敦賀〜新大阪間の来年度初め認可着工は「先送り」

ブログ 北陸新幹線

昨日のブログでは「進む北陸新幹線敦賀駅工事」のタイトルにて、2024年春の敦賀開業に向け順調に進捗していることをご紹介しましたが、奇しくも同じ日に、同じ新幹線の話題で地元にとってショッキングなニュースがありました。
 
いわゆる敦賀以西の「小浜ルート」と呼ばれる北陸新幹線の敦賀・新大阪間について、国土交通省は、自民・公明与党のプロジェクトチームに、来年度初めの認可着工は厳しいと報告しました。
 
国交省は理由について、京都府内で行われている環境影響評価が遅れていることを挙げたとのこと。
 
来年度以降の〝切れ目ない着工”を求めきた地元の一員として、敦賀ー新大阪間の認可着工の先送りに忸怩たる思いでありますが、会合では国交省から、京都駅と新大阪駅の地質調査や設計、京都市内の地下水の影響調査などが、認可の前にできる作業として提示されたとあり、与党はさらにできることがないか求めていくとあります。
 
認可着工の先送りに、地元の松崎晃治小浜市長は、「いつ認可・着工されるのか、見通しを示していただきたい。駅の位置、詳細なルートもまだわかっていないので、まちづくりもなかなかできない。早く明らかにしてほしい」と話されており、私もまったくもって忸怩たる思いをともにするものであります。
 
機を逃さぬよう、国に求め続けてきたのは沿線自治体や議会、住民である一方、ブレーキを掛けるのもまた沿線住民であるのも確か。
 
まさに「難解」の文字が浮かぶところでありますが、この場面を打開していくのが政治の役割。
 
この先一日も早く、敦賀から先へレールがつながるよう願って止みません。
(希望めいた言葉のみとなり申し訳ありません)
 

【北陸新幹線敦賀駅の3階新幹線ホームからの眺め。この先Y字の高架を左に行けば車両基地、まっすぐ向かうは小浜方面。】