マスクとともにモノもメッセージも届ける福井県

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昨晩のニュースは、東京アラート発動宣言。
 
緊急事態宣言解除後の各指標のうち、とりわけ新規感染者が増加していることに警戒感を持ち判断されたとのことでありますが、通常の生活に向け休業宣言などを緩やかに解除していくステップは後戻りしないとの小池知事の見解。
 
都独自のアラートであることに加え、ステップを後戻りしない、つまり経済活動は再開継続するという中で、感染拡大に歯止めが掛けられるのか非常に危惧するところでありますが、外野がいくら心配しても仕方ありませんので、ここは小池知事のリーダーシップと東京都民の皆さんの協力により、首都東京の感染が抑えられることを願うばかりであります。
 
一方、以前より注視し続けています福井県内の感染状況については、昨日2日時点で新規感染者ゼロがこれで「35日連続」、入院患者数は「2名」、病床使用率は「0.81%」まで低下してきており、実質的な県内感染者ゼロが目前のところまできています。
 
そのような中、学校本格再開2日目の昨日、高校生の長男がマスク2箱を手に帰宅。
 
「中高生マスク届いた」とのタイトルで、福井県が中高生にマスクを配布するとし、県内130校へ順次配布が始まったとの新聞記事を見たのは昨日の朝でしたが、何とその日に生徒の手にまで渡るとは。。。
 

 
また、「感染拡大防止にご協力いただいたことに感謝申し上げます」との杉本福井県知事のメッセージ付きで、そのことを校内放送で流した学校もあったとのこと。
 
そのスピード感に驚くとともに、学校本格再開に合わせ機を捉えたものであることやトップリーダーからの思いまで届けるという点で、効果的に講じられる施策とはこういうものかと身をもって勉強になった次第。
 
さらに新聞記事によると、このマスク自体は県民向けの購入あっせん用として確保した50枚入り64万箱のうち、売れ残った約20万箱を販売会社のゲンキーから買い取ったものとのことであり、投資した税金をこれまた効果的に無駄なく配分するとの狙いもあったものと推測。
 
私立を含む約4万4千人の全中高生に2個づつ、計約8万8千個が配られるこの思いの詰まった貴重なマスクは、我が家でもありがたく使わせていただいと思います。
 
それにしても、これに比べ未だ届かない国からの2枚のマスクは一体どこに…。
 
愚痴めいたことはさて置き、このマスク配布には、「今後も継続して感染拡大防止を図る」との県としてのメッセージが込められているとも思いますので、この先、県内感染者ゼロを達成したとしても一喜一憂することなく、引き続き一県民として感染対策を励行することは勿論のこと、自身の役割とも認識のうえ周囲への呼び掛けも継続したいと考えます。