台湾から届いた「ありがとう日本!」

ブログ 新型コロナウイルス

明日15日から始まる一般質問。
 
私のほうは、発言通告書をベースに、想定回答を踏まえた更質問も加え原稿まで完成。
 
敦賀市議会の一般質問は、持ち時間30分(自分の質問時間のみで)、一問一答方式、通告の内容を超えない範囲で回数制限なしのルールにつき、ある種、議員側は質問力を理事者側は答弁力が問われるものと勝手に思っている訳ですが、こうした貴重な場をシナリオ棒読みで終わらないよう生きた場にしていきたいと考えるところ。
 
原稿が完成したからおしまいではなく、登壇までの間、シュミレーションを重ね質問に臨みたいと思います。
 
先般ご紹介した通り、今定例会の一般質問者は20名。
 
おそらく理事者側の皆さんは、昨日も休日返上で答弁書の確認対応を行われたのではと推察するところでありますが、一般質問の3日間を通じて相互に実りある議論とし、より良いまちづくり、市政発展につながればと期するところであります。
 
さて、昨日のブログでは、「スポーツの力で日本を元気に!」のタイトルのもと、東京オリンピック開催と絡めたことを書きましたが、本日は台湾から嬉しきメッセージが届いた話題。
 
実は私、産経新聞デジタル版の購読者なのですが、昨日の朝刊のページをめくると(実際には、画面をスクロールすると)、「ありがとう日本!」などと題した2枚の全面広告が目に飛び込んできました。
 
内容は、新型コロナウイルスワクチン124万回分を台湾に無償提供した日本政府と国民に対して、感謝の気持ちを伝えるため、約130の台湾系企業、団体などが共同出資して掲載されたものとのこと。
 
日本を表すかのように、ピンクの背景に桜咲く円の中に「ありがとう日本!」と書かれた広告のほうには、「台湾人有志一同」との署名、「患難見真情」(まさかの時の友こそ真の友)ということわざを引用し、台湾が困っていたときに迅速に救いの手を差し伸べた日本に対し、台湾の皆さんの素直な感謝や、コロナ禍の後、日本の友人と早く再会したい気持ちが込められてました。
 

 
また、台湾を代表する動物「黒熊」が登場する、ハートマークに「感謝」と書かれた広告のほうは、財団法人や台湾伝統基金会の呼び掛けに応じ、わずか4日で126社の企業や団体が集まり、これらの企業と団体は、今回の広告を通じて、ワクチン提供への感謝とともに、これからも日本と友好関係を推進したい気持ちを日本の読者に伝えようとしているのだそう。
 

 
こうして丁寧に感謝の意を伝えていただけたことを、逆にありがたいと思うとともに、東日本大震災の時にいち早く届けていただいた台湾からの義援金のことを思い返せば、「いえいえ、困った時はお互いさまですよ」と私だけではなく、多くの国民の皆さんも思われるのではないでしょうか。
 
誤解なきよう、決してこうした行為を持って恩着せがましくいうのではないことをお断りしたうえで、日本人が日本人のことを、日本人が日本のことを貶めたり、悪く言う風潮が未だ漂い続ける中(政治やマスコミの影響が大きいのですが)、こうして他国から感謝される国であること、「近くて古い友人です」とまで言ってもらえる国であることを誇りに感じるところです。
 
昨日は池江選手の言葉ひとつ、今日は2枚の広告にと、大いに元気と前に進む力をもらえました。
 
古より、つつましく相手を思いやる心、互いに研鑽し合い尊重する心、そして祖国への誇りを大切に思う心を持つのが日本のアイデンティティーであり、これまで継承されてきたこと。
 
こうした出来事を機会に、先人達から受け継いできた祖国への誇りを今一度思い返し、今日からも一日一日を大切に過ごしていく所存です。