郷土への思いも背に、進む「北陸新幹線敦賀駅工事」

ブログ 北陸新幹線

昨日のブログでご紹介した、敦賀市役所で開催されている「拉致問題の早期解決を願うパネル展」。
 
昨日9時から行われたパネル展開会式に私も出席し、主催者代表として「北朝鮮に拉致された日本人を救う福井の会」(以下、救う福井の会)の森本会長、開催地より渕上市長、そしてご来賓として、20年前に北朝鮮から帰国した地村保志さん(小浜市)からのご挨拶を拝聴しました。
 
地村さんからは、「帰国してから20年が経ち自分も67歳。拉致被害者自体が高齢となっていることを考えれば時間がない。悲しい歴史にすることのないよう、皆様にはご理解とご協力をお願いしたい」との切実な思いに共感。
 
繰り返しとなりますが、この問題を動かすのは国民の意思であり、拉致問題の事実と被害者家族の思いを、一人でも多くの方にご理解いただきたく存じます。
 
なお、私は、元敦賀市議会であり、同会参与を務められている北條正先輩からバトンを受け継ぎ、救う福井の会に携わらせていただくこととなりました。
 
今後は、森本会長、地村さんらとともに、早期の解決に向け活動してまいります。
 
さて、後半戦の敦賀市議会は昨日から特別委員会が開催され、私は所属する新幹線対策特別委員会に出席。
 
以下3項目について調査を行いました。
 
【調査項目】
1.北陸新幹線の整備状況について
2.駅前広場整備について
3.並行在来線について
 

【特別委員会で配布された資料】
 
金沢-敦賀間の工事の中で最も難所といえる敦賀駅ですが、クリティカルの外壁工事等についてやや前倒しで進んでいるとの説明がありました。
 
また、駅東側の駅前広場工事に関しては、鉄道運輸機構、福井県(主に道路整備)、敦賀市(盛土や駐車場、公園整備)の針を縫うような3者間の調整を要する中、大型クレーンが解体される来年2月より本格的な盛土などが始まるとのこと。
 
スケジュール表を見ると、完成は2024年3月ギリギリまで引かれており、相当タイトな工程であることは容易に想像できる訳ですが、遅延リスク管理をしっかり行いながら、何を置いても安全最優先で進めていただきたいと思います。
 
こうして把握したことをTwitterに投稿しましたところ、嶺南出身で今は関東圏にお住まいのフォロワーの方から「東京で敦賀行きと表示されてる新幹線や表示板が見れると思うと胸が熱くなります」との嬉しいコメントがありました。
 
こうして県外にお住まいの方からの郷土への思いも背に、期待と希望膨らむ敦賀開業。
 
現場の皆さん、関係者の皆さんのご尽力に感謝しつつ、2024年春の敦賀開業に向け、今後も確実に工程を進めていただくことをお願いする次第です。