国民民主党本部に要望書を提出

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今日で10月も最後。
 
今年も残り2ヶ月と思うと気忙しさが増すところですが、気持ちを静め、一日一日を大切に過ごしていきたいと思います。
 
さて、そのような気持ちのなか、昨日は東京に出張。
 
メインの用件は、国民民主党福井県連の関係で、党幹事長代行の川合孝典 参議院議員(UAゼンセン組織内議員)の事務所にお伺いし、選挙制度に関する要望書を提出してまいりました。
 
県連からは、川畑孝治幹事長(坂井市議会議員)の2名。
 
参議院会館にて待ち合わせとしていましたが、私のほうが少し早く着いたため、国会議事堂周りをぐるり一周。
 
黄色の銀杏並木までにはもう少しといったところでしたが、青空に映える議事堂はやはり存在感がありました。
 

【凛と構える国会議事堂。この日は予算委員会。】
 
要望書に関しては、川合議員ならびに国民民主党のご担当の方にも同席いただき、意見交換のうえ受け取っていただきました。
 
公職選挙法で定める、車上運動員の報酬や弁当代などについて、昨今の最低賃金引き上げなどの状況と照らし、実情と合わなくなってきているのではないかとの内容でしたが、今後は党内での検討俎上に挙げていただき、議論されることを期待する次第です。
 

【要望書を手渡す川畑幹事長(中央)と川合たかのり議員(右)】
 
その後は、せっかくの機会と、電力組織内国会議員の浜野喜史、竹詰仁 両参議院議員の事務所を訪問。
 
ちょうど両議員とも在室されており、暫し歓談の時間を頂戴しました。
 
突然の訪問にも関わらず、秘書の皆様を含め、お忙しいところご対応いただき、誠にありがとうございました。
 
夜は敦賀で予定があったため、参議院会館を出て帰路につきましたが、東京駅構内ではド派手な北陸新幹線福井・敦賀開業のカウントダウンボードを発見。
 

【目を引くカウントダウンボード。メインは恐竜。】
 
東京駅で「敦賀」の文字を見ると、いよいよ近づいてきた感が高まりますが、開業まで「138日」。
 
先日も敦賀市内では、開業「140日前」イベントが開催され、徐々にボルテージが上がるところですが、こちらも一日一日を大切に機運を高めていかねばと。
 
久々に国会議事堂を見、議員会館を訪れたからかもしれませんが、改めて感じたことは、生活に関わる小さなことから、新幹線や道路建設などの巨額事業まで、すべては政治が決めること。
 
「政治に無関心でいられても、無関係ではいられない」とは良く言いますが、住民の最も近くにいるのが我々自治体議員。
 
関心を持ってもらうことも大事な役割のひとつと思い、引き続き活動にあたってまいります。

「鉄道誕生物語」にて明治の心意気を感じる

ブログ 敦賀の歴史・文化

気持ちの良い秋晴れとなった昨日。
 
文教厚生常任委員会では、「第61回敦賀地区自衛消防隊操法大会」にて、来月開催する議会報告会のチラシ配りを行うため、朝は会場の市役所駐車場へ。
 
大会には、地域・事業所単位で多くの方が参加され、消火栓や小型動力ポンプなど、各部門に分かれ操法技術を競われるなか、若干、場違いではと感じつつ、委員で協力してチラシを配布。
 
観戦中にも関わらず、快く受け取っていただきありがとうございました。
 
また、参加された方々を始め、大会関係者の皆様、大変お疲れ様でした。
 
操法大会を最後まで見届けた後は、昨日のブログでも告知しました、歴史絵語り「鉄道誕生物語」の準備・運営のため市立図書館へ。
 
図書館職員の皆さんにもお手伝いいただき、気比史学会メンバーとで設営をし、開始の14時には約30名の参加者にお集まりいただきました。
 
私は司会役を務め、図書館長にご挨拶いただいた後、早速、歴史絵語りの会 丸山誠氏による「鉄道誕生物語」を開演。
 
絵語りでは、概略以下の内容をお話しいただきました。
 

【講演いただいた歴史絵語りの会 丸山誠氏】

【会場の様子】
 
◉絵語りは「歴史の見える化」である。
◉わが国の鉄道の歴史は、ペリーが来航時に示した「STEAM LECOMOTIVE(蒸気機関車)」に始まる。
◉英国派遣などで蒸気機関の力をまざまざと見せつけられている伊藤博文、大隈重信らの信念「蒸気機関車なくして日本の発展なし」のもと「鉄道敷設計画」(明治2年)を策定。
◉大陸につながる港と鉄道を早く結ぶことを重要視し、計画にあった3路線のひとつが「敦賀」を目指したものであったこと(敦賀が「鉄道と港のまち」と言われる由縁)。
◉国内では、莫大な費用が掛かる鉄道建設に反対勢力があり、これらを納得させるためには、とにかく早く実際に蒸気機関車が走る姿を見せる必要があった。
◉英パークスは、植民地化での方法ではなく、日本に正式に資金を貸付け(100ポンド)、貿易相手として、日本政府が建設主体となって鉄道建設を進める方法を選択した。
◉そのため、蒸気機関車は当時の英領インドのセイロン島で使われていたものを流用。レールの規格は、これに合わせ1435ミリの「標準軌」ではなく、それより幅が狭い1067ミリの「狭軌」を選択した(一連の判断は大隈重信)。
◉新橋〜横浜間には薩摩藩(反対勢力)の藩所があり、土地を譲ってもらえなかったことから、海上にレールを敷設した。
◉明治5年の新橋〜横浜間開通式では、国民に納得してもらうチャンスと、天皇陛下にも乗車いただくとともに、沿線では日の丸の小旗を振ってもらう(国旗をこうした形で使ったのは、これが初)など、お祭りムードとした結果、反対の声は消えた。
◉経済界に対しては、天候によって起こる飢饉などに対し、物資輸送のスピードを上げ、地域に関係なく食料が運べるようにすれば、飢えはなくなる。人々の暮らしがどれほど良くなるかを訴えた。
◉明治15年(1882)には、敦賀までの鉄道が開通(柳ヶ瀬トンネル部分を除く)したが、その時の市民の驚きや歓喜たるや想像を超えるものであったと推察。
◉当時、国内最長「柳ヶ瀬トンネル」の敦賀側出口に掲げられたの「萬世永頼」(伊藤博文著)の文字は、敦賀までの開通に込めた期待の証。
◉伊藤はその後、憲法創設、日本初の総理大臣に、大隈は機関車で全国行脚し、日本の文明開化を説いて回った。特に「心の文明開化」を訴えた。
◉大隈重信は晩年まで、レールの規格を「狭軌」としたことを「人生最大の判断ミス」と悔いていたそうだが、海あり山ありの日本は、トンネルで抜かねば鉄道敷設は成り立たなかったことを考えれば、逆に「狭軌」で良かったとも言える。「大隈さん、そう悔やみなさんな」と言ってあげたい。
 

【伊藤博文が敦賀への鉄道敷設に期待を込めた「萬世永頼」】
 
こうして、すべて手作りの絵に合わせた、丸山さんの絶妙な語り口に引き込まれ、あっという間の1時間でしたが、鉄道建設に懸けた明治政府の心意気とともに、来春の北陸新幹線開業を前に敦賀と鉄道の歴史を楽しくも、深く学ぶ機会となりました。
 
講師の丸山様、ご参加いただいた皆様に心より感謝申し上げます。
 
なお、会の最後にも申し上げましたが、柳ヶ瀬トンネルが完成し、長浜〜敦賀(金ケ崎)間が全線開通したのは明治17年(1884)。
 
新幹線敦賀開業の2024年は、それからちょうど140年となります。
 
新たな時代に向かえるのは、命を懸けて敦賀までレールをつないだ先人達のご尽力あってのことであり、こうした歴史を引き続き、丸山さんの言葉「歴史の見える化」を胸に、市民の皆さんに知っていただけるよう取り組んでいく所存です。

プロ野球日本シリーズは「まさか」のスタート

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今朝はまず宣伝から。
 
市内では様々なイベントが開催されるところ、昨日から始まったのは「2023敦図(とんと)フェスタ」。
 
11月5日(日)に掛けて、フェスタでは日替わりでイベントが行われますが、今日は、自身が事務局を務める「気比史学会」による「絵語り 鉄道誕生物語」を以下のとおり開催します。
 
◉日 時:10月29日(日)14時から(1時間程度)
◉内 容:絵語り「鉄道誕生物語」
◉語り師:歴史絵語りの会 丸山 誠氏
◉場 所:市立図書館3階 研修室
◉その他:無料、定員50名(小学生以上)
 
敦賀の歴史を楽しく、分かりやすく知っていただこうと企画していますので、皆さん奮ってご参加ください。
 
なお、「鉄道誕生物語」の詳しくは、以下よりご覧ください。
 
 →10月29日(日)は「絵語り『鉄道誕生物語』」にお越しください(2023年10月25日ブログ)
 
さて、こうしたイベントへの企画・参加を含め、プライベートでも「楽しみ」がある日々を送らせていただいているところ、「待ちに待って」いたことといえば、昨日から始まったプロ野球の日本シリーズ。
 
59年ぶりの関西対決となった今年のシリーズですが、阪神ファンの私としては、日本のエース「山本由伸」投手が先発する第1戦の勝敗が、シリーズの大きな鍵を握るものと、昨晩は固唾を飲んで観戦した次第。
 
正確無比のコントロール、160キロ近いストレートを投げ込んだかと思えば、30キロもスピード差があるカーブで打者が腰砕けになるなど、緩急織り交ぜての投球で4回まで無失点に抑え、さすがのピッチングでしたが、なんと5回に阪神が5安打を浴びせ、一気に4得点。
 
「まさか」の6回途中7失点でマウンドを降りました。
 

【マウンドを降りる山本投手(引用:デイリースポーツ)】
 
意外なことに、山本投手はこれで日本シリーズ4戦未勝利。
 
3年連続で初戦の先発を託されたエースは今回も勝てず、「投手4冠」を誇る右腕にとって、まさに「鬼門」となる試合となりました。
 
その後も加点し、終わってみれば8-0で阪神が大勝。
 
阪神ファンでさえ想定していなかった試合展開となりましたが、阪神の岡田監督はシリーズ前、山本投手について「そんなにええんかな。一番の武器に合わせて打つことやろ」と話していたそう。
 
「アレ」と同様、選手が萎縮することがないようにとの思いもあったのでしょうが、その言葉が5回の4得点につながったのであれば、これも戦いにおける、指揮官の采配の勝利と感じた次第です。
 
その岡田監督。
 
2005年の日本シリーズでは、当時のロッテに「まさか」の4連敗で、しかも両軍の総得点である「4-33」は屈辱の数字として刻まれているところ。
 
既に初戦で8点奪り、この呪縛から逃れましたので、今度は「まさか」の4連勝で、38年ぶりの日本一に突き進んで欲しいと思います。
 
オリックスファンの皆さん、アンチタイガースの皆さんには大変失礼しましたが、今日は「悲願の日本一」を期待するイチファンの声をお許しくださいませ。

「otta」が土地活用モデル大賞「国土交通大臣賞」を受賞

ブログ まちづくり

先週、今週と続く行政視察では、本ブログでもご報告しているとおり、多くの学びや気付きがあり、刺激を受けるとともに、「知識を得る」ことにより、どこか心満たされる自分がいるところ。
 
敦賀に戻った昨日午前中は、11月16日開催の議会報告会に向け、各委員会ごとに、作成したパワーポイント資料の確認、午後は議会運営委員会にて長浜市議会にお伺いし、議会改革(タブレット導入・委員会のインターネット配信)に関する視察、夜はF-TOP21敦美・若狭地区合同議会報告会と、これまた充実した一日を過ごしました。
 
とりわけ、嶺南地域の連合加盟労組の皆さんと意見交換したF-TOP21議会報告会では、北陸新幹線敦賀開業に向けた課題(駐車場不足や二次交通など)も話題に挙がったところであり、頂戴したご意見も踏まえて対応していきたいと思います。
 
さて、そうしたなか、新幹線開業のみならず、敦賀のまちづくりの観点から、大変喜ばしい朗報がありました。
 
既に、先日の福井新聞に掲載されていることから、ご存知の方も多いかと存じますが、その朗報とは、敦賀駅西地区土地活用事業「TSURUGA POLT SQUARE “otta”」が令和5年度土地活用モデル大賞において、「国土交通大臣賞」に選定されたこと。
 
令和5年10月25日(水)には東京都にて表彰式も行われた訳ですが、市で中心的役割を果たされた都市整備部を始め、携わられた関係者の皆様のご努力が評価されたことに、心から敬意を表するとともにお祝いする次第です。
 

【芝の緑が映える昼間もいいですが、夜はまた違う雰囲気を醸し出す「otta」】
 
このことは、市ホームページでも紹介されていますが、「土地活用モデル大賞」とは、土地の有効活用や適切な維持管理に取り組む模範的事例、成功モデルとなる事例を募集し、優れたものについて表彰を行い、その普及を図ることを目的に、一般財団法人都市みらい推進機構が実施するもの(国土交通省後援)。
 
知育・啓発をテーマにした、全国でも珍しい公設民営の書店「ちえなみき」をはじめ、子育て支援施設や交流を目的とした駅西広場公園など、集客性の高い土地の有効活用を実現すると同時に、敦賀の食と文化を用いた地域創生の成功モデル事例として高い評価されたとあります。
 
この「otta」には、開業から1年で市内外から70万人の方にご来場いただいている訳ですが、ポイントは「日常的な賑わい」と「中心市街地への誘導」にあるかと思いますので、この場所を起点に、さらなる敦賀の発展につながることを期待する次第です。
 
なお、ottaの目玉は何といっても「ちえなみき」。
 
冒頭述べたとおり、新たな「知」は心を満たします。
 
つまり、心が満たされることは、人生が満たされることと同義と思う次第ですが、そんな「本との出会い」がある場所に、より多くの敦賀市民の皆さんが訪れ、文字どおり「知の拠点」となることに加え、こうした学びの姿勢がやがて敦賀の文化となり、根付いていくことを期待して止みません。
 
※参考まで、過去に書いた「ちえなみき」に関する2つのブログをリンクいたします。
 
 →「ちえなみき」はワクワク感あふれる書籍のジャングル(2022年10年11日)
 →「ちえなみき」は教養主義復活への第一歩(2022年12月12日ブログ)

岐阜県高山市にて「海外誘客の取り組み」を学ぶ

ブログ まちづくり

嶺南広域行政組合議会の行政視察は2日目(最終日)。
 
初日と同じ岐阜県の高山市に進み、 「海外誘客(以下、インバウンド)の取組み」について視察してまいりました。
 
S61年に国際観光モデル地区に指定されて以降、継続的に取り組みをされ、H24年には観光庁長官表彰、H28年にはジャパンツーリズム・アワードを受賞した高山市は、全国でもトップクラスのインバウンド都市。
 
前日に高山入りしましたが、宿泊したホテルも、昨朝市内を散歩しても外国人の割合が大変高く、そのことを実感した次第です。、
 
視察は高山市役所にて行われ、観光課 海外戦略係のご担当より資料に沿って説明を受けました。
 
伺ったことは、目から鱗なことばかりでしたが、説明中にあった主な内容は以下のとおり。
 
<取組み経過と現状>
◉国際観光に係る歴史は長く、S61年に国際観光モデル地区に指定されたことを契機に、40年以上に亘る。
◉平成8年には外国語HP開設、平成23年には、海外戦略専門部署を設置し、本格的な海外戦略施策を展開してきた。
◉外国人宿泊者の推移では、平成4年で34,635人が令和元年では612,204人と爆発的に飛躍している。
◉国・地域別外国人宿泊者数(2019年)では、アジアが55.61%、欧米豪が36.26%と、全国平均に比べると欧米豪の割合が高い。
 
<インバウンドの効果>
◉H30年度の観光客全体の経済波及効果 約1,980億円のうち、外国人宿泊者は約406億円(20.5%)と推計。
◉訪問外国人による経済効果では、H17年に比べH30年では+354億円、約7倍となっている。
 
<インバウンド対策>
◉他言語にこだわり、ニーズにあった情報発信(11言語のホームページ、散策マップは12言語など)
◉無料公衆無線LANの整備。登録にメールアドレスを用いることにより、マーケティング(市場調査)にも活用している。
◉観光案内所、誘導案内の多言語化
◉地域通訳案内士の養成。飛騨3市1村にて、英語54人、中国語18人の有償通訳ガイドを養成。
◉北陸・飛騨・信州3つ星街道や杉原千畝ルートなどの広域連携により大きな流れをつくる。
日本を訪れる外国人旅行者が求めるものは、「ありのままの〝暮らし”に触れること」との考えから、地元食材を使った料理体験や地酒テイスティング、地元工芸職人体験など、数多くの体験コンテンツをラインアップ。
 
<新たな取組み>
◉観光庁の令和4年度 持続可能な観光推進モデル事業に選定され、旅行や観光における持続可能性の実践とその改善を行うために必要な知識と手法について学んでいる。
◉その中では、これまで十分でなかった「事業継続のための経済指標の把握」、「市民の満足度を定着化するなどの取組み」を行いつつ、インバウンドによる観光振興を市民の幸福度向上や地域の豊かさにつなげていくとしている。
 

【視察でいただいた資料】
 
このように、長い時間を掛けて、且つ多角的な視点のもと取組まれてきた内容は、大いに参考になった次第であり、とりわけ外国人と言えば「高付加価値(ラグジュアリー)」を思い浮かべるところ、「モダンラグジュアリー」と呼ばれるもう一方の層に焦点を当て、地域の体験に取り組んでいることを踏まえ、つまり、「どの地域でも、外国人を取り込めるチャンスとポテンシャルがある」との説明者の言葉が印象に残りました。
 
また、自身の質疑においては、観光客の受け皿となる「プレイヤー」(事業者、ボランティア)に関しては、自然派生的に生まれていること(需要か供給かどちらが先かと言えば、「需要」が先)、インバウンドに不可欠な「多文化共生」の考えに関しては、60年来の友好都市の歴史を持つアメリカ・デンバーとの国際交流などで草の根的に根付いているのではないかとのお答えに納得した次第です。
 
全国トップクラスのインバウンド都市は、何か特異なことを行っているのはなく、データ分析や戦略を練りつつ、地道にコツコツと取り組んできた結果が「今」であることを痛感したところですが、そうしたことを学べたこと自体、大変意義のある視察になりました。
 

【高山市役所は、最上階まで吹き抜け、モダンな内観でした。】
 
視察を終え、帰りは油坂越えで福井県へ。
 
ちょうど明日28日(土)は、中部縦貫自動車道 の勝原IC~九頭竜IC間(延長9.5km)が開通を迎えますが、九頭竜湖沿いでは、未開通区間の工事が行われていました。
 
長野県松本市までつながる同自動車道の全線開通予定は令和8年。
 
お隣岐阜県との利便性も格段と向上するこの道路整備に向け、安全第一での工事完遂を願いました。
 

【九頭竜水力発電所付近の工事現場の様子。山あいを縫う難工事が進んでいました。】

岐阜県可児市の「山城を活かしたまちづくり」を視察

ブログ まちづくり

一昨日から続く、岸田総理の所信表明演説に対する代表質問。
 
昨日は、国民民主党 玉木雄一郎代表が登壇し、15分という限られた時間のなか、国民から寄せられた切実な声を背景に、提案に次ぐ提案がされました。
 
詳しくはぜひ、玉木代表のYouTube「たまきチャンネル」をご覧いただければと思いますが、質問の最後にあったのがこの言葉。
 
 →YouTube「たまきチャンネル」はこちら
 
最後に、総理に申し上げます。
解散総選挙に有利な政策ではなく、国民のための政策を堂々と進めてください。
国民民主党は「対決より解決」の姿勢で、賃金を上げ、所得を増やし、税負担や社会保障負担を引き下げる政策を積極的に提案していきます。
私たち国民民主党は、今の
「働いたら罰」
「子どもを産んだら罰」
「子どもを育てたら罰」
と言われるような社会を変えていきたいと思います。

政府及び与野党を超えた同僚議員の協力をお願い申し上げ、国民民主党を代表しての質問といたします。
 
魂を込めた渾身の質問であったと思う次第であり、岸田総理におかれては、提案した政策をひとつでも反映いただくとともに、私自身は所属議員のひとりとして、こうした考えが広まるよう、地方でも声を挙げていきたいと思います。
 
さて、こうして国会での論戦が続くなか、昨日からは「嶺南広域行政組合議会」の行政視察のため岐阜県を訪れています。
 
同組合議会は、福井県嶺南地域の2市4町の首長並びに各議会からの選出議員により構成(敦賀市議会からは8名)しているもので、この視察には、首長を除く議員21名と事務局さん4名の計25名が参加。
 
初日の昨日は、岐阜県可児市が取り組む「山城を活かしたまちづくり」を調査してまいりました。
 
木曽川と川湊による河川交通は、近世まで重要な輸送航路とされ、また陸路では東山道、中山道と大きな街道に面し、国境の要地であった可児市には、美濃金山城跡や久々利城跡を始めとした山城が10あり、これらを活かしたまちづくりに取り組み、成果を挙げているところ。
 
可児市役所では、観光課さんより、主に以下の点についてご教授いただきました。
 、

【視察会場の自席より。資料をもとに、丁寧にご説明いただきました。】
 
①地域団体との協働
・山城を整備、PRする団体が多数あり、各団体の草刈りやボランティアガイドにより、山城は大切に守られ、全国に誇る観光スポットとなっている。
・こうした団体を統括し、平成28年には「可児市山城連絡協議会」を立ち上げている。
 
②山城イベントの実施
・2016年より「山城に行こう!」と題したイベントを開催。2019年には「山城サミット可児大会」が行われ、市内外から23,000人もの参加があった。
・可児市は明智光秀の生誕地でもあり、光秀のふるさとを巡る企画や戦国体験として「チャンバラ合戦」などを開催し、子ども達が地元の歴史資源を知り、次の世代に伝えていく活動にも取り組んでいる。
 
③他市との広域連携
・リニア開通に向けて広域的に東美濃をPRするため、平成28年に岐阜県と可児市を含む7市で「東美濃歴史街道協議会」を設立。広域周遊企画などを展開している。
・「NHK大河ドラマ「どうする家康」を契機に、「小牧・長久手の戦い同盟」にも加入。
・全国的なお城イベント「お城EXPO」にブースを出展するなど、ブランディングを高めている。
 
④メディア連携
・様々なターゲット層への効果的なPRとして、歴史マンガやお城アプリと連携。
・お城アプリでは、30万人以上のユーザー登録がある「ニッポン城めぐり」と2017年より地域限定版めぐり(周遊企画)を実施し、毎年1万人程度の参加者が可児市を訪れている。
・「週刊ヤングマガジン」に連載された「センゴク」とコラボし、作者の宮下英樹氏の絵を広報物に使用するなどのPRも実施している。
 
⑤情報発信
・インスタグラム、LINEなどのSNS活用に加え、WEB広告やバナー広告も活用し、イベント情報などを発信。
・「戦国山城ミュージアム」では、山城のジオラマや可児市ゆかりの戦国武将の紹介、書籍やグッズを販売している。
 
説明いただいた後の質疑では、私もいくつか質問させていただきましたが、他の委員からも多く手が挙がるなど、有意義な時間になりました。
 
対応いただいた可児市議会並びに観光課の皆様、お忙しいところ大変ありがとうございました。
 
その後は「戦国山城ミュージアム」を視察し、市役所にて説明のあった内容を体感。
 
コンパクトながら、市や連絡協議会の皆さんの思いが込められた施設と感じました。
 

【戦国山城ミュージアムで販売していた「美濃金山城」の金銀の「御城印」】
 
こうして1日目を終えましたが、北陸新幹線敦賀開業も視野に、敦賀にある金ケ崎城や玄蕃尾城を始め、お隣美浜町の国吉城など、嶺南地域にある山城を活かした取り組みに向け、大変参考になった次第です。
 
今回得たことをヒントに、海と鉄道でつながる嶺南6市町が、今度は歴史ある山城でつながれるよう、学んだことを活かしていきたいと思います。

10月29日(日)は「絵語り『鉄道誕生物語』」にお越しください

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国民民主党の玉木雄一郎代表は24日、立憲民主党の泉健太代表による臨時国会の開会に合わせたあいさつ回りを拒否。
 
泉代表が共産党の志位委員長との会談で、次期衆院選に向けて連携を協議した経緯を踏まえてやめたとのこと。
 
共産党とは一切協力しない立場の国民民主党は、再三にわたり「共産党と連携する政党と組むことはない」と明言しており、その筋を通し、拒否した対応を支持するところです。
 
その玉木代表ですが、本日の衆議院本会議において、岸田総理の所信表明演説に対する代表質問に立つことになっています。
 
時間は16:00頃(15分間)になろうかと思いますので、ぜひご覧いただければ幸いです(NHK中継もあります)。
 
 →「衆議院インターネット中継」はこちら
 
さて、話しはまったく変わりますが、秋と言えば「読書の秋」。
 
これに合わせ、敦賀市立図書館では、この週末28日(土)から11月5日(日)に掛けて「2023 敦図(とんと)フェスタ」が開催されます。
 
市立図書館のホームページによれば、開館30年を機に開催した「2021 図書館フェス」から「2022 敦図フェスタ」となり、3年目となる今年は開催期間を延長し、より多くの皆様にご来館いただきたいとの思いのもと開催するもの。
 
また、今年は図書館前にキッチンカーも来る予定とのこと。
 
「敦図フェスタ」では、日ごとに様々な企画が行われますが、そのひとつに自身が事務局を務める「気比史学会」も協力させていただいており、敦賀の歴史を楽しく、分かりやすく知っていただこうと、以下の企画を予定しています。
 
◉日 時:10月29日(日)14時から(1時間程度)
◉内 容:絵語り「鉄道誕生物語」
◉語り師:歴史絵語りの会 丸山 誠氏
◉場 所:市立図書館3階 研修室
 
“絵語り”とはあまり聞きなれないかもしれませんが、実は私、9月16日に永賞寺(敦賀市栄新町)で行われた敦賀城主 大谷吉継公の「遺徳を偲ぶ会」にて初めて、丸山さんの絵語り「大谷吉継 関ヶ原に死す」を拝見し、改めて「義の武将 吉継公」の生き様は、敦賀の誇りと胸に留めるほど感銘を受けた次第。
 
 →「敦賀城主 大谷吉継公遺徳を偲ぶ会」(2023年9月17日ブログ)はこちら
 
“紙芝居”とはスケールと深さが異なるものとご理解いただければと存じますが、今回は、来年の北陸新幹線敦賀開業を前に、ぜひとも「敦賀と鉄道の歴史」を知っていただこうと、丸山さんとも相談し、このテーマを選択したもの。
 
ちなみに、絵語りシリーズは、この他にも「水戸天狗党」など6作品あるとのこと。
 
内容は、小学生のお子さん以上であれば十分分かるかと思いますので、皆様方におかれましては、奮ってご参加いただければ嬉しく思います(事前申込みは不要です)。
 

【絵語り「鉄道誕生物語」のチラシ(気比史学会作成)】
 
自分が関係する企画の「推し」が強くなってしまいましたが、「2023 敦図フェスタ」では他にも趣向を凝らしたイベントが開催されますので、そちらにもぜひ足を運んでいただければと思います。
 
詳しくは、添付しますポスターをご覧ください。
 
本に関してはすっかり「積読(つんどく)」状態になっている私ですが、こうした機会に触れつつ、この秋は「読書の秋」にしたいと思います。
 
<「2023 敦図フェスタ」の全体スケジュールはこちら>

政治は「信なくば立たず」

ブログ 政治

月曜朝は、恒例の街頭活動よりスタート。
 
いつものとおり、駐車場をお借りする「ツルガ薬局」の方にご挨拶した後、演説では、11月16日に開催する敦賀市議会「議会報告会」の告知や国民民主党が発表した「『国民に直接届く』緊急経済対策」の概要をご紹介した次第です。
 
なお、気付けば気温はグッと下がり、昨朝は13℃で凛とした空気。
 
今日は、二十四節気の一つ「霜降(そうこう)」で、字のとおり霜が降りる頃という意味とのこと。
 
今までより寒さが加わり、露が凍って霜に変わり始めるようになるとありますので、皆様も体調管理にはご留意を。
 

【「おはようございます」と挨拶を交わす高校生は、変わらぬ爽やかさでした。】
 
さて、昨日、国会では岸田総理大臣の所信表明演説がされたところですが、臨時国会の初日(20日)に、ガソリンの暫定税率と二重課税を廃止する法案を国会に提出した国民民主党は同日、国会内で岸田総理と面会し、「国民民主党『国民に直接届く』緊急経済対策」を申し入れました。
 
申し入れ書の詳細は、以下リンクよりご覧ください。
 
 →「国民民主党『国民に直接届く』緊急経済対策」を岸田総理に申し入れ
 
一方、野党連携を呼び掛ける立憲民主党の泉代表と共産党の志位委員長が会談し、次の衆院選に向けて連携する方針で合意したとのこと。
 
立憲民主党と共産党をめぐっては、立憲の泉代表が次の衆院選で共産党との候補者調整を否定したことに対し、共産党側が強く反発していましたが、その後、泉代表が方針を転換したことで共産党は態度を軟化させつつ、「何らかの形で協力・連携の意思が示されれば前に進める」として、泉代表にさらなる対応を求めていました。
 
立憲民主党は他の野党にも連携を呼びかけていく方針で、野党間の候補者調整を進めていきたい考えと記事にはありましたが、共産党と連携する党とは連携しないと明言しているのが国民民主党であり、これで、それぞれの立ち位置は一層明確になったものと認識する次第です。
 
なお、国民民主党のいう政党間連携とは、「どの政党とも等距離(共産除く)」、「※政策が合致する政党とは連携」であって、決して選挙のための勢力拡大が目当てではないのに対し、立憲民主党の「信念」とは一体どこにあるのか。
 
※特に、憲法、安全保障、エネルギー(原子力)
 
野党に呼び掛けたとて、これで「反共産」を掲げる国民民主党や維新の会などの政党が連携するはずがないことを考えればまさに、「立憲共産党」と揶揄される状態になることが予想されます。
 
また、政党はもとより、共産党との連携に再三クギを刺している支持母体の「連合」はこれをどう受け止めるのか。
 
政治は「信なくば立たず」
 
連合の対応を含めた今後の動向に注視をしつつ、こちらは「信念」をもって、党の「対決より解決」の理念に基づき、その考えにご理解いただける方をひとりでも多く増やせるよう、活動に邁進いたします。

ひばりケ丘町「ふる里まつり」(本祭)

ブログ 地域コミュニティ

一昨日から一転、青空広がる天気となった昨日は、ひばりケ丘町「ふる里まつり」の本祭。
 
朝の気温は10℃を少し上回る凛とした空気のなか、8時30分からは、ひばりケ丘神社にて神事を執り行いました。
 
区の役員、育成会会長が参列のもと、この後行われる御神輿巡行の安全を祈願。
 

 
神事の後には宮司さんより、「神様はいつも皆さんを見守っていますので、前を通った際には、手を合わせるだけでもいいのでお参りしてください」との言葉がありました。
 
素通りしてばかりの自分を恥じましたが、今後は宮司さんの言葉を思い返し、お参りしたいと思います。
 
神事の後は、大人、子ども、それぞれ1基づつの御神輿巡行。
 
今回、4年ぶりということもあってか、特に小さなお子さんの参加が多く、それだけで大変嬉しく感じた次第です。
 
私は、担ぐ気も満々でしたが、光栄なことに、指揮を執る笛吹係を拝命。
 
ペース配分に気をつけつつ、大人、子どもそれぞれ盛り立てて回りましたが、とりわけ子ども神輿からの元気な「ワッショイ!」、それを見守る親御さんの笑顔を微笑ましく拝見した次第です。
 

【巡航中に自撮りで恐縮ですが、御神輿の雰囲気をお伝えします】
 
御神輿のほうは、途中休憩を挟みつつ、町内の大通りをぐるり一周。
 
響き渡る笛と「ワッショイ!」に、住民の方も家の前に出てこられ、皆でお祭りの雰囲気を楽しめたものと感じました。
 
気持ち的には、もう1周回りたいくらいでしたが、約1時間半の巡行を終え、御神輿を奉納。
 
千寿会の皆さんに手ほどきを受けながら、丁寧に解体し、会館内に納めました。
 
こうして無事にすべての工程を終えましたが、宵宮、御神輿はもとより、準備から片付けまで、本当に多くの住民の皆さんと作り上げた「ふる里まつり」。
 
開催できて良かったと心から思うとともに、これぞ「地域のコミュニティ」と改めて感じた次第です。
 
何といっても大事なのは、地域、ご近所同士のつながりと「お互いさま」の気持ち。
 
活力や活気と同時に、一層あたたかみのある町内にしていければと思い、今後も町民のひとりとして尽力していきたいと思います。

ひばりケ丘町「ふる里まつり」(宵宮)

ブログ 地域コミュニティ

「お祭りは地域コミュニティの原点」
 
これまで何度か述べてきたところですが、昨日は待ちに待った我が町内の「ふる里まつり」。
 
あいにく降ったり止んだりの雨模様でしたが、今年は、以前まで会場としていた場所に家が建ち、町内に適当な場所が無いことから、原子力機構さんの体育館を会場としてお借りしていたもの。
 
これが功を奏し、雨でも関係なく開催できた次第です。
 
今回の「ふる里まつり」は、コロナ禍を経て4年ぶりということのみならず、企画・運営する「お祭り実行委員会」のメンバーを一新(私は、副区長兼で委員に参加)。
 
これまで貢献いただいた先輩方から、我々世代にバトンタッチをし、約半年を掛けて準備を進めてきたところ。
 
そうして迎えた昨日は、雨中にも関わらず、実行委員、区の役員を始め、育成会、各班長さんのご協力のもと、9時より設営・準備。
 
会館からの資機材移動に始まり、屋外では、焼き鳥や焼きそばなどを焼くための調理場(テント)設置、飲食する体育館内はすべてブルーシート敷きと、かなりの作業量でしたが、皆さんのテキパキとした作業により、約2時間でほぼ準備が完了。
 
皆さんどこか、共同作業を楽しんでおられるようで、この時点で既に、つながりが生まれているものと感じた次第です。
 

【準備が整ったステージ回り】
 
午後からはいよいよ本番。
 
まずは15時より育成会のアトラクションタイムで、ビンゴゲームなどにて盛り上がり。
 
また、今回、ひばりケ丘町出身のチョークアーティスト 石丸智恵さんによるライブペイント(公開で時間内に描き上げる)も。
 
どんな作品になるかワクワク感満載のもとスタートしました。
 

【描き始めた石丸さん。さぁ、どんな作品が生まれるか。】
 
そして16時からは「宵宮」開始。
 
区長に続き、私もご挨拶の機会を頂戴した後、鏡割りを行い、4年ぶりのお祭り開催を皆で祝いました。
 
その後は、食べ飲みながら、F⭐︎キッズによるダンス、カラオケ大会、高校生チームによる民謡踊り、お楽しみ抽選会と大いに盛り上がりました。
 
なお、民謡踊りでは、何とか皆さんに踊りに加わってもらいたいと声を掛け、私の狙いでもあった「踊りの輪」が小さいながらも完成。
 
来年はこの輪をもっと大きくしたいと思った次第です。
 

【踊りの輪を抜け、上部からの撮影に成功(笑)】

【踊りの指導をしてくれた敦賀高校の森野さん(写真左)。この日も艶やかな踊りを披露してくれました。】
 
こうして、楽しい時間はあっという間に過ぎ閉会。
 
準備と同じく、皆さんのご協力もと会場の片付けまでを行い、宵宮を終えました。
 
天気が回復した今日は「本祭」。
 
8時30分より神事、町内を練り歩く御神輿巡行を行います。
 
子どもから大人まで、多くの方に参加いただき、思い出に残る「ふるさと祭り」にできればと思います。
 
なお、昨晩描いていただいたライブペイントの完成作品は、差し込む光のなか飛び立つ「ひばり」と、それを祝うかの色とりどりの風船(子ども達が描いてくれました)。
 

【チョークアートの完成作品】
 
これは現在、「砂流or櫛林(ひばりケ丘町)」の住所表記から、「ひばりケ丘町」とする町名地番整理事業を進めていますが、それはまさに「ひばり」が「飛び立つ」ようとの意味を込めて描いていただきました。
 
4年ぶりのお祭り開催、そして新たに生まれ変わる時期に相応しい作品を「形」として残していただきました石丸さんに、心より感謝申し上げます。

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