世界に誇るノーベル賞。そして日本の技術開発 。

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リチウム電池開発でIT社会発展に寄与した吉野彰旭化成名誉フェローがノーベル化学賞を受賞。
日本の科学技術力が認められるというのは、国民の一人として大変誇りに思うとともに、これまでの粘り強い研究と大きな成果に対し、心より敬意と祝意を表したいと思います。
 
ノーベル賞受賞のニュースに心躍らせつつ、昨日は、幕張メッセで開催されている「農業WEEK2019」にて、次世代農業や6次産業化などについて学んできました。
本来、商談のための展示会として、農業分野としては日本最大680社が出展するというイベントだけあり、会場内は熱気にあふれるものでした。
 
私は、午前・午後1時間づつ、お目当ての特別講演を受講した後、会場内の展示説明を回りました。
お目当ての特別講演テーマは次の二本。
「ヤンマーが考える未来の農業」
「ドローン産業の現状及び農業用ドローンの課題」
 
「ヤンマー未来の農業」では、ICTを活用したFarm Manegementとし、まさに「下町ロケット・ゴースト」に登場したロボットトラクターを始め、農業指導から生産・販売・流通までをITでつなぎ、効率的に管理していくというもの。
 
「ドローン産業」に関しては、空の産業革命と呼ばれる時代の中、官民連携して技術開発や規制整備に取り組んでおり、合言葉は、「ドローンをトラクター並みの農業機具に!」。
より安全性と信頼性を高めつつ、AI技術により「鳥のように飛行するドローン」を目指しているとのことでした。
 
こちらの特別講演に関しては、追ってブログのほうで詳細報告をしたいと思います。
 
また、展示会場においては、特に関心のあった「次世代農業EXPO」を中心に歩き、
・クラウド型農業管理システム
・タブレット運用完全自動航行ドローン
・ドローン、衛星による生成管理
・AIロボット選果システム
・LED人工光型植物工場システム
・農業ハウスの統合環境整備システム
・モーターアシストスーツ
など、ここでは到底書き切れない新たな技術(既商用ベース)が展示され、担い手不足の農業をいかに効率的に、作業負担軽減の視点で大企業・中小企業が競い合い、ITによる自動化や新技術を積極導入していることに本当に驚きました。
皆さんにおかれては、項目だけでは、意味がさっぱり分からないと思うので申し訳ないのですが、とにかく「次世代農業」とは何を意味するのかを肌で感じることが出来ました。
 
あと、鳥獣被害対策に最も効果的なのは「蜂」ということを発見し、既にJR東日本管内で実証したシステムを開発された会社の方ともお話しすることが出来、これは敦賀でも北陸線でも活かせるものと感じました(JR西日本も把握されていると思いますが…)。
 
以上、ご報告が長くなりました。
 
さいごに、特別講演でヤンマーの開発統括部長さんが仰っていたのは「農業に誇りを」の思い。
電力は「電力マン」、鉄道は「レールマン」、いずれも誇りを表す言葉。
ノーベル賞までとは行かずとも、この「誇り」を持ち続けることで日本の技術力は世界に「誇る」ものであり続けると、幕張メッセを後に確信した次第。
 

 

 

 

新たな技術開発に期待とワクワク感

エネルギー ブログ

昨日は見事な秋晴れながら、関心は「猛烈」な台風19号。
発表される進路に注視しているところですが、とりわけ復旧最中の千葉県に大きな影響が出ないよう願うばかりです。
 
さて、そのような中、経産省から「水素社会実現に向けた取組み」と「再生可能エネルギー政策の動向」について説明を受ける機会を得たため東京へ。
 
「水素」に関しては、その名も「水素・燃料電池戦略室」より、2017年12月に閣議決定された「水素基本戦略」、これを踏まえた勲位としての達成に向けたシナリオとロードマップの詳細と課題をはじめ、国際連携のなかでブルネイやオーストラリアとは既に「水素サプライチェーン構築」が進んでいることなどについてご説明いただきました。
 
敦賀市においては、産業構造の複軸化、原子力に加えたエネルギー多元化の目的のもと掲げた「ハーモニアスポリス構想」の中で「調和型水素社会形成計画」を策定のうえ、水素エネルギーの導入拡大とサプライチェーン構築を目指し、取組みを始めているところであり、私からもいくつか質問をさせていただき、大変理解が進みました。
 
1970大阪万博会場に初めて原子力の電気を送った敦賀市が、時を経て開催される2025大阪万博で、今度は水素の研究成果をPRするとの狙いもあり、そう考えるとワクワク感と期待が増すもの。
まさにエネルギーのまちとして新たな分野でも貢献といきたいところです。
 
「再生可能エネルギー」に関しては、「新エネルギー課」より。
各エネルギー源の導入状況、直近の再エネ政策の動向、FIT制度
(固定価格買取制度)見直しの検討状況をテーマに説明いただきました。
 
特に、本年11月以降順次FIT買取期間の終了を迎える、いわゆる「卒FIT太陽光」への対応、現在も検討中の系統接続の問題、自立化を目指しつつ、そのための投資インセンティブ確保がベースの考えにあることなどの課題を認識しました。
 
FIT導入当初の買取価格(事業用太陽光)42円が、2018年では18円まで低下、改正FIT法の影響もあって新規案件の発電コストは減少しているものの、導入当初案件の買取費用は、総額3.6兆円に及んでおり、「根雪のように」国民負担となっていることは重く認識しておかなければなりません。
先に述べた「自立化と投資インセンティブ確保の関係」について質問をしたところ、そこは大きく課題認識しているとしたうえで「バランスの問題」との回答でありました。
再エネの導入比率を高めることと引き換えに、将来に亘り国民負担が続くことを良とするのか。
「原子力ゼロ」を唱える方は特に、その覚悟も持って主張いただければと思います。
 
説明を受けた後は、隣の参議院会館に立ち寄り、組織内国会議員事務所にご挨拶。新たなお顔、懐かしいお顔をお見受けし、こちらも元気をもらいました。
 
今日は、幕張で開催されている「農業WEEK」へ。
下町ロケットの世界、最新技術をワクワク感もってしっかり学んでまいります。
 

9月定例会閉会。考えは伝わらず。

ブログ 敦賀市議会

昨日、33日間に及ぶ9月定例会が閉会しました。
 
以前にも述べました前年度決算の審査を本定例会に前倒し(これまでは12月定例会)したことにより、議案としてのボリュームが増えたことから、予算決算常任委員長の委員会報告が35分にも及ぶなど審議内容の濃さも表されたものとなりました。
 
また、最終日に追加議案として提案のありました、市庁舎建設に係る約2億4千万円の増額補正予算に関しては、スペックダウンを図ったうえで、二度に亘る入札不調の要因分析を踏まえつつ、市場の材料、人件費の高騰などの分を見込み、起債として計上したもの。本プロジェクトは既に進行していることに加え、国の財源が当て込める期間内に行うべきものであるとの判断から、認めるものとしました。
市民の皆さんには、その点ご理解いただきたく存じます。
 
当初提案の補正予算案に関しては、「人道の港敦賀ムゼウム」に関する指定管理者選定委員会運営費25万7千円に関し、今定例会を通じた議論では、責任を持って指定管理者を指揮監督する立場の市としての運営管理方針や有識者からなる「新ムゼウム利活用検討委員会」にて挙げられた懸念事項に対する具体的な対応策が説明されていないことから、理事者と議会の議論が不足しており、現時点においては判断出来ないとの趣旨から修正案が提案されました。
私も修正動議を提出した立場から、本会議場において同趣旨からの賛成討論をさせていただきました。
 
修正案は、賛成多数で可決されたものの、閉会にあたっての市長のご挨拶では、「説明は尽くしてきたがご理解いただけなかったことは非常に残念」としたうえで「この結果を真摯に受け止め、直営方式を検討していく」とのありました。
 
市民の皆さんに誤解なきようお伝えしておかなければ、あたかも議会が市長に反発しているかのように捉えられては、私自身全くもって心外なため、敢えて申し付けるとすれば、私が討論の場で述べた通り、本件に関しては、「決定者である議会として議論が尽きていないので判断出来ない」ということであり、「指定管理者制度導入が全くNO」とは一言も申し上げておりません。
 
ですので、真摯に受け止めていただくのは、今一度のご説明と議論の場を切に望んでいるということであることを最後にお伝えするとともに、真意を理事者の皆さんにご理解いただけるよう引き続き対応したいと思います。
 
市民の皆さんには大変、分かりづらく申し訳ございませんが、その点ご理解とご容赦のほど宜しくお願いいたします。
 
次なる12月定例会は、11月26日開会。
今日から準備スタートです。
 

議会は最終日。前向きな良き討論を。

ブログ 敦賀市議会

北は能登半島沖EEZ内での北朝鮮漁船と水産庁の漁業取締船の衝突、南では超大型の台風19号とジャンルの異なる心配ごとが発生しています。
北の件の対応に関しては、過激な意見も挙がってもいますが、まずは海に放り出された約20名の救出を行うのが、日本人の対応というものかと。
 
さて、昨日は、11月14日に開催される「議会報告会」を議題とする広報広聴委員会に出席。
いつも忌憚のない活発な意見が飛び交い、出席するのが楽しみな委員会であります。
楽しみと思えるのは、純粋に市民の皆さんにどう伝え、どう意見を伺うかの視点で良いと思うことを取り組んでいくプラススパイラルの会議だからかと思います。
現に昨日も、以前調整まではされものの実現に至らなかった高校生(敦賀気比高)との意見交換について、年明けに開催の方向で具体的議論もされるなど、この先も楽しみな限りです。
 
9月定例会も本日が最終日。
ここにきて、二度に亘る入札不調を踏まえた市庁舎建設工事に係る補正予算案提出がありました。
また、元々提出されていた補正予算案に対しても、先の予算決算常任委員会にて修正動議が決議されていることから、すんなり閉会とは行かない模様であります。
 
私も既に討論通告をし、補正予算案に対する修正動議に賛成の立場で討論させていただく予定となっております。
詳細は省きますが、「議論を尽くすため、ちょっと待った!」との趣旨での討論であり、今後、前向きな議論のうえで運営方式の判断がされるよう考えを伝えたいと思います。
 
@写真は、修正動議の対象となっている新ムゼウム(現在建設工事中)。
 

UAゼンセン福井県支部定期総会にて思いを共有

ブログ 働く仲間とともに

ラグビーW杯で盛り上がる中、ドーハで開催されている陸上世界選手権でも日本選手が大活躍しています。
競歩では50kmでの鈴木選手、20kmでは山西選手がダブル金メダル獲得。4×100mリレーでは、アジア新記録で2大会連続の銅メダル獲得。お家芸のバトンパス技術に加え、9秒台を揃える走力も世界を脅かすレベルに到達。
一昔前は夢物語でしかなかった、スプリント競技の表彰台が現実となり、それに甘んずることなく頂点を目指す「リレー侍」。2020東京オリンピックでの走りに夢が膨らみます。
 
さて、昨日はUAゼンセン福井県支部の定期総会にお招きいただき、一言ご挨拶をさせていただきました。
一般の方には、「UAゼンセン」と言ってもピンと来ないのかも知れませんが、正式名称を「全国繊維化学食品流通サービス一般労働組合同盟」といい、敦賀でいうと東洋紡やアルプラザ平和堂の労働組合が加盟しています。
全国では約180万人が加盟する国内最大の労働組合でもあります。
 
また、私との関係はと言えば、福井県支部唯一の組織内議員であった別所治・前敦賀市議会議員が先の改選を機にご勇退されたことを踏まえ、同じ友愛の仲間としてご支援いただくこととなったものであり、東洋紡績つるが支部さんを始め、日頃より連携いただいているところ。
 
定期総会の場におきましては、日頃のご支援に対する御礼と別所前議員並びにUAゼンセンの皆さんの思いと期待に応えるべく活動にあたることをお誓い申し上げた次第です。
 
本総会には、7月の参議院議員通常選挙で見事初当選された、「田村まみ」参議院議員も駆け付けられ、フレッシュ&エネルギッシュなご挨拶を聞く機会を得ることが出来ました。
ご挨拶を拝聴するに、国会と地方議会の違いはあれど、「働くもののために」との視線は同じであり、各級議会が思いをともにし底上げを図らねばと、改めてネジ巻く1日となりました。
 

 

連帯感を醸成するスポレクのチカラ

ブログ 働く仲間とともに

ラグビーW杯日本代表は強豪サモアに快勝!
初の決勝トーナメント進出も現実味を帯びてきました。
次戦は、通算成績1勝10敗のスコットランド。
ここまで来たら4戦全勝での進出を大いに期待したいと思います。
それにしても、試合前スタンドも一体となって響く「君が代」は、どんな著名な歌手が歌うより感動しました♫
 
さて、昨日は母体労組のソフトボール大会に参加。
管理職の方も含め、各職場から約50名が参加のもと好プレー珍プレーあり、終始笑いありの楽しい時間を過ごしました。
やはり、スポーツレクリエーションの力は偉大。
職場の上司部下の関係であってもグランドではフリー。互いにイジり合い、讃え合いの微笑ましいシーンもあるなど、今後もこの関係を糧に職場の連帯感醸成につながればと思います。
 
会場の愛発公民館は、元々は愛発小中学校。
グランドを見下ろす場所に建つ「躍進」の銅像は、不思議と元気が出ます。
廃校になろうと、ここで学び、巣立った卒業生皆の思いが詰まったシンボルは、今も変わらず道しるべをしているからなのでしょうか。
 

 

 

 

第三者目線で見た我が姿にガッカリ

ブログ 敦賀市議会

日本代表チームの活躍もあり盛り上がりを見せるラグビーW杯。
試合中のたくましい姿が嘘のように、浴衣を着たり、けん玉や書道をしたりと、各チームの皆さんが笑顔で日本文化に触れる様子は見ていて本当に微笑ましいものです。
 
また、日本文化は別の視点でも浸透。
お決まりとなった試合での「お辞儀」や、サッカーも含めた日本代表チームの姿を見て、ホウキでロッカールームを「掃除」して帰るチームもあるとのことで、これまた嬉しい気持ちと、そんなお手本になる文化を自然に有する日本人であることに誇りを感じる次第。
 
話しをW杯に戻しますと、今晩は、日本代表の第3戦。
相手はサモア。
テレビの前で全力応援したいと思います。
 
さて、ラグビーの件は、日本人にとって普段当たり前のこととしている生活や文化が、「第三者」の外国人からすると素晴らしいことに映るとの例え。
 
タイトルにある「第三者目線」に関しては、議会が来週8日に最終日を迎えるにあたり、今定例会中の資料やメモを読み返していたところ、ちょうど一般質問のインターネット録画も配信開始されていたため、自分の質疑部分をまさに「第三者目線」でチェックしてみました。
 
(やまたけの一般質問閲覧は、コチラから↓)
http://www.tsuruga-city.stream.jfit.co.jp/?tpl=play_vod&inquiry_id=832
 
するとどうでしょう、声は通っていない、歯切れは悪い、視線は原稿に落とし過ぎ、しかも自分では全く意識していなかったのですが、ビートたけしばりの引きつった瞬き。
正直、自分でもややガッカリしてしまいましたが、そこは芭蕉さんに学んだポジティブ思考。
やはり第三者目線は、自分を成長させるためにも大切ということで、適宜確認が必要ということと理解。
また、裸の大将にならないという意味でも、自己チェックのみならず、第三者からのご意見や指摘を受け入れる姿勢も持ち続けていかねばなりませんね。
 
ちなみに、先ほどの話し方や視線については、次の機会に反映していきます(笑)
 
さて、本来目的の質疑の内容は把握出来ました。
この週末は、心身のリフレッシュと最終日に向けた思考整理に充てたいと思います。
 

補正予算修正動議、議員定数検討に百条委員会

ブログ 敦賀市議会

「虹かけるためにボタンは合わせけり」
 
日本海上を温帯低気圧が進む昨日、終日強風が吹く敦賀の瞬間最大風速は26.9m。
そんな中、粟野方面にかかる大きな虹に昨日の心境を重ね合わせたのが冒頭の句。
空にかかる虹のように、敦賀を良くしたいと思う気持ちは皆同じなのに上手く伝わらない。緊張感の中にも心を合わせて前に進むにはどうしたら良いのかとの心中を表したものです。
もはや標語のようになっていますが、そこはご容赦のほど。。。
 
さて、昨日の議会は予算決算常任委員会、議会運営委員会での議員定数検討に続き、敦賀きらめき温泉リラポートに関わる百条委員会の第1回を開催しました。
 
私の思いまで記載しますと、超長文となってしまいますので、ここでは事実経過の概要のみご報告させていただきます。
 
◉予算決算常任委員会全体会(補正予算・決算採決)
・補正予算の1項目にある「新ムゼウムに関する指定管理者選定委員会予算(257千円)」に関し、本定例会を通じ、指定管理者制導入を判断するには説明が不足しているとの理由から、「組み換え動議(理事者に対し予算組み替えを求める)」が提出され可決。
・予算決算常任委員会正副委員長(山本は副委員長)にて、市長にその旨申し入れるも、説明は尽くしているとの考えにより受け入れられず。
・予算決算常任委員会を再開し、市長回答を報告。そのうえで「修正動議(議員側より修正予算案提出)」を提出。
・討論の後、「修正動議」可決。
・10月8日(火)の本会議にて再度審議予定。
 
◉議員定数検討・・・敦賀市区長連合会の皆さんの傍聴あり
・議会運営委員会を開催。
・先に各会派、各議員に対して調査のあった「議員定数検討の進め方(各会派ごと)」及び「定数の考え方(各議員ごと)」を集約したものを確認。
・今後の検討の進め方や視点に関しては、上記調査の結果にて包括されているとの判断により、今後各項目の実施順などを整理のうえ検討を進めるものとする。
・検討期限の目途は令和2年度末。
 
◉敦賀きらめき温泉リラ・ポートに関わる百条委員会(第1回)
・委員会は公開。多くの報道機関が傍聴に来られていました。
・第1回委員会では、資料提出対象など、まず調査項目について確認。
・今後の委員会運営に関し、委員会メンバー以外の議員、報道機関を除く傍聴者も多数となることが予想されることから、委員会傍聴の許可基準にある「10名」を「30名」とすること、会場に関しても委員会室ではなく全員協議会室にて行う旨を確認。
 
と、内容盛り沢山の昨日でありましたが、私としては、全ての議論・検討に直接参画させていただけることを意気に感じ、やり甲斐と責任を持って対応させていただいた次第であります。
 
補正予算の修正動議に関して、私は動議提出者に名を連ねる立場として、10月8日の本会議において賛成の立場で討論することを通告しております。
冒頭の句に思いを馳せましたように、新ムゼウムが真に市民に愛され、将来に亘り敦賀が誇る財産となるようにとの思いのもと、何故立ち止まってでも説明を求めているのかが伝わるよう討論に臨みたいと考えます。
 

芭蕉さんから学んだポジティブ思考で人生を豊かに

ブログ 敦賀の歴史・文化

「にぎわいは去りとて映ゆる気比の海」
 
芭蕉さんが聞いていたら失笑されそうな句でありますが、昨日の朝の挨拶立ちの際、眼前の敦賀湾を望み感じた一句。
夏の賑わいを懐かしく思いつつも、曇り空に映る秋の敦賀湾も風情があり美しいとの気持ちを表したもの。
 
先に参加した「奥の細道を読み解く」にて、芭蕉さんが敦賀で詠んだ「名月や北国日和定めなき」は、「ガッカリの中にも興じる心」から成る句であるとのことから、ポジティブ思考が感性と人生を豊かにすると学びました。
その後は「ガッカリも楽しむ」ことを実践しています。
そうすると不思議なことに、悲観的に考えることがほぼ無くなったように思います。
芭蕉さん効果ありといったところでしょうか。
 
さて、話しは変わり、議会のほうは終盤。
残すところ、本日の予算決算常任委員会と8日最終日の本会議を残すまでとなりました。
ここからは、議会の決定機能である「採決」に進みます。
 
先ほど述べた「ガッカリに興じる」はこの場ではあってはならないこと。
ガッカリしている点があるのであれば、それは徹底して拘り、曇り空を晴れ間にしていかねばと思います。
ここでの採決の結果が真に市政の発展につながるのかとの判断基準に基づき、本定例会における全ての議論を踏まえつつ、総合的且つ自身の考えと照らし合わせ的確に対応にあたります。
 

ポイント還元制度以降も必要なキャッシュレス対応

ブログ 政治

昨日から消費税率が10%にUP。
これに伴う各種軽減税率制度もスタートしましたが、報道を見る限りあまり大きな混乱というものはなかったようです。
軽減税率対象の複雑さやキャッシュレスの使い方などが大きく取り上げられていますが、そもそもの増税の意義、すなわち増大し続ける社会保障費に国民皆でどう対応していくのかについても考える機会にしなければと思う次第です。
 
さて、軽減税率制度のひとつとしてあるキャッシュレスポイント還元。私は、これまでもコンビニなどではスマホのsuicaにて決済してきているため特別に何か対応をするという訳ではない訳ですが、皆さんはいかがでしょうか。
 
経産省HPによると、10月1日からポイント還元できる加盟点数は、全国で約50万店。
加盟店登録申請数は、9月25日時点で約73万店となっていて、原則10日ごとに追加していくという状況だそう。
 
ちなみに、福井県の加盟店数は4,260店、隣県の石川県は7,487店、滋賀県は意外と少なく4,982店。
市町村別は、加盟申請数しか公開されていないのですが、敦賀市は474店、人口が同規模の鯖江市は578店、越前市525店となっています。
田舎は絶対的に少ないと思っていましたが、意外に使える店があるんだなあというのが正直な感想。
 
敦賀市においては、小規模事業者に対するキャッシュレス設備設置に伴う補助制度(県市による事業)があるほか商工会議所が説明会を開催していたりと、消費増税に伴うポイント還元に向けてということのみならず、観光客誘致等に向けても展開してきている取り組みの効果でもあるのかと。
 
とは言え、先般の決算審査において、キャッシュレス補助事業について確認したところ、敦賀市全体の設置普及率は把握していないとの回答であり、せめて中心市街地商店街の普及率を把握したうえで、設置に向けたアプローチをすべきではないかと求めたところです。
 
キャッシュレス化に対してのご意見は色々あろうかと思いますが、これは世界的な世の流れ。軽減税率対応ということのみならず、敦賀でも増える外国人観光客対応としても、引き続き積極的な取り組みが必要と考える次第です。
 

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