戦没者にささげる正午の黙とう

ブログ 人生観

81回目の「終戦の日」を迎えた昨日。
 
政府主催の「全国戦没者追悼式」が日本武道館で開かれ、天皇、皇后両陛下のほか、高市首相ら三権の長、戦没者遺族ら計4180人が参列のもと、戦没者を悼みました。 
 
昨年の追悼式で、天皇陛下が「戦中・戦後の苦難を今後とも語り継ぎ」のお言葉を述べられたことを、昨日のブログでお伝えしましたが、今年のお言葉は次のとおり。
 
<天皇陛下のお言葉(全文)>
 
先の大戦においてかけがえのない命を失った数多くの人々とその遺族を思い、深い悲しみを新たにいたします。
 
終戦以来81年、人々のたゆみない努力により、今日の我が国の平和と繁栄が築き上げられましたが、多くの苦難に満ちた国民の歩みを思うとき、誠に感慨深いものがあります。戦中・戦後の苦難を今後とも語り継ぎ、私たち皆で心を合わせ、将来にわたって平和と人々の幸せを希求し続けていくことを心から願います。
 
ここに、戦後の長きにわたる平和な歳月に思いを致しつつ、過去を顧み、深い反省の上に立って、再び戦争の惨禍が繰り返されぬことを切に願い、戦陣に散り戦禍に倒れた人々に対し、全国民と共に、心から追悼の意を表し、世界の平和と我が国の一層の発展を祈ります。
 
<引用終わり>
 
あらためて、このお言葉を胸に留めます。
 
なお、高市首相の式辞で気になったのは、昨年までの「戦争の惨禍を二度と繰り返さない」から、「繰り返させない」と、敢えて「せ」の一文字を加えていたこと。
 
文脈的に、前者が、“自分自身(自国)が二度としない”に対し、後者は“相手や他者(他国)、あるいは曖昧な存在に、させない”となるため、これは大きな違いであり、陛下のお言葉にある立ち位置とも異なるのではと、違和感を覚えた次第です。
 
厳粛な雰囲気の中行われた式典は、午前11時50分過ぎに始まり、正午の時報に合わせて1分間の黙とうがささげられました。
 
なお、敦賀市の公式LINEからは、11時30分に「黙とうのお願い」を着信。
 
12時00分に屋外スピーカーからサイレンを鳴らすのに合わせて、1分間の黙とうをささげていただくようお願いする旨のお知らせがあり、こうして事前に、市として呼びかけられることは大変良い取り組みと感じた次第です。
 
また、全国各地で、正午に黙とうが捧げられる中、熱戦続く甲子園球場では、ちょうど第2試合の敦賀気比―智弁和歌山戦の五回表終了時。
 
選手、スタンドの観客全員で、戦没者の慰霊と永遠の平和を祈念して黙とうをささげる様子がテレビで流れていました。
 

【甲子園での黙とうの様子(産経ニュースより引用)】
 
甲子園での「終戦の日」の黙とうは1963年の第45回大会から行われているとのこと。
 
試合では、2-2同点からのタイブレークの末、延長11回に3-7で、地元代表の敦賀気比は惜しくも敗れましたが、選手の皆さんの健闘を讃えるとともに、大歓声から一転、静寂の「甲子園」でささげた黙とうの記憶が、この後、8月15日を迎えるたびに蘇るのではと思った次第です。
 
こうして「終戦の日」が過ぎ、今日の敦賀は「とうろう流しと大花火大会」。
 
お盆も最後、天気の心配もなく、無事に開催されそうです。