水島新司先生死すとも、作品は我が心の中で生き続ける

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昨日、第208通常国会が召集され、岸田首相の施政方針演説を始め、外相、財務相、経済財政政策担当相からの各演説が行われたました。
 
首相の施政方針演説については、私も全文拝見させていただきました。
 
国のトップリーダーが考える課題認識とは何かに焦点を当てて拝見するに、最優先課題は新型コロナ対応としつつ、「資本主義の負の側面が凝縮しているのが気候変動問題であり、新しい資本主義の実現によって克服すべき最大の課題でもあります。」と述べられた点に、「そこが最大の課題か」と若干の違和感を感じた次第。
 
また、既に野党各党党首からは受け止めの声が挙げられていますが、私が支持する国民民主党の玉木雄一郎代表は自身のTwitterで「岸田総理の施政方針演説は手堅い印象です。また『賃上げ』や『人への投資』を重視する政策は、国民民主党の政策そのもの。しかし、不十分な点が多々あるので、そこはまさに『対決より解決』の姿勢で、具体的な政策、解決策をどんどん示していきます。今国会を『給料が上がる国会』にしたいと思います。」と述べています。
 
政府与党は、令和4年度予算案の今年度内成立を期すとしており、19日から始まる各党代表質問を皮切りに、この国難とも言える時期に開かれる国会が真に与野党の政策論戦の場となることを期待するとともに、私自身、今後の状況把握に努めたいと思います。
 
さて、話題をガラリと変え、私にとって昨日の一番の出来事は、漫画家の水島新司先生がお亡くなりになったこと。
 
享年82歳。
 
私世代では知らない人はいないであろう代表作「ドカベン」を始め、数々の代表作は多くの国民に長年愛され、「野球漫画の世界に革新」をもたらしたとも称される水島先生の、これまでのご活躍とご功績に敬意を表するとともに、ファンの一人として、心よりご冥福をお祈りいたします。
 
この訃報を受け、一時はTwitteのトレンドでトップ、Yahooニュースではコメントが多過ぎて閲覧できなくなったほか、「平成の怪物」松坂大輔さんなど、水島漫画に登場した実在の選手なども多くコメントを発するなど、魅力的なキャラクターが登場する全く新しいタイプのリアル野球漫画に魅了された人々への影響の大きさは計り知れないものがあったことを実感した次第です。
 
私自身、「ドカベン」や「球道くん」などはもちろん、永久保存版として全巻保管しているほか、あぶさん、野球教の詩、男どアホウ甲子園、一球さん、ダントツ、そして水島作品に登場する高校球児が甲子園に結集し戦う「大甲子園」など、読みふけった漫画は数知れず。
 
大人になってからも、これだけ夢中になって読んだというのは、単に野球漫画というだけでなく、それぞれの登場人物の人間模様、ライバル関係の中にもどこか清い優しさがあふれる作品であったことが一番大きな理由としてあったのかと思う訳ですが、「ドカベン」の「明訓高校」は、水島先生が希望していた新潟明訓高等学校への進学の思いから名付けられたことなど、水島さん自身の分身が漫画の世界の中に生きているようにも映るものであります。
 
数ある作品に優劣をつけるつもりは毛頭ありませんが、一番好きな作品はと聞かれれば、私は「球道くん」と答えます。
 
詳細は割愛しますが、小さい頃に親と別れ(南海ホークスの選手であった実父は死去)、胸に「球けがれなく道けわし」のボールをお守りのようにぶら下げた「中西球道」くんは、その後プロ野球選手となる父に育てられ、数々の野球仲間と切磋琢磨しつつ、高校進学では甲子園常連校ではなく、自らの剛腕で全国一をめざすと弱小「青田高校」(千葉県)に入学。
 
球道くんを慕うメンバーの加入により、戦力を増した青田高校は、150キロを誇る豪速球を引っ提げて甲子園に出場、決勝戦では、小学生時代のチームメイトらがいる「博多どんたく高校」をノーヒットノーランで破り、見事優勝を果たすとともに、全国的に有名になった球道くんを我が子と知り、実母と感動の再会を果たすというストーリー。
 

【雄叫びとともに豪速球を投げる中西球道くん】
 
何を置いても、球道くんの「男気あふれる」考え方や生き方がカッコ良く大好きな訳ですが、もうひとつこの漫画が好きなのは、死に別れた元プロ野球選手の実父が残した「球けがれなく道けわし」の言葉。
 
球道くんが、何か壁にぶつかり悩んだ時、感情が抑えられず激昂した時に、この言葉が書かれたボールを見て落ち着きを取り戻す訳ですが、それほど球道くんが大切にしている、亡き父が残した言葉。
 
野球を人生に置き換えれば、この言葉の意味とは、「人生という道は険しいけれど、白球を無我夢中で追った直向きな努力と信念があれば乗り越えられる」ではないかと。
 

【「球けがれなく道けわし」と書かれたボールとともに(「球道くん」の表紙より)】
 
この言葉と出会って以降、私も球道くんばりに大事にしているのですが、話しを戻し、こうして人生訓まで示唆してくれた水島先生には本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
 
大げさかも知れませんが、かの吉田松陰の残した詩に、「身はたとひ武蔵の野辺に朽ちぬともとどめおかまし大和魂」があります。
 
死に際に詠んだ詩で「自分の身は死んでなくなっても、その魂(大和魂)は生き続ける」との意味ですが、この詩は水島さんにも通ずるのではと思うところです。
 
水島先生が描いた作品、登場人物は皆、ファンの心の中に生き続け、その魂は今後も「野球界の宝」として語り継がれる。
 
改めて、数えきれないくらいの感動や教えをいただいた水島先生に心から感謝申し上げ、今日はどこかで時間を見つけ、「球道くん」のページをめくってみたいと思います。

阪神・淡路大震災から27年

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8000キロ以上離れた日本にも潮位変化をもたらしたトンガ沖の海底噴火。
 
驚くことにこの潮位変化は、火山の噴火による空気の振動「空振」が影響したとのこと。
 
火山の大規模な噴火で空気が一瞬で押され(気圧高に)、海上で気圧が高くなると海水面を押し下げるため、押された海水面が元に戻ることで盛り上がり、津波をもたらしたのではないかと専門家は分析しているそう。
 
当初、気象庁からの情報が混乱したのもこの関係のようですが、こうした発生メカニズムを知るに、とてつもない自然エネルギーの大きさを感じたところです。
 
そして何より、噴火から一夜経って以降も被害の詳細が把握されていないトンガの状況が心配であり、被害が最小限に留まっていることを願うばかりです。
 
さて、この週末はこうして、自然の脅威を感じつつ過ごした訳ですが、今日は阪神・淡路大震災からちょうど27年の日となります。
 
1995年1月17日に発生したこの地震は、ここ敦賀でも突き上げるような揺れを感じたことや阪神高速の倒壊シーンなど現地の衝撃的な映像は、四半世紀を経ても未だ記憶に新しく、恐らくこの後も忘れることのできない、いや忘れてはならない出来事なのだと思うところです。
 

【地震により倒壊した阪神高速。この光景を決して忘れてはならない。】
 
改めて被災状況を振り返るに、6434人の犠牲者、全半壊家屋約25万棟、10兆円を超える甚大な被害であった訳ですが、一方この震災は「負の遺産」だけでなく「正の遺産」も残しています。
 
「正の遺産」で最も大きいのは、1995年は「ボランティア元年」と呼ばれているよう、阪神・淡路大震災では延人数で167万人ものボランティアが参加されたとあり、これをきっかけに災害ボランティアが定着。
 
東日本大震災では550万人のボランティアがあったなど、大きな復興の助けとなりました。
 
また、阪神・淡路大震災を教訓とし大規模災害に対応するため、高度な救出救助能力を有する隊員と装備で編成される消防救助機動部隊(ハイパーレスキュー)が1996年12月に東京消防庁に発足し、その後は国内の大規模災害だけでなく海外の地震・森林火災・噴火災害・豪雨被害などへも派遣されていることなど、救急活動を行う組織的な対応にも反映されたことも「正の遺産」と言えるかと思います。
 
こうして、甚大な被害をもたらした大震災という大きな負の出来事に直面しつつも、日本人はこうして正の力に変えるとともに、何よりも秩序を守り、災害ボランティアに行けずとも、現地の方々を気遣う気持ちをカンパやメッセージに変え、助け合い、支え合って乗り越えてきたことを誇りにも思うところであります。
 
この後、阪神・淡路大震災発生時刻の午前5時46分を迎えます。
 
発生時刻に合わせ、兵庫県内各地では鎮魂の祈りが捧げられるとのことであり、私も黙祷により、犠牲になられた方々へ哀悼の意を捧げるとともに、今なお深い心の傷や後遺症を抱えて暮らす方々に対し、深くお見舞いを申し上げたいと存じます。
 
そして、大震災から27年となる今日。
 
この出来事を決して風化させることのなきよう、今一度、防災意識を高める日とすることは言うまでもありません。。

あまりに「身勝手過ぎる」東大受験生を巻き込んだ事件

ブログ 社会

「3.11」の記憶が蘇る「津波」の二文字。
 
南太平洋の島国トンガ沖で15日午後5時10分(日本時間午後1時10分)ごろ発生した海底火山の大規模噴火により、首都ヌクアロファのあるトンガタプ島では海岸に津波が到達し、沿岸部の道路や建物が浸水したとのこと。
 
ヌクアロファでは高さ80センチの津波が観測されたほか、米領サモアで60センチなど近隣諸国にも津波が到達したとあり、在留邦人を含め、現地住民の皆さんのご無事を願うところです。
 
そして、遠く離れた場所でのこの噴火の影響は日本にも及ぶとされ、気象庁は日本時間の16日未明、日本列島南部の奄美群島やトカラ列島などに津波警報を発令、太平洋岸の北海道から沖縄までの広い範囲に津波注意報を発令しました。
 
併せて気象庁は、「(津波は)繰り返し襲ってくる。警報発表地域の沿岸部、川沿いにいる人は高台や安全な場所に直ちに避難してください」と呼び掛けており、日本海側に住む私としては、注意報対象地域に大きな被害が出ないことを願うばかりです。
 
さて、自然現象に関しては、昨日午前中に若狭湾沖を震源とする地震が発生するなど、どこか「油断するなよ」と忠告されているような気持ちになった訳ですが、こちらは、何とも胸を締め付けられるような、東大の受験会場で起きた事件。
 
その事件とは、東京大学農学部正門前で15日朝、大学入学共通テストの受験生ら3人が切り付けられた事件のことですが、殺人未遂容疑の現行犯で逮捕された少年(17)は名古屋市の私立高校に通い、医者になるために東大を目指していたものの「成績が振るわず自信をなくした」といい、事件を起こして死のうとしたと話しているとのこと。
 

【事件のあった現場の様子(ネットニュースより引用)】
 
また、逮捕された少年の家族は愛知県警に対し、「成績不振に悩んでいた」などと説明していたことが捜査関係者への取材で分かっているそう。
 
本人の苦悩はどうあれ、将来を左右する受験に臨む高校生らを巻き込んだ行為は「身勝手過ぎる」としか言えず、少年といえど断じて許されざるべきものと受け止めるところです。
 
そして何より、突如被害に遭った受験生2人の容体はいずれも重くはないとの報に安堵した訳ですが、早期の回復を願うと同時に、不可抗力で負った心の傷や不利益(受験できなかったこと)を最善の方法をもって取り除くことに努めねばと思うところですが、その対応はしかとされるよう。
 
今回、共通テストの本試験は15、16日で実施されますが、けがや疾病(コロナ含む)の影響で受験できなかった場合、29、30日に追試験が予定されており、被害者の受験生にも適用される見通しとのことですが、これに留まることなく、末松信介文科相は「被害者2人の意向を踏まえて今後の対応を検討する」と述べ、特例措置の適用も「選択肢の一つ」としており安堵したところ。
 
仮に、この2人に特例措置が適用されたとて、これを「ずるい」という人はいないかとも思う次第です。
 
文科省によると、過去の共通1次試験と大学入試センター試験も含めて受験生を狙った刺傷事件は初めてとのことであり、16日以降も共通テストや個別試験が続くため、文科省は国家公安委員会と警察庁に全国の試験会場周辺の安全確保を要請したとありました。
 
受験生の心理的負担などにも配慮しての対応は大変難しいものと察するところでありますが、当局の方々には、若者の将来を左右する場の安全が保たれるよう警備や監視をお願いする次第です。
 
今回の事件も然り、ここ最近発生している事件の傾向をみると、明らかに「自分勝手」なものが多い気がしてなりません。
 
犯罪とは元々そういうものかも知れませんが、その要因に「社会背景」というものがあるのだとすれば、少しでもそれを良き方向に改善していくことが政治の役割と思うところ。
 
自分自身無力なのに大きなことを申し上げるのは「口だけ」と言われても仕方ありませんが、地方議員も政治に携わるものの一人。
 
すべて「自分ごと」として捉え、思考することだけはお許しいただきたく。

危機管理意識を高めた敦賀市のコロナ感染対応について

ブログ 新型コロナウイルス

敦賀市議会では、今年度の「議会報告会」を2月にケーブルテレビで番組放映(放映後はYouTube配信)することとしており、一昨日は議員全員が集っての内容確認、昨日は広報広聴委員として中道議員とともに同テレビ行政チャンネルでの事前告知収録に臨んだ次第。
 
また、議会では、市内3校(敦賀高校、敦賀工業高校、敦賀気比高校)を対象とした「高校生との意見交換」も予定しており、こちらは当初の「対面」から、このコロナ感染拡大を受け「オンライン」に切り替えたものの、同じく昨日は、各校とZoomを接続しての通信テストを実施しました。
 
私自身、広報広聴委員長を仰せつかっていることもあり、各校の先生方とはこれまで数回打ち合わせもさせていただいているところですが、本企画を非常に前向きに捉え、積極的に協力いただいていることに感謝する次第です。
 
「意見交換」とありますが、これから参政権を与えられる彼ら彼女らが、議会のしくみや役割を認識するとともに政治を身近に感じることによって、若者の政治参画を促すとの趣旨を持って、1月20日を皮切りにスタートするこの場が有意義なものとなるよう尽力していく所存です。
 

【僭越ながら、滅多にないシーンにつき、行政チャンネル収録時の模様を。事前告知のほうは、中道議員のおかげで息の合った番組になったかと。。。】
 
さて、この高校生との企画もオンラインになったことを始め、福井県内でのコロナ感染拡大に警戒をし、個人的な面でも、この週末予定していた笙の川河川改修工事事業現場説明会(県土木主催)や母体労組の行事などがすべて延期となったところ。
 
昨日のブログでも述べましたよう、重症化率は低いとはいえ、感染力の強さは第5波の比ではないことから、こうした主催者の延期判断は賢明なものと考えを尊重するものであります。
 
また、ここ敦賀市においては、年明けから13日までで市内でも15名の新規感染者が確認されていることや「県感染拡大警報」が発令されたことなどを踏まえ、昨日午前中には「新型コロナウイルス感染症対策本部会議」が開催され、情報共有と対策について協議されました。
 
会議結果に関しては、議員に対しても情報提供があることから、知り得た情報のポイントだけご紹介させていただきます。
 
【感染状況】
◉二州管内において連日数名の感染者が発生しているが、県全体からみると比較的少なく、各家庭、職場、学校等での感染対策がうまくいっている。
◉敦賀市では大きな系統が2つあり、いずれも若い方の帰省が要因。
◉オミクロン株の特徴で同じ空間での感染が強い。1人の感染者から5人に感染させると言われている。家庭内は非常に感染しやすく気をつけていただきたい。
※県内で年末以降確認されているうち「93%」がオミクロン株
 
【今後の対策】
<小中学校等>
◉市内小中学校、幼稚園へマスク着用、手洗いの励行、家族が検査する場合には連絡いただくなど感染対策の注意喚起を徹底。
◉敦賀南小学校において感染者が発生し、本日14日臨時休校とした。
 
<施設の対応について>
◉1月15日から1月31日まで、利用者を原則市民に制限する。
◉スポーツ施設における予選会等の開催は除く。
 
<敦賀うまいもん割(宿泊割)>
◉1月15日から1月31日まで、県外からの受付を停止する。
     
<おうちでお店ごはん>
◉再開する予定。
 
以上が、概要となります。
 
特に私が注目したのは「施設の利用者を原則市民に制限する」としたこと。
 
子ども関連施設やスポーツ施設などを対象にこうした対応を図ることは、公共の施設内にウイルスを持ち込ませないとする未然防止の意識を高めた市の考えの表れであるとともに、市民の皆さんの安心、さらにはそこで従事されている皆さんの感染リスク低減につながることから、私自身、この対応を大いに評価するところであります。
 
実はこの点に関しては私自身、夏場の第5波の際に市外利用者を制限しなかったことに対し、市民の皆さんから直接不安の声を頂戴していたことを踏まえ、9月定例会の一般質問で指摘させていただいたことでもある訳ですが、私が申し上げたことを思い返していただいたからかどうかは置いておいて、こうしてオミクロン株の特性を踏まえつつ、危機意識高く対策を講じられたものと認識する次第です。
 
なお、渕上市長からは、基本的な感染対策の呼び掛けはもとより、市内施設の利用者限定に関しては、今後感染状況をみながら対応していくこと、市内経済面でも支援となる「おうちでお店ごはん」の再開など、バランスをとりながら対応したいとの考えも述べられていました。
 
まさに「感染は止める、社会は止めない」との認識に立つものと理解したところです。
 
最後に、この週末は、大学入学共通テストが行われます。
 
私たちひとり一人が感染対策を徹底することは、回り回って、将来を懸けてチャレンジする受験生をコロナから守ることにつながります。
 
そうした思いも込めながら、まずは自分自身が危機管理意識高く、そして行政対応についてもそうあるべきとの観点を持って、引き続き確認していきたいと考えます。

「感染は止める、社会は止めない」

ブログ 新型コロナウイルス

冬型の気圧配置と上空の強い寒気の影響で、日本海側では局地的に荒天となっており、ここ敦賀も昨日から横殴りの吹雪が続いています。
 
本日4時29分の福井地方気象台発表では、敦賀市においても「波浪警報」、大雪、風雪、雷、着雪の「注意報」が発令されており、引き続き吹雪による視界不良や積雪の急増に要警戒となっています。
 
皆さまにおかれましても、通勤の際など、時間に余裕を持った行動で安全運転に努めていただければと思います。
 
さて、この荒天と波長を合わせるかのように、波が高くなっている新型コロナ「第6波」。
 
福井県では昨日、新規感染者がそれまでの約倍にあたる82人確認され、直近1週間での新規感染者数もこれで291人となったことを踏まえ、県独自基準などに照らし、「注意報」から一段階引き上げた「福井県感染拡大警報」が発令されました。
 
こうした状況も踏まえ開催された県の「コロナ対策本部会議」での資料を確認すると、県内での感染状況や傾向、対策のポイントなどが良く分かるため、新聞情報だけでなく、是非皆さんにもご覧いただきたく、以下にリンクさせていただきます。
 
 →→→福井県コロナ対策本部会議(1月13日)資料はこちらから
 
こちらをご覧になって、まず分かるのは、オミクロン株に置き換わったことによる「感染拡大スピードの速さ」(1週間の新規感染者は第5波の約10倍)と「病床使用率が低い」ことであります。
 

【福井県コロナ対策本部会議(1月13日)資料より抜粋】
 
このうち「病床使用率が低い」ことを裏付けるものとして、「感染者の症状内訳」では、感染者の8割が軽症、約2割が無症状、重症・中等症は今のところ「ゼロ」との実態があります。
 

【福井県コロナ対策本部会議(1月13日)資料より抜粋】
 
このような症状の程度分類を踏まえつつ、可能な限り低く抑えるべき医療負担との兼ね合いも睨みながら、県においては、軽症・無症状者の「自宅経過観察」を開始するとしています。
 
「自宅経過観察」といっても、もちろん放置される訳でなく、テレビ電話を活用した看護師等による経過観察など、必要なサポート体制を構築したうえで実施するということであり、資料には「医師会連携福井モデル」とあることから、多くの関係者の方々の協力あって成し得たことに敬意を表する次第であります。
 

【福井県コロナ対策本部会議(1月13日)資料より抜粋】
 
限られた資源である医療体制を維持するため、さらにはエッセンシャルワーカなど社会生活が停滞し兼ねないことも念頭に、症状の程度に応じた対応とすることは、私自身は大賛成な訳ですが、このことをさらに拡大して見ればどうか。
 
昨日も全国の新規感染者数に対する重症者の割合を書きましたが、同じく厚生労働省発表の12日データ(13日0時時点のもの)では、新規感染者数13052人(新聞掲載の値とは異なるが、確定数値はこれかと)に対し、重症者は20人。
 
計算すると当日あたりの重症化率は「0.0015%」となります(ちなみに、一昨日の同割合は「0.0008%」)。
 
僅かな違いはあれど、このような数字で推移していること、つまりは「第6波の感染は重症化しにくい」という科学的根拠を背景に、東京都の小池知事は昨日の会見で、「(感染症法の)5類への適用類型への変更も含めて科学的な知見を集めていただくようにお願いを申し上げたい」と、国に対し、これまで強く求めてきたワクチンと経口薬の供給とともに、新型コロナウイルスの感染法上での分類を現在の「2類相当」からインフルエンザと同じ「5類」に変更することも含め、知見を示すよう求めました。
 
また、国民民主党の玉木代表も自身のTwitterで、「感染は止める、社会は止めない」とする小池都知事の考えに同調し、「病床をひっ迫させず、経済社会を止めない新しいアプローチが必要だ」と「5類への適用類型変更」を示唆しています。
 
私自身、自分の判断基準としての「コロナの終息」とは、「未知の新感染症でなくなること」、つまりは「感染症法における適用類型が変更」される時点が「真のゴール」とのスタンスであり、小池都知事や玉木代表を始め、他の有識者からも声が挙がっているこの件についても、変更する指標をどう考えるのか、具体的にシュミレーションする時期にあるのではと考えるところです。
 
物事は(特に政治の世界)「空気」で決まると言われるほど、日本が不得手とする「科学的判断」ですが、ここからの状況判断は、それを払拭するのか、この先も続くのかの分岐点にもなると思う次第です。
 
もちろん慎重には慎重を期しての判断であることは言うまでもありませんが、今後の国の対応を注視しつつ、自分自身でもデータを把握のうえ思考していく所存です。

「生乳廃棄危機の回避」に思う「日本人に宿る心」

ブログ 社会

昨日確認された、国内の新型コロナウイルス新規感染者は1万3244人。
 
新規感染者が1万人を超えるのは「第5波」の昨年9月9日以来、約4ヶ月ぶりとのこと。
 
ここ福井県は44人で3日連続の40人台、敦賀市では4人が確認されているほか、11日の再開直後に臨時休校となった学校もあるなど、社会生活にも影響が出始めている状況にあります。
 
新規感染者数ばかりが取り沙汰されている一方、「重症者」に関しては、11日の厚生労働省データによると前日から「5人」増えて105人。
 
一昨日(1月12日0時データ)の新規陽性者6239人に対し、重症者5人の割合は「0.0008%」となる訳ですが、この数字をどう捉えれば良いのか。
 
この数字を見ればやはり、疫学的見地や確率論の観点からどこまでの医療対応をすべきなのか考えてしまいます。
 
素人が軽々に言うのは控えますが、「新規感染者数増のみをもって煽られてはいてはいけない」ことだけは、自身の認識として持っておきたいと思います。
 
さて、ここ最近のブログの話題を振り返ってみると、新型コロナ、エネルギー、寒波の繰り返しになっており、心配ごとばかり押し付けていたように思え、若干反省をしているところですが、昨日は久々に「心あたたまる」気持ちになることがありました。
 
それは、Jミルクが「生乳廃棄危機の回避」を正式発表したとのニュースであります。
 
この「生乳廃棄危機」とは、年末年始は牛乳国内消費量の約1割を占める学校給食向けがなくなるなど業務用需要がしぼむことや、家庭向けも正月料理との相性やスーパー休業などで牛乳・乳製品の販売数量が低下することから、酪農家が出荷する「生乳5千トン」が加工処理できずに廃棄される可能性が示唆されていたもの。
 
こうした危機に対し、農林水産省は昨年12月17日、年末年始に牛乳・乳製品の消費拡大を呼びかける「乳(New)プラスワンプロジェクト」を立ち上げ、具体的には、廃棄の恐れがある5千トンの生乳量は、2500万人がコップ1杯(200ミリリットル)の牛乳を消費すれば賄える量だとし、年末年始の消費拡大への協力をSNSなどを通じて呼び掛けました。
 
また、生乳生産者などでつくる業界団体「Jミルク」は、酪農乳業関係者に向け消費拡大が必要とし、12月25日~1月3日の10日間は毎日1リットルの牛乳を購入する「#1日1L(リットル)」運動を呼び掛けるなどの自助努力、さらにこの生乳需給の状況を知った消費者による協力、小売りや流通関係の支援の輪の広がりの結果、11日には「回避することができた」と発表しました。
 

【年末年始の生乳廃棄を回避したことに対し、御礼を掲載するJミルク(同社ホームページより)】
 
ピンチを乗り越えたこの先は、学校給食が再開し、需要減が解消するとし、Jミルクはコメント文で「改めて、深く感謝申し上げます」と述べられていました。
 
他の製品、商品でも同じことができるかと問われれば、確かに頷けない部分もある訳ですが、何を置いても「生命あるものからの恵み」が無駄にならなかったこと、こうして生産者、製造者、消費者が協力し、助け合って回避できたことを本当に良かったと思う次第です。
 
先ほど「心あたたまる」気持ちになったと書きましたが、それは、このような行動の根底にある「もったいない精神」、「困難の時は皆で助け合う精神」、「他人を思うやさしさ」など、日本人に宿る心を感じたからであります。
 
昨今は、日本人が日本人を貶めるような行動や発言があったりもしますが、私は日本人に生まれたことを誇りに思っています。
 
「生乳廃棄危機」とは次元の違う話しかもしれませんが、こうして日本人に宿る精神や心を皆で大切にし、いま目の前にある危機「コロナ」も乗り越えていかねばと改めて思う次第です。

今度は関西から北陸へ。今季2例目となる電力融通。

エネルギー ブログ

昨夜半から強く吹き始めた風は、みぞれ混じりの雨とともに窓ガラスを叩き、今朝方はその音で目が覚めました。
 
それもそのはず、福井地方気象台によると、敦賀市には現在、波浪警報、風雪・雷については注意報が発表されていることに加え、本日から週後半に掛けては寒波襲来とのこと。
 
特に今日は冬型の気圧配置が強まるため、日本海側を中心に猛吹雪に警戒の予報となっていることから、車の運転等に十分注意して過ごしたいと思います。
 
さて、私の場合、この「寒波」と聞いて真っ先に思い浮かぶのは「電力需給」な訳ですが、先週末の東京電力パワーグリッド(東電PG)供給域内で発生した「需給ひっ迫」に続き、昨日は北陸電力送配電の供給域内でも厳しい状況となりました。
 
全国的な電力需給ひっ迫の根本的要因については、以前のブログで説明をしたところですが、直接的リスクに関し、東電PGが低気温による暖房需要増であったのに対し、今回の北陸電力送配電の場合は電源トラブルにより供給力が低下したもの。
 
トラブルがあったのは敦賀市にある敦賀火力発電所1号機であった訳ですが、これにより、北陸電力送配電供給区域に対して広域的な融通を行わなければ、電気の需給状況が悪化する恐れがあったため、電力広域的運営推進機関(OCCTO)は、電気事業法の規定に基づき昨日5時31分、関西電力送配電に6時から8時の間、20万kwの電気を供給することを指示。
 
いわゆる電力融通により難を凌いだ次第。
 
なお、電力融通を受けるのは、先の東電PGに続き今季2例目のこと。
 

【1月12日朝時点の北陸送配電「電力使用状況グラフ」。本日実績を示す「赤線」は昨日と同様の推移となっている。】
 
こうして「綱渡り」の状況が続いていることを身をもって感じるところですが、今冬の需給見通しは、以前に公表された需給検証報告書のとおり、厳気象H1需要(過去10年間で最も厳気象(厳寒)であった年度並みの気象条件での最大電力需要のこと)に対して予備率3%を確保する見通しは得たものの、全国的に予備力が十分とは言えない状況にあります。
 
また、OCCTOにおいては、今年度より需給バランス評価として加えている「kWh余力」についても、現時点では厳気象においても燃料在庫・調達に基づく余力は確保しているものの、ベースロード電源の停止など今後のリスクについて継続的に注視することが重要としています。
 
さらに、今冬の高需要期に向けて、kW及びkWhの両面において、今後の需給変動や電源トラブルなどによる需給バランス悪化を早期に捉え、情報発信や対策を講じることが重要であり、当該機関ではkW及びkWhの需給バランスモニタリングを定期的に実施・公表するとしています。
 
そのひとつ「kW面からの電力確保状況」では、気象予報を踏まえた需要想定や発電機の計画外停止状況を監視し、需給バランスを確認しており、具体的には、1ヶ月程度先までの週別バランスについて、需要を厳気象H1需要等に設定し、必要な供給力が確保できているか、リスクケースも含めて週単位での需給バランスを予備率として確認しているとあり、ちょうど今現在の1月2週目に関しては下図のとおりとなっています。
 

【OCCTO公表資料「kW面からの電力確保状況(2022年1月7日時点)」より抜粋)】
 
ご覧のように、予備率は東京の4.2%を最低に、北陸や関西においても7.3%と全くもって予断を許さない状況であることが分かります。
 
OCCTOは、当月半ばに最新の供給力情報等をもとに情報更新し、公開するとしたうえで、但し、想定以上に大規模な供給力減等があり需給バランスの悪化が予見される場合には、確認できたタイミングにて速やかに追加公開するとしています。
 
「需給バランスの悪化が予見された場合には、国や一般送配電事業者と連携し需給対策を講じます。」とした当該機関の役割でもある「電力融通指示」は既に今季2回。
 
こうした状況を肌感覚で感じるに、ベースロード電源であるべき原子力発電所を有しながら戦線に加われないことに忸怩たる思いを抱きつつ、厳しい環境の中にあっても電力安定供給に尽くす関係者の皆さんには、心からの感謝とエールを送る次第です。

「福井県感染拡大注意報」発令は「想定事象」〜引き続き「基本対策」の徹底を〜

ブログ 新型コロナウイルス

ここ最近の全国各地での感染状況、加えて年末年始の帰省シーズンが重なると言うこともあり、私自身は「想定事象」としていた福井県内での感染拡大。
 
8日の28人、9日の27人に続き、昨日は48人の新規感染者が確認され、杉本知事は14時より臨時の記者会見を行い、県独自の基準に照らし「福井県感染拡大注意報」を発令するとともに、従来同様、自らスライド資料を用い県内の感染状況を説明されました。
 

【直近1週間の新規感染者数をもとに「注意報」を発令(福井県発表資料より)】
 
説明終了後、記者からの「県民に一番呼び掛けたいことは何か」との問いに対し、「皆さん自身が感染しないこと」と答えられた際には、「そりゃそうだろ」と思わずツッコミを入れてしまいましたが、私の考えは浅はかで、知事の言わんとするところは、感染要因を分析するに「基本対策を徹底すれば防げる」との思いがあっての発言と理解。
 
そのことを裏付けるかの如く、福井県ではこれまでも感染経路の特定とともに(現時点ではまだ経路を把握できている)、丁寧な疫学的調査、状況の聞き取りなどにより、「数字で根拠」を示してきているところですが、昨日説明のあった状況からは、大きな特徴が2点。
 
1.県外由来系統による感染が98%
◉1月5日〜10日の感染状況からは、48系統(感染経路)のうち県外系統が47系統(97.9%)となっている。
 
2.感染経路の特定できる感染者の96%が、会話時のマスク着用なし
◉同じく1月5日〜10日の感染状況から、感染経路が特定可能な事例107件のうち、103件(96.3%)がマスクなし。
◉マスクなし事例では、飲食を伴う事例がほとんど。
 
こうした状況を踏まえ、「注意報のポイント」でも「感染拡大防止へ、一人ひとりが感染対策を再確認」をキャッチフレーズに、飲食の機会を控えよと言うのではなく、認証店の利用やそうした際においても「おはなしはマスク」を徹底すること、また県外往来に関しては感染拡大地域との往来は慎重になどの具体的な取組項目を挙げ、注意喚起を図ったところです。
 
 →→→杉本知事による臨時会見時の説明資料(1月10日)はこちらから
 
一方、もうひとつの視点として、海外事例や国内におけるこれまでの感染状況を数字的に見ても、「重症化率は低い」ことは明らかなよう。
 
福井県の発表データが示すよう、134人感染のうち、重症者※はゼロ(現時点でICU使用ゼロ)、病床使用も29床であることから、こちらも数字が証明する事実がここにあると認識する次第。
 
※重症者の定義:ICUに入室または人工呼吸器を装着した方(福井県新型コロナウイルス感染拡大防止対策チーム「患者の状況等について」資料より引用)
 
肺炎にもなりにくいオミクロン株を捉え、「風邪と変わらない」と述べる有識者もおられ、私自身も多数の感染者が発生している(検体がそれだけ多い)沖縄や東京の状況からして、過度に恐れる必要はないと考えるものです。
 
とは言え、こうした場合に常に頭に浮かぶのは医療従事者の姿。
 
重症化率は低いとはいえ、入院・宿泊療養者への対応を始め、感染者が増えれば重症者も今後増えることが想定されることから、最も留意すべき「地域の医療体制を守る」ため、ここは「感染しても風邪程度だから」と気を緩めるのではなく、皆で「医療負担を低減させる」との思いのもと、ひとり一人の感染対策で感染拡大を防止していくしかないとの考えに至る次第です。
 
また、この「注意報」発令により、敦賀市議会で予定していた「高校生との意見交換」も対面式からオンラインに切り替えざるを得なくなりました。
 
こちらは、公の立場の議会が行うことを念頭に、学校にコロナを持ち込まないことに最大限配慮し対応するとの考えのもと、「平時では無くなった段階」でオンラインに切り替えるとの基準を広報広聴委員会として確認していたもの。
 
つまりは、「想定事象」が訪れたと言うことに過ぎないため、委員会で再度確認のうえ、対面と遜色なく実施できるよう対応を進めたいと思います。
 
行政においても、この状況を「想定事象」としリスク管理をされてきたことと存じますが、先週末行われた「新型コロナウイルス感染症対策本部会議」での対応確認以降、さらなる感染拡大レベルの引き上げを念頭に、庁内の勤務体制(行政機能維持の観点より)や公共施設の運営(市内在住者利用に限定するなど)についてどう対応していくのかについて、私自身も確認しておきたいと考えるところです。
 
いずれにせよ、このオミクロン株に対しても「最大限悲観的に備える」との危機管理の鉄則のもと、疫学的知見を的確に把握のうえ、冷静に対応することが何より肝要と考え、対応にあたる所存です。

どんど焼きにて「無病息災」を願う

ブログ 地域コミュニティ

昼前から黒い雲が覆った昨日は「頼むから降らないで」と雨乞い。
 
というのも、午後1時から行われる「成人式」に影響がないようとの思いにほかならなかった訳ですが、願いが通じたのか、その後何とか天気は持ち堪え安堵した次第。
 
今年新成人となられた皆さんは、長男の1つ上の年代ということもあってか、幼少期から成長をともにした子も多く、一層気に掛けてしまうこともある訳ですが、親御さんの立場の知人・友人のSNSでは、お子さんの華やかな振袖姿が投稿されていたほか、ご近所では玄関前で家族揃って記念写真を撮る姿なども見掛け、こちらまで幸せな気持ちになりました。
 
私は長女で経験していますが、やはり親御さんにとってみれば、成人というひとつの節目を迎えられたことは感慨無量の思い。
 
そう思えば、名前は「成人式」であるものの、お祝いするのは新成人のみならず、ここまで育て上げた親御さんもということであり、コロナ禍にあってもこうして無事に開催されたことは本当に良かったと感じた次第です。
 
さて、冒頭、天気では「願いが通じた」と書きましたが、昨日もうひとつ願ったのは「無病息災」。
 
私の住む町内では、この時期の恒例行事「どんど焼き」が早朝より行われ、私も役員の立場で参加。
 
朝方の青空が広がる穏やかな天気に加え、どこか神々しき野坂山を背景に約2時間半、揺れる炎に願いを込めた次第です。
 

【神々しき野坂山の麓で催された「どんど焼き」】
 
そうした穏やかな天候もあってか、例年より多くの住民の皆さんが、正月飾りやお札などを持参され、新年のご挨拶、しばしの談笑と久々に拝見するお顔ともコミュニケーションが図られたように思います。
 
コロナ禍となったここ2年はこのような機会が激減していることが地域の悩みでもある訳ですが、やはり地域コミュニティを維持向上する地域行事は大事なことと改めて認識したところです。
 
また、お話しした何人かからは、市議会や市政に関する質問やご意見なども頂戴しありがたい限り。
 
「活動の原点は地域と職場の声にあり」をモットーとする私としては、このような声をしかと受け止め、引き続き活動にあたる所存です。
 
なお、「無病息災」の「災」に含まれるのかもしれませんが、どんど焼きで願ったのは何といっても「コロナ終息」。
 
願ってばかりではいけないのかもしれませんが、日本では古来から、天災や疫病をこのような祭りごとで追い払ってきた風習があります。
 
オミクロン株による感染再拡大の状況にはありますが、地域のみならず日本、いや世界共通の願いである「コロナ終息」が今年こそ現実のものとなるよう、最後にもう一度願い、本日のブログを閉じさせていただきます。

「成人式」の今日、自身も「青年の志」を思い返す日に

ブログ 政治

連日コロナの話題で恐縮ですが、昨日、福井県では新たに10~80代の男女28人が新たに感染と発表。
 
警戒の認識については言うまでもないところでありますが、敦賀市においては7日、19回目となる渕上市長からのメッセージ、注意喚起の呼び掛けがされています。
 
以下にリンクしておきますので、ご一読いただいたうえで、今一度皆で認識を共有できればと思います。
 
 →→→「渕上市長からのメッセージ(Vol.19)」はこちらから
 →→→敦賀市「新型コロナウイルス感染症関連情報」はこちらから
 
さて、そのような中ではありますが、本日敦賀市では、明日の「成人の日」を前に「成人式」が開催されます。
 
昨日ご紹介した通り、会場のプラザ萬象ホールを2つ利用し分散化を図るなど、コロナ対策を講じての開催となる訳ですが、こうして予定通り、新成人の皆さんの門出を祝う場が催されることを大変嬉しく思うところです。
 
国民の祝日法において「成人の日」(1月の第2月曜日)は、「おとなになったことを自覚し、みずから生き抜こうとする青年を祝いはげます。」とされています。
 
この祝日の意図する通り、次代を担う新成人の皆さんに対しては、式に集う者のみならず、市民皆で祝い、励ます気持ちを持てればと思う次第です。
 
さて、この新成人に関しては、福井新聞記事によると、今年成人式を迎える20歳の福井県内の新成人は昨年に比べ27人減の7860人で、記録が残る1982年以降で過去最少となったとのこと。
 
4月1日には成人年齢を20歳から18歳に引き下げる改正民法が施行され、新年度の県内新成人数(18~20歳)は2万2千人を超える見込みですが、今回の新成人数は、従来通り4月1日までに20歳となる人数を住民票などを基に県がまとめたとし、新成人の数は、1994年の1万2827人をピークに減少傾向にあり、昨年初めて8千人を下回った。
 
市町別では福井市が最も多く2563人。坂井市1080人、越前市798人と続く(敦賀市は646人)。
 
前年比で増加したのは5市町で、坂井市が最多の86人増、高浜町(32人増)、敦賀市(30人増)などが続いたとのことでした。
 
なお、改正民法により、明治以来、日本の成人年齢は20歳と定められていましたが、令和4年4月1日をもって18歳に引き下げるという転換期を迎えるものであり、20歳を節目とする成人式も今年で最後ということになります。
 
さて、この成人年齢の引き下げに関しては、併せて少年法なども改正されるため、何かと社会的変化もあるところですが、私が気になるのはやはりこうした若い世代の政治への参画について。
 
敦賀市議会では、今後市内3校の高校生(各校ともに1年生)と意見交換をするにあたり、以前に国政選挙の投票率推移を調べたところ、やはり50代以上とそれ以下では投票率に顕著な違いがあることを把握した次第。
 

【衆議院議員総選挙における年代別投票率の推移(総務省ホームページより)】
 
赤線が20代で最低、黄緑線が30代、そして平成29年にある青色の菱形マークがこの時、初めて投票権を得た10代な訳ですが、それでも40.49%と低い状況であることが分かります。
 
ちなみに、若年層の投票率が年長世代より低い傾向にあるのは他の国も同じのようですが、直接的な政治行動へと結びついていかないことはどこか歯痒いところ。
 
いわゆる主権者教育などで政治参画の必要性に対する認識を高めていくことも大事な点でありますが、社会的関心も知識もある生徒たちにとって、やはり政治が遠い存在にあることも大きな点と言えるようです。
 
以前に読んだ、「政治」に対する印象に関してある高校生らと対談した記事にて、政治家はもとより、各政党のイデオロギーであるとか、政治運動やデモなど、総じて言う「政治」が遠いものと感じていること、或いはそれに参加するには勇気がいったり、逆にそういうことに関わると、何か自分の穏やかな生活がコントロールできないものに巻き込まれ、自分の平穏さが失われるような危機感があるという印象を持っているとありました。
 
そう思えば、教育で押し付けるのではなく、根本的な部分にある「政治」に対するイメージを変えていかなければならないものと、私自身は強く認識するところです。
 
そう思えば、最もメディアに取り上げられる国会や国会議員の立ち居振る舞いは極めて大きな影響を与えるのだと思いますし、程度の違いはあれ、地方議員も同じことかと思います。
 
そうした考えのもと、まずは政治、議員を身近に感じてもらえるよう、普段からの発信などを含め、自ら積極的に行動することはもとより、これは全世代に言えることと思いますが、「政治は誰がやっても同じ」から、「(投票行為によって)自分達で変えられる」との意識が広がるよう、引き続き役割を果たしていく所存です。
 
最後になりますが、法に定める「成人の日」にあった言葉は、「おとなになったことを自覚し、みずから生き抜こうとする青年」。
 
私の場合30年前のことになりますが、「成人式」の今日は、自身もこの「青年の志」を思い返す日にしたいと思います。

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