福井県内コロナ新規感染、初の500人超え

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このところ300人を超える新規感染者で推移していた福井県内の新型コロナウイルス感染ですが、昨日は新たに559人が感染と発表。
 
県内の1日当たりの新規感染者数としては2月23日の351人を上回り過去最多で、500人を超えたのは初めてのこと。
 
感染者に関しては、学校、幼稚園・保育園、施設関連、非公表を除くと市町別で最も多いのが福井市の160人。
 
敦賀市はこれに次ぐ49人となっており、千人当たりの感染者数18.13人(福井県新型コロナウイルス情報「コロナビ」による)は県内で最も高い状況にあります。
 

【7日のデータを反映した福井県内各市町の感染状況(コロナビより引用)】
 
同じくコロナビのデータを見てみると、病床使用率は27%、宿泊療養施設使用率23.5%、実効再生産数は1.16となっており、とりわけ以前に目安の「1」を下回った実効再生産数は1近辺で横ばいが続いている状況にあります。
 
この傾向は全国で見ても同じようであり、オミクロン株の強い感染力は、この「しぶとさ」にも表れていると感じるところです。
 
一時政治の場でも意見が挙がった、重症化率や死亡率なども踏まえた感染症法の2類から5類への引き下げに関しては、議論の状況すら聞かなくなりましたが、大阪で開かれた3月4日の対策本部会議では、医療関係者より「⾃宅療養中の人が悪化した場合には、地域の医療機関でも対応できるよう、外来診療、訪問診療、軽症例の経過観察⼊院が可能な医療機関を増やすこと。中⻑期的には、2類感染症相当の縛りをなくし、どの医療機関でも対応可能としたうえで、薬剤や検査の公費負担は残す、2類と5類の中間的な位置づけにすることが望まれる」とのコロナの扱いに関する意見文書が公表されたとのこと。
 
「中長期的な」というのがどういった時間軸を指すのか不明であるものの、感染期にそう判断するのはやはり難しいと認識する次第です。
 
福井県の分析評価によれば、家庭内感染の割合が増えているとあり、日々届く、学校の学年・学級閉鎖や幼稚園・保育園の休園などの情報を見る度に、お子さんをお持ちのご家庭の絶えないご苦労を思うところ。
 
個人個人の感染対策は変わらないものの、3月は特に卒業式や卒園式など、お子さんにとっても親御さんにとっても一生の思い出となる大切な行事が重なっているため、そうした機会を喪失することのなきよう、ひとり一人が一層徹底して過ごさねばと認識を強めるところです。
 
そして一層留意せねばならないのは、こうした期間中、部活動停止やスポーツ少年団の活動自粛などで心配される子どもの二次健康被害(市教育委員会には懸念を伝えている)、視点を変えて市民生活や市内経済を見れば、コロナとインフラ価格高、物価高騰との迫るダブルパンチと危機意識をもって対応すべきことが山積しています。
 
こうした状況において思考停止していては何も守ることはできない、あらゆる手を考え、施策を講じ続ける千思万考でなければならぬと肝に銘じ、自身は自身の役割を果たす所存です。