ポイ捨てはしない!させない!

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ごみを適正に処理せず、山林、原野、海岸、空き地、道路公園等に捨てる行為を指す「不法投棄」は、法律で厳しく禁止されており、これを行った者は、法律によって罰せられます。
 
現に「廃棄物の処理および清掃に関する法律」(昭和四十五年法律第百三十七号)を確認すると、
 
第16条(投棄禁止)
何人も、みだりに廃棄物(ごみ)を捨ててはならない。
 
第25条(罰則)
次の各号のいずれかに該当する者は、五年以下の懲役若しくは千万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。→ 第16条も該当
 
とあり、つまりは「たかがポイ捨て」であっても、こうして厳しい処罰を与えられるということになります。
 
 →→→「廃棄物の処理および清掃に関する法律」全文はこちら
 
不躾な書き出しとなり恐縮ですが、昨日は、東浦地区の大比田の方からの連絡を受け、悪質な「ポイ捨て」の現場を確認してきましたが、捨てた方には、こうした行為に対する罪の重さを分かっているのか!と問いたい気持ちで一杯です。
 
その現場は、国道8号線福井方面の、しおかぜラインに下る三叉路を過ぎ、登り2車線になった場所に直交する河川部分。
 
ペットボトルや缶などはそれとして、おむつのようなものが入った袋が、長期に亘り何度も同じように廃棄されているとのことで、恐らく車を路肩に停車して川に投げ込んでいる可能性が高い、つまりは「確信犯」のよう。
 
近所にお住まいの方も「現行犯」として確認することが出来ていないことや、雨が降れば当然、すぐ近くの海に流れていってしまうことから、区長さんなどと連携しつつ、仕方なくごみの回収にあたっているとのことでした。
 
既にこの件については、区から市の担当課にも状況連絡され、市の方も何らかの対応をと、関係機関と協議を進めていただいていることも伺った訳ですが、とにもかくにも何か防止策をということで、区のほうで橋の近傍を簡易ネットで覆う形で処置をされていました。
 

【応急処置が講じられた「ポイ捨て」現場。万が一にも投棄者を見掛けた場合は連絡ください。】
 
他にも過去の出来事をお伺いするに、この付近には国道を横切る地下道があり、地区のお祭りや秋のみかん狩りシーズンには、多くの人の往来がある訳ですが、昔はこの地下道に降りる階段部分に、ビンなどの投げ込みがあったそうで、これは人命にも関わるものと強く要請をし、金網のフェンスが設置されたとのこと。
 

【その地下道降り口と設置されたフェンス】
 
しかし、その後もフェンスの「ポイ捨て禁止」と書かれた看板の下に、ごみの入った袋が何度もくくり付けられるなど、悪質としか言いようのない行為に悩まされてきたとのことであり、こうした一連の現実を耳にするに、怒りを通りこし、ここまでモラルなき人間が存在する実態を悲しく感じた次第です。
 
先にありました河川への不法投棄に関しては、私のほうでもフォローしますとお約束した後、現場を離れ、元比田側から下り、帰路につきましたが、ここからの眺めはいつ来ても本当に素晴らしいもの。
 
東浦小・中学校の児童生徒たちが、地域の自慢とばかりに描いた「みかん狩り」の看板などもあり、心和んだ次第ですが、こうした美しき郷土の景観を守るためにも、「ポイ捨て」ひとつも許してはならないと心に刻んだところです。
 


【このような風景がごみで汚されることを許してはなりません】
 
なお、元比田から大比田に通ずる道路脇にはこんな看板が。
 
ここにも不法投棄の実態があったようです。
 

 
そうして家に帰り、敦賀市の取組みはとホームページを確認すると、「不法投棄関連」としてカテゴリーごとに記載があり、そのうちのひとつ「ポイ捨てのないまちに」では、次のような文言が書かれていました。
 
ポイ捨てはしない!させない!
まちの中でもポイ捨てがよく見受けられます。一方で環境美化活動も実施されています。きれいな場所にはポイ捨てされにくいものです。一人ひとりの心がけでまちは変わります。町内の皆さんと連帯して、きれいなまちにしていきましょう。
 
ポイ捨てはしない!~心ない行為がまちを汚しています~
 
 →→→敦賀市ホームーページ「不法投棄関連」はこちらから
 
悪いのは100%、ポイ捨てする側の人ですが、一人ひとりが、その行為を許さない気持ちで行動することで「ポイ捨てのないまち」にしていければと思いますので、皆さま方におかれましても引き続きご協力のほど宜しくお願いいたします。