2022年4月29日
ブログ 働く仲間とともに
ウクライナ情勢を始め、ここ最近はどこか暗いニュースが多い中、ややホッとした気持ちとなるのが「◯年ぶりの開催」という言葉を良く見聞きするようになったこと。
地元福井でも、コロナ禍で控えていたお祭りやイベントを今年は開催する方向との新聞記事などを見るにつれ、ひとつづつ光明が照らされていく。
そのように感じるところです。
さて、「◯年ぶり」といえば、働く者の祭典「メーデー」もそのうちの一つ。
昨晩は、きらめきみなと館で開催された「第93回嶺南地区メーデー」(主催:連合福井嶺南地域協議会)に連合推薦議員の一人としてお招きいただきましたが、こうして集合形式で開催されるのは2年ぶりとのこと。
このメーデーは、英語で書くと“May Day”ということで、ヨーロッパでは「夏の訪れを祝う日」として古くから祝日とされてきましたが、始まりは1886年の5月1日、アメリカのシカゴで、1日12~14時間の過酷な勤務を強いられていた労働環境の改善を求めて労働者がゼネラルストライキ(全国的な規模で行われる労働争議)を起こし、8時間労働の実現を要求したことに由来します。
この8時間労働を根底とし、あとの8時間は睡眠、あとの8時間は自分時間にとの考えは、過労による心身の負担を軽減するばかりか、豊かな人生を過ごすための、いわば人間の尊厳にもつながるものと認識するところですが、以降、労働者たちが集まり、権利を主張する日として、ヨーロッパをはじめ各地に広がったのがメーデーであり、今では5月1日を「労働者の祭典」として祝日とする国も多く、世界中で労働者たちのイベントやデモ行進などが行われています。
私自身、労働組合の役員をしていたこともあり、社会人になってからはほぼ毎年メーデーに参加をしてきましたが、近年では式典に加え、家族も一緒に楽しめるようなアトラクションや飲食ブースなども設けられ、「労働者の団結と主張の場」から「働くすべての仲間の祭典」へと、時代の流れとともに変化していると感じるところ。
昨晩の嶺南地区メーデーは会場参加に加え、リモート参加とのハイブリッド型とするなど、新たな試みでの開催としたほか、第一部の式典終了後は、第二部として大道芸人によるアトラクションや抽選会も行われたとのことであり。こうした中綿密に準備された連合の役員の皆さんには敬意を表する次第です。
【リモート参加された方から送付いただいた会場の様子。写真提供いただいたYさんありがとうございました!】
こうして嶺南地域で働く皆さんを前に感じたことは、バブル崩壊後、1996年をピークに四半世紀も下がり続けている実質賃金の中にあって、この地域、ひいては国を支えているのは紛れもなく「真面目に汗して働く者」であり、「給料が上がる経済の実現」と教育や産業・科学技術分野などでの「人づくり」につながる政治の実現に取り組まねばと改めて認識した次第です。
政治に参画する立場の者が、このメーデーに出席する意味は、そうした思いを再確認することにあるのかも知れません。
最後になりますが、今後とも連合に集う働く仲間の皆さんとの絆をさらに深め、引き続き「職場の声」を原点に尽力することをお誓い申し上げ、本日のブログとさせていただきます。
2022年4月28日
ブログ 活動報告
一日も早い停戦が望まれるロシアによるウクライナ侵略ですが、26日に報じられたニュースによると、ウクライナのアレストビッチ大統領府長官顧問は「長期戦を覚悟しないといけない。状況次第だが、年明けまで続く可能性がある」と述べたとのこと。
希望が遠のくかの発言に落胆しかない訳ですが、この侵略に伴って様々な生活物資、とりわけエネルギー資源価格にも大きな影響を及ぼしており、液化天然ガス(LNG)などが高騰している影響を受け、昨日は大手電力10社のうち北海道電力など5社が6月の家庭向け電気料金を値上げする旨の発表がありました。
なお、東北電力は6月分で、燃料費調整制度を使って燃料費の上昇分を料金に上乗せできる上限に達したほか、既に上限に達している北陸電力、関西電力、中国電力、四国電力、沖縄電力を含めた6社は、経済産業省に値上げを申請しなければ燃料費の上昇分を転嫁できない厳しい状況での経営となっています。
また、大手都市ガス4社も全社値上げするとのことで、生活に欠かせないインフラ料金が上昇し続けることには特に留意しておかねばと認識するところです。
こうした資源価格の高騰は、日本を含めた西側諸国が、ロシアからの資源輸入を禁止することにより代替資源の需要が高まり、物価と同じように価格上昇する仕組みとなっている訳ですが、一方この輸入禁止幅を広げれば広げるほど、下手をすればロシアの収益力が増し、制裁を加えているはずが相手を利することになるとの有識者見解もあり、非常に難しい対応となっていることに、エネルギー安全保障の重要性を一層強く認識する次第であります。
さて、このようなエネルギー情勢にあって、常々主張しているように「危機を救うのは原子力発電」であり、ここ日本においてもその重要性は益々高まっていると考えるところですが、こうしたリアルを一人でも多くの方に知っていただくことが「私の役割」と思い、発信を続けているところです。
先日はこのような内容も絡めながら「やまたけNEWS(第12号)」を発行いたしましたが、並行して母体各職場での報告会を続けてきており、昨日一通り終えたところ。
引き続き、地域の皆さんを始め、各支援労組さんの職場にもお伝えすべく、現在スケジュール調整をしている訳ですが、私としては「活動報告は議員の義務なり」との思いのもと、お声掛けあればいつでもどこでも(敦賀市近辺であれば)お伺い、或いはリモートにてお話しさせていただく所存です。
もちろん、エネルギーのことはご紹介する中の一部分であり、議会での質問や市政のトピックスなどを中心にお伝えさせていただきますので、ブログをご覧いただいている皆さまにおかれましては是非、個人でも団体でも構いませんのでお気軽にお声掛けいただきますよう宜しくお願いいたします。
【昨日の報告会の一コマ。極力写真など多く取り込みながら、分かりやすい資料構成としていますのでぜひ!】
2022年4月27日
ブログ 敦賀の歴史・文化
ロシアによるウクライナ侵略開始から2ヶ月が経過をし、何の罪もないウクライナ国民が生命の危険に晒され祖国から避難せねばならない姿、美しき街が無惨にも破壊されていく現実を見るたびに胸が締め付けられるのは皆さんも同じかと思います。
一方、激しい戦闘が続く中にあって、地理的に近い中東欧諸国ではウクライナからの難民の受入れを続けており、とりわけウクライナの隣国ポーランド共和国では、既に250万人を超える避難民を献身的に受入れるなど、こちらは人間の尊厳や優しさを感じざるに得られないところであります。
こうした状況を踏まえ、先の3月定例会で私は、「人道支援」を第一のテーマに取り上げ代表質問した訳ですが、その背景にあるのはポーランド共和国と敦賀市が歴史的に深い関係にあるということ。
これは1920年2月に第1弾のシベリアに勾留されていたポーランド人孤児を敦賀港で受け入れられたという史実にある訳ですが、この深い関わりを表すのは、令和2年11月3日に開催された人道の港敦賀ムゼウムオープニングセレモニーに来訪された駐日ポーランド共和国パヴェウ・ミレフスキ特命全権大使が仰った「敦賀はポーランドの人にとって特別な場所」、また同日、リニューアルオープン記念シンポジウムの場であったポーランド広報文化センターのマリア・ジュラフスカ所長の「敦賀がなければシベリア孤児の話は知られていなかったかもしれない。受け入れてくれる港はここしかなかった。」との言葉かと認識する次第であります。
私は、この言葉を今までも胸に留めている訳でありますが、今なおこうして欧州を始め世界各国で避難民をあたたかく受け入れている姿に100年前の敦賀の姿を重ねてやみません。
そうした中、昨日は同じく、これからも胸にあり続けるであろうお言葉を拝聴する機会がありました。
それは、きらめきみなと館で開催された前ニューヨーク総領事・大使/次期駐カナダ特命全権大使の山野内勘二氏の講演であり、「人道の港「敦賀」〜ニューヨークから見えた希望〜」と題した世界を俯瞰した中での敦賀、そして人道に焦点を当てたお話しに大変感銘を受けた次第です。
ご講演のポイントだけ以下にご紹介します。
◉ロシアの軍事行動然り、世界は混迷を極めている。危険に満ちた世界の中で、わが国の平和と繁栄をいかに築いていくのか。
◉エネルギー自給率12%、食料自給率37%(カロリーベース)の日本は、信頼関係の中で世界とつながってでなければ平和と繁栄は築けない。
◉敦賀はポーランド孤児、ユダヤ難民の命を救った。敦賀で命を救われ、人のあたたかさを感じた人が世界中にいる。
◉孤児や難民受け入れの際に敦賀の皆さんがとった具体的な行動ひとつが残されていて、それが人道の港敦賀ムゼウムに保存されていることは「感動と感謝」につながっている。
◉本局の訓令に背いてまで「命のビザ」を発給した杉原千畝氏の行動は大変勇気のあることであったが、その後新しい発見として、建川美次駐ソ連大使がリスシエル・コトラー(17歳)に同じくビザを発給した事実も確認されている。
◉例えばアメリカでは州ごとにそれぞれ力を持っていて、色んな地方の独自性が強さであり、豊かさであり、美しさを生んでいる。こうした「ローカルの力」という観点で言えば、敦賀から世界に「困った人を助けた」人道を発信していくことで、信頼や多くの人に希望を与えることにつながるのではないか。
◉来週カナダに赴任するが、杉原サバイバーとのつながりを広げるとともに、カナダの人が敦賀に来てもらえるよう全力で呼び掛けていく。
◉平和の尊さや人道の大切さをどう伝えていくか。抽象的な言葉と違い、具体的なファクト(真実)は重い。何年何月何日にこの人がこういうことをしたと言えることは大変インパクトがあり、コンセプトと結びついた時に大きなパワーや発信力を生み出す。敦賀にはそれがある。
◉史実を顕微鏡で見るが如く、観察し保存することが大事。
走り書きのメモをもとに書き起こしたため、若干言い回しの違う部分もあろうかと思いますが、約1時間のご講演の中で話された思いや敦賀へのメッセージはこのようなことであったかと思います。
外交官として豊富な経験をお持ちで、ニューヨーク総領事・大使時代には渕上敦賀市長ら訪問団とユダヤの方々をつないでくれた山野内氏。
冒頭の市長挨拶でありました通り、お話しされる姿からは包容力とあたたかさ、そして敦賀に対する信頼と期待を強く感じた次第です。
【ご講演される山野内勘二氏。ひとつ一つの言葉を噛み締めるように話される姿に惹き込まれました。】
人道の港敦賀ムゼウムオープニングセレモニーの際にあったお二方の言葉、昨日の山野内氏の言葉から気付かされるのは「敦賀には世界に発信すべき史実があり、その役割がある」ということ。
今こうして世界が混迷を極める中でこそ、人道、つまりは人間が持つ本来のやさしさやあたたかさ、助け合う気持ちを感じ合うことは、世界中の人々に希望を与えることにつながる。
100年前、国際港を有した敦賀の人々がとった行動を思い返し、国際感覚をもって取り組むことこそ、現代を生きる敦賀人に課せられた使命ではないかと考えるところであり、自分自身もその役割を少しでも果たしていければと思います。
2022年4月26日
ブログ 社会
新型コロナウイルス感染によって進んだものの代表格といえば「デジタル」社会。
昨日は3つのオンライン会議やセミナーに出席しましたが、自身を含め、主催側も参加者側も極自然に対応している様子を見るに、コロナ前「特別なツール」であったものが「当たり前」に置き換わっていることを実感するところです。
このオンライン主流化によって得られた最たるものは、感染対策を除けば「時間の有効活用」にあろうかと思います。
出張や通勤などの移動に充てていた時間を別のことに充てられることによって、限られた一日の時間をより有効配分できるようになったことは、働き方改革にも大きく寄与するものと考える次第です。
さて、そのように実感した昨日はちょうど、政府の「デジタル田園都市国家構想実現会議」(議長・岸田首相)が策定する基本方針の骨子案が判明したとの報道がありました。
高齢者らデジタル機器の取り扱いが不慣れな人たちを支援する「デジタル推進委員」を今年度中に全国で1万人以上配置することや、来年度までに第5世代(5G)移動通信システムの人口カバー率95%を達成することを盛り込んだとのことであり、「デジタル化の恩恵を国民や事業者が享受できる社会を目指す」とも明記したそう。
私も3月定例会の代表質問で「自治体DX(デジタル・トランスフォーメーション)」を取り上げ、最後に「誰ひとり取り残さない、人に優しいデジタル化に向け進めていただくこと」をお願いし、質問を終えたところですが、ここにある趣旨は、いわゆる「デジタル弱者」とされる高齢者を意味するものであり、基本方針にあるデジタル推進委員らによって、こうした方へのサポート態勢を整える方向にあることを歓迎する次第です。
日本のデジタル社会形成の司令塔は「デジタル庁」になる訳ですが、同庁ホームページにある組織概要を見ると「未来志向のDXを大胆に推進し、デジタル時代の官民のインフラを今後5年で一気呵成に作り上げることを目指します。」とあります。
続けて、「徹底的な国民目線でのサービス創出やデータ資源の利活用、社会全体のDXの推進を通じ、全ての国民にデジタル化の恩恵が行き渡る社会を実現すべく、取組を進めてまいります。」と、さすが目玉政策だけあって、鼻息荒い意気込みが伝わってくるところ。
そして、この概念を表すものとして、「ミッション・ビジョン・バリュー」との言葉が掲げられていました。
ミッションは、誰一人取り残されない、人に優しいデジタル化を。
ビジョンは、Government as a Service、Government as a Startup。
バリューは、この国に暮らす一人ひとりのために、常に目的を問い、あらゆる立場を超えて成果への挑戦を続けます。
※補足説明付きは、以下のリンクよりご覧ください。
→→→ミッション・ビジョン・バリュー(デジタル庁HP)
随分以前の福井新聞「こだま」欄にありました、80歳を過ぎてSNSを始めた女性からの投稿を今でも覚えているのですが、その女性は「素晴らしいツールに出会い、この歳になって新たな人とのつながりが出来た。私の人生を変えてくれたSNSに感謝している。」と。
地方創生や自治体の行政改革など、デジタルの進展で目指すものは様々ですが、私自身は、新たな技術で人間の心が満たされるような、この女性のような方が一人でも多く増えるよう取り組むべきではと考えるところです。
ここ敦賀市においては、本格的に「自治体DX」や「敦賀版スマートエリア」を進める時期にありますが、真に「ミッション・ビジョン・バリュー」の理念に則った、とりわけ「人に優しい」取組みとなるよう期待し、注視していきたいと思います。
【やまたけNEWS(第12号)にて、制作会社さんが見事に私の気持ちを表現してくれた挿絵。皆で支え、皆が幸せな気持ちになる。そんなデジタル社会になればと…。】
2022年4月25日
ブログ 地域コミュニティ
昨日発行しました「やまたけNEWS(第12号)」。
自身のブログやSNSなどでも発行のお知らせをした後、新聞を開くと、ラッキーなことに広告の少ない日に当たったようであり、しかも「やまたけNEWS」が最前面に織り込まれているという幸運さ。
広告群に埋もれることなく、まずは皆さんの目についたであろうことを、ささやかながら嬉しく感じた次第です。
お読みになっていただけるかは別として、私は、議員が有権者の皆さんに活動を報告することは「努力義務」ではなく「義務」だと思っていますので、任期中残すところ4回となった定例会分もしっかりとお伝えしてまいる所存です。
さて、そんなスタートとなった日曜日の朝でしたが、この日は8時15分から町内の資源回収作業ということで、そそくさと身支度をし家を出ました。
どの地区でも同じように、ここ2年は新型コロナのため、人が集まる町内行事開催はままならぬところですが、この資源回収だけは屋外で感染リスクも低いとの判断のもと継続しているところ。
とはいえ、本来子ども達も参加しての児童育成会主催行事ですが、感染対策のため子ども達には控えていただくこととし、その代わり区の役員等が助勢する形での作業となっています。
そうした中、この日も多くの方の協力のもとテキパキと作業を進め、一冬分で溜まった新聞や雑誌、ダンボールなどを回収。
約2時間で作業を終えた次第です。
【資源回収作業中のひとコマ。精力的に作業いただいた皆さんに感謝です。】
集まった場では、手待ち時間に町内のことやコロナ、家族のことなど、互いに近況報告したりと笑顔が絶えなかった訳ですが、何を置いても共同作業を皆で終えた達成感を味わえたことが一番良かったことかなと感じたところです。
自助、公助、共助、それに最近では「近助」という言葉がありますが、高齢化社会やいざという時の防災の観点からすればやはり、ご近所同士のお付き合いを大切に、最も身近な町内活動の中で「助け合い」の意識醸成を図っていくことが大切なこと。
自身もその活動において積極的に役割を果たすとともに、まちづくりの一丁目一番地に掲げる「地域コミュニティ」をいかに維持していくかについて引き続き取組むことを、改めて認識する時間となりました。
2022年4月24日
ブログ 活動報告
定例会ごとに発行しております「やまたけNEWS」も第12号となりました。
敦賀市内の皆さまには、今朝の新聞折込みにて、市外の皆さまにおかれましてはホームページに掲載しておりますので、以下リンクよりご覧ください。
→→→「やまたけNEWS(第12号)」はこちら
「ニュースレターはラブレター」と例えられた先輩議員がいらっしゃいましたが、今回も自身の思いを込めて作成しました。
NEWSを媒体として相互コミュニケーションが出来ればと思いますので、感想やご意見などございましたら遠慮なく、連絡いただけますようお願いいたします。
【町内約450軒の皆さまには自分の足で、昨日ポスティングにてお届けしました】
2022年4月23日
ブログ 政治
既に死語となっているであろう、いわゆる「花金」の昨日は、お昼休みに職場での活動報告会、午後は市議会の広報広聴委員会、夜は先月設立した国民民主党福井県総支部連合会(以下、福井県連)の常任幹事会と予定が目白押しの一日。
福井での幹事会を終え、自宅に着いたのは22時過ぎとなりましたが、それぞれ全力投球で臨んだ充実の日となりました。
もちろん自己満足ではいけませんので、報告会は支援いただく皆さんにより理解いただけるように、議会広報は市民の方に身近で分かりやすい議会となるよう、そして政党活動に関しては、真に現実的で国民目線の政治となるようとの思いを持って、今後もひとつ一つ丁寧に対応にあたる所存です。
さて、その中でも嬉しかったのは夜の国民民主党福井県連幹事会。
先の日曜日に見事当選を果たした坂井市の川畑孝治(たかはる)議員、南越前町の山本優(まさる)議員とも改めてお会いし、選挙戦を振り返ってのお話しなどを聞くことができたほか、所属議員5人が介し、今後の活動方針等を確認したことによって、結束感が高まったと感じた次第です。
選挙期間中のブログでも述べました通り、当選されたお二方を始め、福井市の堀川秀樹議員、越前市の小玉俊一議員も、私からすれば議員経験豊富な大先輩であるとともに、生意気に言わせていただくのならば、理念や考えをともにする同志であり、昨日会議をしていてもそのことを実感したところです。
誤解なきよう申せば、だからと言って「居心地が良い」だけの関係ではいけませんので、先輩後輩に関係なく議論をし、互いに切磋琢磨しながら、地方からも「現実路線の改革中道政党」に進むよう、一歩づつコツコツと活動していく所存です。
自身が政党に属して活動することへの思いは、私を支援いただける地域の方や、各職場での報告会の場でも申し上げてきているところですが、今後も丁寧な説明を続け、党勢拡大に向け、一人でも多くの理解、賛同がいただけるよう尽力していきたいと思います。
その国民民主党福井県連においては、1週間後の4月29日(金・祝)に、党本部より玉木雄一郎代表をお招きしての設立大会開催を予定しています。
私自身、玉木代表のお話しを直接聞けることを楽しみにしているところですが、ここにお集まりいただく皆さんとは考えをともに、拳型めの場となるよう準備していきたいと思います。
【写真は昨日、福井に向かう途中立ち寄った杉津パーキングにある「恋人の聖地」。ここに掛けられた「愛のハートロック」の如く、皆さんから信頼される政治に進まねばと。】
2022年4月22日
ブログ 社会
少し前の話題になりますが、人事労務分野の情報機関である産労総合研究所が毎年発表する「新入社員のタイプ」が3月28日に発表され、今年度は「新感覚の二刀流タイプ」と称されました。
ちなみに昨年は「仲間が恋しいソロキャンプタイプ」でしたが、「新感覚の二刀流」とした理由としては、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、大学・後半期にさまざまな活動制限を受けた今年の新入社員は、インターンシップや就職活動を、対面とオンラインの2つのスタイルで二刀流のようにこなして入社式を迎えたということにあるとのこと。
また、育成のポイントとしては、就活中に職場の雰囲気や仕事に関する情報が得にくかったこともあり、入社後は、思い描いていたイメージと実際とのギャップに戸惑う可能性を指摘し、先輩社員は、これまでの新入社員とは異なる新感覚(オンライン慣れ、対面コミュニケーションの不慣れ、タイムパフォーマンス志向等)や未熟にみえる言動を受け止めたうえで温かく交流し、一人ひとりを見詰めた育成支援をして欲しい。
そうすれば、才能が開花し、環境変化にも適応できる「リアル二刀流」、さらに、これまでにない「シン・二刀流」として、新たな才能を開花する可能性は高い。
受け入れ側も、教育・働き方・コミュニケーション等のあり方について、彼らの「新感覚」に学ぶこともあるだろう。
とありました。
私ごとですが、今春就職した長女もこの「新感覚の二刀流タイプ」に該当する訳ですが、昨日は当社に入社され、敦賀発電所に配属された新入社員を前に歓迎のご挨拶をする機会を頂戴しました。
日本原子力発電労働組合の組織内議員との立場でのご挨拶となりましたが、まさに自分の子どもと同世代の彼ら彼女らが、まっすぐに顔を上げ、真剣な視線で話しを聞いてくれる姿についつい熱が入り、自分自身この敦賀発電所をマイプラントとし情熱を持って仕事に取り組んできたことなどを紹介したうえで、これからの皆さんの活躍へのエール、そして何か困ったことがあれば一人で悩まず相談をと声掛けした次第です。
さて、「リアル二刀流」といえば、思い浮かべるのはエンゼルスの大谷翔平選手であり、高校時代から世界一の野球選手になるとの目標を掲げ、一歩づつ階段を昇ってきたことは誰もが知るところ。
一方、その才能や可能性を信じ見守ってきたのが花巻東高の佐々木監督であり、プロに入ってからは日本ハムの栗山監督になろうかと思います。
その恩師・佐々木監督に対し、かつて大谷選手はこう語ったことがあるそう。
「佐々木監督はチームの勝利を目指すなかで『今じゃない』『早熟する必要はない』と、そんな話もしながら個人として最後はどこまで伸びていけるかということを常に考えてくれました。」
こうした指導者の姿勢から学ぶべきかと思うのですが、将来を見据えて育成された結果、今の大谷選手があると改めて納得した次第です。
翻って、選手を社員に置き換えれば、職場の先輩や上司は佐々木監督や栗山監督のように振る舞えるのか。
多忙の職場ではついつい、即戦力を求めがちになろうかと思いますが、そこはグッと我慢をし、冒頭の産労総合研究所の言葉にあったよう、「未熟にみえる言動を受け止めたうえで温かく交流し、一人ひとりを見詰めた育成支援をして欲しい」と思うところであります。
そんな先輩、上司に囲まれながら、とにかくアットホームな職場環境の中で、敦賀発電所に配属された9名の皆さんはもとより、「新感覚の二刀流」世代が今後、その可能性を広げ、大きく飛躍されることを願ってやみません。
【才能に甘んじず、直向きに「努力」を続ける大谷選手の姿は、新入社員に言うが及ばず、私自身にとっても尊敬する存在です(写真はAP通信)】
2022年4月21日
ブログ 社会
「天気に恵まれる」の文字通り、澄み渡る青空、陽気と感じる気温となった昨日。
朝は辻立ちからスタートしましたが、この天気のせいもあってか、いつもより、通勤の車の中からリアクションしていただける方の割合が多かったように感じました。
また、辻立ちの後、のぼり旗を持って一緒に立ってくれた労組役員を発電所まで送り届け、市内に向け車を走らせると、浦底から望む水島が絶景で思わず停車し撮影しました。
先日、「逆さ野坂」のことを「大切な郷土の風景」と紹介しましたが、ここ敦賀半島の先端にもその心ありといったところ。
山に海に、こうした景色と出会えることで心満たされるとともに、この地に住んでいることを誇りにも感じた次第です。
【浦底の集落から望む水島。海面の輝きとも重なる見事な景色でした。】
さて、辻立ちの朝はいつもより家を出るのが早いため、どこか忙しなく準備をする訳ですが、そんな中で読んだ朝刊に面白いコラムがありました。
その記事は福井新聞の「越山若水」で、読んだ方も大勢いらっしゃるかと思いますが、世の男性はこの記事をどう感じられたでしょうか。
「女性を管理職に…そんな話しをすると『女性だからと下駄を履かせるのか』と言い出す男性がいる。そんな人に言いたい。あなたが履く“高っっっっっかい”下駄に気づかないのかと」
感の良い方は、この「高い下駄」の意味合いにピンとこられたかと思いますが、コラムは、企業のSDGsに取り組む田瀬和夫さんが福井市で講演でされた一部であるとの前置きのもと、「高い下駄」とは家事、育児をせずに済んでいることを指し、家事は女性に任せっぱなし、仕事だけ考えていれば良い男性が出世するのは当たり前…と続き、つまり生活できているのは誰のおかげかを分かっているならたとえ家事をやっていなくても「女性に下駄」などというはずがないとの趣旨が綴られていました。
以前に「男性が自慢げに言う『ごみ出し』はほんの一部に過ぎない」と自己の反省も込め、ブログに書かせていただいたこともありますが、この日も思わず「仰る通り!」と呟いてしまいました。
「何が?」と問う妻に、「越山若水にいいことが書いてある」と言い残し家を出た訳ですが、その後、妻はこのコラムを読んでどう思ったか。。。
聞くだけ野暮なことはそっとしてありますが、コラムはこの流れから、2020年代早期に30%程度とする女性管理職比率の政府目標や県内企業の状況などを紹介するとともに女性活躍の環境整備が急かされること、そして「もちろん男性たちは早く下駄の存在に気づき、意識を変えていかなければ」との結びで締め括られていました。
自身に照らせば、「下駄の存在は従分認識しつつ、下駄を脱ぐ努力をしている」(率先して家事をする)といったところでしょうか。
「男女平等参画社会」、「女性が活躍できる社会」の実現に向けて様々な制度整備が行われてきていますが、実現のための「絶対条件」は紛れもなく「男性の意識改革と実践」にあると考えます。
実は、若い世代の方と話していると「家事・育児は男性もやるのが当たり前」となっています。
つまりは、意識を変えないといけないのは第2次ベビーブーム世代(50歳近辺)の私たち以上の年代である気がしてならない訳ですが、会社で上位職や幹部にあたる世代こそ、こうしたことに理解のある「育ボス」にならないといけませんね。
自戒の念も込めて本日も書かせていただきましたが、こうしたコラムを読んで「高い下駄」の存在に気づかれた男性の皆さん、「皿洗いひとつが社会を変える」との思いのもと、私と一緒に「脱・高い下駄」を合言葉に実践していきましょう!
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