三菱重工業が「試験研究炉」の主契約者に選定

ブログ 原子力

昨日の敦賀市議会は、補正予算審査のための予算決算常任委員会を開催。
 
10時からの全体会では、事前通告のあった28件について基本質疑を行った後、総務民生、産経建設、文教厚生に分かれての分科会にて詳細審査しました。
 
私は、基本質疑で、ふるさと納税事業費、新幹線敦賀開業まちづくり推進会議負担金、配水管漏水修理費の3件について質疑。
 
このうち、ふるさと納税事業費(返礼品事業)に関しては、当初予算の寄附額を上方修正し、昨年同規模の90億円を見込むものの、10月からの「ふるさと納税制度改正」(募集適正基準の改正など)の影響は、既に兆候として表れてきているとのことでした。
 
また、債務負担行為として1,800万円を計上した新幹線敦賀開業まちづくり推進会議負担金については、開業後の持続的な賑わいづくりに向け、同会議のイベント部会にて検討した、来年9月を目途に開催を見込む「音楽フェス」に関する費用であり、プロモーションとの調整などについて今年度から準備を始めたいとありました。
 
これらを含む補正予算案については、12月14日に開催予定の予算決算常任委員会にて、分科会長報告から採決まで行うことになります。
 
さて、議会のトピックスは以上とし、昨日の関心事は、高速増殖原型炉「もんじゅ」の敷地内に設置検討を進める「試験研究炉」に関し、設計、製作および据付を実施する主契約企業に三菱重工業が選定されたとのニュース。
 
このほど、実施主体である日本原子力研究開発機構(以下、JAEA)との間で基本契約を締結し、今後はJAEAの下で新試験研究炉の整備に係る事業を一括して取りまとめ、建設を推進していくとのこと。
 
三菱重工業はこれまで、国内全24基の加圧水型軽水炉(PWR)の建設や新規制対応をはじめとする多くの原子力プラント工事を完遂するほか、先行の試験研究炉である高温工学試験研究炉(HTTR)においても幹事会社として主導的役割を果たし、発電炉から試験研究炉まで幅広い知見と実績を有しています。
 

【新試験研究炉の施設イメージ(JAEAホームページより)】
 
また、同社は「もんじゅ」の廃止措置工事を取りまとめており、新試験研究炉整備においても「もんじゅ」廃止措置工事との工程やエリアなどを調整しながら円滑に建設を推進することが可能であり、今回の選定では、これらの実績や知見、円滑な建設工事の遂行などの観点について高い評価を受けたとありました。
 
今後は、同社がこれまで培ってきた技術力を生かし、着実に新試験研究炉の開発に取り組んでいただきたいと思います。
 
なお、JAEA、京都大学、福井大学の3者連携のもと、コンソーシアム形式にて本計画を進めるところですが、文部科学省が「西の原子力研究拠点」と位置付けるのが、新試験研究炉を有することになる敦賀。
 
将来的には、多くの若い学生や国内外の研究者が集い、学び、磨いた技術や成果をもって、ここ敦賀から世界に発信されるような、そんな環境が構築されることを切に期待する次第です。

令和5年第5回(12月)敦賀市議会定例会が開会

ブログ 敦賀市議会

自宅に届く封筒を開けると、「新春のつどい」や「新春懇談会」の開催案内。
 
明後日から12月に入るところ、それを飛び越し来年のご案内に実感が湧かないところですが、自分も労組役員時代そうであったよう、先取りの準備をする事務方の姿が目に浮かんだ次第です。
 
こうした便りを受け、いよいよ今年も残り1ヶ月と、妙な気忙しさを感じ始めた訳ですが、そうしたなか、今年最後の敦賀市議会定例会が昨日開会しました。
 
今年は改選後に臨時会があったため、第5回となる定例会ですが、9時からの議会運営員会、9時30分からは全員協議会にて議会運営等を確認した後、10時より本会議を開会。
 
市長からの提案理由説明においては、市内でも相次いで確認されている「クマ」への注意喚起や訪韓親善使節団として訪問された韓国東海(ドンへ)市(敦賀と姉妹都市)が「前進する観光都市」であったなど報告されつつ、物価高騰対策や市民及び市内事業者への支援として「つるが割」の再発行や新幹線開業に向けたイベント開催などに関する費用を補正予算に盛り込んだこと、来年3月からの住民票等のコンビニ交付開始に向けた条例の一部改正など、それぞれ説明がありました。
 
※今定例会に提出された全議案は、以下リンクよりご覧ください。
 
 →令和5年第5回定例会の提出議案はこちら
 
その後、提出議案に対する理事者説明、質疑を行い、通常であれば初日はここで終わるところ、今回は追加で提出された「非課税世帯等物価高騰支援給付金」に関わる補正予算案審査のため予算決算常任委員会を開催。
 
この給付金は、以前に同様の趣旨であった国の経済支援策で、非課税世帯及び家計急変世帯に対し3万円給付(既に実施)に加え、今回7万円を給付するというもの。
 
国会では、現在衆議院を通過し、参議院にて審議している案件であるものの、対象者に一日も早く給付したいとの市の意向を踏まえ、これに関わる事務費1,178万円、給付金4億1300万円(財源は全額国庫負担)が計上され、予算決算常任委員会ではこれを全会一致で認めるべきものと決しました。
 
委員会の後、本会議を再開し、予算決算常任委員長からの審査経過報告に続き採決を行い、可決した次第です。
 
こうして初日を終え、今日は補正予算審査のための予算決算常任委員会(全体会、分科会)が開催されます。
 
なお、12月定例会は、12月19日まで22日間の日程で行われます。
 
毎回同じ呼び掛けとなりますが、お時間のある方はぜひ、議場での傍聴、もしくは嶺南ケーブルネットワークの議会チャンネル、敦賀市議会インターネット中継にて、議会の模様をご覧いただければ幸いです。
 
 →12月定例会の会期日程はこちら
 →敦賀市議会インターネット中継はこちら
 

【市役所中央玄関にあるデジタルサイネージでも、議会傍聴の案内が表示されていました。】

寺門さだのり東海村議との合同報告会

ブログ 活動報告

昨日は、月曜恒例の街頭活動からスタート。
 
凛とした冷たい空気の中ではありましたが、太陽のあたたかさと車中からのお手振りなどから元気を頂戴する朝となりました。
 
街頭では、今日から12月定例会が始まる敦賀市議会のこと、所得税減税やトリガー条項の凍結解除など、臨時国会で提案している国民民主党の政策に対するご理解を求めました。
 
特に、ガソリン税に関するトリガー条項凍結解除については、車社会の地方に大きく影響することであることから、引き続き理解者を増やすべく行動していきたいと思います。
 
さて、志をともに活動する議員、いわゆる「同志」は全国に多くいらっしゃいますが、最も強いつながりといえばやはり、同じ原電労組組織内議員の「寺門定範(さだのり)」東海村議会議員。
 
その寺門議員とは、コロナ禍ではオンライン開催もありましたが、年に一度、発電所のある茨城県東海村と敦賀、そして本店(東京)にて合同報告会を実施しているところ。
 
昨日定時後は、日本原電本店にて、原電ならびに原電エンジニアリングの皆さんにお集まりいただき、報告会を開催しました。
 

【多くの方にお集まりいただいた本店での報告会】
 
時間はそれぞれ20分程度で、東海村政、敦賀市政それぞれのトピックスに加え、自身の活動についてご報告。
 
質疑の場では、参加者から激励の言葉までいただき嬉しい時間となりました。
 

【質問に答える寺門さだのり議員(私の変顔はご容赦を)】

【私からもいつものスタイルでご報告】
 
また、安全性向上対策工事を進める東海第二発電所については、東海村議会に対し、「再稼働」を推進する側と慎重側の双方より複数の請願が提出されており、原子力問題調査特別委員会において、時間を掛けて慎重に審査を進めているとのことでした。
 
拙速に判断せず、有識者へのヒヤリングを重ねながら議論を深める東海村議会の皆様に敬意を表するところであり、今後行われるであろう採決に注視したいと思います。
 
なお、東海村議会においては、年明け1月に選挙が予定されています。
 
寺門議員は、この選挙に3期目の挑戦をすることを決め、既に労組としても組織を挙げて支援していくことを確認していますが、同じ組織内議員であり、人生の、そして労組役員の大先輩でもある同志「寺門さだのり」議員のために、私もしっかり後押ししていく所存です。

敦賀港(鞠山南地区)国際物流ターミナル(拡張部分)供用式典

ブログ まちづくり

天気に恵まれた11月最後の日曜日。
 
午前中は町内会館にて活動報告会を開催しました。
 
金曜日に続いて2度目の開催でしたが、7名の方にお集まりいただき、私からの報告の後、観光や道の駅整備、消費喚起策などについて意見交換することができました。
 

【ひばりケ丘町会館での報告会の様子】
 
前回と同様、最後にはあたたかい拍手で激励までいただき心より感謝。
 
来週日曜には、大比田区での報告会を予定していますが、二期目となりましたので、従前同様の方法を踏襲するのみならず、より多くの方にお伝えする方法を実践していきたいと思います。
 
続いて午後は、あいあいプラザで開催された「敦賀港(鞠山南地区)国際物流ターミナル(拡張部分)供用式典」にお招きいただき出席。
 
主催者である杉本福井県知事、稲田国道交通省港湾局長を始め、多くの関係者、来賓が集うなか、盛大に挙行されました。
 
天然の良港である敦賀港ですが、国土交通省 北陸地方整備局の説明資料によれば、韓国との外貨コンテナ・国際RORO船航路や北海道・九州と北陸・関西・中京圏を結ぶ重要な幹線航路が就航し、国内外の物流拠点となっており、日本海側では新潟港に次ぐ第二位の取扱貨物量となっているところ。
 
特に、鞠山北地区では、フェリー・RORO船の大型化に伴い取扱貨物量が増加するとともに、バイオマス発電所の建設により木質チップの輸入が開始され、背後用地の不足やこれによる混雑が日常的に生じていたとのこと。
 
こうした状況を改善するため、平成29年度より総事業費158億円を投じ、鞠山南地区の岸壁(水深14m)130mを国直轄で、ふ頭用地5.5haを福井県事業で整備を行い、このほど約7年の歳月をかけて完成したもの。
 
事業概要については、国土交通省の説明で分かりやすい図がありましたので以下に掲載します。
 

【鞠山南地区の黄色く塗られた部分が今回の拡張部分(赤線は岸壁)。これにより一段と物流の効率化が図られることになります。】
 
式典では杉本知事から、敦賀は古くから大陸と結ぶ港を有する「日本の玄関」、今回の整備によりモーダルシフトの解消につながるほか、鉄道も含めて、人やモノが敦賀に集まるようになるとの期待の言葉がありました。
 
また、来賓としてご挨拶された米澤敦賀市長からは、敦賀市民にとって「港は心の中に生きている」としたうえで、その例として民謡2曲の歌詞を紹介。
 
紹介した歌詞はこちら。
 
<敦賀とてもすきすき>
敦賀港へ 入った船は 錨(いかり)抜くのが さぞ辛らかろう
 
<大敦賀行進曲>
西へ行こうか 東へ行こか 港敦賀は 東洋の波止場
 
チラリ周りを見ると、「ほ〜っ」といった表情で頷かれていらっしゃる方もおられ、「米澤市長いいネタ持ってきたなぁ」と私もニヤリとしてしまいましたが、この歌詞がまさに「みなとまち」敦賀を表すものであり、会場の皆さんに伝わったことを嬉しく感じた次第です。
 
来賓からのご挨拶・祝電披露の後は、関係者と地元の松原小学校、西小学校の児童によるテープカット、くす玉割りが行われましたが、このふ頭は2027年度の完成をめざし、岸壁をさらに220m延伸、用地を4.8ha拡張する事業が決定しているところ。
 

【テープカット、くす玉割りの様子】
 
巨額の予算が切れ目なく投じられることに、敦賀港への期待の大きさを伺い知ることができます。
 
こうして式典を終え、思い浮かべたのは、気比の松原にある「駐輦の碑」に刻まれた勝海舟の言葉。
 
「まさに洋々たる日本の前途を祝しているようである」
 
 ※「駐輦の碑」と勝海舟の詳しくは以下参照ください。
  →名勝気比の松原と勝海舟(2021年5月10日ブログ)
 
杉本知事は「奈良時代から」と仰られましたが、実は「古墳時代から」。
 
古より国内外の物流拠点として重要な役割を果たしてきた敦賀港とともに、ここ敦賀がさらに大きく広く飛躍することを期待して止みません。
 

【拡張整備された鞠山南地区。前途洋々と進みたし。(福井新聞ONLINEより引用)】

交通の要衝「敦賀」の陰に現場の汗と努力あり

ブログ 北陸新幹線

北陸新幹線敦賀開業まで、あと111日。
 
カウントダウンが進むにつれ、徐々に期待が膨らむ一方、駅東口(やまなみ口)側の整備など、準備は大丈夫かとの気持ちが交錯するところ。
 
いずれにしても、厳しい寒さを迎える今もなお、現場で作業にあたる皆さんの存在があって、開業が迎えられることを忘れてはなりません。
 
さて、そうしたなか、北陸新幹線の営業車両「W7系」の走行試験では、今月1日からは段階的に速度を上げる「速度向上試験」を行っていたところ、11月24日未明に営業最高速度の時速260キロに到達したとのこと。
 
時速260キロを記録したのは、敦賀車両基地から金沢駅に向けて出発する際、南越前町と敦賀市を結ぶ新北陸トンネル(延長19.76キロ)内で到達したとありました。
 
安全性を確認するうえで、敢えてトンネル内で速度を上げたのかもしれませんが、記録したのは何と午前1時16分であり、深夜の走行試験対応に、こちらも敬意を表するところです。
 
また、新幹線ばかりが取り上げられますが、変わるのは在来線特急。
 
北陸新幹線敦賀駅は、3階の新幹線ホームと2階の乗り換えコンコース、1階の在来線特急ホームを行き来する「上下乗り換え」式ですが、特急ホームの整備がおおむね完了し、11月20日には特急列車の試運転が行われました。
 
簡単に言うものの、敦賀駅ホームから米原方面に約2キロ離れた位置に既存の在来線との分岐点を設け、延長約3キロの新しいレールを設置したとのことであり、着々と準備を進めていたことを把握した次第です。
 

【新幹線敦賀駅在来線特急ホームに入る試験車両(福井新聞ONLINEより引用)】
 
新幹線に話しを戻しますと、走行試験は12月9日に終える予定であり、その後は、国土交通省による完成検査、JR西日本による試運転と続き、開業を迎えることとなります。
 
金沢-敦賀間の工事で最大の難所と言われる敦賀駅工区が、このまま完遂を迎えればまさに、先般のNHKブラタモリであった「すべての道は敦賀に通ず」となります。
 
古より交通の要衝として栄えた敦賀。
 
鉄道に関して言えば、難所を極めた柳ヶ瀬や山中峠越え、そしてこの新幹線工事と、その発展の陰に、気概と誇りをもって開拓した方々の汗と努力があったことを決して忘れてはなりません。

町内での「活動報告会」を再開

ブログ 活動報告

冬型の気圧配置でグッと冷え込み、5時現在の気温は8.4℃。
 
気温は今より上がることはないばかりか、明日夜半には3℃まで低下する予報となっています。
 
幸い、敦賀は雪マークまではありませんが、日本海側では大雪や吹雪に警戒とも。
 
天気もさることながら、来週にはいよいよ12月となりますので、この土日はスタッドレスタイヤへの交換など、冬への備えを整えましょう。
 
さて、昨晩はコロナ禍で見送っていた町内での活動報告会を開催。
 
「活動報告は議員の責務」との思いのもと、1期目当選後、町内会館で2回実施して以降、コロナが発生した訳ですが、自分の住んでいる地域や支援労組のみならず、お声掛けあらばどこへでも出掛けていく気持ちは今も変わらず。
 
議員になった時に「さぁやるぞ」と、張り切って購入した100インチスクリーンをセットしながら、改めて当時の気持ちを思い返した次第です。
 
設営はいつも自分でやっていたので慣れたもの。
 
準備を整え、参加者をお待ちすると、時折激しい雨が降るなかにも関わらず、6名の方にお越しいただき感謝。
 
定刻の19時となり、後援会長からご挨拶を頂戴した後、これまた張り切って作成したパワーポイント資料をもとに、改選後の市議会構成から始まり、定例会関係、市政のトピックス(新幹線、柴田氏庭園、金ケ崎周辺魅力向上デザイン計画など)、その他では、現在国会で議論されているガソリン税のことなどについても説明いたしました。
 
なお、北陸新幹線開業に関しては、10月1日のW7系入線歓迎セレモニーの動画を流し、当日の臨場感を味わっていただきました。
 
当初、説明が終わってから質疑タイムをと思っていましたが、参加者からは、途中気になるスライドのところでタイムリーに質問があり、私の回答に加え、参加者同士でも意見交換がされるなど、少人数ならではの進行に、これもまた理解が深まって良いものと感じた次第です。
 
こうしてフランクに盛り上がった報告会は、気づけば20時10分を過ぎており、最後御礼を申し上げ閉会しました。
 
皆さんからは、あたたかい拍手までいただきありがたい限りでしたが、こうしてお支えいただく皆さんのためにも、しっかり活動でお返ししなくてはと気持ちを引き締めたところです。
 
ひばりケ丘町会館での報告会の2回目は、
 
11月26日(日)10時30分〜 ※時間は1時間程度を予定
 
となります。
 
先般、案内チラシは町内全国配布しておりますが、明日は寒いながらも快晴のようですので、ご近所お誘いのうえお越しいただければ幸いです。
 

【会場はこのような感じ。明日はぜひ、ひばりケ丘町会館にお越しください。】

「トリガー条項凍結解除」の実現なるか

ブログ 政治

時間の空いた昨日午前中は、近場で紅葉を見に行こうと、お隣滋賀県木之本の「鶏足寺」へ。
 
昨年行った際は、コロナのため紅葉散策を見送っていた「紅葉の名所鶏足寺」ですが、今年はオーバーツーリズム対策として、完全予約制(駐車場や協力金)を導入。
 
事前に予約を済ませ行ってまいりましたが、さすが予約を必要とするだけあり、駐車場には続々と多くの方が訪れ、ゆったりと田舎道を歩いた後、鶏足寺のゆるやかな参道の石段、苔むした石垣に二百本のもみじの古木からなる情景に見入っておられました。
 
私と妻も(きゅうは分かりませんが)あまりの見事さに、感嘆の声をあげながら散策を堪能しましたが、まさに心洗われるとはこのことで、すっかりリフレッシュすることができました。
 
なお、皆さんともとっておきのショットを共有しますので、お近くの方はぜひ散策に行かれてはいかがでしょうか。
 




【鶏足寺の紅葉(上3枚)と地元古橋のお茶畑(4枚目)】
 
さて、紅葉といえば赤、赤といえば、燃える闘魂(真面目に言ってます)ですが、熱き理念と信念を持って主張し続けてきたことが、今ようやく実現するかの状況となってきました。
 
それは、国民民主党が緊急経済対策に掲げ、これまで幾度となく岸田総理や関係省庁に提案し続けてきた、ガソリン税の「トリガー条項凍結解除」 について。
 
22日の衆院予算委員会で国民民主党の玉木雄一郎代表は、持続的賃上げを目指す今こそ、元売りへの補助金ではなく、「トリガー条項の凍結解除」によるガソリン代値下げの実現をと岸田総理に迫りました。
 
ここで、改めて「トリガー条項」について説明しておきますと、2010年4月に租税特別措置法第89条にて導入されたもので、 指標となるレギュラーガソリン価格の平均が3か月続けて1リットルあたり160円を超えたのを引き金(トリガー)として、税率上乗せ分(25.1円)を減税する措置。
 
但し、東日本大震災の復興財源確保で“現在凍結”されており、発動には税制関連法を改正する必要があるというものです。
 
下表をご覧いただくと分かる通り、左のグラフの暫定税率25.1円分がこれにあたります。
 

 
話しを戻し、玉木代表のこの提案に首相は、「トリガー条項凍結解除も含めて、与党と国民民主で検討する」と応じ、同日、「トリガー条項」の凍結解除に関し、自民、公明、国民民主の3党の政策責任者で協議するよう自民党の萩生田光一政調会長に指示しました。
 
これを受け、萩生田政調会長は記者団に「現在の円安の状況や国際情勢を考えると、かつてのような値段に下がるのは想定しづらい部分がある。政調会長同士で、胸襟を開いて話し合いをしていきたい」と述べたとのこと。
 
「取って配る過程で税金のムダづかいが生じるなら、取るのをやめた方(減税)がいい。やめる基準と手続きが明確なトリガー条項発動の方が、出口戦略としてもいい。総理に決断を求めます。」(予算委員会前に投稿された玉木代表のXより)という、至ってシンプルな考えをもとにした提案な訳ですが、これが実現すれば、全国どこでも、誰でも「25.1円」値下がりすることになります。
 
私も微力ながら、街頭で訴えているところですが、車社会の地方においては特に影響の大きいことでもありますので、皆様におかれましてはぜひ動向に注視いただくとともに、後押しいただけますようお願いいたします。

「金ケ崎周辺魅力向上デザイン計画(案)」について説明を受ける

ブログ まちづくり

先般、敦賀を取り上げ放送されたNHKの人気番組「ブラタモリ」。
 
「すべての道は敦賀に通ず」とのテーマに疑心暗鬼だったタモリさんが、市内各地を訪れるごとに、古より交通の要衝として栄え、敦賀が「鉄道と港のまち」と言われる由縁を理解され、番組の最後で放ったのが「敦賀すごいじゃないですか」の言葉でした。
 
この番組によって、古より大陸とつながる敦賀が、日本にとっていかに重要な場所であったかが全国に知れ渡るとともに、敦賀市民にとっても、こういった歴史を知ることで、わが町への愛着や誇りが高まったのではと受け止めたところです。
 
さて、番組の中でも紹介された氣比神宮や金ケ崎周辺エリアですが、敦賀市では以前より、まさにこの周辺一体を対象にした「金ケ崎周辺魅力向上デザイン計画」について協議されていましたが、このほど(案)として整ったことを受け、昨日、敦賀市議会の議員説明会の場で説明を受けました。
 
この計画は、敦賀商工会議所と福井県、敦賀市で構成する「金ケ崎周辺魅力づくり協議会」により協議が重ねられてきたもので、<将来像>を世界と未来に開く鉄道と港のまち、<基本方針>を玄関口”敦賀駅”から広がるまちづくりとし、金ケ崎エリア、氣比神宮エリアの魅力をさらに高めるとともに、敦賀駅を起点として各エリアをつなぐことで、賑わいをまち全体に広げていくとするもの。
 
説明会では、資料ごとに順次、①氣比神宮周辺魅力アップWGの開催結果概要、②神楽門前町魅力アッププラン、③金ケ崎周辺魅力向上デザイン計画について概要説明がありました、
 
①と②の説明は割愛し、③金ケ崎周辺魅力向上デザイン計画に関し、施策の方向性については、金ケ崎エリアが、①魅力ある食や癒しを体感できるエリアをつくる、②鉄道と港の歴史を活かしたまちをつくる。
 
氣比神宮エリアは、①氣比神宮の参道としての魅力をつくる、②市民と観光客の交流の場をつくる、③市民の憩いの場をつくるとありました。
 
全体イメージに加え、金ケ崎エリアの将来イメージ図(世界的な設計事務所OMAが手掛けたもの)も示され、その後質疑に。
 
議員からは次々と手が挙がり、質疑・意見されましたが、印象として、計画に対してネガティブなものが多かったと感じました。
 

                      ©️OMA 無断複製転載を禁止します
【示された金ケ崎エリアのイメージ図】
 
私からは、この計画に期待をしてこの場に臨んだことを前置きしたうえで、例えば、鉄道公園は置くとしながらも、転車台(現在、人道の港ムゼウム前に野ざらし)は一部部品が使えないため置くだけ、敦賀港線の廃線利用はされるとあるものの、電車(例えば、赤レンガ倉庫横に設置のキハ28形気動車など)を動かすのはコスト面からも難しいとの説明を聞くに、平成24年に策定された「金ケ崎周辺整備構想」、平成30年策定の「金ケ崎周辺施設整備基本計画」にあったコンセプトやノスタルジー、鉄道と港の歴史(SLを走らせる、鉄道遺産含む)はどう活かされるのかと、この時点で可能性を否定するのではなく、敦賀を表す「鉄道と港のまち」を体現する場所、市民にとって誇りに思える場所となるよう、現時点で諦めることなく考えていただきたいとだけ申し上げました。
 
参考まで、上記の構想と計画は以下リンクよりご覧ください。
 
→平成24年策定「金ケ崎周辺整備構想」はこちら
→平成30年策定「金ケ崎周辺施設整備基本計画」はこちら
 
他にも、以前に実施した「金ケ崎周辺官民連携事業に係るサウンディング型市場調査」での結果との整合性などについても聞きたかったのですが、時間の関係から控えた次第。
 
この金ケ崎エリアは、古墳時代から中世、近世と敦賀が発展してきたことを象徴する場所であるが故、その活用方法は市民の皆さんにとって大変関心が高いもの。
 
新幹線開業が100年に一度とチャンスと言われますが、それに匹敵する開発として捉え、より多くの市民の声を伺いながら、自身の考えと照らし合わせ、意見できればと存じます。

議会運営委員会から活動報告会まで

ブログ 活動報告

早いもので、来週11月28日からは12月定例会が始まります。
 
昨日は開会1週間前の告示日ということで、議案が配布されたうえ、午前中開催された議会運営委員会にて、会議運営などについて協議しました。
 
また、定例会の件とは別に、以前より検討を進めている「タブレット導入」について、行政視察などでの調査結果を踏まえた現時点の方向性を検討ワーキングより報告。
 
今後は、各会派に持ち帰った上で改めて協議することとなりますが、県内の市でタブレットを導入していないのは、福井市、小浜市、そして敦賀市と、既に後発組になっていることを認識のもと、導入する意義を議会全体で共有し進めていかねばと思うところです。
 
議会運営委員会終了後は、中道副議長と福井市の福井県自治会館へ。
 
敦賀市議会では、副議長と文教厚生常任委員長である私が議員を拝命している「福井県後期高齢者医療広域連合議会定例会」に初出席。
 
定例会の議題は主に、前年度決算、今年度補正予算でしたが、前回一致で認定、可決しました。
 
なお、福井県内では、75歳以上の被保険者は平成20年度から約22,000人増の125,156人で県内人口の17%にあたること。
 
被保険者一人当たりの平均保険料額(年額)は同じく平成20年度比+約19,000円の74,754円であり、改めて、医療保険制度を取り巻く環境の厳しさを実感したところですが、広域連合の枠組みの中で、少しでも負担軽減につながるよう関わる所存です。
 
福井から戻り、活動の締め括りは、北陸電力敦賀火力発電所での活動報告会。
 
お仕事上がりにも関わらず、多くの方にお集まりいただいたことだけで感無量でしたが、安定した電力供給のため、昼夜問わず対応いただいていることに感謝申し上げたうえで、活動の一端をご報告しました。
 

【沢山の方にお集まりいただき、誠にありがとうございました。】
 
正門をくぐれば、ピリッとした発電所の雰囲気を感じるものの、顔を見れば落ち着く電力の仲間。
 
今後も現場の皆さんと連携を図りながら活動してまいります。
 
こうして活動を終えましたが、昨日は見事な青空広がる気持ちの良い一日でした。
 
今日も好天が続くようですので、この後は張り切って、水曜恒例の辻立ちに出掛けてまいります。

敦賀市立看護大学にて「”出前”議会報告会」を開催

ブログ 敦賀市議会

昨朝は土砂降りの雨に、時折雷まで鳴る悪天候。
 
久々にカッパ着用で街頭活動に臨みましたが、話し始めこそフードを被ったものの、その後雨は止み、結果、大して降られることなく活動終了。
 
「今日はついてる日やなぁ」と呟きながら撤収しました。
 
なお、分厚い鉛色の雲が覆う空からはまさに、北陸の冬が間近であることを感じましたが、来る冬将軍に負けぬよう、引き続き活動にあたる所存です。
 
さて、昨日の議会は、午後に議員説明会、夕方は”出前”議会報告会と続き、私はいずれも出席。
 
13時30分からの議員説明会では教育委員会より、新学校給食センター及び文化財センターを旧咸新小学校跡地に整備(新築)すること、公立幼稚園の現状と見通しでは、園児数がゼロとなる敦賀北幼稚園の今後について説明を受けました。
 
前者については、伺った基本方針を踏まえ、今後は具体的な詳細設計に入りたいとのことでしたので、引き続き議会並びに地元との連携のもと進めていただくようお願いする次第です。
 
続いて、16時45分からは敦賀市立看護大学での〝出前”議会報告会。
 
敦賀市議会では、先週16日に集合形式での報告会を開催して以降、議員を3グループに分け、17日には観光ボランティアガイドつるが(実施済)、そして昨日、12月21日には市スポーツ協会に足を運び、報告・意見交換を行うこととしています。
 
昨日は、議長を筆頭に議員9名にて看護大学にお伺いし、集合形式と同様、今年度審議した各常任委員会からのトピックス報告に続き、「新幹線開業後の敦賀に期待すること」をテーマに意見交換。
 
意見交換では、参加いただいた学生の皆さん(一部、職員の方)から、いくつかご意見や要望をいただくことができました。
 

【看護大学の一室をお借りしての報告会(写真は開始前の様子)】
 
学生さんの参加者は8名でしたので、授業のような対面式ではなく、車座式にすればもっとフランクにお話しできたかなと思いましたが、いずれにしても夕刻の貴重なお時間を割いて参加いただいたことに心より感謝いたします。
 
こうして報告会を終え外に出ると、真っ暗な中に浮かぶ「敦賀市立看護大学」の文字がありました。
 
市内から通う方はもとより、遠方よりこの地で学ぶことを選択いただいた学生の皆さんにはぜひ、卒業後も敦賀で活躍いただきたいと願うとともに、彼ら彼女らに住み続けたいと思っていただけるようなまちにしていかねばと、文字を見上げながら思った次第です。
 

【青く浮かぶ「敦賀市立看護大学」の文字。皆さんありがとうございました。】

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