます。
 
さあ、これで真に「有権者の付託」を得て議員活動ができます。
 
2916.631票の負託は重けれど、それだけ発言力の大きさにつながることを自負のもと、得た票に値する議員であると評価されるよう、決して驕ることなく、実直且つ誠実に行動してまいります。

「2916.631票」を得て2期目の当選を果たす

ブログ 政治

「至誠天に通ず」
 
4年間の実績が問われる2期目の敦賀市議会議員選挙は、昨日、投開票が行われ、結果、2916.631票を頂戴し、無事に当選を果たすことができました。
 

【当選後、御礼と2期目に向けた決意のご挨拶】
 
前回、無投票選挙となり、正直「悔しい」と思いましたが、その理由は、自分が選挙をしたかったということではなく、ご支援とご協力をいただいた方々の思いが「票」という結果で表せなかったから。
 
今回はこのような形で、ご支援の大きさや組織の力を「票」で残すことができたことを本当に嬉しく思います。
 
冒頭に申し上げた通り、新人にある「期待票」はなく、あるのは1期目4年間の活動に対する「評価票」のみとの覚悟でこの選挙に臨みました。
 
選挙戦では、実績や政治姿勢、2期目掲げた公約を候補者自らが熱く訴えることが重要と思い、街頭演説会や個人演説会を中心に、「熱伝導」をテーマに戦い抜きました。
 
握手した人数は800人を超えたほか、支援者の方々も「熱伝導」の取り組みをいただいた効果か、街宣活動での反応も良く、十分な手応えを感じた選挙運動。
 
7日間、市内全域を回り、東浦から臨んだ夕陽、西浦では原子力施設が集積し、駅前では巨大な新幹線駅、愛発では深坂古道からつながる追分や疋田の歴史浪漫あふれる街道など、敦賀は誇れる「宝」が沢山あり、発展するためのポテンシャルが本当に高いまちだと、その思いを強めました。
 
掲げた「3つのまちづくり宣言」、そして「活力と魅力あふれる敦賀の未来のために」のスローガンのもと、愛する郷土、誇れる郷土「敦賀」のために、持てる力の限り尽くす。
 
そのことを誓う7日間でありました。
 
最後になりますが、開票見守りにお越しいただいた皆様を始め、お支えいただいたすべての皆様、この選挙戦をともに戦い抜いた素晴らしき選対の仲間の皆様に、心より感謝申し上げます。
 
「選挙屋は次の選挙を考え、政治家は次の時代を考える」
 
「地域住民の皆さんが、日々の生活の中に、小さくとも幸せを実感し、子どもからお年寄りまで、すべての皆さんに活躍の機会や生き甲斐を感じる場所を作るのが政治の役割」
 
私に対して頂戴した、この大きなご期待に応えられるよう、そして自らが掲げる政治家としてあるべき姿、実現すべき政治とは何かを強く念頭に置き、当選したこの瞬間から役割を果たしてまいります。
 

【頂戴したご支援を胸に、引き続き粉骨砕身の思いで活動してまいります】

投票に行こう! 〜敦賀の将来を決める2つの選挙〜

ブログ 政治

「熱伝導」の選挙運動が終わりました。
 
16日(日)の立候補以降、比較的天候に恵まれ、トラブルなく無事に運動を終えることができたことにまず安堵しています。
 
22人の定数に24人が立候補したこの選挙戦。
 
2期目の挑戦となる私にとっては、1期4年間の活動が評価される選挙。
 
新人のような期待票は無いとの覚悟を持って、掲げた「3つのまちづくり宣言」の内容、そして4年の議員活動で実現に結び付いたことや議会内で果たした役割などの実績を訴えるべく、とにかく街頭演説会を多く開催し、有権者の皆さんに訴え続けました。
 
また、月曜日には、父の実家がある大比田、水曜日には地元ひばりケ丘での個人演説会、金曜日にはプラザ萬象での決起集会を開催し、ここでも多くの方にお訴えをしました。
 
最終日の昨日は、市内全域に車を走らせたほか、18時30分からは、ひばりケ丘町内を練り歩き、お願いをさせていただいたうえ、選挙事務所にて最後の個人演説会を行いました。
 

【最後の個人演説会の様子】
 
「力の限り」との例えがありますが、この選挙戦、まさに持てる力の限り走り、訴えましたので、最後は「やり切った」清々しい気持ちで街宣活動を終えることができました。
 
こうして悔いの無い活動ができたのも、すべての支援者の皆さん、喉を枯らして大きな声で「山本たけし」を呼び掛けていただいた街宣隊、綿密な計画のもと選挙を運営いただいた陣営の皆さん、そして裏方でサポートいただいた親戚・家族の支えがあってこそであり、この場を借りて心より感謝申し上げます。
 
私から皆さんに熱を伝える「熱伝導」をテーマに戦ってまいりましたが、日を追うごとに積み上がったのは、支援者から頂戴する激励のひとつ一つに対する感謝の気持ち。
 
気づけば、熱を伝えられたのは私の方ではないかと、改めて7日間戦う選挙というのは、支援者からの「感謝」を感じ、そしてその「感謝」を必ずや活動でお返しすることを誓う機会なのではないかと感じた次第です。
 
一夜明け、迎えた今日は投票日。
 
新人同士一騎討ちの敦賀市長選、新人9名が出馬した敦賀市議選。
 
この二つの選挙はいわば、これからの敦賀の将来を決める大事な選挙であり、市民の皆さんが、政治に一層関心を高める機会にしなければなりません。
 
今日は「特定の候補への投票依頼」はできませんが、「投票を呼び掛ける」ことはできます。
 
私からの最後のお願いは、絶対に「投票」に行っていただきたいということ。
 
何故なら、敦賀の将来を決めるのは、皆さんが投じる一票に懸かっているからであります。
 
どうか、ご家族やお知り合いの方にも「投票行った?」と呼び掛けていただき、高い投票率のもと、新たな市長、新たな市議会議員が選択されることを心から願っています。
 
なお、今日できることとできないことで言えば「SNS」。
 
投票日当日は、SNSでも選挙運動はできませんので、選挙運動に関する投稿への「いいね」や「コメント」なども行わないよう、法令遵守のほどお願いいたします。

「熱伝導」の選挙戦(6日目&最終日に懸ける思い)

ブログ 政治

選挙戦6日目の昨日も市内各地を回り、お宅を飛び出して来られての激励、農作業を止めていただいてのお声掛け、対向車からのお手振りなど、多くのご支援を頂戴し、本当に励みになりました。
 
また、プラザ萬象で開催した決起集会には、満席になるほどの方にご来場いただき、心より感謝申し上げます。
 

【こんなに多くの方にお集まりいただいたことに感激】

【挨拶の場では、思いを込め、自身の政策や政治姿勢をお話ししました】
 
集会の後も街宣を続けましたが、この選挙戦、「熱伝導」の熱を伝える側で行動してきたものの、気付けば、激励の熱を伝えられている側の自分がいました。
 
昨日のブログでも述べたよう、選挙に勝つことは勿論最大の目的ですが、「誰のための」「何のための」選挙なのかを胸に刻み、最終日の今日も熱源最大の運動を展開してまいります。
 
この4年間、これまで6日間の選挙戦で頂戴したご支持への「感謝」を込め、燃え尽きるまで走りに走り抜きます。
 
投票依頼が出来るのは今日が最後。
 
明日の敦賀市議会議員選挙【投票日】には、「山本たけし」、「山本たけし」に投票いただけますよう、どうぞ宜しくお願いいたします。
 
※なお、決起集会向けに作成いただいた動画を以下に添付します。出陣してからの選挙戦の様子、そして私の政治理念が詰まったものとなっていますので、是非ともご覧ください。

☆動画へのリンクはこちら⏩IMG_4860

「熱伝導」の選挙戦(5日目)

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選挙戦5日目を終えました。
 
このブログをご覧いただいている皆様に、選挙戦の模様をお伝えしたいとの思い一心で、期間中もブログやSNSにて発信しておりますが、併せてぜひご覧いただきたいのが「選挙公報」。
 
既に市内全戸に配布されていると思いますが、敦賀市長選、市議選立候補者の掲げる政策が記載されていますので、投票に向け参考にしていただければと思います。
 
さて、「熱伝導」の選挙戦(5日目)は、もんじゅのある白木地区での辻立ちから始まり、午前中は西浦、愛発地区、午後は東郷、中郷地区を中心に街宣カーを走らせました。
 
名前を聞いてお宅から出ていただくだけでもありがたいのに、車が見えなくなるまで手を振ってくれる方、アパートの上階から大きく手を振って応援してくれる方、農作業の手を止め、遠くから声掛けしてくれる方、その気持ちは本当に心に沁みました。
 
また、中学校時代の生活指導部の先生と約35年ぶりに再開し、あんなに怖かった先生から「君に期待しとるから頑張れ!」と言われるなど、昨日も感謝と奮起の街宣活動となりました。
 
街頭演説も行いつつ、夜も車を進め、昨日の活動を終えた訳ですが、直接お会いして激励いただく嬉しさに加え、離れていても応援いただいている皆様にも感謝。
 
全国各地の国民民主党支持者の方々が協力して、選挙戦に入ってから次々と、私を後方支援するかの作品を作っていただいており、昨日はこのような動画をTwitter上でシェアいただきました。
 

【動画のダウンロードが上手くいかなかったため、ここでは画像のみとなります】
 
あまりにも感激したので、同じ動画にあった他のスライドもご紹介します。
 



 
最後にある活動記録かのスライドは、私のブログを遡ってご覧いただかないと作れないものであり、その点も含め、心より感謝する次第です。
 
残る選挙戦は2日。
 
当初掲げた「熱伝導」の選挙戦を貫くことは言うまでもありませんが、こうして感謝感謝の日々を思えばやはり、川合孝典参議院議員(国民民主党・UAゼンセン組織内議員)が仰った「大事なこと」を忘れぬよう胸に刻み、最後まで全力で戦い抜いてまいります。
 
「選挙は勝たなければ仕事はできませんが、勝つことだけを目的化すると初心を忘れてしまいがちになります。だから常に「誰のため」「何のために」選挙を戦うのか、我々は自問自答する必要がある、と考えています。」

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