兵庫県の同志お二人に「超」元気をもらう

ブログ 活動報告

雲ひとつない青空に恵まれた昨日。
 
会社のほうはお休みをいただき、以前にこの日、敦賀を訪れたいと連絡のあった兵庫県の同志の方をご案内するため、朝は敦賀駅へお迎えに。
 
駅前交流施設オルパーク、敦賀駅を通ると内外ともにどこも、1年後に控える北陸新幹線開業の掲示などがされ、開業に向けたムードあふれるものと感じつつ、改札口でお待ちすると、兵庫からのお二人が笑顔でお越しになり、ご対面。
 
お迎えした同志とは、国民民主党 兵庫県連青年部のお二人で、26歳と20歳の男性。
 
きっかけは、26歳の方とのSNSのやり取りから始まり、その後、私の後援会にまでご入会いただくなど、遠く離れていても積極的なご支援をいただいていたところ、今回、敦賀に観光も兼ねてお越しになりたいとの連絡があったもの。
 
こうしたお気持ちが大変嬉しく、スケジュールを調整してご案内をと待ち遠しくこの日を迎えたところですが、初対面とはいえ、普段からTwitterやFacebookでやり取りしてるお陰で、お二人とはすぐに意気投合した次第です。
 
合流後、まずは観光名所案内ということで、事前に考えた私のプランは、敦賀が「鉄道と港」、そして「エネルギー」のまちであることを知っていただくこと。
 
車に乗り込んだ後、まずは来敦された方は必ずお連れする駅前立体駐車場の屋上へ上がり、日本最大級の威容を誇る新幹線敦賀駅を望みながら、明治からの鉄道と敦賀の歴史、新幹線整備の現況をご説明。
 
その後は、エネルギー関連施設を目的に、敦賀湾に浮かぶ水島など紹介しながら西浦の道路を走り、日本原電の敦賀原子力館にて敦賀と原子力の歴史や現状について、さらには、敦賀半島トンネルを抜け、原子力研究開発機構のもんじゅが望める白木の浜にて、国の原子力政策などについて語り合いました。
 


【敦賀原子力館でのひとコマ】
 
ルートの流れで、関西電力美浜発電所前を通り、そこからは、日本三大松原の気比の松原で海を白砂と澄んだ海をご覧いただきつつ、「駐輦の碑」前では、勝海舟もこの松原を訪れ「(前略)松風の音はあたかも音楽を奏でているようであり、波の音もこれに調子をあわせて、まさに洋々たる日本の前途を祝福しているようである。」との言葉を残したこともご紹介。
 

【明治天皇や勝海舟も訪れた「気比の松原」にて】
 
松原を出て、市水産卸売市場周辺の海鮮丼屋さんで、敦賀の海の幸をご堪能いただいた後は、金ケ崎エリアで織田信長最大のピンチと言われた「金ヶ崎の退き口」や「人道の港」の歴史を、車を飛ばし一路向かった愛発地区では、現存する国内最古の鉄道トンネル「小刀根トンネル」などをご案内しました。
 
ここまでご案内した後、市内に戻り、所用のため一旦お別れしましたが、後で伺うと博物館通りから金ヶ崎の鉄道資料館や赤レンガ倉庫、さらには氣比神宮から商店街を歩かれたそうで、見どころが沢山あったとの声を嬉しく感じた次第です。
 
そして、何とも感激したのは、お二人が「辻立ちでも何でもいいので、活動をお手伝いしたい」と言ってくれたこと。
 
それではと、元々、夕方に予定をしていた街頭演説をご一緒にとお願いし、再会の後、いつもの粟野交番前へ。
 
さらに驚きは、同志のお二人は活動のため、国民民主党ジャンパー持参でお越しいただいたこと。
 
街頭では、お二人のこともご紹介しつつ、普段より力を込めて約40分の演説を行いましたが、まったく知らぬ土地であることを感じさせぬ、気持ちのこもった手振り、そして何より、私のためにこうして時間を割いてくれるお気持ちに心打たれ次第です。
 
兵庫県の同志お二人、本当にありがとうございました。
 

【お二人の存在で、街頭演説もいつも以上に力が入りました】
 
お二人ともに、真っ直ぐな政治に対するお考えを持ち、「対決より解決」の理念に共感し、国民民主党を支援していることを大変心強く思うとともに、敦賀までお越しいただいたうえ、街頭まで一緒に活動できた今日のことは一生忘れません。
 
と同時に、地域は違えど、こうして応援していただけることに「超」元気をもらいましたので、私自身、今後一層エンジンを吹かして活動に邁進する気持ちであります。
 
最後に、若きエネルギッシュな同志のお二人におかれましては、今後ますますのご活躍、そして堂々たる人生を歩んでいただきますことご祈念申し上げます。

桜に重ねる日本人の心

ブログ 敦賀の自然

東京で桜の開花が発表されてから初めての日曜日となった昨日。
 
ニュースでは、都内の桜の名所などで家族連れや観光客が花見を楽しむ姿がありました。
 
新型コロナウイルスによる制限が解除され、上野公園などの都立公園では今年、4年ぶりに飲食を伴う宴会が認められたとあり、コロナ前の「当たり前」に感謝する花見ともなっているようです。
 
昨日は大阪市でも桜の開花が発表され、いよいよ次は北陸地方かと期待が膨らむところですが、ここ敦賀では、一足早く桜を楽しめる場所があります。
 
その場所とは、西福寺のある原地区に向かう道路で、桜は桜でも、早咲きの河津桜。
 
先週ちょうど通り掛かると、青空にピンクが映える景色があり、思わずスマホに撮り収めた次第です。
 

【道沿いに咲く河津桜。木の間、奥に見えるのは西福寺。】
 
これからは、市内各所でこうした景色を楽しむ季節を迎えますが、敦賀で一番賑やかに花見が催されるのは金崎宮の「花換まつり」。
 
今年は、3月30日(木)から4月11日(火)に掛けて開催されますが、例年の催しに加え、北陸新幹線敦賀開業1年前記念イベントとして、4月1日(土)には「桂由美氏トークショー&ミニブライダルショー」も行われる予定となっています。
 
期間中はほかにも、様々な催しがありますので、詳しくは以下の敦賀市ホームページをご覧いただき、お出掛けいただければと思います。
 
 →敦賀市HP「花換まつりを開催します」はこちら
 
桜の話題に触れれば自然と心明るく、やさしい気持ちになるのはやはり、この愛でる思いが、古より日本人の心を形づけるものであるからに違いありません。
 
これから迎える桜シーズン。
 
今年の春は「決戦の春」でありますが、満開に咲く桜に重ねる我が心を大切に、過ごしたいと思います。

新幹線開業1年前イベント「つるがフェス」開催中!

ブログ 北陸新幹線

3月18日(土)、JR各社が一斉に行なったダイヤ改正。
 
JR東海では、定期「のぞみ」が東京〜新大阪間の所要時間を3分短縮、JR西日本では、北陸新幹線「かがやき」「はくたか」の大宮〜高崎間の最高速度向上(240km/h→275km/h)により、北陸〜首都圏の所要時間が最大2分短縮となったほか、様々な見直しがされており、JR各社の飽くなき利便性向上に向けた取り組みに感心したところです。
 
このダイヤ改正、にわか知識で恐縮ですが、「土曜日」に行うのが原則とのことで、その理由は主に「通勤客の混乱を防ぐため」と土曜・日曜は同一の「土休日ダイヤ」であることにあるそう。
 
確かに、平日と平日の間でダイヤ改正をすれば、通勤客の混乱を招く可能性がありますし、日曜日に改正を行うと、土日でダイヤが違ってしまうことから、なるほどと納得した次第です。
 
過去の例からも、3月第3週の土曜日にダイヤ改正がされるとすると、来年2024年は「3月16日(土)」になろうかと思いますが、いよいよ北陸新幹線敦賀開業もカウントダウンに入ったものと認識するところです。
 
さて、このように1年後に迫る開業に向けて、金沢〜敦賀間の沿線駅周辺では、昨日から多くのイベントが開催されているところですが、ここ敦賀では、「つるがフェス」が開催されています。
 
このイベントは、観光物産イベントやつるが鉄道フェスティバル、市内まちづくり団体や商店街等の各プレーヤーが主催するイベントがJR敦賀駅から金ヶ崎緑地までのエリア各所で開催されるもので、本日も午前10時から午後4時まで賑やかに行われることとなっています。
 
敦賀駅西広場公園(TSURUGA POLT SQUARE「otta」)周辺での「つるが鉄道フェスティバル2023」から白銀広場、本町1丁目商店街、神楽町1丁目商店街、博物館通り、金ヶ崎緑地などでは、観光物産やキッチンカー、そして音楽やマルシェなど各地域のプレーヤーが様々な形で参加されているのが、この「フェス」の特色かと思います。
 


【「つるがフェス」のイベントチラシ】
 
また、市HPによると、アル・プラザ敦賀店では「全国駅弁大会」を開催とあり、ご協力に感謝するところです。
 
こうして、新幹線開業効果として期待されるのは、とりわけ首都圏と一本で「つながる」ことですが、同時に、敦賀市内においては、駅前から氣比神宮、そして金ヶ崎へと「つながる」ことが重要であり、今回のフェスもその動線を意識したものとなっています。
 
あいにく昨日は雨と寒さでしたが、今日は晴天。
 
皆様におかれましてはぜひ、新幹線開業の息吹を感じつつ、中心市街地を歩かれ、「つるがフェス」をお楽しみいただければ幸いに存じます。

「『もんじゅ』サイトにおける新たな試験研究炉」について説明を受ける

ブログ 原子力

重く受け止め、徹底した原因調査と再発防止策に取り組むしかない。
 
昨日行われた日本原電敦賀発電所2号機(以下、敦2)の審査会合にて、日本原電より、提出している審査資料に関し、地質調査データの薄片試料について最新活動面で作成されていない箇所が8件あるとし、追加の変更・修正があることを報告。
 
これを受け、本審査を所管する原子力規制委員でもある石渡明委員からは、以下の総括コメントがありました(要旨)。
 
「まずは、このことを重大に受け止めてほしい。適正データでの審査を進めるために、変更、修正を反映させたトレーサビリティの確認結果が全て揃った資料を一式提出することを求める。また、規制委員会で全てのサイトを対象に、四半期1回の審査状況報告を受けている。次回は4月上旬。昨年10月に審査再開することを判断したが、不十分な資料、また、新たな誤りがあり敦2は実質的な審査に入れない状況。このまま審査を続けるか否か、4月上旬の審査状況報告を踏まえ委員会の場で議論したい。」
 
敦2に関しては、昨年12月に審査を再開したところですが、その経過があっての今回の報告は、再稼働を期待していただいている方々のことを思うと誠に申し訳ない思いで一杯であるとともに、冒頭の気持ちに尽きる訳ですが、会合の最後に原電の剱田裕史副社長が述べた「原因分析をしっかり行い、是正措置を講じる。その上で全体を整理した資料を作成して説明したい」との言葉に沿って対応いただくしかないと考える次第です。
 
さて、同じ原子力に関する話しが続き恐縮ですが、同じく昨日の午前中、議員説明会が開催され、「『もんじゅ』サイトにおける新たな試験研究炉」について、文科省 研究開発局 原子力課長の新井知彦氏より説明を受けました。
※同席者:日本原子力研究開発機構、福井大学、京都大学
 
この「もんじゅサイトでの新たな試験研究炉設置」に関しては、平成28年12月の原子力関係閣僚会議にて、「もんじゅ」を廃止措置し、「もんじゅ」サイトに新たな試験研究炉を設置することを決定したことが発端で、これまで基本設計や現場調査などを進めてきており、今回の説明では、現状と今後の進め方について報告があったもの。
 

【議員説明会での説明資料】
 
私としては、もんじゅ廃止措置を受けての計画ではあるものの、国内で新規建設がない中での原子力施設新設となることや①我が国の研究開発、②人材育成を支える西日本における中核的拠点としての機能の実現、③地元振興への貢献の観点が盛り込まれていることから、これまで何度か議会の一般質問でも取り上げるなど、大いに期待するところ。
 
そのうえで、文科省からの説明後に設けられた質問の場では、私から以下4項目を意見。
 
国が、我が国の原子力研究が脆弱化している(1995年には20施設が運転していたが、現在運転中は6施設しかない)との認識であることや京都大学炉(KUR)が2026年に運転停止予定である(後継施設が急がれる)ことなども念頭に、
①審査に期間を要するとはいえ、本計画を早期に進めていくこと
  →設置許可申請の見込み時期を令和6年度中に提示予定
②詳細設計に進む段階から実施拠点を敦賀に置くこと
③試験研究炉開発としては国内初となる産官学・コンソーシアム形式での検討体を今後も継続すること
④原子力部門に係る大学の広域連携を進めていくこと
について意見提起しました。
 
まだまだ沢山伺いたいことがありましたが、限られた質問時間であることに配慮をし、ここまでに留めましたが、国が「西の原子力研究拠点に」と位置付ける、敦賀に建設するこの試験研究炉が、日本の原子力人材育成や産業利用がより進むこと、さらには放射線利用についての理解を深めるなど、様々な目的を実現する存在となるよう、今後も地元の立場、原子力産業に携わる立場から確認、意見していく所存です。
 
「原子力を志すものは、敦賀から世界に羽ばたく」
 
後にそう言われるような存在になるよう、我々も志をもって思考せねばと思う次第です。

いよいよ残すは最終日のみ

ブログ 敦賀市議会

各支援労組にもご協力いただいている朝の辻立ちですが、昨朝は、電機連合のパナソニックオートモーティブシステムズ(以下、PAS)正門前にて実施。
 
7時30分から8時10分までの40分間立たせていただきましたが、敦賀地区は、同社国内6拠点のひとつということもあって、通勤時間帯はまさにラッシュといった感。
 
門を通過する従業員の皆様には、私の挨拶に会釈でお返しいただいたことや、何といってもこの日は、委員長を始め、5名ものPAS労組役員の皆様が一緒に立ってくれるなど、感謝が重なる朝となりました。
 

【野坂山を望む正門前にてご挨拶させていただきました】
 
辻立ちを終え、その後は市役所へ。
 
終盤を迎えている敦賀市議会は、昨日10時より予算決算常任委員会(全体会)を開催し、令和5年度当初予算に関わる10件の議案について、分科会長報告から討論、採決までを行いました。
 
私は、産経建設分科会長の任として、11ページに亘る審査報告を行ったところですが、採決の結果、すべての議案について、「原案通り認めるべき」と決しました。
 
他の条例改正議案などを含め、これにてすべての委員会審査を終了し、いよいよ残すは22日の本会議のみとなりました。
 
前にも述べましたよう、定例会の日程がひとつ一つ進むことは、どこか卒業間近の学生気分と重なるところですが、同じなのは、その先に戦い(受験=選挙)が待っているということであり、感傷には浸ることなく、一層気を引き締めていきたいと思います。
 
戦いといえば、ギリギリの労使交渉が続く「春闘」。
 
満額回答の結果を得た産別がある一方、主張に主張をし尽くして、何とか最低ラインあるいは現状を維持する労組の報を聞くところとなっています。
 
大手に続き、今後は関連企業や中小の交渉が山場を迎えますが、政府の「賃上げ」の声虚しく、これでは産別間、大手と中小で格差が一層広がることを危惧して止みませんが、「結局、この国の問題は賃金にあり」の考えのもと、痛みの分かる地方議員であり続けたい。
 
そう思う次第です。

高速炉開発の中核企業選定に向け公募開始

ブログ 原子力

連日の青空に加え、気温も20℃まで上昇した昨日。
 
朝の辻立ちも天気を気にすることなく、元気に活動することができました。
 

【昨朝の辻立ちはホームグラウンドの名子にて】
 
暖かいといえば、東京では14日に桜の開花宣言があったところですが、統計開始以来、2021年と2020年と並び最も早い記録であったとのこと。
 
敦賀でも例年より早い開花が予想され、季節はいよいよ春を迎えますが、私のほうは活動に情熱込めて、引き続き仲間の皆さんと拳を固めて頑張ってまいります。
 
さて、東京で桜が開花した14日のことですが、高速炉開発に関し実務レベルの検討を行う資源エネルギー庁の戦略ワーキンググループが、2024年以降に見込まれる高速炉の実証炉概念設計開始に向け、再有望となるナトリウム冷却高速炉について、その炉概念の仕様・中核企業を選定すべく4月中旬にかけ公募を実施することを決定したとのこと。
 
原子力産業新聞によると、同WGでは、今夏に炉概念の仕様を選定、2024~28年度に実証炉の概念設計・研究開発、2028年頃に実証炉の基本設計・許認可手続きへの移行判断を行うとした戦略ロードマップの改訂案を提示。
 
同案は昨年末、原子力関係閣僚会議で決定された。
 
また、14日のWG会合で資源エネルギー庁は、炉概念の仕様・中核企業選定に向けた公募に際し、評価の視点として、
(1)技術の成熟度と必要な研究開発
(2)実用化された際の市場性
(3)具体的な開発体制の構築と国際的な連携体制
(4)実用化する際の規制対応
(5)事業成立性の見通しに関する総合的な評価
を提示。
 
これに対し、日本原子力研究開発機構の板倉康洋副理事長は「高速炉の実用化に向けた大きな一歩と考える。その開発に全力で取り組んでいきたい」と発言したとありました。
 
ここまで書いて、改めて高速増殖炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)が運転ではなく、廃止措置に進んでいることを改めて「もったいない」と思うとともに、そうした判断をした国に対しては忸怩たる思いが沸々と湧いてきたところです。
 
と、ここで愚痴っていても仕方ありませんので、少資源国の日本にとって、非常に重要な高速炉開発については、新たなロードマップに沿って、今後、着実に進めていただくようお願いする次第です。
 
名子の辻立ちでは、「もんじゅ」や「ふげん」に出勤される方も多く前を通られます。
 
今後、開発を進めるにあたっては、こうした方々が積み重ねてきた努力や技術、そして何より高速炉開発に懸ける思いを継承していくことが必要不可欠であり、その礎が敦賀にあることを誇りに思いつつ、実現に向けては引き続き、私自身も微力ながら汗をかいていきたいと考えます。
 

【先月立ち寄った白木の浜。ここから「もんじゅ」を見るといつも、複雑な思いが込み上げてきます。】

北陸新幹線敦賀駅の発車メロディは「来い来い敦賀」♬

ブログ 北陸新幹線

今週、主要産別が交渉の山場を迎えている「春闘」。
 
ネットニュースに流れてくる主要産別の交渉状況を拝見するに、三菱重工業では、労働組合が要求していた賃金を底上げするベースアップ(ベア)月額1万4千円について、昭和49年以来、49年ぶりとなる満額回答する方向とのこと。
 
また、パナソニックホールディングスでも同じく、10年連続で、引き上げ幅は10年間で最大となる、労組要求通りのベア月額7千円を、JR東日本は、平均5千円を超える水準は29年ぶりという月額平均約5957円のベアを実施する旨、組合側に回答したなどとあり、高騰する物価上昇や全体で賃上げに向かう気運の中での判断がされていると受け止めるところです。
 
今日以降も山場は続きますが、必死の交渉を続ける労組側の主張が受け止められ、早期の有利回答につながることを切に期待するとともにエールを送る次第です。
 
さて、そうしたなか、私のほうは議会対応が続いており、昨日午後は「新幹線対策特別委員会」に出席。
 
調査事項に、①北陸新幹線の整備状況、②敦賀駅前広場整備、③並行在来線についての3項目を挙げ、所管する都市整備部より説明を受けました。
 

【東口からの敦賀駅全景(令和5年2月:鉄道・運輸機構HPより)】
 
①②に関しては、先週の一般質問の中で工事の進捗を確認したこともあり、私から特段質問することはありませんでしたが、③を含め、他の委員からはいくつかの質問があったところです。
 
また、その他として説明があったのが、先般発表された2024に開業する北陸新幹線各駅の発車予告音(メロディ)について。
 
各駅とは、小松、加賀温泉、芦原温泉、福井、越前たけふ、そして敦賀の6駅となりますが、使用される実際の音源も拝聴することができました。
 
敦賀駅に関しては、市民らからの応募を踏まえ、これまで2次選考まで行ってきたところですが、JRとの協議を経て、最終的に決定したのは「来い来い敦賀(オリジナル曲)」。
 
作曲は、佐淡豊(さわゆたか)氏で、曲のイメージは「明るく爽やかで聞きあたりのよい音調とし、敦賀駅のデザインイメージである『煌めく大海から未来へ飛翔』及び新幹線の疾走感を連想できる曲。」(敦賀市HPの記載を抜粋)とありました。
 
恥ずかしながら、私にとってはあまり馴染みのない曲ではありましたが、音源を聞けば確かに、明るい雰囲気を感じたのと、タイトルの「来い来い敦賀」はまさに、敦賀の思いを表すものであり、今後は市民にとってシンボリックな曲となるよう広めていかねばとの思いをもって意見もしたところです。
 
さて、この発車メロディについては早速、市のホームページにも掲載され、音源を聴くことが可能となっています。
 
以下に当該ページをリンクしますので、皆さんもぜひお聴きいただき、「来い来い敦賀」の気持ちを盛り上げていただければ幸いに思います。
 
 →「北陸新幹線敦賀駅発車メロディ」はこちらから

敦1営業運転開始から53年

ブログ 原子力

終盤戦に入った敦賀市議会は昨日、常任委員会を開催。
 
所属する産経建設常任委員会では、産業経済部、建設部が所管する3議案について審査を行い、すべて全会一致で原案通り認めるべきものと決しました。
 
また、その後は、昨年11月に開催した議会報告会で挙げられた、参加者からの意見の取り扱いについて協議。
 
結果して、現地確認や所管事務調査など、委員会として取り上げる案件はなかったものの、委員各位で共有のうえ、個々の一般質問などで対応していくこととしました。
 
これで先週の一般質問に続き、常任委員会も任期中最後となり、ひとつづつ終わっていくのは、卒業前の学生時代を思い出すところですが、感傷に浸っている場合ではありませんので、本日行われる新幹線対策特別委員会もしっかりと調査に臨む所存です。
 
さて、話しは変わり、今日3月14日は、日本原電の敦賀発電所1号機(以下、敦1)が営業運転を開始した日です。
 
この日を誕生日とすると、敦1は「53歳」。
 
私より2歳年上の敦1は、我が国初の商業用軽水炉として運転を始め、1970大阪万博に原子力の灯(電気)を送ったことは有名ですが、まさに高度成長期の電力供給を支えたプラントであります。
 
私も発電所で保修業務に携わっていた際には、敦1の設計者であるゼネラル・エレクトリック(GE)や東芝、日立などプラントメーカー、さらには多くの協力企業の皆さんと、まさに愛車をいたわるよう情熱をもって、メンテナンスに打ち込んだことが昨日のように思い返されます。
 

【建設中の敦賀発電所1号機。パイオニア精神をもって「国内初」となる工事を成し遂げた先人に敬意を表します。】
 
その敦1は、2015年4月27日に約45年間の運転を終え、現在は廃止措置を進めているところですが、原子力黎明期にあって、国益に資する新たなエネルギー源を確立するため、初めて尽くしの発電所建設から運転までを乗り越えた先人に敬意を表するとともに、社員はもとより協力会社、メーカーの皆さんまで多くの人に愛され、支え続けられた「敦1」の存在を今でも誇りに思うところです。
 
廃止措置は、全体期間を24年の計画として進められており、ひとつ一つ機器が解体、撤去されていく姿にやや寂しさを感じるものの、こうして節目の誕生日には、運転時の勇姿を思い返しつつ、全ての工事を終えるまで見守っていきたいと思います。

【お知らせ】一般質問の再放送スケジュールについて

ブログ 敦賀市議会

敦賀市にお住まいの皆さんのみ対象のお知らせとなりますが、先週8日(水)〜10日(金)に掛けて行われました一般質問の模様が、一昨晩より再放送されています。
 
放送は、嶺南ケーブルネットワーク(RCN)議会チャンネルにて、時間はいずれの日も19時からとなります。
 
以下に放送スケジュールを掲載しますので、関心のある方はぜひご視聴いただければ幸いです。
 

今日からマスク着用は「個人の判断」

ブログ 新型コロナウイルス

一般質問を終えた敦賀市議会は、本日常任委員会、明日以降は特別委員会、予算決算常任委員会と続き、いよいよ終盤戦となります。
 
長いと思っていた29日の会期も、始まってみれば、あっという間。
 
いずれにしても、来週22日の最終日まで、気を引き締めて対応していきたいと思います。
 
さて、思えば議員任期が始まって一年も経たない、2020年の冬に発生した新型コロナウイルス感染。
 
この間、コロナ感染に対しては、様々な対策が講じられてきたところですが、その中でも代表格は「マスク」。
 
マスクを巡っては、初期の品切れ状態やアベノマスクの配布、自主警察(着用していない人を注意する)などが思い出されるところですが、なんといっても、口元が見えぬままのコミュニケーションに不便を感じてきたところです。
 
そのマスク。
 
約3年を経て、いよいよ本日、着用ルールが変わります。
 
着用ルールの見直しに関しては、敦賀市ホームページにも以下の通り掲載されています。
 
「国は3月13日以降、マスク着用については、『行政が一律にルールとして求めるのではなく、個人の主体的な選択を尊重し、着用は個人の判断に委ねる』ことを基本とする旨を決定しました。本人の意思に反して、マスクの着脱を強いることがないよう、個人の主体的な判断が尊重されるよう、ご配慮をお願いします。」
 
また、市ホームページには、令和5年2月10日付け厚生労働省新型コロナウイルス感染症対策推進本部事務連絡からの一部抜粋・要約なども掲載されていますので、改めて以下リンクよりご覧いただければと思います。
 
 →マスク着用の考え方について(敦賀市HP)
 

【マスク着用に関する厚生労働省リーフレットより】
 
このように、通常を取り戻す方向に向かっていることを感慨深く思う次第ですが、例えば敦賀市議会では、議場の演台や質問席など距離の離れた場所でのマスク着用は個人の判断に委ねるものの、議場の自席、委員会室や会派控室など距離が近い場所ではこれまで同様の運用とするなど、既にルールを確認しているところ。
 
特に業務継続が求められる行政(敦賀市は個人の判断に委ねることを基本)やインフラ産業、原子力職場なども含め、まだまだ注意を要した対応になろうかと思いますが、今後の政府の方針に留意をし、段階的に緩和していくものと考えます。
 
なお、行政が一律的にルールを求めないことで懸念されるのが、個人の価値観や意識の相違によるトラブル。
 
敦賀市のホームページにも記載があったよう、今日からは、「本人の意思に反して、マスクの着脱を強いることなく、個人の主体的な判断が尊重されるよう」ご配慮のほど何卒ご協力をお願いいたします。

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