ゆうあい倶楽部の視察研修にて「地域創生」と「地震への備え」を学ぶ

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議会が休会の昨日は、自身が顧問を務める「ゆうあい倶楽部」の視察研修に参加。
 
「ゆうあい倶楽部」とは、旧同盟系労働組合で構成する「嶺南地区友愛会」の発展的解散を受けて設立され、東洋紡労組や日本原電や北陸電力をはじめ電力関係労組、敦賀フィルム労組などで構成する団体。
 
私は「嶺南地区友愛会」時代に事務局長を3年間務めていたこともあって思い入れが強く、後輩の皆さんが、こうして理念を継承しながら、活動を続けていただいていることを大変嬉しく思うところです。
 
年に一度の視察研修は、各労組より参加者を募り、昨日は18名が参加。
 
7時30分に敦賀を発ち、舞鶴若狭自動車道を経て、明石海峡大橋を渡り淡路島へ。
 
淡路市で展開されている、人材派遣会社で有名なパソナグループの「地域創生」の取組み、阪神・淡路大震災発生時にできた野島断層を保存する「北淡震災記念公園」にて、それぞれ学んでまいりました。
 
視察先それぞれであったポイントを以下に記載いたします。
 
<パソナグループが挑戦する地方創生>
 
◉1976年創業、社員25,046人のパソナグループの企業理念は「社会の問題点を解決すること」と「人を活かす」こと。
◉パソナグループにおいては、淡路島をはじめ東北・京丹後など、全国で自治体や地元企業を連携しながら、「人材誘致」による独自の地方創生事業を展開。
◉文化・芸術・食・健康・教育など、国内外からたくさんの人が集まる「夢のある新産業」を創出し、地域の活性化と雇用創造に挑戦している。
◉様々な事業がある中で、人材誘致型の地方創生ソリューション事業には約2000人が所属している。
◉淡路島での活動のきっかけは、創業者の思いと日本の農業活性化、独立就農支援に向けて「パソナチャレンジファームin淡路」をスタートしたことにあり、最初は農業の雇用創出や農家インターンプロジェクト、農業ビジネススクールなどから始めた。
◉耕作放棄地約2.3ヘクタールの農地リースなどもあり、3年雇用7名からのスタートであったが、その後事業拡大。
◉淡路市が廃校になった野島小学校の利活用を公募(無償譲渡)した際、20年契約で手を挙げ、「食・農・学・芸」をキーワードとし施設として2012年にオープン。地域活性化の情報発信基地として、また地域の交流の場として、様々なイベントを開催している。
◉観光GDP割合は15%と高く、1300万人/年訪れている。
◉自治体との補助や官民連携という関係ではなく(一部、県や市の補助金制度に応募することはあるが)、ほぼ自前の投資で事業を行っている。
◉パソナグループの本社も淡路島に移転。本社の人員1300人に地元や周辺地域からの雇用者約700名を加え、島内勤務者は約2000名となっている。
◉廃業したホテルやスーパー、イオンの一角をパソナの事務所あるいはワーケーション施設に改装。子育てや芦屋インターナショナル(学びの場)を併設し、社員の福利厚生も充実させている。
◉地元商工会議所にも加盟するとともに、展開する各事業における食材の提供や修理工事などの発注はすべて地元。地産地消の経営をしているため、Win-Winの関係にある。
◉新たな雇用先が生まれ続けており、UターンやIターン者も増加。アバターワークサービスも手掛けており、障がい者の雇用にも愛tながっている。
 
<北淡震災記念公園>
 
◉平成7年(1997)の阪神・淡路大震災は、活断層である「野島断層」が動いたことにより発生したが、その際、北淡町(現淡路市)内に10kmに亘って現れた断層による地表面のズレが国指定天然記念物「野島断層」とされ、そのままの形で屋内保存している。
◉記念公園のある小倉地区では、道路や畑の畦、生垣のズレなどの断層による様々な地形の変化を保存し、地震のエネルギーの大きさと自然の脅威を伝えている。
◉メモリアルハウスでは、地震断層が横切る民家をそのまま保存。敷地内を走る断層や震災当時の様子を公開。また、「地震直後の台所」も展示されている。
 
こちらに関しては、言葉より以下の写真をご覧いただきたく。
 

【入館してすぐに飛び込んでくる国道43号の倒壊再現模型】

【ガイドさんによる、パネルを使った震災と活断層の関係説明】


【地表面のズレがそのまま保存される屋内展示】

【隆起した断層の断面】

【施設の脇にある民家もそのまま保存。塀のズレから敷地内を断層が走った様子が分かります。】

【地震直後の台所(再現)】
 
言葉は不要ということになりますが、自然災害の凄まじさと脅威、地震に備える大切さを考えました。
 
二つの視察先にて大いに学び、帰路の車内では私の活動報告の時間をいただき、敦賀市政の近況や課題、国民民主党の政策などをご説明。
 
昨日は口頭ベースでしたので、また改めて加盟労組さんにお伺いしたい旨お伝えしました。
 

【拙い報告で失礼しました】
 
改めて、ゆうあい倶楽部の皆さんは、友愛の理念を引き継ぐ仲間であり同志。
 
参加された皆様におかれましては、早朝より大変お疲れ様でした。

暴風の中「令和6年第4回(12月)敦賀市議会定例会」が開会

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終日10m/sを超える強さの風が吹き続けた昨日。
 
敦賀の最大瞬間風速は何と28.1m/s(9時29分)。
 
昼過ぎからは雨も降り、まさに暴風雨の一日となりました。
 
20時を過ぎてようやく雨風が止んできたかと思えば、今度は地震。
 
22時47分頃、石川県西方沖を震源地とした地震は最大震度5弱(M6.6)を観測。
 
敦賀は震度3でしたが、家のきしみ音がするほどの横揺れで、元日の能登半島地震を思い返した次第。
 

【地震発生を知らせる「NHK防災ニュース・防災アプリ」の画面】
 
幸い地震による大きな被害は無かったようですが、悪天候に地震まで重なると妙に不吉な予感がするところ。
 
フォローしている石川県珠洲市の公式LINEからは、22時47分以降も4回の余震情報が届くなど、気象庁は約1週間、同程度の地震に注意するよう呼びかけており、今後も強い揺れが起きる可能性があることから、敦賀にお住まいの皆様も「自分のまちは大丈夫」と決して思わず、心とモノの備えを整え、十分に留意して過ごしましょう。
 
さて、そのような中、粛々と進められたのは敦賀市議会。
 
昨日10時に令和6年第4回(12月)定例会が開会し、市長提案理由説明から各議案の説明に対する質疑、委員会付託までを行いました。
 
なお、今定例会に提出された一般議案、補正予算議案は以下の通りですので、参考までご覧ください。
 
 →今定例会に提出された議案はこちら
 
各議案に対する質疑では、私から第73号議案「敦賀市職員の死亡事案に関する第三者調査委員会設置条例制定の件」についていくつか確認。
 
本議案は、提案理由にあるよう本年8月20日に敦賀市職員が死亡した事案について、事実関係の確認及び再発防止を図るため、市長の附属機関として敦賀市職員の死亡事案に対する第三者委員会を設置したいというもの。
 
市長の提案理由でも述べられたことを踏まえつつ、先行で同類の条例を設置している自治体の例とも比較し、質疑では、
◉事案の特性から求められる調査の「客観性」や「独立性」、「公平性」が文言として謳われていないがどう担保されるのか
◉第2条(所掌事務)に書かれる「事実関係の確認」について「解明」としなかった理由
◉第3条(組織)では、「市長の了承」を得て行わせるとある「調査補助員」の選定範囲(客観性の観点から)
◉調査委員会は原則「非公開」とある中で、最終的に市長に調査結果が答申されるまでの間、ご遺族に対する調査経過などの説明はどうされるのか
の点について、理事者の考えを確認しました。
 
理事者からは、第3者委員会とすること自体が「客観性」などを担保するものと考えている、「解明」は「確認」に含まれる、「調査補助員」は委託で行うことも視野に、予算措置が必要な場合「市長の了承」が要る、原則論はあるがご遺族とはこれまでと同様、連携を続けていく旨の答弁があったところです。
 
本条例案については、総務民生常任委員会に付託された後、12月4日の一般質問初日に採決までを行うこととしていることから、同委員会においても慎重審査をお願いする次第です。
 
本会議では、他の議案についても数件質疑があった後、閉会となりましたが、明けて本日は、補正予算案審査のための予算決算常任委員会が開催されます。
 
10時からは全員協議会室にて全体会、その後、分科会にて審査を行いますので、引き続き慎重に対応していく所存です。
 
本日はインターネット中継などはありませんが、委員会室での傍聴は可能ですので、お時間ある方はぜひご遠慮なく、お越しいただければ幸いです。

「災害に備えるまちづくり」は「訓練」から

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昨日は、先般ご紹介した令和6年度 敦賀市総合防災訓練ならびに我が町内の防災訓練。
 
まず、町内の訓練では、副区長の立場から防災対策本部の広報担当部長として参加。
 
訓練想定の9時地震発生を受け、「無事」であることを示す「黄色いリボン」を玄関にくくり付けた後、会館に集合。
 
対策本部長である区長の指示に従い、防災部を始め、各班ともに行動を開始するとともに、住民の皆さんはそれぞれ決められた避難場所に集った後、原子力機構グラウンドまでまとまって避難しました。
 
9時40分頃には、全10班が避難を完了しましたが、役員を含め、グラウンドへの避難訓練参加者は「171名」、先ほどの黄色リボンで安否確認に参加されたのは「363戸」。
 

【グラウンドに避難した訓練参加者の皆さん】
 
安否確認には世帯数(499戸)ベースで「74%」と多くの皆さんに参加いただきました。
 

【黄色いリボンは「家族無事」の印】
 
集合した後は、本部長からのご挨拶に続き、敦賀美方消防組合による消火器使用訓練および心配蘇生訓練が行われ、より一層の災害に対する意識、知識向上につながったと感じた次第です。
 

【小さなお子さんも参加した消火器訓練】
 
町内の訓練がほぼ整ったところで中座をし、市の総合防災訓練へ。
 
こちらは敦賀湾を震源とする震度5強を観測する地震発生を受け、8時20分に「警戒レベル4」の避難指示が、東郷地区、中郷地区、愛発地区に発令された想定で訓練を実施。
 
対象地域の住民の皆さんは、開設された各避難所(公民館)へ避難されるとともに、10時からは、体験・展示ブース訓練(東郷公民館)が行われました。
 
会場への到着は10時40分頃になったため、ドローン輸送訓練や給水管作業訓練など、一部終了していたものもありましたが、電力復旧作業関係展示(北陸電力)、防災用品・備蓄物品展示、ペット同行避難啓発展示、炊き出し訓練、給水訓練など、それぞれのブースでお話を伺いしながら会場を回った次第。
 
その中で、災害用伝言サービス「171」の存在は知っていたものの、NTT西日本さんのコーナーでは、実際に安否の録音登録・再生を体験。
 
写真は体験用の機材ですが、災害時に家族が「171」にダイヤルし、行方が分からない私の携帯電話あるいは固定電話の番号をプッシュすれば、録音が再生されるものであり、ぜひ皆様にも覚えておいていただければと思った次第です。
 

【災害用伝言サービス「171」の体験機】
 
また、福井県に1台しかないという「起震車」による地震体験コーナーでは、「南海トラフ地震」モードでの揺れを体験。
 
何かにしがみついていないと座ってもいられないどころか、実際にこの揺れに襲われたらと考えたら恐怖を感じたところであり、こうして「震度○」は「これぐらいの揺れ」と認識しておくことはやはり重要なことと、貴重な経験を得たところです。
 

【起震車は、例えば「東日本大震災モード」など、過去に発生した大地震の揺れを再現できるとのこと。】
 
訓練の最後には閉会式があり、その中で市災害対策本部長である米澤市長、力野福井県議会議員、野路嶺南振興局危機管理幹が揃って仰っていたのは、県内の他地域に比べ、敦賀市の訓練は地域の参加者が多いということ。
 
先の、ひばりケ丘町での訓練然り、災害対策で言われる「自助、共助、公助」に加え、大事なのは「近助」。
 
いざという時に、身近な者同士が助け合える環境があるとないとでは、最悪の場合、生死を分けることになるかもしれないとの思いのもと、議員の立場より前に地域の一員として、地域の防災力を高め、今後も「災害に備えるまちづくり」に努めてまいります。
 
結びに、訓練に参加された皆様、準備や運営にご協力いただいた関係者の方々、大変お疲れ様でした。

「令和6年度 敦賀市総合防災訓練」を開催します

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ここ最近は、抜けるような青空が広がる日が続いており、徐々に紅葉する樹々からも秋の深まりを感じるところです。
 
こうして「秋晴れ」の下で暮らしていると、自然災害とは無縁のように思うところ、現在、鹿児島県の奄美地方や沖縄本島北部で線状降水帯が発生しており、午前2時40分には、鹿児島県与論町に大雨特別警報が出されています。
 
警戒レベルは5段階のうち最も高い「5」で、土砂崩れなど何らかの災害が既に発生している可能性が高いとあります。
 
雨量に関しては、9日5時までにアメダス与論島の24時間雨量は573.5mmに達しており、これは昭和53年(1978)からの観測史上1位の記録的な大雨で、これまでに経験したことのない危険な状況に、気象庁は「直ちに身の安全の確保を」と呼び掛けています。
 
なお、11月に大雨特別警報が出たのは初めて。
 
「この時期は大丈夫」とタカを括ってはいけないと、気付かされる次第です。
 
さて、ちょうど今日明日の両日は「令和6年度 敦賀市総合防災訓練」が開催される訳ですが、上記の観点から言えば、この時期に実施することに意味があると考えるところ。
 
本訓練は、敦賀市ならびに敦賀美方消防組合主催で、「敦賀市地域防災計画に基づき、敦賀市、防災関係機関及び地域住民による総合防災訓練を実施し、初動対応の確立、防災体制の確認等を行うとともに、地域防災力の向上を図ることを目的」とし実施され、市内10地区を4ブロックに分け、毎回、1ブロックを対象に各年で実施しています。
 
今年度は、中郷地区・東郷地区・愛発地区のブロックを対象に訓練実施(これで3巡目が終了するとのこと)。
 
訓練の詳細は、以下のチラシをご覧いただきたく存じますが、大きく分けますと、本日9日は「避難所設営訓練」、10日は「実働訓練」と「展示ブース」設置となります。
 

【敦賀市ホームページに掲載の案内チラシ】
 
市ホームページでは、市民の皆様に以下のように呼び掛けています。
 
災害による被害を最小限にとどめ、その拡大を防止するためには、日ごろからの防災意識を高めることが重要です。「見て、体験する」総合防災訓練を通して、いざという時に備えましょう。
体験・展示ブースは、どなたでも参加・見学できますので、ぜひご参加ください。

 
発災想定は、10日午前8時00分に福井県嶺南地方(敦賀湾)を震源地とする、震度5強の地震。
 
明日は、私の住む町内でも同じく防災訓練が開催されますが、これと合わせて参加をし、「災害に備えるまちづくり」に向け欠かせない、地域防災力の向上に努めていきたいと思います。

秋の日はつるべ落とし 〜交通事故発生のリスクが高まる時期です〜

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公職選挙法の定めにより、衆院選期間中は個人の政治活動をやめていましたが、月曜の街頭活動より再開。
 
昨日は水曜恒例の名子での辻立ちからスタートしました。
 
活動中、通行されるお車からは、選挙の結果からか、笑顔でガッツポーズ(やったな!的な)してくれる方もいて、改めて国民民主党に対する期待を感じたところです。
 
なお、いつもは相方1人のところ昨日はもう1名にもお手伝いいただきました。
 
早朝からのご協力に加え、写真まで撮っていただき感謝した次第です。
 

【辻立ち挨拶の様子】
 
さて、日中は気持ちの良い青空が広がるところですが、この季節を表す言葉に「秋の日はつるべ落とし」ということわざがあります。
 
これは、秋の日の沈み方が早くなる様子を、井戸の水を汲むための「つるべ」が井戸に落ちるようにたとえたことわざですが、秋は日没の時刻が早まるだけでなく、その後の薄明の時間も短くなり、最近では17時過ぎには日が沈んで間もなく真っ暗になることからもお分かりのことと存じます。
 
こうした環境において発生リスクが高まるのが「交通事故」。
 
福井県警察がまとめた過去5年の10月から12月までの交通死亡事故の特徴(以下参照)によれば、ことわざにある期間の発生が顕著であることが分かります。
 


【福井県警察ホームページ 交通安全(事故分析)より引用】
 
そうした中、昨日は敦賀市・敦賀市交通安全対策協議会主催の「秋の交通安全市民大会」がプラザ萬象大ホールで開催されました。
 
「市民一人ひとりが交通社会の一員であることを自覚し、市民総参加で交通安全意識高揚と交通マナーの向上に努めることにより、交通事故防止を図る」との大会趣旨のもと、同協議会構成団体を中心に多くの方々が参加。
 
大会では、主催者を代表して米澤敦賀市長(大会長)、顧問の敦賀警察署長、続いて来賓として敦賀市議会を代表し、私の方から挨拶させていただいた次第です。
 

【議長に代わってご挨拶。日頃の交通事故防止に向けたご尽力に感謝申し上げました。】
 
その後は、交通安全功労者・団体、交通安全標語コンクール優秀作品、小中学生交通安全ポスターコンクール優秀作品それぞれの表彰が行われたほか、大会宣言を皆で確認し合い、式典を終えた次第です。
 
また、第2部では福井県防災安全部県民安全課より「自転車の安全で適正な利用」と題し、11月1日に改正される道路交通法(自転車の運転中スマホや酒気帯び及び幇助などに関わる罰則規定)についての講義、敦賀警察署交通課及び敦賀地域交通安全活動推進委員協議会のメンバーによる寸劇が行われました。
 
なお、講義にあった中で、今年に入ってから福井県で発生した交通事故20件の特徴として以下のように紹介がありました。
 
◉高齢者の割合が高い(20件中16件)。
◉20件中13件が交通弱者で発生。自転車5件(前年比+5件)、歩行者8件(同+5件)。
◉亡くなった歩行者のほとんどが道路横断中(7件中6件)。
◉亡くなった自転車乗用者すべてがヘルメット非着用。
 
前述の過去5年統計と合わせ、こうした特徴に留意をした上で一人ひとりが対策を講じることが肝要と思いますので、このブログをご覧の皆様におかれましては十分ご注意いただけますようお願いいたします。
 
「秋の日はつるべ落とし」
 
交通事故撲滅に向け、秋の夕方には危険が潜んでいることを地域や職場等で、より広くお声掛けいただければ幸いです。

「敦賀市津波ハザードマップに関する説明会」に参加願います

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21日に能登半島を襲った記録的豪雨から1週間以上が経過。
 
9カ月前の地震で緩んだ地盤に大量の雨が降り注ぎ、土砂災害が相次いで発生した状況に対し、被災地では寸断した道路を中心に復旧を進めるなか、土砂災害の対策工事が本格化する前に起きた水害に、復興が抱えるジレンマを感じざるを得ないところ。
 
重ねて、「災害はいつ、どこでやってくるか分からない」の言葉を嫌というほど思い知らされる訳ですが、元日に津波警報が発表された敦賀市では、その経験を振り返り、「津波ハザードマップ」を改訂。
 
8月末には全戸に配布のうえ、沿岸部、内陸部に関係なく、市内10地区にて説明会を開催しています。
 
本件に関しては、自身が令和6年第1回(3月)定例会で、令和6年能登半島地震を踏まえて一般質問した際に以下のやり取りをした経過があります。
 
<やまたけ質問>
敦賀市の地域防災計画、津波災害対策編におきましては、津波災害対策の基本は、市民等の避難行動が基本となるとしています。今回、津波警報、予想津波高さ3メートルということで発表されました。市民の方は、よく正常性バイアスと言いますけれども、自分だけは大丈夫という考えを捨てて、まさに避難していただいたということかと認識しております。
一方で、例えば粟野とか海抜が高いところの方も逃げているということもございまして、やはりここは自分が住むエリアの海抜とか地域特性、地形特性というのを把握して、正しく恐れるということが重要なのかなと思っております。
そうした観点から、次年度の一般会計予算にも計上されております津波ハザードマップについて、全戸配布、市内全戸にいつ頃配布されるのか。それから、あわせまして市の広報媒体を通じたハザードマップの趣旨や概要に関する周知も求めますが、お考えをお伺いします。
 
<市民生活部長答弁>
まず、敦賀市の津波ハザードマップについてですが、令和5年3月に作成をしておりまして、ホームページに掲載するとともに、防災ハンドブック2023に盛り込んでいるところです。改めまして、別冊のハザードマップとして市民の皆様に配布することで、津波などに対する防災意識の醸成と適切な避難行動の促進を図りたいと考えております。
その配布につきましては、令和6年8月中を目途に、各区の区長さんを通じて全戸配布したいと考えております。
また、この配布に併せ、RCNや広報つるがによる周知を行うとともに、沿岸地域での説明会や避難訓練の実施により、さらなる啓発に努めてまいりたいと考えております。
 
こうした意味合いを込め、答弁の通り計画的に、災害対策への思いも込めて対応いただいていることに敬意を表するところ。
 
説明会に関しては、9月8日の東浦地区(@被害裏公民館)を皮切りに開催中。
 
私のほうは、参加するなら地元でと、昨日は粟野公民館で開催された説明会に参加しましたが、冒頭、市危機管理対策課長から、元日の津波対応や先に述べた趣旨、課員からはハザードマップ改訂の意図やポイント、さらには「まちの防災研究会」の松森和人代表からは、津波の基礎知識や避難行動などについて、能登半島地震や先日の豪雨のリアルな動画も織り込みながらご説明いただきました。
 
これに、参加された皆さんは熱心に聞き入っており、粟野地区のような内陸部に住んでいても、津波発生時にどこにいるかは分からないことからも、そうした際にどういう行動をとれば良いか、元日にあった避難渋滞なども考えれば、津波災害警戒区域などを把握し「正しく恐れる」ことが重要であることを、改めて学んだ次第です。
 

【約50名が参加された粟野公民館での説明会の様子】
 
なお、危機管理対策課からの説明の最後には、個々人が行う大事なこととして以下の呼び掛けがありました。
 
①避難行動(いつ、どこへ、どうやって)を考えておくこと
②情報を手に入れられる方法を確認
③自宅周辺の災害リスクを知る
④災害時に備えた備蓄
 
自助、共助、公助に加え、最近ではご近所同士で助け合う「近助」がありますが、上記4点のポイントを押さえるとともに、何をおいても災害対策において重要なことは、皆で意識を高め「次に備える」こと。
 
津波ハザードマップ説明会は明日(10/1)以降、市内6地区で開催されます。
 
以下に説明会スケジュールをリンクいたしますので、配布されたハザードマップをご持参いただき、一人でも多くの方に参加いただきますようお願い申し上げます。
 
 →敦賀市HP「津波ハザードマップに関する説明会」(スケジュール含む)はこちら
 
 →敦賀市HP「敦賀市津波ハザードマップ(令和5年3月作成 令和6年8月改訂)」はこちら

石川県に初めて大雨特別警報を発表

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昨日午前中は、秋から冬にかけての風物詩、金ヶ崎緑地で行われるイルミネーションイベント「ミライエ」に向けた廃油回収作業に参加。
 
LED点灯に用いる発電機は、ここで集めた廃油を精製したものを燃料として利用しており、市内の各公民館を中心に、ボランティアの皆さんで回収作業にあたっているもの。
 
人手不足との状況をお聞きし、私は初めて、最寄りの粟野公民館で参加しましたが、年に一度の回収作業には、このために1年間集めたという方や、毎年「ミライエ」を楽しみにしており、少しでもお役に立てればと持ってこられたお婆ちゃんもおられ、そうしたお気持ちに感動を覚えたところです。
 
市民の有志が、ボランティアで続けてこられた「ミライエ」は今年で11年目。
 
11月からの開催に向けて、早い時期から準備を始めるボランティアの方々のご努力と、こうした市民の皆さんのお気持ちも込めて開催される「ミライエ」が、今年も多くの皆さんの心に癒しと感動を与えられますこと祈念する次第です。
 
さて、回収作業中は曇天と強い風が吹くコンディションでしたが、お隣の石川県ではまたもや大きな災害が発生。
 
石川県能登地方に9月21日朝、線状降水帯が発生し、気象庁は、石川県に初めて大雨特別警報を発表。
 
石川県によると、大雨の影響で石川県内では1人が死亡、3人の行方が分からなくなっている(ブログを書いている22日朝現在)ほか、珠洲市と輪島市、それに能登町を流れる合わせて16の河川が氾濫したことにより、各地で住宅や施設の浸水被害が発生しているとのこと。
 
また、何とも辛いのが、元日の能登半島地震後に設置された、輪島市と珠洲市の仮設住宅の団地で、床上まで浸水する被害が出ているとあり、改めて「なぜまた能登地方なのか」と愕然とした次第です。
 

【河原田川の氾濫で冠水した輪島市の市街地(毎日新聞WEB版より引用)】
 
新聞記事には、地元の方の「地震からやっと少し生活が落ち着いてきたところだったのに、どうしてこんなことになるのか。涙が出そうだ」、「正月に地震があり、また災害が来るとは。言葉にならない」と落胆する様子に、掛ける言葉も見つからないところ。
 
敦賀からは昨日15時過ぎに、緊急消防援助隊として消防車が石川県に向けて出場したとの連絡がありましたが、本日午前6時現在、石川県能登北部には大雨特別警報が発表されているほか、この後も北陸では大雨が続き、風も強まる見通しとなっています。
 
今日は奇しくも「秋分の日」ですが、一刻も早く雨が落ち着き、これ以上の被害拡大とならぬことを祈るとともに、救助にあたる皆様が安全に任務を遂行されることを願う次第です。

「注意一秒、ケガ一生」交通安全にご注意を

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長い方では、最大9連休となった今年のお盆休み。
 
最終日の昨日は、お盆を故郷や海外などで過ごした人たちで各交通機関が混雑している様子が報じられており、楽しい夏の思い出とともに無事帰宅されることを願うところ。
 
そうしたなか、福岡市の国道で路線バスと軽乗用車が衝突し、軽乗用車に乗っていた7歳と5歳の姉妹が死亡した事故のニュースがありましたが、家から出て数分の場所で発生したこの事故。
 

【事故現場の状況(FNNプライムオンラインより引用)】
 
バスを運行していた西日本鉄道によると、運転手は「対向車が中央線をはみ出してきたので、急ブレーキをかけて左にハンドルを切った」と話しており、運転する母親が何らか操作を誤った可能性が高いともあり、事故現場の状況を見るに、胸が締め付けられる思いがしたところです。
 
全国では、ご先祖様の御霊をお迎えするお盆期間中にも、自分、もしくは家族が逝ってしまう事故が多発した訳ですが、15日には、栃木県那須塩原市の東北自動車道下り線で、逆走してきたとみられる車両が正常走行中の車両と正面衝突し、4人が死傷した事故がありました。
 
少し信じられませんが、NEXCO東日本によれば、高速道路での逆走事案はおおよそ2日に1回のペースで発生しており、逆走した運転手は高齢者が多く、平成23年から令和4年の間で年齢の確認が取れた逆走事故・事案では、全体の7割が65歳以上だったとの分析結果があります。
 
また、逆走の主な動機では、目的のインターチェンジを通り過ぎてしまい本線をUターンするといった「故意」のケースや、一般道からの進入箇所を間違うなどの「過失」、逆走を終えた時点でも認知症などで本人に自覚がない「認識なし」などがあるそう。
 
北陸自動車道では滅多に聞かない逆走事案ですが、高速道路においてはこうしたリスクがあることを認識しておくことが肝要と考える次第です。
 
翻って福井県。
 
福井県警察ホームページの「交通事故統計」を見ると、令和6年6月末までの交通事故死は「8人」。
 
このうち7人は高齢者で、死者数に占める割合は「88%」となっています。
 
また、人身事故件数は「453人」で前年同期比-2人。
 

【福井県警察HP「交通事故統計」より抜粋】
 
 →福井県警察HP「交通事故統計」ページはこちらから
 
路線別発生状況では、死者数6件、人身件数163件で「市町道」が圧倒的に多く、時間別では「16時〜18時」、事故類型では「横断中」・「追突」の割合が多い結果となっています。
 
交通事故に関しては、よく言われる「注意一秒、ケガ一生」。
 
「ケガ」にはもちろん、「死」や「悔い」も含みます。
 
お盆休み明けの今日からは、様々な意味で活動が活発になろうかと思いますが、上記の統計なども頭に入れて、とりわけ交通安全にご留意いただけますようお願いいたします。
 
こうした呼び掛けている私ももちろん、注意いたします。

Uターンラッシュと重なる「台風7号」

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昨朝は、粟野交番前にて街宣活動。
 
週初めに続けている活動ですが、今週は三連休につき火曜日にスライドしての実施。
 
お盆休みとあってか交通量はやや少ないものの、通り掛かった同級生を始め、多くの方にお手振りや会釈などをいただきありがたい限りであり、引き続き、政治や市議会への関心を高める意味においても継続する所存です。
 
さて、雲ひとつない青空、朝から日差しが強い一日でしたが、SNSでは、青空に真っ直ぐに伸びた雲の写真とともに投稿される「地震雲」がキーワードになっているそう。
 
8月8日、宮崎県で起きた最大震度6弱を観測する地震を受け、気象庁は初めて、南海トラフ地震の臨時情報「巨大地震注意」を発表し、地震への不安が高まる中、翌日の9日以降「地震雲」に関する投稿が急増しており、さらには、日時と場所を特定し、「地震を予知」するような投稿も多く投稿され、中でも多かったのが今日、「8月14日に地震が起きる」というものだそう。
 
こうした状況を踏まえ、気象庁は10日の会見で「日時と場所と規模を特定して地震を予測することは現在の科学技術ではできないと、国として見解が出され、気象庁もそのように考えている。そういう情報はデマ。デマに惑わされず備えや災害対応をとって欲しい」と、こうした投稿を「デマ情報」だと明確に否定しています。
 
元日の能登半島地震の際もそうでしたが、自然災害に関するデマ情報に惑わされ、無駄に不安を募らせることのなきよう、「正しく恐れる」ことにご留意ください。
 
一方、こちらは「予測ができる」台風。
 
今年は、お盆時期に合わせるかのように台風が立て続けに発生しており、13日午前3時には日本の南で台風7号、午後3時には南鳥島近海で台風8号が発生しています。
 
台風8号は日本の東を北上し、15日には再び熱帯低気圧に変わる見込みとあるものの、特にこれから注意すべきは「台風7号」。
 
台風7号は本州に近づいても勢力を落とすことなく日本の南を北上し、16日頃は、暴風域を伴ったまま強い勢力で関東や東海を直撃する恐れがあり、17日にかけて東北の東海上を北東へ進むと予想されています。
 

【台風7号の予想進路(tenki.jpより引用)】
 
先ほどの「デマ情報」と違い、台風の中心が予報円を通る確率は「70%」。
 
太平洋高気圧の張り出し具合が、進路を東寄りするか西寄りにするかの分かれ目とのことであり、いずれにしても不測の事態にも備え、留意する必要があります。
 
なお、言わずもがな、お盆のUターンラッシュのタイミングと重なり、交通機関に大きな影響が出ることが考えられます。
 
帰京するわが長女もそうですが、最新の情報を確認した上で、場合によっては予定の変更も検討する必要があります。
 
なお、この時期に重なるのが、16日に敦賀で開催される「第75回とうろう流しと大花火大会」(主催者は敦賀観光協会)。
 
新型コロナや悪天候のため、6年ぶりの開催となる「敦賀の夏の風物詩」では、約10,000発の花火を打ち上げる予定としています。
 
これに関しても慎重な判断がされるかと思いますが、例年と異なるのは、荒天の場合に備え「延期」を設けていること。
 
敦賀市ホームページによれば、「荒天延期、小雨決行(荒天の場合は、花火大会のみ8月24日(土曜日)に延期します)」としていますので、こちらの情報にもご留意いただけますようお願いいたします。

「敦賀2号審査会合」と「上下水道施設見学会」

ブログ 原子力 防犯/防災

人間の生活に欠かせないものと言えば「水」と「電気」であることは万人共通かと思いますが、ここ敦賀とも大きく関係することで、まず「電気」に関して注目すべきは、本日開催される原子力規制委員会の新規制基準に係る審査会合(第1272回)。
 
ここで議題2として挙げられているのが「日本原子力発電(株)敦賀発電所2号炉の敷地内のD-1トレンチ内に認められるK断層の連続性について」。
 
本件に関しては、7月24日のブログでご紹介した通り、政治家や複数の有識者から「違和感あり」の声が挙がっている一方、あたかも日本原電の負け戦のような報道がされていますが、私自身、今日で結論付けられるとは微塵も思っていません。
 
活動性に関しては、「可能性を否定できない」のであれば、データを拡充するため、事業者が申し出ている追加調査を確認すべきだと思いますし、「これで最後」と仰る現申請書についても、審査の過程で必要になったものがあるのであれば、再補正することは至って健全なプロセスと考えるところです(あくまでも私見です)。
 
また、24日に行われた原子力規制委員会の定例会見で、「悪魔の証明」について問われた山中委員長は、「非常に証明が困難で時間がかかったサイトもあるが、丁寧に評価をしていけば、事業者はキッチリとそれを証明することができるという問題なので、あくまでもこれは悪魔の証明ではないという、私はそういう見解です。」と述べています。
 
その言葉に沿えば、「丁寧に評価をする機会」を排除することのなきよう対応いただきたいと思いますし、何より原子力規制委員会自らが掲げる「活動原則」、
「(1)独立した意思決定」として「何ものにもとらわれず、科学的・技術的な見地から、独立して意思決定を行う。」
「(3)透明で開かれた組織」では、「国内外の多様な意見に耳を傾け、孤立と独善を戒める。」
に基づく姿勢と規制行政をお願いする次第です。
 
審査会合は以下のリンク(YouTube)よりご覧になれます。
 
規制側と事業者のコミュニケーションが取れた「違和感」を感じない審査になっているのか否か、より多くの方にご覧いただけますようお願いいたします。
 
 →原子力規制委員会「第1272回原子力発電所の新規制基準適合性に係る審査会合(2024年07月26日)」はこちらから
 
続いて「水」に関しては昨日午後、敦賀市水道部主催の「上下水道施設見学会(市議会議員対象)」に出席。
 
出席は任意であるものの、4名ほどを除き出席ということで関心の高さを感じたところですが、天筒浄化センターに集合した後、①水道、②下水道、③上下水道事業の経営状況の3部構成で事業概要説明。
 
敦賀市の水道事業、下水道事業は、病院事業と並ぶ、地方公共団体が行う「地方公営企業」であり、独立採算を原則とし、事業ごとに経営していますが、水道に関しては、第8次拡張事業(平成20年3月31日)をもって拡張事業を完了し、現在は施設の老朽化(既に更新時期に入っている)や耐震化を進めるものの、人口減少に伴う収入源や職員の減少、高齢化などの課題が挙げられる状況にあります。
 
下水道事業については、令和4年度末整備状況で汚水処理普及率95.1%(公共下水道では88.3%)となっており、未普及地域(残り約3,000人)の早期解消を図るべく検討を進めるほか、課題に関しては水道と類似した状況であるとのこと。
 
なお、下水道では、少ない人材リソースの中で事業を継続するため、様々な関連業務を包括的に委託する「包括的業務委託」について検討を進めており、本年6月には、いわゆる「ウォーターPPP」と呼ばれる国土交通省「下水道分野のPPP/PFI(官民連携)」のモデル都市(令和6年は全国で20都市)に選定されたところ。
 
経営状況説明では、受益者負担の原則のもと、急速に進む人口減少下で料金収入が減少していることや、国からの財源措置も減るなか中にあっても「将来に亘って安定的に事業を継続する」ため、今年度は「経営検討委員会」を設置し、上下水道事業計画の改定及び経営について検討を行うとしています。
 
その後は、下水事業として、天筒浄化センターと松島ポンプ場、上水道として昭和浄水場の各施設をご案内いただきました。
 
どの施設においても、大変丁寧で分かりやすい説明をいただき、設備や業務内容まで把握できた次第です。
 

【天筒浄化センターの反応槽、最終沈殿池エリア。この下で沈殿、ろ過が繰り返される。】

【下水処理された水はここまでの透過度に。】

【豪雨時など、二夜の川の水位に応じ運転される「松島ポンプ場」。手前に除塵機、その奥にポンプあり。】
 
お忙しい中ご対応いただいた、山田部長をはじめ、水道部の皆様に感謝申し上げます。
 
これまでの取組みはもとより、昨日ご対応いただいて改めて感じたのは、職員の皆さんの「敦賀の上下水道を守り抜く!」との気概と誇り。
 
上水道では、敦賀の自慢の「美味しい水」を、下水道では安全安心の市民の暮らしを守るため、今後とも宜しくお願いいたします。

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