任期中最後の一般質問を終える

ブログ 北陸新幹線 敦賀市議会

昨朝の辻立ちは、北陸電力敦賀火力発電所前にて。
 
原電労組1名、北陸電力労組2名の役員にご協力いただき、8時から30分間、門の前に立たせていただきました。
 
発電所の状況をお伺いすると、現在はほぼ定格出力で運転しているとのことでしたが、多くの協力企業の車両が出入りする状況に、運転プラントの活気を感じつつ、電力の安定供給を支える皆さんに敬意と感謝を込めご挨拶した次第です。
 
今後も、各支援労組の事業所前に立たせていただく予定ですが、明るく元気に活動していきたいと思います。
 

【北陸電力敦賀火力発電所前での活動風景】
 
辻立ちを終えた後は議場へ。
 
昨日ご案内しました通り、私は、一般質問2日目のトップバッターとして、いよいよ敦賀開業1年前にあたる今定例会では、以下の項目をテーマに質問に臨みました。
 
1.北陸新幹線敦賀開業に向けた進捗確認と機運醸成について
(1)ハード整備
(2)「行動計画」の進捗状況
(3)官民の体制と連携
(4)市内の機運醸成
(5)真の開業効果に向けて
 
(1)〜(3)は現時点における状況確認、(4)(5)は今後に視点を置いた構成としましたが、理事者からは概ね方向性ならびに認識の合った答弁をいただけたものと受け止めます。
 
「新幹線のあるまちづくり」に関しては、将来に向けてまだまだ思考を続けていくべきものとの認識のもと、まずは開業に向け、来年度行う膨大な事業(新幹線関係で41事業)を庁内横串さして、関係団体との連携良く進めていただくとともに、市民の機運醸成を高めていくことをお願いした次第です。
 

【質問時の様子。北陸新幹線かがやき号に近いネクタイを締めて臨みました。】
 
任期中最後の一般質問を終え、以降4名の質問を拝聴しましたが、今期をもって勇退される議員さんらが、集大成の思いで最後の質問に臨む姿に感銘を受けました。
 
一般質問最終日の今日も同じく、勇退される先輩議員が登壇されますので、しかと耳に留めたいと思います。
 
最後になりますが、お気づきの通り、いつものような「文字起こし」報告までできませんでしたので、今回は、私が質問の締めくくりで述べた、新幹線開業に向けた思いを以下に掲載いたします。
 
市民の皆様とは、思いを共有のもと、「新幹線のあるまち敦賀」の将来に向け、ともに創造し、前に進んでいければと考えます。
 
<以下、締めくくりの言葉>
 
最後になりますが、先に述べました水嶋智氏(後の鉄道運輸機構副理事長で、当時は国道交通省鉄道局長)の講演でありました、「ハードをまちづくりにどう生かすかは、その土地に住む皆さんの思いと心意気」、そして「成功の答えが敦賀にはある」との言葉は、今でも私の胸に刻まれています。
新幹線が開業する来年(2024年)は、1884(明治17)年の金ヶ崎〜長浜間全線開通から140年となります。
今を生きる私たちが、交通の要衝のまちとしての歴史、先人たちの思いをつなぎ、新たな時代を築いていく気概と気骨を持つことこそ、未来にレールを延ばす、つまりは、この敦賀がさらに発展するための「原動力」であると信じて止みません。
そうした思いのもと、「100年に一度のまちづくりのチャンス」の意味はつまり、新たな新幹線開業をどう最大限活かしていくか、地域を見詰める指標をみんなでつくり直し、悩みながらでも一緒に未来を探す。新幹線開業は、地元の人たちが幸せになるとはどういうことかを突き詰めて考えるチャンスだと考えます。
市におかれましては、こうした思いを共有のもと、まずは確実な開業、そしてその先にある敦賀を創造した取り組みを市民とともに進めていただけるようお願いし、任期中最後の私の一般質問を終わります。
ありがとうございました。
 

【ともに未来へ!出発進行!】