2020年5月30日
ブログ 敦賀市議会
写真は、新型コロナウイルス対応で奮闘する医療関係者を激励するとの趣旨で、昨日都内上空を飛行したブルーインパルス。
私は、以前に小松航空祭で編隊飛行するブルーインパルスの姿を見てからというもの、その迫力と訓練に訓練を重ねた緻密な技能、何より見ていると不思議と元気が湧いてくることから大ファンになり、SNSでも常にサイトをフォローしている次第。
この日も、病院の屋上で待つ医療関係者や都内各地で空を見上げる都民の皆さんはもとより、テレビやSNSを通して見られた国民の皆さんまでもが、見事な青空というキャンバスに描く6本の真っ白なスモーク、寸分違わぬ隊列を組むブルーインパルスの姿に勇気づけられたことと思います。
航空自衛隊の粋な計らいとあたたかいメッセージに敬意を表するとともに医療関係者の皆さんの引き続きのご健闘をお祈りするばかりであります。
さて、そんな昨日、敦賀市議会では令和2年第3回となる臨時会が開催されました。
6月8日からの6月定例会開会を控える中での臨時会でありますが、提案された主な議案は、
◉市長提出議案として「市長等の給料その他の給与に関する条例及び教育長の給料及び旅費に関する条例の一部改正の件」
→→→新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う厳しい社会情勢を踏まえ、市長、副市長、教育長の6月支給の期末手当を減額(市長20%、副市長及び教育長10%)するための条例改正案。
もう一点は、議会提出議案として、
◉「議会の議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改正」
→→→全議員の確認を経て、議員の期末手当を10%減額する議案(理由は理事者と同様)。
このほか、これまでに決定してきている新型コロナウイルス感染対策に関わる市長「専決処分」事項の報告(9件)も提案され、採決の結果、すべての議案を可決としました。
事後報告となる「専決処分」に関しては、既に各事業が専決されるごとに担当される各課に内容の詳細、疑問点などを確認していたことから、私としてはこの日、本会議場で質問することはありませんでしたが、数名の議員さんから幾つか挙げられた質問は、私の視点とは違うものであり、質疑を通じて新たな気づきがありました。
そう思えばやはり、多様性、あらゆる角度からの視点というのが議会の行政監視機能を高めるのだなぁと、改めて感じたところです。
コロナがある中にあっても、ひとつ一つ慎重に確認のうえ前に進んでおりますが、次なる6月定例会開会は1週間半後の6月8日。
冒頭のブルーインパルスの写真のように、頭の中をクリアにし、整理、精査のうえ準備にあたっていきます。
2020年5月29日
ブログ まちづくり
日々、大体お昼頃に届く新型コロナ新規感染者数を知らせる福井新聞fastメール。
昨日のメールも新規感染「ゼロ」、これで30日連続となり、節目の1ヶ月ゼロを迎えたことにやや安堵。
但し、入院患者5名は依然として変わらずであり、重篤の方を含め1日も早い回復、退院と入院患者ゼロの日が訪れることを祈るばかりであります。
さて、そのような中、昨日は市立敦賀病院を訪れ、病院事務局長様にこれまでを振り返ってのコロナ感染に関わる対応、第2波への備えなどを伺ってきました。
駐車場を出、正面玄関に向かうと事務服、白衣を着られた職員さんの姿があり、検温(非接触式)並びに消毒液手洗いを行なってから入館する流れとなっていました。
ちなみに、写真に写っている物々しい雰囲気を醸し出しているオレンジ色のドーム式テントは、簡易検温で熱が確認された方を案内し、このテントの中で再検温(脇の下に挟む体温計で)するためのエリアということで、この後も暫く設置したままにしておくとのことでした。
そして何と玄関前には、3月末まで議会事務局でお世話になり病院に異動された職員さんがおられ、約2ヶ月ぶりに再会。
嶺北でコロナ感染が増加してきた時期に新たな職場に行くということで、やや心配をしておりましたが、二言三言会話を交わし、お元気そうに微笑む表情を見てホッとした次第です。
入館すると、この日も事務室のある内科病棟には多くの患者さんが訪れており、待合室の状況を眺めつつエレベーターにて事務局長室へ。
暫し調査と意見交換をさせていただきました。
感染病床や医療機器の過不足状況、医療体制などについてお話しを伺ったうえで、嶺北・嶺南でダブルの第2波が来たことを想定した際の対応や懸念についても意見交換することが出来、大変有意義な調査となりました。
お忙しいところ丁寧に対応いただいた事務局長さんに感謝です。
敦賀病院においては、始業前にコロナミーティングを開催し、日々の最新状況を共有するとともに、医師や看護師、検査などあらゆる角度から挙げられる意見を協議したうえで最善の方策を確認しているとのことであり、私の勝手な「病院運営はトップダウン」とのイメージは払拭されました。
ボトムアップ、民主的議論で、何よりも患者ファーストで対応いただいている市立敦賀病院。
今後も市民に頼られ、地域医療の要としての機能を最大限発揮いただくことを期待し、改めてコロナへの備えも確認出来た1日となりました。
2020年5月28日
ブログ 原子力
昨日は、地元福井選出(比例北陸信越)であり、連合福井が推薦する斉木武志議員が、衆議院 経済産業委員会にて「日本原電」をテーマに質問されるとの情報を得たことから質疑の模様を視聴させていただきました。
同じ日本原電の発電所が立地する地元同士との枕詞を述べられつつ、茨城県選出の梶山経済産業大臣と交わした質疑の内容のポイントは以下の通り。
①日本原電は、定款により原子力で手足を縛られている企業であり、原子力発電所を何としてでも動かそうとしており、敦賀2号審査での書き換え問題の「改ざん」のような、どんな手を使ってでも、リスクを犯してでもという話しになる。これは原子力でしか生き残る道がない企業として当たり前のことかも知れないが、縛りとなっている定款を変えて柔軟な選択肢を与えることが大事であり、経産省からも指導してはどうか。
日本原電も株主が良いと言えばやると言っている。
②敦賀3、4号増設の「空き地」がドライキャスク置場になるのでは無いか。中間貯蔵という名の最終処分場になるのではとの懸念が地元にはある。
③電力需要は既に低下し、今後もその低下傾向が進むという中で、敦賀3,4号の電気は受電会社である関西電力も北陸電力も「買わない」と言っている。コスト感のない増設は止め、1,600億円を投じて出来た「空き地」には「水素発電所」を建ててはどうか。
④日本原電は、国策民営として原子力をやってきた会社、国策としてリニューアルを促し、今度は電源開発や日本原燃と合併も視野に入れるべき。
私の議事メモベースにつき、詳細は国会議事録にて精査するとしまして、概ねこのような内容でした。
梶山大臣は、「仮定の話に考えを述べることは避ける」、「民間会社の経営に関わることであり答弁を控える」とのことで、明確な答弁はほぼなかったと認識しています。
私はこの斉木議員の質問を客観的に聞いていて、原子力産業に勤める当事者であるということを除いたとしても正直、違和感を覚えました。
その違和感とは次のようなことです。
◉議員が質問の裏取りとしてヒヤリングされたのであろう、発言の中で出てくる「地元の声」、「日本原電が良いと言っている(①の部分)」、「関電や北電は買わないと言っている(③の部分)」は、日本原電に勤め、地元敦賀に住む私の耳には全く入って来ておらず、むしろ聞こえてくるのは真逆の声(再稼働や新増設への期待など)であること。
◉敦賀2号審査での書き換えの事実はあったものの、恣意的な「改ざん」と断定(決め付けて)し、あたかも悪いことをする企業だと発言していること。
◉議員は連合福井の推薦を受けた国民民主党福井県連の代表であり、即ち「働く者の声を国政の場に伝える」立場でおられる訳ですが、本件に関して電力関係者、とりわけ原子力発電所の最前線で働いている者の思いや受け止めなどを汲み取られていない。つまり、発言された内容は「どこから聞いた、誰の声なのか」ということ。
◉一民間企業である日本原電の定款を、国が介入して変えさせるべきと言っていること。
◉敦賀3,4号の敷地は、今なおメンテナンスも行っている「増設予定地」であり、「空き地」ではない。
◉そもそも論として、国策を論ずるべき立場にあり、少資源国である日本が取るべきエネルギー政策「ベストミックス」における原子力の位置づけがあるものの、現実論としての政策転換がない中で、コスト論で原子力を排除していること。
先ほど述べたように議事精査のうえ、違和感の部分については再整理したいと思いますが、私も連合福井推薦議員の一人であり、原子力立地の地元議員として、斉木議員に真意を確認する権利はあろうかと思いますので、その旨心に留め今後対応していきます。
ちなみに敦賀市の最上段の政策である「総合計画」において「原子力とは今後も共存」としていることや、これまでの市議会の質疑でも「原子力があったうえでの産業の副軸化」と答弁されていることこそが「最たる地元の声」ではないかということも機会を捉え、議員にお伝えしたいと考えます。
【敦賀発電所3,4号機増設予定地全景(2017年11月撮影)←日本原電HPより】
2020年5月27日
ブログ
SNS上で誹謗中傷を受けていた女子プロレスラーが死去したことを踏まえ、匿名での悪質行為が問題として取り上げられています。
現状においても、インターネット上で誹謗中傷を受けた場合、被害者は「プロバイダー責任制限法」に基づき、SNSの管理者に発信者情報を開示することが出来る仕組みとなっているものの、現実的には、「権利の侵害」を理由に開示されないケースが大半であることや訴訟手続きを経た場合の被害者負担などが大きく、利用しにくい環境となっているとのこと。
こういった現況も踏まえ、社会問題は国会でも取り上げられ、誹謗中傷を行った者の特定を容易にするための制度改正を「スピード感を持って行う」と高市総務大臣が発言したことを始め、総務省においては既に研究会を設置し、管理者に情報開示を求める手続きの簡略化を議論しているとのことであり、命と引き換えに残したメッセージを無にせず、法をもって改善につなげることこそ行政・政治の役割と改めて認識するところです。
時代とともに科学技術が進化し、人間にとって便利なツールが開発され定着する一方、人間を貶め合うツールにもなってしまうという皮肉でもある訳ですが、人間の性や本質的な部分と理性のバランスの中でこれを乗り越えることこそ、「成熟した人間社会の進化」であると警鐘を鳴らし、一石が投じられた一件であるとも感じた次第でもあります。
私自身、このような認識のもと利用者の立場として、SNSに投じる一言一言に細心の注意を払う所存であります。
かくいう私も議員として、Facebook、ブログにて主義主張を含め発信する側でもある身。
twetterはアカウントは持っているのですが、欲張って多種の媒体で発信しても続かないと意味が無いかと、この1年は余り活用してきていない状況にありますが、ボチボチと次なる発信手段のことも考えているところです。
匿名でない媒体を使っての発信であるからかとも思いますが、幸いにしてこれまで誹謗中傷めいたものはなく、相違する考えであったとしても丁寧な形でコメントいただき、「SNS上での議論」をさせていただいているといった状況です。
また、対面でなくともこうしてご意見を頂戴し、質疑を交わしたり、知り得る情報をお伝えすることでより考えを知っていただけたり、回答のため自分自身も調べることが力にもなったりと、そういったプラスの効果の中でSNSを利活用できている環境を大変ありがたく感じています。
このブログをご覧いただいている皆さんにおかれましては、日頃の閲覧に感謝するとともに、今後ともご遠慮なく奇譚なきご意見を頂戴出来ればと思いますので、どうぞ宜しくお願いいたします。
【写真は先日登った天筒山にある舞崎遺跡。こちらは2千年も前から時代を見つめ続けてきた変わらぬ眺望】
2020年5月26日
ブログ
全国すべての都府県で緊急事態宣言解除が発表された昨日。
「時期尚早」「もう限界」など各地域において受け止めも様々でありますが、私はこれ以上の宣言継続は、事実上の経済難民が発生することや、さすがの日本人とは言え、なし崩し的にルールが破られていく、即ち「無秩序」な社会状態になることが危惧されることから、このあたりが限界でもあると考えるところです。
とは言え、一部の地域に対しては都県跨ぎの往来自粛を求める一方、8月からは国内旅行を喚起するクーポンなどの施策を講じるなどともあり、このあたりについても既に賛否両論の声が挙がっているところにつき、これから前に進むにあたり国民からしてチグハグ感が生じる施策とならないよう、丁寧な説明のうえ実行願いたいと思います。
とりわけ、8月からの国内往来喚起に関しては、もちろん観光業や宿泊業に対する後押しであることは理解しつつも、頭に引っ掛かるのは、同時期に開催する予定であった夏の甲子園大会中止。
甲子園大会中止に関しては、先日もブログに私の思いを書かせていただき、大会運営のみではなく「教育の一環」としての高校野球との位置付けをもって高野連が総合的に判断された結果であることを胸中に飲み込んだ訳ですが、こうして緊急事態宣言を解除したと同時に、政府見解として国内往来を喚起すると言われると「オイオイ、苦渋を飲み込んだ人の気持ちを分かってんのかい?」となってしまうのは私だけでしょうか。
もちろん、この「苦渋を飲み込んだ」のは高校野球だけではなく、野球に先立ち中止を決めた高校総体や中体連などスポーツ分野、さらには吹奏楽などにおいても同様、大会や公演会が中止となっており、分野を問わず「努力の成果を試す場」を失った学生、指導者、保護者の気持ちを慮って発言いただきたいと思うところです。
そして、憂うだけでなく、地域や社会が出来ることは、次の策を講じること。
全国大会は開催されずとも、先に述べた「努力の成果を試す場」「結果を確認する場」をあらゆる手段、方法により舞台を整えるのが我々も含めた地域社会、それぞれの分野に携わってきた関係者の役割でもあり責務であり、これに向け最大限の後押しと協力を惜しまず対応していきたいと考えます。
福井新聞の3面に「涙の夏、決意の夏」と題した読者投稿欄があります。
ここには、新型コロナ感染の影響を受け、高校・中学を問わず「試す場」を失った学生さん、親御さんが思いを綴られており、読むと感情移入してしまい毎朝涙する訳ですが、先日のある投稿(5月23日の中学吹奏楽部の子を持つ親御さんの投稿)に「悔しさが未来の底力に」と題し、このように書かれていました。
吹奏楽全国大会中止の発表以降も練習を怠らず、何か発表会だけでもあるかもと諦めない我が子の姿に親が励まされたとしつつ、「夢中になれることを見つけたことが大事。好きなことをやめろと言われた訳ではないので、可能性はこの先いっぱいある」、「親としても応援することは諦めない」と続き、最後に「見えない根っこを太くして。未来の美しい花のために」と結ばれていました。
私はこれを読んで、親として大いに思いを共感し、励まされた気持ちになりました。
全国の学生の皆さんにとって、辛い気持ち、やり場の無い悔しい思いは、この先も一生消えることはないかも知れません。
でも、その落胆する気持ちの中から前を向き行動する力というのは、少々のことでは挫けない強い人間形成につながり、どこかで人生を振り返った時に必ずや「あの時を乗り越えたから今がある」と思えるものになります。
これは、私自身の人生経験をもってしても言えることなので、間違いありません。
「未来の美しい花のために」
素晴らしい言葉に出会えたことに感謝するとともに、地域社会を構成する一員として、同じ思いを持つ子の親としてバックアップしていきたいと思います。
【我が家のプランター菜園。こちらは実をつけるべく根を張りスクスク成長しています】
2020年5月24日
ブログ 敦賀の歴史・文化 敦賀の自然
新型コロナウイルス感染に関して、福井県においては、これで4月29日から25日連続で「感染者ゼロ」。
入院患者数は6名(うち重篤患者1名)、病床使用率は2.44%まで低下。
一方、コールセンターへの相談件数はまだ100件を超えていたり、検査者数も30名程度存在しています。
つまり「予備軍」はまだ潜んでいるということであり、まだまだ警戒を解いてはいけない状況と認識しておくべきかと。
人間の性とでも言うのでしょうか、人出が戻りつつある明るい内容のものが多くなってきたテレビのニュースなどを見ていると、ついつい平常に戻ったのように思いがちですが、新規感染者「ゼロ」が続く状況を当たり前と思わず、感染防止を常に頭に置いて行動することが大事ですね。
さて、昨日は、そんなことも念頭に置きつつ、健康増進タイムも必要かと金ヶ崎宮側から天筒山を散策ウォークしてきました。
展望台のある天筒山の頂上まで行くのは何十年ぶりでしたが、金ヶ崎宮の厳かな雰囲気を抜け、古戦場、月見御殿、城跡と辿りながら、中々の階段続きを登り切り到着。
標高171mの低山とは言え、展望台のてっぺんまで行くと、西は敦賀港、気比の松原、西方ヶ岳、南は野坂山、東は中池見湿地(ラムサール条約登録)とグルリ見渡すことが出来、気分もスッキリ。
【展望台より西側を望む】
【月見御殿からの眺め(北側)美しき敦賀湾を一望】
【展望台より東側を望む。正面下の鮮やかな緑部分が中池見湿地帯】
とりわけ東側に見える北陸新幹線の高架が立ち並ぶ工事の様子を見るに、数年後にはこの景色にひとつのアクセントが加わるのだなぁと思うと、やはりワクワク感、期待と「新たな時代」を感じざるにはいられませんでした。
(コロナの影響は大丈夫かと言われそうですが、ここは素直な個人の感情ということでご容赦を…)
この日は中池見湿地側まで足を延ばすことは止め、天筒駐車場側に下りましたが、逆に登ってこられる方も大変多く、特に年配の方の姿をお見受けしました(下ってみれば、何と天筒駐車場は満車状態でした)。
勾配はややキツいながら、適度な標高と散策道はすべて舗装されているというのが、年配の皆さんには安心なのかも知れませんね。
久しぶりに訪れた場所でしたが、戦国時代に信長・秀吉・家康の3傑に光秀も加わり朝倉氏と戦った、しかも「金ヶ崎の退き口」と呼ばれる戦国史に残る撤退戦であったことなど、この地で繰り広げられた歴史に思いを馳せつつ、緑深まる木々に囲まれた自然、眼下には敦賀湾と市内を一望出来るロケーションと、様々な楽しみが満載の金ヶ崎から天筒山に続く道は、やはり敦賀の自慢の場所でした。
新型コロナの関係もあり、県外の方にまで声を大にして呼び掛けれないのは残念ではありますが、好天の今日、敦賀の皆さんは是非足を運んでみてはいかがでしょうか。
本日は、久しぶりの敦賀自慢の紹介とさせていただき、ブログを綴じさせていただきます。
2020年5月23日
ブログ 敦賀市議会
これも「新しい生活様式」か。
皆さんも、生活しているうえでの実体験としてそう感じることが多くなってきているところではないでしょうか。
私の場合、ひとつは葬儀。
先日も2つのお通夜に参列したのですが、いずれも廻り焼香形式で、ひとつの式場では建屋玄関での検温、消毒液利用のうえ入館するという徹底ぶり。
確かに、不特定の方が集い、高齢の方が多く集う場となると、より一層の配慮が必要ですね。
新聞のお悔やみ欄を見ていても、特に告別式は殆どが近親者で執り行われるケースが多く、今後は、お経を頂戴しつつ弔意を持ってお見送りするということが出来なくなるのかとも感じた次第。
もうひとつは、既にご利用されている方も多い「zoom」。
同僚からのお誘いもあり、昨晩初めて「zoom飲み会」なるものに参加しました。
この日は東京、敦賀の3人で繋ぎましたが、操作は簡単、画像も鮮明、タイムラグの無い会話と、まさに距離を忘れ対面で飲んでいるかのようでした。
飲み物の補充に席を立った時の無人の画面、最後の締めはどうするのかなど、初体験ながらの面白い場面もあり、あっという間の2時間半を過ごしました。
コミュニケーション・会議ツールとしては十分使えるものと感じる一方、飲み会となるとやはり、会話の「間」やお店の雰囲気や「場」を楽しむということがある訳であり、昨晩の結論も「直接飲める日を楽しみに頑張ろうね!」でした。
「新しい生活様式」により、もしかするとこれまでの文化や慣習が変わってしまうこともあろうかと思いますが、人として大切なものまで簡単に失ってしまわないように気をつけないといけませんね。
さて、昨日は、今月29日に開催(1日開催)される敦賀市議会の令和2年第3回臨時会の告示があり、これに先立ち議会運営委員会が開催されました。
6月8日からの6月定例会開会を控える中での臨時会でありますが、提案された主な議案は、
◉市長提出議案「市長等の給料その他の給与に関する条例及び教育長の給料及び旅費に関する条例の一部改正の件」
→→→新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う厳しい社会情勢を踏まえ、市長、副市長、教育長の6月支給の期末手当を減額(市長20%、副市長及び教育長10%)するための条例改正案。
もう一点は、議会提出議案として、
◉「議会の議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改正」
→→→全議員の確認を経て、議員の期末手当を10%減額する議案(理由は理事者と同様)。
このほか、これまでに決定してきている新型コロナウイルス感染対策に関わる市長「専決処分」事項の報告(9件)も提案されたところ。
とりわけ「専決処分」に関しては、事後報告的になる訳ですが、既に実施していることだから手を抜くということではなく、臨時的、可及的速やかに対処すべきでとの位置付けで執られた施策について、今一度その実施状況や効果なども含め、趣旨に沿うものとなっているかどうか確認していくことが、議会のチェック機能としての役割かと思います。
議員就任2年目初となる臨時会。
従来と同様、初心忘るることなく慎重審議に努めていきます。
2020年5月22日
ブログ 政治
広辞苑によれば「筋道が立たないさま。ひどく乱れているさま。」、これを「無茶苦茶」と言います。
問題の検察庁関連において、今度は「文春砲」によって明らかになった黒川東京高検検事長の賭け麻雀問題が、法務省調査の結果、事実であることが判明。
昨日は、森法務大臣からの訓告、安倍総理への報告、さらには黒川氏からの辞職届提出と、坂を転がり落ちるような急展開となりました。
賭け麻雀に関しては、朝日新聞・産経新聞の記者と卓を囲んでいたとのことであり、何故、両極にある2社なのかとの疑問も湧く訳でありますが、そもそもの検察とマスコミの馴れ合いの関係まで明らかになった様相。
そして黒川氏の後任として東京高検検事長に就くのは、林真琴名古屋高検検事長。
この林検事長は、これまた朝日新聞との関係性が強く(カルロス・ゴーンのスクープ情報を流したと言われている)、朝日新聞にとって都合の良い林氏を検事総長にしたいがために、ライバルである黒川氏を引きづり下ろすべく、定年延長や検察庁法改正阻止の流れなど一連の動きを形成したとの情報もあり、何が正しい方向なのかがさっぱり見通せない状況になったと受け止めるところです。
また、政権においては、肝心の「国家公務員の定年延長」に関し、関連法の今国会での成立を「見送る」との意向から、今度は「コロナで民間企業が苦しい中、国家公務員だけ優遇するのはおかしい」など与党内からの声に呼応するかのように、「必要性は薄れた」とし、政府では「廃案」にすることを固めたとのこと。
ちなみに、国家公務員の定年延長は、2年以上の歳月を掛けて検討・協議を進めてきたうえで提出された法律案であるにも関わらず、「パー」になるということであります。
この2,3日の急転直下の動き、すべて御破産にするかのような動きに関しては、一連の検察庁法改正を含む「国家公務員法等の一部を改正する法律案」に関し、ここ数日、真剣に自身の正しき答えを見出すべく思考整理に費やした時間を返せと言いたい気持ちでありますが、そんな私事はさて置き、野党が今後「任命責任」追求モードにシフトすることを考えると、国会運営はもとより、政権支持率にもさらにダメージを与えることは否めません。
しかしながら、国民が窮し、いま政治に求めているのは新型コロナに対する追加の支援策であり、そこだけは最優先に置き、立法府の責任として迅速に進めていただきたいですし、そのことさえおざなりになるようでは、今度は与野党を問わず、この国の「政治」に対する不信増大につながり兼ねないと地方の一議員として危惧するところであります。
そして何より、この国の政治を動かしているのは、民に選ばれた政治家ではなく、#(ハッシュタグ)で拡散する国民でもなく、炸裂する文春砲や平気で偏向報道するマスコミであるような気がしてなりません。
併せて、これにより生じる我が国の政治混乱や民主主義の弱体化を喜ぶのは誰か(どの国か)という視点は絶対に忘れてはならない視点であり、決して大袈裟でなく主権国家を侵されないためにも、冒頭述べた「無茶苦茶」な状態から早期に脱し、「あるべき姿」に戻さねばならないと考える次第であります。
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