本日告示「福井県議会議員選挙」

ブログ 政治

見事な晴天が続く敦賀。
 
朝の辻立ちも天気を気にすることなく続けており、昨日は、白木の日本原子力研究開発機構「もんじゅ」前にて。
 
その名も「食堂 白木」の前の歩道に立つと、道路の両サイドに咲く桜が大変美しく、絶好の景色に幸せを感じながらの活動となりました。
 

【辻立ちポイントからの眺め。両サイドに咲く桜はトンネルのよう。】
 
本当、敦賀には素晴らしき場所が沢山あると、一緒に立ってくれた仲間とも話しながらの時間となりましたが、ところ変えれば、気づきと出会いあり。
 
そうしたことを思いながら、活動のほうは今後もコツコツと続けてまいります。
 
さて、令和4年度も今日が最後となり、皆様におかれては何かと締めくくりの日、区切りの日になろうかと思いますが、統一地方選挙のほうは、知事選に続き、福井県議会議員選挙が本日告示となります。
 
敦賀市選挙区においては、定数3に対し、現職2名、新人2名が立候補予定であり、激戦の様相を呈しています。
 
私は、同じ連合福井推薦の候補予定者※「北川ひろき」氏を支援しており、今朝は辻立ちの後、同候補予定者の出陣式に出席することとしています。
 
※あくまでも、立候補するまでは「候補予定者」なので、現時点(5時半)ではこう表記しています。
 
皆様、それぞれ支持する候補予定者がいらっしゃるかと思いますが、一層重要となる次の4年間、県政と敦賀を結び、地域の発展につなげるための重要な選挙となりますので、選挙戦で各候補者が主張する政策に関心をもって、見聞きいただければと思います。
 
なお、投票に関しては、既に始まっている知事選を含め、今回からアル・プラザ敦賀6階でも期日前投票が可能となっています(詳細は以下にリンクします)。
 
 →敦賀市HP「第20回統一地方選挙のお知らせ」はこちらから
 
言うまでもなく、皆様がお持ちの「一票」は国民の権利。
 
この選挙においても無駄にすることなきよう、期日前投票をご活用いただくとともに、投票日の「4月9日(日)」にはぜひ投票所に足を運んでいただけますようお願いいたします。
 

【消防庁舎に掛けられた垂れ幕。少しでも投票率が上がることを願っています。】

金崎宮は「恋の宮」 〜今日から「花換まつり」〜

ブログ 敦賀の歴史・文化

敦賀市内を走ると、ピンクの桜が至るところに咲き、それだけで心穏やかになるところ。
 
四季折々の景色に癒される中でも特に、日本人で良かったなぁと思う季節となりました。
 
27日には福井地方気象台が、桜の満開を発表しましたが、これは平年より11日早く、昨年より10日早いとのこと。
 
天気予報を見ると、この先も桜シーズンを引き立てるかのように、来週後半までは晴れマークが続いており、満開の桜、そしてヒラヒラと散る姿に映る、日本人の心までを感じることができそうです。
 
さて、その桜。
 
敦賀にも名所と呼ばれる場所は様々ありますが、やはり代表格は「金崎宮」ではないでしょうか。
 
その金崎宮では、ちょうど今日から「花換まつり」が行われます。
 
金崎宮へ桜見物に訪れた男女が「花換えましょう」と声をかけあい、桜の小枝を交換することで思いを伝えたといわれる、ロマンチックなお祭りで、「花換え」をしたカップルは将来幸せに恵まれると言われています。
 
4月11日まで10日間行われるこのまつりでは、単にお花見だけではなく、「花換え」や「男女の縁」にちなんだ催しもありますので、ぜひ添付しますチラシをご覧のうえ、お出掛けいただければと思います。
 


 
なお、金崎宮は「恋の宮」と呼ばれますが、同宮のホームページを見ると、花換祭が行われるようになったのは明治40年代と伝えられています。
 
当時は男女間の交際のきっかけがあまりない時代であったので、花換祭は縁を取持つ格好の場、機会となり、神社で受けた花を持ち、お目当ての人の前に行き「花換えましょう」と声を掛け、もし、その人が思いに叶った人ならば「花換えましょう」と返答しそれぞれの花を交換してお付き合いが始ったというのです。
 
そして、何時しか金崎宮は「恋の宮」と呼ばれるようになり、戦後は男女の縁を取り持つ場から縁を願う宮へと変わりつつありますが、毎年大勢の若者が訪れています。
 
と記載されていました。
 
今や男女の出会いは「マッチングアプリ」の時代とも言われるところですが、やはり想いを伝えるのは、ドキドキしながら面と向かってが一番であり、こうした風情を大事にしたいと思う次第です。
 
そうした思いのもと、まさにそうした若い世代の方はぜひ「花換え」を、またそうでない方も、大切なパートナーとの恋愛始めを思い返す機会として、桜咲くロマンチックな金崎宮に足を運んでみてはいかがでしょうか。

旧態依然のやり方は止め「現実的な政策論争」を

ブログ 政治

緊張感高まる日本海。
 
ロシア国防省は28日、極東ウラジオストク沖の日本海で、露太平洋艦隊所属のミサイル艇2隻が超音速巡航ミサイル「モスキート」の発射演習を行ったと発表。
 

【太平洋艦隊の艦艇から発射される対艦巡航ミサイル「モスキート」(産経NEWSより引用)】
 
ロシア国防省の発表によると、発射されたミサイル2発は約100キロ先の標的に命中したとあり、ロシアはアジア太平洋地域で軍事力を誇示し、ウクライナを支援する日本や米国を威圧する思惑との見方は言うまでもなきところ。
 
実際、岸田首相がウクライナを訪問した21日には、長距離戦略爆撃機2機を日本海上空で7時間以上飛行させるなど、日本への牽制を強めており、これが国際社会の「現実」であることを肝に銘じておかねばなりません。
 
こうして北朝鮮や中国を含め、近隣諸国との関係は緊張感を増すばかりのなか、これでいいのかと思うのが日本の政治。
 
令和5年度予算案の採決を行った、昨日の参院本会議の記名投票では、れいわ新選組の2議員が遅延戦術「牛歩」のパフォーマンスで臨み、結果して、尾辻議長は投票箱を閉鎖し、2人は投票できませんでした。
 
また、野党第一党の立憲民主党は、最終盤の参院予算委員会の場においても、高市経済安全保障担当相に対する放送法に関する総務省の行政文書を巡る話題に多くの時間を費やしたものの、結果、文書の正確性も確認できませんでした。
 
外交・安全保障や少子化、物価高騰対策、エネルギー政策など、国家の根幹に関わる喫緊の重要課題を横に置き、スキャンダル追及で審議時間を空費し続けた旧態依然としたやり方に辟易としたのは私だけではないかと思います。
 
そもそもこのやり方を支持者や支援団体が求めているのか疑問に感じるところですが、他党の批判はしないと決めておりますので、これ以上はやめておきます。
 
そうした野党の中において、一線を画す国民民主党ですが、先に述べた政策課題に対し、是々非々かつ現実路線の提案を続けたうえで、予算案に対しては単なる「反対」ではなく、代替え案をもって衆議院に「組み替え動議」を提出したものの、結果して否決されました。
 
同党においては、令和5年度予算の成立にあたって談話を発表しており、
 
我が国は「長期にわたり停滞する経済」「止まらない少子化傾向」という深刻な問題に直面しています。問題を解決し、国民の希望と日本の未来に資するためには、「失われた30年」の原因となった政策体系から転換し、「給料が上がる経済」「人づくり」に寄与する編成をしなければなりません。
 
そうした観点から、国民民主党は、衆議院に組み替え動議を提出し、賃上げ税制の見直しや、児童手当をはじめとした子ども・子育て支援における公的給付の所得制限の撤廃のほか、物価高騰対策として、ガソリン・軽油・LPガスの値下げや、電気料金に上乗せされている再生可能エネルギー発電促進賦課金の徴収停止を提案しました。
 
残念ながら国民民主党の動議は否決され、政府提出の令和5年度予算案が与党の賛成により成立しました。政府の予算案は過去の政策体系の延長線上の傾向が強く、日本が直面する深刻な問題の解決という観点から、適切な内容とは言えません。
 
と述べています。
 
 →国民民主党「令和5年度予算の成立にあたって(談話)」全文はこちら
 
冒頭述べたよう、緊迫した国際情勢も加わり、政治、とりわけ野党が「お花畑の理想論」や「スキャンダル追及」ではいけない。
 
必要なのは、真にこの国や地域の発展を思っての「現実的な政策論争」であり、そのことの先に、政治への信頼や二大政党政治があるのだと考えます。
 
私は、この4月の選挙を「国民民主党公認」で戦います。
 
この党の理念と政策は、まさに日本の政治が目指すべき方向にあると確信したから、堂々と政党名を名乗って戦うことを決断しました。
 
皆様におかれましては、私の考えをご理解いただくとともに、最早あらゆる「政策を先導」している国民民主党に注視いただけますよう、重ねてお願い申し上げます。
 

【真に国益に資する政治に必要な理念はこれだ。】

高浜原子力発電所4号機が戦線復帰

ブログ 働く仲間とともに 原子力

事務所開き式から一夜明けた昨日は晴天。
 
辻立ちは、原点に戻り、地元町内の会館前にて行いましたが、通過するお車の中からお声掛けなどいただき、元気を頂戴する朝となりました。
 
連日続けている辻立ちですが、本日は、東洋紡敦賀事業所の南門(Joshinがある方)に立つ予定としています。
 
原電労組を始め、東洋紡労組の役員の皆さんにもご協力いただけることに感謝をしつつ、明るくご挨拶してまいります。
 

【晴天のもと、ひばりケ丘町会館前での辻立ち】
 
さて、こうしてお支えいただいている連合福井嶺南地域協議会に集う産別労組の皆さんは、それぞれの職場において日々ご奮闘のところ。
 
とりわけ、母体の電力総連の仲間、関西電力労組においては、定格熱出力一定運転中の1月30日15時21分、「PR中性子束急減トリップ」の警報が発信し、 原子炉が自動停止した高浜発電所4号機について、調査のうえ原因※を特定、対策として、電流低下が認められた電気ケーブルを介さずに、予備用として敷設されている他のルートに変更したほか、ケーブル敷設時の注意事項を社内マニュアルに反映。
 
※事象の原因
原子炉格納容器貫通部内で接続している電気ケーブルに接続不良が発生したことにより、制御棒駆動部のコイルに供給する電流値が低下し、制御棒1本が挿入されたため、中性子検出器の指示値が警報の設定値に至ったものと推定。
 
こうして対策が完了したことから、3月24日に原子炉を起動、3月25日には発電を再開していましたが、出力トレンドを確認するに、昨日無事に定格熱出力一定運転に入ったようです。
 

【高浜原子力発電所4号機の出力トレンド(関西電力HPより)】
 
約2ヶ月に亘る停止となったものの、一日も早い発電再開に向け、昼夜問わず対応された現場を始め、関係者の皆さんのご努力に敬意を表する次第です。
 
世間にとって、このことは当たり前かもしれませんが、電力関連産業のみならず、あらゆる産業で働く皆さんの努力があって社会は成り立っています。
 
そして、社会を支える仲間の皆さんに支えてもらっているのが私であり、そのことに対する重み、担うべき役割を改めて強く認識し、本日この後も活動に邁進する所存です。

感謝感謝の「事務所開き式」

ブログ 活動報告

連日、各方面からのご支援に感謝の思いが尽きない日が続くなか、昨日は私の「事務所開き式」を開催。
 
予報通りとはいえ、冷たい雨が降り続くなか、早朝より原電総連の組合役員の皆さんが多勢お手伝いに来てくれ、ミーティングにて分担した、テント設営や駐車場係、受付などの役割に随、この日もテキパキと対応いただき、まず感謝。
 
すべての準備を整え、12時半に受付を開始して以降、ひばりケ丘町を始めとする地域の皆さん、連合福井傘下の労働組合役員の皆さん、国民民主党福井県連の先輩議員など、多くの方々にお越しいただきました。
 
そして何と驚いたのは、敦賀高校のジャージを着て高校生が一人で来られたこと。
 
私のSNSを見て来てくれたとのことでしたが、こうして次代を担う若者が政治に関心を持ってくれていることを心より嬉しく思った次第です。
 
結果、準備いただいた方を含めると100名は超えていたでしょうか、立ち見はもとより、プレハブの中にも入りきれない状態になり、寒いなかテント下でお聞きいただいた方には大変申し訳ありませんでした。
 
そうして13時より神事を取り行った後、式に移り、後援会長、ひばりケ丘町区長、北川博規 福井県議会議員、福井県電力総連会長、連合福井嶺南地域協議会議長、そして最後に母体の原電総連会長とご挨拶をいただき、私に対し、過分なるお言葉を頂戴し、これまた感謝。
 
その後、私から、これまでのご支援への御礼、この4年間取り組んできたことに悔いなしとする思い、そして「3つのまちづくり宣言」を掲げ、活力と魅力あふれる敦賀にしていくため、再度挑戦させていただく旨、決意の一端を述べさせていただきました。
 
会場からいただいた万雷の拍手に身震いする思いでしたが、これを私への期待と受け止め、さらに精進せねばと気を引き締めたところです。
 

【多勢の支援者を前にご挨拶】
 
その後は、気持ちのこもった発声により「ガンバロウ三唱」で会場の思いをひとつにし、式を終えました。
 

【拳固めの「ガンバロウ三唱」にて締めくくり】
 
どなたかがご挨拶の中で仰ったよう、まさに「雨降って地固まる」の如く、結束力を高めていただいたと感じた次第ですが、私にとっては、感謝感謝の事務所開き式となりました。
 
今後はこの事務所を拠点に、取り組みをしっかり前に進めてまいります。
 
また、皆さまにおかれましては、お気軽にお立ち寄りいただければ嬉しく思います。
 
さて、一夜明けて本日は晴天。
 
3月27日は、「咲く(3×9)=27」の語呂合わせと、七十二候の一つ「桜始開(さくらはじめてひらく)」にあたる時期であることから、「さくらの日」だそう。
 
以前に、心まで亡くしてしまわないようにと書きましたが、今日は一息深呼吸、青空のもと咲く桜を愉しむ、気持ちに余裕をもって過ごしたいと思います。

本日13時より「事務所開き式」を行います

ブログ 活動報告

23日の福井県知事選挙を皮切りにスタートした「第20回統一地方選挙」。
 
既に始まっている期日前投票、あるいは不在者投票などに関しては、以下、敦賀市ホームページにも留意事項などが記載されていますので、参考にご覧いただければと存じます。
 
 →「第20回統一地方選挙のお知らせ」はこちらから
 
なお、期日前投票会場については、従来の市役所1階オープンスペースに加え、今回からアル・プラザ6階でも投票可能となっておりますので、お買い物などに合わせ、ぜひご利用いただければと思います。
 
さて、統一地方選挙後半戦の敦賀市長選、敦賀市議選に向けては、20日から立候補届出書類の事前審査(市選管による)が行われており、私のほうは、すべての書類を確認いただいたうえ「封印」をし、告示日を待つのみの状態となっています。
 
また、公営で作成することができるポスター、政策ビラについても事前のチェックを受けた後、鋭意準備を進めているところです。
 
こうして徐々に準備を進めているとやはり、自然と気持ちも高まってくる訳ですが、活動の拠点となる後援会事務所については、今回も地元ひばりケ丘町内にプレハブを設置し、昨日は早朝より、多くの原電労組役員の皆さんにお手伝いいただき、設営・準備を行なっていただきました。
 
分担した役割に応じ、テキパキと作業をこなす若い役員たちの姿を大変頼もしく、そして心強く感じながら見ておりましたが、お陰様で午前中のうちにほぼ整い、午後からは幹部役員の皆さんと檄文貼りや、その他細々した確認などを行った次第です。
 

【ひばりケ丘町内に設置した後援会事務所】
 
こうして準備を終え、本日13時には「事務所開き式」を執り行う予定としています。
 
場所は、ヒバリヒルズ東側から町内に入った道路沿い(ひばりケ丘町32-20-2)となりますので、既にご案内しました皆様を始め、多くの方にお集まりいただけると嬉しく思います。
 
なお、近隣住民の皆様におかれましては、暫しの間お騒がせをいたしますが、何卒ご容赦いただけますよう宜しくお願いいたします。

伊方原子力発電所3号機 運転差し止め「認めず」

ブログ 原子力

本日は冒頭、昨日のブログに記載しました「再エネ賦課金」による電気料金値下げに関し、あたかも賦課金の「徴収停止」によって行われるかの表現をしてしまったことから、お詫びのうえ、これを訂正いたします。
 
経済産業省のプレスリリースによると、正しくは、
◉賦課金単価については、毎年度、当該年度の開始前に、再エネ特措法で定められた算定方法に則り、経済産業大臣が設定しています。
2023年度の賦課金単価については、足元のウクライナ危機による急激な市場価格の高騰により、再エネ電気の販売収入(回避可能費用)が増加すること等から、以下のとおり、1kWh当たり1.40円(2022年度は3.45円)となります。目安として一ヶ月の電力使用量が400kWhの需要家モデルの負担額を見ると、月額560円(▲820円)、年額6,720円(▲9,840円)となります。
 
つまりは、年度ごとの単価見直しによって、たまたま「下げ方向」となったものでしたが、逆にこのような市場環境の変化によって、来年度以降、再び再エネ賦課金が値上がりする可能性があることから、やはり国民民主党が提案しているよう、再エネ賦課金自体の引き下げや徴収停止などの見直しが必要であり、私も同じ考えで、今後の政府の対応を注視していきたいと思います。
 
さて、電気料金に関し、原子力発電の稼働率を上げることが値下げに通ずることは、最早周知の事実かと思いますが、昨日は四国電力伊方原子力発電所3号機(愛媛県伊方町)の運転差し止めの裁判について、広島高等裁判所の判決が下されました。
 

【伊方原子力発電所(四国電力HPより)】
 
この裁判は、地震に対する安全性が不十分だとして、広島県や愛媛県の住民7人が運転差し止めを求めた仮処分申し立ての即時抗告審でしたが、結果、申し立てを却下した広島地裁決定を支持し、住民側の即時抗告を棄却しました。
 
裁判長は「住民らの生命や身体に具体的な危険があると立証されたとは認められない」と判断したものですが、この決定は、四国電力が3号機を運転できるようになったのは、新規制基準に基づき、地震に対する安全性を含めて原子力規制委員会で審査され、許可されたからだと指摘。
 
住民側が運転の差し止めを求める場合、運転による具体的な危険性があるかどうかを立証する責任は四国電力側ではなく、住民側が負うのが原則だとしました。
 
この結果について、四国電力はホームページにて、
(抜粋)
今回の決定は、伊方発電所3号機の安全性は確保されているとの当社のこれまでの主張が 裁判所に認められたものであり、妥当な決定をいただいたものと考えております。
当社といたしましては、引き続き、安全性の向上に終わりはないことを肝に銘じ、伊方発電所の安全対策に不断の努力を重ねるとともに、今後の安全・安定運転に万全を期して まいります。
 
とのコメントを発表。
 
原子力発電を巡っては、いわゆる「司法リスク」がありますが、今回「真っ当な判断」がされたことに安堵した次第です。
 
エネルギー危機に直面するいま、電力の安定供給はもとより、電気料金や事業者の経営にも大きな影響を与える原子力。
 
高い専門性を有する「原子力裁判所」のような存在がない日本においては、裁判官の私観やイデオロギーによって、運転差し止めとなることがないよう願うばかりです。
 
なお、この日、関西電力は、1月に自動停止した高浜原子力発電所4号機の原子炉を起動し運転を再開。
 
本日25日に発送電を再開し、営業運転に入る予定とのことであり、こちらも戦線復帰に安堵するとともに、今後の安全・安定運転をお願いする次第です。

この際「再エネ賦課金」を考える機会に

エネルギー ブログ 政治

昨日から始まった統一地方選前半戦。
 
国政選挙と同様、ここでも争点のひとつとして挙げられるのは、生活に直結する物価やエネルギー価格高騰などへの対応になろうかと思います。
 
そうしたなか、3月22日に開催された政府の「物価・賃金・生活総合対策本部」では、高騰が続いている電気料金に関して、料金に上乗せする形で徴収されている「再生可能エネルギー賦課金」を4月使用分の料金から減額されることが報告されました。
 
具体的には、標準家庭(月の電気使用量が400キロワット時の)で月平均800円に相当する額が、5月請求分から追加で値下げされるほか、鋳造など「特別高圧」契約の企業は約80万円/月(年間約1000万円)の値下げとなります。
 
いわゆる「再エネ賦課金の一時徴収停止」による「電気料金値下げ」は、国民民主党が昨年夏の参議院選挙の時に追加公約をし、10月24日には高騰する電気代値下げのための「再エネ賦課金停止法案」を参議院に提出したほか、年末には物価高騰に苦む国民、企業の負担軽減策のひとつとして、岸田総理に直談判した案件でもあります。
 
すなわち、提案から約8ヶ月を経て、同党がまた公約を実現したことになる訳ですが、政治判断さえすればすぐにできて、しかも国民、企業すべて一律に「電気代値下げ」効果があり、目に見える形の方法をここまで選択しなかったことは遅きに失していると、私は思う次第です。
 

【昨年9月に発表した国民民主党の緊急経済対策。電気代値下げの方法はまさに「再エネ賦課金の一時徴収停止」】
 
「再エネ賦課金」に関しては、これまで何度も紹介していますが、改めて、この賦課金は固定価格買取制度において、「再エネ由来の電力を決められた価格で大手電力が買い取る制度(FIT)の費用など、再エネの普及促進のため、電力会社が利用者から賦課金という形で電気料金に上乗せして徴収している」ものです。
 
経産省によると、賦課金は平成24(2012)年の導入開始時は1キロワット時あたり0.22円でしたが、その後増え続け、令和4年度は1キロワット時当たり3.45円が徴収されている状況になっています。
 
また、下図をご覧いただくとお分かりの通り、年々賦課金は上昇しており、国民から徴収する賦課金総額は「2.7兆円」となっていることを、改めて認識いただければと思いますが、皆さんはこのシステムをどうお感じでしょうか。
 

【固定価格買取制度導入後の賦課金の推移(資源エネルギー庁HPより引用)】
 
皆さまにおかれましては自己チェックの観点から、毎月支払う電気料金明細を確認いただくとともに、現在の日本のエネルギー政策で一番に掲げる「再エネ主力電源化」の意味するところは、今以上の国民負担を強いて進めることであり、本当にそれで良いのか、是非についてご一考いただければ幸いに存じます。
 
なお、くれぐれも誤解なきよう、私は、再エネ否定論者では決してなく、「超」現実的なベストミックス論者であることを最後に補足しておきます。

任期最後の定例会を終える

ブログ 敦賀市議会

日本が前回王者・米国を3-2で下し、2009年第2回大会以来14年ぶり3度目の優勝を果たした野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)。
 
耐えに耐えての悲願の世界一奪還に、日本中が勇気をもらったところですが、大谷選手らが客席のファンや激闘を繰り広げた米国ナインに向けても頭を下げ、感謝と敬意を示した場面が、「勝者の品格」と称賛を呼んでいるとのこと。
 
野球のみならず、礼に始まり、礼に終わるのが日本スポーツの美徳ですが、勝負の強さのみならず、そうした日本の文化が世界から讃えられていることを誇りに感じたところです。
 
さて、激闘のWBCと並行して開催されたのは、令和5年第1回(3月)敦賀市議会定例会。
 
9時からの議会運営委員会、続く全員協議会にて最終日の運営などを確認した後、本会議を10時に再開。
 
冒頭、市長追加提出議案「第30号議案 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求める件」について提案があり、人事案件につき質疑を省略し、採決を行い「可決」。
 
その後は、各常任委員会からの審査報告、討論・採決、議会提出議案「B議案第1号 敦賀市議会の個人情報保護に関する条例制定の件」および「B議案第2号 敦賀市議会委員会条例の一部改正の件」について提案・採決までを行い、結果、すべての議案を「可決」しました。
 
また、特別委員会からの中間報告の後、行われたのは、勇退議員からのご挨拶。
 
任期最後の議会では慣例として、希望される勇退議員の方においては、議場でのご挨拶の機会があるということで、昨日は6名の先輩議員、同僚議員が壇上に立たれました。
 
勇退される方の期数は、1期4年から8期32年まで幅広いものでしたが、ご挨拶では、市民や理事者、議会への感謝を述べられつつ、それぞれの課題認識のなかで、市政発展に向け全力で取り組まれたことが浮かぶような内容ばかりであり、心の中でそうしたご貢献に敬意と感謝を表した次第です。
 
また、その後は渕上隆信市長より、閉会にあたってのご挨拶があり、同じく今期をもって勇退される市長からは、改めて2期8年を振り返っての思いなどのお話しがありました。
 
市長のお言葉にあったよう、まさに「激動」の時代のトップリーダーとして、緊張と苦悩の連続であったかと思いますが、そうした環境下でも敦賀を前にと、市政運営、舵取役を努めていただいたことに、心より敬意を表します。
 
なお、残り任期は1ヶ月ありますが、全うされた後は、暫しお身体を休め、ゆっくりお過ごしいただければと思うところです。
 
勇退議員の皆さん、渕上市長、これまで本当にお疲れ様でした。
 
そうして、すべての日程を終え、任期最後の定例会が閉会。
 
早速、今日からは福井県知事選挙が告示されるほか、31日からは県議選と統一地方選挙の前半戦がスタートとなり、一気に選挙モードの様相となります。
 
私が挑戦する敦賀市議選は、後半戦の4月16日(日)告示、23日(日)投開票の日程で行われますので、気持ちもモードチェンジ。
 
勇退される議員の方々の思いも胸に、決戦に向け、闘志燃やして頑張る所存です。
 

【閉会後の本会議場。次こそ市民の付託を得てこの場所へ。】

「ウエステルダム」が敦賀に寄港

ブログ まちづくり

日本列島が歓喜に沸いた野球の「ワールド・ベースボール・クラシック」(WBC)準決勝。
 
日本代表「侍ジャパン」は、メキシコとの息詰まる激闘を村上宗隆選手のサヨナラ打で勝利し、3大会ぶりの決勝進出を果たしました。
 
試合展開のことはもう言うまでもありませんが、この試合で起死回生の3ランを放つなど3安打3打点の活躍で、WBCでの大会新記録となる通算13打点目をマークした吉田正尚選手(レッドソックス)に対し、米メディアの評価が高まっているとのこと。
 
吉田選手は、福井市出身で、高校時代は敦賀気比高でプレーしていたとあって、メジャーに認められるこの大活躍を誇らしく思うところですが、いよいよ今日は米国との決勝戦。
 
今日は定例会最終日につき、観戦は叶いませんが、大リーグのスター選手が集う「銀河系軍団」を破り、悲願の世界一を掴み取って欲しいと思います。
 
さて、盛り上がったといえば、ここ敦賀も。
 
週末の新幹線開業1年前イベント「つるがフェス」に続き、昨日は海外大型クルーズ客船「ウエステルダム」が寄港。
 
実に3年ぶり、昨年11月に国際クルーズ船の受入再開が発表されて以来、初めての寄港となりました。
 
「ウエステルダム」はオランダ船籍で、米国の「ホーランドアメリカライン社」が運航し、全長は285メートル。
 
今回の乗客数は約1600人で、米国やオーストラリアなどの外国人が多くを占めるとあり、鞠山岸壁に加えて、金ヶ崎や神楽一丁目商店街など、まちなかでも歓迎イベントが開催されたほか、「人道の港敦賀ムゼウム」や「氣比神宮」などに多くの方が訪れ、敦賀のまちを感じてくれたことを嬉しく感じた次第です。
 

【寄港したウエステルダム(人道の港敦賀ムゼウムTwitterより引用)】
 
また、市ではホームページにて、「様々な国から来られる乗船客の方々をみなさんで歓迎しましょう!!『国際色豊かな港町敦賀』を堪能できる、またとない機会です。ぜひお越しください!!」との事前呼び掛けもされていましたが、この寄港に際し、おもてなしのため準備、対応された関係者の皆様には感謝申し上げる次第です。
 
なお、こうして思うのはやはり、敦賀は「鉄道と港のまち」であるということ。
 
このコンセプトは、古からの歴史のうえに成り立っている、唯一無二の敦賀を表すものであり、これを追求していくことが、市民の皆さんの郷土愛と敦賀のブランド力をさらに高めるカギであると確信するところです。
 
そうしたまちに育ち、住んでいることを誇りに思い、私自身、引き続き、世界でオンリーワンの「敦賀」になるためにできることを、微力ながら尽力していきたいと思います。

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