今年35回目の弾道ミサイル発射

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一昨日のこととなりますが、午後に開催された母体の原電総連「政治活動家研修」に出席。
 
外部講師をお招きし、最新の公職選挙法における基本的ルール、法に照らした政治活動と選挙活動の違いや後援会活動のあり方などについて、労組役員の皆さんとともに、改めて確認をしました。
 
公職選挙法は、「やってはいけないこと」を規定する禁止法ですが、例えば「飲食物提供の禁止」とあっても、選挙事務所で「(コップに注いだ)お茶と茶菓子」は良いが、「コーヒーとケーキはダメ」といったように、持ち帰り(供与)や嗜好品でなければ一般的に問題ないとされるなど、いわゆるグレーゾーンがあり、良かれと思ってとった行為が違反になるケースは過去の例でも多く発生しているところ。
 
であるからこそ、法律の趣旨や事例を頭に叩き込んでおくためのこのような場が不可欠な訳であり、冒頭いただいた挨拶の場では、まずは私自身が高い意識をもち、襟を正して行動すること、研修の内容を踏まえ、組織として引き続きクリーンな活動を進めることを呼び掛けた次第です。
 

【研修会の様子。私からもひと言ご挨拶させていただきました。】
 
さて、昨日は寒気による全国各地の降雪や東海道新幹線の長時間停止などのニュースが相次いだところですが、11時過ぎにスマホに届いた速報は、北朝鮮のミサイル発射。
 
18日午前11時13分ごろから午後0時5分頃までの間に、日本海に向けて発射された弾道ミサイル2発は、ともに日本の排他的経済水域(EEZ)外に落下しました。
 
北朝鮮による弾道ミサイルの発射は今年35回目で、日本政府が「反撃能力(敵基地攻撃能力)」の保有などを明記した「安保3文書」を閣議決定して以降初めてであることから、決定に反発した可能性があるとしています。
 
これに対し、米国務省報道官は「近隣諸国や国際社会への脅威」と非難し、北朝鮮に対話を求める声明を出しましたが、我が国においては、南方を見れば尖閣諸島への領海侵犯を繰り返す中国、日本の周辺を舐め回すかのように飛ぶロシア機などと併せ、こちらはグレーゾーンを飛び越え、実効的とも思える姿勢を見せています。
 
こうした状況を「どうせ威嚇だけだ」とタカを括っている場合ではありません。
 
差し迫る脅威に対しては、同盟国や国際社会との連携はもとより、先般述べたとおり「自分の国は自分で守る」との考えを基本に、早期に具体的な備えを整備していくことはやはり、待ったなしの状況と認識する次第です。