地域力や防災力の源泉は「地域コミュニティ」にあり

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昨日は、福井県内11市町で、20歳を対象とした記念行事が行われ、敦賀市ではプラザ萬象で開かれた「20歳のつどい」に532人が参加されたとのこと。
 
成人年齢が引き下がったことにより、「成人式」としていた以前とやや趣旨は違えど、大人になる節目の位置付けは変わらないのかと思うところ。
 
今年度「20歳」を迎えた方(迎えられる方)は、中高生時代を新型コロナ禍で過ごした世代。
 
とはいえ、そうした逆境を仲間とともに乗越え、逆に同級生同士の精神的な結び付きは強い世代ではないかと察するところであり、スーツや振袖に身を包んでの晴れ姿をお祝いする次第です。
 
なお、県内17市町の本年度の記念行事対象者は7645人とのこと。
 
次代を担う皆様が健康で、今後ますます飛躍されますこと祈念いたします。
 
さて、式を祝うかの素晴らしい天気に恵まれた昨日。
 
わがまち「ひばりケ丘町」では、新年恒例行事の「どんど焼き」と「新春の集い」を開催しました。
 
早朝からの「どんど焼き」ではまず、区の役員と防災部とで、町の発展と地域住民の無病息災を願い、その後はお正月のしめ飾りやお札を持ってこられた町内の皆さんとご挨拶したりと、バックに映える野坂山の如く、清々しい時間を過ごした次第です。
 

【どんど焼き会場の原子力機構グラウンド。この日も野坂山は神々しく輝いていました。】

【ゆらめく炎に無病息災を祈る】
 
どんど焼きの後、町内会館で催したのは「新春の集い」。
 
どなたでも、いつでも参加OK方式の「新春の集い」には、小さなお子さんを連れた親子からお年寄りまで多くの町民が参加され、会館のホールに準備した席はほぼ満員。
 
冒頭、区長に続き、私もご挨拶の時間をいただき、日頃のご支援への感謝と、皆さんと一緒に町内を盛り上げていきたい旨、お伝えした次第です。
 
お酒と料理を交えての歓談、カラオケやビンゴゲームでも大いに盛り上がり、笑い声と笑顔があふれる時間となりましたが、とりわけ今年は世代を超えて楽しむことができ、私自身がそうであったよう、参加された皆さんも癒され、あたたかい気持ちになったのではと感じたところ。
 

【多くの皆さんに参加いただいた「新春の集い」】
 
思えば、昨年9月の町名地番整理事業にて、長年の悲願であった住所表記の( )書きが取れ、晴れて「ひばりケ丘町」となって迎えた令和7年。
 
大げさにいえば、新たな歴史のページがここから始まるといった感のもと、役員の方々、地域住民の皆さんと協力し合って、「地域力」や「防災力」の源泉ともいえる“地域コミュニティ”の輪を一層広げ、深めていければと思います。
 

【壇上真ん中の絵は昨年の「ふる里まつり」で描いていただいたチョークアート。この2羽のひばりのように、仲良く、そして空高く発展し続けるまちにしていきたいなと。】

「ひばりケ丘町」が本日、新たなスタート

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気持ちの良い青空に恵まれた昨日は、敦賀市総合運動公園へ。
 
敦賀市で進めている「アーバンスポーツ施設整備検討事業」の第2回ワークショップの様子を拝見してきました。
 
市ホームページによれば、アーバン(urban)スポーツは都市型スポーツともいわれ、広いスタジアムやアリーナを必要とせず、街中の広場など小さなスペースでも始めることができるとあり、代表的な競技としてはスケートボードやBMX、インラインスケート、3×3(3人制バスケットボール)などが挙げられるとあります。
 
8月には、市民の方を対象とした第1回ワークショップが行われ、ディスカッションにより、懸念事項などの共有や施設整備候補地を検討したところですが、昨日は運動公園の駐車場に特設パークを設け、初心者講習から一般参加まで、小さなお子さんや市内外のプレーヤーの方が楽しまれる様子を伺うことができました。
 
青空のもと、周囲にはキッチンカーが数台、音楽に乗せてというアーバンスポーツ独特の開放的な環境のなか、BMXなどのプレーヤーさん達とお話するに、全国では作ったは良いが、規模感やトリックができるレベルの関係から、すぐに使われなくなったパークが沢山あることや、パークの中でスケートボードとBMXは共存(共有と言ったほうが良いか)できること、屋外の場合、床はアスファルトよりコンクリートが望ましい(転けても滑るので)などなど、実経験からのお話しを興味深くお聞きした次第です。
 
検討事業はこの後、ワークショップの結果なども踏まえ取りまとめられますが、お伺いしたお話しに加え、小さなお子さんと大人のプレーヤーが融和し、笑顔で楽しまれていた雰囲気も頭に置き、今後示される施設整備の方向性に期待するところです。
 
さて、本日は長年の悲願であった、わが町「ひばりケ丘町」の新たなスタートの日。
 
「悲願」の意味合いは、過去のブログをご覧いただければと思いますが、簡単に申せば、住所表記の「カッコ( )書き」を外すこと。
 
 →ひばりケ丘町の「悲願」が一歩前進(2023年6月6日ブログ)
 
敦賀市外の方は頭に疑問符が付くかと思いますが、市内には、例えば「ひばりケ丘町」で言えば、同じ町でありながら、住民票など正式な住所表記が、
 
◉砂流○号○番地○(ひばりケ丘町)
◉櫛林○号○番地○(ひばりケ丘町)
◉野坂○号○番地○(ひばりケ丘町)
 
と3つにまたがっており、こうした区がまだまだ多くあるところ。
 
そうした中、わが町においては、住所表記のカッコを取り除き、「ひばりケ丘町○○○番地」へと町名を明確にし、新たに地番を振り直す、いわゆる「町界町名地番整理事業」を行うことを昨年4月の総会で決議し、その後、市長へ要望。
 
議会の議決を経て、およそ1年の期間を掛けて準備いただいたところですが、いよいよ本日、カッコ書きが外れ、晴れて「ひばりケ丘町」としてスタートする運びとなったことを大変嬉しく感じる次第です。
 

【鳥のひばりの姿が町名を表す、わが町のシンボルマーク(町内会館に掲示)】
 
昨夕は、今日からのスタートを前に、主に高齢者向けの説明会を開催し、手続きの流れや行政が職権で変更してくれるものとそうでないもの、本人確認証明となるマイナンバーカードや運転免許証は極力早めに変更手続きを行うことや、それらを含めた個人で行うもの(不動産や銀行など)に関する各種手続き方法について説明したところです。
 
なお、この説明会には65名を超える方に参加いただき、関心・不安の高さを感じたところですが、説明と質疑を通じ、少し安心いただけたのではと感じた次第です。
 

【多くの皆さんに参加いただいた、昨日の説明会】
 
また、本事業にあたっては、総会前の町民向け説明会の段階より、市の総務課の皆様には大変丁寧に対応いただいたことを始め、この後のマイナンバーカードなどの手続きに関しては、市民課の方では休日も開庁いただき対応いただくなど、円滑な変更手続きに向けてご尽力いただくことに心より感謝申し上げます。
 
こうして、新たなスタートを切る「ひばりケ丘町」。
 
1年前に町内の「ふるさと祭り」で描いていただいたチョークアートの如く、澄み切った空に羽ばたく「ひばり」のように、活気と団結力あるまちとして発展することを祈念するとともに、町民の一人として私自身もお役に立てればと存じます。
 

【チョークアートで描かれた、羽ばたく「ひばり(ケ丘)」】

多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う

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秋にある「国民の祝日」のひとつに「敬老の日」があります。
 
たった3条からなる「国民の祝日に関する法律」(昭和23年7月制定)の第1条には、
 
『自由と平和を求めてやまない日本国民は、美しい風習を育てつつ、よりよき社会、より豊かな生活を築きあげるために、ここに国民こぞって祝い、感謝し、又は記念する日を定め、これを「国民の祝日」と名づける。』
 
とあり、第2条に定められる祝日に、「敬老の日」は9月の第3月曜日とし、趣旨には「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う。」とあります。
 
なお、「敬老の日」は、昭和41年の同法律改正により加えられたものですが、日付については、昭和26年以来、敬老の日が設けられるまでの十数年にわたり、「としよりの日」として全国各地で関係行事が行われ、また、昭和38年には、老人福祉法において「老人の日」とされるなど、広く国民の間に定着していたため、平成14年までは「9月15日」とされていました。
 
しかしながら、平成13年の法改正により、よりゆとりある国民生活の実現に資するため、平成15年からは「9月の第3月曜日」に変更され、現在に至っています。
 
ここまで前置きが長くなりましたが、このような意味合いのある「敬老の日」を前に、昨日は町内の「敬老会」を開催しました。
 
コロナ明けで4年ぶりに開催した昨年に引き続いての敬老会には、約70名の皆さんにお集まりいただき、久々にお会いした方とは笑顔の再会。
 
冒頭、区長からのご挨拶に続き、私も機会を頂戴し、町内の皆様からの日頃のご支援に対し御礼申し上げた上で、議員の立場で、市内の文化芸術やスポーツ、さらにはボランティア活動など、様々な分野で高齢者の皆さんが元気に活動されている姿を拝見するに、これまで、そして今もなお、皆様のご活躍とお支えあって成り立っていることに感謝の気持ちをお伝えするとともに、これからもますますお元気でとお声掛けした次第です。
 

【ひばりケ丘町会館で開催された「敬老会」の様子】
 
会のほうはその後、子ども達からのクイズや民謡踊りに続き、乾杯の後はカラオケにビンゴ大会と盛り上がりました(僭越ながら、私も一曲披露)。
 
今年もすべてのテーブルを回りましたが、おもてなしするはずが、逆に「いつも見とるよ」、「頑張ってや」とあたたかい励ましの言葉を頂戴し、恐縮するやら嬉しいやらでしたが、皆さんそれぞれ飲んで歌ってお話ししたりと、3時間半があっという間に経過し閉会。
 
帰り際に皆さんからあった「楽しかったわ〜」、「来て良かったわ〜」が何より嬉しい言葉でした。
 
今後もこのような機会等を通じ、諸先輩方が健康でイキイキとお過ごしいただけるよう、町内でもお支えしてまいります。
 
なお、元々祝日に設定されていた9月15日は現在、「老人の日」とされ、また、9月15日から9月21日までの一週間が「老人週間」とされています。
 
昨日の元気な皆さんの姿を思えば、「老人」という呼称にいささか違和感はあるものの、週間にある趣旨を大切に、皆が高齢者を敬愛し、長寿を願う気持ちをもって、接する社会になればと思う所存です。
 
(おまけ)
気持ちは「わっしょい!」でお元気に!今年もさぶちゃんの「まつり」を熱唱しました。

令和6年度 ひばりケ丘町「ふる里まつり」

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連日の暑さのなか繰り広げられた、任期満了に伴う小浜市長選。
 
なんと20年ぶりの選挙戦ということも加わり注目されていましたが、21日投開票され、無所属新人で前市議の杉本和範氏(44)が8,291票を獲得し、初当選。
 
5選を目指した現職の松崎晃治氏(66)を990票差で下し、小浜市においては16年ぶりの新市長誕生、杉本氏は県内9市で最年少の首長となりました。
 
なお、今回の投票率は68.02%で、前回を9.44ポイント下回ったとのこと。
 
多くの団体、現職優先の連合も支援した松崎氏が敗れるという結果となったものの、まずは激戦を戦われた両候補に敬意を表するとともに、市議としては私と当選同期、以前から交流のある杉本氏の今後のリーダーッシップ、手腕に期待する次第です。
 
さて、朝から晴天、30℃を超える天気となった昨日は、ひばりケ丘町「ふる里まつり」の本祭。
 
前日の宵宮を泣く泣く欠席したことはブログで述べた通りですが、この日は副区長として早朝より出席。
 
ジリジリと照り付ける太陽のなか、8時30分からは、区の役員、育成会会長らが参列のもと、ひばりケ丘神社にて神事を執り行いました。
 
御神輿巡行の安全を祈願した後は、大人神輿、子ども神輿それぞれ一騎づつが出発。
 

【安全祈願を終え、出発を待つ御神輿】
 
コロナが明け、4年ぶりに開催した昨年に続き、多くの子ども達が参加してくれたことだけで大変嬉しく感じた次第です。
 
私は、御神輿に合わせ御神酒を振る舞う係、指揮を執る笛吹係。
 
大人、子ども神輿それぞれ盛り立てて回りましたが、とりわけ、小さな子ども達の元気な「ワッショイ!」、それを見守る親御さんの笑顔を微笑ましく拝見した次第です。
 
なお、この暑さ。
 
途中の休憩はもとより、親御さんらが準備したウォーターミスト(霧吹き)で熱中症対策も講じながらの巡行。
 
町内の大通りをぐるり一周し、響き渡る笛と「ワッショイ!」に、町内の皆でお祭りの雰囲気を楽しめたものと感じました。
 
御神輿の方は、何とか無事に約1時間半の巡行を終え、奉納。
 
こうして無事にすべての工程を終えましたが、宵宮、御神輿はもとより、準備から片付けまで、本当に多くの住民の皆さんと作り上げた「ふる里まつり」。
 
その後の「打上げ」を含め、開催できたことを心から喜ぶとともに、改めて、お祭りは「地域コミュニティ」の原点と感じた次第です。
 
少子高齢社会が叫ばれる中にあって、ますます大事になってくるのは、町内、ご近所同士のつながりと助け合う気持ち。
 
最も身近で小さな自治単位である町内活動の活力や活気を持続し、一層あたたかみのあるものにしていければと思い、今後も町内の皆さんと協力、知恵を出し合っていければと思います。
 

【前日の宵宮で描いていただいたチョークアート作品。つがいの「ひばり」のように、ますます羽ばたきますように。】

「人間を救うのは、人間だ」 〜敦賀赤十字奉仕団定期大会〜

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一日遅れての紹介で恐縮ですが、昨日は「演説の日」だったそう。
 
由来は、明治7(1874)年6月27日に、東京・慶応義塾の三田演説館で日本初の演説会が行われたこと。
 
また、「演説」という言葉は、福澤諭吉氏が仏教語をもとにして作った造語とされており、諭吉氏自身は早くから、日本が欧米と対等の立場に立つ為には、演説の力をつけることが必要と説いていたとのこと。
 
確かに政治の世界で見ても、最近では名演説家と呼ばれたオバマ元米大統領、自国民を奮い立たせるウクライナのゼレンスキー大統領などの存在があるのに対して日本はどうか。
 
諭吉氏の「欧米と対等に」とまで考えは及ばずとも、特に、大衆に考えを説く政治に携わる者は「演説力」を高めねばならないと、自分にも問い直したところです。
 
さて、演説とはやや意味合いが異なるかもしれませんが、副議長就任以降、徐々に機会が増えているのは「挨拶」の場。
 
議長が他の公務で対応できない場合に代役を務めるのが役割となっていますが、昨日は「令和6年度 敦賀市赤十字奉仕団定期大会」にお招きいただき、敦賀市議会を代表してご挨拶する機会を頂戴しました。
 
赤十字は、アンリー・デュナン(スイス人:第一回ノーベル平和賞受賞者)が提唱した「人の命を尊重し、苦しみの中にいる者は、敵味方の区別なく救う」ことを目的とし、世界191の国と地域に広がる赤十字・赤新月社のネットワークを生かして活動する組織で、日本赤十字社はそのうちの一社。
 
西南戦争における負傷者救護で初めての活動を行って以来、国内外における災害救護をはじめ、苦しむ人を救うために幅広い分野で活動しており、敦賀市赤十字奉仕団は、地域赤十字奉仕団のひとつとして、昭和23(1948)年の結成依頼、連綿と地域社会に貢献されています。
 
大会では、団旗・分団旗入場に始まり、奉仕団関係物故者への黙とう、「あこがれの赤十字」斉唱、赤十字奉仕団「団員信条」の唱和。
 
委員長挨拶に続き、活動に貢献された団員への表彰伝達式が行われ、その後、来賓祝辞として戸田・日本赤十字社福井県支部事務局長、池澤副市長、私とご挨拶。
 
市議会を代表しての挨拶では、大和田委員長様をはじめ団員の皆様が、日頃から地域に根ざした人道的な活動を実践していただいておりますことに、心から敬意と感謝の意を表するとともに、「困っている・苦しんでいる人の役に立ちたい」という思いを持った方々が、その思いを結集し、赤十字のボランティア活動を通じて、支えてくださっている皆様の存在は、大変心強く、意義深いものであるとお伝えしたうえで、今後とも、各種活動や災害時の救援・協力活動、更には市民の福祉向上のため、一層の御尽力を賜わりますようお願い申し上げた次第です。
 

【会場の「あいあいプラザ あいあいホール」の様子】
 
会場を見渡すと、知った方も多く参加されていた敦賀市赤十字奉仕団。
 
団のますますのご発展と、団員の皆様のご健勝、ご活躍を心からお祈り申し上げます。
 
なお、ステージ上に掲げられていた赤十字社の運動標語は、「人間を救うのは、人間だ」。
 
地域赤十字奉仕団の活動はもとより、寄付や献血、ボランティアなど、どなたでも参加できる赤十字社の活動にご協力いただければ幸いです。

お年寄りの笑顔あふれる「千寿会」

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昨日4日から、二十四節気の「清明」に入りました。
 
この「清明」は「清浄明潔(せいじょうめいけつ)」を略した言葉といわれ、春の穏やかな日差しを受けて、天地万物が清々しく、明るくある様が「清明」の時季となります。
 
言葉の意味にあるよう、生きるものすべての生命力がみなぎる季節であり、植物が成長する姿などを見るに、人間はそこに生かされている生物のひとつであると、改めて感じる次第です。
 
さて、そうして季節が移り変わるなか、昨日はひばりケ丘町の「千寿会」で総会が開催され、地元の市議会議員として区長とともに出席。
 
「老人会」と言わず、「千寿会」としているこの会では、コロナ禍で控えていた行事を、会長さん始め、役員の皆さんが中心となって再開されているところであり、この日の総会も懇親会とセットで行われたもの。
 
総会には、約45名が参加され、区長に続き、私も一言、日頃のご支援に対する御礼に加え、北陸新幹線開業や敦賀市の地域共生社会推進に向けた取組みなどについてご挨拶させていただきました。
 
総会ではその後、事業報告や今年度事業計画の審議が行われましたが、私のほうは一旦中座し、懇親会のゲストをお迎えに。
 
千寿会さんからの熱烈なオファーもあり、ぜひゲストにとお声掛けしたのは、民謡の文化を継承し、地域を盛り上げようと設立した愛好団体「敦賀とてもすきすき」から、2023年7月にはNPO法人化し、県内初の高校生代表を務めている森野巧巳さん(17)。
 
以前から面識のあった私からお声掛けしたところ、春休みにも関わらず、快く引き受けてくれた彼を迎えに行くと、颯爽と着物姿で登場。
 
会場のひばりケ丘会館に到着すると、あたたかい拍手と歓声とともに迎えていただきました。
 
総会のほうは無事に終わり、既にお弁当を広げての懇親会に入っていましたが、しばし懇談後、いよいよ森野君が登場。
 
ステージ上で民謡2曲を踊った後、昭和の歌謡曲を数曲披露。
 
「敦賀すきすき」の場面では、参加者の皆さんも輪をつくり踊りに興じられたほか、森野さんの歌声に手拍子を打ち、懐かしみながら聞き入っている姿を嬉しく感じた次第です。
 

【「敦賀すきすき」で盛り上がる会場の様子】
 
17歳の彼がなぜ、あんなに古い歌を歌詞を見ずに歌えるのかと感心しながら聞いていましたが、貴重な時間を割いて引き受けてくれた森野さん、ありがとうございました。
 

【見事な踊りと歌を披露してくれた森野さん。ありがとうございました。】
 
こうして、大変盛り上がった懇親会となった訳ですが、中締め以降もしばしカラオケタイムが続いたようで…。
 
いずれにしても、町内のお年寄りの皆さんが顔を合わせ、会話をし、そこに笑顔があふれる。
 
このようなコミュニティがあることが非常に大事なことと、昨日の雰囲気を見て、改めて感じた次第です。
 
急速な少子高齢社会が叫ばれる中でありますが、「人生100年時代」と言われる今、何をおいても健康寿命をいかに伸ばしていくか、イキイキと日々に活力ある人生を過ごしていただけるか。
 
そのための環境や仕組みづくりが重要であるとともに、現役世代の私たちがしっかりと支えていかねばと胸に思う「晴明」の日となりました。

冬支度はお早目に

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昨日は年内最後の資源回収作業。
 
私の町内では、育成会の皆さんが主体で段取りし、区の役員や専門部(防災部など)が協力する形で実施していますが、私が小学生の時から約40年来このスタイルで続いていることに、改めて素晴らしいことだなぁと感じたところ。
 
回収作業のほうは、8時30分から始め、10時に終えるというスピーディーさでしたが、やはり子どもから大人まで協力し合っての取組みは一体感が増すもの。
 
自分がそうであるよう、昨日お手伝いしてくれた子ども達が大きくなり、いつか地域のコミュニティを支える側となって参加してくれたら嬉しいなと思った次第です。
 
さて、そんな気持ちに耽りながら望んだ風景は野坂山。
 
久々に登場する野坂山ですが、昨朝は頂上付近が白くなっていました。
 
ご覧のとおり、まだ紅葉も深まっていないうちに雪が積もったというのは珍しい気がしますが、いつまでも暖かいかと思えば、急な冷え込みを繰り返す今年の天候を表しているよう。
 

【写真では分かりにくいのですが、一ノ岳(左手の一番高いところ)、二ノ岳近辺が白くなっていました。】
 
なお、昨日のような天気は「小春日和」といい、「晩秋から初冬の暖かくて穏やかな天気」を意味するとのことですが、今週は小春日和から急転。
 
強い寒気が南下し冬型の気圧配置が強まるため、日本海側は24日(金)〜25日(土)は広い範囲で雪や雨になるとあります。
 
今も「雪おこし」のような雷が鳴るところですが、いずれにしても「冬支度はお早目に」。
 
北陸の冬に備えましょう。

ひばりケ丘町「ふる里まつり」(本祭)

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一昨日から一転、青空広がる天気となった昨日は、ひばりケ丘町「ふる里まつり」の本祭。
 
朝の気温は10℃を少し上回る凛とした空気のなか、8時30分からは、ひばりケ丘神社にて神事を執り行いました。
 
区の役員、育成会会長が参列のもと、この後行われる御神輿巡行の安全を祈願。
 

 
神事の後には宮司さんより、「神様はいつも皆さんを見守っていますので、前を通った際には、手を合わせるだけでもいいのでお参りしてください」との言葉がありました。
 
素通りしてばかりの自分を恥じましたが、今後は宮司さんの言葉を思い返し、お参りしたいと思います。
 
神事の後は、大人、子ども、それぞれ1基づつの御神輿巡行。
 
今回、4年ぶりということもあってか、特に小さなお子さんの参加が多く、それだけで大変嬉しく感じた次第です。
 
私は、担ぐ気も満々でしたが、光栄なことに、指揮を執る笛吹係を拝命。
 
ペース配分に気をつけつつ、大人、子どもそれぞれ盛り立てて回りましたが、とりわけ子ども神輿からの元気な「ワッショイ!」、それを見守る親御さんの笑顔を微笑ましく拝見した次第です。
 

【巡航中に自撮りで恐縮ですが、御神輿の雰囲気をお伝えします】
 
御神輿のほうは、途中休憩を挟みつつ、町内の大通りをぐるり一周。
 
響き渡る笛と「ワッショイ!」に、住民の方も家の前に出てこられ、皆でお祭りの雰囲気を楽しめたものと感じました。
 
気持ち的には、もう1周回りたいくらいでしたが、約1時間半の巡行を終え、御神輿を奉納。
 
千寿会の皆さんに手ほどきを受けながら、丁寧に解体し、会館内に納めました。
 
こうして無事にすべての工程を終えましたが、宵宮、御神輿はもとより、準備から片付けまで、本当に多くの住民の皆さんと作り上げた「ふる里まつり」。
 
開催できて良かったと心から思うとともに、これぞ「地域のコミュニティ」と改めて感じた次第です。
 
何といっても大事なのは、地域、ご近所同士のつながりと「お互いさま」の気持ち。
 
活力や活気と同時に、一層あたたかみのある町内にしていければと思い、今後も町民のひとりとして尽力していきたいと思います。

ひばりケ丘町「ふる里まつり」(宵宮)

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「お祭りは地域コミュニティの原点」
 
これまで何度か述べてきたところですが、昨日は待ちに待った我が町内の「ふる里まつり」。
 
あいにく降ったり止んだりの雨模様でしたが、今年は、以前まで会場としていた場所に家が建ち、町内に適当な場所が無いことから、原子力機構さんの体育館を会場としてお借りしていたもの。
 
これが功を奏し、雨でも関係なく開催できた次第です。
 
今回の「ふる里まつり」は、コロナ禍を経て4年ぶりということのみならず、企画・運営する「お祭り実行委員会」のメンバーを一新(私は、副区長兼で委員に参加)。
 
これまで貢献いただいた先輩方から、我々世代にバトンタッチをし、約半年を掛けて準備を進めてきたところ。
 
そうして迎えた昨日は、雨中にも関わらず、実行委員、区の役員を始め、育成会、各班長さんのご協力のもと、9時より設営・準備。
 
会館からの資機材移動に始まり、屋外では、焼き鳥や焼きそばなどを焼くための調理場(テント)設置、飲食する体育館内はすべてブルーシート敷きと、かなりの作業量でしたが、皆さんのテキパキとした作業により、約2時間でほぼ準備が完了。
 
皆さんどこか、共同作業を楽しんでおられるようで、この時点で既に、つながりが生まれているものと感じた次第です。
 

【準備が整ったステージ回り】
 
午後からはいよいよ本番。
 
まずは15時より育成会のアトラクションタイムで、ビンゴゲームなどにて盛り上がり。
 
また、今回、ひばりケ丘町出身のチョークアーティスト 石丸智恵さんによるライブペイント(公開で時間内に描き上げる)も。
 
どんな作品になるかワクワク感満載のもとスタートしました。
 

【描き始めた石丸さん。さぁ、どんな作品が生まれるか。】
 
そして16時からは「宵宮」開始。
 
区長に続き、私もご挨拶の機会を頂戴した後、鏡割りを行い、4年ぶりのお祭り開催を皆で祝いました。
 
その後は、食べ飲みながら、F⭐︎キッズによるダンス、カラオケ大会、高校生チームによる民謡踊り、お楽しみ抽選会と大いに盛り上がりました。
 
なお、民謡踊りでは、何とか皆さんに踊りに加わってもらいたいと声を掛け、私の狙いでもあった「踊りの輪」が小さいながらも完成。
 
来年はこの輪をもっと大きくしたいと思った次第です。
 

【踊りの輪を抜け、上部からの撮影に成功(笑)】

【踊りの指導をしてくれた敦賀高校の森野さん(写真左)。この日も艶やかな踊りを披露してくれました。】
 
こうして、楽しい時間はあっという間に過ぎ閉会。
 
準備と同じく、皆さんのご協力もと会場の片付けまでを行い、宵宮を終えました。
 
天気が回復した今日は「本祭」。
 
8時30分より神事、町内を練り歩く御神輿巡行を行います。
 
子どもから大人まで、多くの方に参加いただき、思い出に残る「ふるさと祭り」にできればと思います。
 
なお、昨晩描いていただいたライブペイントの完成作品は、差し込む光のなか飛び立つ「ひばり」と、それを祝うかの色とりどりの風船(子ども達が描いてくれました)。
 

【チョークアートの完成作品】
 
これは現在、「砂流or櫛林(ひばりケ丘町)」の住所表記から、「ひばりケ丘町」とする町名地番整理事業を進めていますが、それはまさに「ひばり」が「飛び立つ」ようとの意味を込めて描いていただきました。
 
4年ぶりのお祭り開催、そして新たに生まれ変わる時期に相応しい作品を「形」として残していただきました石丸さんに、心より感謝申し上げます。

地域の子は地域ですこやかに育てよう

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来春の選抜高校野球大会の選考資料となる北信越地区高校野球大会が昨日、福井県で開幕しました。
 
地元開催ということで、福井県からは4校が出場し、福井商業以外の3校が一回戦を突破。
 
このうち、敦賀勢は、敦賀気比(福井3位)が上田西(長野1位)を5-1で、敦賀(福井4位)が日本文理(新潟1位)を2-1で下し、準々決勝に駒を進めました。
 
県大会では惜しくも決勝進出を逃した両校ですが、「球都敦賀」を胸に、この後も勝ち進むことを大いに期待しています。
 
こうして選抜を懸けて戦う高校球児から元気をもらうところ、同じく昨日は「第45回 青少年育成敦賀市民大会」がプラザ萬象で開催され、私は文教厚生常任委員長としてお招きいただき出席。
 
式典では、主催者側からは原会長より、来賓側からは米澤市長始め、馬渕議長らからそれぞれご挨拶がありました。
 
市長からは、ご自身が子どもだった時分との違いや、良い意味での「やんちゃ」であっても良いのではとの思い、未来を担う子どもたちが、主体的に未来を切り拓いていく資質を身につけるためには、社会全体でより良い環境づくりに取り組むことが大切とあり、その通りだなぁと共感した次第です。
 
その後は、大会参加者全員にて、大会スローガン「地域の子は地域ですこやかに育てよう」を確認し、式典の幕を閉じました。
 

【大会が行われたプラザ萬象大ホール】
 
また式典後、第2部では「青少年からのメッセージ・青少年へのメッセージ」作文発表、第3部では中学生2名によるピアノ演奏、第4部では、NPO法人JB studioによる手話を取り入れたUDダンスなどが行われ、小中高生の高い志や技量、熱量に感動するとともに心洗われました。
 
スローガンでは「すこやかに育てよう」とありましたが、逆にこうして、敦賀の子ども達から感動を与えてもらえるほど「すこやかに」育っていることに改めて、青少年育成に携わる多くの関係者の皆様に敬意と感謝を申し上げるとともに、子ども達には、それぞれの夢に向かって大きく羽ばたいて欲しいと願う機会となりました。

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