「初心忘れず」本日2期目初の一般質問

ブログ 敦賀市議会 防犯/防災

昨日未明から降り続く雨。
 
市では昨日、午前3時40分に敦賀市災害対策連絡室を設置し、5時40分に連絡会議を開催。
 
結果して、その後の対策本部設置や避難所開設等に至らず安堵したところですが、おそらく今なお監視は続けられており、関係者各位の早朝からの対応に敬意を表するところです。
 
この大雨の影響は交通網に直結し、JR各線の運休や、道路では北陸自動車道の通行止め(予防措置)、嶺南と嶺北を結ぶ国道、県道への土砂流入による通行止めなどにより、大きな混乱に及んだものと認識するところです。
 
北陸自動車道は上下ともに、午後1時半に通行止めを解除したものの、敦賀市江良地先の土砂流入により交互片側通行規制となった国道8号線は、29日午後9時55分にようやく解除。

【幹線道路の通行止めを示す、昨日の交通情報マップ(国土交通省 福井河川国道事務所Twitterより)】

【土砂が流入した国道8号江良地先の状況(同Twitterより)】
 
朝方を中心に大渋滞になった訳ですが、思い出すのが昨年夏の豪雨であった嶺北と嶺南の「分断」。
 
こうして頻繁に発生することからすればなお、急がれるのは敦賀から南越前町大谷までのバイパス化であり、引き続き、声を大にして求めていかねばと考える次第です。
 
雨のほうは、福井地方気象台によれば、7月1日にかけて、さらに総雨量が多くなり、警報級の大雨となる見込みとのことであり、引き続き警戒しておきたいと思います。
 
さて、こうしたなか行われた敦賀市議会の代表・一般質問。
 
大雨の対応をされた理事者の皆様はさぞお疲れであったかと思いますが、昨日は代表質問に1名、一般質問に6名の計7名の議員が質問に立たれました。
 
代表質問は元職の北條議員、一般質問はトップバッターの橋本議員から6番目の吉田議員まで全て新人の方が並ぶという偶然もありましたが、皆さん堂々と、それぞれの個性、視点での質問を興味深く拝聴した次第です。
 
私は、議員になって最初の質問は大変緊張した記憶がありますが、ブログを遡ってみると、質問を終えた翌日にはこう書いてありました。
 
「理事者の考えを引き出せた部分はあったものの、張り切って多くの質問を通告したことはやはり反省。途中で残り時間が気になり、理事者の答弁を納得行くまで深掘り出来ないばかりか、最後の質問は時間切れで尻切れトンボとなってしまいました。他にも思い浮かぶ改善点は、しっかり胸に留め、9月議会では必ず活かすこととしたいと思います。」
 
この時は、思いも質問も詰め込み過ぎて、通告のラスト1問が時間切れとなった訳ですが、当時議長の和泉元議員から「途中を飛ばしても『伺います』まで言わんかいな(質問扱いになるからとの意)」と注意(アドバイス)されたことを思い出したところです。
 
そんなことを思い返しながら、最終日の今日は、トップバッターの浅野議員に続き、私は2番目に登壇する予定となっています。
 
2期目初の質問となりますが、改めて「初心を忘れず」に、是々非々で建設的な議論に努めてまいる所存です。
 
登壇はおそらく11時過ぎになろうかと思いますが、お時間の合う方はぜひご覧いただければ幸いです。
 

【初心忘れぬよう、1期目最初の質問時の写真を掲載しておきます】

敦賀市に「大雨、洪水警報」発表

ブログ 防犯/防災

昨日から始まった、敦賀市議会の「代表・一般質問」。
 
市政会、市民クラブ、日本共産党敦賀市会議員団、公明党までの4会派までが質問を終えました。
 
代表質問は、基本の待ち時間30分に、会派所属人数に2.5分を乗じた時間がプラスされることから、最大会派の市政会は55分もの時間になる訳ですが、これに理事者答弁を加えると約2時間。
 
それぞれ会派を代表して質問に立たれた皆様、お疲れ様でした。
 
また、大きく変わったと感じたのは市長の答弁。
 
米澤市長となって初めての質問であり、「市長の政治姿勢」や「基本政策」を問う内容が多かったこともあるのかと思いますが、市長が答弁に立つ回数が非常に多く、ご自身の言葉で、且つ丁寧に話される姿が印象に残りました。
 
2日目の今日は、代表質問の最後、峻正会から始まり、一般質問では新人議員のお名前が続くことになりますので、初日と同様、しっかり耳を傾けたいと思います。
 
さて、ここまで書いて何ですが、今朝は屋根を叩く雨の音で目が覚めました。
 
バケツをひっくり返したかの雨足に即座に各種情報を確認すると、福井地方気象台では、敦賀市に[警報]大雨(土砂災害、浸水害)、洪水 [注意報]雷、高潮を発表。
 
本日朝まで土砂災害や河川の増水に警戒するほか、嶺南では、明け方まで低い土地の浸水に警戒と呼び掛けています。
 

【今は60mm/hを超える雨が降っています(ウェザーニュースの雨雲レーダーにて)】
 
また、土砂災害、河川洪水ともに警戒レベルが上がっており、市からの情報や指示に留意いただく必要があります。
 
なお、笙の川の水位は、水防団待機水位(1.30m)を超えたところでありますが、過去の経験上、時間ズレで水位が急上昇することもあることから、こちらも警戒が必要となっています。
 

【4時現在の「笙の川」の水位(福井県河川・砂防総合情報より)】
 
 →笙の川@呉竹観測所の水位データはこちらから
 
自然災害、防災に関しては、これまで何度も述べてきている通り、「自分は大丈夫」との「正常性バイアス」を捨てることが重要です。
 
ブログを書いている間に、やや雨足は弱くなってきましたが、油断はせず、最新の気象情報、災害情報にご留意いただけますようにお願いいたします。

敦賀市議会は今日から「代表・一般質問」

ブログ 敦賀市議会

ロシアで武装反乱を起こした露民間軍事会社「ワグネル」トップのプリゴジン氏。
 
24日以降、消息不明となり、拘束や軟禁された可能性も指摘されていたものの、この反乱の調停に関与したベラルーシのルカシェンコ大統領が27日、プリゴジン氏がベラルーシに到着したことを認めたとのこと。
 
事実上、露国防省への対抗を続ける意思を示すプリゴジン氏らに対し、プーチン大統領は、反逆のワグネル部隊全員を「処罰」すると述べるなど厳しい報復措置に出る可能性がありましたが、その後、ロシアの情報機関は反乱をめぐる捜査を打ち切ったとあります。
 
ルカシェンコ大統領は、「ロシアが崩壊すれば、その余波で我々も滅びる」とも語っていたとあり、プリゴジン氏との協議では、「ロシアの領土で流血の事態になることは許されないということで合意した」とあるほか、この協議を受け、激怒していたプーチン大統領は、ルカシェンコ大統領に謝意を示したと報道されています。
 
一連の動きから、ロシア周辺の複雑な地政学とパワーバランスを感じるところですが、何を考えているのか分からないのがプーチン大統領であり、この反乱自体を露の内部崩壊の序章と取るのは「早合点」と認識するところです。
 
いずれにしても、望むのはウクライナとの一日も早い「停戦合意」。
 
対岸の火事と思わず、注視する次第です。
 
さて、話しは変わり、敦賀市議会は本日より本会議を再開し、代表・一般質問を行います。
 
30日(金)までの3日間に、代表質問5名、一般質問に12名の計17名が登壇することとなっています。
 
改選後初の質問になることに加え、新人議員の皆さんもすべて質問に立たれるため、いつにも増して注目が高まることかと思いますが、そうして自らが投票した議員がどういったことを質問するのかなど、議会に関心をもっていただくことは大変ありがたいこと。
 
以下に、質問者17名の発言通告書を再掲しますので、質問の項目だけでもお知りいただければと思います。
 
 →令和5年第3回(6月)定例会 発言通告一覧はこちら
 
なお、お時間のある方は是非、リアルな雰囲気を感じていただくためにも議場での傍聴にお越しいただきたいと思います。
 
とはいえ、議場までは…という方におかれましては、嶺南ケーブルネットワーク「議会チャンネル」若しくは、「敦賀市議会インターネット中継」(以下リンクより)にてライブ放映されますので、ご自身の状況に合った形で傍聴いただければ幸いです。
 
 →敦賀市議会インターネット中継はこちら
 
私はといえば、質問順はトータルで13番ですので、出番はおそらく最終日30日の午前中あたりになろうかと思います。
 
1期目と同様、今回も是々非々で建設的な議論に努めてまいりますので、お時間が合えばまた、ご覧いただけますようお願いいたします。
 

【本会議再開を待つ議場。今日からの3日間、どのような議論が展開されるのか。】

「同志」と「仲間」に感謝の一日

ブログ 働く仲間とともに

いつも通り、街頭活動からスタートした週始めの朝でしたが、昨朝は感謝感激することが。
 
以前から、Twitterでつながっている国民民主党支持者の方が何と、東京、兵庫、石川から応援に駆けつけてくれました。
 
3名のうちお二方は、以前に敦賀をご案内をさせていただいたこともある間柄とはいえ、こうして一緒に活動するのは初めて。
 
街頭では、お三方のことを紹介したうえで、国民民主党の主要政策を柱にお話しましたが、その間、それぞれ持参いただいたアイテム(こくみんうさぎのパペットなど)でお手振りいただきました。
 


【同志の3人にご協力いただいた昨朝の街頭活動。いつも以上に熱が入りました。】
 
こうして、私なんぞのために遠方よりお越しいただいたことに感謝しかありませんが、同じ政党を支持する同志として、今後も引き続き連携していきたいと思います。
 
お三方、本当にありがとうございました。
 
さて、同志と言えば、働く仲間。
 
昨日午後は、連合福井嶺南地域協議会主催の「働く仲間の職場見学会」が、コロナ禍を経て4年ぶりに開催され、東洋紡敦賀事業所の見学をさせていただきました。
 
かの渋沢栄一を創設者とし、1882年の創業から、昨年140年を迎えた東洋紡に関しては、これまでこのブログでもご紹介してきたところ。
 
見学会では、会社側から石丸事業所長、労組からは寺田支部長からご挨拶をいただいたのち、事業概要の説明がありました。
 
事業所長のご挨拶の中では、「なすべきことをして世の中を豊かにし、自らも成長する」との意味を持つ「順理則裕(じゅんりそくゆう)」が企業理念にあることをご説明いただき、こうして140年に亘って渋沢栄一のスピリットが継承されていることに改めて感心した次第です。
 

【会場の様子。お話しされているのは石丸事業所長。】
 
その後は、事業所の主力でもある「フィルム工場」の見学、企業の歴史や数々の製品を紹介する展示室をご案内いただきました。
 
ペットボトルや液晶テレビのフィルムを始め、世界最強の強度を持つ「ザイロン」、メディカルの分野では「PCR検査キット」などなど、製品も多種多様でまさに「なすべきことをして世の中を豊かに」を実践する企業であると感じました。
 

【展示室でも丁寧に説明いただきました。】

【おまけのご紹介です。】
 
その後の質疑でも活発に質問が出され、丁寧に回答いただきましたが、4年ぶりの企画に対し、大変丁寧にご対応いただいた東洋紡の労使の皆様に感謝申し上げる次第です。
 
連合福井嶺南地協では、今後も定期的に職場見学会を開催していきたいとのことでしたが、やはり仲間が働く会社のことを知るというのは、組織力を高める上でも大事なこと。
 
今回、北川博規県議と私は、連合福井組織内議員の立場で参加させていただきましたが、是非またその機会があれば積極的に参加していきたいと思います。
 
その後、さらに18時30分からは、母体である原電総連敦賀総支部の「市政報告会」。
 
皆さんの前に立つと、4月の選挙を中心的にお支えいただいたことを思い返しましたが、約40分間、私からの報告と、質疑では貴重なご意見をいただきました。
 
こうして、昨日はまさに朝から晩まで、「同志」と「仲間」に感謝の一日となりましたが、ありがたき存在とともに、今後も活動を前に進めていければと思います。

地層処分を考えるフォーラムin福井 〜私たちから考えよう、そして次世代へ〜

ブログ 原子力

これまでにも幾度かお話ししている「科学が風評に負けてはならない」との考え。
 
とりわけ原子力に関して言えば、福島第一原子力発電所ALPS処理水の海洋放出や発電所で発生した高レベル放射性廃棄物の地層処分がまさに、この考えに当てはまるもの。
 
「風評」を招かないためには、関係者のみならず、科学的知見に基づく国民理解が必要であることは言うに及ばすですが、昨日はそうしたスタンスに立ち、敦賀市民文化センターにて開催された「地層処分を考えるフォーラムin福井」に出席してまいりました。
 

【開催チラシとフォーラム会場の様子】
 
フォーラムは、主催者代表あいさつに始まり、前半は2つの講演。
 
政策アナリストの石川和男氏からは「地層処分 〜国策にどう向き合う〜」、次世代層の学習活動についての発表では福井南高校の浅井佑記範先生より、「教育における地層処分 〜生徒たちが自ら考えて実践する学習活動〜」を拝聴しました。
 
浅井先生の紹介によると、実は不登校経験者が多い福井南高校では、
 
・教科横断型授業
・知識ではなく、思考法の伝授
・学問は楽しいを大切に
・教科の壁はつくらない
・余白のある授業(答えを言わない)
 
を教育方針とし、浅井ゼミでは、地層処分の探究授業を実施。
 
兵庫県の高校に原子力に関する意識調査をお願いしたら、「調査は繊細で政治的なので協力できない」との回答を受けるなど、リアルな意識ギャップを感じつつも、東京の4つの大学、4つの高校と交流しての意見交換、ATOMOΣ(原子力学会の雑誌)にゼミ生が隔月でコラムを連載するなど、様々な角度から学んでいることを知りました。
 
浅井先生曰く、地層処分に関しては、
 
・誰がアクセスし、情報提供するか
・地層処分は「学ぶ」のではなく、「知る」ことが重要
・世代間交流より、まずは同世代間交流
・この問題を社会教育のモデル形成ツールに
 
との考えのもと、学校だけでなく、社会や家庭での教育が不可欠との考えに、私も共感した次第です。
 
また、後半の<パネルディスカッション>では、「待ったなし!“高レベル放射性廃棄物の地層処分” いま私たちにできること」をテーマに福井大学の学生さんを含む5名がパネリストとして登壇(コメンテーターは石川和男氏)。
 
コーディネーターの仕切りのもと、次のような意見が挙げられました。
※以下、議事メモとして記載いたします。
 

【パネルディスカッションの様子】
 
Q:寿都町と神恵内村が文献調査を行う現場から思うこと
・寿都町や神恵内村の応援をしていかないといけない。最終処分は解決しないといけない問題との思いをあらゆる世代が持つべき。
・「自分ごと」と考えることになったのは、国民理解の第一歩。敦賀では、もんじゅの公開ヒヤリングの際に6000人もの反対派が押し寄せた経験があり、当該地域以外の人があたたかく見守ることも大事と思う。
・原子力発電は身近なものであったために、同世代で原子力の話題があまりなかった。であるから、最終処分のことも知らない訳だが、今回の寿都町、神恵内村の文献調査で関心を持つことができた。
 
Q:寿都町、神恵内村しか手を挙げてないことについて
(石川和男)政治プロセスが3つ(文献、概要、精密調査)もあると、候補地はリスク分散の意味で「10箇所」くらいは要るのではないか。3つ、4つと出るうちに、国民の関心も高まると思うし、それによって国策が進むこともあると考える。
 
Q:「GX基本方針」での原子力政策(政府の責任において今後も活用する)についての受け止めについて
・科学が著しく進歩している中で、最終処分問題が進まないと、若い学生さん達が「将来大丈夫なのか」との気持ちになるのでは。
・将来、原子力技術者に進む上での覚悟が強まった。最終処分のことは、開発した当初から課題としてあったのに、なぜこの世代が負担を負わないといけないのか。
 
Q:政府が原子力発電所の再稼働を急ぐ理由について
・日本の国情を考えた場合、原子力発電が国民生活や経済を向上させていく手段。
・原子力の人材確保・育成が大事であり、再稼働を進めることがそのことにつながる。
・太陽光パネルは、2012年のFIT導入時は国産メーカーだったが、今はほぼ中国製。国内で完結する産業を育てるという意味では原子力も再エネも同じ。
 
Q:将来世代にツケを回さないためにやるべきことは
・地層処分とは何か、どういうプロセスを経て決定するのか、どのような交付金があるのかなど、成功事例のある海外の有識者より示唆いただくような形が必要なのではないか。
・「知ること」が大事。まずは、発電所のあるまちに住む私たちが「学ぶべき」ではないかとの思いのもと取り組んでいる。学んだことを紙芝居にして地域の小学校や団体に貸出して知っていただく活動をしている。
・その地域が風評被害に遭わないことが大事。若狭地域も「原発銀座」と呼ばれていい気持ちはしなかった。地層処分地に選定されるまちが、「核のまち」出身というような偏見の目を持たれることのないよう、我々は正式な名称を使うことも大事。
・スウェーデンでは、誰もやっていない事業(地層処分)を自分たちが受け入れたことを誇りに思っていることを知り、そうしたマインドが必要なのではと感じた。
 
Q:中間貯蔵の問題について
・(石川和男)報道は煽るものが多い。結婚より離婚の話題の方が取り上げられる。フランスに持っていくことがそんなに紛糾することか。過去のしきたりにいつまでも拘っている場合ではない。地域においては、人口減少が深刻な問題であり、県外搬出を認めるか否かでなく、代わりに何を求めるかを議論した方が良い。後世に何を残すかだ。国と立地地域はWin-Winの関係であるべき。
 
Q:文献調査に手を挙げることについて
・消費地の皆さんにも「自分ごと」として考えて欲しい。
・これから先を見込んで、敦賀も文献調査をやっていってもいいのではないか。
・文献調査を行うというだけで、廃棄物を受け入れるのではないかと先読みする人もいるが、フラットに考えられる人を増やす意味でも、(文献調査に)手を挙げることは大歓迎である。
・最終処分場は「ごみ処理施設」ではなく、「科学の英知」が集まってくる場所のイメージになれば良いのではないか。全国の人に真剣に考えて欲しい。
・(石川和男)文献調査は、掘削して「良いかどうか」を評価するための調査なので、そのことに躊躇するのは滑稽。調査して「ダメ」という結論が出るだけでも調査した価値がある。
 
最後に石川和男氏からは、「原子力発電にしろ、地層処分の話しにしろ、考えや思想信条が違うのは当たり前。批判し合うのではなく、賛成・反対双方が尊重し合うことが大事。」との言葉がありました。
 
確かに、批判し合う姿勢から生まれるのは「分断」であり、そこから「風評」につながるのだとすれば、「負けてはならない科学」とはシンプルに、物事の真実を追究することにあると認識した次第です。
 
主催者発表によると、フォーラムに参加された方は、会場94名、YouTube51名の計145名。
 
聴講された145名とともに、このフォーラムのサブタイトル「〜私たちから考えよう、そして次世代へ〜」の思いのもと、私も引き続き、情報発信に努めていきたいと考えます。

国民民主党福井県連「第2回定期大会」を開催

ブログ 政治

6月定例会に入って初の週末を迎えておりますが、昨日は2つの「定期大会」に出席。
 
午前中は、原電エンジニアリング労組「第45回定期大会」、午後は、国民民主党福井県総支部連合会(以下、福井県連)の「第2回定期大会」ということで、東京と福井市で開催される両者に直接出席することは物理的に困難なことから、無理を申し上げ、労組大会の方はオンラインにて出席させていただきました。
 
このため、9時過ぎに自宅を出発、福井市内にある国民民主党福井県連の事務所(Wi-Fi環境があるため)に行き、暫しスタンバイ。
 
zoomの接続テストを済ませ、11時の大会開会後、自身の挨拶では、オンラインでの出席となったことをお詫びしつつ、日頃の絶大なるご支援に対する御礼を申し上げるとともに、今期の抱負などをお話しさせていただきました。
 
原電エンジニアリング労組におかれては、今回、本部執行委員長ほか2名の役員が退任されるとあり、いずれの方も私自身、大変お世話になった方であり、これまで役員としてご貢献いただいたことに心より感謝申し上げるとともに、引き続きのご活躍を祈念するものであります。
 
挨拶を終え、zoom退室後すぐに、県連大会会場の福井県教育センターに移動。
 
既に集合されていた県連役員の皆さんと合流し、大会に先立ち実施する街頭演説会を含めた流れを確認した後は、会場設営、街頭へと出発しました。
 
この県連大会には、党本部より前原誠司・代表代行にお越しいただくことに加え、党マスコットキャラクター「こくみんうさぎ」も初来福ということで、いつにも増して楽しみにしていたところ。
 
予定通り、14時より福井駅西口にて街頭演説会を開始し、14時07分到着の前原代表代行の登場まで、川畑孝治・県連幹事長から私へとマイクをつなぎました。
 
そして、颯爽と登場した前原代表代行にマイクをお渡しし、代表代行からは、背景にあるデータを丁寧に紹介されながら、「給料が上がる経済」の実現、「人づくり」は国づくりと、党が掲げる主要政策2点を中心にお話しいただきました。
 
約30分の演説でしたが、内容の濃さはもちろんのこと、話す姿勢や雰囲気、徐々にボルテージを上げていくスタイルは、思わず聞き入ってしまう「前原節」で、駅前の恐竜達も耳を傾けているかに感じた次第です。
 

【「前原節」が炸裂した街頭演説会。恐竜も聞き入っているかのよう。】

【会場の模様】
 
そして何といっても「こくみんうさぎ」。
 
愛くるしい姿の人気は絶大で、この時間帯だけでも多くの親子に立ち止まっていただき、写真撮影するなど盛り上がっていました。
 

【暫しの間、私もマイクを握らせていただきましたが、うさぎちゃんの人気がスゴいことに…。】
 
もっと多くの聴衆者がいればなお良かった訳ですが、広報宣伝の方法など、次回に向けて改善を図っていきたいと思います。
 
街頭演説が終わったのが14時40分でしたので、その場をすぐに撤収し、15時の大会に滑り込みセーフ。
 
やや慌ただしいスケジュールとなりましたが、定刻通りに大会を開会。
 
県内の党員・サポーターの皆様、前原代表代行、中村保博・福井県副知事を始め、4名のご来賓をお迎えしての「第2回定期大会」は、滞りなく無事終了することができました。
 
今定期大会に向けて私は、議案書案の作成を中心に対応いたしましたので、内心ホッとしたところでありますが、承認いただいた活動方針に則り、各地域での活動を礎としつつ、今後より一層の党勢拡大に取り組む所存です。
 

【大会会場の様子(開会前の写真です)】
 
最後は、昨日大活躍の「こくみんうさぎ」と県連メンバーにて記念撮影。
 
皆さんの笑顔は結束力の証であり、諸先輩方とともに、右でも左でもなく「上に」向かっていければと思います。
 

【こくみんうさぎを中心に記念撮影<※堀川秀樹・県連事務局長(福井市議)、小幡憲仁・県連幹事(高浜町議)は所用のため、この場にはいらっしゃいません>】

「第26回敦賀港カッターレース」の代表者会議を開催

ブログ まちづくり

冒頭、昨日のブログに記載しました、敦賀市議会の代表・一般質問について。
 
市議会ホームページに通告一覧が掲載されましたのでお知らせいたします。
 
質問者17名の質問項目は、以下リンクよりご覧ください。
 
 →代表・一般質問の通告一覧はこちら
 
さて、議会のほうは調整日のため「休会」の昨日。
 
夕方は、JR西労組敦賀地区支部ユニオンミーティングにお招きいただき、「北陸新幹線開業と敦賀に求められこと」をテーマに講師を務めさせていただきました。
 
工事を進める鉄道・運輸機構からバトンを受けるJR西日本でお勤めの皆さんだけに、ある種の緊張感をもって臨みましたが、実際は和気あいあいと、パワーポイントにしたためた、「鉄道と港のまち敦賀」の由縁や新幹線工事の変遷、さらには「新幹線は目的ではなく手段」との思考をもって対応していくことなど、自身の考えをお伝えした次第。
 
その後の質疑の場でも、JR西日本では、開業をまさに「自分ごと」としてPR動画を作成していることを伺ったほか、まちづくりのこと、並行在来線のことなどに関し、市民目線、現場目線のご意見をいただくなど、大変貴重な機会となりました。
 
今後も引き続き、「レールマン」の皆さんとは連携を深め、活動にあたってまいりたいと思います。
 
ミーティングに続き、夜は、自身も実行委員として参画する「第26回敦賀港カッターレース」の代表者会議に出席。
 
代表者会議は、敦賀の「夏の風物詩」として、今年は7月16日(日)に開催される大会に向け、参加される35チームの代表者に集まっていただき、大会運営ならびに競技要領などの説明やレース順の抽選を行うもの。
 
コロナ禍により、昨年は控えていた県外チームの参加も今年は解禁し、三重県や滋賀県などから4チームの参加をいただくなど嬉しい限りでしたが、皆さん熱心に説明を聞いていただいたうえ、大会を楽しみにしている様子が会場の雰囲気からも伝わってきた次第です。
 

【代表者会議の様子。参加チームのご協力のもと、レース順などもスムーズに決定。】
 
大会を迎えるまでには、7月1日(土)にカッター4艇を清掃のうえ海に下ろす作業、初心者練習、2日(日)から翌週土日に掛けては各チームの練習、前日の15日(土)は設営準備があり、常に頭の中に「カッターレース」がある状況となりますが、参加者の皆さんがとにかく明るく、出場して良かったと思える大会になればと思う次第です。
 
26回を迎える大会ですが、こうして続いてきたのも、実行委員会の皆さんの「夏の風物詩」を盛り上げようとの熱意があったからこそ。
 
コロナ禍で2年中止した経験から、再開した昨年は22チーム、そして今年は35チームの参加を得ましたので、さらに来年へと発展につながる大会となるよう、私自身、実行委員会の一員として汗をかいていきたいと思います。

発言通告を終え、質問者は17名

ブログ 敦賀市議会

7月28日の再稼働に向け、準備を進める関西電力高浜原子力発電所1号機(82.6万kw)。
 
昨日からは燃料装荷が始まり、25日までに157体を装荷するとのこと。
 
運転開始から40年を超える高浜1号は、1974年に運転を開始した、廃止措置プラントを除くと、現在国内で一番古いプラントとなります。
 
再稼働すれば12年ぶりで、運転開始から40年を超えて運転する原子力発電所としては、日本原電の敦賀発電所1号機、関西電力の美浜発電所3号機に続き国内3例目となります。
 
高浜発電所は、1号機に続き、2号機(同じく40年超プラント)が9月15日に再稼働する予定としており、ともに原子力職場で働く同志の皆さんの奮闘を心から応援するとともに、この両プラントの再稼働が、夏場の電力需給改善に貢献されることを期待する次第です。
 
さて、昨日の敦賀市議会は、来週28日から行われる代表・一般質問の通告締切を迎え、結果、5会派からの代表質問、12名の一般質問の計17名が質問に立つこととなりました。
 
議長を除く21名のうち、17名ということで、質問率は80.9%。
 
発言通告一覧が市議会ホームページに掲載されましたら、またお知らせしたいと思いますが、議会の情報共有システムに掲載されたものを見ますと、改選後初の質問ということもあって、新市長の政治姿勢や全般的な政策に対する質問、各議員が選挙戦で訴えたメインテーマなどの質問が見受けられ、内容も多岐に亘るものと感じた次第。
 
新人7名、元職1名も皆、質問に立たれることもあり、注目の3日間になろうかと思うところです。
 
評論家めいたことはさて置き、私の方は、選択するテーマに悩んだうえ、今回は「産業振興」と「人づくり」の2項目に絞って質問することとしました。
 
本年2月の「GX(グリーントランスフォーメーション)実現に向けた基本方針」の閣議決定など、国の施策が大きくシフトチェンジする中で、敦賀市として、成長分野への投資を含め、国の動向も見据えた産業振興に先んじて取り組んでいくことが、本市の付加価値を高め、さらなる発展につながると考えること、さらには、何事もそれを為すのは「人」であり、「地域づくりは人づくり」の考えのもと、これからを支える「人への投資」について質問するものであります。
 
なお、追って解説を加えていきたいと思いますが、通告した項目は以下となります。
 
<やまたけの一般質問 通告項目>
1.「GX実現に向けた基本方針」を踏まえた産業振興について
(1)産業政策に対する基本スタンス
(2)GXリーグ等に対応する企業への支援
(3)成長分野としてのエネルギー産業
2.これからを支える「人への投資」について
(1)地域人材
(2)デジタル人材
(3)雇用を支える人材
 
また、冒頭ありました原子力の関係で言えば、質問項目に「原子力」と名の付くものをテーマとして挙げられた方は、代表質問で3人、一般質問で2人(タイトルにはないが質問する私を入れると3人)となっており、関心の高さを感じるところ。
 
皆さんそれぞれの切り口でお話しされることと思いますが、私自身も米澤市長のお考えを確認しつつ、シンクロしていければなお幸いに存じます。
 
通告の後は、敦賀市議会恒例の質問順を決める「ガラポン」。
 
慎重に回すと出た数字は「13」でしたが、質問者数の関係により、結果、私の質問順は「8番」となりました。
 
代表質問の5名を加えると13番目となりますので、出番は最終日の30日(金)になろうかと思います。
 
これまでは、コロナの関係もあり、議場での傍聴呼び掛けを控えていましたが、5類に移行ともなりましたので、皆様方におかれましてはぜひ、議会傍聴にお越しいただき、緊張感ある生の雰囲気を感じていただければ幸いに思います。
 

【質問順を決める「ガラポン」。他議会では、鉛筆クジ(頭を削って番号を書くあのタイプ)のところもあるそうです。】

予算決算常任委員会にて補正予算案を審査

ブログ 敦賀市議会

第211通常国会が昨日、閉会しました。
 
立法府であるが故、法案に関しては、昨年の臨時国会から継続審議となっていた1本を含む政府提出法案61本のうち59本が成立し、成立率は約97%とのこと。
 
終盤は解散風が吹いたりもしましたが、国民民主党の玉木代表は、この通常国会も結局党首討論が行われなかったのは極めて残念だとし、解散するしないの前にそれぞれの党首が国家観や政治観をぶつけ合うことが重要だと述べています。
 
また、最重要課題とも言える憲法改正に関しては、できれば秋の臨時国会で憲法審査会としての成案をまとめ、来年の通常国会には憲法改正の発議につなげていきたいとしており、こちらは目の前の問題を先送りにしない姿勢を改めて明確にしています。
 
こうして国会は閉会となり、各政党においては衆議院選挙を睨んでの対応、候補者擁立などに力を入れることになろうかと思いますが、課題山積のいま、現実的な政策でこれを解決する政党はどこかという視点を有権者に持っていただくことが極めて重要と考えますので、私も引き続き、政党に属する者として汗をかいていきたいと思います。
 
さて、こちらは開会2日目を終えた敦賀市議会。
 
昨日は、補正予算案審査のための予算決算常任委員会を開催し、基本質疑を行う全体会に続き、所管に分かれての分科会までを行いました。
 
全体会では、事前通告のあった64件の質問を担当部局ごとに審査。
 
私は6件質問をし、それぞれ理解を深めましたが、そのうち、「北陸新幹線敦賀開業時の観光客の受入体制を整える」ため、現在アクアトム1階にある(社)敦賀観光協会を気比神宮前の「カグ〜ル」2階に移転するための「観光協会事業費補助金」(1487万2千円)に関しては、そもそも事業の目的と内容が合っているのか、また実施することで目的が達成できるのかという点で理解に苦しむ点がありました。
 
この事業には、私を含め4名の委員が通告しており、疑問点は同じであったかと思いますが、皆さんはどう受け止められたか。
 
また、基本質疑を終えた後の分科会では、自身にとって初となる文教厚生分科会にて分科会長の任を務めさせていただきました。
 
今回は、福祉保健部、教育委員会に関わる予算ということでしたが、それでも内容は多岐にわたるため、委員の質問が事業に沿った内容か、質問に対し理事者の答弁に抜けがないか、質疑が噛み合っているかなど、注意を払っての任となりました。
 
こうして、文教厚生分科会は19時頃だったでしょうか、無事に終了後し、会派控室に戻りましたが、産経建設分科会ではまだ審査が続いていたことから、出席している同会派議員の帰りを待つことに。
 
結果、戻ってこられたのは19時半頃であったかと思いますが、質疑の概要を若干共有した後、市役所を出ました。
 
産経建設分科会では、先にあった「観光協会事業費補助金」に相当な時間が割かれたとのことでしたが、この点については改めて会派の中で共有を図り、考えを合わせていきたいと思います。
 
開会3日目の今日は、来週28日(水)から行われる代表・一般質問の通告締切となります。
 
13時が締切となっていますが、最終チェックの後、なるべく早目の提出を心掛けたいと思います。
 

【市役所を出たのは20時頃。議会フロアの4階、産経建設所管の部署が並ぶ3階にはまだ明かりが灯っていました。】

6月定例会初日を終え、今日は予算決算常任委員会

ブログ 敦賀市議会

敦賀の秋を告げる市民総参加の「敦賀まつり」が4年ぶりに開催されることが決定。
 
敦賀市民にとって待望とも言える「敦賀まつり」再開ですが、夏の「とうろう流しと大花火大会」と合わせ、敦賀の風物詩がようやく二つ揃って開催されることを嬉しく感じるところです。
 
また、コロナ禍で続いた中止を思えばやはり、以前は当たり前だったことが、そうではなかったと、「通常通り」過ごせることの大切さも同時に感じる次第です。
 
「敦賀まつり」は9月2日(土)〜4日(月)の3日間。
 
関係者の皆様におかれましては、ブランクの空いた準備や運営は大変なことと思いますが、どうぞ宜しくお願いいたします。
 

【まつりのシンボルとして長い歴史を持つ6基の山車(やま)など「敦賀まつり」のシーン(敦賀まつり振興協議会HPより)】
 
さて、話しは変わり、昨日開会した敦賀市議会は初日を終えました。
 
開会に先立ち、全国市議会議長会及び北信越市議会議長会 永年在職議員表彰状伝達式があり、在職「20年」の有馬茂人議員が表彰。
 
日頃より私もご指導、連携いただいている有馬議員は、年齢で言えば、私の4学年上になる先輩で、30代中盤に市議会議員となり、既に議長まで経験しておられることに加え、こうして20年もの間、市議会並びに市政発展に貢献されていることに心より敬意を表するとともにお祝い申し上げる次第です。
 
年下の私が言うのは僭越ではありますが、有馬議員の今後益々のご活躍を祈念いたします。
 
その後、定例会を開会。
 
会議録署名人の指名から始まり、市長提案理由概要説明、報告案件4件、議案16件について説明・質疑から委員会付託までが行われました。
 
なお、市長提案理由概要説明では冒頭、「来年春の北陸新幹線を始め、本市は大きな転換期を迎えています。こうした中、市民生活の豊かさの向上や市勢の発展に向け、各種の政策を組み合わせ、連動させることで好循環の大きなうねりを生み出し、敦賀の『あたらしいステージ』を実現します。」とありました。
 
そして、この思いを具現化するため、「本市の総合計画を見直す」とし、「市が何を目指し、そのために何をするのかが市民の皆様や現場の職員にも分かりやすい計画にします。」と述べられました。
 
既に今回の一般会計補正予算案にも「新しい総合計画策定事業費」として428万円が計上をされているところですが、市の最上位にあたる計画見直しだけに、その礎となる考えを今後しっかりと確認していきたいと思います。
 
こうして初日を終え、今日は補正予算審査のための予算決算常任委員会(全体会・分科会)が開催されます。
 
全体会での基本質疑には、事前の通告件数64件、私は6件を質問することとしています。
 
本日も、その後の分科会を含め、他の議員の皆さんとともに、慎重に審査を進めてまいります。

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