ふくいテレワーク女子プロジェクトの活動始まる!

ブログ

早いもので11月もこれで最後の週末。
 
今年もあと1ヶ月と思うと、日の立つ早さに驚きを隠せない訳でありますが、昨日は、12月定例会前としては最後となる活動報告会を福井市内の事業所にて開催させていただきました。
 
こちらの事業所での報告会は初ということもあり、足を運んでいなかったことへのお詫びのご挨拶もさせていただいたうえで、その分気持ちを込めてお伝えさせていただきました。
 
我が同志からは、「つかみの部分が長かったですね」との冷やかしもありながら評価の言葉もいただき嬉しい限り。
 
繰り返しとなりますが、「有権者の皆さんへのフィードバック(報告)無くして政治への信頼なし」との思いがありますので、今後も自分なりに改良を重ね、分かりやすく市政や自身の考えをお伝え出来るよう取り組んでいく所存です。
 
このブログをご覧いただいている皆さんからも是非、お気軽にオファーをいただければと思いますので宜しくお願いいたします。
 
さて、お昼の報告会に続き、夜も福井市アオッサでのセミナーへ。
 
7月19日に行われた「県民ワクワクチャレンジコンテスト2020(女性部門)」公開プレゼンテーションにて、応募のあった11組の中から100万円コース1組(最優秀賞)に採択された「ふくいテレワーク女子プロジェクト」(敦賀市の後藤美佳さんら3名)が主催する、『ふくいテレワーク女子プロジェクト「デジタルみらい会議2020inふくい」』に参加してまいりました。
  
「ふくいテレワーク女子プロジェクト」さんが提唱するのは、「WEBマーケティングにおける専門知識やPCスキルを一貫して教育できる環境を整備・県内女子テレワーカーを育成」、「県内地場産業と女子テレワーカーのマッチングにより地場産業をPRし全国発信」の大きく2点。
 
プレゼンテーションを聞けば、「福井愛」にあふれ、自ら立ち上がって行動を起こそうとの思いがビシビシと伝わってきました。
 
会議のほうは3部構成で行われましたが、とりわけ第1部の「デジタルを活用した地域変革事例」(プレゼンター:菅原直俊氏」では、これまでの私の頭の中を一新するデジタル社会やDXが持つ本来の意味合いを学ぶことが出来ました。
 
【以下は私がメモした要旨】
・DXとは何か。デジタルトランスフォーメーション、デジタル変革のこと。
・自治体と住民がデジタル技術を活用して住民本意の行政、地域、産業等を再構築するプロセスを作り出す。
・本来は、住民本意のサービスデザインでありDx(デジタルが主)ではなくdX(変革が主)であるもの。
・デジタル化を進めるにあたっては、自治体の哲学、ビジョン、ミッションがなければダメ。
・多くの人の頭の中はスマートシティ、society5.0とかでゴチャゴチャ。
・デジタル技術を活用して何をするのかが大事。
・デジタル技術は手段であって目的ではない。
・人に優しいデジタル技術で、誰一人残さないことが大事。
・行政、地域、社会のあらゆる分野がデジタル技術によって再構築される(あらゆる部の人を参加させる→情報処理部門だけでは失敗する)
・ICT化とデジタル変革の違いを認識すること。
・デジタル変革は、住民サービス向上を主な目的として、デジタルを用いて新しい価値を生み出し、仕組みを変えること。
・自治体職員の幸せに対するビジョンを示すことは、巡って市民サービス向上にもつながること。
・電子国家エストニアの哲学=99パーセントの行政手続きが電子化されている。
・残りの1パーセントは「結婚と離婚」。人生において幾度とないこととして、敢えてデジタルにしないのも哲学である。
・エストニアの場合は、過去の紛争や侵略からデータを守るためクラウド化する必然性があった。
・課題解決、価値創造、共生社会×行政のDX、地域のDX、産業のDX
・DXダンスは要らない。
・福島県磐梯町では、町の最上位にある総合計画に明記をし、共生社会を作るためにデジタルを進めている。
・自治体初のデジタルネイティブ組織を設置し、東京都にサテライトオフィスも置いた。
・町議会のデジタル改革。オンラインでの参加を認めることを可とする条例改正を行った→このことは育児中の女性や若手議員の成り手にも繋がる。
・広報のデジタル推進で、ふるさと納税の使い道にDXも設定し、納税額もUP。結果して町の財源UPにもつながった。
・審議会もオンラインとすることで著名な中央の人や女性も参加してくれるようになった。
・アナログもデジタルも手段の選択に過ぎない(磐梯町:佐藤町長談)
 

【会場の様子。柱の反対側に同じような列があります。】
 
最近何かと耳にするデジタル化、IT化の言葉ですが、ここにもあるよう懸念すべきは「デジタル化することが目的」となってやしないかということ。
 
セミナーでもあった通り、「何のためにデジタル化を進める」のかの確固たるビジョンがなければ、行政にも地域にも産業にも浸透していかないと思う訳であり、その点に関しては「デジタル化」を唱えるのであれば最重要事項として考えるべきことと認識することが出来ました。
 
いずれにしても、デジタル化、オンライン化をツールとして活用することに関しては、このコロナを起因とし追い風が吹いているところですが、行政側も議員側も本質部分を肝に据え、今後に向け議論していくことが必要不可欠と考えるところです(導入しない手はないとの意)。
 
この日は、会場・オンライン合わせ約70名の方が参加されたそう。
 
県・各市町の行政職員、議員、今の仕事から独立して起業しようという方など、会場で色んな方とお話ししてみると、それぞれがそれぞれの立場において「ビジョンを持ってデジタル化を進めたい」との考えをお持ちでした。
 
同じ方向を向く皆さんとはすぐに意気投合しましたが、セミナーのお話しを借りれば、こうした関係を構築するのも最早、オフライン(対面)でもオンライン(ZOOMなど)でも同じように出来るとのこと。
 
コミュニケーションはFace to Faceを原則としてきた私ですが、その考えに凝り固まっていてはいけませんね。
 
最後になりますが、「ふくいテレワーク女子プロジェクト」においては、今後クラウドファンディング、女性募集、育成、女性による企業とのマッチング活動を以下のステップで進め、「女性テレワーカー育成プロジェクト」の実現に向け取り組まれるとのこと。
・ステップ1:女性のテレワーカーを育成(テレワークやITスキルの研修)
・ステップ2:企業・自治体との連携や情報共有(web活用の可能性を知る)
・ステップ3:企業・自治体とのマッチング
 
福井の魅力を全国に発信していく、女性が本当に活躍出来る社会へ。
 
こうして自ら立ち上がり、社会を変えて行こうというエネルギーに私自身、大いに共感しました。
 
皆さまにおかれましても、「デジタル化なんて無関係」と思わず、少し意識を変え、このプロジェクトへのご支援をいただければ幸いに思います。
 
 →→→「ふくいテレワーク女子プロジェクト」公式HPはこちらから