2026年8月10日
大飯発電所3号機が原子炉自動停止
夏といえば海!
私の場合、幼少期からの海の思い出は、亡き父の出身地でもある「大比田海岸」で、結婚して子どもができてからも同じく、大比田はもちろん、赤崎や鞠山など、東浦で海水浴を楽しむことが多かったことを思い返すところです。
一方、今朝の福井新聞1面。
『姿消す海水浴場』のタイトルで、福井県内にある海水浴場の開設が2003年の70箇所から2026年では56ヶ所になり、約20年間で2割減少。
新型コロナウイルス禍以降に客足が回復しないことに加え、「日焼けしたくない」「暑過ぎて子どもを連れて行けない」など、社会的あるいは気候の変化から来る“海水浴客離れ”が深刻で、同03年の109万7千人から、25年は46万8千人と約6割も減少したとのこと。
紙面では、今年の開設を取りやめた敦賀市の田結(たい)海水浴場の事例も掲載されていましたが、敦賀市の海水浴場9ヶ所は、県内では越前町(11ヶ所)に次いで多いとありました。
冒頭の「夏といえば海!」は、もはや古い考えになっている?と思うと寂しい気持ちがしますが、先に全国ニュースでも取り上げられていた「気比の松原海水浴場」をはじめ、今後の運営のあり方等について課題認識を強めるところであります。
さて、海水浴離れの要因の一つであるこの暑さ。
猛暑日続きで、電力需給も大変厳しい状況にあることはこれまで何度も記載しているところですが、そのような中、一昨日は“痛い”出来事が。
定格熱出力一定運転中の関西電力 大飯発電所3号機が、8月8日23時56分に「界磁喪失※」警報が発信したことから、発電機が自動停止。
これに伴い、原子炉も自動停止しました。
※:発電機内に磁界を発生させるための状態が失われた際に発信する警報

【8月9日付けで関西電力のプレスリリースにあった、本事象の補足説明資料を抜粋掲載】
原因については、現在調査中。
関西電力では、定期検査中の美浜発電所3号機、高浜発電所3号機を除く、高浜発電所1・2号機(定格出力:82.6万kw)、同4号機(87.0万kw)、大飯発電所3&4号機(118.0万kw)の合計488.2万kw(定格)もの発電を続けていたところ。
この夏季ピークに“118.0万kw”の離脱は、文字どおり“痛い”わけですが、何をおいても安全最優先。
ちょうど、自動停止した日の翌8月9日は、2004年に、作業員11人が死傷した関西電力美浜発電所3号機の二次系配管破損事故が発生した日。
あれから22年を迎えました。
安全を第一義にする「安全文化」の醸成に終わりはなく、常に高みを目指して取り組むことは、原子力関連産業に勤める者の基本中の基本。
大飯発電所3号機に関しては、とにかく早い再起動が望まれる状況にあることは重々承知のところではありますが、そこはしっかりと、自動停止の原因を突き止め、徹底した調査、対策を講じた上で、万全を期して戦線復帰いただけるようお願いする次第であります。






