第50回福井県消防救助技術大会

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来る戦いに向けた準備に追われるところ、昨日は少しの間、お時間をいただき、福井県消防学校で開催された「第50回福井県消防救助技術大会」を見学してまいりました。
 
「福井県消防救助技術大会」とは、福井県内の消防士が一堂に介し、日頃鍛え抜いた消防救助技術を披露するとともに、互いの知識・技術を競い学ぶことを通じ、複雑多様化する災害現場に即応できる高度な救助技術と強靭な体力・精神力を養い、研鑽を図ることを目的として毎年開催しているもの。
 

【福井県消防学校の大会会場】
 
なお、訓練は、隊員個人の基本的な技術を練磨する「基礎訓練」と、個人の技能とともに隊員間の連携を練磨する「連携訓練」があるとのことで、それぞれの種目は以下のとおりでした。
 
<基礎訓練:2種目>
①ロープブリッジ渡過
②はしご登はん
 
<連携訓練:5種目>
①ロープ応用登はん
②ほふく救出
③ロープブリッジ救出
④引揚救助
⑤障害突破
 

【大会パンフレットに掲載されていた各種目の説明】
 
この大会、例年は平日開催のところ、今大会は第50回の記念大会であることから土曜日開催にするとともに、会場内では緊急車両等や最新の防火・防災グッズなどの展示を行うこともあって、消防隊員のご家族や知人など大変多くの方(特に、若い女性が多くいらっしゃったのが印象的)が訪れており、ピストルの音を合図に声援が送られる様子はさながら運動会会場を彷彿させるものでした。
 
ここまでご説明し、なぜ私が大会を見学に行ったかと申しますと、敦賀・美方消防組合に所属する長男が出場するからに他なりませんが、この間、新型コロナウイルス感染などにより見学の人数を絞るなどの対応をされてきたことから、今回が心置きなく見学できる機会ということで、妻と二人で参ったところ。
 
会場はピリリとした空気、多くの観客が見守り、応援する中、日頃鍛え抜いてなければ到底できない技術を披露される隊員各位、そして指導される上層部の皆様方に対し、感謝と敬意の念をお送りいたしました。
 
なお、「ほふく救出」の部に出場した長男の救助技術もしっかりと見ることができ、たくましさを増した姿を頼もしく感じた次第です。
 
また、上記種目の優勝者、成績上位チームについては、全国大会や東近畿地区指導会に出場するとあり、福井県を代表してのさらなるご活躍を祈念するところです。
 
せっかくの機会と、緊急車両等の展示会場もひと回りすると、面白い企画が。
 
県内9つの消防本部の防火衣が展示をされた上、何と人気投票を行っていました。
 

【ズラリ並んだ、県内9消防本部それぞれの防火衣】
 
私は、地元贔屓で、迷わず「敦賀・美方」に1票投じましたが、投票ボードを見るとこんな感じでした。
 

 
この日は、隊員のお子さんと思われるチビっ子も多く訪れていましたが、目にしたお父さん達の高度な技術、こうした防火衣に憧れ、また消防士をめざしてくれるといいなと思ったところ。
 
そう思えばこれも、土曜開催の効果ではと。
 
将来の消防隊員を確保する上でも、また「命を救う」消防への理解を高めることにもつながることからぜひ、来年以降も土曜開催にしていただくことをお願いし、本日のブログを閉じます。
 
出場した消防士各位をはじめ、大会関係者の皆様、大変お疲れ様でした。
 


【ズラリ並ぶ消防車両。こちらも圧巻でした。】

水防訓練から金山最終処分場竣工式、そして地元のお祭りへ

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昨日は、公務ならびに地域の行事が続いた充実の一日。
 
まず、8時45分からは、古田刈公園で行われた「敦賀市水防訓練」へ。
 
産経建設常任委員会所属の前期は毎年出席していましたが、2年空き、今年は副議長としての出席となりました。
 
笙の川右岸河川敷にて、敦賀市消防団はじめ、地域からは南地区の皆さんなど総勢130名が参加しての訓練は、引き締まった雰囲気の中、土のう作成や月輪工法など、それぞれに分かれ体験。
 
最後は、福井県の防災ヘリによる救助訓練(河川敷の要救助者を実際に吊り上げ)を行い、訓練は終了。
 
出水期に入ったこの時期に、水害に対する意識を高め、毎年繰り返し訓練することは非常に重要なことであり、敦賀市、敦賀美方消防組合をはじめ、地元消防団、防災士会の皆様など、対応にあたる方々に敬意を表する次第です。
 

【それぞれセクションに分かれての訓練の様子】
 
防災服からスーツに着替え、続いて出席したのは、11時からの「金山最終処分場竣工式」。
 
こちらは、よく「(美浜に向かう)旅籠山トンネルの右側に建ててるの何?」と聞かれるその施設がますがまさに「金山最終処分場」。
 
昨日付けの福井新聞 嶺南版にも大きく掲載されていましたが、平成29年2月に、敦賀市と美浜町とで一般廃棄物の共同処理に関する協定書を締結し、これに基づき令和4年4月から共同処理を開始しているところ、今回完成した「金山最終処分場」についても、この協定に基づく事業として共同で進めてたもの。
 
一般廃棄物参集処分場とは、廃棄物を中間処理施設で減容化した際に発生する焼却灰や不燃物等を生活環境上支障のないよう適切に貯留し、安定化、無害化する役割を担う施設であり、竣工式ののち、実際に埋立処分棟内を拝見すると、非常に大きなもので驚いた次第です。
 
廃棄物の量によるものの、処分棟が満杯になるまで12〜15年くらいということでしたが、設計・建設施工に携わっていただいた皆様に感謝申し上げるとともに、今後は、安全かつ適切な施設運営をお願いする所存です。
 

【施設の全景はパンフレットのとおり(緑の屋根の施設が埋立処分棟、その上は旅籠山トンネル)】

【埋立処分棟内のベース面から見るとこのような感じ】
 
そして、午後からは、地元ひばりケ丘町の「ふる里まつり」の準備へ。
 
昨日はあいにく、雨が降ったり止んだりで判断に迷うところ、一旦屋外開催で設営しましたが、結果して夕方からは雨足及び風も強く、外開催は断念。
 
予定していた「粟野スコップサウンズ」(三味線)や「芋づる会」(民謡)などの出演も急遽キャンセルし、焼き鳥・焼きそばなどは外で調理、会館内で食べていただくことに切り替え、開催した次第。
 
既に育成会の皆さんは会館内でビンゴゲームなどを楽しんでいましたが、その時点で多くのお子さんや親御さんが集まり大盛況。
 
宵宮スタート後も続々と会館に人が押し寄せ、最後の抽選会時は、立っている人も含めほぼ満杯状態に。
 
昨年までは、町内の端にある体育館をお借りして開催していましたが、今年からはほぼ真ん中に位置する会館裏の駐車場をお借りできることになったため、皆さん足を運びやすくなったことも影響していると考えるところですが、何にせよ、雨の中でもこれだけ多くの方にお集まりいただいたことだけで成功ではなかったかと感じたところです。
※写真は皆さんの顔が映ってしまうため、掲載を控えます。
 
アトラクションに関しては、屋内でも可能な「チョークアート」と「バルーンアート」の2種類を行いましたが、これで3年目、ストーリー性をもって制作いただいた「チョークアート」の完成作品はこちら。
 

【ひばりケ丘町出身のチョークアーティスト 石丸智恵さんと子ども達が手伝って完成した作品】
 
一昨年は、ひばりが飛び立ち、昨年は、ひばりがつがいに、そして今年は、ひな鳥を育てる親子に。
 
町名地番整理事業により、晴れて「ひばりケ丘町」となったことと重ね、町のさらなる発展を願ってのシリーズ作品がこうして完成したことは嬉しく、完成後はステージ上にて会場の皆さんにお披露目した次第です。
 
昨日のお祭りの盛り上がりを見るに、石丸さんの作品どおり、今後の町の発展を確信するところでありますが、引き続き、私自身もひばりケ丘町に住む一員として、役割を果たしてまいりたいと思います。
 
こうして、公務、プライベートと続きましたが、気持ちの充実した一日となりました。

いずれも重要な道路・河川に係る「4つの総会」

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2日連続の真夏日から、昨日は一転、気象庁アメダスでの最高気温は21.2℃(12時23分)。
 
服装も長袖シャツに戻し、体温調整したところ。
 
さらにこの土日は雨模様ということですが、明日、福井駅西口で開催する、国民民主党「しんば賀津也」幹事長をお招きしての街頭演説会は余程の暴風雨にならない限り「決行」。
 
覚悟を決めれば、雨も気になりませんので、安全にかつ盛り上がるような運営に務める所存です。
 
さて、昨日午後は、いわゆる「連続総会」。
 
①13:15~ 敦賀-高島連絡道路整備促進期成同盟会総会
②14:00~ 敦賀バイパス道路建設促進期成同盟会総会
③15:00~ 国道8号敦賀・南越前バイパス建設促進期成同盟会総会
④16:00~ 二級河川笙の川整備促進協議会総会
 
と、4つの総会が開催され、私は副議長としてすべて出席。
 
上記の同盟会・協議会の会長である米澤光治 敦賀市長は、規約に沿い、議長もお務めになられたことから、冒頭のご挨拶から息つく間もなくしゃべりっぱなしで大変お疲れ様でした。
 
地域の安全性・利便性向上につながる道路ならびに河川整備はいずれも重要なものばかりですが、とりわけ、ほぼ毎年、大雨や雪により福井県の南北が寸断される状況が発生している中において、③の「国道8号敦賀・南越前バイパス建設」を一日も早く進めることは、地元地域のみならず、福井県はもとより中京・関西圏全体のリスク低減と経済的利益にもつながるもの。
 
最初に事業化された「敦賀防災」(敦賀市田結〜挙野間)に関しては、国土交通省福井河川国道事務所様より、五幡地区などで改良工事を進めていることや、用地取得が完了したのは8割との説明がありました。
 
用地の未取得が「まだ2割」もあるのかと、この件について私から質問したところ、国においては、期限までは言えないが、残りの用地取得を鋭意進めること、トンネル工事においては勾配の低い方から行うセオリー(排水などの関係による)があるが工夫して対応していく旨の回答があった次第です。
 
 
【総会後、決議文を国土交通省福井河川国道事務所長宛に手渡す米澤会長。一番左は仲倉典克 南越前町長、右は中山誠仁 東浦地区国道8号バイパス建設促進期成同盟会会長。】

【総会で確認された決議文と現在の事業概要】
 
また、④二級河川笙の川整備については、ご来賓として挨拶された力野豊 福井県議会議員のお話によれば、ここ最近、笙の川に堆積する土砂が少なくなっているのは、河口で実施した矢板などの効果であることを知りました。
 
加えて、整備事業の説明では、来迎寺橋架け替えのネックになっていた用地取得に関しては、92%が完了(令和6年度末)しているとのこと。
 
意見交換では、来迎寺橋に関してある議員から、「時間の経過とともに、今の状況(仮設の自転車・歩道橋)のままで良いのではとの声もある」との意見がされましたが、県も市も鋭意用地取得を進め、架け替えに向け尽力される中、これにハッパをかけるならまだしも、逆に「不要論」をここで出してどうなるのかと、甚だ疑問に感じた次第です。
※ハッパをかける意味で、逆説的に発言されたのかもしれませんが・・・。
 
実はこの意見は昨年も同様に挙がっていたものですが、いざという時、河川の東西を連結するルートを自動車道路として確保・副軸化しておくことは極めて重要と考える次第です。
 
こうして、この時期恒例の「連続総会」を終えましたが、あらためて地域の安全を守り、利便性を向上させるためには、地元が一丸となって、道路や河川の整備促進に声を挙げていくことであり、今後も構成員の一員として、また地元議員の一人としても微力ながら尽力してまいる所存です。

「春の交通安全県民運動」始まる 〜防衛運転を徹底していきましょう〜

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今年度は、区の副区長と防犯部長を兼務することとなり、町内にお住まいの皆さんの防犯・安全意識がより高まるような活動をとネジ巻くところ。
 
そうした観点から、昨年度に続き、今年度も早めに回覧板で呼びかけたいと考えているのは、プッシュ型で福井県内の犯罪・事故発生情報や防犯対策情報等が届く防犯アプリ「ふくいポリス 」(福井県警察防犯アプリ)
 
自分が住む地区を登録、あるいは現在地を送信しておけば、近辺で発生した犯罪や不審者、詐欺情報などの情報が届くため、自分や家族の安全を守る意味で大変有効なツールであり、ぜひ福井県内にお住まいの方は、以下リンクより登録いただければと思います。
 
 →福井県警察HP「ふくいポリス」はこちらから
 
なお、その「ふくいポリス」から4月2日に“警察本部”から届いた「4月の交通事故警戒情報」によれば、過去5年間の人身事故の特徴を見ると、4月は自転車乗用中や歩行中の児童・生徒の死傷事故数が3月に比べて急増するとのこと。
 
特に出会頭の事故が多いため、運転中は、交通ルールを守り、周囲の安全確認や他の車・歩行者の動きに注意するとともに、登下校や放課後等の時間帯に、通学路や学校付近の住宅街を通る際は、子どもの飛び出し等があるかもしれないという意識を持つといった防衛運転を行いましょうとの注意喚起がありました。
 
こうした通知により、教習所で教わった、「〜だろう」ではなく「〜かもしれない」運転を今一度徹底するところです。
 
一方、「春は新生活が始まり、通学・通勤になれていない人が多いことから交通事故が発生しやすい季節です!特に、子どもの事故にご注意ください!」と呼びかけるのは、福井県のホームページ。
 
本日4月6日(日)から4月15日(火)までの10日間は「春の交通安全県民運動」が行われます。
 
期間中、4月7日(月)は実施機関・団体が、交差点等の街頭において一斉に交通安全啓発活動および交通安全指導を行う日、交通事故死ゼロを目指す日を4月10日(木)とし、県全体で取組みを展開するもの。
 

【「春の交通安全県民運動」の啓蒙チラシ】
 
掲げる運動の重点と取組みは以下3点。
 
1.こどもを始めとする歩行者が安全に通行できる道路交通環境の確保と正しい 横断方法の実践
・運転手は、こどもと高齢者を見かけた時は十分に減速して、十分な間隔あけて側方を通過しましょう。
・歩行者は、道路横断のときは横断歩道を渡る、信号は必ず守るなどの交通ルールを遵守し、歩きスマホはやめましょう。
 
2.歩行者優先意識の徹底とながら運転等の根絶やシートベルト・チャイルドシートの適切な使用の促進
・スマホを操作しながらの「ながら運転」などを絶対にせず『運転に集中!』
・後部座席を含めた全ての座席でシートベルトとチャイルドシートを使用しましょう。
 
3.自転車・特定小型原動機付自転車利用時のヘルメット着用と交通ルールの遵守の徹底
・自転車や特定小型原動機付自転車に乗るときは、必ずヘルメットを着用しましょう。
・自転車は「クルマの仲間」であることを認識し、車道の左側通行や交差点での一時停止を徹底しましょう。
 
「注意1秒、ケガ一生」
 
自分自身としては、一昨年、粟野地区で発生した、信号機のない横断歩道(現在は押しボタン式信号機が設置)で中学生が死亡した、二度と繰り返してはならない事故を思い返し、まずは自分、そして周りの方へと「防衛運転の徹底」を呼びかけてまいります。

東日本大震災から14年

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昨日は、雲ひとつない快晴の中での街頭活動からスタート。
 
天気が良いからか、いつも以上に通学する中高生の表情が明るく映ったところですが、街頭では主に国民民主党の政策について、とりわけ既に法案提出している、来年度からの「ガソリン税の暫定税率廃止」について、「やるなら今でしょ!」と車社会の敦賀からも後押しをお願いした次第です。
 

【中高生の明るい表情に、私も清々しい気持ちに】
 
その後は、敦賀市議会の常任委員会。
 
所属する産経建設常任委員会では、水道部と建設部がそれぞれ2件、まちづくり観光部5件の計9件の条例制定や一部改正、事業用地取得に係る議案について審査しました。
 
そのうち、建設部の第17号議案「敦賀市営住あり方検討委員会設置条例の件」については、市営住宅の適正な管理運営等について、客観的かつ専門的見地から検討を行うため、学識経験者や不動産関係団体に所属する方、市の職員を委員とする検討委員会を設置するというもの。
 
質疑で部長から説明のあった、修理(苦情?)件数(年間670件)や高齢化率(65歳以上入居者がH24:39%→R5:46%)、入居戸数(H24:1364戸→R5:894戸)、公募倍率(1.4倍→0.8倍)、空き家率が約2割などの数字を聞くに、老朽化や高齢化、社会情勢の変化の現状を把握したところであり、条例設置にあるよう外部識者の視点を踏まえた検討が一層必要と認識した次第。
 
また、まちづくり観光部からあった第39号「金ヶ崎周辺魅力づくり事業用地取得の件」、第40号議案「都市公園を設置すべき区域の決定の件」については、金ヶ崎エリアのいわゆる、JR貨物コンテナ置き場から舞崎までの廃線敷部分の計58,749.47平方メートルを4億6994万5千円(取得予定価格)で取得した上で、同部分を都市公園法の規定に基づき、区域設定するというもの。
 
なお、区域設定される公園の名称は「(仮称)敦賀みなと公園」。
 
第39号議案の討論では「市が全額負担することに反対」との意見に対し、私は賛成の立場で、「市が進めていく事業用地の取得であり、今後の開発の礎となるものにつき賛成」と意見しました。
 
結果、採決では9件すべてを可決し、委員会審査を終えましたが、今日からは特別委員会。
 
3月定例会もはや中盤に入りますが、引き続き緊張感をもって対応にあたる所存です。
 
さて、本日は3月11日。
 
東日本大震災発生から14年目を迎えます。
 
警察庁の調べによれば、災害関連死を含めた死者は1万9708人、行方不明者は2520人。
 
お亡くなりになった方々に対し鎮魂の祈りを捧げるとともに、未だ発見されていない行方不明者ならびにそのご家族の皆様には、心よりお見舞い申し上げます。
 
復興に関しては、復興庁の資料を確認するに、公共インフラの復旧は完了となっているものの、同庁調べによれば、いまなお全国で2万7615人が避難生活を送っているとのことであり、故郷を離れて暮らす方々の心中を決して忘れてはならないと思うところ。
 
「忘れてはならない」ことで言えば、東日本大震災、そしてその後に発生した東京電力福島第一原子力発電所事故の記憶であり、毎年このブログにも記載しているところですが、当時、単身赴任で東京に勤務していた私にとって、人生で初めて体験する突き上げと、立っていられないほどの大きな揺れの恐怖、発災後、事務所のあった千代田区神田のオフィス街をヘルメット姿の避難者が行列をなして歩く異様な光景は、今でも鮮明に思い出されるところです。
 
テレビに映し出された大津波と東北地方沿岸部の無残な姿は言うまでもありませんが、連合災害ボランティアとして10日間、福島県南相馬市で活動した際に目の当たりにした現実は、一生忘れることの出来ない衝撃的な記憶となっています。
 
そうした様々な思いが込み上げてくる「3.11」。
 
地震発生時刻の午後2時46分には、こうした思いを胸に抱きつつ、今年も静かに黙祷を捧げたいと思います。
 

減少する「出生数」、悪化する「体感治安」

ブログ 社会 防犯/防災

3月3日は「桃の節句」。
 
言うまでもなく、「ひな祭り」とも呼ばれるこの日は、女の子の成長と健康を願う年中行事。
 
実は今年、わが家も久しぶりに「ひな人形」を飾ったところであり、人形に重ね、今は東京で働く長女が、これからも健やかに過ごせるようにと願った次第です。
 
一方、そのような親心から、今後の子ども達の将来を考える意味において心配な状況がふたつ。
 
ひとつは、先般大きく報じられた「出生数」。
 
厚生労働省が発表した人口動態統計によれば、令和6年に生まれた外国人を含む子供の数は速報値で72万988人と9年連続で過去最少を更新。
 
さらに、厚労省が6月頃に発表する日本人に限った概数では70万人を割る可能性が高いとされ、出生数の減少は政府想定より15年速いペースで進んでいるとのこと。
 
婚姻数は49万9999組と前年より増えたものの、戦後2番目に少なく低迷しており、婚外子が少ない日本において、婚姻数の減少は出生数に大きく影響するとありました。
 
まさに敦賀市においても、この30年で半減した出生数が、婚姻数と比例の関係にあることからも、現在本市で進めるような出会いや結婚を希望する方への支援が重要であると、改めて認識するところです。
 
ふたつ目は、わが国の治安情勢。
 
言い換えれば、「安心・安全に暮らせる社会」ということになりますが、令和7年2月に警察庁長官官房が発表した「令和6年の犯罪情勢」によれば、昨年10月に警察庁がネットで15歳以上の5千人に行ったアンケートにおいて、76.6%の人が「過去10年の間に治安が悪くなった」「どちらかというと悪くなった」と回答し、これは過去の調査で最悪の結果であるとのこと。
 
 →警察庁長官官房「令和6年の犯罪情勢」原文はこちら
 
治安悪化を感じる際に思い浮かぶ犯罪は「オレオレ詐欺や投資詐欺、ロマンス詐欺など」が69%と最も多く、「不正アクセスなどによる個人情報の流出」「空き巣など住宅へのどろぼう」「インターネット上の誹謗(ひぼう)中傷」などが続いており、統計上も情勢悪化は明白。
 
特にSNSなどを介した「投資詐欺」「ロマンス詐欺」の被害拡大は深刻で、統計によれば、特殊詐欺の認知件数は2万987件、被害額は何と約 722億円と、いずれも前年比で増加(それぞれ前年比 10.2%、59.4%増加)し、被害額が過去最多となった平成26年を大きく上回るなど厳しい情勢が続いています(下図参照)
 

【警察庁「令和6年の犯罪情勢」による詐欺の認知件数・被害額の推移】
 
詐欺に対し政府は昨年6月に総合対策をまとめ、広告管理の強化を柱とする措置をSNS事業者に要請したものの、統計を見る限り、効果を挙げているとは認め難く、犯人が誘導元を詐欺広告からDM(ダイレクトメッセージ)にシフトさせつつあるなど、「いたちごっこ」状態にあるため、より一層、私たち自身も声掛け合って気を付けねばなりません。
 
なお、警察庁は「今後の取組」で以下のように結んでいます。
 
「これらの犯罪への対処を含め、その時々の情勢の変化に的確に対応するため、所属・部門を超えたリソースの重点化や能率的でメリハリのある組織運営を一層強力に推進することにより、警察機能を最大限に発揮し、国民の期待と信頼に応えていく。」
 
国外、いわゆる外交安全保障においては、高まる国際情勢の緊張によって取巻く情勢は厳しいと良く言いますが、国内まで、国民の「体感治安」が悪化するような日本には決してしたくありません。
 
冒頭の親心からいっても、子ども達がこの先、豊かで安心・安全に暮らしてせる社会にしていくには何をすれば良いか。
 
国が、警察がやってくれるではなく、できることは小さくとも、一人ひとりが自分ごとに置き換えて、それぞれの地域社会の中で行動することが大事なのではとも考える次第です。

3月11日に家族が体験した津波

ブログ 防犯/防災

8日(土)の避難行動要支援者に関する講演会「能登半島地震を通して考える避難支援」(敦賀市主催)は、大雪予報を勘案し延期となったものの、この週末は、防災について考えるふたつのセミナーに参加することとしていたところ。
 
寒波のピークを過ぎた昨日は、予定通り自主防災会・女性防火クラブリーダー研修会「敦賀市地域防災啓発セミナー」が、きらめきみなと館小ホールで開催されました。
 
足下の悪いなか、多くの方が参加されていましたが、区長さんや防災士の方など知ったお顔がチラホラ。
 
皆さん、関心高く足を運ばれていることを心強く感じた次第です。
 
セミナーのテーマは、『3月11日に家族が体験した津波』。
 
東日本大震災で実際に津波にのまれたことや、地元区長として対応されたご経験を全国各地で伝えている旭市防災資料館(千葉県)の宮本英一氏をお招きし、貴重な、というより壮絶な実体験を拝聴いたしました。
 
当時の生々しい映像も織り込みながら、約1時間15分に亘りお話しいただいた内容については、お越しになられなかった皆様にもぜひ伝えたいと、会場でメモを取りました。
 
文脈のつながりが悪いところはご容赦いただき、以下、文字化した内容をご覧いただきたく存じます。
 

【会場は撮影禁止でしたので資料のみ掲載。】
 
<宮本英一氏が経験した東日本大震災の津波と対応>
 
◉津波と避難の経験
・平成25年からは、ご自身の経験を基に、津波の恐ろしさを全国で伝える活動を続けている。
・今度の3月で東日本大震災から14年目を迎えようとしている。
・大震災の時は、震源地から400キロ離れた旭市も大きな被害を受けた。
・津波は3回来て、2回堤防を超えた。3回目の最大津波高さは7.6メートル。
・津波で亡くなった方14人(災害関連死1人含)、行方不明2人。多くは、1、2回目の津波で「もう来ない」と思い、家に帰ったところ大津波に襲われた。
津波は、海が盛り上がってそのまま移動してくるので音がしない。堤防を超えた時に初めて音がする
・防災無線の屋外スピーカーからは、津波が来るので避難するよう指示が流れていた。
・チリ津波が発生してから何度も津波注意報、警報が発令されていたが、大きな津波は来ないと思っていた(地元では、大きな津波は東北地方のリアス式海岸で起こると言われていた)
・1回目の津波が終わると皆、避難所から皆帰ってきて、「津波は終わりだ」と自宅周りの片づけをする人がほとんどだった。
・屋外スピーカーからはまだ津波警報が流れていたが、堤防に上がって海の様子を見ていた。
・海を見ると離岸堤坊まで潮が引いていて、「大きな津波が来るぞ!」と走ってくる人の声で皆逃げた。
・大津波警報、緊急避難、団長命令(危険だから消防団員も逃げよの意)が流れた。
・ただ事ではないと避難しようとしたが、海岸寄りの家を壊し津波が接近、妻とともに津波に流された。
・家の裏側に押し出され、海の水を飲みながら浮き上がり、流されながら家の屋根に辿り着いた。
・妻にも声を掛け、何とか同じ家の屋根に避難することができた。
・この際、妻は「水の中はあったかいよ」と言っていた。女性は強いと思った。
・当時86歳の母親の無事も確認できた。
・全身ずぶ濡れの中、そのお宅の2階に入り、押し入れから布団を出してくるまっていた(親しいお付き合いのお宅につきご容赦いただいた)。
・前の道から避難を呼び掛ける声がしたため、歩けるようになったと思い、自宅に帰ろうとした(幸い、街路灯は点灯していた)。
・ポケットの中は砂だらけだった。
・自宅の2階は被害が無かったため休んでいたが、船橋市に住む息子が駆け付け、その車で避難所の学校へ向かった。
・避難所では、消防団の皆さんが仕切り、活躍していた。
・その後、母親の実家に避難。
・津波の翌日、避難先の母親の実家からトラックを借りて自宅へ向かった。この時も消防団が道路の警備にあたっており、頼もしく感じた。
・津波の被害がなかった家では、テレビなど盗難にあった家もあった。
・自宅の中は足の踏み場もないほど散乱していたが、まずは床下の泥出しから始めた。
・自宅の復旧の合間を縫って、区長としての活動を始めた。
・同じ地区でも、津波を受けていない家庭は普通の生活を続けているので、「(家庭の)ごみを出していいか?」、「家の前の泥のことを市に連絡してもらえないか」と問い合わせがあり、被災された住民とのギャップに戸惑った。
・数日経つと、自宅の被害状況をカメラで撮影する人も居た(逆の立場で、自分もそうするかと思うとあまり腹は立たなかった)。
・自宅の解体費は、当時実費だった。
・ボランティアの依頼は被災者本人が、約2キロ離れた社会福祉協議会(いわゆるボランティアセンター)へ行き、個別手続きが必要だったが、区長からまとめて申請することを可能にしてもらった。
・ボランティアは徒歩移動なので、現地への到着が遅く、活動時間が短かったが、その後バス移動に変わり、活動時間が延びた。
・ボランティアの安否確認をするため、作業後は帰るのが原則。隣家のついで仕事は頼めなかったが、その後効率化された。
行政職員は要望に可能な限り応えようと動いてくれた。なので、不満に思うままではなく、意見や要望は伝えた方が良い。
・サーファーの方が、「いつもお世話になっているから」とボランティアセンターを通さず地域に入ってくれたのは嬉しかった。
・避難所が長くなると、食事への不満、問題があった。例えば、「刺身が食べたい」と言うと「贅沢だ」と思われるが、海辺に住む住民にとっては日常食べているものであることを理解(山手の人にも)してもらい改善した。
・旭市にある32箇所の避難所中、10箇所が開設。3日後には4箇所に統合。
・一番被害の大きかった飯岡小学校では、学校の先生が市の職員が来るまで対応した。
 
◉助かったこと
・親戚やボランティアが手伝いに来てくれたこと。
・携帯電話が防水であったこと(水没し、たまたま2週間ほど前に買い替えていた)。
・街路灯が点いていたこと。
 
◉反省と教訓
・大津波警報が出ても、自分だけは大丈夫、大きな津波は来ない(正常化バイアス)と思っていた。
・津波は音がしない。
・自分の命は自分で守る。
 
ここまでが、実体験のお話し。
 
また、質疑の場では、
・子どもに伝えるのが大事だと思っている。子どもに伝えれば、お父さん、お母さんにも伝わる。
・いつ来るか分からない災害のことを真剣に考えてもらうためには、実体験を伝えること。テレビなどでも繰り返し伝えていくしかない。
とのお言葉がありました。
 
私の頭の中では常に映像化されていましたが、それほどリアルに、思いを込めてお話しいただいた宮本様に心より感謝申し上げるとともに、今後も語り部として、全国の方々にお伝えいただくことをお願いする次第です。
 
翻って、令和6年能登半島地震の際、31年ぶりの津波警報が発表された敦賀市。
 
「自分の命は自分で守る」の原則のもと、大切な人を失わないための教訓は、「自分は大丈夫」、「今度も大丈夫」と絶対に思わず備えること。

<大雪に警戒>外出自粛などのご協力をお願いいたします

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写真は、昨日のお昼過ぎ、沓見地区から望む野坂山。
 
田んぼの雪に残る鳥の足跡が何とも可愛らしく、穏やかな気持ちになったところ。
 
この風景を見ると、とても今シーズン最強の寒波襲来中とは思えませんが、ここ2、3日は昼と夜で天気が豹変。
 
敦賀市には現在(8日午前5時)波浪警報が発表されていますが、昨日の夜から吹き出した強風は最大瞬間風速23.3m/s(8日午前2時59分)を記録。
 
シャッターを叩く風の音で目が覚めた次第です。
 
この最強で長い寒波は、本日夕方まで大雪に警戒とあり、参加を予定していた午後の避難行動要支援者に関する講演会「能登半島地震を通して考える避難支援」(敦賀市主催)は、雪の状況を考慮し日程を延期。
 
延期の日程は決まり次第お知らせするとのことでしたが、事前申込者ひとり一人に電話連絡されていると聞き、市職員の丁寧な対応に頭の下がる思いがしたところです。
 
また、各種交通機関においても予防通行止めや事前の運休予告など、様々影響が及ぶなか、道路に関しては、国土交通省近畿地方整備局や中日本高速道路などが7日午後に、大雪による車両の大規模滞留を防ぐための予防的通行止めを同日午後9時ごろから実施する予定と発表。
 
福井県関係では敦賀市から滋賀県米原市・栗東市までの北陸自動車道と国道8号が同時通行止めとなっているほか、中京方面も大雪予報となっていることを踏まえ、通行止めは名神高速、新名神高速、名阪国道、国道1号、国道21号、国道365号など、あまり見たことがないほど広範囲の対応となっています。
 
なお、高速道路の通行止め区間を視覚的に表すと下図のとおり。
 

【国土交通省近畿地方整備局 緊急情報「令和7年2月4日からの大雪への対応について」より引用】
 
この寒波を受けて対応されている行政職員や除雪業者の皆さんをはじめ、各交通インフラに携わる方々のご尽力に感謝する次第であり、余計な混雑や事故の発生リスクを可能な限り低減するためにも、本日は不要不急の外出は控えていただけますようお願いいたします。

日本列島に今シーズン最強の寒波襲来

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立春の昨日。
 
朝は週頭街宣活動、お昼休みは職域での市政報告会、夕方以降は福井県電力総連代表者会議と充実した一日。
 
朝の街頭では、北陸新幹線敦賀開業から10ヶ月を経過し、敦賀市においては公共交通や鉄道公園整備に関する計画が検討されていることをご紹介。
 
市民の皆様からも意見を挙げていただくようお願いしました。
 
また、夕刻以降の福井県電力総連代表者会議には、推薦議員団として、堀川秀樹福井市議会議員、山本優南越前町議会議員、小幡憲仁高浜町議会議員とともに出席。
 
それぞれから報告の時間をいただいた後、県内各地からお集まりの電力関連産業労組役員の方々と意見交換を行いました。
 

【ニューサンピア敦賀で開催された福井県電力総連代表者会議の様子】
 
様々お伺いしたお話はどれも貴重なものでしたが、とりわけ印象に残ったのは、火力発電所の運転業務にお勤めの方からの現場の状況。
 
火力発電所は元々、負荷調整の役割があったものの、近年では、再生可能エネルギーの系統接続により調整する負荷変動幅が大きく、例えば、太陽光発電が機能する時間帯は15%出力まで低下させよとの※中給指令があったかと思えば、天候などに応じ、今度は100%まで出力上昇せよと。
 
※中央給電司令所からの指示
 
電力は「同時同量」の原則により、需要と供給のバランスが大きく異なると停電につながることから、中給指令に的確に対応することがミッションな訳ですが、これに追従する運転員の技術と火力発電所が果たす役割に敬意と感謝をお伝えした次第です。
 
その後、代表者の皆様とは「今日からの雪に留意ですね」と言葉を交わし、お別れしたところですが、今朝起きてカーテンを開けると既に5センチほどの積雪。
 
現在もひっきりなしに雪が降る状況となっています。
 
天気予報によれば、本日4日(火)以降は、日本列島に今シーズン最強の寒波が襲来するとのことで、日本海側は平野部も含めて広範囲で大雪となり、積雪の急増による立ち往生などに警戒が必要とされています。
 
特に、北陸付近にはJPCZ(日本海寒帯気団収束帯)が停滞する可能性が高く、9日(日)あたりまで断続的な強い雪が続くおそれがあるとされ、平地でも大雪予報となっており、生活への影響が懸念されています。
 

【大雪に厳重警戒(ウェザーニュースより引用)】
 
気象庁と国土交通省は、大雪に対する緊急発表を行っており、「雪や風が強い間の不要不急な外出は控え、身の安全を第一に行動してください」と呼び掛けています。
 
JPCZだけはかかってくれるなと願うばかりですが、何事においても要警戒。
 
皆様方におかれましては、気象、道路、交通機関など様々な情報をウォッチのうえ、「安全第一」の行動でお過ごしいただけますようお願いいたします。
 
《各種情報が集約されている、以下の敦賀市HPが便利です!》
 
 →敦賀市HP『雪に関する情報』はこちらから

八潮市の道路陥没事故は「対岸の火事」にあらず

ブログ 防犯/防災

揺らぎなき信念をもった政治家として尊敬している国民民主党の川合孝典参議院議員(全国比例/UAゼンセン組織内議員)。
 
昨日は、参議院本会議において、石破総理大臣の施政方針演説に対する代表質問に立ち、「年収の壁」の引き上げをはじめ、就職氷河期世代対策や価格転嫁対策、政治DXを活用した国民の政治参加促進に至るまで、9項目について質問されました。
 
「年収の壁」に関しては、178万円への引き上げの財源に関し、与党税調及び財務省は、178万円への引き上げを行うことで7~8 兆円の税収減が生じるとこれまで説明してきているものの、令和7年度租税及び印紙収入の当初見通しは、令和6年度との比較で、実に8兆8,320億円の税収増となっており、これに加えて地方税収も大幅に増えることが見通されており、既にここに178万円への引き上げの財源があること。
 
また、課税最低限度額が、「生活する上で必要最低限の収入には課税しない」という考え方に基づいて設定されている以上、憲法25条に定める生存権保障の観点から生活保護費の水準との整合性を取ることが必要であり、現在の103万円(123万円に引き上げたとしても同様)という課税最低限度額が生活保護費を下回っている現状について、石破総理の認識を質しました。
 
なお、昨日の西岡秀子衆議院議員と同じく、川合議員の質問全文を以下にリンクしますので、詳細はそちらからご覧ください。
 
 →国民民主党HP『【参本会議】川合孝典議員が石破総理の施政方針演説に対する代表質問で登壇』はこちら
 
「最後に、国民民主党は今国会も『対決より解決』の姿勢を堅持しつつ、納税者・生活者の立場から建設的な対案を提示し続けることを国民の皆様にお約束して質問を終わります。」
 
冒頭の“揺らぎなき信念”とはこの政治スタンスとも言える訳ですが、私自身もしかと胸に置く所存です。
 
さて、話は変わり、1月28日(火)午前10時頃に埼玉県八潮(やしお)市の県道交差点で陥没した道路にトラックが転落した事故。
 
既に多くの報道がされていますが、八潮市ホームページによれば、この陥没は下水道管の破損に起因するとされ、道路に空いた穴は直径約9~10メートル、深さ約5メートル(報道では深さ10メートルともあり)。
 
通行中の2トントラックが車両ごと落下し、荷台部分は引き上げられたものの、運転室は穴に残ったままであり、現在も救助活動中。
 
不運な事故に巻き込まれた運転手を思うと胸が痛みますが、1秒でも早く救出されることを願う次第です。
 
また、埼玉県のホームページ情報では、下水管渠の閉塞について、復旧まで時間を要することが見込まれ、汚水が溢れる可能性があることから、お風呂、洗濯等の排水を控えるなど、広範囲に使用制限が出されているほか、新たに発生した陥没付近にはガス管が通っており、ガス漏出の危険性があるため付近の住民約200世帯に避難指示が出されるまでの状況となっています。
 
なお、下水の利用制限を呼び掛けているのは12自治体で、影響は計約120万人に及んでいるとのこと。
 

【埼玉県HPに掲載の中川流域下水道利用制限範囲。広範囲に及ぶことはこの図からも分かります。】
 
現在、必死の救助に加え、国土技術政策総合研究所、日本下水道事業団、日本建設業連合会、埼玉県建設業協会の協力により、今後の対応方針について検討、現地の状況調査のための機材を手配中。
 
さらには、日本下水道管路管理業協会の協力により、春日部中継ポンプ場から中川幹線へのバキューム車による汚水移送を開始しているとあり、まさに関係者総動員で懸命の対応にあたるところであり、人命救助と同じく、早期の復旧を切に願う次第です。
 
埼玉県によると、この下水管は42年前に使用開始されたもので、今回の下水管は、5年ごとに実施する下水管の定期検査にて、令和3年度冬に目視検査をし、この時は一部に腐食が見られたものの、すぐに補修が必要とは判断されていなかったとのこと。
 
県南部は人口が急増した昭和40~50年代に下水道が急速に普及し、耐用年数が近づいているものの、予算の問題などもあり、一気に取り換えるのは困難。
 
県は「下水管の中には硫化水素が発生して耐用年数に達しなくても問題が生じることもある。このため、優先度をつけて取り組んでいる」とのコメントしています。
 
このことは埼玉県に限ったことではなく、全国的にも同様と言え、ここ敦賀もまさにそうした課題を抱えていると認識するもの。
 
今後の対策に関しては、事故の詳細原因調査結果を踏まえてということになろうかと存じますが、決して対岸の火事ではないことは言うまでもなく、敦賀市における発生リスクなどについて確認するなど、自分ごととして捉えておかねばと肝に命ずる次第です。

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