不安と期待が入り混じる旅立ちの今日は「笑顔」で!

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長い北陸の冬も終わりかと思いきや、急な冷え込みや暴風雨があったりと、一喜一憂の日が続いた3月でしたが、いよいよ本格的な春の訪れのようです。
 
昨日は快晴、日中は20℃を超える気温となり、芽吹く樹々の緑にチラホラと混じる桜のピンクが、季節が変わる合図のように見えた次第。
 
ちょうど水曜日は定例の辻立ちの日であり、労組の仲間と立っていても気持ち良く、冬の間は深緑色であった敦賀湾も透き通るようなクリアに変化していました。
 

【辻立ちポイント(名子)から望む敦賀湾。波ひとつない穏やかさでした。】
 
昨日からは敦賀の桜の名所「金崎宮」では「花換まつり」が始まるなど、この週末に掛けて各所で見頃となる桜を楽しみたいと思います。
 
さて、本日は3月31日。
 
年度の最終日を迎える訳ですが、明日4月1日との二日間は、別れと出会い、不安と期待が入り混じる日と以前のブログでも記載したところ。
 
議会の方では、異動或いは退職されるお世話になった事務局の方が、最後の最後まで担当業務を全うされ、昨夜も遅い時間に連絡のメールが届くなど、仕事に対する責任感の強さをヒシヒシと感じるとともに、これまでのお付き合いに感謝した次第です。
 
重ねてとなりますが、それぞれの皆さんの新天地での益々のご活躍を心より祈念いたします。
 
また、プライベートでは、大学を卒業した後、一旦自宅に帰省していた我が家の長女もいよいよ次なるステージへ旅立ち。
 
就職に必要なものの準備や荷物の発送などを終え、本日8時台の電車で本社のある福岡県は博多に向け出発となります。
 
表面上は普段通りの長女でしたが、心境を聞くとやはり、知る人の誰もいない場所に行くことにちょっぴり不安な気持ちがあるそう。
 
「困ったことがあったら一人で悩まず連絡しなよ」と声を掛けることしか出来ませんでしたが、その後、「福岡には美味しいものがあるから楽しみ」と話す姿にやや安堵。
 
同期、そして会社に早く溶け込み、次に会う時にはひと回り逞しくなった姿を見せてくれることでしょう。
 
別れあれば出会いあり、不安と期待が背中合わせの人生ですが、その縮図のようなこの二日間。
 
桜が花開く気候と相まって、今日は事務局の方々、長女を元気に「笑顔」で送り出す、そんな日にしたいと思います。
 

【次なるステージも持ち前のガッツで頑張れ!(写真は大学卒業の時のもので、横顔ならOKと掲載許可を得ました。笑)】

原子力発電の最大限利用に進む英国、同じ島国日本は

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徐々に桜の開花予報を耳にする季節となりましたが、その前に春を知らせる花と言えば水仙。
 
昨日も車を運転していると、可愛らしく連なって咲く水仙を発見し、思わず撮影。
 
後で調べると、花言葉は「自己愛」や「神秘」、黄色の水仙は「私のもとへ帰って」とのことで私とは似つかないものの、こうして道端に咲く花の姿から元気をもらった次第です。
 

 
さて、話題をガラリと変えますが、一昨日は総合資源エネルギー調査会の原子力小委員会が開催され、エネルギーを巡る社会動向と原子力の技術開発について議論がされました。
 
同委員会では2月、約10か月ぶりに開かれた前回会合で、今後の議論に向け、(1)着実な再稼働の推進、(2)革新的な安全性の向上等に向けた取組、(3)国民・自治体との信頼関係の構築、(4)原子力の安全を支える人材・技術/産業基盤の維持・強化、(5)原子力の平和利用に向けた国際協力の推進、(6)核燃料サイクルの着実な推進と最終処分を含むバックエンド課題への取組みの各論点を提示。
 
論点ごとの意見整理を踏まえ、今回は、革新炉開発、原子力を支える人材・技術に係る課題を抽出のうえ、海外電力調査会上席研究員の黒田雄二氏、日本原子力研究開発機構理事の大島宏之氏からのヒアリング、意見交換を行った上で、「原子力発電の新たな社会的価値を再定義し、わが国の炉型開発に係る道筋を示す」ため、同委員会のもとに「革新炉ワーキンググループ」を設置し議論を深めることとなりました。
 
専門委員として出席した原産協会の新井史朗理事長は、サプライチェーンの維持に関し、「原子力の持続的活用の観点から、高品質の機器製造、工事・保守などの供給は必須で、これらが国内で一貫して行われることが重要」とした上で、既存炉の徹底活用とともに、新増設・リプレースの明確な見通しなど、関連産業の長期的展望が求められると述べられましたが、足元の現状からすればまさに、革新炉を言う前にこうした意見に重きを置いた政策に舵を切るべきと思う次第です。
 
一方、海外を見てみると原子力発電の先進国でありながら、今や相次ぐ新電力の撤退により政府が巨額の補償をしている電力システムを「失敗」と認識、欧州エネルギー危機、ウクライナ情勢とも相俟って、島国が採るべきエネルギー政策を模索する英国では、3月17日に英国原子力産業協会(NIA)にて英国議会における超党派議員連盟(APPG)の原子力推進派(原子力APPG)が「英国がエネルギーの供給保証を強化するには、大小様々な規模の原子炉で2035年までに少なくとも1,500万kWの設備が新たに必要」と政府に訴える声明文を発表したとのこと。
 
折しも、英国のジョンソン首相が3月15日付けのThe Daily Telegraph紙で、「今こそ新たに原子力で大きな賭けに出るべきだ」との原稿を寄稿した直後のことでしたが、「賭け」の文言はやや引っ掛かるものの、労働党政権時代の歴史的な過ちを正し、ベースロード用電源として天候に左右されない原子力発電を大幅に拡大、ロシアのプーチン大統領の脅迫に翻弄されることのない盤石なエネルギー供給保証を英国内で確立すべきと述べたことと併せ、危機感をもって対応する政治の姿勢ここにありと認識する次第です。
 
なお、ジョンソン首相はその後の3月21日、首相官邸に英国原子力産業界の首脳を招いて円卓会議を開催し、英国の原子力発電開発を加速する方法や、国内のエネルギー供給保証の改善方法について協議しており、首相からは「クリーンで安全なエネルギー源である原子力が、英国の将来のエネルギー供給システムの中で主要部分を占める」という明確なビジョンを提示。
 
原子力産業界の代表者からは、それぞれが国内外の専門的知見に投資して開発中の大型炉やSMRなど、様々な原子力技術やプロジェクトを紹介したとあります。
 
振り返って今の日本。
 
絶対的に電源が足りない状況、調達価格高騰で崩壊寸前の電力システム、そして何より同じ島国であることは英国と同じなのに、「どうにかなる」とどこか悠長に構えているようにしか見えません。
 
目の前にある危機を認識しながら、敢えて目を瞑り、原子力発電利用の議論を避けているようにしか見えない政府、国でありますが、電源開発に時間を要するエネルギーなだけに、今すぐにでも英国のような現実的な政策、方針の明示をしていただきたいと強く求めるものであります。
 
何度も申し上げますが、政治の思考停止で負担を強いられるのはいつも国民であることを思えば、ジョンソン首相のように、岸田首相には早急な政治判断により、政策転換の声を挙げていただきたい。
 
この一心であります。

改革中道、真ん中の政党が必要だ 〜榛葉幹事長が福井の地で熱く語る〜

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敦賀市議会3月定例会の新幹線対策特別委員会の中でも「3月末に発表」と話しのありました「並行在来線(現北陸線)」の社名について、昨日の取締役会にて「株式会社ハピラインふくい」(愛称ハピライン)に決定のうえ公表されました。
 
「並行在来線」とは、2024年春の北陸新幹線福井県内延伸に伴いJRから経営分離される、現北陸線を運営する第三セクターのことを意味しますが、この社名に関しては、昨年12月から今年1月中旬まで県内外から応募のあった1万6709件の中から、有識者10人で構成する社名検討委員会で5案に絞り、取締役会に諮られたとのこと。
 
既に新幹線が開業している北信越エリアの並行在来線では、あいの風とやま鉄道、IRいしかわ鉄道、えちごトキめき鉄道など「鉄道」の文字が入っているのに対し「ハピラインふくい」はその二文字がなく、ツイッター上では「鉄道の二文字すら忘れたか」と揶揄する声もあれば、逆に「初めて社名に『鉄道』と付かなかった事例。新鮮味があって意外と良いかも」と肯定する意見もあり、どちらに転んでも話題性がある名称ということで理解するところです。
 
三セクの並行在来線準備会社によると、「ハピネス(幸せ)」は福井県の「福」を表し、鉄道が線(ライン)となって人と街をつなぎ、幸せな福井の未来をつくっていきたいとの思いを込めたとのこと。
 
歴史ある北陸本線を受け継ぐ並行在来線においては、今後この名称に相応しい、利用者にとって利用しやすく、一層親しみが湧く鉄道になることを祈念いたします。
 
さて、この発表があったのが15時前かと思いますが、その前14時過ぎからは福井駅近くの交流施設AOSSA(アオッサ)にて、国民民主党の榛葉加津也幹事長が来福されての記者会見が開催されました。
 
3月18日に国民民主党福井県総支部連合会(福井県連)が設立されたことを踏まえ、党本部として「お披露目」の会見をするとの位置づけで企画したものであり、私を含む県内参加地方議員5名も参集、報道機関7社が駆け付けての会見となりました。
 
会見においてはまず榛葉幹事長から以下のような挨拶があった後、参加議員も自己紹介を行いました。
 
【3/28榛葉幹事長会見概要】
3/18に福井にも県連の旗を立ち上げた。参院選に向け自力で出来ることとして全国47の都道府県に県連を立ち上げることを進めている。ご当地福井は35番目の設立だが、4/1までに40の都道府県連が立ち上がることになる。福井県連代表には矢田わか子参議院議員(比例:電機連合)、副代表には川合孝則参議(比例:UAゼンセン)、濱口誠参議(比例:自動車総連)、浜野喜史参議(比例:電力総連)に担っていただき、足元を地元の議員に固めていただく。
ご当地福井はクリーンエネルギーのメッカであり、我が国のものづくり、電力の安定供給を担ってくれている地元福井で、しっかりとした対決より解決、具体的な政策実現をするために、何でも反対の野党ではなく、しっかりとこの改革中道の道、そしてものづくりを始め、電力の安定供給、そこの現場で頑張ってくれている皆様のためにも是々非々でやっていきたい。
 

【会見する榛葉加津也党本部幹事長。左は川畑孝治県連幹事長。】

【私も自己紹介がてら挨拶させていただきました(左は堀川秀樹福井市議)】
 
また、その後行われた記者との質疑においてもいくつかご紹介いたします。
 
(記者)夏の参院選で無所属で出馬する斉木氏の支援については。
(榛葉)事実関係は承知しているが、どういう立ち位置で立候補されるのか。まず最大の支持団体である連合福井がどういうご判断をされるのか見守るとともに、我々は共産党とバーターしたり、市民連合などを介して水面下で共闘するなどということは一切考えていないので、斉木氏がどういう考え方どういう立ち位置でこの選挙を迎えようとするのかをまず見極めたい。斉木氏ご本人から我々は何も聞いていない。
 
(記者)立憲民主党との共闘について。原子力を抱えて野党共闘は難しいと思うが県連の対応は。
(榛葉)是々非々で共産党を除く全ての政党と我々は等距離でお付き合いしている。連合から支持いただいている政党として協力できるところは協力していく、その一点に尽きる。これまでも自然体でやってきたので、今後も政策本意で考えていく。
 
(記者)自民党王国の福井でどのようなカラーを打ち出していくのか。
(榛葉)いま国政政党が右と左に極端に振れている中でやはり、改革中道、真ん中の政党が必要だと思う。ガソリンのトリガー条項凍結解除で本気の交渉をしているのは、車なしでは生活が成り立たない地方の暮らしを守るためであり、対決より解決、そして自民党に代わる現実的で正直な政治をやっていく。そういうスタイルを貫いていく。働く者とその家族、地域を守っていく政治をやっていくんだとの気概をもってやっていきたい。
 
これ以外にも「エネルギー政策は地元福井にとっても、私にとっても、党にとっても極めて重要な政策」、「野党だから何でもいい、自民党を倒すことだけが目的という政治は我々はやっていない」、「正しい政治、新しい政治をやっていかなければならないが、だからといって別の政党のように、勝つためなら共産党と組んでもいいなどという選択肢は一切持っていない」などと力強く、明確に述べられる姿からはまさに党本部で要職を担う存在だと思うとともに、私自身、考えをともにするものと確信した次第です。
 
会見は約30分でしたが、報道陣ともしっかりとコミュニケーションが図れた機会になったことと思います。
 

【会見終了後は、全員で拳固めにて決意をひとつにしました(写真左から小玉俊一越前市議会議員、川畑孝治坂井市議会議員、榛葉幹事長、堀川秀樹福井市議会議員、山本優南越前町議会議員、私)】
 
ここ最近は、ブログで政党のことを書く機会が増えており恐縮するところですが、「政治は生活と直結」しています。
 
市政、県政、国政を問わず、関心を持っていただければとの一心でご紹介していることをご理解いただき、とりわけ国政政党の発言や動向には注視いただけるようお願いいたします。

4月にある県内二つの選挙に向けて

ブログ 政治

3月18日に県選管に届出した国民民主党福井県総支部連合会(福井県連)は全国で35番目の設立とのことでしたが、その後も続々と立ち上がっており、今月内には40都道府県に届く勢いとのこと。
 
党としての目標はもちろん47全ての都道府県での設立であり、こうして同じ志を持って立ち上がる全国の仲間とともに取組みを進めねばとの思いが日々高まるところです。
 
その国民民主党ですが、先週産経新聞のインタビューに応じた玉木雄一郎代表が、ガソリン税を減税する「トリガー条項」の凍結解除を条件に令和4年度予算案に賛成した経緯や夏の参院選に向けた立ち位置などを説明されていました。
 
まず、与野党の関係については、「(支援団体の連合の)ある組合でも現役の組合員は多くが(最近の国民民主の対応に)賛成で、不満を漏らしがちなのはOBだ。産業界は急速に変化を迫られており、与野党の対立に付き合っている暇はない
 
また、夏の参院選に向けた立憲民主党との関係については、「国際情勢が緊迫している中、非現実的な外交・安全保障政策を主張する政治勢力と組む気はない。立民は(基本政策が異なる)共産党との関係が明確になっていない。安全保障はどうなるのか。大きな矛盾をあいまいにしたまま選挙に臨むのは不誠実だ。立民と共産が候補を一本化する場合、政策協定など一定の約束をするはずだ。われわれも調整に加われば、その約束をのむことが条件になるが、それはできない」と明言。
 
さらに、参院選の争点に関しては、「参院選は外交・安保、経済、エネルギーの3つぐらいを争点にすべきだ。政府の経済安全保障推進法案にはエネルギー安全保障の話がない。国民民主は総合的な経済安保基本法案を国会に提出している。我々の考え方もどこかに必ず入れてもらいたい。電力の需給逼迫により極めて脆弱な状況にいることが分かった。安全基準を満たした原子力発電所は動かすべきだ」と述べています。
 
同党がめざす「現実路線」の「改革中道政党」を地で行く考えであることがお分かりいただけるかと思いますが、私もまさに考えをともにするものであり、こうした考えに賛同いただける仲間を県内でも増やしていけるよう活動する所存です。
 
さて、仲間、支持者を増やすという観点において、最たるものは選挙かと思いますが、来月には福井県内でも二つの選挙が行われます。
 
ひとつは4月10日(日)告示の坂井市議会議員選挙、もうひとつは4月12日(火)告示の南越前町議会議員選挙で、投開票日は同じ4月17日(日)となっています。
 
これに坂井市議会では川畑孝治(たかはる)議員、南越前町議会では山本優(まさる)議員と2名の国民民主党福井県連所属議員が立候補予定となっており、昨日は川畑議員の後援会事務所開きが開催されました。
 
川畑議員は以前、そして今回も国民民主党福井県連の幹事長を務められる方で、私は労組役員時代からのお付き合い、議員になってからも何かと気に掛けていただき的確なアドバイスを頂戴する良き先輩。
 
そうした関係のもと、私も春江町江留下まで車を走らせ事務所開きに出席してまいりました。
 
コロナ対策に留意され、弁士も最小限、30分間のコンパクトな形での開催でありましたが、休日にも関わらずお集まりいただいた地元支援者の皆さんに対し、地域の声を反映し取り組まれた実績や市政に懸ける思いを熱く語る川畑議員の姿が強く印象に残りました。
 

【多くの支援者を前に熱く思いを語る川畑孝治議員】
 
もう一方の山本優議員におかれては既に2月27日に事務所開きを行い、準備を進められているところですが、同日投開票となるこの選挙に向け、まさに同志とも言えるご両名の必勝を期すところであります。
 
国民民主党福井県連で嶺南の議員は私一人でありますが、木の芽峠を跨ぎ、ここ敦賀の地からも全力で後押しする所存です。

市道西浦2号線「鈴ケ崎トンネル」が開通!

ブログ まちづくり

天気予報にあった「春の嵐」を通り越し、台風並みの暴風雨となった昨日。
 
ここ敦賀でも風切り音が終日続いた訳ですが、観測データを確認すると最大瞬間風速は何と29.7m/s(14時21分)。
 
瞬時とは言え、立っていられないレベルの風速30m/s近くにまで達したことに驚いた次第です。
 
福井地方気象台は18時過ぎにようやく、嶺北全域に出していた暴風警報を解除、県内全域の強風注意報に切替えましたが、この南風を合図に本格的な春の訪れとなることを期待するものです。
 
さて、そうした「最悪」と言っても過言ではない天候の中ではありましたが、昨日10時からは「市道西浦2号線鈴ケ崎トンネル」の開通式典が行われました。
 
この「市道西浦2号線」に関しては、先の定例会にて市道路線の廃止と認定を議決しており、長きに亘り私も通勤路として利用していた思いなども含め、3月15日のブログに概要を記しておりますので、参考まで以下リンクよりご覧ください。
 
 →→→3月15日ブログ「産経建設常任委員会にて議案審査を行う」はこちらから
 
敦賀半島の色浜〜手地区をつなぐ、全長198メートルの市道西浦2号線鈴ケ崎トンネルは、残る「難所」の曲がりくねった峠道をショートカットするものであり、安全性や利便性の面からも地域住民の皆さんの悲願であったもの。
 
降雪時には、私自身も幾度かヒヤリとした経験もあるだけに、この難所がこうして整備されたことを心より嬉しく思うものであります。
 
万全の暴風対策が講じられた式典会場(テント)には、西浦地区の各区長さんを始め、工事関係者の皆さん、渕上市長、高木毅衆議院議員、田中市議会議長を始め、多くの関係者が集う中、式典は粛々と行われ、ちょうど雨が止んだ頃合いにテープカット。
 
めでたく開通となりました。
 

 
その後は、各自、自分の車に乗り込んでの「通り初め」ということで、真新しいトンネルを通り、そのまま帰宅の途につきました。
 
トンネル内は白っぽい舗装に照明もLED化されているからか非常に明るく、視認性の高いトンネルと感じた次第ですが、ここに至るまで約5年の月日を掛けた事業を安全且つ着実に完遂した関係者の皆さんに敬意を表するものであります。
 
供用開始されたこのトンネルが、原子力災害発生時の制圧道路としての意味合いのみならず、地域住民の皆さんの安全と利便性向上、さらには西浦地域全体の今後の活性化につながることを期待するものです。
 
半世紀を掛けて整備をしてきた敦賀半島の道路でありますが、残るは西浦1号線の一部のみとなりました。
 
少し難しい事情があることは承知しておりますが、最後の区間の整備に向け、市議会議員の一人として汗をかいていかねばと考える次第です。
 

【今回開通したトンネル部分は、図の赤線部分となります(式典資料より)】

【西浦2号線の空撮。難所がいかに改善されたかが良く分かります。(同じく式典資料より)】

敦賀市職員の人事異動。出会いあれば別れあり。

ブログ 敦賀市議会

昨日夕方あたりから強く吹き始めた風。
 
その後、強さはさらに増し、ここ敦賀にも強風と波浪の二つの注意報が発令されるなど、今日は「春の嵐」とのこと。
 
強風で横殴りの雨になることもあるとの予報の中、本日10時からは市道西浦2号線鈴ヶ崎トンネル(手〜色浜間)の開通式が予定されており、主催者におかれましては十分な対策を講じての挙行となろうかと思いますが、会場までの行き来を含め、自分自身も注意をし出席してまいります。
 
さて、昨日のブログで、別れと出会い、不安と期待の春はすぐそこと書きましたが、昨日は敦賀市も4月1日付け人事異動の内示があったとのことで、関係する議会事務局内の異動者について議員にも連絡がありました。
 
事務局長、主幹、主査の3名の方が異動並びに退職とのことであり、まずもってこれまでの間、献身的に議会運営をお支えいただきましたこと、また議員個人としても親しくお付き合いさせていただくとともに1期目の私にいつも丁寧にご指導いただいたことに、この場を借りて深く感謝申し上げる次第です。
 
この任期を振り返れば、敦賀きらめき温泉リラ・ポートの運営を巡る敦賀市議会初の百条委員会に始まり、新型コロナウイルス感染対応やオンラインでの研修会、旧庁舎から新庁舎への引越し、そして新議場での初の定例会と、敦賀市議会の長い歴史の中でも「初めて」経験することが多い3年間になっているものと感じている訳ですが、どれもこれも大きなトラブルなく対応できたことは、このお三方を始めとする議会事務局の皆さんの入念な事前準備あってのことであり、そのことについても重ねて敬意を表する次第です。
 
お三方におかれましては、こうした議会事務局でのご経験を糧に新天地でも益々ご活躍されますことご祈念申し上げます。
 
また、ここ数日は、各市町職員の人事異動が朝刊に掲載されており、今朝は敦賀市が掲載されているのかと思いますが、しかと拝見させていただき、週明けにはお世話になった方へ挨拶にお伺い出来ればと思います。
 
この3月末は、どこか感傷的な気持ちになるところでありますが、それぞれの人生において出会いあれば別れあり。
 
思い出を大切に胸に留め、新たなページをめくり続けていく。
 
この積み重ねが人生であり、自らが敷いていくものだと改めて考える次第です。
 

卒業、そしてさらなる飛躍の春へ

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12月と3月は敦賀市議会定例会が閉会した後、嶺南6市町の首長、議員で構成する嶺南広域行政組合議会の定例会が開催されるスケジュールとなっており、昨日はそちらに出席。
 
13時30分からの全員協議会に続いて開催された定例会では、令和3年度一般会計補正予算や令和4年度一般会計予算など3議案について審議した後、全議案について可決しました。
 
管理者提案理由説明では、渕上隆信敦賀市長より「北陸新幹線敦賀開業を見据え、新幹線駅周辺整備のための補助金や交通系のキャッシュレス決済を導入するための準備経費などを計上したほか、公共交通機関の利用促進、嶺南地域の情報発信に向け、必要な予算を計上した」との考えが示されたうえでの来年度予算ということでありましたが、2年後となった北陸新幹線敦賀開業、今年12月には小浜線が全線開業から100周年を迎えることを機に、同じ地域に住む嶺南6市町の連携を深め、より一層盛り上げていければと思う次第です。
 
そうして定例会を終え、会場を出るとスマホには緊急メールが多数着信しており、北朝鮮から発射された飛翔体(後に新型の大陸間弾道ミサイル(ICBM)と判明)が日本の排他的経済水域(EEZ)内に落下したとの報道。
 
国際社会がロシアのウクライナ侵攻への対応に注力している中、混乱に紛れ北朝鮮が挑発的な行動を進めるチャンスだとしているなら、これも断じて許されない訳ですが、従前と違い今回落下したのはEEZ内であることも踏まえ、ロシア、中国、それにこの北朝鮮に対する三面同時対応を米との強固な連携のもと図らねばと改めて認識したところです。
 
さて、ここ最近はこうした国家安全保障を巡る物騒な出来事が多い訳ですが、私ごとながら昨日はひとつ嬉しいことがありました。
 
それは名古屋の大学に通う長女が無事に卒業を迎えたことです。
 
冒頭の通り、広域行政組合議会がありましたのと、大学生になってまで親は来なくていいよとの娘の言葉もあり、妻も現地に行くことはしませんでしたが、送られてきた袴姿の写真を見るとやはり感慨深い気持ちになりました。
 
思えば、「お前には無理だ」と進路指導の先生に言われた反骨心(?)から火が付き猛勉強、名古屋市立大学に推薦合格を決めた娘。
 
入学後は、自転車通学での学業に加え、中学まで続けていたダンスを再開し、サークルではキャプテン的役割を任されながら、後半2年はコロナで思うような活動が出来ず、その点は本人もやや残念に感じていたのだと思いますが、それでも大学生活やバイト先で多くの方とのつながりが出来、またお世話になったお陰でこの日を迎えられたことに、一人暮らしを心配していた親として感謝申し上げる次第です。
 
その娘も4月には就職。
 
一旦、本社のある福岡で研修を受けた後は、福岡、東京、名古屋、大阪のいずれかに配属されることとなります。
 
やや天然な面が心配なところではありますが、高校時代に陸上で鍛えたあのガッツがあれば何とかやっていけると信じ、今度はもうひとつ大きなステージで飛躍することを期待し送り出したいと思います。
 
こうして進学や就職で新天地へ旅立つ子を見守る親の気持ちは皆同じかと思いますが、これから咲く桜に思いを重ねつつ、親の役目は、次代を担う彼ら、彼女らを笑顔で送り出すこと。
 
別れと出会い、不安と期待が交じる春はすぐそこまで来ています。
 

【昨年撮影した金ヶ崎宮の桜。ふるさとの景色を忘れず頑張れ敦賀っ子!】

令和4年第1回定例会が閉会

ブログ 敦賀市議会

昨日、敦賀市議会は令和4年第1回定例会の最終日を迎え、全ての議案を可決、陳情採択した後、28日間の日程を終えました。
 
9時からは議会運営委員会、9時30分からは全員協議会が開催された後、本会議は10時に開会。
 
議長から諸般の報告がされた後、日程第1ではこの日追加提出された人権擁護委員会候補者の推薦並びに農業委員会委員の任命に関する全12件の人事案件を即決で可決。
 
日程第2では、同じく追加提出された「ポーランドへの人道支援」に係る今年度一般会計補正予算(第14号)について、これは予算案件であることから予算決算常任委員会へ付託され、本会議を一旦休憩。
 
「ポーランドへの人道支援」に関しては、代表質問において市政会の北村議員と私から「実施すべき」と意見提起したものでありますが、予算決算常任委員会での理事者説明でも、そうした提案も踏まえ、緊急的に行うことが必要とし追加提案した旨の説明がありました。
 
なお、このポーランド人道支援金500万円は、駐日ポーランド大使による強い推薦のもと社会福祉法人福田会(ポーランド支部有り)の「ウクライナ避難民緊急支援プロジェクト」を通じて、生活に必要な物資やサービスの提供などを行うものであり、委員会の基本質疑では趣旨や基金の使い方などに関しいくつか質疑がされた後、全会一致で賛成となりました。
 
予算決算常任委員会終了後、13時に本会議を再開し、今定例会に提出された各議案並びに陳情の委員長報告から採決まで、特別委員会の中間報告、議員提出議案(B議案)4件の提出から採決までがされました。
 
このうちB議案第2号「責任あるカーボンニュートラルの実現に関する意見書」に関しては、提案者の和泉議員から、一昨日あった東電パワーグリッド及び東北電力ネットワーク供給管内に発令された初の「電力需給逼迫警報」にも触れ、まさに現実に即したエネルギー政策が必要との観点を説明されたうえで、本年6月にも策定される「クリーンエネルギー戦略」においては、2050年カーボンニュートラルに向け責任ある議論を行うとともに、原子力発電を安価で安定した持続可能な電源として認定し、「新増設・リプレース」を含めた原子力政策の確固たる方針を明確に示すよう国会及び関係省庁に求めることを賛成多数で決しました。
 
 →→→「責任あるカーボンニュートラルの実現に向けた意見書」はこちらから
 
この内容はまさに、私自身、連日ブログで述べてきたことと意味を同じくするものであり、敦賀からの声が政府に届き、批判に怯むことなく現実路線に舵を切り換えていただくことを強く求める次第です。
 
こうして全ての議案審議を終え、市長から閉会の挨拶がされた後、15時56分に閉会。
 
閉会にあたり議長からもお言葉がありましたが、議案作成からここに至るまで丁寧且つ真摯に対応いただいた理事者の皆さまに敬意を表するとともに、新議場で初となる定例会で何かと初めて尽くしの中、滞りなく運営できたのは議会事務局の皆さんのお陰であり、この場でも感謝の意を表したいと思います。
 
ひとつの節目を終え、やや安堵して家に帰った後、18時からはウクライナのゼレンスキー大統領のオンライン演説を拝聴しました。
 

【オンライン演説するゼレンスキー大統領(NHKテレビ中継より)】
 
アジアで初めて支援の手を差し伸べてくれた国が日本であること、調和のある国が日本であるとの言葉、そしてロシアがいかなる暴挙に出ようとウクライナは屈しないとの力強いメッセージからは、言葉に変え難い感情が込み上げてきた次第です。
 
敦賀市議会ではB議案第3号で「ロシアによるウクライナ侵攻に断固抗議する決議」を全会一致で可決したものであり、ウクライナを始め、ポーランドなど献身的にウクライナを支える周辺諸国、西側諸国とも連携のもと、何を置いても早期の停戦、そして一日も早く戦地から「通常」を取り戻すため行動をともにする覚悟であります。
 
こうして定例会閉会の日に感じた様々な思い、感情を胸に、今日からまた気持ち新たに、一日一日を大切に活動にあたってまいります。

「電力融通」に「節電」、そして最終手段「揚水発電」で乗り越えた危機

エネルギー ブログ

初の「電力需給逼迫警報」が東京電力パワーグリッド(東電PG)管内に続き、東北電力ネットワーク(東北NT)管内にも発出された昨日。
 
東北NTに対する警報は「電力需給が緩和された」とし解除されたものの、東電PG管内においては「引き続き、予断を許さない状況」として、23日も警報を継続すると経産省が発表しています。
 
使用率「100%」でも「超異例」のところ、日中は需要が供給力を上回る(100%を超える)という「非常事態」となった東電PG管内については、自社の火力発電所の焚き増しなどの出来得る限りの供給力アップを行いつつ、22日5時59分には、電力広域的運営機関(OCCTO)が電気事業法第28条の44第1項及び業務規程第111条第1項の規定に基づき、東電PG供給区域の需給状況改善のため、下記の電力に対して供給を指示。
 
<需給状況改善のための指示が実施された会員>
・東北電力ネットワーク株式会社
・中部電力パワーグリッド株式会社
・北陸電力送配電株式会社
・関西電力送配電株式会社
・中国電力ネットワーク株式会社
・四国電力送配電株式会社
・九州電力送配電株式会社
 
ご覧いただくよう、北海道と沖縄を除く全ての旧一般電気事業者を対象に「○時〜◯時の間、◯◯万kw供給」といった内容で指示がされた状況は、自社の予備率も厳しい中、さながら「日本全体で東電PGを助ける」という姿を見るに、電力自由化になったとはいえ、そこにあるのは利益追求ではなく、安定供給を担う「使命感」ただ一つであると受け止める次第です。
 
こうして全国から電力供給をしてもまだ供給力が不足することから、経産省や東電PGからは再三に亘り節電への協力依頼がされた訳ですが、100%を超えても停電に至らず乗り切れたのは、最終的な需給調整手段となる揚水発電所の電気を使用したことにあります。
 
揚水発電所は上下の2つの調整池を持ち、一定量の水を繰り返して使用する発電所であり、電力需要の少ない夜間帯に下部調整池から上部調整池に水をくみ上げ、電力需要が多い時間帯に上部調整池から下部調整池に水を流して発電するというシステム。
 
ちなみに、ベースロード運転の原子力発電所の夜間電力を用いて調整池にポンプアップして使う(溜める)ことでコスト面でも効率的な運用がされていましたが、東電PG管内で原子力は稼働していないため、現在はそうした使い方が出来ない状況にあることもお知りいただければと思います。
 
その「最後の切り札」とも言える揚水発電ですが、発電可能量100%からスタートをし、上池水量が枯渇すれば即ち停電を意味する緊迫感のもと日中も発電し続け、最終的(22時時点)に29%の発電量を残し、昨日の危機を乗り越えた次第です。
 

【何とか危機を乗り越えたことを示す想定、実績カーブ(東電PGホームページより抜粋)】
 

【22日22時時点の揚水発電可能残量。これが枯渇していたらと思うと寒気がします。(東電PGホームページより抜粋)】
 
東日本大震災時を除けば、これほど電力需給が逼迫したのは歴史上ないことであり、連日述べているよう、すぐにでも政策転換(今出来ることは原子力発電所の早期再稼働)を図らねば、次の夏も冬も同じことを繰り返すことになります。
 
本来、こうした厳冬期や猛暑期であっても国民が安全に過ごすため、製造業を始めとした企業活動の安定化を図るために「安定且つ低廉で品質の良い電気」を供給出来たことが日本の強みであったはずです。
 
そうしたことを皆、壊してしまった政策の責任の所在を明確にするとともに、政府においては胸を撫で下ろしている場合ではなく、この非常事態が現実となったことを「エネルギー危機」と受け止め、早期に政治判断をしていただきたい。
 
なお、国民民主党の玉木雄一郎代表は20日夜、ツイッターで「当面、国民の皆さんには節電をお願いせざるを得ませんが、本来なら国が責任を持って安全基準を満たした原子力発電所は動かすべきなのに、批判を恐れ誰も電力の安定供給に責任を持とうとしない現状こそ危険です」、別の投稿では「政府におかれては原子力発電所の再稼働を含めた責任あるエネルギー政策を示してください。国がやるべきは、節電より発電です。電力の安定供給が不可欠です。」と、全くもって私と同じ考えを述べられています。
 
私自身、国民民主党に参画した訳ですので、原子力立地県の立場として、地方からもこうした意見を挙げていく所存です。
 
さて、そうして迎える今日。
 
先に述べた揚水発電は、昨日の100%スタートと違い、42%の発電可能量しかありません。
 
予断を許さぬ状況と認識し、状況を注視するとともに、本日は敦賀市議会3月定例会の最終日。
 
自身は自身の役割をしかと果たしてまいります。

東京電力ホールディングス管内で「需給逼迫警報」

エネルギー ブログ

昨日の福井県内の新型コロナウイルス新規感染者は115人。
 
1日当たりの新規感染者数が200人を下回るのは3日連続で、実効再生産数は「0.7」まで低下しています。
 
県の会見では「3連休明けに警戒」との認識も示されていましたが、4月10日まで延長した「福井県感染拡大特別警報」について、急減した状況を捉えどう判断されるかに注視しておきたいと思います。
 
さて、コロナの方は全国的に見ても状況改善の様相でありますが、一段と深刻さが増しているのが東京電力パワーグリッド(以下、東電PG)供給域内での電力需給逼迫。
 
本件、実は昨日も触れた訳ですが、同じ話題を繰り返すほど、とにかく厳しい状況であることは東電PGホームページを見ていただければ理解いただけるかと。
 
同ホームページには昨日同様、トップに緊急の「お知らせ」を掲載し、以下の要請をしています。
 
【3月22日の電力の需給状況と節電へのご協力のお願いについて】
電力の安定供給を維持すべく努めておりますが、22日の電力需給は極めて厳しい見通しであり、引き続き精査中ですが、想定される電力需要に対して供給力が十分確保できない見通しとなっております。
22日は朝から東京電力パワーグリッドサービスエリアで電気をご使用いただく皆さまにおかれましては、ご家庭や職場などにおいて、不要な照明を消し、暖房温度の設定を20度とするなど、節電にご協力いただきますようお願いいたします。
 
また、「でんき予報」では、「『本日の電力使用見通し』には、供給力よりも大きな予想電力の設定ができないことから、予想電力と同じ値を供給力に入力し使用率を100%として表示しております」と補足のうえ、このような表示となっています。
 

【東電PGの「でんき予報」。100%を示す予報は見たことがありません。】
 
この逼迫状況は、先般発生した地震の影響で東北、東京エリアの火力発電所6基(計約330万kW)が引き続き停止していることに加え、今日は特に東日本で気温が低く、悪天候が予想されており、電力需要が大きく増加することが見込まれていることによります。
※根本的な電力システムや自由化の問題については、昨日記載の通り。
 
これを受け、電力広域的運営推進機関(OCCTO)は、同機関による需給状況改善のための電力融通の指示や一般送配電事業者による火力発電所の増出力等の供給力対策を実施していくとしたうえで、①同エリア内の会員に対し、所有する電源設備の焚き増し運転、②各小売電気事業者は、それぞれが締結した需要家などへの節電依頼等により可能な範囲で電力需要を削減、③焚き増しや電力需要の削減等によって生じた余剰電力は、卸電力市場(スポット市場・時間前市場)への供出を行うことについて協力依頼をしています。
 
→→→需給状況改善のための発電設備焚き増し・電力需要削減へのご協力のお願い(依頼)について【OCCTOホームページ】
 
そして、所管する経済産業省といえば、東電PGと同様な節電の「ご協力」をホームページ掲載しています。
 
→→→3月22日は電力需給が厳しくなる見込みのため東京電力管内で節電のご協力をお願いします【需給ひっ迫警報:経産省プレスリリース】
 
需要が供給力を上回る非常事態にも拘らず、「節電要請」ではなく「ご協力」に留まっていることを皆さんはどうお感じでしょうか。
 
私は、こうした言葉ひとつ取っても、事業者任せで「責任を取らない」よう立ち回る国、いや政治の姿を感じざるを得ない訳であります。
 
こうしてブログを書いている間にも朝が訪れ、人々の生活が始まり、既に電力使用量のグラフが立ち上がってきています。
 
今日はこのグラフと睨めっこになろうかと思いますが、とにもかくにもこの逼迫状況を乗り切ることを願うばかりであります。
 

【同じく東電PGの「でんき予報」。ちなみに太陽光発電(オレンジ線)は本日全く期待できません。】

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