つくしんぼも佐々木投手も「生きる力」を与える存在

ブログ 人生観

昨日の朝、農道を散歩すると、畔には、ニョキニョキと顔を出す、つくしんぼの姿がありました。
 
冷たい冬の地中でじっと耐え、春の訪れに合わせ、元気に地面から出てきた姿に生命力を感じたところです。
 

【顔を出したつくしんぼ。野坂山をバックに立つ姿はまさにこの時期の主役。】
 
さて、話しは変わり、開幕以来、夜の楽しみは野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)。
 
中国、韓国、チェコを相手に3連勝し、さらに盛り上がりを見せるところですが、「忘れられない日(3.11)」のチェコ戦に先発したのは東北出身の佐々木朗希投手(ロッテ)。
 
この日最速164キロのストレートに鋭く落ちるフォークボールを絡める投球で、結果、3回2/3を投げ2安打1失点(自責点0)、8奪三振の投球は圧巻でした。
 
11個のアウトのうち、8つを三振で奪るという、まさに「剛腕うなる」投球に、次戦への期待が一層高まった次第です。
 
なお、「忘れられない日」の登板といえば、岩手県陸前高田市出身の佐々木投手は小学3年生のときに被災し、父親と祖父母を亡くしています。
 
そうした辛い経験がありながら、野球に励まされ、努力を続けた佐々木投手は、隣の大船渡市にある大船渡高時代には、全国高校野球選手権岩手大会で球速160キロを記録するなど活躍し、その名は全国に轟くまでに。
 
高卒でプロ入りし、昨年は完全試合達成など、球界を代表するピッチャーにまで成長したことは周知の事実であるところ。
 
昨晩は、住民有志らが両市でそれぞれパブリックビューイングで試合を観戦し、陸前高田市の会場には約100人が集まったそうですが、佐々木投手が小学生の時に在籍した少年野球チームで監督として指導した村上さんはこう言ったとありました。
 
「今は朗希が投げることで、被災地が夢や元気をもらう存在になった。3月11日という日に投げるのは、運命的であり、すごい巡り合わせ。朗希は私たちの希望」。
 
12年間、野球に励まされて育った佐々木投手が、今度は地元に希望を与える存在になっているとの言葉に感銘を受けた次第です。
 
つくしんぼに佐々木投手。
 
植物と人で違えど、どちらも「生きる力」を与えてくれる存在に違いありません。
 
つくしんぼは今日も、佐々木投手は次戦での姿を楽しみにしつつ、自分自身もそうして「生きる力」を与えられる存在になれればと思う、今年の「3.11」となりました。
 

【チェコ戦で快投した佐々木投手。次戦でも大活躍を期待します。】

東日本大震災から12年

ブログ 原子力 防犯/防災

今日は3月11日。
 
東日本大震災発生から12年目を迎えます。
 
まずもって、犠牲になられた1万5,900名(3月1日現在:警察庁調べ)に対し鎮魂の祈りを捧げるとともに、未だ発見されていない行方不明者2,523名(同警察庁調べ)ならびにご家族の皆様にお見舞い申し上げます。
 
大震災、そしてその後に発生した福島第一原子力発電所事故の記憶は決して「忘れてはならない」ものであることから、毎年このブログにも記載しているところ。
 
「忘れてはならない」と書きましたが、私自身にとっては「忘れられない」ものとなっているのが正直なところであり、震災当時、単身赴任で東京に勤務していた私にとって、人生で初めて体験する、立っていられないほどの突き上げと揺れの恐怖、発災後、事務所のあった千代田区神田のオフィス街をヘルメット姿の避難者が行列をなして歩く異様な光景は、今でも鮮明に思い出されるところです。
 
テレビに映し出された大津波と東北地方沿岸部の無残な姿は言うまでもありませんが、10日間、福島県南相馬市で活動した連合災害ボランティアにて目の当たりにした現実は、一生忘れることの出来ない衝撃的な記憶となっています。
 
そうした様々な思いが込み上げてくる「3.11」。
 
震災発生の午後2時46分には、こうした思いを胸に抱きつつ、静かに黙祷を捧げたいと思います。
 
こうした中、昨日は福島県富岡町の復興拠点が4月1日に避難指示が解除される見通しとなったとの報がありました。
 
新夜の森地区などを含む約390ヘクタールの避難指示を4月1日午前9時に解除することで合意。
 
今後、国の原子力災害対策本部で正式に決定されるとありましたが、町の復興が徐々に進むことを心より願うところです。
 
また、富岡町が誇るといえば夜ノ森の桜。
 
避難指示が解除される頃には見頃を迎える予定で、桜まつりも開催されるとのこと。
 
写真は、その夜ノ森の桜。
 
あの12年前も見事な満開を迎えていたであろうこの桜並木に、故郷に戻られる方はもちろんのこと、県内外から多くの人が訪れることを切に望む次第です。
 

【夜ノ森の桜並木。桜と重なる、命を懸けて散った故吉田所長(事故当時の福島第一原子力発電所所長)の思いも絶対に忘れてはならない。】

任期中最後の一般質問を終える

ブログ 北陸新幹線 敦賀市議会

昨朝の辻立ちは、北陸電力敦賀火力発電所前にて。
 
原電労組1名、北陸電力労組2名の役員にご協力いただき、8時から30分間、門の前に立たせていただきました。
 
発電所の状況をお伺いすると、現在はほぼ定格出力で運転しているとのことでしたが、多くの協力企業の車両が出入りする状況に、運転プラントの活気を感じつつ、電力の安定供給を支える皆さんに敬意と感謝を込めご挨拶した次第です。
 
今後も、各支援労組の事業所前に立たせていただく予定ですが、明るく元気に活動していきたいと思います。
 

【北陸電力敦賀火力発電所前での活動風景】
 
辻立ちを終えた後は議場へ。
 
昨日ご案内しました通り、私は、一般質問2日目のトップバッターとして、いよいよ敦賀開業1年前にあたる今定例会では、以下の項目をテーマに質問に臨みました。
 
1.北陸新幹線敦賀開業に向けた進捗確認と機運醸成について
(1)ハード整備
(2)「行動計画」の進捗状況
(3)官民の体制と連携
(4)市内の機運醸成
(5)真の開業効果に向けて
 
(1)〜(3)は現時点における状況確認、(4)(5)は今後に視点を置いた構成としましたが、理事者からは概ね方向性ならびに認識の合った答弁をいただけたものと受け止めます。
 
「新幹線のあるまちづくり」に関しては、将来に向けてまだまだ思考を続けていくべきものとの認識のもと、まずは開業に向け、来年度行う膨大な事業(新幹線関係で41事業)を庁内横串さして、関係団体との連携良く進めていただくとともに、市民の機運醸成を高めていくことをお願いした次第です。
 

【質問時の様子。北陸新幹線かがやき号に近いネクタイを締めて臨みました。】
 
任期中最後の一般質問を終え、以降4名の質問を拝聴しましたが、今期をもって勇退される議員さんらが、集大成の思いで最後の質問に臨む姿に感銘を受けました。
 
一般質問最終日の今日も同じく、勇退される先輩議員が登壇されますので、しかと耳に留めたいと思います。
 
最後になりますが、お気づきの通り、いつものような「文字起こし」報告までできませんでしたので、今回は、私が質問の締めくくりで述べた、新幹線開業に向けた思いを以下に掲載いたします。
 
市民の皆様とは、思いを共有のもと、「新幹線のあるまち敦賀」の将来に向け、ともに創造し、前に進んでいければと考えます。
 
<以下、締めくくりの言葉>
 
最後になりますが、先に述べました水嶋智氏(後の鉄道運輸機構副理事長で、当時は国道交通省鉄道局長)の講演でありました、「ハードをまちづくりにどう生かすかは、その土地に住む皆さんの思いと心意気」、そして「成功の答えが敦賀にはある」との言葉は、今でも私の胸に刻まれています。
新幹線が開業する来年(2024年)は、1884(明治17)年の金ヶ崎〜長浜間全線開通から140年となります。
今を生きる私たちが、交通の要衝のまちとしての歴史、先人たちの思いをつなぎ、新たな時代を築いていく気概と気骨を持つことこそ、未来にレールを延ばす、つまりは、この敦賀がさらに発展するための「原動力」であると信じて止みません。
そうした思いのもと、「100年に一度のまちづくりのチャンス」の意味はつまり、新たな新幹線開業をどう最大限活かしていくか、地域を見詰める指標をみんなでつくり直し、悩みながらでも一緒に未来を探す。新幹線開業は、地元の人たちが幸せになるとはどういうことかを突き詰めて考えるチャンスだと考えます。
市におかれましては、こうした思いを共有のもと、まずは確実な開業、そしてその先にある敦賀を創造した取り組みを市民とともに進めていただけるようお願いし、任期中最後の私の一般質問を終わります。
ありがとうございました。
 

【ともに未来へ!出発進行!】

感謝の思いを込めて、本日10時より一般質問

ブログ 働く仲間とともに 敦賀市議会

週一回から毎朝に切り替えた辻立ち。
 
昨日は少し早く辻立ち場所に着いたため、名子の浜辺に下りてみると、道路から見るのとはまた違った景色が大変美しく、心澄み渡るひと時となりました。

【心澄み渡った、名子の浜辺からの景色(7時10分頃)】
 
辻立ちを終えた後は議会へ。
 
9時からの議会運営委員会に続き、10時より本会議を再開し、第1号議案 令和4年度敦賀市一般会計補正予算(第12号)ほか6件の予算案、第28号議案 調停の件、第29号議案 和解の件について、委員長報告から討論、採決まで、その後、一般質問が行われました。
 
一般質問では5名が登壇され、国道・県道の整備促進、公共施設への磁気ループ設置、渕上市政の総括と今後、暮らし応援の施策、新幹線敦賀開業に向けたにぎわい創出など、それぞれの視点からの質疑を興味深く拝聴した次第です。
 
いつものことながら、理事者とのやり取りからは得るものばかりですが、本日のトップバッター、10時からはいよいよ自分の出番となりますので、市民の皆さんにも伝わるよう、しっかり質問していきたいと思います。
 
また、議会の後は、連合福井の「2023春季生活闘争・第20回統一地方選挙 総決起集会」に出席。
 
嶺南地域協議会はニューサンピア敦賀で対面、福井、丹南会場とはオンラインでつないでの開催でしたが、こうして3年ぶりに開催できたことを嬉しく感じた次第です。
 
統一地方選挙の立候補予定者には、ひと言ご挨拶の機会を頂戴しましたので、私からは、日頃のご支援への感謝をお伝えしたうえで、給料が上がる経済の実現に向け、地方の声を国政に伝えていくこと、「活動の原点は職場の声にあり」の思いのもと、連合に集う仲間の皆さんのために全力で取り組むことをお誓いしました。
 
こうして皆さんを前に決意を語れば、自然と高揚感が増すもの。
 

【連合の仲間の皆さんを前に決意を述べました】
 
今日はこの後、北陸電力敦賀火力発電所前での辻立ちに向かいますが、こちらでも労組役員が待ってくれています。
 
こうして多くの仲間、そして地域の皆さんに支えられて自分があること、このお支えに対する感謝は活動でお返しするほかないとの思いのもと、今日も一日、まずは任期中最後の一般質問頑張ります。

「議会だより」の1ページにも思いを込めて

ブログ 敦賀市議会

2月22日から始まった敦賀市議会3月定例会は早や中盤。
 
本日10時より本会議を再開し、令和4年度補正予算の審査報告、採決の後、一般質問を行う予定としています。
 
一般質問は10日(金)までの3日間、14名が登壇することなっており、私の質問順は6番目。
 
本日ラストか、明日のトップか微妙なところではありますが、これまで同様、気持ちを込め、建設的な議論に努める所存です。
 
なお、14名の発言通告一覧を以下リンクしますので、関心のあるテーマ、議員だけでもRCN議会チャンネルあるいは議場にて傍聴いただければ幸いに存じます。
 
 →令和5年第1回(3月)定例会「発言通告一覧」はこちら
 
さて、議会に関連することで、ご紹介しておきたいことがもう一点。
 
市内に全戸配布している「議会だより」については、令和4年第4回(12月)定例会号が、お手元に届いた頃かと思います。
 
我が家も昨日ポストに入っていたところですが、この「議会だより」、今回より変更した点があることにお気づきでしょうか。
 
実は表紙をおめくりいただいた、3ページの下段に「賛否が分かれた議案一覧」を掲載し、議員ごとの賛否が分かるよう改善を加えました。
 
また、これに併せて、これまでは後ろのページにあった「審議結果一覧」を前に掲載し、どのような議案を審議したのかの全体像を最初に把握できるよう校正を見直しました。
 

【議員ごとの賛否が分かるよう見直したページ】
 
なお、見直すこととしたきっかけは、私が委員長を務める広報広聴委員会の中で、ある委員よりあった「複数の市民の方から、議案ごとの賛成・反対を掲載して欲しいとの意見を受けている」との発言から始まったもの。
 
その後、委員会で協議を行い、賛否を公表することはやはり、有権者の皆さんにとって重要なこととの考えのもと、「議会だより」ならびに議会ホームページに掲載する方向とし、その結果を議会運営委員会にも諮ったうえで、今回の見直しに至ったというのが一連の経過であります。
 
協議に際し行った議会事務局の調べによれば、県内でいずれかの方法においても賛否の公表をしていなかったのは、敦賀市議会ともうひとつの町だけということで、後発的には違いありませんが、こうして市民の声も踏まえ改善が図られたことには達成感あるもの。
 
これも「分かりやすく開かれた議会広報」に真剣に取り組んでいただいた広報広聴委員会の皆さんを始め、他の議員の皆さん、そして裏方でサポートしていただいた議会事務局の皆さんのお陰であり、この場をお借りして感謝申し上げる次第。
 
たかが1ページ、されど1ページ。
 
何ともない1ページにも思いを込めて作成し続けてきた「議会だより」も任期中最後の発行。
 
一人でも多くの市民の皆さんにご覧いただくとともに、お気づきの点やご要望をお寄せいただければ嬉しく思います。
 
 →「議会だより」(令和4年12月定例会号)PDF版はこちらよりご覧ください

電気代が高い理由はみんな「亡国のエコ」のせい

エネルギー ブログ

2023年1月から9月にかけて、電気代と都市ガス料金を値下げする経済産業省の「電気・ガス価格激変緩和対策事業」。
 
電気代の値下げ額は一般家庭向けで1kWhあたり7円、企業向けの値下げ額は3.5円ですが、高騰を続ける電気代に苦しむ家庭・企業にとっては大変有効なこと。
 
オール電化住宅の我が家も然り、元々、冬場の電気代が高いこともあって、この冬は蓄熱暖房の使用を2台から1台に、お風呂の保温を長時間しないなどの節電効果ともあいまって、3月の請求分はやや落ち着いたところです。
 
以前にもご紹介した通り、この「電気代値下げ」は国民民主党が一早く提案し、政府が取り入れたものですが、この4月以降の値上げも視野に、同党は更なる値下げ策の必要性を主張しており、物価高騰対策を含めた今後の政府の対応に注視する次第です。
 
さて、この電気料金高騰に関しては、ロシアのウクライナ侵略に起因したものと思われている方が多いかと思いますが、これをみな、「亡国のエコのせい」と3つの要因を挙げられた方がいましたのでご紹介します。
 
その方とは、キヤノングローバル戦略研究所の杉山大志研究主幹。
 
杉山氏によれば、電気代が高騰している。この理由は3つで、①反原子力、②再エネ推進、③脱炭素。
 
以下、杉山氏の意見を抜粋掲載します(一部、表記修正)。
 
【理由1】原子力の停止
 
原子力発電を運転すれば電気代は下がる。図1は、原子力比率(=供給される全電力に占める原子力発電の割合)と家庭用電気料金の関係を示したもの。原子力比率の高い九州、関西は電気料金が低いことが分かる。
東日本大震災から10年以上経過したが、いまだに、日本は多くの原子力を動かせないでいる。
 

【図1:原子力比率は平成21年度のもの。データ出所は以下リンク(関西電力、四国電力、九州電力)。家庭用電気料金は日経新聞調べの標準家庭の規制料金(2023年6月)】
 
【理由2】再エネの大量導入
 
太陽光発電などの再生可能エネルギーの大量導入によって電気代は上がった。再生可能エネルギー賦課金の推移では、2021年度の賦課金総額は2.7兆円であり、一人あたり年間2万円、3人家族なら6万円になる。月額873円とあるのは年間約1万円でこれが平均的な家庭の直接の負担額。残り5万円は企業の負担になっていて、その分、物価が上がったり給料が減ったりしている。
 
【理由3】天然ガスの高騰
 
欧州の脱炭素政策は大失敗した。天然ガスを筆頭にロシアのエネルギー頼みとなった。この足下をみたプーチンは欧州の経済制裁などたかが知れていると見てウクライナに侵攻した。欧州がエネルギーで脆弱性を作りだしたことが戦争を招く大きな要因になったのだ。
欧州は(プーチンの予想には反して)ロシアからのエネルギー購入を止めたが、代わりに世界中からエネルギーを買い漁って、天然ガス、石油、石炭の何れの価格も暴騰した。
過去数年、脱炭素のためとして、世界的に化石燃料の採掘事業が停滞していたことも、価格暴騰に大いに拍車をかけた。
この煽りで日本の主要な発電燃料である液化天然ガス(LNG)価格も高くなった。欧州(TTF)、東アジア(JKM)のスポット価格に比べればそれでも安いが、これは長期契約を結んでいたおかげで、じつは電力会社のファインプレーだ。
 
そして最後にこう結んでいます。
 
「以上のように、いまの電気代高騰は、反原子力、再エネ推進、脱炭素といった、「エコな」政策のせいだ。これを変えない限り、また同じことが起きるのは必定だ。最近、原子力政策には変化がみられる。しかし政府は相変わらず脱炭素、再エネ最優先に邁進している。電気代はどこまで上がるのだろうか。
 
私も杉山氏の懸念に同感であり、本質を突いたこうした要因分析がまったくといっていいほど報じられないのは何故なのか(特に原子力比率と電気料金の関係)。
 
報道もさることながら、やはり「再エネ主力の電源化」を謳っている、現行のエネルギー基本計画は見直すべきと考える次第。

参加いただいた「ウグイス嬢」の皆さんに感謝

ブログ 敦賀市議会

昨日は、野球のWBCと「球春」に触れましたが、春の統一地方選挙が近づいていると感じるの「ポスター掲示板」。
 
既に街角の要所に設置されてきており、気づけば私の家の近所にも。
 
まずは、4月9日執行の福井県知事選挙、福井県議会議員選挙(敦賀市選挙区)用として、その後は、4月23日の敦賀市長選、敦賀市議選用に貼り替えられるよう、県議選用(左側)は大きな板となっています。
 
いずれの選挙も、選挙戦になる様相を呈しておりますが、ポスターのみならず、候補者個々の政治信条や政策などをご確認のうえ、1パーセントでも高い投票率で決することを望むところです。
 

【近所に設置されたポスター掲示板。市議選はここに何枚のポスターが貼られるか。】
 
さて、春を感じるといえば、「ホーホケキョ」のウグイスですが、選挙に欠くことのできないのは「ウグイス嬢」。
 
この「ウグイス嬢」、私の陣営では以前より、原電総連の女性組合員や知り合いにお声掛けし、チーム編成している訳ですが、今回も同様の考えでお声掛けした結果、現在11名の方にご協力いただけることとなっています。
 
なお、知り合いに関しては、前回も参加いただいた、長男と同級生のお母さん、新たに私の小学生からの同級生も快く引き受けていただき、嬉しいやら心強いやらで感謝しかありません。
 
昨日は、こうしてお集まりいただいたメンバーの皆さんご参加のもと、「ウグイス研修」を開催し、選挙や街宣活動の基本、実戦を想定しての声出し、シュミレーションまでを実施したところですが、本番では息を合わせて、思いを伝える「熱伝導」の街宣を展開していきたいと思います。
 
さて、このように何かと気忙しくなってまいりましたが、今週の市議会は、8日(水)に本会議を再開し、補正予算採決、続いて一般質問(〜10日)を行う予定としています。
 
気忙しくとも、まず集中すべきは定例会。
 
気を引き締め直して臨んでまいります。

地域の課題と悠久の歴史を感じる基礎活動

ブログ 政治

「球春」の代名詞は、春の選抜高校野球ですが、今年は一足早く訪れるよう。
 
言わずと知れた野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)のことですが、昨日行われた中日との壮行試合では、日本代表の佐々木朗希投手(ロッテ)が何と、日本選手最速に並ぶ球速165キロをマークしたとのこと。
 
過去に165キロをマークしたのは、米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平選手で、日本ハム時代の2016年に記録したもの。
 
この「剛腕」2人が同じベンチにいることだけでも心強い訳ですが、投手、野手ともに並み居る選手を揃えた「ドリームチーム」とも言える、今回のサムライジャパン。
 
「世界一」を目指す日本代表の試合を楽しみに、私も応援したいと思います。
 
さて、野球に限らずの話しですが、こうした凄い選手であっても大切にしているのは基礎練習。
 
ケガの防止はもとより、基礎的な練習を継続することで、足腰を強く、好不調の波を抑えたり、しっかりこなすことによって自分に自信を持つことができるなどの意味合いがあると認識するところ。
 
このことはスポーツのみならず、仕事においても言えることかと思いますが、今の私に当てはめると、この基礎とは、まちを歩き、住民の皆さんのご意見に耳を傾けることにあると考えます。
 
その基礎的活動は、自身のみならず、ひいては敦賀市をさらに良くすることにつながるとの思いですが、そうした思いのもと、昨日は愛発方面を歩いてきました。
 
滋賀県方面に向かう国道8号線、161号線沿いにあるのが愛発地区ですが、「深坂古道」につながる追分(おいわけ)、街道の風情を残す疋田(ひきだ)など、途中足を止め、その土地土地で歴史を感じながら、歩みを進める時間となりました。
 

【街道の景観を残す疋田。しだれ桜が咲く時期にもう一度来ようと思います。】
 
一方、昨日も住民からのお話しにありましたが、こうした郊外の集落では、高齢化率の高まりにより様々な課題が生じてきているのも事実であり、今ある課題を認識した次第。
 
これまでも東浦、西浦、東郷と歩いてきましたが、それぞれの地区でお伺いした課題、そして悠久の歴史、古からの生業(なりわい)を肌で感じたことはすべて、今後の取組みの礎。
 
そうした思いのもと、コツコツと基礎活動を行うことの意味を思いながら、今日も歩みを進めてまいります。

志賀原子力発電所2号機の敷地内に「活断層なし」

ブログ 原子力

北陸地方にしては珍しい、ここ数日続く、青空広がる天気。
 
予報を見ると、再来週まで雨マークがないことを嬉しく思うところです。
 
春の訪れを間近に感じることが一番ですが、もうひとつの理由は、朝の辻立ちのこと。
 
実は、3月に入り、これまで毎週水曜日に行ってきた辻立ちを今月からは毎日、仲間も1人から2人に、緑ジャンバー着用でお手伝いいただいたうえで実施しており、天気の心配をしなくて良いからであります。
 
辻立ちに関しては、いつもの西浦県道のみならず、今後は、ご支援いただいている主要労組の事業所近くでも実施することとしており、役員の方々には大変お世話になる訳ですが、お手伝いいただく仲間の皆さんへの感謝のもと活動に邁進したいと思います。
 
さて、話題を変え、昨日は私にとって大変嬉しきニュースがありました。
 
北陸電力が再稼働を目指す志賀原子力発電所2号機(石川県志賀町)について、原子力規制委員会は3日の審査会合で、発電所敷地内を通る10本の断層がいずれも「活断層ではない」とする北陸電力の主張を了承。
 
同発電所の断層評価は再稼働の前提となる安全審査の最大の論点でしたが、これをクリアしたことになり、再稼働に向けて大きく前進するとあります。
 
断層評価を巡っては、平成28年に規制委員会の「有識者会合」が「将来動く可能性を否定できない」などとの見解を示していたが、これが覆った形。
 

【平成26年2月に行われた現地調査の模様(北陸電力HPより引用)】
 
ここで出てくる「有識者会合」は法的根拠なく、規制委員会が勝手に設置したものであることから、「覆った」との表現に違和感を覚えるところですが、当時、「可能性を否定できない」ものを証明せねばならない状況は「※悪魔の証明」などと呼ばれていたもの。
 
※「悪魔の証明」とは…
「○○がないことを証明できないなら、○○は存在する」「△△であることを証明できないなら、△△だ」といった、「ない」ということを証明しようとする論法のことを指す。
「ある」ということを証明するのであれば、実際に事例を紹介すれば事足りるが、「ない」ということを証明するのは容易ではない(例えばUFOの存在)。想定されるすべての可能性をつぶさねばならず、それは通常、ほぼ不可能に近い。また、それを利用して、相手に証明責任を転嫁することもしばしばある
 
こうして約7年もの間、地道で且つ膨大な調査、審査対応を続けられ、「活断層ではない」ことを証明した北陸電力の関係者の皆さんには心より敬意を表する次第です。
 
最大のハードルをクリアし、今後は建屋の耐震性や津波対策などの審査に進むこととなりますが、一日も早い再稼働により、再び電力の安定供給に貢献されることを願う次第です。
 
そして、この報を受け、思うは我が「敦賀2号」。
 
志賀より先に「悪魔の証明」を突き付けられ、一時は「立地不適格」(原子炉建屋直下に活断層があり、建ててはいかないところに建っているとの意)のレッテルを貼られた訳ですが、いよいよ志賀と同じく、地盤評価の本丸の審査に入ることとなります。
 
日本原電は「活断層でない」とする絶対的な自信をもって審査に臨んでいますが、原子力規制委員会におかれましては、自ら掲げる「公正中立」な姿勢のもと、厳に「科学的」な審査を行っていただければ、自ずと答えは見えるものと、信じて止みません。

任期中最後の一般質問通告を終える

ブログ 敦賀市議会

3月は、別れと旅立ち、寂しさと期待が交差する月ですが、昨日、ある方とお話しすると、市内の高校では既に卒業式が執り行われたとのこと。
 
その方は、卒業後、関東の大学へ進学する息子さんを持つお母さんでしたが、家を離れることになる寂しさ半分、新たなステージでの活躍への期待半分だと仰ってましたが、やはりそこはお母さん。
 
天塩に掛けた息子が旅立つことに、話しぶりからは、寂しさが上回っているように感じました。
 
私も5年前は、長女の旅立ちに同じ気持ちになったことを思い出しましたが、まずはこうして卒業を迎えられた皆さん、保護者の皆さまにお祝いの言葉を贈るとともに、卒業生お一人おひとりの今後の飛躍を心から祈念する次第です。
 
さて、感傷に浸るのも束の間、敦賀市議会は昨日、来週8日から行われる一般質問の通告締切日を迎え、私も、自身16回目となる通告を済ませました。
 
通告完了の後、敦賀市議会恒例の「ガラポン」にて、質問順を決める抽選を行い、その結果「6番」となりました。
 
初日8日のラストか、2日目のトップか微妙なところでありますが、いつでもスタンバイOKの状態にしておきます。
 

【毎回、妙なワクワク感を呼ぶ「ガラポン」】
 
今回質問する項目は、以下。
 
1.北陸新幹線敦賀開業に向けた進捗確認と機運醸成について
(1)ハード整備
(2)「行動計画」の進捗状況
(3)官民の体制と連携
(4)市内の機運醸成
(5)真の開業効果に向けて
 
新幹線開業を1年後に控えるなか、この時点でのハード・ソフト整備の進捗状況を確認するとともに、真の開業効果に向けた取組みについて意見提起していきます。
 
なお、この質問の根底にあるのは、「新幹線は目的ではなく手段」との考え、そして「開業を市民のアイデンティティにつなげる」であり、その思いを共有できるよう、建設的な議論に努めてまいります。
 
また、今回一般質問に立つのは14名(正副議長除く22名中)。
 
今期をもって勇退を表明されている方、新たなステージに挑戦される方なども通告されており、おそらく「総仕上げ」のお気持ちで質問に臨まれることと推察するところ。
 
これまでご尽力いただいた先輩議員の質問をしっかり記憶に留めるとともに、自身も思いを込めて、任期中最後の一般質問に臨む所存です。
 
最後になりますが、全質問者の通告一覧を以下にリンクいたします。
 
質問は、3月8日(水)から10日(金)の3日間で行われますので、関心のある議員、テーマだけでもご覧いただければ幸いに存じます。
 
 →発言通告一覧はこちらから(敦賀市議会HP)

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