2026年10月3日
これが本当だったら違う意味で「やな大臣」だ

昨日、そして今朝も出会った心洗われる風景。
写真は、朝散歩で家を出てすぐの場所から見た、日の出前の朝焼け。
夜空から徐々にオレンジ色に染まる空はどこか神秘的かつとてつもない太陽のエネルギーを感じるもの。
こうしてまさに“無の心境”から一日のスタートを切れるのは、いつもより早い起床の“きゅうちゃん”のおかげ。
立ち止まり、空を見上げる私を不思議そうに見つめる、かわいい相棒に感謝する次第です。
さて、ピュアな書き出しに続けるのはどうかと思いましたが、ある種、真反対の気持ちを抱いていたのは、簗和生(やなかずお)農林水産相(以下、簗氏)が2月の衆院選で自身を支援しなかった地元自治体の道路予算削減に言及したとする一部報道について。
簗氏は自民党筆頭副幹事長だった5月、栃木県大田原市内で開かれた党員らとの会合で、2月の衆院選で首長が自身を応援しなかったとして「那須烏山市と那珂川町の本年度の道路予算は大幅にカットした」と発言した(両自治体は簗氏が衆院選で出馬した栃木3区にある)として波紋を呼んでいたところ。
その簗氏は、ようやく開いた昨日の会見で、音声データを突きつけられ「発言をしたのだと思う」と認めた上で「自民党の身内の会ということもあり、少し誤解を生むような発言をしてしまった」と述べましたが、閣僚としての資質が疑われるお粗末な発言といわざるを得ません。
この発言を巡り、道路予算を預かる井林辰憲国土交通相は会見で「自治体の要望や事業の進み具合などを勘案して配分している。報道されているような形で削減された事実はない」と否定したものの、そうだとしても、簗氏が行政の公平性が疑われるかのような発言をすること自体、理解不能であり、古い政治体質そのものと言えるのではないでしょうか。
これに国民民主党の榛葉賀津也幹事長は、同じく会見(※)で「事実だとすると大問題だ」とし、簗氏の説明を求めた上で、「スルーするつもりはない」と述べ、国会での追及もありうるとの考えを示しました。
(※)榛葉幹事長の会見は、簗氏の会見の前に行われたもの
また、「一般論として、自治体の予算を一政治家がカットするぞ、自民党の言うことを、もしくは自分を支持しないと道路予算を切るぞなんて、これはちょっとよろしくない」「これが本当だったら違う意味で“やな大臣”だ」と語り、簗氏の名前と「嫌な」をかけた榛葉節も飛び出したところ。
続けて述べた「報道で鬼の首を取ったように批判するつもりはないが、こういうことがあるとやりたい議論ができなくて、こういった問題を聞かなきゃいけなくなる。スルーするつもりはない。行政監視機能は極めて大事だ」との言葉もごもっとも。
国民民主党はこれまでも「政策論議最重視」で、旧態依然とした野党の、いわゆる「週刊誌ネタ」に飛びついて政権や与党の足を引っ張るような国会運営はしてきませんでしたが、榛葉幹事長が追及する可能性にも言及したことは、見過ごせないレベルの発言であったということに他ならないと認識するところ。
臨時国会の開会は、週明け5日。
“やな大臣”か否かはもとより、根本的な政治体質を問う国会にもなろうかと推察する次第です。






