美浜発電所3号機が発送電を開始!

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6月定例会閉会から一夜明けた昨朝の福井新聞では、「議員定数削減に関する請願」の討論、採決の内容が大きく取り上げられていましたが、記者から見たコラムでは、市民の皆さんに賛成・反対双方の意見などが伝わったことからも請願が提出された意義はあったと記載。
 
こうした論評や一連の対応に対する評価に関しては、様々な受け止めがあろうかと思いますが、私に対しては多くの方から、励ましや労いの言葉、メールなど頂戴し、ありがたい限り。
 
また、この日は早速、議長より議会運営委員会に対し、議員定数について協議を行い、令和4年3月末までに結論を出していただきたい旨の諮問がされたとの連絡がありました。
 
協議すべき事項とは、
(1)敦賀市議会の議員定数を定める明確な基準
(2)削減人数について
であり、こちらについては、私も委員の一人として、議会運営委員会の委員の皆さんとともに進め方の協議、議論を深めていきたいと思うところです。
 
今後も、支えてくれる皆さんの意見を尊重しつつ、政治の信頼に不可欠な「信念を貫く」ことを忘るることなく、自身の活動にあたる所存です。
 
さて、話しは変わり、新規制基準下で全国初の40年超運転を開始した関西電力の美浜発電所3号機ですが、24日午前1時に核分裂反応が安定的に連続する「臨界」となって以降も順調に工程を進められ、昨29日午後3時に、発電機と送電設備をつなぐ並列操作を行い、約10年1ヶ月ぶりに発電、送電を開始しました。
 

【中央制御室で並列操作にあたる運転員の皆さん(関西電力原子力事業本部にて中継モニターを撮影した「福井新聞動画ニュース」より)】
 
私もタービン設備の担当をしていた経験から、この並列操作を行う際の何とも言えぬ独特の緊張感、中央制御室の出力表示に「◯◯kw」と数値が表示され、発電を開始した時の達成感、そして、それぞれの持ち場(設備)でメーカー、関係会社、協力企業の皆さんが丁寧な仕事をしていただいたことの積み上げ、成果がこの瞬間であると、感謝の念が沸き起こるなど、様々な思いが交錯しての感動を味わっていたことを思い出します。
 
定期検査の時でさえ、こうした感情が沸き起こるくらいなので、10年1ヶ月ぶり、しかも厳しい新規制基準審査や以前なら想像を絶するような大規模な安全性向上対策工事の完遂などを経ての並列となれば、関係者の皆さんの感情たるや、こちらも想像を絶することかと思います。
 
発電を開始した後には、関西電力の森本社長が、「40年超運転という新たな一歩を踏み出せたのは、立地地地域を始め、これまで一方ならぬご尽力を賜りました皆さまのおかげ」と深く謝意を表するとともに「今後は発電機出力を段階的に上昇させ、出力毎のプラント状況を確認してまいりますが、引き続き、国の検査に真摯かつ丁寧に対応するとともに、当社と協力会社社員一人ひとりが、原子力発電の安全性をたゆまず向上させていくとの強い意志と覚悟のもと、安全最優先で作業を進めてまいります。」とのコメントを発表されました。
 
今後、100%出力、定格熱出力一定運転へと工程を進め、最終的な総合負荷性能検査を経て、来月27日に営業運転を始める予定となっています。
 
残念ながら、原子力発電所に義務付けられたテロ対策施設が設置期限までに完成せず、10月25日に運転停止するとしていますが、稼働する4ヶ月間は夏場の電力ピーク。
 
関西電力の電力需給予備率は、美浜発電所3号機(定格出力:82.6万kw)の稼働により「6%」まで改善します。
 
まさに、安心でゆたかな国民生活と経済活動を支える「安定した電力供給」に寄与するものであり、4ヶ月間とはいえ戦線復帰されるであろう、この頼もしき存在に期待をし、しっかりと役割を果たしていただけるよう応援したいと思います。

議員任期後半、最初の定例会が閉会

ブログ 敦賀市議会

敦賀市役所5階の議会事務局前に設置されている各議員宛のレターボックス。
 
登庁ボタンを押した後は、大体このボックスに何か入っていないか確認し、会派控室に行くのがルーティーンな訳ですが、昨朝、定例会最終日の議会運営委員会に出席するため5階に到着し、入っていた書類を取り出すと、何とも嬉しいお知らせが。
 
「敦賀市総合運動公園野球場スコアボード改修工事の完成について」のタイトルで始まる、議員宛のお知らせ文には、令和3年1月から改修を進めていた運動公園野球場スコアボード改修工事がまもなく完成を迎え、夏の全国高校野球福井県大会に合わせて球速表示等を加えた新たなLEDスコアボードのお披露目を7月10日に催すとのこと。
 
この改修に関しては、昨年の夏前に完全に故障し、点灯不可となった状況から、私も以前に「いつか修理するなら、早くやるべき」とスポーツ振興課にお話しに行ったこともある訳ですが、その後、昨年度の補正予算に約1億円の改修事業費として議会に上程され、実施が決定。
 
その後、設計から工事へと進んできたのですが、当初完成時期を伺った際は確か、「上手くいっても秋頃か」と聞き、それもやむ無しと受け止めていたところの、予想を良い方に裏切る夏前の完成。
 
早速、謝意を伝えるとともにどうやって工程を短縮したのかを確認しに工事を担当した都市政策課に伺うと、発注する際に市の担当者から「何とか夏の大会までに」との思いを伝えたところ、メーカーや市内業者さんがその期待に応えるべく、メーカーなどは、他より敦賀のスコアボードを優先してまで設計・製作に掛かっていただいたことで、この工程が成立したと聞き、「思いは伝播するもの」とますます嬉しくもありがたく感じた次第。
 
関わられた皆さんが、「夏までに」と熱意と情熱を共有して取り組まれたことに敬意を表するとともに、議員として、そして、実は昨年の夏、点灯不可のスコアボードの中、最後の夏を終えた球児の親として、真新しいスコアボードのもとでプレーできる環境を整えていただいたことに心から感謝申し上げます。
 
こけら落としとなるのは、甲子園を懸けた高校野球県大会。
 
今年は逆に、完成仕立てのこの球場で試合したことが、球児や保護者の皆さんの思い出になるとともに、今後「球都敦賀」に相応しい球場として、多くの方に利用いただけることを願っています。
 
さて、昨日最終日を迎えた6月定例会ですが、この日は欠員となっていた「福井県後期高齢者医療広域連合会議員選挙」や市長より追加提出のあった「敦賀市教育長の任命に同意を求める件」を始めとする人事案件6件、さらにはB議案(議員から提出する議案)として総務民生常任委員会より「JR小浜線の維持・活性化について国の関与を求める意見書」提出の件を加えた全提出議案について採決までを行い、結果、すべての議案について議決。
 
今定例会に提出された請願3件については、2件が不採択、1件が採択となりました。
 
各議案、請願の採決に際しては、事前に活発な討論も行われましたが、最も討論者の多かったのは、請願第3号「議員定数削減を求める請願」。
 
請願審査を行った6月17日の議会運営委員会において「採択すべき」と認め、この日の本会議においても議会運営委員長よりその旨報告されたことを受け、討論は、「委員長報告に賛成」の立場では私が、「反対」の立場では3名の議員が討論に立ち、意見を主張し合いました。
 
私の討論に関しては、まずは客観的に事実関係の説明から入る組み立てとしていたところ、その部分が「討論は自分の考えを主張する場である」(説明する場ではない)との指摘を議員席から受け、一時討論が中断することに。
 
この指摘を受け、議長からは「その点留意して進めるように」とのご指示をいただいた後再開しましたが、この点に関しては、今後討論する際に留意するよう頭に留めておきたいと思います。
 
ご指摘いただいた議員には感謝申し上げるとともに、討論中断となる発言となったことに対し、ご指示いただいた議長にはお詫び申し上げます。
 
私が討論で主張した内容は既に6月18日のブログでお伝えしていますので、詳細は割愛させていただきますが、元々の請願の意味するところに加え、今回は討論の場ということで、請願審査の議会運営委員会で挙げられた、反対する理由として特徴的であった「定数は議会自らが決めることで、区長連合会に言われて決めることではない」、「定数を削減したら市民からの意見収集機能や多様性が損なわれる」との2点について、「そうではない」、「そうはならない」との私の考えを持って反証させていただいた次第です。
 
勿論、それは私の考えであって、各議員それぞれの考え、受け止めがあるのは当然であり、それこそ多様性な訳ですが、こうして双方の意見を活発に主張し合い、決定権者として賛否の判断をもって責任を果たすことこそ、まさに議会であると改めて感じたところです。
 

【賛成討論の様子】
 
本請願については、結果、賛成多数で「採択」と決しました。
 
今後は、「定数削減」をベースに、まずは議会運営委員会にて議論をすることとなりますが、この日も主張したよう、議員の数のみならず、「市民から求められる議会像」、「敦賀市議会自らがめざす議会像」なるものを追い求め、またそのことを自ら行動で示すとともに、市民の皆さんにお伝えしていくことこそ、この請願で本質的に求められているものと肝に銘じ、引き続き信念をもって活動に邁進する所存です。
 
最後になりますが、議会運営をしっかりサポートいただいた議会事務局の皆さん、議案作成から質疑対応まで真摯に対応いただきました理事者の皆さん、そして議員の皆さん、6月定例会お疲れ様でした。

6月定例会も本日最終日。「信念と決意」をもって進め。

ブログ 敦賀市議会

自分を信じて真っ直ぐ突き進め。
その姿はいつか他の誰かを動かす原動力になる。
自分の信じる道を行け。
 
ご覧になった方も多いかと思いますが、このセリフは、昨晩最終回を迎えた人気ドラマ「ドラゴン桜2」の最後に桜木先生が東大専科の生徒達に語った言葉。
 
あまりテレビドラマは見ない私ですが、このクールで唯一、欠かさず見てきたのがこのドラマ。
 
落ちこぼれや自分に自信の持てない生徒、トップクラスのバトミントンプレーヤーながら怪我で挫折した生徒やプライドのせいで本来の自分を見失っていた生徒らが、阿部寛演じる桜木先生のもとで東大をめざすというストーリーは、前作と同様ながら、最終回の昨日は、学園運営を巡る大人の事情では予想だにしないどんでん返し、東大受験を通じ、生徒たちそれぞれが苦難を乗り越え、学力アップはもとより、ひとりの人間として逞しく成長した姿に感動を覚えました。
 
そして、ラストシーンにあった冒頭の言葉。
 
ドラマのセリフとはいえ、どこか自分に照らし合わせるような気持ちで聞き、至極勇気付けられました。
 
桜木先生を演じる阿部寛の雰囲気や声の印象もありますが、やはり言葉の意味するところ、影響力というのは大きいものと感じた次第です。
 
さて、早いもので、6月7日に開会した敦賀市議会6月定例会も本日最終日を迎えます。
 
本日は、9時からの議会運営委員会にて、日程や討論、採決方法などについて確認した後、本会議を開催し、議案審査に関わる各常任委員長報告から討論、採決、特別委員会報告などが行われる予定となります。
 
私の方は、役職上の任務として、産経建設常任委員会の委員長として審査報告をさせていただくほか、一議員としては、自身が紹介議員となって提出した請願第3号「議員定数削減を求める請願」について、賛成の立場で討論を行うこととしています。
 
元々、平成元年7月に市区長連合会から議会に対し提出のあった「議員定数削減を求める要望」(現状の定数24人を20人に削減)を契機に、議会運営委員会で約2年議論し、結果全会一致を見ず「両論併記」としてきた一連の経過があったうえでの今回の請願書提出だけに、議会内でも様々な考えがあるのは当然のこと。
 
私自身も、本件対応にあたり熟慮を重ね判断したことであることを踏まえ、本日の討論でも、請願に至った経緯や賛同する理由を丁寧に極力分かりやすく、議員の皆さんや市民の皆さんにお伝えできればと思います。
 
話変わって、6月28日の誕生花は「ゼラニウム」だそう。
 
「ゼラニウム」の花言葉は、花の色によって様々ですが、ピンクは「決意」を表すとのこと。
 
自分の誕生日ではないので関係ないと言えば関係ないのですが、今日がそういう日だと知りました。
 
桜木先生の言葉、そしてこの花言葉に自分を重ね合わせると、差し当たり今日は、「信念と決意をもって進め」と言われている気がしてなりません。
 

【「決意」を花言葉とするピンクのゼラニウム】
 
今日はそんな気持ちを胸に、最終日の本会議に臨みたいと思いますので、お時間許す方は、嶺南ケーブルテレビ議会チャンネル、敦賀市議会インターネット中継などにてご視聴いただければ幸いに存じます。

我が家にもワクチン接種券届く

ブログ 新型コロナウイルス

休日の昨朝、犬の散歩で町内を歩いていると、開放した窓の奥から「1回目打ってどうや?うんうん、ほんなら安心したわ〜」と、親御さんにでしょうか、どうやらワクチン接種後の状況を聞き、安堵したやり取りが聞こえてきました。
 
決して聞き耳を立てていた訳ではないのですが、偶然耳にした娘さんの心配する気持ち、ホッとした様子に、思わず心温まった次第。
 
さて、そのワクチン接種ですが、国内では、政府が職場接種の申請受け付けを一時停止したことに関連し、河野太郎行政改革担当相が、これまでの申請分の受け付け可否を判断するうえで、都市部への集中を避けるため、地域分布なども考慮に入れる意向を示したとのこと。
 
また、ワクチン開発に関しては、塩野義製薬が開発中の新型コロナウイルスワクチンを生産・供給できる量が、来年1月から年間最大6千万人分へ倍増することが分かったとのことであり、手代木(てしろぎ)社長は、「国産ワクチンを安定的に供給したい」と述べたとの報道。
 
塩野義のワクチンは現在、第1、2段階の臨床試験(治験)を国内で行っているとのことですが、さらに治験を進めて確認するほか、最終段階の大規模な治験について「アフリカや東南アジアでの実施に向けて調整中」と明らかにしました。
 
これを踏まえ、一定の条件を満たせば承認を受けられる国の「条件付き早期承認制度」が適用されれば「年内の実用化が可能」としているとのことであり、欧米諸国に比べ「遅い」との声もあろうかと思いますが、そこは過去の経験も踏まえ、慎重に慎重を期して進める日本の国情ながら、インフルエンザのように今後継続的に接種していくことを考えれば、こうして国内メーカーのワクチンが安定供給される目処が立ちつつあることは喜ばしいこと。
 
続報に期待したいと思います。
 
そして、日本国内では使用しない、英アストラゼネカ製ワクチンに関しては、6月4日に124回分を台湾に届け、接種が進んでいますが、さらに同ワクチン約100万回分を台湾に追加供与すると茂木外務相が発表。
 
台湾の外交部(日本の外務省に相当)は25日、「心からの感謝」を表明したとのことです。
 
このように国内外の動きに話題が事欠かない昨今でありますが、いよいよここ敦賀市では24日より、64歳以下を対象にワクチン接種券の発送が開始され、我が家でも24日には私、昨日は3名分が届き、これで一家4名分の接種券が揃いました。
 

【我が家に届いた接種券】
 
消防学校に通う長男は既に2回接種済みですが、名古屋で大学生活を送る長女には、当地での接種を待つため郵送、そして私と家内は7月12日以降、混み具合も見ながら接種予約を進めたいと思います。
 
福井県内は独自の緊急事態宣言発出中で、昨日も18名の新規感染者が確認されたところですが、こうして各自治体でワクチン接種が進み、いざ自分の手元にも接種券が届くと、暗闇のトンネルにようやく光明差し込む気持ちになるもの。
 
予断を許さない状況はまだ暫く続きますが、総じて言えば、確実にこのコロナ禍から脱する方向に向かっています。
 
連日、多田選手と重ねて恐縮ですが、「ゴールを見据え、気持ちは前向きに」、引き続きこの言葉を胸に、ともに頑張りましょう。

多田選手と重なり合う、「どんな時も前を向いて」

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声を出さずに応援せよというのは無理ではなかろうかと感じた、昨夜の東京五輪代表選考会を兼ねた陸上の日本選手権男子100メートル決勝。
 
9秒台の自己記録を持つ選手が4人揃った史上最高レベルと言われる決勝をテレビで観戦しましたが、優勝したのは何と多田修平選手。
 
号砲への反応タイムは全体トップの0.123秒だったそうですが、得意のスタートから鋭い加速で飛び出すと「ゴールだけ見て走った。周りは気にせずに」と語ったよう、課題だった後半の減速を抑え、先日9秒95の日本記録を更新した山県選手らを振り切り、10秒15での優勝。
 
3位に入った山県選手とともに東京五輪代表を決めた訳ですが、2位には伏兵デーデー・ブルーノ選手が入ったのと逆に、桐生祥秀選手は5位、サニブラウン・ハキーム選手は6位に沈み、この種目での東京五輪代表入りを逃すなど波乱の展開に思わず声を挙げてしまった次第。
 
笑顔がトレードマークながら、これまでなかなか主役になれなかった多田選手が、インタビューで涙を浮かべながら「ここに懸けていたので。1位になることが少なかったのですごく嬉しいです」と語る姿に、画面越しに「あっぱれ!」と声を掛けたのは私だけでなかったことと思います。
 
桐生選手や山県選手が日本記録を出したレースにも出場していた多田選手は、先輩たちの背中を拝み、自己記録を更新してもスポットライトが当たらなかったのは事実。
 
それでも、「どんな時も前向きに捉えるようにしています。こう直したらいけるんちゃうか、ってプラスに考えて」と下を向かなかったことが、この大一番で花開くことにつながったのでしょう。
 
日本記録の山県選手同様、挫けず、諦めることなく自己を高め続けたその姿を心から祝福するとともに、五輪での活躍を期待したいと思います。
 

【スタートからトップを譲ることなく優勝した多田修平選手】
 
さて、話しは変わり、県独自の緊急事態宣言が発出された福井県内。
 
自分自身が行う感染対策自身が何か大きく変わる訳ではないものの、本日、出席する予定であった「令和3年度北陸新幹線小浜・京都ルート建設促進同盟会総会」(小浜市にて開催)が中止となったほか、各団体や学校関係行事でも同様、中止や延期の声を聞くなど、何かと自粛ムードが漂う状況となっています。
 
そのような中、昨日は、松原公民館で開催された「第1回つるが観光賑わいづくり検討会」に産経建設常任委員長として初出席。
 
主な議題は、今年度の「観光物産inみなと敦賀」の開催可否についてでありましたが、結果、中止の判断となりました。
 
私からは、自身が判断するための材料として、昨年コロナ禍で市が開催した大きなイベント(人道ウィークや国8空活など)で得た知見や経験をこうしたイベントにどう生かすのか、10月末を開催予定とした場合、いつまでに判断しないといけないのかという点について確認させていただきましたが、本イベントは、市外の皆さんに敦賀の物産をPRすることを趣旨目的とするものであることからすれば、現下の状況で広く広報をして市外者をお招きするのは難しいこと、追加のコロナ対策を行う場合、300万規模の費用が追加になることなど、本来目的を達するにはまだ環境が整っていないなど、他の委員の皆さんのご意見に納得。
 
中止はやむ無しとの判断に至りました。
 
しかしながら、委員の方々からは、時期をズラして行う選択肢もあるのでは、新たなイベントのあり方、他の行事とのコラボレーション、さらにはオンラインを活用した物産展やショッピングの検討の必要性など、前向きな意見が多く出され、コロナ禍にあっても市内経済の活性化に向けて何か出来ないかとの思いをヒシヒシと感じた次第。
 
冒頭の多田選手と重ね合わせると、2年連続で中止となるこのイベントのように、グッと我慢の時期が続く訳ですが、「どんな時も前を向いて」、「こうしたら出来るのではとプラスに考えて」とマインドセットすることで、必ずそこには成長があるのだと考えます。
 
また、コロナ禍だからと、感染リスクの極めて低いイベントや行事まで短絡的に中止をしてしまうことは、参加する当人たちにとって一生に一回しかない機会、思い出づくりの場まで奪ってしまうことになることを常に頭に置き、そうした点も自身の判断基準に今後も思考していきたいと思います。

3度目の県独自「緊急事態宣言」が発出される

ブログ 新型コロナウイルス

23日10時に原子炉を起動した関西電力美浜発電所3号機は、翌24日1時37分に原子炉臨界に達し、29日からの調整運転開始に向け、順調に諸試験などが実施されている模様。
 
原子炉起動した日に、関西電力労働組合美浜支部に労いと激励の電話を入れさせていただいたところ、現場は、約10年ぶりの起動による高揚感というよりも、「ここからだ」と一層気を引き締めている雰囲気が強いとのお話しを伺い、これぞ「プロ意識」と改めて感じた次第。
 
29日の調整運転開始とは即ち、系統への送電を開始するということであり、緊張感続く運転操作、点検が続くことになりますが、訓練の成果と経験をフルに生かし、順調に工程を進められる姿を見守りたいと思います。
 
さて、福井県内の大きな話題と言えばやはり、福井市内の飲食店を中心とした新型コロナウイルス感染の拡大。
 
昨日は、新たに25人が感染したとの発表の後、福井県は新規感染者と入院患者が急増しているとして、発令中の「感染拡大警報」を2段階引き上げ、県独自の「緊急事態宣言」を発出しました。
 
 →→→6/24 福井県コロナ対策本部会議「今後の対応について」はこちらから
 
言うまでもなく、緊急事態宣言は県の警戒度としては最高レベルで、発出は昨年4月と今年4月に続き3回目。
 

【福井県の啓発ポスター】
 
期間は7月8日までとのことですが、県の公表データを見ると、昨日も546人のPCR検査を実施しており、20名規模の感染者が続けば一気に病床使用率が跳ね上がってくることからすれば、医療体制の危機感はさらに募るもの。
 
杉本知事は21日の会見で、「飲食店従業員らの飲み会が複数行われ、一気に(感染が)広がっている」と危機感をあらわにしたとありましたが、福井新聞のネット記事では、福井市内の感染対策特別地域に指定されたエリアの飲食店を対象に一斉PCR検査を決めたことに対して、市内でバーを経営する50代男性がこうも語っていました。
 
自分の店は、従業員を含め検査を受けるつもりだ。「陰性と分かった方がすっきりした気持ちで営業できる」とした上で、「ほとんどの店が真面目に感染対策をする中で、一部の店にずさんな対応があったことに腹が立つ。ここでげんこつを落としてもらった方が次の感染防止につながるのではないか」と県や市の対応に理解を示した。
 
真面目に対策を講じている店からすれば、従業員同士の飲食での感染が目に付く状況に、同業者としてやり場のない怒りが込み上げてくるのも理解するところ。
 
リスクマネジメントの世界から言えば、気を緩めたり、油断することは勿論のこと、「自分は大丈夫」との「正常化バイアス」が最もいけないことと位置付けられている訳であり、冒頭の原子力とは分野が違えど、事が起きた際の社会的影響を考えれば、やはり必要なのは「プロ意識」を持った対応ではないかと考えるところです。
 
「やむを得ない」とは決して言い難い、この福井市内でのクラスターですが、非難していても何の解決にもなりません。
 
行うべきは、起きてしまったクラスターを早期に収束すること、新たなクラスターを発生させないということであり、医療機関の負担増、飲食業を中心とする産業への影響をこれ以上深刻化させないためにも、県民の皆さんが今一度協力し合うことと認識します。
 
これに加え、我慢だけを強いるのではなく、実効性ある支援策なければ成り立たないのも現実。
 
ここ敦賀市においては、今定例会に上程されている中小・個人事業主企業に対する給付金(中小40万円、個人事業主20万円)やデリバリーなどに対する各種支援策が議決された暁には、可及的速やかに事業を実施いただき、厳しい環境の中で奮闘されている店舗が、今暫し踏ん張ることの出来る気力、体力の糧になればと切に願うところです。

ありがたき仲間、嬉しき朝のひと時

ブログ 働く仲間とともに

梅雨入りはしたものの、ここ数日は晴天が続いている敦賀。
 
これまで、基本毎週水曜日の朝実施してきております、名子ヨットハーバー前での辻立ちは、新型コロナ等も勘案し、一人で行ってきましたが、昨朝はもう一人相方が。
 
元々、「選挙のためではなく、継続してやりたい」との私のわがままから始まっているこの辻立ちですが、母体の日本原子力発電労働組合敦賀分会の役員の皆さんで話しをされ、「組織内議員を一人で立たせていてはいけないのでは」との意見のもと、毎週当番を決め、今週から私と一緒に立ってくれることになったという嬉しくもありがたい対応。
 
そうして、昨日からは、旗持ちと手振りの挨拶にお付き合いいただきながら、車が途切れた時間には、職場や組合のこと、時に私が取り組んでいることなどお話しでき、いつも以上に有意義な時間を過ごさせていただきました。
 
通勤する皆さんとのコミュニケーションが図れたことやこの日の天気も相俟って、トップバッターでお付き合いいただいた彼からも、「気持ち良いですね」との言葉もあり、これまた嬉しい限り。
 
支えてくれる仲間がいて今の自分があること、そして感謝の気持ちを忘るることなく、これからも活動を進めていきたいと思います。
 

【有意義な辻立ちの時間に望む敦賀湾】
 
そんな心満たされる時間から始まった昨日。
 
敦賀市議会は、予算決算常任委員会(全体会)を開催し、追加で提出された第56号議案について、分科会審査を省略のうえ基本質疑を行なった後、既に審査を終えた他4件の議案に関する分科会長報告、(追加議案を含め)討論、採決へと進みました。
 
審査の結果は、28日の最終日に本会議で報告されることとなります。
 
同じく、昨日17時までが、最終日の採決に向けた「分離採決の申し出」並びに「討論」の通告締切ということで、私からは請願第3号「議員定数削減を求める請願」について、これを採択とする委員長報告に賛成の立場から討論する旨、通告しました。
 
6月定例会も残すところ、最終日の本会議を残すのみとなりました。
 
冒頭にあった職場の仲間、支援いただいている市民の皆様の声を胸に、「決定権者」であることの重みと「言論の府」である議会人としての自覚を持って、最後まで責務を果たしていきます。

美浜発電所3号機、本日原子炉起動

ブログ 原子力

話題が若干遅れますが、一昨日21日、資源エネルギー庁が主催する「福井県・原子力発電所の立地地域の将来像に関する共創会議」の初会合が若狭湾エネルギー研究センター(敦賀市)で開催されました。
 
この会議は、福井県内において、原子力の長期的利用に向けて、運転終了後も見据えながら持続的な地域の発展を実現すべく、「立地地域の将来像」について議論する場として立ち上げられたもので、杉本県知事始め、原子力発電所を有する敦賀市、美浜町、おおい町、高浜町の各首長ら立地自治体代表の他、関係行政機関の幹部、関西電力、北陸電力、日本原子力発電の各社社長、および有識者で構成されたもの。
 
既に新聞報道もされておりますが、同会議では、各自治体の地域振興計画なども踏まえ、20~30年後を見据えた地域産業・くらしの「将来像」や、その実現に向けた国・事業者による対応のあり方を「将来像に関する基本方針」として、また、必要となる国の施策や事業者による地域共生の取組内容・スケジュールを工程表として、それぞれ取りまとめたうえで、毎年フォローアップを実施。
 
今後は、実務担当者レベルのワーキンググループも通じて検討を進め、今秋までを目途に具体的アウトプットを目指すとのこと。
 
 →→→「共創会議」資料はこちらから(経済産業省HPにて)
 
現在、エネルギー基本計画見直しに係る検討が佳境を迎えている総合資源エネルギー調査会の原子力小委員会でも、「中長期的な立地地域の持続的発展」が原子力政策の課題の一つとして掲げられており、梶山経済産業相は、4月末に行われた杉本知事との会談の中で、地域振興の取組について次期基本計画にも着実に反映していく考えを示しており、共創会議開始に際し挨拶に立った保坂資源エネルギー庁長官の言葉にあったよう、「新たな『福井モデル』を創り全国に発信していく」との思いを真の目的として受け止めておきたいと思います。
 
また、この日も一部の首長さんが強く意見されたようですが、「国は、エネルギー政策における原子力の位置付けを明確にすべき」との主張は、従前から再三に亘り求めていることであり、「共創」の原点になければならないものと、私も認識するところであります。
 
さて、共創会議では、関西電力の森本社長が、原子力発電所の40年超運転に向け「引き続き安全最優先で取り組んでいく」との決意を改めて表明のうえ、今後の同会議での議論に際し「地域の皆様の声をしっかりと聴き、持続的な地域の発展に向け主体的かつ積極的に取り組んでいく」と述べたとありましたが、いよいよ本日、その美浜発電所3号機(加圧水型、定格電気出力82万6千kw)が原子炉起動を迎えます。
 
明日には臨界、その後は諸試験を実施し、6月29日の定期検査の最終段階である調整運転に入り、7月27日には総合負荷性能検査の実施を経て、本格運転の再開を予定していますが、思い返せば、第25回定期検査のため発電所を停止したのが、東日本大震災、福島第一原子力発電所事故の約2ヶ月後の2011年5月14日。
 
ちょうど10年と1ヶ月が過ぎた訳ですが、この間、新規制基準の審査、数え切れないほどの設備保全や点検工事、さらには福島第一原子力発電所事故を踏まえた安全性向上対策工事などを完遂したことに加え、この起動にあたっては、トラブルの未然防止を目的として、再稼働経験のある大飯発電所の技術系社員を美浜発電所に派遣するなど、社員、協力企業、メーカー述べ約320名を擁しての、現場パトロール(総点検)を3回実施し、万難を拝したとのこと。
 
「新規制基準下における国内初の40年超運転※」という、只ならぬプレッシャーがあると思いますが、何をおいても「安全第一」で、五感を研ぎ澄ました運転操作、点検作業にあたっていただき、トラブル発生なき「一発起動」で計画通り工程が進むことを切に願うところです。
 ※国内原子力発電所の40年超運転は、日本原電敦賀発電所1号機で実績あり。
 
ここ美浜発電所は、既に1、2号機が運転停止したものの、とりわけ1号機は敦賀半島の反対側にある日本原子力発電敦賀発電所1号機とともに、先の1970大阪万博に「原子の灯」を届けた、言わば同志。
 
わが国の原子力黎明期からここまで、ともに原子力の平和利用、原子力発電で国民生活と産業を支え、国の発展に寄与するとの思い一筋で発電所運営にあたってきたもの同士であり、そうした特別な関係でもあることを思えば尚のこと、携わっておられる全ての関係者を応援する気持ちで一杯であります。
 
とかく、この再稼働に対しては否定的な意見があるのも事実でありますが、そうした声ももちろん大事であり、飽くなき安全を追求する精神のもと、今後も改善し続けることを前提としつつ、この美浜3号の再稼働により、今夏の関西圏の電力需給逼迫が改善される現実も捉えながら、この再稼働を冷静に見守っていただければ幸いに存じます。
 
今日の天気は晴れ予報。
 
10年ぶり戦線復帰に向かう美浜発電所3号機の門出を応援するかのような天気のもと、晴れやかな気持ちで、見通し明るく前に進むことを願い、私も3号機の起動過程を見守っていきたいと思います。
 

【以前に撮影した美浜町丹生から見た美浜発電所。一番右が再稼働に向かう3号機。】

北陸新幹線敦賀開業まで、あと「1014日」

北陸新幹線 敦賀市議会

全国の主要都市にて集団接種会場の設置がされるなど、加速する新型コロナウイルスワクチン接種ですが、ここ敦賀市でも、いよいよ「16歳以上64歳以下」の方に対するワクチン接種実施について周知がされました。
 
詳しくは、以下の敦賀市ホームページをリンクしますので、そちらをご覧いただきたいと思いますが、予約開始日時等は次の通りです。
 
→→→敦賀市HP「新型コロナウイルスワクチンの接種について」はこちらから
 
【接種券発送時期】
 令和3年6月24日(木)
 
【予約開始日時】
①7月1日(木)9時から
 ・基礎疾患ありで通院、入院されている方
 ・肥満の方(BMI30以上)
 
②7月5日(月)9時から
 ・介護、障がい施設にお勤めの方
 ・子育て支援施設、教育施設にお勤めの方
 ・仕事で医療、介護、子育て施設に出入りされている方
 
③7月7日(水)9時から
 ・訪問診療利用者のご家族
 ・中学3年生以下のお子さんのいる世帯の方
 
④7月12日(月)9時から
 ・上記以外の方
 
【接種開始時期】
 7月上旬
 
【予約方法】
 WEBまたは電話(コールセンター、医療機関)
 
重篤化やクラスター発生のリスク等を踏まえ、市の新型コロナウイルスワクチン接種事業実施本部が検討を重ね設定した優先順と思いますので、64歳以下の市民の皆さんはどうか冷静に予約等に進んでいただき、円滑な接種にご協力いただけますようお願い申し上げます。
 
さて、市議会のほうは、昨日より特別委員会が開催され、私は所属します「新幹線対策特別委員会」に出席しました。
 
新幹線整備を所管する都市整備部より、調査事項のうち「駅西地区土地活用事業」については、駅西エリアA、Bゾーンのパース図の一部変更や複合棟(知育・啓発施設が入る棟)の意匠変更(屋根形状変更)に関する事項、7月7日(水)には、地元住民を対象にした「低層棟・複合棟建設工事」の説明会を開催する旨、説明がありました。
 
また、報告事項に関しては、「(1)並行在来線」について、当初280億円と見込んでいた初期投資額を、44両の車両新造(88億円)からJRの現使用車両・中古車両32両の資産譲渡(10億円)することなどにより、154億円まで縮減したこと、開業準備(出資金の一部)に関しては14億円から20億円に増加となるものの、沿線市町の負担とはならないことなどの説明がありました。
 
次に、「(2)北陸新幹線敦賀駅の発車メロディー」については、敦賀らしい、ご当地発車メロディーを7月1日から9月10日に掛けて募集するとのことで、募集内容や募集資格、方法などについて説明がありました。
 
今後、敦賀市ホームページを始め、広報つるがや嶺南ケーブルネットワーク、敦賀FMハーバーステーションなど、あらゆる媒体を活用し応募周知を図っていくとのことでしたので、皆さんも是非応募してみてくださいね。
 
最後に、「(3)整備状況」については、先の「工期延長」となったことを受け、金沢・敦賀間工程・事業費管理連絡会議や幹事会を通じ、鉄道・運輸機構と沿線自治体がより連携を強めた工程管理をしていること、事業費は認可範囲内であること、敦賀駅工区の工期に関しても特段の遅延は発生していないとの報告がありました。
 
前回の特別委員会で、「工程管理の見える化」を図るよう要望したところ、今回は鉄道・運輸機構の概況や工区工程表などを資料に添えていただくなど、反映いただき感謝。
(ちなみに工程表などは、鉄道・運輸機構HPからも見ることが出来ます)
 
見える化により気づくこともあろうかと思いますし、私は、潜在する遅延リスクなど、悪い情報こそ早く把握をし、先手先手で対応を図ることが重要と考えるため、引き続きこうした形で双方でチェックをしながら進めていければと考えるところです。
 
委員会に臨むにあたっては、事前確認とばかりに、10日ほど前に敦賀駅前立体駐車場屋上から新幹線工事の現場を眺めてきて訳ですが、この日の夕方は、「開業まであと何日なのか」が気になり敦賀駅に。
 
すると、敦賀工業高生が作成した、開業までの「カウントダウンボード」は「1014日」を表示していました。
 ※起点は、あくまでも敦賀市が独自に設定した「2024年3月31日」を開業日としたもの。
 

【オルパークに設置されているカウントダウンボード。裏面は敦賀気比高生が描いた氣比神宮と新幹線。】
 
ハード整備に加え、いわゆるソフト面についても、まちづくり人材育成の強化に取り組む敦賀市ですが、「1014日」は長いのか短いのか。
 
これらが実効的な取り組みになることを期待しつつですが、ある市の部長さんが仰った「ワクワク感を定期貯金」の言葉にあるよう、開業に向けた気運を徐々に高め、市民の皆さん全体で「ワクワク感」を盛り上げていければと思うところです。
 
これは、一部の人達で盛り上がるのではなく「全体で」というのが味噌でして、この新幹線開業も持論である「個別最適でなく全体最適」のまちづくりにつながる、ひとつのターニングポイントであると捉え、今後も役割を果たしていく所存です。
 

【立体駐車場屋上から見た北陸新幹線工事の様子(福井方面)】

【立体駐車場屋上から見た北陸新幹線工事の様子(車両基地方面)】

【駅西エリアでのホテル建設工事の様子】

「ありがとう」の言葉が与えるチカラ

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福井県内では、ここ最近、18日には11人、19日は8人と、連日10人近い新型コロナウイルス新規感染者が確認されており、嫌な予感がしていましたが、悪い予感は的中。
 
杉本知事は昨日会見し、新たに22人が感染したと発表したことに加え、県独自の基準に照らし「県感染拡大警報」を発令。
 
7月2日まで期間を延長した、現在の「県感染拡大注意報」から引き上げ、期間も7月4日までとするとのこと。
 
県の発表によれば、新型コロナウイルスの新規感染者として9日以降に発表した63人のうち、43人が福井市内の14の飲食店に関係するものであるとのことであり、今回の感染拡大について「従業員同士のマスクなしでの会食がきっかけになった」と県幹部がコメントされています。
 
全国でも、杉本知事のコロナ感染対策は「福井モデル」として評価されており、医療関係者の協力のもと、徹底した感染経路の確認とPCR検査の実施に加え、これまでの感染者の分析から得られた感染主要因が、「県外由来」と「マスクなし接触由来」(4月のマスクなし会食発症者が全体の85%を占める)であることから、特に食事中でもマスクをする「おはなしはマスク」を呼び掛けることで、感染対策と経済の両方を回していこうとしてきた矢先、奇しくも今回は、「マスクなしのおはなし」によって感染拡大した形となっています。
 
変異株は中高年者でも重症化するリスクが高いことに加え、感染者増、警報発令などの影響は、ワクチン接種を進める医療関係者の負担を増加させ、飲食店などへはさらなる落ち込みにつながるものであり、そうした観点からもやはり、まだ予断を許さない状況であると、改めて認識しておきたいと思います。
 
さて、そのような中、県内で行われた任期満了に伴う「あわら市議会議員選挙」(定数16)は昨日投開票が行われ、現職11人と新人5人が当選、現職1人、新人2人が涙を飲む結果となりました。
 
コロナ禍の選挙戦で制約も多く、各陣営はさぞかしご苦慮されたと思いますが、志を持って戦い抜かれたことに対し、心から敬意を表したいと思います。
 
一方、今回の選挙戦には、過去最多となる新人7人が立候補したものの、投票率は前回を5.08%下回る63.98%と過去最低であったとのことであり、この数字が表す意味が、政治や地方議会に対する関心の低下の表れとするならば、そこは我が身に照らしても重く受け止めておくべきと考えるところ。
 
18日のブログで、敦賀市議会に提出されている「議員定数削減」に関する請願審査の件を書きましたが、「これだけの数の議員はいらない」と市民から言われ、(前回無投票選挙であったことは)「市議会への関心や魅力が低い」ことの表れであったとするならば、こうした投票率の低下が意味するところを深く考え、「であればどうするか」の対案を持って行動をせねばと一層思うところであります。
 
最後になりますが、昨日は「父の日」。
 
不意に届いた宅急便を見ると、送り主は、何と名古屋で大学生生活を送る長女からで、包装を解くとそこには「THANKS DAD」の文字があり、感無量。
 

【涙腺緩む、長女からの贈り物】
 
コロナ禍で何もしてあげられてないにも関わらず、バイトで貯めた小遣いから、こうして郵送までして送ってくれた気持ちだけで、嬉しくて涙腺が緩みました。
 
「それしか思い浮かばんかった」と中に入っていたのはビールでしたので、早速昨晩は1本、長女からの思いと嬉しさを噛み締めながら飲み干させていただきました。
 
これで、元気100倍、いや200倍。
 
こうして思えば、「ありがとう」の感謝の言葉からもらうチカラは絶大であり、先の話しに戻せば、医療関係者を始め、エッセンシャルワーカーと呼ばれる皆さん、厳しい環境が続く中、懸命に営業を続けられている店舗の皆さん、感染対策を継続いただいている企業や県民、市民の皆さん、すべてに「感謝」、「ありがとう」の言葉を掛け合える社会であれば、このコロナを乗り越えるチカラは湧き続けると思った次第です。
 
定例会は、今日から後半戦。
 
特別委員会、予算決算常任委員会、28日最終日の本会議へと進みます。
 
皆さんから大きな「チカラ」を頂戴していることへの感謝を胸に、最後までの慎重審議、言論の府であるべき議会人としての責任を果たしてまいります。

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