3年ぶりに「対面」での議会報告会を開催

ブログ 敦賀市議会

気持ちの良い秋晴れが続く敦賀。
 
気づけば、市役所通りの銀杏も黄色に染まり、秋本番を感じるところ。
 
季節の移り変わり、つまり四季に風情を感じるのは日本の文化。
 
忙しさに追われる毎日ではありますが、徐々に深まる紅葉を楽しむ余裕をもって過ごしたいものです。
 
さて、そうした中迎えた金曜日。
 
昨日のメインイベントは、敦賀市議会として3年ぶりに対面型で開催する「令和4年度議会報告会」。
 
対面型での開催を決定して以降、担当する広報広聴委員会での企画検討から始まり、各常任委員会での説明資料(パワーポイント)作成、議員全員で確認した「模擬報告会」などを経て、昨日の本番を迎えました。
 
開かれた議会を目指す立場として、より多くの市民に参加いただけるよう、開催周知も嶺南ケーブルネットワークでの番組、敦賀FMハーバーステーションに広報広聴委員が出演しての告知、「広報つるが」への掲載や各区の回覧板、さらにはイベントやスーパー前でのチラシ配りなど、考え得る様々な手法にてご案内してきたところ。
 
本番の昨日は17時より、全議員にて会場設営、リハーサルを行なった後、18時30分より受付けを開始。
 
来場者は途中から参加された方を含め、38名であったとのことでしたが、このうち3名は何と高校生。
 
高校生の参加は13年の歴史で初めて?ではないかと思いますが、まずはお忙しい中、こうして足を運んでいただいたことに感謝申し上げる次第です。
 
報告会は19時より始め、議長挨拶、議会のしくみや役割を説明したうえで、第一部として議会からの報告、第二部では会場の皆様との意見交換会を行いました。
 
私は広報広聴委員長として、司会進行役を務めたほか、産経建設常任委員長としては、委員会として審査した議案のご紹介をさせていただきました。
 

【会場のプラザ萬象入口の案内看板。役割に没頭していたため、残念ながら写真はこれしかありません…。】
 
第一部では各委員会からの報告の合間に質疑時間を設けておりましたが、結果、これに対する質疑はなかったため、その分、第二部の意見交換会に時間を取ることが出来ました。
 
およそ1時間、第二部司会役の豊田耕一議員の呼び掛けのもと、次々と手が挙がり、道路改善や公平な子育て施策(中郷地区の学童事情もあり)、新幹線開業を踏まえた観光、鉄道や港・北前船(昆布など食文化含む)・水戸天狗党などの歴史や文化を活かしたまちづくり、障がい者に優しい公共施設のバリアフリーや運営、ちえなみきの利用ルールなどなど、ここでは書き切れないほどのご意見をいただくことが出来ました。
 
こうして積極的にご意見をいただけただけでも嬉しい限りですが、議会に対しては、9月定例会であった「子育て生活応援事業費」の修正案対応(本事業を削除)したことや国道8号敦賀市田結から南越前町大谷までのバイパス化に向け議会として意見書採択、国交省要望したことに対し、評価のお言葉までいただき、ありがたく感じた次第です。
 
振り返れば、昨日頂戴したご意見はほぼ、「〜してはどうか」との建設的なご意見ばかりであったと受け止めるところ。
 
会場でもご説明したとおり、頂戴したご意見はすべて集約し、議会としてどう対応するか協議する流れとなっておりますので、まずは広報広聴委員会にて速やかに、しっかり取りまとめていきたいと思います。
 
こうして21時前に会を閉じましたが、今年度の議会報告会はこれで終わりではありません。
 
議会として「積極的に」お伝えしていくコンセプトのもと、来週はこちらから足を運ぶ「出前報告会」を、敦賀市区長連合会さん、市PTA連合会さん、子育て世代の皆さんなど、3団体に対し開催することとしています。
 
年齢層の異なる皆さんから、どのようなご意見をいただけるか楽しみでもありますが、こちらも準備に抜かりなきよう対応していく所存です。
 
市民の皆さんにとって「開かれた議会」、「身近な議会」とは良く言いますが、イベント的に開催するこれはこれとして、忘れてならないのは日頃の活動が見えてこそ。
 
たかが3年半の経験で言うのは偉そうに聞こえるかもしれませんが、議会や議員への信頼というのは、積み重ねてこそだと思いますので、自分は自分でそのことを胸に置き、日々尽力するのみであります。
 
最後に改めて、昨日参加いただいた皆様に御礼申し上げるとともに、準備・運営にご協力いただいた議員各位、議会事務局の皆様に感謝申し上げます。