敦賀市立看護大学にて「ギャンブル依存症」に関する講義を行う

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以前より、関心を高め、敦賀市内での発生防止、あるいは発生した際における早期対応を念頭に取り組んでいる「ギャンブル依存症対策」について。
 
本件に関しては、全国47都道府県に設置されているうちの一つ、「全国ギャンブル依存症家族の会福井」の活動に参加するなど、関係者の方々と連携を図りつつ、令和7年第2回(6月)定例会では一般質問でも取り上げ、敦賀市の基本認識を伺った上で、行政として行っていただきたい対策について提案申し上げたところ。
 
なお、その際の質問のやり取り抜粋は以下。
 
<やまたけ一般質問>
 
3.ギャンブル依存症対策について
 
(質問1)ギャンブル依存症に対する敦賀市の基本認識をお伺いします。
(福祉保健部長)本人の意思や性格の問題と誤解されがちだが、脳内のドーパミンが機能不全になることで発症し、関連して多重債務、貧困、虐待、自殺といった問題を起こすことがある。依存症は本人の自覚がないまま進行することが多く、気づくのが遅くなる場合や本人や家族だけでは回復や問題の解決が難しい場合も多くあることから、早期に適切な支援につなげ、回復に向けた継続的な治療や支援が必要であると認識している。
 
(質問5)ギャンブル依存症は「回復可能な病気」であり、誰でも罹患する可能性があるという基礎知識を広く皆が知っていることが重要であり、関連するポスターの公営施設への掲示、民間量販店への掲示協力、「広報つるが」やHP等を通じた、行政としての継続的な啓発活動実施を求めますが、考え伺う。
(福祉保健部長)大変重要であり、今後は民間量販店への掲示協力依頼を行うなど、啓発の取り組みをさらに進めていきたい。
 
(質問6)オンラインカジノなど、問題の若年層化が顕著であることを踏まえ、今後は市内の中・高生・保護者に対してギャンブルや依存症のことを説明しておくことで未然防止につながると考える。将来のある若者、国や地域にとって財産ともいえる若者を守るためにぜひ取り組んでいただきたく存じますが、考えを伺う。
(福祉保健部長)未然防止につながるよう啓発活動を続けていく。
(教育長)今年度から教科書が改定され、ゲームやギャンブルなどをやめたくてもやめられない状態になるような行動による依存もあるといった記載が新たに加わった。議員の提案も踏まえ、この内容を取り扱うなど、生徒への指導充実を図っていきたい。
 
<引用終わり>
 
なお、自身あるいは行政ができることとしてまず大事なのは、“ギャンブル依存症は「回復可能な病気」”であるということを広く啓発することではと考え、質問以降も、同会が主催する家族の会などに参加の上、得た知識や情報の伝達、発信(プライバシーには十分配慮)に務めるところであります。
 
そうした中、春先に「全国ギャンブル依存症家族の会(以下、家族の会)」および「全国ギャンブル依存症問題を考える会(以下、考える会)」より、敦賀市立看護大学にて啓発活動ができないかとの相談があり、同大学にお声かけをしたところ、学内で協議いただいた上で、これを快諾。
 
以降、調整を進め、昨日24日(木)は、1〜4年生の全学年を対象に、90分間の講義を開催いたしました。
 
県内外より、上記の両会関係者5名が来敦され、間をつないだ私も同行。
 
講義室には約220名の学生さんに加え、教員の方々にもお集まりいただく中、同会の皆さんからは、自己紹介に始まり、講義の趣旨、ギャンブル依存症当事者(元地方公務員)ならびに依存症を持つ家族の方からの経験談を。
 
続いて、「考える会」のご担当より、ギャンブル依存症の基礎知識や一層若年化、あるいは被害額が大きくなっている最近の傾向などについてレクチャー。
 

【講義の様子(後部からの撮影のみ許可いただいております)】
 
また、講義の中では、国の依存症に関する調査研究事業や「考える会」が独自に行なった調査結果などから、以下のようなデータも紹介。
 
◉国の調査で男性の約2.8%、女性の約0.5%にギャンブル依存症の疑いがあるとされる
◉ギャンブル依存症当事者を年代別に見ると、約75%が10~30代
◉ギャンブル依存症当事者のギャンブル平均開始年齢は“18.1歳”であり、若年層から始めると依存症になるリスクが高い(対して、ギャンブル愛好家の平均開始年齢は“30.6歳”)
 
まさに看護大生世代の10代〜20代前半の皆さんが、「自分を守る行動」「大切な人を守る行動」として、以下スライド(右側)のことを伝達されました。
 

【「考える会」リーフレットを抜粋引用】
 
こうして90分の講義はあっという間に終わった次第ですが、看護大生の皆さんのご理解や気づきにつながったのであれば幸いです。
 
今後は、講義の感想やアンケート結果などをご教授いただくとともに、それらも参考にしながら、自身においては市内の高校や中学校、PTAなどにもお声かけし、こうした取り組みが展開されるよう尽力する所存です。
 
結びに、快く講義実施を受け入れていただきました、学長様をはじめ敦賀市立看護大学関係者の方々に心より感謝申し上げます。
 
「家族の会」「考える会」の皆さまにおかれましては、遠方よりお越しいただき大変お疲れ様でした。
 
今後とも、引き続きの連携をよろしくお願いいたします。
 
<参考>
 
ギャンブル依存症の基礎知識と相談先の関係機関を掲載します(いずれも「考える会」リーフレットより抜粋)