初開催!敦賀の音楽フェス「おぼろっく」!

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昨日夕方、とある場所でレンタサイクルをご利用の方とお話しするに、その方は愛媛から来られ、この3連休を大学時代の友人と一緒に北陸旅行をするとのこと。
 
北海道にお住まいの友人は、夜にフェリーで敦賀に到着するとのことで、ここ敦賀を待ち合わせ場所にしたとあり、まさに陸海の交通の要衝と感じたところです。
 
また、駅前通りを車で走ると、アーケード街や駅前の「otta(オッタ)」には人の賑わいがあり、連休を前に敦賀にお越しいただいているのではと、勝手に歓迎した次第です。
 
ちょうど本日の福井新聞には、北陸新幹線の福井県内開業から16日で半年を迎え、県観光連盟はau(KDDI)スマートフォンの位置情報ビッグデータを基に、県内新幹線4駅や観光地について、新幹線開業後の3月16日~8月18日の約5カ月間と前年同期の来訪者数を比較した記事が掲載されており、敦賀駅は40%増、関東圏からの来訪者が67%となっているとありました。
 
加えて、北陸信越では、新幹線開業で直結した長野が特に顕著で、敦賀駅で約5倍。
 
「otta」の公設民営書店「ちえなみき」は、5カ月間で前年比68%増の延べ19万1千人が利用とあり、開業以降も賑わいを持続していることに対し、関係者の皆様のご尽力に敬意を表するとともに、今後さらに発展していかねばと思う次第です。
 
さて、そうした賑わいの起爆剤にもなればと、期待高まるのが今日から始まる音楽フェス「おぼろっく2024」。
 

【「おぼろっく」のロゴ】
 
北陸新幹線開業を契機に継続的な賑わいにつなげようと、市内の官民団体でつくる「敦賀開業まちづくり推進会議」のメンバーらによる「敦賀音楽祭おぼろっく実行委員会」が主催し、市民文化センター、きらめきみなと館の2会場で開催されるほか、金ケ崎緑地にはキッチンカーなど15店舗が並び、多彩な食を楽しめるイベントとなっています。
 
出演アーティストに関しては、恥ずかしながら私が知っているのは「モンパチ」こと「MONGOL800」だけでしたが、若い世代に人気の「打首獄門同好会」や「GLIM SPANKY」など、総勢26組が熱いステージを繰り広げるとあります。
 
イベントの詳細や出演アーティスト情報は、以下リンクよりご覧ください。
 
 →「おぼろっく2024」ホームページはこちら
 
なお、「おぼろっく」という名前がダサいと仰る方もいらっしゃいますが、敦賀クチコミ等情報サイト「クチコミ」によると、名前の由来は次の通りだそうです。
 
敦賀市名産のおぼろ昆布
     ×
若狭湾(敦賀湾)を中心とする金ヶ崎緑地の自然におぼれる
     ×
多彩な音楽におぼれる
     ×
たくさんの人におぼえてもらえるようなフェスにする
 
このようなイメージから「おぼろっく」と名付けられています。
 
敦賀のPRも大いに期待される「おぼろっく」の開催に向けては、開催初年度に必要となる経費の一部として、市から1,800万円を負担していることも含め、今日、明日と、まずは事故やトラブルなく安全に、さらには訪れた方が「来年も敦賀に!」と思っていただけるなイベントになることを祈念する次第です。

祝!飯山市市政施行70周年

ブログ まちづくり 北陸新幹線

北麓新幹線敦賀開業から約4ヶ月半が経過し、始発駅のメリットを利用者として感じるところ。
 
私の基準とはなりますが、その一番は何といっても、ホームに上がると新幹線が既に待っているということ。
 
今のような暑い時期、あるいは寒い季節の時は尚のことと思いますが、ホームで新幹線待ちをすることなく、サッと車両に乗り込めるところに便利さと、どこかステイタスを感じるのは、私だけではないのかと。
 
昨日も北陸新幹線を利用しての出張で、エスカレーターでホームに上がるとちょうど、車両のドアが開き、ジャストイン。
 
自分を待っていてくれたかのような新幹線を愛おしく感じつつ、気持ち良く出発した次第です。
 
さて、出張の先は、長野県飯山市。
 
「飯山市市政施行70周年記念式典」にお招きいただき、中野議長の代務にて出席してまいりました。
 
飯山市と敦賀市は、北陸新幹線開業を機に交流人口拡大をめざし、本年4月22日に観光交流都市協定を締結した関係。
 
日本の原風景が広がるまち、古くから山国信州と日本海を結ぶ交通の要所として栄えてきた飯山市ですが、ちょうど「広報つるが」(7月号)の新幹線沿線都市を紹介する欄に掲載されていましたので、以下リンクよりご覧いただたく存じます。
 
 →飯山市のご紹介<広報つるが(7月号)北陸新幹線沿線自治体紹介より>
 
敦賀から飯山市までは、「はくたか号」で約2時間15分。
 
本当近くなりました。
 
飯山駅に到着後、5分ほど歩き、式典会場の飯山市文化交流館「なちゅら」へ。
 
記念式典では、中学生2名による市民憲章の朗読、江沢岸生市長からの式辞に続き、市議会議長あいさつ、ご来賓からの祝辞と進みました。
 

【式典会場の様子】
 
なお、女子中学生2人が堂々と読み上げた市民憲章は、そのまちの理念を表していると思い、以下前文を掲載します。
 
<飯山市 市民憲章>
 
わたしたちは、奥信濃の豊かな自然に育まれ、ふるさとへの限りない愛情をきずなとして生活している飯山の市民です。わたしたちは、きびしい雪と闘ってきた先人の歩みをうけつぎ、市民の平和と幸福と自治を保障し、精神の創造をふくむ個性的な「生産の都市」として、このまちを成長させようと決意しています。わたしたちは、市民の名誉にかけ、互いに手をたずさえて、この崇高な理想と目的を達成することを誓います。
 
また、休憩を挟み上映された動画「70年のあゆみ」では、素晴らしい景色に囲まれた日本の原風景が残る環境の一方、過去には自衛隊が出動するほどの大雪、台風による千曲川堤防決壊など大きな自然災害に遭いながらも、北陸新幹線飯山駅ルートを何としてでも実現させるため1万1千人もの住民総決起集会を開いたり、スキーを中心としたウィンタースポーツで活性化を図るなど、数々の変遷を経ながら、知恵と工夫、そして住民の力で乗り越えてきたことを知ることができました。
 

【動画では、敦賀市との観光交流都市協定締結についてもご紹介いただきました。】
 
記念式典後に場所を変えて行われた祝賀会では、江沢市長や伊東ゆかり副市長、岸田眞紀副議長、佐藤正夫議会運営委員長ともお話しができ、里山の飯山市、里海の敦賀市の交流をより広げていきましょうと意気投合した次第。
 
併せて、同じテーブルになった長野県中野市、新潟県の上越市、十日町市、糸魚川市、妙高市、石川県小松市、山梨県山梨市のそれぞれ議会議長、副議長さんとも懇親を深め、「ぜひ北陸新幹線で敦賀へ!」とお誘いしたところです。
 
こうして素晴らしい機会と人との出会いに恵まれ、飯山市を後にしましたが、21時に出発しても敦賀に帰れるところがまた新幹線あってのことですね。
 
結びに、市政施行70周年、誠におめでとうございます。
 
北陸新幹線でつながるまち、「世界にひらく 里山の未来」を掲げる飯山市が、今後ますます大きく発展されますことご祈念申し上げます。
 
 
<投稿後追記>
「広報飯山」の令和6年6月号“表紙”に、本年5月に飯山市を訪れた敦賀市立松陵中学校3年生の写真が掲載されています(江沢市長に教えていただきました)。また、関連記事も掲載いただいておりますので、参考までご紹介いたします。
 

 

第27回敦賀港カッターレース

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11月の大統領選に備えた選挙集会で演説中の共和党のトランプ前大統領が銃撃されました。
 
安倍晋三氏が選挙応援演説中に銃撃され亡くなられてから、この7月8日で2年が経ちましたが、まさにこの事件を思わせるかの構図が米国でも起きたことに驚くところ。
 
幸い、トランプ氏は右耳を負傷したものの、命に別条はないとのことで安堵したものの、連邦捜査局(FBI)は「トランプ氏に対する暗殺未遂」として捜査を進めていると明らかにしており、民主主義国家において、いかなる理由があろうとも、暴力で言論封殺されることは断じて許されない行為であると強く非難する次第です。
 
さて、触れざるを得ない、このような書き出しから話がまったく変わり恐縮ですが、私にとって昨日のメインイベントは「第27回敦賀港カッターレース」。
 
曇りから雨、そしてまた曇りへと、青空こそ覗かなかったものの、敦賀の「夏の風風物詩」のひとつであるこのカッターレースは、昨年から4チーム増の39チーム(県外から4チーム参加)に参加いただき開催しました。
 

【大会会場の川崎・松栄岸壁】
 
大会を主催する敦賀港カッターレース実行委員会(ちなみに、私が事務局の任を仰せつかっています)では、4月の実行委員会を皮切りに、各方面にご協力をいただきながら準備を進めてきたところであり、その後も委員会を重ねつつ、6月29日にはカッター下ろし(カッターを陸から海上に浮かべること)、6月30日、7月6・7日には練習会を開催したうえで、昨日の大会を迎えました。
 
9時からの開会式では、39チームが勢揃いし、主催者代表、堤敦賀市副市長(米澤市長はその後参加)などからご挨拶を頂戴しスタート。
 

【全チームが勢揃いしての開会式は壮観】
 
上級向けの1部、初出場チームなどの2部に加え、今年は、女性4人以上の漕ぎ手で編成する女性チームが4チーム揃い、「女性の部」が成立するなど嬉しい限り。
 
レースでは、櫂(オール)が折れたり、流してしまうハプニングなども生じるなかでしたが、色とりどりのチームTシャツや、中にはパフォーマンス賞を狙ってか、女装で漕ぐ方も登場し、様々な意味で「熱戦」が繰り広げられました。
 
なお、毎年参加している「敦賀市議会チーム」(ちなみに前回は2部第3位)は、決勝進出こそならなかったものの予選2レースを激漕。
 
一体感が生まれるカッターはやはり最高で、レース後はメンバー一同、充実感と達成感を感じた次第です(私は艇指揮のため漕いでませんが…)。
 

【予選2レース目を終えた敦賀市議会チーム。達成感は皆さんの表情が物語る。】
 
大会のほうは、途中雨が強く降る時間があったものの、激戦となった1部決勝までの全レースを終え、その後は閉会式、実行委員会全員にて会場の後片付け、撤収作業を行い、全ての工程を終了することができました。
 
この「敦賀港カッターレース」は27回を数え、海洋少年団OB・OGの方を始め、カッターの楽しさ、魅力に引き込まれて参加された方などで構成された実行委員の方々で大会を継続されていることに敬意を表するとともに、自身もその一員として参画することをどこか嬉しくも誇りに思う次第。
 
なお、大会に際しては、敦賀市や敦賀海上保安部、港湾関係者の皆様などのご理解、ご協力を頂戴するとともに、そして何より参加される皆さんあってこそ成り立つもの。
 
今回のレースに参加をいただいた各チーム、応援に駆け付けていただいた皆さんに感謝するとともに、雨を吹き飛ばすかの如く、大会を大いに盛り上げていただいたことに心より御礼申し上げます。
 
結びに、来年は今年以上の参加をいただき、敦賀の夏の風物詩をさらに盛り上げたいと思いますので、職域や地域、団体などジャンル問わず、「我こそは!」というチームがおられましたらぜひ、お申し込みいただけますようお願いいたします。
 

【7月7日の練習風景。このロケーションは敦賀の宝。また来年お会いしましょう!】

敦賀の「三道」と「三整備局」への要望活動

ブログ まちづくり 敦賀市議会

敦賀は古より「交通の要衝」として栄えてきたまち。
 
これは、これまで何度もご紹介しているところですが、「交通」といっても「街道、海道、鉄道」と3つの道、いわゆる「三道」を有すること、さらに、古くは京の都や畿内と通じ、現在では中京や関西、関東圏との重要な「結節点」となったことが、ここ敦賀の特徴であり、最大の武器でもあると自負するところ。
 
昨日は、この「三道」すべてに関わる経験をした一日となりました。
 
まず「鉄道」に関しては、大阪市内での要望活動のため「サンダーバード」に乗車しましたが、ご承知置きの通り、通過駅ではなく発着駅となった敦賀駅では、既にスタンバイしている車両に乗り込むことができ、ホーム上で待つ必要がない状態。
 
さらには、「つるぎ」との接続の兼ね合いとも併せ、朝・夕の利用の多い時間帯は2本/時間の運転となっており、この利便性の向上は北陸新幹線開業効果と改めて実感したところです。
 
そのサンダーバードに乗って向かった先は、国土交通省近畿地方整備局(大阪市中央区)。
 
目的は、「国道8号敦賀・南越前バイパス建設促進期成同盟会」の要望活動であり、同盟会会長である米澤敦賀市長、同盟会副会長の岩倉南越前町長、同じく副会長の中山東浦地区同盟会長、同盟会常任理事の熊谷南越前町議会長、そして同盟会常任理事の私(敦賀市議会副議長)のメンバーにて、同整備局のある大手前合同庁舎を訪れた次第です。
 
国道8号の敦賀市田結から南越前町大谷間は、福井県の南北を結ぶ大動脈であることに加え、日本海国土軸の人流・物流をも担う基幹道路ですが、急峻でカーブが続く地形的要素による事故発生、大雪や大雨によって度々寸断、大渋滞などが発生していることから、早期の全線バイパス化を国に要望するもの。
 
要望では、長谷川近畿地方整備局長、田中同局道路都長に対し、米澤市長以下、同席メンバーひとり一人から意見を申し上げ、局長からは「同区間の状況は重々承知しており(国交省内でも有名だそう)、ひとつづつ整備を進めていきたい」旨のコメントがありました。
 

【同盟会より近畿地方整備局に要望書を手渡しました(左から3人目が米澤会長、右隣が長谷川整備局長)】

【要望書の内容(一部抜粋)】
 
なお、本バイパス整備に関しては、一昨年夏にあった豪雨災害の後の9月定例会では、この日も同席されていた中山東浦地区同盟会長とも良く連携させていただいたうえで、自ら意見書を作成し、敦賀市議会として採択、国土交通省本省にも直接要望したことがある思い入れのあるものであり、昨日も中山会長と隣で意見できたことを大変嬉しく、感慨深く感じた次第です。
 
参考まで、東浦地区住民の生活道路である国道8号田結〜大谷間の状況に関しては、これまで自身のブログでも度々思いを述べてきていますので、以下リンクよりご覧いただければ幸いに存じます。
 
 →「悲願」の「国道8号敦賀防災」が起工!(2022年5月23日ブログ)
 →大きな爪痕を残した記録的大雨は福井県南北を分断(2022年8月6日ブログ)
 →国土交通省へ「国道8号バイパスの建設促進」を要望(2022年10月29日ブログ)
 →国道8号バイパス「大谷防災」が新規事業化される(2024年4月3日ブログ)
 
また、国道8号バイパスに続き、メンバーを変えて「敦賀第2環状道路の整備促進に関する要望」を同じく近畿地方整備局に対し実施。
 
同道路の整備は、敦賀駅の東西を最短経路で結ぶ重要ルートであるとともに、中心市街地中心部に流入する通過交通を分岐させる重要プロジェクトであり、早期の事業化を求めた次第です。
 

【第2環状道路の整備促進概要図(赤丸がルート検討区間、市道171号線、JR北陸線のアンダーパス部も改善を)】
 
こうして、近畿地方整備局への要望活動を終え、再びサンダーバードで帰敦。
 
敦賀に戻った後は、ニューサンピア敦賀で開催の「日本海六県港湾都市議会協議会 令和6年度総会」に出席。
 
山形、秋田、新潟、富山、石川、福井の六県で港湾を有する14都市の市議会(議長)が集うこの総会は、毎年持ち回りで開催されており、今年はちょうど敦賀開催ということで、本来議長のみ出席のところ、開催地である敦賀からは副議長、港湾を所管する産経建設委員会からは副委員長の2名も出席した次第。
 
総会2部からの出席でしたが、国土交通省北陸地方整備局の神谷副局長の講演では、「港湾等に関する最近の話題」と題し、令和6年能登半島地震への対応や頻発する自然災害への備え、最近の港湾行政の動向(物流2024問題、カーボンニュートラル、みなとを核とした魅力ある地域づくりなど)について、貴重なお話しを聞くことができました。
 

【北陸地方整備局 神谷副局長による講演の様子】
 
また、その後は北陸地方整備局および東北地方整備局への要望活動を行ない総会を閉会。
 
続く懇談会では、各議長様をはじめ、出席者全員とお話しすることができましたが、その中で、人道の港など敦賀港の歴史や駅前の開発状況、さらには食と、様々なお褒めの言葉をいただくとともに、お互いの状況について懇談することができ、大変有意義な時間となりました。
 
ご一行様はご一泊され、本日は①人道の港敦賀ムゼウム、②敦賀赤レンガ倉庫、③知育・啓発施設「ちえなみき」と各施設をご視察いただくこととなっており、限られた時間ではあるものの、ぜひじっくりとご覧いただければと思う次第です。
 
こうして1日を終えましたが、冒頭述べました敦賀の「三道」を感じると同時に、近畿・北陸・東北と国交省の「三整備局」に要望するという貴重な経験をさせていただきました。
 
道路に港湾、鉄道。
 
交通の要衝である敦賀にとって、いずれの整備も重要であることは言うまでもありませんが、今や関西や中京はもとより、関東圏への「人流と物流の拠点」となっていることを踏まえれば、敦賀の発展は日本の発展につながるもの。
 
先人たちもそうであったよう、私自身、「鉄道と港(+エネルギー)のまち」としての誇りと自負をもって、今後も微力ながら尽力する所存です。

東京から「ふるさと敦賀」へのエールに感謝

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議会運営委員会の視察を終えて敦賀に帰ったところでしたが、昨日は「東京敦賀人会 第51回総会・懇親会」にお招きいただき上京。
 
「東京敦賀人会」とは、会員相互の親睦と郷土との交流並びに郷土の発展に寄与することを目的として1970年に設立され、福井県敦賀市及び美浜町を中心とする郷土出身者および郷土にゆかりのある、東京圏在住者が集い活動している団体。
 
ホームページでは「東京敦賀人(トウキョウツルガビト)」と表記をし、「ツルガノミリョク」として以下のように記されていました。
 
なんでも簡単に手に入り
便利になった世の中で、​
人間らしく生き、つながりを感じられる場所が、
いま、求められています。​
 
いにしえの時代から
世界の港町として栄えた敦賀。​
 
半径10km圏内に日本の豊かさ
すべてが詰まった敦賀の魅力を
紹介していきます。​
 
 →「東京敦賀人会」のホームページはこちらから
 
このように、敦賀を離れても、郷土を思い、東京の地から応援していただいている存在であり、毎年行われるこの総会には、敦賀市長、美浜町長、そして敦賀市議会議長にお声掛けていただいているところ。
 
東京千代田区神田錦町にある学士会館で開催された総会ではまず、有馬浩史代表理事からの開会挨拶に続き、役員改選などの議事が進められ、その後、来賓として米澤光治敦賀市長、私、西村正樹美浜町長の順でご挨拶の機会を頂戴しました。
 
中野議長に代わり出席した私からはまず、同会会員各位の多方面でのご活躍に敬意を表するとともに、日頃より「ふるさと敦賀」に対し、ご助言とお力添えをいただいてることに感謝を申し上げました。
 
また、歴史の転換点となる北陸新幹線敦賀開業から約3ヶ月半が経過し、賑わいや路線価上昇に現れる経済効果や期待感などに触れ、開業効果から新幹線効果へと、持続的な発展に向け市議会としても尽力すること、東京敦賀人会の皆様には、豊富な経験と知識のもと、引き続きのご指導とお力添えを賜りますようお願いした次第です。
 

【僭越ながら、私の方から敦賀市議会を代表してお祝いと感謝の言葉をお伝えしました】
 
なお、テーブルにつくと、偶然にも3人の同級生と再会。
 
それぞれ、中学校から高校からと付き合いの長さは異なるものの、お互いの近況を話し合うなど、自身にとって大変感慨深い時間となりました。
 
懇親会の場では、福井県東京事務所長様からのご挨拶や、歓談中は敦賀を懐かしむ写真の紹介や前田建設工業からの「金ヶ崎プロジェクト」の紹介などがあり、趣向を凝らして準備されたことが伺えたところです。
 
こうして総会・懇親会を終え、会場を後にしましたが、公務で出席したとはいえ、合わせて「私」の方でもありがたい機会を頂戴したことに感謝した次第。
 
東京敦賀人会の今後ますますのご発展と会員各位のご多幸とご健勝、さらなるご活躍を祈念いたします。
 
と、ここまでは順調でしたが、東京駅から帰路につくと、予定していた帰りの東海道新幹線が静岡ー掛川間の停電発生により何と約2時間遅れ。
 
東海道から北陸新幹線に切替え、影響は最小限で済みましたが、このような非常時に代替路線があることのありがたさを実感しました。
 
国土軸形成上、敦賀以西の小浜ー京都ルートもまさに、そうした機能を有することになるものと確信すると同時に、以西への延伸は即ち、敦賀が「通過駅」になることを意味するものであり、これを睨んだまちづくりをどのように進めていくか。
 
いま政治に携わる者としての責任を感じつつ、帰敦した次第です。
 

【ダイヤ大幅乱れでごった返す東京駅から脱し、北陸新幹線の車窓から眺める風景は穏やかでした(富山県魚津市〜滑川あたり)】

敦賀港カッターレースに向け準備本格化

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私が事務局として携わっている市民団体は「気比史学会」と「敦賀港カッターレース実行委員会」のふたつ。
 
気比史学会では、第40期を迎える「敦賀市民歴史講座」が7月6日(土)の第1講を皮切りに始まること、また敦賀の夏の風物詩「カッターレース」はその翌週7月14日(日)に「第27回大会」を開催するということで、最近はその準備のため、公私ともに大変充実しているところ。
 
このうち、「第27回 敦賀港カッターレース」に向けては昨日、保管場所から海へカッターを移動する作業、通称「カッター下ろし」を実施しました。
 

【「カッター下ろし」作業の様子】
 
作業といってもすべて実行委員の手で行うボランティア。
 
午前9時に川崎松栄岸壁(港大橋の西側)に集合した後、カッターを移動する班、新日本海フェリー倉庫に機材を取りに行く班に分かれ、テキパキと作業が進められ、午前中のうちに終了しました。
 
なお、この日から大会までの港利用に関しては、敦賀港を管理する敦賀海上保安部や福井県嶺南振興局に許可手続きを行うほか、カッターを保管している場所に立ち入るためのゲート開放は、敦賀海陸運輸さんに依頼するなど、何かと事前準備がありましたが、ひとまず無事にカッターを海に浮かべられたことに安堵した次第です。
 
カッター下ろしを終えた後は、午後からの「初心者練習」に備え腹ごしらえ。
 
恒例の「ヨーロッパ軒」を出前してもらいましたが、「今年もカッターレースで…」と電話すると、「いつもの港大橋のところね」とツーカーで答えてくれる「※パ軒本店」の対応が嬉しいところ。
 
※敦賀の人は「ヨーロッパ軒」のことを、略して「パ軒」と呼ぶ
 
青空のもと、海を眺めながらの「カツ丼」(もちろんパリ丼もあり)は最高で、実行委員の皆さんと楽しくも美味しくいただいた次第です。
 

【敦賀港をバックに映える「パ軒」。それにしても絵になりますね(笑)】
 
午後からの初心者練習には5名(うち4名が女性)がお越しになり、実行委員(海洋少年団OB・OG)の指導のもと手解きを受けた後、昨日の工程を終えましたが、今年の大会参加は39チーム。
 
前年から4チーム増のうえ、1部・2部に加え、なんといっても「女性の部」(4チーム)が成立したことが嬉しいところ。
 
こうして多くの参加をいただき開催する「第27回 敦賀港カッターレース」。
 
本日、来週末は各チームの練習が続きますが、とにかく安全に、気持ちの良い大会となるよう、実行委員の皆さんと準備を進める所存です。
 

【初心者練習を終え係留されるカッター群。こちらは本当に絵になります。】

「第27回 敦賀港カッターレース」代表者会議を開催

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通常国会が事実上閉会した昨日、岸田首相は、5月使用分を最後に終了した電気・ガス料金の軽減策を8月使用分から3カ月間限定で復活させると表明しました。
 
対策の終了と歴史的な円安の長期化で、モノの価格上昇が再び加速し始めており、実質賃金や消費の回復に水を差す懸念があるからだとしていますが、またもや補助金、しかも期間限定による対応に加え、このタイミングでの発表に疑問を呈すところ。
 
国民から税金を「取って配る」のではなく「取らない」の考えのもと、ガソリンを含むエネルギー高騰対策は、国民民主党が主張しているよう、
 
①再エネ賦課金の徴収停止
②原子力発電所の再稼働
③ガソリン減税(トリガー発動)
 
を実施する方が政策的合理性があると考えます。
 
出口戦略のない補助金頼みの政策をいつまで続けるのか。
 
持続的な賃上げに向けても、いい加減、抜本的な政策に舵を切っていただきたいと強く思う次第です。
 
さて、話題を変えまして、プライベートの活動では「気比史学会」、「敦賀港カッターレース」とふたつの事務局を預かっており、それぞれ今期の活動が活発化しているところ。
 
そのうちのひとつ、今年で27回を迎える「敦賀港カッターレース」は5月末に参加募集を締切り、開催に向け準備を進めるところ、昨晩は参加チームにお集まりいただいての「代表者会議」を開催しました。
 
昨年「35」であった参加チームは、今年「39」と4チーム増。
 

【代表者会議の様子(会場は、敦賀市総合運動公園体育館2階の研修室)】
 
目標の「50」チームには届かなかったものの、タイムの早い「1部」に11チーム、初心者を含む「2部」には24チーム、女性4人以上が漕ぎ手となる「女性の部」には4チームに参加申込みいただきました。
 
なお、久々に「女性の部」が成立するとともに、県外からも富山や大津などから4チームに参加いただき嬉しい限り。
 
代表者会議では、大会要項や注意事項の周知、クジによる組合せ抽選などを行い、参加チームも実行委員も「この季節が来た」と機運が高まったところです。
 
なお、大会本番は7月14日(日)。
 
すっかり敦賀の夏の風物詩として定着した「第27回 カッターレース」が、参加いただくチームの皆さんにとって気持ちの良い大会となるよう、実行委員会のメンバーと一緒に楽しみながら(ココが大事)準備していく所存です。
 

【組合せ抽選の結果。カラーを上手く表現したチーム名を見るだけで面白い!】

「地元創成看護」という考え方

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会期終盤の敦賀市議会は昨日、予算決算常任委員会を開催。
 
補正予算に係る各分科会長からの審査報告、討論、採決と進み、「第39号議案 敦賀市一般会計補正予算(第2号)」ほか2件について、原案通り認めるべきものと決しました。
 
今定例会も25日(火)の最終日を残すのみとなりましたが、最後まで注視いただければ幸いに存じます。
 
さて、昨日夕方は、敦賀市立看護大学で開催された講演会に参加。
 
同学では、大学と地域がともに育ち、人々の健康と福祉の向上に資するため、次世代看護の役割を議論し、教育研究の更なる発展に繋げる機会とすべく、本学看護系教員を中心とした「つるが発 次世代看護 あり方研究会」を立ち上げたとあり、研究会では、地創生看護や看護ケアの本質について学びを深め、併せて地域と協働した教育研究活動を積極的に展開したいと考えているとのこと。
 
その上で、今回の同研究会主催の講演会テーマは「地元創成看護という考え方」
 
お招きした先生は、日本における看護界の第一人者であり、令和6年春には「瑞宝中授章」を受章された「南裕子」先生。
 
瑞宝章は公務等に長年にわたり従事し、成績を挙げた方に授与される勲章ですが、南先生におかれては、日本看護協会会長、日本災害看護学会理事長のほか、国際看護師協会会長、世界看護科学学会理事長をはじめとする多くの学協会、日本学術会議の会員等の要職を歴任し、国内外の看護学の発展および看護教育に多大な貢献をされた方であり、南先生の話を聞こうと、本講演にはオンライン参加も含め、約300名の申込みがあったとのこと。
 
私はリアルに、看護大の教室にて拝聴した訳ですが、会場は教職員や学生さん、関係者で満員のなか講演がスタートし、南先生のやさしくも信念を感じる語り口のもと、約1時間半拝聴した次第です。
 

【会場内は撮影禁止でしたので、開催チラシを掲載いたします。】
 
「地元創成看護」と聞きなれない言葉に関して、まず「地元」については、事前に著書を調べると、以下の考えが示されていました。
 
「地方」という語は使いたくありませんでした。なぜなら「地方」の対になるものとして「東京」が想定されているからです。中央に対しての「地方」という消極的なスタンスは取りたくなかった。「地域」という語もまた不十分に思われました。個別性が薄まること、すでに多様な使い方がされていることなどが理由です。
 
また、「創成看護」に関しては、ご自身の経験として、阪神淡路大震災の被災地に入ることで、初めて兵庫県のことが分かったよう、実践の現場を持つことが看護学にとって大事なこととの基本的考えのもと、「創生」ではなく「創成」としたのは、地元はもとからそこにあるはずなのに,新たに生まれるとの表現に違和感を覚えたことから、地元のニーズに応じて自ら創っていくニュアンスを込めて「創成」としたとありました。
 
講演では、ご自身が学長を務められた高知県立大学(平成22年4月設置)で、健康長寿センターと地域教育研究センターを両輪に、全学を挙げて地域志向の大学「県民大学」として、本学への積極的なアクセスを県民に呼び掛け、平成24年には「地域教育研究センター」を設置し、地域と大学が共に生きていくための協働関係を構築したこと。
 
それまで、社会貢献は教職員が役割を担っていたが、学生がこれを担うことで、学生が(高知県内の)地域を活性化させたこと、なぜ今「地元創成」看護学が必要なのか、「地元創成」とは、係る特定の「地域や社会集団(地元)」が成立し、主体的、持続的に課題解決に向けた方策を創っていくことであること。
 
「地元創成看護学」とは、地元(home community)の人々の健康と生活に寄与することを目的とし、社会との協働により地元の自律で持続的な創成に寄与する看護学であるとし、松原客館などを例に、多くの歴史を有し、ユダヤ難民を受け入れた港を持つここ敦賀は大変素晴らしいまちであり、地元への愛着をもって、「地元ファーストだけど、世界とつながっている地元」をめざして取り組まれる旨、期待の言葉があったところです。
 
なお、事前に調べた中で、「地元創成看護学」はこうも述べられていました。
 
「地元創成看護学」は、普遍的ではない看護学の在り方を求めます。目の前にある現象から物事の真髄を見極めるという経験的(エンピリカル)な方法は、どの学問領域にも共通します。もちろん演繹的な方法もあるわけですが,私は前者を大切にしたい。それも、自ら進んで経験的な方法を行うことを。学生たちに地元創成看護学を教えるに当たっても、学生たちが自ら考え、解決したり、課題に跳ね返されたりする経験を通して、看護とは本当はどういう営みなのかを見いだしてほしいです。
 
この言葉を聞いて、思い返すのは、元日にあった能登半島地震による津波警報発令の際のこと。
 
高台にある同大学に避難された多くの住民に対し、車1台1台に「どうぞ中にお入りください」と声を掛けて回られたのは看護大学の学生ボランティアさんでした。
 
この対応に、避難されていた高齢者の先輩が大変感激され、涙ながらに私に教えてくれた訳ですが、こうした「地元」との結び付きがまさに「地元創成看護学」と通ずるのではないかと感じたところです。
 
講演の結びに先生からは、「大切なのは、大学のファンをつくること」、「卒業生が愛着を持てるような教育をすることが重要」とありました。
 
地元への定着=地元への貢献ではなく、今回お伺いした「地元創成看護学」という重要な視点を認識のうえ、今後の市立看護大学の取組みを応援するとともに、自身の立場においては、何か地元と大学を「つなぐ」役割ができないか考える次第です。
 
最後に、豊富なご経験から、多くのご示唆をいただいた南先生、このような貴重な機会を設定いただきました敦賀市立看護大学の皆様に感謝申し上げます。

「敦賀市人口統計データ」のさらなるご活用を

ブログ まちづくり 防犯/防災

冒頭、敦賀市民の皆さんに注意喚起したいのは「クマ」のこと。
 
敦賀市危機管理対策課によれば、今年度の県内でのクマの出没件数は、平成16年度の統計開始以来、最多となっており、集落の周辺や民家の敷地内で目撃される事例も発生しているなか、ここ敦賀でも10日には疋田区(日吉神社付近)、14日には東浦小中プール裏の県道、天筒山中腹(山の神神社付近)において「クマ」が目撃されています。
 
幸い住民や児童生徒への被害はなかったものの、例年5~7月は、親離れしたクマや、繁殖期に入ったクマが活動域を広げる時期。
 
被害を避けるため、市民の皆様におかれましては、対策が書かれた以下のページも参考に最大限の対策をお願いいたします。
 
※クマ対策のポイントは以下リンクよりご覧ください。
 
 →敦賀市HP「クマに注意してください」
 
さて、連日お伝えしている敦賀市議会6月定例会の一般質問は昨日最終日を迎え、残る5名が登壇。
 
敦賀市人口統計データの共有及び総合計画等、行政評価、新幹線開業後の敦賀、防災コンテナ、敦賀市の「地域の現状」からの課題と取り組みなどについて質問が交わされました。
 
同会派の今川博議員が取り上げた「敦賀市人口データの共有及び総合計画」に関しては、人口が減少した敦賀市の将来の姿、労働力人口の減少、各地区集会の維持が困難になるなど人口減少の課題を市民の皆さんに共有してもらうことが必要との問いに対し、市からは、危機感を共有することは重要であり、市長自らが各区長と語る会や各種団体との意見交換の場などで説明しているほか、5月には敦賀高校の1年生に紹介しているとの答弁がありました。
 
併せて市長からは、悲観的になり過ぎてもいけないので、議会や市民の方々ともオープン且つコミュニケーション良く議論していきたいとの言葉がありました(5月23日の議員説明会でも同様の言葉あり)。
 
また、市がホームページ(HP)に掲載している人口データだけでは状況が分かりにくいため、議員説明会であったような説明資料も掲載すべきではとの意見に対しては、「併せて掲載する」との答弁がありましたが何と、HPを見ると昨日の日付で追加掲載されていました。
 
答弁後速やかに掲載する旨決めていたのかと思いますが、それにしてものクイックアクションを評価するところです。
 
※資料追加されたHPは以下よりご覧ください
 
 →敦賀市HP「敦賀市人口統計データ」議員説明会資料追加版
 
市長の言葉を借りれば、「干支ひと回りで人口が1割減(約6千人)、干支ふた回りで生まれる子ども(出生数)が半分になっている」敦賀。
 
急速に進む人口減少、少子化は地域に住む皆に関わる深刻な問題であり、であるからこそ皆で知恵を出し合い乗り越えたいもの。
 
議員である私はもちろんのことですが、皆様におかれましてもHPに掲載されている内容をご覧のうえ、お知恵拝借できますようお願いいたします。
 


【HPに追加掲載された資料の一部。社会動態や原子力発電所との関係なども掲載されていますので、ぜひご覧いただければと】

まちづくりは「あ・た・ま」の精神で

ブログ まちづくり 敦賀市議会

令和6年第2回(6月)敦賀市議会定例会は、今日から14日に掛けて一般質問。
 
今回は17名の議員が質問通告をしており、従前同様、多角的な視点からの質問項目が挙げられています。
 
発言通告一覧を以下にリンクしますので、傍聴、ご視聴などいただく際の参考にしていただければと存じます。
 
 →「令和6年第2回定例会 一般質問発言通告一覧」はこちら
 
なお、副議長の私に関しては、地方自治法第106条「議長に事故があるとき、又は議長が欠けたときは、副議長が議長の職務を行う。」「② 議長及び副議長にともに事故があるときは、仮議長を選挙し、議長の職務を行う」の規定を踏まえ、仮に副議長が一般質問を行う場合は、議長に事故ある時の職務を行う仮議長を選んでおく必要があることから、敦賀市議会としては、議員個人の権利よりも円滑な議会運営を重んじ、過去から副議長は一般質問を行っていないと理解しています。
 
ついては、今定例会以降、副議長任期の間、私は質問することを控えますので、その点ご理解のほどお願いいたします。
 
さて、昨晩は「まちづくり」にも通ずる「ラボ」に参加。
 
共創法人Coco Socialwork ふくいテレワーク女子が主催する「自由な働き方ラボ」の第1回「自由な働き方ってなんだろう?」が、神楽町2丁目にあるフジオネワーケーションプレイスで行われました。
 

【「自由な働き方ラボ」の開催チラシ】
 
プレゼンの第1部は「リモートワークとチームビルディング」と題し、女性のリモートワーカー育成団体「ふくいテレワーク女子」を主催され、長野県山形村CIO補佐官を務めるなど、地方における女性の新しい働き方を実践する後藤美佳(敦賀市在住)さんより。
 
第2部は、千葉県流山市議会議員を4期お務めになられたご経験(うち3回はトップ当選)も踏まえつつ、和歌山県、香川県の自治体DX推進事業において業務マネージャーなどをこなす森亮二さんより「人口減少時代のまちづくり」をテーマにお話しを伺いました。
 
「学びの場」はやはり、新たな「知」があるものであり、後藤さんのお話しからは、
・テレワークが域内外、両方の価値を生んでいる
・目標は自分で言語化すること
・地元に帰ってきたいと思える環境をつくる
・チームコミュニティに関しては、自立ではなく自律、強制ではなく共生
・ヒューマンスキルを高める
ことなど。
 
森さんからは、「共生社会を創造する未来」に向け「動く」キーワードとして、
・ないものねだりからあるもの探しへ
・ゆるやかなつながり(イノベーション)が大事
・みんなで支え合う仕組みづくり
・地元にあるもの(人やモノ、文化など)を掛け合わせていく
点などを挙げつつ、大事なのは「あ・た・ま」(明るく・楽しく・前向きに)の精神であり、「まちづくりを楽しむこと」を常に念頭に置き活動しているとの言葉が印象に残りました。
 
とりわけ、知人を介し、以前からSNS等で拝見していた森さんにおかれては、前回の流山市長選に挑戦し、惜しくも次点となったご経験をお持ちですが、直接お話しをするに、柔らかい物腰、見るからに優しそうなお人柄の中にあって、市長になって、さらに流山を良いまちにしたいという情熱をひしひしと感じた次第です。
 

【まちづくりのキーワードは「楽しむこと」とお話しされる森亮二さん】
 
ジャンルを問わず、多方面から集まった参加者(20名ほどいらっしゃったでしょうか)の中には高校生もいて、プレゼンの後のフリーディスカッションも盛り上がったところ。
 
「まちづくり会議」も同時開催とありましたが、こうして皆で「どうしていきたいか」を話し合うことの面白さ、森さん仰るよう、他業種・ジャンルが掛け合うことで生まれる可能性を感じた次第です。
 
このような機会にお声掛けいただいた後藤さん、誠にありがとうございました。
 
次回の開催は、7月11日(木)とのことですので、また皆様におかれましてもご参加いただければと存じます。

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