熱漕!「第29回敦賀港カッターレース」を開催

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学校関係が夏休みに入り、すぐに迎えた3連休。
 
午前9時の時点で30℃を超え、最高気温は35.9℃となった敦賀で昨日、開催したのは「第29回敦賀港カッターレース」。
 
参議院選挙と重なることを踏まえ、8月にスライドして開催した昨年は、曇天かつレース途中には強い雨が降ったことを思えば、「夏の風物詩」のイベントはこうでなくてはと思い、朝6時過ぎには会場に向かったところです。
 
大会を主催する敦賀港カッターレース実行委員会(ちなみに、私が事務局の任を仰せつかっています)では、4月の実行委員会を皮切りに、各方面にご協力をいただきながら準備を進めてきたところであり、その後も委員会を重ねつつ、7月4日にはカッター下ろし(カッターを陸から海上に浮かべること)と初心者講習、7月5日、7月11・12日にはチーム練習会を開催したうえで、大会を迎えました。
 
29回目となるこの大会には、前回より3チーム増、県外4チームを含む、42チームに参加いただき誠に嬉しい限り。
 
9時からの開会式では、勢揃いしたチームを前に、主催者代表として実行委員会の力野豊会長、共催いただいている米澤光治敦賀市長、敦賀海上保安部より長崎克明保安部長よりご挨拶を頂戴し、大会スタート。
 

【全チームが勢揃いしての開会式】

【私も出番あり(事務局からの注意事項説明)】
 
クラス分けは、従前同様、持ちタイムの早い1部、初出場チームなどの2部に加え、女性4人以上の漕ぎ手で編成する「女性の部」でしたが、遠くは青森県八戸市からお越しいただいたほか、参加チームも敦賀海上保安部や敦賀警察署、福井県の機関や敦賀市役所関係、福井県議会や美浜町議会(もちろん、敦賀市議会も)に各企業、労働組合、知人・友人で構成したチームなど、参加はあらゆる分野から。
 

【海上保安庁の「うみまる」、福井県警察の「リュウピー」も応援に来てくれました】
 
レースでは、櫂(オール)を流してしまったりのハプニングなども多少生じたものの、揃えた色とりどりのチームTシャツに身を包んだ皆様により、気温以上に熱い、まさに「熱戦」が繰り広げられました。
 

【熱戦の会場は、青い空に青い海の川崎・松栄岸壁】
 
なお、昨年2部4位の成績を残し、今年は1部に昇格した「敦賀市議会チーム」は、予選2レース目で何とか4分を切り、1部残留資格(3分台は1部)を得ました。
 

【レースに臨む敦賀市議会チーム。予選1レース目はややオールが揃わず(泣)】
 
大会のほうは、激戦となった1部決勝までの全レースを終え、その後は閉会式、実行委員会全員にて会場の後片付け、撤収作業を行い、全ての工程を終了。
 
猛暑日の中、何をおいても体調不良や事故などなく、無事に開催できたことに事務局として安堵するとともに、ご理解、ご協力をいただいた敦賀市や敦賀海上保安部、県港湾関係者の皆様などに御礼申し上げます。
 
そして何より、今回のレースに参加いただいた各チームの皆さま、応援に駆け付けていただいた皆さまには、大会を大いに盛り上げていただいたことに心より感謝申し上げます。
 
県外チームのお話によれば、他県の大会は海だけ、ビルを眺めて(横浜とか)漕ぐのに対し、敦賀は「山を見て焦げるのが気持ちいい」との言葉が印象的でした。
 
当たり前のことが、言われてみれば「自慢」なんだと気づいたわけですが、この「敦賀港カッターレース」は、いよいよ来年「30回」大会。
 
今年以上の参加を呼びかけ、実行委員の皆さんと一緒に、敦賀の「夏の風物詩」をさらに盛り上げていければと思います。
 

【すべての工程・作業を終えて。夕陽が映る海もまた敦賀の自慢であり。】

「第29回敦賀港カッターレース」に向けて代表者会議を開催     

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高校時代は陸上競技に打ち込んでいた私。
 
 →その様子は、リンクの「プロフィール」を参照ください
 
県大会で優勝すれば全国大会(甲子園)に出場できる野球などと違い、陸上は、県大会6位入賞で北信越地区大会に進み、さらに北信越地区大会で6位に入って初めて全国大会(インターハイ)に出場できるという“狭き門”。
 
私は結果して、1500mや3000m障害で県大会においては優勝経験があるものの、北信越では決勝にすら進めなかった、つまり全国大会の切符は夢のままで終わったわけですが、この時期はちょうど、そうしてライバルたちと凌ぎを削った北信越大会の時期。
 
滋賀インターハイを懸けた、今年の北信越地区大会は現在、石川県の西部緑地公園陸上競技場で開催されており、2日目の昨日は大記録が飛び出しました。
 
その大記録とは、女子100mハードルで優勝した藤田紗季選手(敦賀高2年)。
 
優勝タイムの13秒20は、なんと日本高校新記録!
 
この大記録樹立を祝福するとともに、同じ敦賀高校陸上部で競技生活を送った者として、心から嬉しく思うところです。
 
あわら市出身で、親元を離れ、敦賀市内で下宿生活を送っているという藤田選手。
 
驚くことに、ハードルの後は走り幅跳びでも優勝したとありましたが、全国大会出場を目指していた私と違い、彼女の目標は全国優勝やさらなる日本高校記録更新であり、今後ますますの活躍を期待する次第です。
 
こうした吉報、青春時代(今も青春ですが)を思い返すニュースから元気をもらい、昨日のメインイベントは、7月19日(日)に開催予定の「第29回 敦賀港カッターレース」の代表者会議。
 
参加チームの代表者に集っていただき、大会や練習関係の説明や、レース順などを抽選で決めるこの場は、本番前のひとつの節目であり、事務方の私としては緊張感をもって臨んだところです。
 
実行委員の皆さんは午後6時に、会場の敦賀市総合運動公園体育館2階の会議室に集合して設営を行った後、続々と訪れるチーム代表者をお迎え、受付し、会議は午後7時にスタート。
 
なお、今大会の出場チームは42チーム。
 
タイムで分かれる第1部に11、第2部に26、女性の部5チームで、このうち県外からは4チームが参加。
 
最も遠くは、青森県八戸市からお越しいただくということで嬉しい限り。
 
ただし、遠方から会議だけのために敦賀にというわけにはいかないことから、そうしたチームに向け、敦賀港カッターレース公式のYouTubeチャンネルを立ち上げ、昨日は初のライブ配信にて、会議の模様を中継した次第です。
 

【代表者会議の様子(各チームの希望順にテント位置を決めています)】
 
会議では、実行委員会の力野豊会長の挨拶に始まり、私から大会・練習関係の説明をした後は、順次、スムーズにレース順のくじ引きやテント位置を決めるなど、実行委員の慣れた進行や代表者の皆さんのご協力もあり感謝。
 
最後は同じく、実行委員会の宇野精浩副会長の言葉で締めくくりました。
 
なお、自身も選手として登録している「敦賀市議会チーム」は、もちろん今年も出場。
 
前回大会では決勝4位と入賞を逃しましたが、タイムが3分40秒を切っているということで、今大会から「1部昇格」(嬉しいような嬉しくないような)。
 
強豪11チームに混じっての激漕になろうかと思いますが、選手としても、実行委員としてもとにかく楽しみながら、「敦賀の夏の風物詩」に「参加して良かった」と言ってもらえる大会にしていきたいと思います。
 

【目標は!と言いたいところですが、手に届くには遠い、1部の優勝カップ】

「アーバンスポーツ施設整備工事」の請負契約議案を審査

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「勝ち点1以上に価値があるドローだった」
 
サッカーのワールドカップ(W杯)北中米3カ国大会 1次リーグF組。
 
昨日午前5時より行われた日本代表の初戦の相手はFIFAランキング8位の強豪オランダで、先制されるも追いつき、追加点を挙げられてもアディショナルタイムに同点と、2度追いついての「引き分け」を振り返り、試合後、日本代表の森保監督が語ったのが冒頭の言葉。
 
私もブログを書きながら観戦していましたが、オランダに負けじと、何度も得点機を得つつ、最後まで諦めない戦いぶりに元気をもらったところです。
 
目標は上でなければと、監督自ら口にして「ワールドカップ優勝」を目指す日本代表。
 
「キャプテン翼」世代の私としては、漫画で見た世界が時を経て、「夢」から「現実」のものになっていく感があるわけであり、まずは1戦1戦、勝ち点を挙げていって欲しいと思う次第です。
 
こうして試合の結果を見届け、街頭へ。
 
月曜日恒例の粟野交番前にて街頭演説を行いましたが、ちょうど話し始めに、対面を通学する中学男子たちに「ワールドカップ見てましたか?」と聞くと「見てた!」とのリアクション。
 
こうしたコミュニケーションを嬉しく思う朝となりました。
 
そして、その後は議会へ。
 
後半に入った敦賀市議会の令和8年第2回(6月)定例会は、昨日常任委員会を開催。
 
所属する産経建設常任委員会に出席し、今定例会で付託された議案1件「第45号議案 アーバンスポーツ施設整備工事その2請負契約の件」について審査しました。
 
今年度、敦賀市総合運動公園内 屋外ゲートボール場の一部に整備する「アーバンスポーツ施設」については、敦賀市ホームページ(HP)に概要が紹介されているので、そちらをご覧いただきたく存じますが、HPによれば、アーバン(urban)は日本語で「都市の、都会の」の意味を持ち、アーバンスポーツは都市型スポーツともいわれ広いスタジアムやアリーナを必要とせず、街中の広場など小さなスペースでも始めることができる。
 
代表的な競技としてはスケートボードやBMX、インラインスケート、3×3(3人制バスケットボール)などが挙げられ、2020年の東京オリンピックや2024年のパリオリンピックの日本人選手の活躍により近年、益々注目度が高まっているスポーツとあり、今回整備予定の施設は、スケートボードやBMXをはじめ様々な種目が利用でき、初心者から上級者まで、レベルを問わず楽しんでいただける施設を計画しているもの。
 
 →敦賀市HP「敦賀市アーバンスポーツ施設の整備が始まります!」はこちら
 

【委員会で資料配布された施設イメージ図(市HPにも掲載)】
 
既に整備に関する予算は承認しており、今回はメインとなるスケートボードパークや3×3コートなどを整備する工事契約議案(契約金額は、2億4082万3千円:税込)の上程があったところ。
 
委員会の質疑で私からは、以下について確認。
 
◉一般競争入札の「事後審査型」を選択した理由
◉応札した12社中、最低制限価格(税抜:2億1877万7543円)を下回る失格が6社あることを捉え、市の設計額について特殊な要因や算出が困難なものはあったのかどうか
◉事後審査型であることを踏まえ、落札した事業者の資格の確認において、当該施設整備に係る施工能力や実績の確認はどのように行なったのか
◉落札額(請負率91.99%)であるものの、最低制限価格と最低制限価格と落札額が極めて小差であることを踏まえ、工事の品質や安全管理、下請業社への適正な支払いは十分に維持できるのか
◉資格の確認を得られなかった事業者から市に対し、説明を求められることはなかったか
 
いずれの質疑にも的確な答弁があり、理解したところ。
 
他の委員からの質疑を終えた後、私からは「賛成」の立場で討論し、採決の結果、委員会として認めるべきものと決した次第です。
 
討論で言うには相応しくなかったかもしれませんが、この先整備がされ、こけら落としの際にはぜひ、オリンピックメダリストのスケーターを呼んで欲しい(先週行った一般質問での思いを込め)と申し上げましたが、今定例会で議決されれば、今年度末を工期に工事が進むもの。
 
初心者から上級者まで、レベルを問わず楽しんでいただけるこの施設。
 
「キャプテン翼」ではありませんが、「夢」の始まり、またそれを実現するための場所にもなって欲しいと、本整備に期待し、賛成する考えであります。

「金ヶ崎プロジェクト」は一旦リセット

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昨日の「氣比の杜整備基本計画策定委員会」に続き、今日も敦賀の「まちづくり」に関する話題。
 
北陸新幹線敦賀開業から10ヶ月が経過するタイミングで、「新幹線効果」の発揮に向け、鍵を握るひとつとして策定されたのが『敦賀まちづくりアクションプログラム』。
 
これは、令和6年1月に設立された、敦賀商工会議所・敦賀市・福井県の三者による「敦賀まちづくり協議会(以下、協議会)」において、経済界と行政が一体となり、新幹線効果の最大化と持続化を趣旨に、協議を重ね、取りまとめたものであり、以降、このプログラムを基にした取り組みが進められているところ。
 
昨日は、第5回目となる協議会が開催され、傍聴してきた次第です。
 
前述のとおり、協議会のメンバーは座長に敦賀商工会議所の奥井隆会頭、敦賀市からは米澤光治市長、福井県からは武部衞副知事。
 
協議会ではまず、奥井座長より「新幹線開業後、行く先々で敦賀の知名度が上がっていると感じている」「体制を維持し、効果的なまちづくりを進めていきたい」などと挨拶があった後、議題は「北陸新幹線敦賀開業後の状況」と「金ヶ崎プロジェクト」の2点。
 
「1.北陸新幹線敦賀開業後の状況」では、市の担当より、以下の報告あり。
 
<敦賀市所管施設と二次交通の状況>
◉①開業2年目、②開業1年目、③開業前の観光各施設、二次交通の入込・利用客数を比較
◉対開業前比(①/③)の考察は以下のとおり
・来訪者数は全施設で増加→平均値で112%
・ムゼウム(147.33%)、博物館(142,18%)、山車会館(154.38%)が堅調な推移
・クルーズ船の寄港増加も影響
・二次交通も堅調で、開業2年目にコミュニティバスのダイヤ改正した効果か
・シェアサイクルは73%増の伸びとなっている
 
<市内観光施設(民間等)および外国人観光客にかかる新幹線開業前後の各種数値比較>
・気比の松原は年々減少(開業前98,800人→1年目98,200人→2年目92,100人)しており、要因はレジャーの趣向変化や天候の影響か
・気比神宮は開業前比145.8%(129.3万人)で堅調な伸び
・金崎宮は同108.3%、あっとほうむは横ばい(99.8%)、日本海さかな街は減少(85.6%)
・外国人観光客は、博物館(239.5%)、ムゼウム(203.8%)など増加していると実感
 
併せて、敦賀商工会議所からは以下の紹介あり。
 
<商工会議所調査>
・売上動向の四半期ごと調査では、R8.1〜3月と開業前比較で「増加」と答えた割合54.4%
・開業直後のフィーバーを維持している
・コロナ禍前(H31)と直近では49.5%が売上増加→コロナ禍前と比べても遜色ない増加
・駅周辺ビジネスホテル稼働率7〜8割、ピーク時は9割の高いレベルで維持、宿泊者数も増加している
 
これに対し、まず武部副知事からは、
・開業効果を維持していることを嬉しく思う
・二次交通が大きく伸びているが、データを分析しながら次の手をどう打っていくかを考えるとうまくいくのでは
・氣比神宮も伸びており、参道としての改修を生かしていただきたい
・インバウンドも伸びている。クルーズ船の計画はどれくらいあるのか。
・終着駅でもあり、国際港を持つのは敦賀しかないので、県も一緒にやっていきたい。
とのご意見。
 
米澤市長からは、大きく3点あるとし、
①数字は前向きに捉えれば良いと思っている。
①ただ緩んではいけないので、効果としてしっかり維持した上で、開業効果から新幹線効果に生かしていきたい
②来訪者がどういう行動をとっているのか。消費行動など、中身をいかに把握していくのか、調査のやり方も含めて課題になってくる
②市民のメリットにならないといけないので、経済効果としてあるべし。効果に濃淡や広がりに問題があったりもするので、成功事例を抑えながら水平展開していくことが重要。
③クルーズ船が入ってきた時以外でもインバウンドが増えている。日常的にどうおもてなしするかの観点から、クルーズ船はその練習にもなる。
③県と市で役割分担しながら、クルーズ船誘致等については費用面も含めて対応をお願いしたい
との評価の受け止めがありました。
 
次に「2.金ヶ崎プロジェクト」について。
 
既に一昨日の福井新聞等で報道されている、金ヶ崎緑地部分の開発(プロジェクト)について、令和3年5月には、福井県と前田建設工業。アクアイグニスの3者にて「オーベルジュ整備事業に関する開発協定」、令和4年3月には、敦賀市と同2社の3者にて「敦賀市における賑わい施設整備協定」を締結し、これまで金ヶ崎エリア整備構想の基本計画、事業計画案の検討が進められてきたところ。
 
前田建設工業においては、昨今の建築資材高騰や労務費の上昇が続く中において、建築工事費や運営経費縮減などの実施により、収支採算が取れる、継続的なプロジェクトとすべく検討を進めてきたものの、本年3月に取りまとめた事業性検討において、このプロジェクトの前提条件である「民設民営」スキームでは、持続可能な事業性の見込めるプロジェクトとすることは「困難」。
 
運営面の行政支援なしで民間事業として収支採算性を確保して事業を実施するためには、少なくとも施設整備費用に対する「全額の行政支援が必要」となることから、前田建設工業としては「凍結」したい旨の報告があったと、市より説明がありました。
 
これに対する、3者の受け止めは次のとおり。
◉米澤市長
・凍結もやむを得ない。前提条件だとこのプロジェクトを進めるのは不可能だった。スキームを変えるつもりもない。
・事業者には熱心に取り組んでいただいていただけに残念だが、採算が取れる状況にないので、あらためて敦賀市としては凍結はやむを得ないと考えている
・(プロジェクトの立案から)3年くらい経過をし、そろそろ結論をとの声も議会などからもあり判断したい。事業者に対しては感謝している。
 
◉武部副知事
・全額の支援は困難。県としてもその判断をやむを得ないと考えている。
 
◉奥井座長
・規模の大きさに配慮が足りなかった。民営でやるにはこれだけの規模は厳しかったのか。
・県市とも協議をしてきた経過もあり、次につなげていく方策を。
・金ヶ崎は、最後のドル箱、ウォーターフロントであり、憩う港。旧港は町なかにも近いので、今回のことをたたき台にして引き続きやっていきたい。
 
座長からの、
・持続可能な運営は難しい、一度リセットすることで合意。
・これで敦賀のまちづくりは終わったなどと思わず、今後も応援していただきたい。
との言葉をもって、本プロジェクトに区切りをつけることとなりました。
 
なお、米澤市長からは、今後の同エリア開発に関し、
・公園(仮称:敦賀みなと公園)と駐車場整備は市が進めていく
・金ヶ崎の整備は、今後もこの協議会で進めていけば良いかと思っている。
・リソースも含めて、県とやっていければありがたい。
・県の長期構想は、川崎・松栄辺りを「人が賑わう場所に」としている。思いをひとつにしてやっていきたい。
・オーベルジュ自体あきらめるわけではない。敦賀の観光ポテンシャルを否定することはあり得ない。
・オーベルジュもあった方が良いとは思っていて、他の事業形態を検討して、他社さんでもあれば、事業者へのインセンティブ(地域振興プロジェクト支援金)もあるので歓迎したい。
 
呼応する形で、武部副知事からは、
・まず、終着駅である敦賀をしっかり整備していく。広域行政を担う県としてはそこから周辺自治体にも広げていきたい。
・港湾緑地(金ヶ崎緑地)については、市民の皆さんがどうしていきたいのか聞いていただき、敦賀市としてどうしていきたいのかを踏まえ、こうした場で膝を突き合わせて議論し、良い方向にもっていきたい。
 
このような議論を経て協議会は閉じられましたが、自身の受け止めとしては「致し方ない」としか言いようのないもの。
 
加えて言えば、最後の武部副知事の言葉にあるよう、敢えて「市民の皆さんがどうしていきたいのか」と仰った点に強く共感したところであります。
 
新幹線開業から2年と2ヶ月を経て、一旦仕切り直しとなるわけですが、そもそもの『敦賀まちづくりアクションプログラム』の目的は、①敦賀の鉄道や港、歴史・文化、食などポテンシャルが高いコンテンツを充実、連携させ、国内外から人を惹きつける場所をつくる、②まちなかに持続的な賑わいを生み出すとともに、その効果を市内全域あるいは嶺南地域全体に波及させること。
 
将来像は「世界と未来に開かれた 選ばれるまち敦賀 〜つるがファンの獲得へ〜」。
 
歴史を思えば、受け入れたユダヤ難民が「heaven(天国)」と称したのが敦賀港であり、まさに金ヶ崎の地。
 
世界を視野に掲げた、素晴らしい将来像を目指し、「オンリーワンの何か」を見つけ出していく。
 
そういったチャンスがもう一度訪れたと、今一度、市民の皆さんとともに考え、真に期待され、後世にもつなぐシンボリックな場所にしていくことに大きな価値があるのだと、講堂を後に思った次第です。
 

【昨日の氣比神宮の歴史と同様、お金で買えないのはこの景色(2022年10月やまたけ撮影)。「heaven」と称された雰囲気と重なるこの風景は既に、「ここにしかない」オンリーワンと言えるのではと。】

「氣比の杜整備基本計画策定委員会」がキックオフ

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季節の変化に伴い、朝の生活リズムが変わっていることは以前にお伝えしたとおり。
 
昨日も「逆さ野坂」を眺めながらの朝散歩(きゅうちゃんと)からスタートした後は、水曜恒例の辻立ちのため名子へ。
 
「風ニモマケズ」と、強い風の中での辻立ち活動では、この日の相方、身体も心もビッグな仲間が大きく手を振り続けてくれたおかげか、ご通行中の皆さんもにこやかに、手を振り返していただける割合も高いように感じました。
 
大きな声で「おはようございます!」と言う彼を見ていると、アントニオ猪木の「元気があれば何でもできる」の言葉が浮かんだわけですが、何とも元気が湧いてくる、気持ちの良い活動となりました。
 

【後ろ姿もビッグ。ちなみに、この写真の撮影者も負けじとビッグな仲間。】
 
さて、昨日一番の話題は「氣比の杜整備基本計画策定委員会」が発足、第1回の委員会が開催されたこと。
 
敦賀市のホームページ(HP)によれば、氣比神宮周辺の公有地等の利活用について検討を進める「氣比の杜整備構想」は、構想の検討にあたって、敦賀市民をはじめ、氣比神宮周辺エリアに関心のある方を対象に、世代を問わず幅広いご意見を伺うため、これまで市民意識調査等(ワークショップの開催や2,000名を対象とした市民アンケート)を実施。
 
こうした市民意識調査等の結果を参考に、本年4月に同構想を策定したところ。
 
ざくっと申し上げれば、氣比神宮隣の旧敦賀北小学校跡地に新たな複合施設や「杜」を設けて、敦賀の歴史や文化、芸術などの魅力を発信し、市民や観光客にとって、にぎわいや学び、交流が生まれる場を目指すものですが、目的や期待されることが幅広いため、正しくは以下リンクより、構想の原文をご覧ください。
 
 →敦賀市HP『氣比の杜整備構想』はこちら
 
その「氣比の杜整備構想」を具現化するため、各方面から選出された委員が委嘱された上で、昨日はキックオフとなる第1回の委員会が敦賀市役所2階の講堂にて開催され、私も傍聴してまいりました。
 
委員は学識経験者から北地区区長会、角鹿小中学校PTA、敦賀市文化協会、気比史学会、氣比神宮(宮司、総代)、敦賀商工会議所、神楽1丁目商店街振興組合、港都つるが観光協会、公募委員2名(うちお一方は高校生)という、各方面から集まった総勢13名。
 
これに加え、オブザーバーとして福井県より3名、委員長が出席を求める者として敦賀市の全部長と教育委員会事務局長まで出席というそうそうたるメンバー。
 
この計画策定に懸ける意気込みと本気度を感じた次第です。
 
委員会では冒頭、市まちづくり観光部の小川部長より経過説明を含めたご挨拶があった後、委員長に福井大学大学院の野嶋慎二特命教授、副委員長に福井県立大学の朝倉由希教授を選出。
 
続いて、江戸東京博物館の佐々木秀彦参事より、『文化複合施設の変遷と潮流〜文化的コモンズとしての未来』と題した基調講演があり、まさにそうした整備に向かう面において、大変参考になったところです。
 
その後は、市の担当より、策定されている「氣比の杜整備構想」について説明。
 
初回につき、本基本構想を踏まえた意見交換が行われ、各委員からは主に次のような意見が挙げられました。
 
◉松尾芭蕉記念館を設置すべき(この時、席を外していたためほとんど聞けず)
◉複合施設に求められる防災機能について、今後具体的な必要面積などの算出が必要
◉旧北小学校グランドを利用しているスポーツ少年団の活動場所確保
◉敦賀にないものは美術館であり、美術館機能をメインに検討いただきたい(この機会を逃したら実現することはない)
◉ワークスペース、飲食スペースを設けて欲しい
◉3世代〜4世代を見据えた植栽が大事。武道館などもどうするのか、ゾーニングが重要。
◉商店街を通ってもらう動線を踏まえた検討が必要
◉氣比神宮の歴史的価値を最大限に尊重した上で、稼げるエリアに。周辺の商業エリアと競合ではなく相乗効果が得られるよう民間活力の導入を。
◉氣比の杜に返す(戻す)というのが趣旨
◉古事記にも記載されている氣比宮(氣比神宮)の歴史的位置づけを皆で確認。戦前までの氣比神宮の「杜」を第一義に扱い、緑の世界をできるだけ確保。本物の歴史を後世に残すことが重要。
 
このように、各方面からの視点から挙げられるご意見を大変興味深く拝聴しましたが、どれもこれもお立場からのご意見としてはごもっとも。
 
現時点において「決め打ち」することなく、これから検討が始まるわけですが、敦賀にとって、後世に残し、つなぐべきものとは何かの観点から、「最も大事にすべきこと」だけは共有いただき、建設的な議論となることを切に期待する次第です。
 
なお、本構想のコンセプトは以下。
 
敦賀の「文化の発見&発信地」として、市民の学びと交流のインフラを支える「緑豊かな共生の杜」を持つ、「探究・創発エリア」
 
氣比宮からはじまる氣比神宮の歴史は1300年。
 
お金では決して買えない、歴史・文化的価値を有する敦賀のシンボルとどう調和させていくか。
 
敦賀市民の皆さまにはぜひ、本検討に注視いただければ幸いに存じます。

参加チーム大募集!第29回敦賀港カッターレース!

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昨日夜半より吹く、シャッターを叩く強い風。
 
現在は、強風ならびに雷注意報が出ている敦賀です。
 
予報では終日雨、特に夜には強く降ることがあるとあり、雷雨やひょう(雹)にも注意が必要とのこと。
 
この時期に“ひょう?”と思いましたが、調べてみると、ひょうは地上と上空の気温差が大きい季節、つまり春や秋に降ることが多いとあり、突然降ってくるので被害が大きくなる可能性があるとのことでした。
 
なお、ひょうが降る時には、積乱雲が発達するため、「急に真っ黒の雲が近づいてくる」「雷鳴が聞こえる」といった場合はサインと思い、外では頑丈な屋根のある建物に入るよう(車なども然り)、心構えと備えを図っていきましょう。
 
さて、話は変わり、活動に携わっているだけで自然と、青い空、青い海の「夏」を思い浮かべるのは「敦賀港カッターレース」。
 
プライベートで実行委員会に関わるようになってから7年ほどでしょうか。
 
海洋少年団上がりの方や、実行委員会を立ち上げた時のメンバーに比べれば経験が浅い訳ですが、「夏」のイメージと同じく、共通して言えるのは皆さん「明るい」ということ。
 
加えて、私は事務局的な役割を務めていることもあり、実行委員会等で提案する側に立つことが多いのですが、そうした場においても前向きで、物事を建設的に解決していこうという方ばかりで、いつも密かに団結力を感じているところです。
 
「カッター」自体が皆で協力し、息を合わせねば上手く進まないため、それらを経験してきたからこそ醸成された雰囲気なのかとも思う次第ですが、そうして連綿と開催してこられたカッターレースも今年で「29回目」を迎えます。
 

【第29回敦賀港カッターレースの開催チラシ】
 
チラシにあるよう、今年は7月19日(日)に開催することを決め、3月下旬から鋭意準備を進めています。
 
なお、現在は参加チーム募集中ということで、「50チーム」を目標に、今週火曜夜は嶺南ケーブルネットワーク(RCN)での告知収録、昨日夜は敦賀FMの生放送で参加の呼びかけをしたところです。
 

【敦賀FMでの開催告知の様子】
 
昨晩のラジオ告知に関しては、パーソナリティーの方も実行委員会メンバーということで、気づけば公共の電波を通した「普段の会話」に。
 
放送中の約1時間の間、何度も軌道を元に戻しながら(笑)、カッターレースの魅力や内容、今後のスケジュールなどについて説明した上で、市内外からの多くの参加をお待ちしています!と、実行委員会の思いをお伝えしました。
 
前述のとおり、青い空に、青い海、とりわけ太陽の光に照らされる川崎松栄岸壁の通称「コの字水面」は美しく、このシチュエーションのもと開かれる「敦賀港カッターレース」はまさに、敦賀の夏の風物詩。
 
既にご案内が届いている企業や団体さんもあろうかと思いますが、ご友人同士、あるいは職場の仲間や町内単位での参加も大歓迎!
 
初めての方には優しい指導もありますのでご心配なく、ドシドシ参加をお待ちしております!
 
※「先着順50チーム」としていますので、参加されるチームはお早めに申し込みください

「銀河鉄道の夜」に思う「泊まる仕掛け」とは

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【銀河鉄道とピンクムーン(2026年4月2日 やまたけ撮影)】
 
“福井県敦賀市の敦賀駅前商店街振興組合は、商店街に設置されている漫画家松本零士さんの作品「銀河鉄道999」と「宇宙戦艦ヤマト」のモニュメント計10体の夜間ライトアップを3月から始めた。キャラクターのメーテルや古代進などをLED(発光ダイオード)のオレンジ色の優しい光で照らし、商店街のにぎわい創出につなげる。”
 
これは、3月31日付けの福井新聞(嶺南版)に掲載された記事ですが、昨晩ちょうど敦賀駅前で用事があったため、これは見てこねばと、撮影したのが冒頭の写真。
 
 →2026年3月31日付 福井新聞記事『夜の商店街にメーテルや古代進が〝登場〟「銀河鉄道999」「宇宙戦艦ヤマト」像ライトアップ 福井県敦賀市』はこちらから
 
昨夜のピンクムーン(ボケてますが)と重なり、美しく輝く銀河鉄道999のモニュメントは誇らしく、亡き松本零士先生もさぞかし喜んでくれているであろうと、私も嬉しい気持ちになったところです。
 
また、私が嬉しい気持ちになった理由はもう一つ。
 
主体的には敦賀駅前商店街振興組合さんと敦賀市とで話をし、進めてこられたことでありますが、実はこのライトアップに関しては、自身が令和5年第1回(3月)定例会の一般質問で提案したことでもあり。
 
手前味噌ではありますが、時を経てこうして実現していることを嬉しく思った訳であります。
 
この時の一般質問では、「滞在型観光」を視点に置き、2019年11月10日に開催された「北陸新幹線と観光地域づくり」というテーマで、後に鉄道・運輸機構の副理事長に就任され、当時は国土交通省の鉄道局長を務められていました水嶋智様の御講演を拝聴した際に、鍵を握るのは滞在型観光であり、宿泊については朝晩にイベントを催し、敦賀に泊まらないといけない理由をつくることが肝要だという言葉があったことを踏まえて、私なりにいくつかのアイデアを提案したもの。
 
なお、実際に一般質問でどういう言い方をしたかと、議事録検索をしてみると、ライトアップについては次のように発言していました。
 
<やまたけ発言>
 
あと、この前お亡くなりになりましたけれども、松本零士さんの思いとかが詰まったシンボルロードモニュメントの例えばライトアップということでございます。モニュメントのライトアップに関しましては、「銀河鉄道999」でいくと、メーテルや鉄郎はやはり夜空に旅立っていきました。それから「宇宙戦艦ヤマト」につきましては、沖田艦長や古代君が、やはりヤマトに乗って進んでいったのも真っ暗な宇宙の中ということでございまして、ちょっとロマンチックなことを言うかもしれませんけれども、やはりシンボルロードモニュメントは夜に輝くんじゃないかなというふうに私は思うところでございまして、ぜひそういうこともライトを当ててやっていってはどうか
 
ここでいう「ライトを当てて」とは、「照明を当てる」と「スポット(注目)を当てる」の二つの意味を掛け合わせて話したことを思い出しましたが、これ以外にも、
 
◉通年を通してでいえば、例えば朝は敦賀市の水産卸売市場の2階も「競り(セリ)」が見学できるようになっていますので、朝はそちらのほうに行っていただくこと
 
◉例えば夜になりますと本町、これは以前も今も取り組んでいらっしゃると思いますけれども屋台ラーメンストリートにするですとか。
 
◉また、日本百名月に選定されました気比神宮に松尾芭蕉の俳句をかけるということ。芭蕉さんは、おくのほそ道の行程の中で、中秋の名月を敦賀で見るために歩みを進めたものの、残念ながら中秋の名月の日には名月を見ることができず、「名月や北国日和定めなき」という句を残してございます。そうしたことからすると、やはりここにつきましても、芭蕉さんと気比神宮も「夜」というのが一つの切り口になるのではないか。
 
と計4点の提案をしており、「屋台ラーメンストリート復活」は既に、取り組みを進めていくことが決定していることからすると、結果して4打数2安打で「ヒット」していることになろうかと(市が当時の私の意見を踏まえてやってるかは別として)。
 
いずれにしましても、敦賀独自の着地型プログラム開発や今申し上げたような「泊まる仕掛け」をということをどのように進めていくかが重要とし意見した訳ですが、当時の市の答弁では、「着地型プログラム開発につきましては、昨年度(令和3年度)に観光庁の事業を活用し、敦賀真鯛の養魚体験や昆布かき体験などの体験プログラムの造成に取り組みました。」。
 
「(中略)現在は、令和6年秋に開かれる北陸デスティネーションキャンペーンに向けて、様々な視点から観光商品の造成に取り組んでいるところでございます。夜のコンテンツ開発も重要となりますが、広域観光ルートの開発にも力を入れ、トータル的な滞在時間の延長につながるよう観光商品の造成に取り組んでまいりたいと考えております。」
 
昨夜も私と同じように、モニュメントを撮影している観光客やビジネスマンを見るに、この時間、この場所でしか体験、味わえないことに価値が生まれ、「敦賀に宿泊する」理由のひとつになるのは間違いなく、夜のみではなく、先の「セリ」も例に、朝早い時間帯の仕掛けをつくっていくことが肝要と考える次第です。
 
結びに、私が考える観光施策の根幹は「今ある地域資源を最大限生かすこと」。
 
そういった意味で、豊富すぎるコンテンツがある”敦賀のポテンシャル”は計り知れないと、あらためて思う次第です。
 

【毎年参加している原電総連敦賀総支部の「シンボルロードモニュメント清掃」。松本零士先生が、“鉄道と港、科学のまち敦賀”を思い、残してくれたレガシーを今後も大切にしていきます。】

「敦賀ちえなみき大学」が開講 〜「時代と時間」がワープする一日〜   

ブログ まちづくり 敦賀の歴史・文化

開業以来、市内外から多くの来館者でにぎわう敦賀駅西の知育・啓発施設「ちえなみき」。
 
「本屋でも図書館でもない」この空間と存在を、私自身も利用する中で、すっかり自慢の場所に思うところ。
 
なお、「ちえなみき」に関しては、2025年3月21日に開催された「第2回敦賀まちづくりシンポジウム」での『地域の「知のインフラ」をイノベーションする』をテーマにて、この施設が持つ、今後のまちづくりに生かす意味においてのポテンシャルや可能性を大いに感じたところ。
 
シンポジウムで何度も出てきた、“ちえなみき的な”発想や考え方に私自身共感しましたので、ご参考まで過去ブログをご覧いただければと思います。
 
→2025年3月21日ブログ『地域の「知のインフラ」をイノベーションする」はこちら
 
それからちょうど1年が経過した昨日、「ちえなみき」では新たな取り組みが始まりました。
 
取り組みとは、その名も「敦賀ちえなみき大学 -Active Knowledge Commons-」。
 
敦賀市と大日本印刷株式会社及び丸善雄松堂株式会社は、地域の歴史や文化情報の活用による多面的なまちづくりの包括的地域連携協定を本年2月に締結し、取り組みを進めるところ。
 
丸善雄松堂ではその一環として、編集工学研究所と連携のもと、“地域に潜在する知の発掘と共有を行う”ことで、学びを通じて人がつながり、地域内で経済と文化が循環する新しい知の社会インフラを作り出そうと開講されたもの。
 
こう書くと難しく感じると思いますが、「ちえなみき」のホームページに分かりやすく紹介されていました。
 
<ちえなみきHPでの大学紹介>
 
一人ひとりがキャリアや経験の中で
積み上げた知を埋もれさせず
次の誰かに伝える講義を行います。
講師も聴講者(生徒)も地域の皆さんです。
互いに教え合う、まなび合う場を仕組化することで、
誰もが地域社会に貢献するとともに、
健康で活き活きと自己実現ができる場を創ります
 
実は昨年8月末頃、こうした企画を立ち上げていきたいとの話を伺っており、多世代が交じり合う、まさに「知の社会インフラ」につながるものと応援していたところ。
 
14時からの記念すべき開講式では、米澤敦賀市長のご挨拶に続き、主催者からの趣旨説明では、「ちえなみき」の“これまで”と“これから”についてお話あり。
 
会場のちえなみき2階のスタディ&セミナーエリアがほぼ埋まる参加があり、盛大に開催されました。
 

【開講式の様子】
 
その後、第1回の講師には、敦賀市出身でアーティスト、クリエイティブディレクターとしてご活躍されている「ハシモトタカヒサ」さんが登壇され、「パーソナリティーとアイデアの作り方」について講義いただきました。
 
誠に残念ながら、私は予定により、講義後のワークショップ前に中座いたしましたが、「世界はコンセプトでできている」との言葉に始まり、
◉コンセプト=ものごとを貫く観点
◉コンセプトを作ることは、新たな意味を創造すること(ビートルズ、史上初のコンセプトアルバム)
◉「なんのために存在するのか」、今なにを買うのかの前に「なぜ買うのか」の視点が大事
 →スターバックス=家と会社の間にあるくつろげる場所(サードプレイス:第3の場所)
 →エア・ビーアンドビー(世界の民泊ブームの先駆け)=世界中を自分の居場所にする
 →ディズニーランド=気持ちよくなる魔法をかける
◉コンセプトの役割とは、判断基準、一貫性を与える、対価の理由になる → 価値の設計図
◉コンセプトのつくり方
 →step1 現状認識する
 →step2 洞察する(消費者が言っていることではなく、実際にやっていることや隠している感情を観察する)
 →step3 発見する(発見のヒント「動詞を攻略する」)
 →step4 言語化する(いいコンセプトは1行にできる)
◉パーソナリティ(個性)とは、もし人間だったらどんな性格か
◉「なんかいいよね」を形容詞で表現する
 ①誠実・親しみやすさ
 ②刺激・ワクワク感
 ③有能・頼もしさ
 ④洗練・上品さ
 ⑤逞しさ・力強さ
◉パーソナリティ→世界観ができる→伝わりやすくなる
◉発想の飛躍は、ひとりの閃(ひらめ)きから
 
さすが、こうした考えを実践されているハシモト講師とあって、選択する言葉と考え方は大変勉強になりました。
 
こうして開講された「ちえなみき大学」。
 
先のちえなみきHPにあったのは、「次の誰かに伝える講義を行います。講師も聴講者(生徒)も地域の皆さんです。」
 
ジャンルは問わないということですので、皆さまがお持ちの「知」をお伝えいただければ幸いです。
 
※講師に手を挙げていただいた方には、講師を証明する「名刺」がプレゼントされるとのことです。
 
その後、向かったのはプラザ萬象。
 
大学を中座したのは、小ホールで開催の「第44回考古学研究会東海例会」で発表される、越前南部・若狭地域のパート、とりわけ敦賀市の奥村香子学芸員の『敦賀の古代遺跡調査 その現状と課題』をどうしても聞きたかったからでありますが、途中入場するとこちらも盛況。
 
考古学者たちの熱気を感じた次第です。
 

【会場のプラザ萬象小ホールの様子(講演者は奥村学芸員)】
 
奥村学芸員からは、敦賀が古来より海陸の要衝であったことから、古代三関の一つ「愛発関」や渤海使を迎えた「松原客館」、藤原武智麻呂が建立した「気比神宮寺」などが文献等から古代敦賀に存在したと推定される諸施設とあるものの、現在発掘等によって所在地が明らかになっているものは一つもなく、敦賀の古代の状況は謎に包まれているといってよいとの言葉に始まり、結びには、調査・研究を進めるにおいて、敦賀の古代を考える上でのキーワードは、①越前国と気比社の二重権力、②製塩 であるとの話がありました。
 
発表の詳細は割愛いたしますが、古代ロマンに思いを馳せつつ、何とか「敦賀の謎」を発掘できないものかと、大変興味深く拝聴した次第です。
 
プラザ萬象では、お隣の大ホールでは「第2回 ご当地ロボコン全国大会」が開催されており、大人から子どもまで、多数のプログラミングブースなど、こちらも熱気に包まれていました。
 
「知のインフラ」にはじまり、「古代」と「デジタル」が隣り合わせという、どこか「時代と時間」がワープするような、そんな一日となりました。
 

【ご参考まで、ロボコン会場も添付します】

「旧敦賀港線利活用計画」などに関する市民説明会が開催される

ブログ まちづくり

昨日は、敦賀市議会の「新幹線開業後まちづくり特別委員会」を傍聴後、「広報広聴委員会」に委員として出席。
 
夜は、敦賀市主催の市民説明会(旧敦賀港線利活用計画、金ケ崎公園駐車場整備工事)に参加しました。
 
文字どおり、新幹線開業後における、「敦賀まちづくりアクションプログラム」をはじめ、大規模プロジェクトなどを対象に調査を行う特別委員会では、この日もアクションプラグラムに関し、①氣比の杜整備構想、②敦賀港線廃線跡地の利活用、③神楽通り再整備や金ヶ崎周辺魅力づくり事業、敦賀市地域振興プロジェクト支援制度について、市からの現況説明の後、質疑がありました。
 
また、午後の広報広聴委員会では、議会だより次号の作成スケジュールや編集構成、来年度の「議会報告会」について協議。
 
議会報告会に関しては、参加された方からも指摘されている、「参加者が少ない」という従前からの課題を改善することを念頭に、私からは、開催方法や内容をより柔軟に見直すことを提案しているところ、委員の皆さまも思いは同じよう。
 
委員会では、さまざまな議論がありましたが、開催場所や時期に関しては一定の方向性を見出したところです。
 
引き続き、敦賀市議会基本条例に定める「報告会」の趣旨を念頭に、市民にとって身近で分かりやすい議会となるよう検討してまいります。
 
そして午後7時より、プラザ萬象小ホールで開催された市民説明会。
 
会場に入ると、知ったお顔がチラホラとあったほか、複数の市議会議員も参加。
 
敦賀市まちづくり観光部 まちづくり推進課の皆さんが主体で説明会は進められました。
 

【説明会会場の様子】
 
配布、説明された資料は、午前中の特別委員会と同じものでしたが、基本となる利活用コンセプトに始まり、市内既存動線との相乗効果や回遊動線の促進、レール保全・活用のイメージ、敷地全体の植樹計画、アクティブティマップ、今後の整備スケジュールに至るまで、大変分かりやすいもの。
 
この点に関しては、質疑の中で参加者からも評価の声があったところです。
 
すべてをご紹介できないものの、ご参考まで以下3枚のスライドを添付いたします(スライドは特別委員会資料より抜粋)。
 

【敦賀港線廃線跡地の利活用コンセプト】

【3つの広場と周辺エリアとの関係性】

【整備イメージのBefore-After(手筒エリアの例)】
 
私自身、1枚目のスライドにあるよう、「敦賀の文化・生活を紡ぎ営む、地域のぬくもりに包まれたレールパーク」を利活用コンセプトに、自然・環境、歴史・文化、生活・自治の3つの観点から整備していくとの考えには共感するところ。
 
とりわけ、一部は撤去されるのでは危惧していた、貴重な鉄道遺産である廃線敷のレールに関しては、「原則すべて保存する」との考えが示されており、大切に残し、新たな価値を見出すとの“心意気”こそ、市民の皆さまにとっても、歴史や文化をつなぐ大切さや誇りなどにつながるものと考える次第です。
 
ざっくりとした受け止めのみで恐縮ですが、今後のスケジュールにあるよう、来年度には基本設計に入るにあたり、従前のようにワークショップや実証実験が行われるほか、今回のような市民説明会も開催される予定となっています。
 
「鉄道と港、科学のまち」敦賀にとって、誇れる財産のひとつであるこの旧敦賀港線。
 
市民の皆さんのアイデアで、このエリアが「自慢の場所」となるよう、さらに価値を高めていきましょう。

北陸新幹線敦賀開業から2年

ブログ まちづくり 北陸新幹線

式典の日に青空が広がるというのは、天もお祝いしてくれている気になると言うもの。
 
まさにそのような気持ちになった昨日の「神楽通り道路空間整備完成式典」。
 
事業主体である敦賀市の資料によれば、“氣比神宮の参道としての魅力を向上を目指した新たな賑わい空間の創出”として、神楽町1丁目商店街が連なる「神楽通り」(市道2号線)を、市民と観光客の交流の場となるよう、歩道を拡幅し、シンボルである大鳥居を眺望できる、参道にふさわしい景観を持った道路空間をつくることを目的としたもの。
 
総事業費約2.6億円、施工延長約240mの整備が完成し、石田嵩人福井県知事をはじめ、多くの来賓、関係者が集うなか行われた完成式典では、歩行空間の活用はもとより、神楽通りの魅力をさらに高め、賑わいの拠点として敦賀の発展につなげていただきたいなどとの言葉が多くありました。
 
私は、敦賀市議会議員としてご案内をいただき出席いたしたところですが、式典会場から見る風景、一昨日から開催されている「街波祭(まちなみさい)」に訪れる方々の表情からも、今後の神楽通りならびに神楽1丁目商店街の発展を心より祈念した次第です。
 
式典終了後のセレモニーでは、関係者一同によるテープカット。
 
沿道にいた小さなお子さんからお年寄りには色とりどりのバルーン(風船)が配られ、合図と同時に空へ。
 
皆で飛び立つバルーンを眺める素晴らしい式典となりました。
 

【勢いよく青空に飛んでいくバルーンに、皆の期待が込められていると感じました】
 
一夜明け、本日3月16日は、北陸新幹線敦賀開業した日。
 
今日で開業からちょうど2年となります。
 
敦賀開業を迎える直前の心境を綴った、2024年3月16日のブログを読み返しますと、タイトルは『祝!北陸新幹線敦賀開業!〜すべての道は敦賀に通ず〜』とあり、以下のとおり結んでいました。
 
すべての道は敦賀に通ず。
 
「新幹線開業で敦賀は大きく飛躍した」と歴史の1ページに刻むか否かは、現世を生きる私たちに懸かっているとの気概をもって、さらに前進あるのみです。
 
嬉しさと感慨深さが入り混じり、大きく出た感じの言葉に映りますが、気持ちは2年経った今も変わらず。
 
米澤敦賀市長も常々仰っておられるよう、「開業効果」から「新幹線効果の最大化」に向けた取り組みを継続していくことが、真の敦賀の発展、さらには福井県嶺南地方の発展につながるものと考える次第です。
 
なお、私自身、「新幹線開業は目的ではなく手段」など多くのキーワードを学んだ、「新幹線学」研究の第一人者である青森大社会学部の櫛引素夫教授からは、2024年春の北陸新幹線敦賀開業前後に敦賀市民を対象に行ったアンケートの結果がまとまったとして、本年2月に開催した勉強会の中で、「敦賀は終着駅として観光客が増えて喜ばしいが、そろそろ『次』を考えるべきタイミング」と指摘。
 
アンケートの中で、新幹線開業を契機に「何らかのプロジェクトを主体的に企画・実行(予定含む)」している市民が6%にとどまり、約80%が「予定なし」と答えた点を挙げ「アクティブな市民がどれだけ増えるかが一つのポイント。
 
「アクティブな市民がどれだけ増えるかが一つのポイント。新幹線は『魔法』ではなく、新幹線開業を起点に関係者がスクラムを組んで持続的なまちづくりに取り組んでほしい」と語ったとありました。
 
以前に学んだよう、「新幹線効果」とは、地域に住む方々が「自分ごと」としてその効果を実感することにあり、その実感の仕方は様々。
 
答えはあるようでなく、自分たちで作っていくものと認識するところ。
 
開業から2年を迎え、ここからは「ハードからソフト(人)」、ポジティブかつアクティブに、敦賀の「市民力」でいかに盛り上げていくかであり、自身もその一人として尽力するとともに、皆様方のご協力をお願いする次第です。
 

【開業の日の興奮と感動を忘れずに。目指すは「新幹線効果」の最大化。】

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