敦賀市議会は今日から代表・一般質問

ブログ 敦賀市議会

ロシアへの経済制裁が一層厳しくなる中、「やはりそうきたか」と唇を噛んだのがノヴァク副首相(露)が発した言葉。
 
欧米が検討しているロシア産原油などエネルギー資源の輸入禁止措置に関して「根拠のない非難だ」と批判したうえで、実行されれば2011年に稼働した欧州向けの海底パイプライン「ノルドストリーム」を通じた天然ガス輸出を停止する可能性に言及しました。
 
欧州向けに大きく4系統あるガスパイプラインのひとつ「ノルドストリーム」のガス供給が遮断されることは即ち、ロシアからのガス依存度が高い国にとっては死活問題化を意味するものであり、先日、脱原子力からの大転換を表明した独ショルツ首相の「責任ある、先を見据えたエネルギー政策が、わが国の経済と環境のみならず、安全保障のためにも決定的に重要であることが明らかになった」との言葉が悲痛な叫びのようにも思えてくる次第です。
 
またノヴァク副首相は、禁止すれば原油価格は1バレル=300ドルを超えると指摘し「市場に破滅的な結果をもたらす」と警告しています。
 
昨日、市内のガソリン小売店にて状況を伺うに、政府の5円補助があるものの、仕入れ価格高騰のスピードが速いため、店頭価格に反映することが難しいことや、乗り控えに加え、顧客はフルサービスからセルフへと少しでも安い方に流れているといった実情をお聞きしました。
 
原油が一段と高騰すれば、日本でもさらにガソリンや灯油を始め物価上昇は避けられないことから、こうした経済制裁と市場の相関をしかと把握のうえ思考しておかねばと、一層危機感を強める次第です。
 
さて、このような中、敦賀市議会では今日9日から11日に掛けて代表・一般質問が行われます。
 
本日は10時に本会議を開会し、今年度補正予算の審査報告から採決、追加議案2件の提案がされた後、代表質問に入る予定です。
 
代表質問には5会派すべて、一般質問には10名の議員が質問に立ちます。
 
社会全体が混沌とする中、一元的には国レベルで対応すべきことが多いのかと思いますが、地方は地方で考え得る対策を講じていく必要があり、そうした意味において、このタイミングで開催される地方議会の役割は、今までにも増して重要と認識するところ。
 
参考まで15名の質問通告一覧を以下にリンクいたしますので、市民の皆さんにおかれましては是非、少しでも関心を持って注視いただければ幸いに存じます。
 
ちなみに私の出番は、明日の午前中になろうかと思います。
 
 →→→敦賀市議会 令和4年第1回定例会「発言通告一覧」はこちらから
 

【新議場で行われる初の代表・一般質問。気を引き締めて臨みます。】