6月定例会に向け議会運営委員会を開催

ブログ 敦賀市議会

「粋な計らい」とはこういうことを言うのでしょう。
 
新型コロナウイルス感染拡大収束を願い、全国約160の花火事業者が昨日午後8時に各地で一斉に花火を打ち上げました。
 
この企画は、日本煙火協会青年部が企画した「全国一斉悪疫退散祈願 Cheer up!花火プロジェクト」と題され、国民の皆さんを元気づけるとともに相次ぐ花火大会の中止で疲弊する業界を盛り上げることが狙いとのこと。
 
元々花火には、悪疫退治を願い打ち上げられたとの云われもあり、業界にとっても新型コロナは「悪疫」であることとも掛け、打ち上げ場所は公表せず、しかも費用は自腹で行われたことは、まさに「粋」であると感じた次第です。
 
これに照らして頭に浮かぶのは、敦賀の夏の風物詩「とうろう流しと花火大会」。
 
以前も観光協会の方と話すと、状況を見つつギリギリまで待って判断したいとの意向を仰られておりましたが、私は現時点のコロナの状況と単なる花火大会でなく「とうろう流しと花火大会」とのタイトルに込められた意味と開催目的を考えれば、市外への集客呼び込みをせず、松原海岸への立入りを規制してでも、市民が明るく前を向く活力にするため何とか開催すべきではと考えるところです。
 
新型コロナと共存モードに入っている今、何もかも止めるのではなく、どうしたら出来るかに頭を切り替えねばならず、各自治体の「知恵の絞りどころ」「アイデア勝負」とプラスに捉え、引き続き自身も提言していきたいと思います。
 
さて、敦賀市議会に話しを移しますと、昨日は来週8日から始まる令和2年第4回となる定例会(6月定例会)の告示がされ、これに合わせ議会運営委員会が開催されました。
 

 
敦賀市議会においては、3月定例会以降、主に新型コロナ対応を議案として2度の臨時会を開催しており、先週金曜日にも臨時会を終えたところ。
 
議会運営委員長の挨拶にもあった通り、「通年議会」の様相を呈してきてもいる訳ですが、こうして状況に応じ臨機応変に対応すると言うのは、有権者の皆さんからも求められていることと思う訳であり、議会としては良きことと私個人は感じているところです。
 
この日提出された市長提出議案は19件、報告は5件。
 
議案の中には、未利用分の利用料金に相当する額の返還に関する規定を整備する「敦賀きらめき温泉リラ・ポートの設置・管理に関する条例の一部改正」や3月定例会で可決した上下水道料金の値上げ時期(本年10月1日から)を令和3年4月1日まで見送る「敦賀市水道事業給水条例の一部を改正する条例の一部改正」(下水道も同様)などもあり、もちろん他の議案も市民生活に直結するものが多く含まれていることから、事前調査を確実に行ったうえで定例会に臨みたいと考えます。
 
また、議会の新型コロナ対策に関しては、議場でのマスク着用や手洗い、換気などは当然のこととしたうえで、敦賀市議会においては会期を短縮したり、一般質問の質問者を制限することなく通常通り開催します。
 
この点に関しては、各市町でも個々の状況判断により対応が分かれるところであり、会期の短縮や一般質問の質問者を限定、県外のある市では「不要不急の質問は控えよ」との議長通達が出されたところもあるようです。
 
私自身、以前に開催された議会運営委員会の場で、「時間短縮のため一般質問を代表質問形式にしては」と意見したこともあり偉そうに言えない訳でありますが、その断面でのコロナ感染状況を見極めつつ、こうした非常事態の時こそ二元代表制の機能を最大限生かした議論を行うこと、議員が有する発言の権利を自ら脅かさないなどの観点から「通常ベース」での開催は賢明な判断であると考えるところであります。
 
こうした中開催される6月定例会は、6月8日から29日まで22日間の日程となります。
 
コロナの関係から、今回は議場に足を運んでいただくことをお控えいただき、ケーブルテレビ「議会チャンネル」での視聴により少しでも関心を持ってご覧いただければ幸いに存じます。
 
引き続き私も、発信者としての役割を務めていきます。