市道西浦2号線「鈴ケ崎トンネル」が開通!

ブログ まちづくり

天気予報にあった「春の嵐」を通り越し、台風並みの暴風雨となった昨日。
 
ここ敦賀でも風切り音が終日続いた訳ですが、観測データを確認すると最大瞬間風速は何と29.7m/s(14時21分)。
 
瞬時とは言え、立っていられないレベルの風速30m/s近くにまで達したことに驚いた次第です。
 
福井地方気象台は18時過ぎにようやく、嶺北全域に出していた暴風警報を解除、県内全域の強風注意報に切替えましたが、この南風を合図に本格的な春の訪れとなることを期待するものです。
 
さて、そうした「最悪」と言っても過言ではない天候の中ではありましたが、昨日10時からは「市道西浦2号線鈴ケ崎トンネル」の開通式典が行われました。
 
この「市道西浦2号線」に関しては、先の定例会にて市道路線の廃止と認定を議決しており、長きに亘り私も通勤路として利用していた思いなども含め、3月15日のブログに概要を記しておりますので、参考まで以下リンクよりご覧ください。
 
 →→→3月15日ブログ「産経建設常任委員会にて議案審査を行う」はこちらから
 
敦賀半島の色浜〜手地区をつなぐ、全長198メートルの市道西浦2号線鈴ケ崎トンネルは、残る「難所」の曲がりくねった峠道をショートカットするものであり、安全性や利便性の面からも地域住民の皆さんの悲願であったもの。
 
降雪時には、私自身も幾度かヒヤリとした経験もあるだけに、この難所がこうして整備されたことを心より嬉しく思うものであります。
 
万全の暴風対策が講じられた式典会場(テント)には、西浦地区の各区長さんを始め、工事関係者の皆さん、渕上市長、高木毅衆議院議員、田中市議会議長を始め、多くの関係者が集う中、式典は粛々と行われ、ちょうど雨が止んだ頃合いにテープカット。
 
めでたく開通となりました。
 

 
その後は、各自、自分の車に乗り込んでの「通り初め」ということで、真新しいトンネルを通り、そのまま帰宅の途につきました。
 
トンネル内は白っぽい舗装に照明もLED化されているからか非常に明るく、視認性の高いトンネルと感じた次第ですが、ここに至るまで約5年の月日を掛けた事業を安全且つ着実に完遂した関係者の皆さんに敬意を表するものであります。
 
供用開始されたこのトンネルが、原子力災害発生時の制圧道路としての意味合いのみならず、地域住民の皆さんの安全と利便性向上、さらには西浦地域全体の今後の活性化につながることを期待するものです。
 
半世紀を掛けて整備をしてきた敦賀半島の道路でありますが、残るは西浦1号線の一部のみとなりました。
 
少し難しい事情があることは承知しておりますが、最後の区間の整備に向け、市議会議員の一人として汗をかいていかねばと考える次第です。
 

【今回開通したトンネル部分は、図の赤線部分となります(式典資料より)】

【西浦2号線の空撮。難所がいかに改善されたかが良く分かります。(同じく式典資料より)】