流言は智者に止まる 〜誤情報に惑わされぬようご注意を〜

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5時26分、ミシッという音とともに家が揺れました。
 
すぐさま届く防災メールによれば、敦賀を含む福井県嶺南地方の震度1に対し、石川県能登地方では震度5強。
 
続く被災地を襲う強い余震に、思わず「もういいやろ」と呟いた次第。
 
このブログのほうも、今日で5日連続、地震のことを取り上げますが、今はそれ以外のことを書く気になれないのでご容赦ください。
 
そのうえで、まずは昨日に続くお願いから。
 
今日から三連休のため、多くの人が移動されることが予想されますが、とにかく、
 
◉能登方面への不要不急の移動は控えて!
◉義援物資は持ち込む前にご連絡を!

 ※なお、個人からの義援物資は、現在も受け付けていません。
 
これは、石川県が様々な媒体を使って呼び掛けていることであり、人命救助、物資支援優先のため、何卒ご理解・ご協力お願いいたします。
 
また、昨日は能登半島地震の対応を巡り与野党6党の党首会談が行われ、野党側は独自の被災者支援策などを提唱。
 
我が国民民主党からは玉木雄一郎代表より、まずは、孤立集落の解消と必要な物資の提供、体調不良者への対応に全力をあげるよう要請するとともに、特に、下記の点について要望しました(以下、項目のみ掲載)。
 
(1)迅速な停電等の復旧に向けた道路の早期啓開と渋滞緩和のための規制強化
(2)空路や海路による支援物資輸送力の強化
(3)補正予算の編成を含めた復旧・復興に向けた柔軟な財政出動
(4)被災者生活再建支援制度の支援金の上限の引き上げ
(5)偽情報の拡散抑制と事実に基づいた発信の強化
 
要望の全文は以下リンクよりご覧ください。
 
 →国民民主党HPはこちら
 
とりわけ(5)に関しては、SNSによる第三者を語った嘘の救出要請や東日本大震災時の津波映像を使ったデマ、志賀原子力発電所に関しては、地震・津波被害や起動変圧器の油漏れ、モニタリングポストに至るまで誤情報が流れており、被災者支援や復旧・復興の妨げとなるような偽情報の発信をしないよう、政府からも積極的に呼びかけると同時に、特に原子力発電所関連情報については、北陸電力だけに頼るのではなく、政府や規制委員会からも正確かつ最新の情報を積極的に発信していただきたいと求めました。
 

【今回の津波高さと発電所防潮堤・建屋との位置関係を示した図(北陸電力の公式Xより引用)。流布される誤情報に対し、北陸電力はこうしたことをひとつ一つ丁寧に説明しています。】
 
また、内閣府防災からはX(旧Twitter)にて以下のポスト(投稿)あり。
 
【注意喚起】
災害時には、インターネット上に根拠のない不確実な情報いわゆるデマが投稿されることがあります。公共機関の情報を確認するなど、こうした情報に惑わされないよう注意してください。
「流言は智者に止まる」
 
こうした内容がポストされること事態、異例なことかと思いますが、文言の最後に記された「流言は智者に止まる」は、ポストした5日にはインターネット上のトレンドワードになるなど注目されました。
 
「愚かな者は根拠のないうわさ話を次々と伝えていくが、賢者は他の人に語らず、流言はそこで止まる」という意味で中国の思想家 荀子の言葉。
 
ついては、私自身、出所のしっかりした正確な情報発信に努めますので、皆様方におかれましても「誤情報に惑わされる」ことのなきようご注意願います。

がんばろう北陸!

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毎週月曜の朝行っている街頭活動ですが、昨日は仕事始めということもあり、年初のご挨拶を兼ねていつもの交差点へ。
 
演説ではまず、能登半島地震にてお亡くなりになった方へのご冥福をお祈りするとともに、被災された方々へのお見舞い、今も懸命に被災者救援やライフラインの復旧にあたっておられるすべての皆様への感謝を伝えました。
 
また、今の段階で一般人が能登方面に向かうことは、逆に救援を遅らせてしまうことから、今できる義援金や募金などにご協力いただけるよう呼び掛けました。
 
なお、岸田首相も4日、能登半島地震への対応状況について、「限られた輸送ルートに一般車両が殺到し、深刻な渋滞が発生している。できる限り利用を抑制していただくことについて国民の理解と協力をお願いする」と述べており、実際、電力会社の車両が乗り入れできないことが、停電復旧が遅れている要因とも伺っているため、是非とものご理解をお願いする次第です。
 

【胸中を伝えたく、昨朝は手書きの「がんばろう北陸!」を貼り付けて街宣しました。】
 
また、昨日はプラザ萬象にて、敦賀市の新春市民交流会が開催され参加。
 
米澤市長の年頭挨拶では、能登半島地震で被害に遭われた方へ哀悼の意を表されるとともに、一日も早い復旧、復興のため、本市としても人的・物的支援に全力を尽くすとのお言葉がありました。
 
加えて、被災地支援については、我々が日常生活を変わらずに過ごし、地域経済を循環させていくことが、敦賀はもとより北陸の発展、中長期的には必ず被災地支援につながるともあり、避難生活の長期化を想定するに、被災者を支えるために国民ひとり一人が「できることをやる」という意識を共有することが大事なことと共感した次第です。
 
なお、その被災地においては、生存率が大幅に下がるとされる発生72時間が経過した昨日16時半ごろ、崩れた民家から80代の女性を救出したとのニュースがあり、この間、がれきの下で耐え忍ばれたことを思うと涙が浮かんだ次第。
 
一方、4日時点の死者は84人と明らかにするとともに、連絡が取れない安否不明者として179人の氏名などを公表。
 
とりわけ、輪島市では住民の生き埋め情報が少なくとも40~50件寄せられているとあります。
 
一人でも多くの命が助かることを願うしかありませんが、今は「できることをやる」のみ。
 
がんばろう北陸。
 
皆の思いを被災地に送りましょう。

被災地救援の妨げにならぬよう注意

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令和6年能登半島地震の発生から今日で3日目。
 
災害時に言われる、生存率が急速に低下する「72時間」に刻一刻と近づいており、今も懸命に被災者支援やライフラインの復旧にあたっておられる自治体や自衛隊、消防、警察に医療関係者、ならびに電力や水道をはじめとしたインフラ復旧関係者のご尽力に改めて感謝を申し上げます。
 
なお、約31,800戸(1月3日18時)で発生している石川県内の停電に対しては、中部電力パワーグリッド(PG)、関西電力送配電、東京電力パワーグリッド(PG)の3社が3日夜、能登半島地震の影響で停電が続く北陸エリアの復旧作業を支援するため、応援要員と車両を追加派遣すると発表。
 
中部電PGと関西送配電の2社が既に派遣している第1陣と合わせて、要員434人(協力会社160人含む)、電源車26台など車両233台を投入し、北陸電力送配電と連携し復旧支援活動にあたるほか、東北電力ネットワークも要員・車両を派遣する方向で準備を進めているとあります。
 
「1分1秒でも早く電気を届ける」との思いをもって集まっていただいた、何とも心強い応援に感謝しかありませんが、余震が続く中ですので、とにかく安全に作業を進めていただきたいと思います。
 
このような各方面での応援体制はありがたいものの、一方で注意しないといけないのは一般の方々の応援や物資救援。
 
富山県の一部地域ではボランティアの受け入れを開始したものの、石川県においては、余震や道路状況などを勘案し、ボランティアや一般の救援物資の受付は行なっていません。
 


【3日9時30分に開催された第6回石川県災害対策本部員会議資料より(上がボランティア関連、下は能登半島の道路状況)】
 
特に道路状況を見るに、被災地へのアクセスが極めて限られていることが分かります。
 
X(旧Twitter)では、東日本大震災を経験された方から、
 
災害直後に一般車両が現地に乗り入れることは「本来助かるはずだった方の生命をみすみす失わせる行為」です。渋滞がなければ緊急車両はもっと早く現場に到着できていた。助かった命もあった。
 
渋滞の原因は救援物資を乗せ各方面から押し寄せる一般車です。
 
とのポスト(投稿)があり、良かれとの行為(善意)が、1秒を争う救援や支援の妨げになることに気付かされた次第。
 
何か被災地の役に立ちたいとの思いは誰しも同じかと思いますが、ここは石川県から求められるまで現地に行かないことが支援だとご理解いただければと存じます。
 
あれだけの大規模被災で復旧、復興は長期に及ぶことが想定されます。
 
ついては、求められた際に思う存分力を発揮できるよう準備を整えるとともに、今は募金など、現地に行かなくともできる支援に取り組んでいきましょう。

二日続きの「まさか」

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この画面は、私のスマホに届く石川県珠洲市のLINE防災情報。
 
最新のメッセージは本日3時47分に届き、志賀町で震度3の地震とのこと。
 
敦賀はほぼ余震が無くなったものの、1日16時10分の地震発生から、ひっきりなしに届くLINEを見るたび、今なお地震の恐怖や寒さ、家族や家を失った方々が悲しみに懸命に耐えている姿が思い浮かぶもの。
 
なお、3日午前0時までに石川県内で確認された死亡者は57人。
 
能登町では、犠牲者に男子中学生が含まれることが明らかとなっています。
 
今は、何も支えになれない自身の無力さを感じるところですが、ボランティアが開始された際には必ずや参加し、現地で哀悼の意を表するとともに、例え小さくともお役に立てればと思う所存です。
 
「まさか」は続くもので、羽田空港では2日、日航機と海上保安庁の航空機が衝突、炎上し海保機の乗員5人が死亡する事故が発生。
 

【炎上する機体から避難する乗客乗員ら(THE SANKEI SIMBUNより引用)】
 
この写真を見るに奇跡としか思えませんが、日航機の乗客乗員379人はいずれも脱出、命に別条はなかったことに安堵した次第。
 
一方、海保機は能登半島地震の対応で、新潟航空基地へ支援物資を搬送する途中だったとのこと。
 
亡くなられた5人の乗員に心からお悔やみ申し上げるとともに助かった機長の回復を祈るところですが、何ともやるせない気持ちに。
 
さて、正月気分もそぞろのうちに、今日で三が日最後。
 
もう「まさか」は要りません。
 
被災地では行政や自衛隊、インフラに携わる皆さんが正月返上で対応にあたっていただいていることを念頭に置きつつ、気持ちを切り替える日にしたいと思います。
 

令和6年能登半島地震「津波!逃げろ!」

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まさか、年明け早々このような災害が起きるとは。
 
天気に恵まれた元旦。
 
夕刻、家族とともに氣比神宮に初詣に行った帰り、けたたましい緊急地震速報と同時にめまいが起きたかと錯覚するような地面の揺れを感じました。
 
人生で初めて、地震によって駐車してある車が前後に動く光景を見ましたが、揺れの大きさと長さから、直感的にこれは大規模地震と感じた次第。
 
16時10分、石川県能登地方で発生したマグニチュード7.6、震度7の地震を気象庁は「令和6年能登半島地震」と命名。
 
その後の余震、日本海沿岸部での津波を始め、地震による家屋倒壊や火災などの状況はニュース等でご承知置きのことと割愛しますが、心配される人身被害に関しては、1月2日午前1時半時点で5人の死亡が確認されたとの発表。
 
亡くなられた方のご冥福をお祈りするとともに、被災されたすべての皆様に心よりお見舞い申し上げます。
 
震度4を観測した敦賀では、昨日17時20分から市の災害対策本部会議が開催され、市内の被害状況を確認(結果、被害の報告はなし)するとともに、東浦小中学校などで避難所開設するなど対応にあたられました。
 

【敦賀にも「津波!逃げろ!」の表示がされたTV画面】
 
津波警報に伴う高台への避難に関しては、粟野、沓見方面に向かう幹線道路の渋滞や公共施設の駐車場が開いていなかったなどの声を伺っているところですが、避難所は、津波警報が解除された以降、津波注意報になった場合でも避難者がいる限り自主避難所として開けておくとのことであり、その旨補足いたします。
 
なお現在、敦賀市のホームページは「緊急情報サイト」として、「災害用トップページ」となっておりますので、その旨確認いただければと存じます。
 
 →敦賀市「緊急情報サイト」はこちら
 
併せて、市内の海抜情報や浸水域などが掲載された「敦賀市津波ハザードマップ」もリンクしますので、ご自身がお住まいの地域の情報を把握いただけますようお願いいたします。
 
 →「敦賀市津波ハザードマップ」はこちら
 
さて、思えば、能登半島で大きな地震があったのは、つい半年前の昨年5月5日。
 
この日のこともブログに書いたので鮮明に覚えていますが、この地震をきっかけに、とりわけ大きな被害のあった珠洲(すず)市が運営するLINEによる災害情報をフォローしていたところ。
 
昨夕からそのLINEにおびただしい数のメッセージが届いており、気象庁の発表によれば、震度1以上を観測した地震は、2日1時00分現在で93回。
 
そのうち、震度5強で3回、敦賀と同クラスの震度4は17回も発生しており、夜も眠れぬ状況であったことに胸を痛める次第です。
 
なお、地震に伴う火災や漏水、停電に関しては、現在も関係者の方々が夜を徹して対応にあたっておられ、心から敬意を表するところ。
 
これ以上被害が拡大しないことを切に願うしかありませんが、続く余震や津波注意報など、北陸地方一帯が予断を許さない状況に違いありませんので、本日も各種情報に留意され、お過ごしいただけますようお願いいたします。

大切なものを火事で失うな

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テロ対策不備で事実上の運転禁止命令が出ていた東京電力柏崎刈羽原子力発電所について、原子力規制委員会は昨日、追加検査で指摘した改善項目の是正が図られたとして命令を解除するとともに、原子力発電所を動かす事業者としての適格性も認められると判断しました。
 
以前にご紹介したよう、6/7号機の建設時に半年間、研修でお世話になった柏崎刈羽原子力発電所は、私にとって「第2のマイプラント」。
 
規制委員会が判断したことにより、再稼働に向けてのハードルは地元同意を残すのみとなりましたので、とりわけ東日本の電力需給に貢献するため一日でも早く、これを乗り越え再稼働を果たせるよう敦賀の地から応援する次第です。
 
こうして年末の朗報に胸を撫で下ろすところですが、気付けば今年も今日を入れてあと4日。
 
皆さん、それぞれ年の瀬を感じる催しがあろうかと思いますが、私にとっては、昨晩から始まった町内の「年末特別警戒パトロール」。
 
昨年までは、コロナ禍につき、区の役員と防災部・防犯部にて20時から1回だけ回ることにしていましたが、今年は従来のやり方に戻し、各班からの住民参加を依頼、パトロールも20時と21時頃の2回とし、1回目の後は休憩を兼ねて、区からのお知らせ事項を伝える場とするスタイルに。
 

【従来のスタイルに戻した「年末特別警戒パトロール」には、多くの方に参加いただきました。】
 
初日の昨日は、拍子木に合わせた「火の用心!」の声掛けに加え、消火栓及びホース格納箱をすべて開けて点検するなど、皆で防火意識を高めました。
 
また、お楽しみは、1回目のパトロール後にいただける「豚汁」と「やかん酒」。
 
コロナ前の味とあたたかさが蘇る、最高の組み合わせでした。
 

【心も体もあたたまる、休憩時間のご褒美】
 
なお、再掲となりますが、この「火の用心」の歴史は古く、徳川家康の家来である本多作佐衛門が、1575年長篠の戦いの際に家族へ送った一筆啓上「火の用心 おせん泣かすな 馬肥やせ」の手紙が由来とのこと。
 
これは、「火事に注意して、おせん(3歳の愛娘)と馬の面倒をよく見よ」との意味で、「大切なものを火事で失うな」とのメッセージはその後、江戸時代初期に出されたお触れにより、夜番・夜警による「火の用心」の夜回りにつながったと言われています。
 
町内の活動は30日まで続きますが、そうした由来も念頭に、4日間しっかり呼び掛けていく所存です。
 
結びに、年末最後といえば、毎週水曜日の名子での辻立ち。
 
この場所で辻立ちを始めてから迎える5回目の年末となりますが、昨朝は、一年の感謝を込めてのご挨拶。
 
「選挙前だけ」と言われるようでは政治への信頼や関心は高まらないと、初当選後からここで始めた活動ですが、「たかが辻立ち」であっても、それはある種私の原点。
 
来年もまた「初心忘れず」の思いのもと続ける所存です。
 

【ご通行の皆様、またいつも一緒に活動していただいている原電労組敦賀分会の方々、1年間ありがとうございました!】

悲しい事故を二度と起こさないために

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予報通りの雪となった昨日。
 
福井地方気象台によると、福井市での初雪観測は平年より14日遅く、昨年より3日遅いとのこと。
 
雪シーズン初めは事故が多いため「特に注意」とブログに書いたところですが、残念なことに昨夕、北陸自動車道で事故発生との速報メール。
 
おそらく雪に関わるものと思われますが、17時には上り線で交通事故のため、武生IC―敦賀IC間が通行止め。
 
続いて17時15分には、今度は下り線で、同じく事故により木之本IC-敦賀IC間が通行止めとなりました。
 
上り線は、19時15分、下り線は20時15分に規制が解除されたものの、高速道路上では渋滞、さらにこの間の迂回路はいずれも国道8号線となり、交通量増加に伴う事故リスク増にもつながることから、冬期は特に、敦賀を境にした南北区間は心して運転していただくようお願いする次第です。
 
さて、交通事故といえば、今日でちょうど2週間になる、市内若葉町3丁目の県道岡山松陵線で、信号機のない横断歩道を渡っていた中学生が軽乗用車にはねられ、死亡した事故。
 
まず、この事故に関しては、被害に遭われたご家族が強く、当時の情報を知りたいと訴えておられ、警察も事故現場に看板を設置して情報を求めていますので、もし何か知っている方がいらっしゃいましたら、敦賀警察署もしくは私でも結構ですので連絡をお願いいたします。
 
※事故発生日時は、12月4日(月)7時35分頃です。
 
また、敦賀署では15日、事故防止に向けて、同署をはじめ福井県敦賀土木事務所、学校関係者など17人が参加しての総点検が行われました。
 
同土木事務所では、ドライバーが歩行者を確認しやすくするため、歩道近くの街路樹3本を撤去したほか、同事務所と同署は横断歩道の標識のポール部分に反射材を付けること、同署では、管内の横断歩行妨害の取り締まりを強化するとともに、事故現場に押しボタン式信号機の設置を検討するとのこと。
 

【事故を受けて現場を総点検する関係者の方々(福井新聞D刊より引用)】
 
「事故が起きてからじゃないと改善してくれないのか」
 
これが、私も聞いている、地元住民や事故に遭われた中学生と同世代の子を持つ保護者の方々からの言葉であり、自身も大いに悔やむところ。
 
信号機の設置に関しては、先の福井県議会定例会の中で、地元の力野豊県議も意見され、「設置に向け検討する」旨の答弁があったところですが、是非とも早期の対応をお願いする次第です。
 
本日はこの後、月曜恒例の街頭活動に出掛けますが、あの交差点に立つたびに、この先も思い返すのは、同じ時間、ほぼ同じエリアで発生した悲しい事故のこと。
 
「STOP横断歩道」
 
皆様におかれましたは、歩行者がいる横断歩道で停車するのは、「モラルではなくルール」であることを徹底いただくとともに、私自身にできることとして、このことを引き続き、街頭演説の冒頭で必ず呼び掛けることといたします。

いよいよ「冬将軍」到来

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昨日、テレビを見ていると、アメリカで行われたスノーボードのワールドカップ(W杯)ビッグエア決勝で、日本勢が男女ともに優勝を果たしたとのニュース。
 
女子で優勝したのは北京五輪で銅メダルを獲得した19歳の村瀬選手で、※BS1440(4回転)をビッグエアで女子史上初の成功をさせるなど、ほぼ満点に近い合計197点という脅威の点数で圧倒的実力差を見せつけての優勝となりました。
 
また※CAB1440(4回転)も成功させ、女子で初めて2方向の1440を成功させました。
 
※BS  進行方向に対して背中側(バックサイド)に回すスピンのこと。逆は腹側に回すFS(フロントサイド)。
※CAB 利き足でない方の足を軸にして回転するトリックのこと。正式名称は「キャバレリアル」。
 
一方、男子では、21歳の國武選手がCAB1800(5回転)インディノーズと、FSクワッド1800(5回転)ウェドル(もう解説しません)を成功させ、こちらは念願のワールドカップ初優勝となりました。
 
思えば、北京五輪のスノーボード・ハーフパイプで金メダルを獲得した平野歩夢選手が披露した超大技「FSトリプルコーク1440」(縦3回転、斜め軸4回転)を見た時に度肝を抜かれましたが、昨日のお二方のエアも人間業とは思えない、まさに「ビッグエア」。
 
恥ずかしながら、私がスノーボードに熱中していた25年ほど前は、アメリカ、北欧勢がお家芸とばかりに「ぶっ飛んで」いて、日本人は歯が立ちませんでしたが、それから半世紀が経ち、互角どころか先を行くようになったことに、感嘆の声を挙げた次第です。
 
スポーツ界では「1000億円の男」大谷翔平選手の話題で持ちきりですが、こうしてウィンタースポーツでも、世界レベルで競う若い選手たちの姿は、見ている者にとって大いに励みになるもの。
 
ワールドカップ、そして次のオリンピックでのさらなる活躍を期待し、応援するところです。
 
さて、白銀を滑るウィンタースポーツの話題に続き、本題はいよいよ到来する「冬将軍」に対する注意喚起となります。
 
既にご承知置きの通り、本日17日から明日にかけては冬型の気圧配置が強まり、上空にこの時期としては強い寒気が流れ込むことにより、北日本の日本海側や北陸は大雪や吹雪に警戒が必要で、西日本でも雪の可能性があるとしています。
 

【見るだけで寒うそうな予想図(ウェザーニュースより)】
 
現に敦賀では、気温は5時現在で3.9℃まで低下、最大瞬間風速22.6m/s(2時02分)で、福井地方気象台からは波浪警報、雷と強風に注意報が発表されています。
 
雪に関しては、嶺南東部平地で0~3センチ、嶺南東部山地で0~5センチと、うっすら積もる程度の予想とはいえ、シーズン初めはやはり要注意。
 
まずは、この低気温下での体調管理、さらには先般よりお伝えしている「年末の交通安全県民運動」の取り組みを念頭に、視界が悪くなる、制動距離が延びることなど、雪特有のリスクを踏まえた車の運転など、十分注意した行動をよろしくお願いいたします。

横断歩道での「歩行者優先」はマナーでなく、ルール!

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昨日朝刊の訃報欄に悲報あり。
 
12月4日 7時35分頃、若葉町3丁目の県道(さかな街〜粟野交番までの岡山松陵線)で交通事故に遭った中学生がお亡くなりになりました。
 
事故の際、中学生は重傷とあり、容態が回復することを祈っておりましたが、このような結果となり本当に残念でなりません。
 
これからの人生を突然絶たれたご本人、さらにはご家族の悲しみを思うと胸が締め付けられる思いであり、心からお悔やみ申し上げますとともにご冥福をお祈りいたします。
 
なお、この事故は、中学生が信号のない横断歩道を渡っていた際に軽乗用車にはねられるというものでした。
 
横断歩道に関する事故に関しては、警察庁調べによれば、平成30年から令和4年までの過去5年間で、自動車と歩行者が衝突した交通死亡事故4,678件のうち、約7割の3,295件は歩行者が横断中の事故とのこと。
 
また、横断中の事故のうち、約7割の2,150件が横断歩道以外の場所を横断している時に発生しており、その中の約7割は、走行中の自動車の直前直後を横断したりするなどの法令違反との結果となっています。
 
 →警察庁HP「横断歩道は歩行者優先です」はこちら
 
そして、ここ福井県を見てみますと、令和3年度に福井県が県内の交通死亡事故を調査分析した結果では、当県は全国と比較して「横断中の事故」が多く(全国6位)、発生場所は、特に「無信号交差点」が多くなっている(全国2位)ことが分かっています。
 
さらに、「信号機のない横断歩道での歩行者横断時における車の一時停止状況(JAF調査)」において、2022年調査で福井県は全国ワースト13位で約7割のドライバーが一時停止しない結果となっています。
 
いわゆる「交通マナーが悪い県」という不名誉な状態にあると認識するところであり、横断歩道での事故が起こる可能性が高いことを裏付けるものでもあります。
 
ここで改めて、横断歩道付近等における「運転者のルール」を確認すると、以下6項目。
 
①横断歩道や自転車横断帯に近づいたときは、横断する人や自転車がいないことが明らかな場合のほかは、その手前で停止できるように速度を落として進まなければならない。
②歩行者や自転車が横断しているときや横断しようとしているときは、横断歩道や自転車横断帯の手前(停止線があるときは、その手前)で一時停止をして歩行者や自転車に道を譲らなければならない。
③横断歩道や自転車横断帯やその手前で止まっている車があるときは、そのそばを通って前方に出る前に一時停止をしなければならない。
④横断歩道や自転車横断帯とその手前から30メートル以内の場所では、ほかの車を追い越したり、追い抜いたりしてはいけない。
⑤横断歩道のない交差点やその近くを歩行者が横断しているときは、その通行を妨げてはいけない。
⑥横断歩道、自転車横断帯とその端から前後に5メートル以内の場所では、駐車も停車もしてはいけない。ただし、赤信号や危険防止のために一時停止する場合などは別。
 
当たり前のことですが、これらを頭に叩き込んで、考えずとも守れるようにせねばなりません。
 
なお、福井県では、このような状況を踏まえ、ドライバーへの注意喚起を主眼として、横断歩道での歩行者優先意識の徹底を進めるキャンペーンを県内事業者の賛同を得ながら展開しています。
 
注意喚起ポスターは以下のとおりですので、皆様方におかれましても「STOP横断歩道」を合言葉にルール遵守いただけますうよう切にお願い申し上げます。
 

【福井県の啓蒙ポスター】
 
また、明日11日(月)から20日(水)までの10日間は、「年末の交通安全県民運動」期間となります。
 
降雪や路面凍結、交通混雑などの道路交通環境の悪化や飲酒する機会の増加等に伴い、交通事故の増加が懸念される年末を迎えるにあたり、県民一人ひとりが交通ルールの遵守や正しい交通マナーを励行することにより、交通事故を防止することを目的としています。
 

【福井県「年末の交通安全県民運動」ポスター】
 
ひとたび事故が起これば、犠牲になられた方、そのご家族はもちろんのこと、加害者が追う悔いは「一生」残ります。
 
自身に言い聞かせる意味でも、車に乗る際も歩行者の場合も改めて、「注意1秒 ケガ一生」、「STOP横断歩道」を強く意識して行動していきましょう。

悔やまれる交通事故

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青空が覗く月曜朝は、恒例の街頭活動からスタート。
 
いつも通り、駐車させていただく「ツルガ薬局」さんにご挨拶(7時半には開店している)し、拡声器のスイッチを入れようとしたところ、既に「ON」に。
 
1週間前に使用した後からスイッチが入りっぱなしだったようで完全に電池が切れており、「しまったなぁ」と呟きながら車に戻り、予備電池と交換していると「山本さん!」との声掛けあり。
 
何と、お知り合いの方がわざわざ駆けつけてくれました。
 
思わぬサプライズに驚くやら、感激するやら、力が湧いてくるやら。
 
丁重に御礼を述べた後は、感謝の気持ちを込めて街頭演説を行いました。
 
話している間も、交差点を渡り、各アングルから撮影いただくなど、これまた感謝しかありませんが、そうして撮っていただいたうちの1枚がこの写真。
 
次代を担う高校生にも届けばと話しているシーンを掲載させていただきます。
 

【自撮りでは撮れないワンシーン】
 
お仕事前にご協力いただき、本当にありがとうございました。
 
心より感謝申し上げます。
 
こうして朝から嬉しいことがあった一方、ほぼ時を同じくして聞こえてきたのは救急車の音。
 
後からの情報によれば、7時35分頃、若葉町3丁目の信号のない横断歩道を渡っていた女子中学生が、市内の会社員が運転する軽乗用車にはねられるという交通事故が発生。
 
女子中学生は頭を強く打つなどし重傷とありました。
 
何を置いても、今は生徒さんの容態が回復することを祈るばかりです。
 
近くで起きていたこのことを知らず、街宣を終えた後は、その道を通らず駅方向に向かったところですが、近所に住む同級生からメッセージで連絡があり、この事態を知った次第です。
 
なお、同級生曰く、事故があった県道岡山松陵線(さかな街〜粟野交番)には横断歩道はあるものの信号機がないということで、通学路にもなるため1箇所でも設置をと警察にも要望していたとのこと。
 
私もそのことを聞いていましたので、もしこの横断歩道に信号機があったならと悔やみましたが、後悔先に立たず。
 
事故の原因は調査中であるものの、状況把握のうえ何をすべきか対応したいと思います。
 
明るい時間、見通しの良い直線で起きた事故。
 
師走の気忙しさと相まって、車の運転に注意を欠くことのなきよう、まさに「注意一秒 ケガ一生」の思いのもと、皆様方におかれましては、細心の注意を払って交通安全に努めていただけますようお願いいたします。
 
私ももちろん気をつけます。

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