GWを前に敦賀市長と市医師会長が共同で呼び掛け

ブログ 新型コロナウイルス

ウクライナ情勢に加え、経済面では物価の高騰、さらに昨日は一時128円台と20年ぶりの安値となった円安など、私たちの生活や企業活動への影響を実感するところ。
 
一方、こちらは国内での感染確認から3年を迎え、今なお影響を与え続けている新型コロナウイルスですが、福井県では、4月24日まで県独自の「感染拡大警報」を発令する中、昨日は150人の新規感染者が確認されたほか、実効再生産数も1を行ったり来たりと中々収束の兆しが見えない状況にあります。
 
こうした状況を踏まえつつ、月末からはゴールデンウィークを迎える中にあって、「感染拡大警報」を継続するのか一段引き下げるのか、知事の判断に注視をするところです。
 
そしてここ敦賀市ですが、県内の感染状況に違わず、昨日も11名の新規感染、千人あたりの感染者数26.04は福井市(26.43)に次いで高い割合となっています。
 
市においてはホームページやケーブルテレビ、広報紙等において、特にワクチン接種の呼び掛けなど、細やかな情報発信をされているところですが、現在の市内感染状況やゴールデンウィークを前に注意喚起を図る観点から、昨日は市長と敦賀市医師会長とが共同でメッセージを出されました。
 
 →→→新型コロナウイルス感染症に関する敦賀市長と敦賀市医師会長の共同メッセージVol.2(令和4年4月19日)はこちら
 
この共同メッセージは令和3年9月27日以来2回目ということになりますが、今回のポイントは、これから大型連休を迎えるにあたり、今一度、感染拡大防止対策を再徹底すること、3回目のワクチン接種を出来る限り早く接種していただきたいというお願いであったものと理解するところ。
 
実際、敦賀市医師会長の神谷先生からは、3回目接種率の紹介があり、4月18日時点では以下の数字となっています。
 
【全体】
66.7%
 
【年代別】
65歳以上:90%
60〜64歳:78.7%
50代:68.6%
40代:56.5%
30代:47.1%
20代:43.6%
 
ご覧いただいてお分かりの通り、年代が若くなるに従い接種率が低下するという傾向にあるようです。
 
ワクチン接種はもちろん強制ではありませんし、接種したから感染しないという訳ではないものの、「年代別の感染者比率」を見ますと、やはり接種率との相関はあるものと認識するところであり、特に若い年代、お子さんをお持ちのご家庭では今一度、接種に対するご理解を頂戴できればと思います。
 

【福井県新型コロナウイルス情報「コロナビ」より抜粋】
 
もはや耳にタコが出来るほど聞いているところですが、「自分を守る、大切な人を守る」ためにも、引き続きの感染対策にご協力をお願いいたします。
 

 
 →→→敦賀市の「ワクチン接種に関する情報」はこちらのリンクよりご覧ください

「健康管理」の秘訣は?と問われれば

ブログ 敦賀の歴史・文化

一昨日は選挙の開票対応で就寝が2時頃になった訳ですが、翌日「当選」の余韻から覚めてくると、どこか身体がすっきりしない自分に気づきました。
 
ぐっすり寝た今朝は絶好調に回復しておりますが、本日はこのことで思い返したことを述べたいと思います。
 
突然ですが、「健康第一」、「身体が資本」と良く言いますが、皆さんは何に一番気をつけてらっしゃるでしょうか。
 
食事や運動など、人それぞれの体調や体型、年齢によって様々かと思いますが、私が気をつけているのは「睡眠時間」と「ストレスを溜めない」ことです。
 
まず「睡眠時間」に関しては、以前に、三半規管の調子がおかしくなったのか、めまいと車酔いのような吐き気が突如起こり、堪らず救急外来で医療センター(前の国立病院)で診てもらったことがあり、その際は2時間ほど点滴を打って横になっていましたら、症状が嘘だったかのように治ったという経験があります。
 
その際、先生の勧めで、後日耳鼻科でも三半規管の検査をしてもらったのですが「異常なし」ということで、結果「疲れから来る一時的なもの」と診断され、大事には至らず安堵した訳ですが、「疲れ」に関して確実に思い当たるのが、症状が出た日も含め、3日間ほど睡眠時間3時間の生活を続けていたということ。
 
決して遊んでいて遅くなった訳ではないのですが、私の中では、これが原因で起こったに違いないとし、極力6時間以上の睡眠を確保出来るよう生活改善を図った次第です。
 
それからというもの、全くその症状は現れておらず、あの時自分の身体が「あんま無理させんといて」と教えてくれたものと、今ではそう思うようにしています。
 
次に「ストレスを溜めない」ことに関しては、よく「議員はストレスばかりで大変でしょ」と言われますが、自分では「自ら手を挙げてやらせてもらっているのに、辛いとか言ってはバチが当たる」と常々思っていることもあってか、幸いそういうことをあまり感じたことがないというのが実感としてあるところ。
 
いわゆる「能天気」な部類に入るのかも知れませんが、仮に稀にあった場合も、ひとつ助けられているのは自然と気持ちをリセット出来る場所があるということかと自分では思っています。
 
これも人それぞれにあろうかと思いますが、私にとってその場所とは、四季折々出会う、敦賀の素晴らしき風景です。
 
山に海、季節ごとに表情を変える風景を見ていると不思議と心が和むとともに、同時に郷土の歴史を感じれば自分の悩みなどちっぽけに思え、スッとクリアな気持ちに戻れるもの。
 
その代表格は、敦賀のシンボルマウンテン「野坂山」になろうかと思いますが、先日も麓を散歩しているとこのような風景に出会いました。
 

 
解説不要かと思いますが、この田植え前の「逆さ野坂」からは、雪が解け、春が訪れ、生命(稲)を吹き込む準備を整えていく。
 
そのように思え、その雄大さとともに、眺めていると「ヨシ頑張ろう!」との気持ちになるもの。
 
また、こうした景色を知ってもらおうとSNSにも投稿すると、ある方からこのようなコメントを頂戴したので紹介いたします。
 
「この雄大な自然景観を映す鏡は、人々が千年以上に亘る開墾、耕作によって沃野へと作り上げてきた優れた文化的景観ですね。素晴らしいショットです。」
 
こうして格の高い、ありがたきコメントを拝見するに、元来は砂礫が堆積する扇状地を、先人たちが千年以上を掛けて作り上げてこられたことを思えば、先人たちも同じようにこの「逆さ野坂」を眺めてきたのだろうなと感慨深い気持ちになった次第です。
 
話しがやや横道に逸れましたが、逸れてしまうくらい「ストレス」のことなど忘れてしまってましたね。
 
わが胸に郷土の風景があれば、いつでもどこでも頑張っていける気がする。
 
そのような気持ちにまでさせてくれる訳ですが、今後も「睡眠時間」に気をつけ、「郷土の風景」に癒され、助けられながら、「健康第一」で頑張る所存です。
 
言い忘れましたが、市民の皆さんは是非、野坂山の麓、夢街道沿いに映る、「季節限定」の「逆さ野坂」をご覧になってみてくださいね。
 
本日は、私の他愛のない話しにお付き合いいただきましたこと感謝申し上げます。

ピンクムーンが照らす2つの当選

ブログ 政治

ネイティブアメリカンが、1年に12回やってくる満月にその時期に関する名前を付けたものの一つで「4月の満月」は「ピンクムーン」と呼ぶそう。
 
昨日はちょうどその満月にあたる日であり、大きなまん丸お月様が輝く夜となりました。
 
見上げる満月自体は変わらないものの、都会で見られないのは、水が張られ始めた田んぼに反射して浮かぶ月。
 
田舎の「特権」でもあるこの風景を望めることに、心も満たされた次第です。
 

【南越前町の田園地帯に浮かぶピンクムーン】
 
さて、穏やかな前置きとは別に、この1週間激戦が繰り広げられた福井県内の選挙戦。
 
私の大先輩で国民民主党福井県連所属の同志でもある「川畑たかはる」候補、「山本まさる」候補が立候補した坂井市議会議員選挙、南越前町議会議員選挙は17日投開票が行われ、見事ご両名揃って当選を果たすことが出来ました。
 
これもひとえにご支援いただいた皆様のお陰であり、心より御礼申し上げます。
 
私の方は、20時半頃より南越前町の「山本まさる」陣営で開票を見守っておりましたが、3回目の選管発表で開票率100%となり、373.664票(同姓候補との按分票含む)を獲得し8位(定数12)で当選を確実にした後、集まった支援者皆で歓喜の万歳、そして77歳の年齢を感じさせない意気込みあふれる「山本まさる」氏のご挨拶を拝聴しました。
 

【当選御礼の言葉を述べる「山本まさる」氏】
 
その後は、坂井市春江町まで車を走らせ「川畑たかはる」陣営へ。
 
こちらは、私が到着した頃には、当選確定、万歳も終わり、支持者は既に散会されていましたが、激戦を物語るかのように真っ黒に日焼けした「川畑たかはる」氏へ直接お祝いの言葉を届けることが出来ました。
 
21位(定数24)、1188票を獲得しての当選に安堵した次第です。
 

【花束を手に御礼の言葉を述べる「川畑たかはる」氏】
 
投票率はそれぞれ、南越前町が70.71%、坂井市が54.63%ということでしたが、最下位当選者との票差は「山本まさる」氏が何と48票、「川畑たかはる」氏が217票との数字であり、決して油断してはならないのが「選挙」であると改めて認識したところ。
 
いずれにしても、こうして当選されたお二人と、今後も志をともに活動できることを心から嬉しく思います。
 
坂井市を出たのは0時半を過ぎていましたが、高速を運転中常に輝く「ピンクムーン」は、お二人の当選を祝福するかのよう。
 
と同時に、議員任期も残り約1年となった自分の姿とも重なり、一人決意を固める真夜中のドライブとなりました。
 
先輩方がこうして信任を得ることが出来たのは、紛れもない日頃の活動の積み重ねがあったからこそであり、先輩方を見習い、引き続き私も一日一日を大切に「コツコツ」と活動に邁進するのみであります。

北欧2国の「現実的」な判断

ブログ 政治

坂井市議会議員選挙、南越前町議会議員選挙の運動期間が昨日で終了。
 
両陣営の皆さん、暑さ寒さの中での熱い選挙戦、大変お疲れ様でした。
 
写真は、昨日南越前町に激励に行く途中、今庄365スキー場近辺で見掛けた桜ですが、標高が高いだけあって、やや期ズレで咲く桜を見れたことはどこか得した気分になりました。
 
いよいよ今晩、開票を迎えますが、激戦を戦い終えた大先輩のご両名に「当選」という名の夜桜が咲くことを心より願う次第です。
 

【熾烈な戦いを忘れるかの景色。後は「サクラサク」の報を待つのみです。】
 
さて、話は変わり、長く守り続けてきた「立ち位置」まで変えざるを得なくさせているロシアの軍事行動。
 
ロシアによるウクライナ侵略が続く中、軍事的な中立を掲げてきた北欧のフィンランドとスウェーデンが北大西洋条約機構(NATO)の加盟申請に向けた検討を本格化させています。
 
加盟が実現すれば、NATOはバルト海における防衛能力を飛躍的に高める見通しであり、これに対し、ロシア側はバルト海方面に核兵器を配備することを示唆しており、欧露間の対立が深まるのは避けられない状況となっています。
 
ロシアと約1300キロの国境で接するフィンランドのトゥップライネン欧州問題相は15日、英スカイニューズ・テレビに対し、ウクライナ侵略は「われわれ全員への警鐘だ」と述べ、「プーチン露大統領のロシアはもう信用できない」と非難。
 
フィンランドのNATO加盟申請の「可能性は高い」との見方を示し、フィンランド政府も議会での審議を経て加盟申請の是非を数週間以内に決める方針とあり、まさに「危機感」高まる中で「綺麗ごとでは済まない」との認識に立った政治判断と言えます。
 
隣国スウェーデンも共同歩調をとり、6月下旬のNATO首脳会議までに加盟申請する可能性があるとしていますが、加盟実現までは1年以上かかるとの見方もあることから、両国は集団防衛が完全に保障されない申請期間中にロシアから攻撃を受けることも想定のうえ、申請した場合は手続きを円滑に進めることも要求すると見られています。
 
なお、スウェーデンのアンデション首相、フィンランドのマリン首相はお二人とも女性。
 
男女でどうとかはありませんが、首脳会談に臨むこの写真の姿は堂々と凛々しく、頼もしく見えます。
 

【ストックホルムを歩くアンデション首相(左)とマリン首相(ロイター通信)】
 
自国の領土と国民の安全を守るため、肝を据えて判断された背景と重なるからかとも思いますが、まさに一国のリーダーここにありと思えた次第です。
 
こうした状況を見るに、国家の根幹に関わる外交防衛とエネルギー政策はやはり迅速に、「現実的且つ実効的」な対応を講じることが重要と認識するところであり、ロシアの隣国という意味では同じ日本においては何が必要なことか、考えさせられるところです。

二人の大先輩の選挙戦は、いよいよ明日が投票日!

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桜が満開の頃、シャツ一枚でいられた暖かさはどこへやら。
 
この二日間は降ったり止んだりの雨に加え、とにかく肌寒い気温が続く福井県。
 
このような中ですが、天気を理由にしていられないのが選挙であります。
 
県内は今週、選挙ウィークであることは既にご紹介している通りでありますが、10日には坂井市長選挙並びに坂井市議会議員選挙が、12日には南越前町議会議員選挙が告示され、それぞれ熱い選挙戦が繰り広げられているところです。
 
この選挙に立候補している私の大先輩議員でもあり、国民民主党福井県連でともに活動する「川畑たかはる」候補(坂井市議会)、「山本まさる」候補(南越前町議会)ですが、昨日は激励訪問並びに対話集会の応援弁士のため両事務所にお伺いしてきました。
 
まず、坂井市の「川畑たかはる」候補におかれては、自らマイクを持ち、街頭演説を積極的に行うほか、イメージカラーのオレンジの自転車を駆っての、いわゆる「チャリンコ街宣」で広い市内を駆け巡り、各所で熱く政策や思いを訴えている様子が、陣営のTwitterでも発信されているところであり、昨日も候補にお会いすると日焼けで真っ黒。
 
雨中をも吹き飛ばすかのような元気さ、誰よりも詳しく政策を訴える姿を大変頼もしく、そして誇りに感じた次第です。
 

【雨の中、必死の思いで街頭に立つ「川畑たかはる」候補】
 
また、敦賀市のお隣、南越前町の「山本まさる」候補においても同じく、70歳超えの年齢を感じさせないフットワークと活動量で選挙戦を展開。
 
加えて、通常は「個人演説会」として行うところ、独自のアイデアで、昨晩は「山本まさるを囲む対話集会」が開催され、候補と3人の応援弁士にて支援者の皆さんと質疑のキャッチボールがされました。
 
私も応援弁士の一人として、激励とお願いのご挨拶をさせていただいた後、この「対話」で補助的な回答役を務めましたが、お互いの理解とつながりが深まるこうした手法は素晴らしいものと感じました。
 
候補のお話しによれば、初戦の時からこの手法を続けており、今回選挙戦で行うのは4回目とのこと(あと4回の選挙は無競争のため開催できず)。
 
27年の議員経験にもまったく驕ることなく、まさに「初心」そのままに取り組みを続ける姿はやはり、尊敬する大先輩だと確信した次第です。
 

【対話集会の最後でお願いの挨拶をされる「山本まさる」候補(左端)。その右は私。】
 
さて、選挙戦は泣いても笑っても、晴れても雨でも今日が最終日。
 
坂井市議会議員選挙は、定数24に対し3名、南越前町議会議員選挙は定数12に対し1名オーバーの選挙戦となっています。
 
大先輩お二人は、必ずやそれぞれの地域に必要な議員であるとともに、私にとっても欠くことの出来ない存在であり、何としてでも当選いただきたいと心から祈るところです。
 
このブログでお願いできるのもこれで最後となりますが、是非とも両選挙区にお住まいの方、或いは親戚、知人、友人が両地区にお住まいの方がいらっしゃいましたら、坂井は「川畑たかはる」、南越前は「山本まさる」とお声掛けいただきますよう宜しくお願いいたします。

緊張高まる日本海での露ミサイル発射

ブログ 政治

「制裁」とは、社会への違反に対して加えられる社会的拘束のうちの、特に集団、組織の力によって強行されるものをいうと辞書にはありますが、ロシアの姿を見るに、ここでいう組織、つまりは国連など国際機関の力がどこまでの効力を成しているのかが測れない状況にあります。
 
また、「制裁を加える」ことは「報復をも覚悟」しての行為と私は理解していますが、昨日はそのことを匂わせるような行為がありました。
 
インタファクス通信などによると、ロシア太平洋艦隊の潜水艦2隻が14日、日本海で巡航ミサイル「カリブル」の発射演習を行ったとのこと。
 
2隻は最新のディーゼル潜水艦「ペトロパブロフスクカムチャツキー」と「ウォルホフ」で、ミサイルは敵の船舶を模した標的に命中したとしており、日本海で海上自衛隊と米海軍の原子力空母とが実施する共同訓練を睨み、日米を牽制する狙いとみられています。
 
日本政府は同日、外交ルートで懸念を伝えたと政府高官などが明らかにしていますが、ロシアはウクライナ侵略を巡って制裁を強化する日本への反発を強めており、その反発によって生じるこうした事態が、日本の領土や領海近辺で起こっていることに緊張高まるばかりであります。
 

【日本海で共同訓練を行う海上自衛隊の護衛艦と米海軍の空母「エーブラハム・リンカーン」(海上自衛隊提供)】
 
ロシアのウクライナ侵略に対して、いま日本がすべきことは国際社会と強固に連携して対応していくことに他なりませんが、そこには国民の強い意思と覚悟が伴っていなければならないと思います。
 
ロシアは日本の隣国でありますが、同じ隣国で、ある日全てを奪われたウクライナ、やむを得ず祖国を後にせねばならないウクライナの皆さんの姿は、決して他人事でないことは言わずもがなかと思います。
 
そしてもし、その隣国や、さらには北朝鮮、中国などの東アジアの脅威が現実のものとなった時に自分はどうあるべきか。
 
絵空事ではなく、現実的にあり得ることとし、自分なりの答えを準備する次第です。
 
決して何か不穏な感情を煽る訳では決してありませんが、今なお徹底抗戦を続けるウクライナを支えているのは、大陸の地政学上の歴史から「一度奪われたら二度と取り返せない」との覚悟で、命を懸けて祖国の領土を守る国民の勇気。
 
先の大戦で、我が国固有の領土を守り抜くため命を賭した先人を思えば、まさに同じ覚悟をもって戦われたのだと改めて強く認識するところであり、今を生きる私たち世代もこのマインドだけは決して忘れてはなりません。
 
世界のどの国も「自分の国は自分で守る」こと、つまり個別自衛権は憲法で規定する以前の当たり前のことであり、ここ日本も日米同盟はあるものの、「誰かが守ってくれる」との感覚があるのであれば、それは世界標準でないことだけは認識せねばならぬと思う次第です。

今年の夏も冬も「電気が足らない」

エネルギー ブログ

毎週水曜日の朝に行なっている西浦での辻立ちですが、ここ最近は穏やかな春の天気に恵まれています。
 
始業前の7時頃から8時過ぎまでの約1時間に過ぎませんが、青空の下、アイコンタクトや手振りながら、通行者の皆さんと交わす挨拶は気持ちの良いもの。
 
また、この時間、のぼり旗を持ってお付き合いいただいている母体の原電労組敦賀分会の皆さんには大変感謝。
 
こうして仲間に支えられ、活動が成り立っていることを忘るることなく、何事も継続は力なりで臨む所存です。
 
さて、昨朝も辻立ちしている間、ロシア情勢やエネルギーの関係などの話題で会話していた訳ですが、予想の通り、数字で明らかとなったのが今年度の電力需給の厳しさ。
 
既に新聞報道もされているので、ご承知置きの方が殆どかと思いますが、4月12日に開催された経済産業省・資源エネルギー庁の総合資源エネルギー調査会(経産相の諮問機関)の電力・ガス基本政策小委員会で需要対策検討の方向性が示されました。
 
同小委員会の資料を確認してみますと、まず2022年度「夏」の需給に関しては、最新の見通しにおいて、全エリアで10年に1度の厳しい暑さを想定した場合(厳気象H1)の需要に対して、安定供給に最低限必要な予備率3%を確保できる見通しとしつつ、7月の東北・東京・中部エリアにおいては3%はかろうじて超えているものの、3.1%と非常に厳しい見通しとなっています。
 
そしてさらに厳しい「冬」ですが、現時点では2023年1月、2月に東京から九州の全7エリアで安定供給に必要な予備率3%を確保できない見通しであり、東京エリアは特に厳しく、1月がマイナス1.7%、2月がマイナス1.5%となるとのこと。
 
また、全国7エリアで予備率が3%を下回る現時点での来年2月の見通しは、2012年度以降で最も厳しいものとなっています。
 

【電力・ガス基本政策小委員会「資料4:2022年度夏季及び冬季の電力需給について」より抜粋】
 
需給ひっ迫の要因は様々ありますが、近年、電源の新設等による供給力の回復を上回る速度で、事業採算性が見込めない電源の休廃止が進んでいることや、例えば原子力で言えば、本年8月24日に特重施設設置期限を迎える玄海3,4号では工事工程の見直しがあり、特に9月以降の供給力が大幅に減少するなど、リスクが高まる要因は複合的に絡んでいるものと理解するところです。
 
この対策として、火力発電所の補修時期調整等の追加供給力対策や追加の供給力公募などが検討された訳ですが、見逃せなかったのがやはり国民生活や企業活動へ負担を強いること。
 
委員会では「2022年度高需要期に向けた需要対策等」の中で、
 
●夏季に向けては、より効率的、効果的に節電を行うための準備を進めるとともに、セーフティネットとしての計画停電についても実施の準備を進めていくこととしてはどうか
●加えて、全国的に深刻な供給力不足が明らかとなっている冬季に向けては、短期間で供給力の大幅な増加は見込めないことを踏まえ、電気事業法に基づく電気の使用制限も含めたあらゆる需要対策の準備を進めていくこととしてはどうか
 
との記載がありました。
 
本当にこのようなことが毎年繰り返されていては、この先日本に成長は見込めないどころか、あるのは衰退だけと強い危機感が募るばかりですが、今一度、4月8日にロシアへの制裁を発表した岸田総理会見を振り返ってみるとこう仰っています。
 
「第1に、ロシアからの石炭の輸入を禁止いたします。早急に代替策を確保し、段階的に輸入を削減することで エネルギー分野でのロシアへの依存を低減させます。夏や冬の電力需給ひっ迫を回避するため、再エネ、原子力などエネルギー安保及び脱炭素の効果の高い電源の最大限の活用を図ってまいります。」
 
「最大限の活用」の具体的意味は不明のまま、日にちだけが過ぎていっている訳ですが、まさに電力需給を検討するこの小委員会でも意図するところに触れられていないことを思えば、経産省にさえ指示がされていないのか、または政治判断と役所は知らんぷりなのか。
 
真意は分かりませんが、とにかく岸田総理も認識されている「夏や冬の電力需給ひっ迫」が数字で表された以上、「危機回避」のための政治判断を早期にしていただきたいと思う次第です。
 
でなければ、「節電」や「計画停電」が続く日本で、国民や企業に我慢と負担を強いながら、一方で総理が掲げるデジタル田園都市構想や電気自動車普及など、電力を大量消費するような政策が進むはずがない、理解されないことは明白なのですから。

南越前町議会議員選挙が告示!「山本まさる」候補へのご支援を宜しくお願いします!

ブログ 政治

国家の根幹を成すエネルギー政策に関しては、「早急に現実的な対応を図るべき」とこれまでも繰り返し述べてきておりますが、国民民主党の玉木雄一郎代表が昨日の定例会見で改めて示した考え方というのがそのひとつ。
 
つまりは、原子力発電所の再稼働に関してですが、「電力の安定供給という観点からも、安全基準を満たし原子力発電所については動かすべきだということも対策の柱に入れている。本質的な対策だと我々は思っているし、予算の対応が必要ないので、速やかに政府としても取り組んでもらいたい」、「現実的なエネルギー政策、特にエネルギーの安定供給なくして経済成長も賃金上昇も見込めない」と改めて主張しました。
 
また、再稼働と大きく関わる原子力規制委員会の審査については、「審査体制の強化、そして、審査プロセスの効率化・合理化ということが必要」だとして、再稼働を急ぐべきだとの考えを示したうえで、「審査体制の強化、そして、審査プロセスの効率化・合理化ということが必要だということも我が党としては訴えている」。
 
さらには、「事業者(電力会社)に対しても予測可能性を高める観点から、標準処理期間(2年)を守るということが大事だと思う」、「遅れが生じる場合については、その理由を明確にするなど、この審査プロセスをより透明化する、あるいは予測可能性が高いものにしていくということも必要だと思う。こうしたことも含めて、政府に提案・提言していきたい」と指摘する点はまさに「現実的且つ具体的」であり、私も全くもって考えをともにするものであります。
 
2021年2月17日の参議院資源エネルギー調査会で自民党の滝波宏文議員が同じく、審査の効率化により標準処理時間を守る必要があるのではと質問した際、原子力規制委員会はこれに反論した経過がありますが、だからといって青天井に時間を掛けて良いというものでないことは明白。
 
今のエネルギー危機、ロシア情勢ということもありますが、そもそも国が自らエネルギー基本計画で示した「2030年に20〜22%」の原子力比率を達成するためにも必要なことと、基本計画自体にも書いてあることから、政府は国民民主党の意見、主張を真摯に受け止め、責任を持って逃げずに対応いただきたいと思う次第です。
 
さて、前置きが長くなりましたが、福井県は今週、選挙ウィークでありまして、日曜の坂井市議会議員選挙に続き、昨日は敦賀のお隣、南越前町議会議員選挙が告示されました。
 
この選挙に、国民民主党福井県連所属の「山本優(まさる)」候補が9期目の議席獲得を目指し、立候補しました。
 
「山本まさる」候補と私は、労組役員時代から約20年来のお付き合いであり、真っ直ぐ誠実で、誰とも目線を合わせてお話しされる姿は、当時お会いした時から今も全くお変わりなく、議員になってからも何かとアドバイスを頂戴する間柄。
 
北陸電力にお勤めだったこともあり、同じ福井県電力総連の推薦議員でもある大先輩であります。
 
そんな「山本まさる」候補の出陣式が昨朝行われ、候補は、地域の皆さんや連合福井の仲間の皆さんなど、お集まりいただいた多くの支援者を前に、これまでの経験や今回の選挙の戦い方など力強い決意表明をされました。
 

【出陣前に街宣カーの前でガッツポーズする「山本まさる」候補】
 
僭越ながら私も、普段から連携する議員団を代表し、激励とお願いのご挨拶をさせていただいた訳ですが、この隣町の選挙、しかも尊敬する大先輩の当選に向け、しっかりと後方支援をしていく所存です。
 

【私も応援の挨拶をさせていただきました。】
 
投開票日は4月17日(日)。
 
南越前町にお住まいの方、或いは親戚や知人・友人が南越前町にいらっしゃる方は是非、期を重ねても実直で誠実な政治姿勢を貫き続ける「山本まさる」候補へのご支援をどうぞ宜しくお願いいたします。

人生50、功なきを愧ず

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10日の福井新聞に掲載されていた、ふくい日曜エッセー「時の風」。
 
週ごとに筆者を替えて寄稿されるこのコーナーですが、この日の寄稿者は気比史学会会長の糀谷好晃氏。
 
糀谷先生といえば、敦賀市選出の福井県議会議員として3期お務めになられたほか、何と言ってもご自身がライフワークと称する地域史の再発掘や歴史を次代に語り継ぐ活動を長きに亘り続けておられる方であり、私自身、以前よりお付き合いさせていただいている大先輩であります。
 
そんな糀谷先生が、この紙面でも笑顔の写真付きで掲載されており、80歳を超えても変わらぬ、お元気な姿を嬉しく思った次第です。
 
「時の風」では、「人生100年時代」を主題、「幸せは定年後の生き方に」のサブタイトルで、世界一の長寿国となった日本において、現役を退いて(いわゆる定年)からの20数年以上もある寿命を、その多くが長い第二の幼児期(人の世話になるとの意)を迎えていることに焦点を当て、それが幸せといえるのか、答えに窮する問いであるとしつつ、傘寿を過ぎたご自身は「人生は一回きり」と常に意識しつつライフワークを楽しめることは幸せなことと結んでおられました。
 
また、前段ではさすが地域史の第一人者、敦賀の金崎宮一帯が軍事文学「太平記」に登場する哀史の舞台であるとし、この戦記の登場人物である※細川頼之が残した「人生50、功なきを愧ず(はず)」との後世に知られる言辞を引用されていました。
 
※細川頼之:室町幕府3代将軍の足利義満を補した管領(現代でいう首相)を務めた人物。彼の登場で太平記は巻を閉じる。
 
この言辞は、当時の寿命50歳になるも世に功績を残し得なかった己を恥じるとの意味だそうですが、とても凡庸な人間が発する語句ではあるまいと述べています。
 
また、織田信長も50歳を意識した人物であるとし、「人間50年…夢幻の如くなり」と歌い、舞った信長は13歳で元服、49歳で死んだことも紹介されていました。
 
長らく人命は50年という時間の限定があったことの裏付けを序文で表現された訳ですが、翻って現代。
 
長寿命化によって「人生100年時代」とも称されることに、頼之や信長が生きた時代からは倍の時間を生きることになったのだと思うと同時に、ちょうど50歳を迎えた私は戦国時代なら寿命を全うしていたのだと、どこかタイムスリップしたかの感覚に襲われた次第です。
 
歴史上の人物はこの短き寿命を、糀谷先生は第二の幼児期を迎える長寿命をどう生きるかと視点は僅かに違えども、与えられた寿命、その時間を精一杯全うするとの意味においては同じと理解するところです。
 
寄稿を拝読し、ちょうど50歳を迎えた自身の寿命と人生について振り返った日の翌日。
 
入社年度は私のほうが先ながら、同い年の会社の同僚が亡くなったとの悲報に接しました。
 
発電所の保修業務で同じ部所で勤務したこともある彼は、明るく朗らかな人間性、頭脳明晰な素晴らしき人物。
 
病気療養が長く続き心配していましたが、まさかの悲報が届き、今はただただ無念と驚きの念が込み上げるばかりですが、50年を精一杯生きた彼のご冥福をお祈りする次第です。
 
寿命が50年であろうと、100年に延びようと、今こうして生きていることは決して当たり前のことではない。
 
同年代の彼の死に直面し、生前の彼の顔を思い浮かべ思うは「今日死んでも悔いのない生き方」をする。
 
この一点に尽きます。
 
「人生は一回きり」であると同時に、自分の生は何のためにあるのか、そして何を成すべきか。
 
そのような自問自答を続けつつ、明日行われるお通夜では、彼と最後のお別れをするとともに、彼の前でその決意と誓いをしてまいりたいと思います。
 

【散り始めた市内の桜。花びらではなく、花のまま散った桜はどこか彼の姿と重なりました。】

坂井市議会議員選挙に「川畑たかはる」候補が出陣!

ブログ 政治

申し分ない天気に恵まれたこの週末。
 
この後も水曜日あたりまでは晴れが続く予報となっており、満開の桜がヒラヒラと、静かに散る姿まで見届けることが出来そうです。
 
繰り返しとなりますが、散り際こそ武士道精神或いは日本人の心とも言われる所以であり、最後までその心を感じつつ、余韻に浸れればと思います。
 
さて、こうして北陸地方も穏やかなシーズンとなっている一方、お隣石川県では熾烈な戦いが繰り広げられています。
 
先に行われた石川知事選挙に絡み、自民党参議院議員が辞職したことに伴うに石川選挙区の補欠選挙が7日に告示され、4人が立候補。
 
夏には参議院選挙を控えるだけに、補選はその前哨戦とも言われ、初日から与野党の幹部らが入るなど火花を散らしており、24日の投開票の行方に注視していきたいと思います。
 
そしてここ福井県では、同じく4月に坂井市議会議員選挙(市長選も併せて)、南越前町議会議員選挙の二つの市町で選挙が行われることとなっており、昨日そのひとつである坂井市議会議員選挙が告示されました。
 
両選挙に関する詳細は、以前のブログに記載しておりますので、以下リンクよりご覧ください。
 
 →→→3月28日ブログ「4月にある県内二つの選挙に向けて」はこちら
 
この坂井市議会議員選挙には、私のことを気に掛けていただき、いつも的確なアドバイスを頂戴する先輩議員であり、所属する国民民主党福井県連の幹事長を務める「川畑たかはる」候補が戦いに挑むということで、昨朝は出陣式に行ってまいりました。
 
会場の神社境内に集まった地域の皆さんや労組役員を始め、多くの支援者を前に、少子高齢社会や北陸新幹線開業を踏まえた並行在来線(春江駅など)の課題について熱く語った後、「今までの経験の全てを坂井市の発展に生かす!」と力強い決意を述べ出陣した川畑候補。
 
先輩議員のそうした姿を拝見し改めて、坂井市にとっても、私にとっても、居てもらわなくてはならない存在であると強く胸に留めた次第です。
 
議員定数を2名削減し、24の議席に対して27名が立候補となった坂井市議会議員選挙の投開票は4月17日(日)。
 
激戦の様相を呈する選挙であることを踏まえ、このブログをご覧になられた方で、坂井市にお住まい或いは坂井市に親戚や知人・友人がいらっしゃる方がおられましたら是非、「川畑たかはる」候補のご支援を宜しくお願いいたします。
 

【出陣直前の「川畑たかはる」候補。只々必勝を期すのみ!】

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