北陸地方は梅雨入り。議会は常任委員会。

ブログ 敦賀市議会

気象庁は昨日、「北陸地方が、梅雨入りしたとみられる」と発表。
 
北陸地方では平年、昨年のいずれに比べても7日遅い梅雨入りとなりました。
 
梅雨入りを合図とばかりに、昨夕からは雨模様となっていますが、この先1週間程度も梅雨前線や湿った空気の影響で曇りや雨の日が多くなる見込みとのこと。
 
気候変動が叫ばれる中、ひとまず訪れた季節の変わり目に安堵しつつ、この先の出水による河川の増水などには留意して過ごしたいと思います。
 
さて、議会のほうは昨日、各常任委員会を開催。
 
私が所属する産経建設常任委員会では、産業経済部に関わる議案2件と請願1件の審査、所管事務調査1件について協議を行いました。
 
議案は、第54号、第55号ともに「市有財産の処分の件」で、田結地区の第2産業団地B及びC区画をそれぞれ、B区画は4億55万9490円、C区画は3億6032万8995円を売却予定価格として、(株)伝食に売却するというもの。
 
楽天などネットショッピングやふるさと納税の返礼品でも売り上げを伸ばし、業績好調な敦賀の地元企業が、加工工場建設など事業拡大のため購入するというもので歓迎すべきことと受け止めるところです。
 
但し、C区画については、B区画に建設する工場の運営などを勘案しつつ、改良点などを反映し事業拡大につなげたいとし、売却予定価格の100分の10に相当する3603万2900円を、いわゆる「手付け金」の形で支払い、令和6年2月28日までの当該私有財産の売買を予約できるものとし、売却予定価格の支払いが全て完了した時点で所有権の移転を行うということで、提示いただいた仮契約書の各条項をもとに、事業が中止になった場合の違約金の支払いや別企業から売却の申し出があった場合の取扱いなど、契約の位置付けについて確認。
 
活発な質疑、討論の後、全会一致で「原案どおり認めるべきもの」と決定しました。
 
また、福井県農民連より提出のありました(紹介議員は日本共産党敦賀市議会議員団のお二人)請願第2号「新型コロナ禍による米の需給悪化の改善と米価下落の歯止め策を求める請願」については、議員間協議、討論のもと、既に他団体からも要請が出され、政府も各種支援施策を講じていることから、改めて敦賀市議会として意見する必要はないのではないかとの理由を主に、採決の結果、賛成少数でこれを「不採択」としました。
 
最後に、今回の補正予算でも指定管理者選定委員会の予算が計上され、営業再開をめざす「敦賀きらめき温泉リラ・ポート」及び「敦賀市グラウンドゴルフ場(リラ・グリーン)」について、過去2社続いた苦い経験を決して繰り返すことなきようにとの思いのもと、委員長の私から、以下の点について所管事務調査を行うことを提案。
 
【調査事項】
(1)指定管理者の募集に関する事項について
(2)指定管理者の選定に関する事項について
(3)管理運営業務の引き継ぎについて
 
今後、「敦賀市指定管理者制度運用ガイドライン」等に基づき、営業再開をめざし、円滑かつ的確な行政事務が行われるよう調査、確認することを目的とするものであり、本施設をリスタートするうえで、議会も責任を持って対応していくとの認識なため、行政側も本調査に応えていただけるものと思うところであります。
 
以上までを確認のうえ委員会を閉じましたが、委員の皆さんの積極的な意見提起もあり、慎重審査、有意義な協議になったと受け止めます。
 
来週は、特別委員会、予算決算常任委員会と続き、本定例会も早や中盤から終盤戦に入ります。
 
各案件に対して、最後まで気を緩めることなく対応にあたる所存です。
 

【常任委員長として2定例会目。委員の皆さん、担当書記さんのご協力で何とか役割を果たせています。】